JP3020054B2 - 多板式摩擦クラッチ - Google Patents
多板式摩擦クラッチInfo
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/22—Friction clutches with axially-movable clutching members
- F16D13/38—Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs
- F16D13/52—Clutches with multiple lamellae ; Clutches in which three or more axially moveable members are fixed alternately to the shafts to be coupled and are pressed from one side towards an axially-located member
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/69—Arrangements for spreading lamellae in the released state
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は農業用トラクタ用とし
て好適な多板式の摩擦クラッチに関するもので、特に、
湿式摩擦クラッチにおけるクラッチ解離時の引きずりを
可及的に低減させるための装置に関する。
て好適な多板式の摩擦クラッチに関するもので、特に、
湿式摩擦クラッチにおけるクラッチ解離時の引きずりを
可及的に低減させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、湿式多板クラッチにおいては、ク
ラッチの解離時における引きずり現象が生じるため、ク
ラッチの押圧板と受圧板との間にコイルばねを縮設し、
クラッチが解除されたとき、コイルばねの弾力によって
両板間の間隔を強制的に拡大して、それらの間に挟持さ
れた摩擦板の分離を容易にすることが行われている。し
かしながら、単に受圧板と押圧板との間にばねを設ける
だけの構成では、駆動側と従動側にそれぞれ複数の摩擦
板を使用する車両用のものでは、引きずりを十分に防止
することが困難であった。そこで、出願人は先にクラッ
チアウタ側に支持される各摩擦板の間に戻しばねを設け
て、摩擦板の一枚づつを確実に分離して引きずりを防止
する技術を提案した(例えば、実開昭63−35824
号、特願平8−299743号など)。
ラッチの解離時における引きずり現象が生じるため、ク
ラッチの押圧板と受圧板との間にコイルばねを縮設し、
クラッチが解除されたとき、コイルばねの弾力によって
両板間の間隔を強制的に拡大して、それらの間に挟持さ
れた摩擦板の分離を容易にすることが行われている。し
かしながら、単に受圧板と押圧板との間にばねを設ける
だけの構成では、駆動側と従動側にそれぞれ複数の摩擦
板を使用する車両用のものでは、引きずりを十分に防止
することが困難であった。そこで、出願人は先にクラッ
チアウタ側に支持される各摩擦板の間に戻しばねを設け
て、摩擦板の一枚づつを確実に分離して引きずりを防止
する技術を提案した(例えば、実開昭63−35824
号、特願平8−299743号など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合にも図6(a)で示すように、クラッチインナ側に係
止される摩擦板の軸方向の移動量を規制していなかった
ので、クラッチが解放されたとき、クラッチインナ側の
摩擦板がクラッチアウタ側摩擦板に張り付くことゝな
り、同図の上半部で示すように、無用な隙間cを生じる
一方で、クラッチアウタ側の摩擦板とクラッチインナ側
の摩擦板との隙間が十分に離隔せず、引きずり低減の効
果が必ずしも十分ではなかった。そのような不具合を解
消するため、出願人は次いで図6(b)で示すように、
クラッチインナ側に係止される摩擦板の間にも戻しばね
を設けることを試みた。しかしながら、この場合、駆動
側の摩擦板も従動側の摩擦板もそれぞれ等間隔になろう
とするので、戻りばねの初期位置や押圧板の作動行程を
適当に設定しないと、同様に無用な隙間cを生じ、駆動
側の摩擦板と従動側の摩擦板との隙間が不同となって、
引きずり低減の効果を十分に上げ得なかった。
合にも図6(a)で示すように、クラッチインナ側に係
止される摩擦板の軸方向の移動量を規制していなかった
ので、クラッチが解放されたとき、クラッチインナ側の
摩擦板がクラッチアウタ側摩擦板に張り付くことゝな
り、同図の上半部で示すように、無用な隙間cを生じる
一方で、クラッチアウタ側の摩擦板とクラッチインナ側
の摩擦板との隙間が十分に離隔せず、引きずり低減の効
果が必ずしも十分ではなかった。そのような不具合を解
消するため、出願人は次いで図6(b)で示すように、
クラッチインナ側に係止される摩擦板の間にも戻しばね
を設けることを試みた。しかしながら、この場合、駆動
側の摩擦板も従動側の摩擦板もそれぞれ等間隔になろう
とするので、戻りばねの初期位置や押圧板の作動行程を
適当に設定しないと、同様に無用な隙間cを生じ、駆動
側の摩擦板と従動側の摩擦板との隙間が不同となって、
引きずり低減の効果を十分に上げ得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、伝動軸の一
方に接続されたクラッチアウタと他方に接続されたクラ
ッチインナとを内外に配し、前記クラッチアウタに設け
た軸方向の係止溝に複数の第1摩擦板を、また、クラッ
チインナに設けた軸方向の係止溝に複数の第2摩擦板と
を交互に配して、それぞれ軸方向にのみ可動に支持し、
前記第1摩擦板と第2摩擦板とを軸方向の一側で受圧板
により、他側で押圧板によって押圧解放可能に支え、前
記第1摩擦板の相互間に第1ばねからなる戻しばねと、
第2摩擦板の相互間に、波形の第2ばねからなる戻しば
ねを縮設するとともに、前記第1摩擦板の外周から外方
へ突出して設けた係合突部の相互間に設けられた第1ば
ねからなる戻しばねを係合爪によって前記係合突部に固
定される本体と、その本体から周方向両側へ伸び、その
先端部を係合突部から離隔させた板状の部材で構成する
ことによって解決される。また、そこでは前記第1ばね
は係合突部を挟んで両側に、それぞれ周方向に両側へ伸
びる板状の部材で構成することが好ましい。
方に接続されたクラッチアウタと他方に接続されたクラ
ッチインナとを内外に配し、前記クラッチアウタに設け
た軸方向の係止溝に複数の第1摩擦板を、また、クラッ
チインナに設けた軸方向の係止溝に複数の第2摩擦板と
を交互に配して、それぞれ軸方向にのみ可動に支持し、
前記第1摩擦板と第2摩擦板とを軸方向の一側で受圧板
により、他側で押圧板によって押圧解放可能に支え、前
記第1摩擦板の相互間に第1ばねからなる戻しばねと、
第2摩擦板の相互間に、波形の第2ばねからなる戻しば
ねを縮設するとともに、前記第1摩擦板の外周から外方
へ突出して設けた係合突部の相互間に設けられた第1ば
ねからなる戻しばねを係合爪によって前記係合突部に固
定される本体と、その本体から周方向両側へ伸び、その
先端部を係合突部から離隔させた板状の部材で構成する
ことによって解決される。また、そこでは前記第1ばね
は係合突部を挟んで両側に、それぞれ周方向に両側へ伸
びる板状の部材で構成することが好ましい。
【0005】
【作用】クラッチが解放操作されると、第1摩擦板は第
1ばねの弾力でクラッチアウタに設けた係止溝の中で最
大に、かつ、略等間隔に拡がる。また、第2摩擦板も波
形の第2ばねの弾力で受圧板と押圧板との間で最大に、
かつ、略等間隔に拡がる。前記第1ばねは係合爪によっ
て係合突部へ係止された本体により、係合突部の両面に
おいて、周方向両側へ伸びる板状の部材によって構成さ
れる。
1ばねの弾力でクラッチアウタに設けた係止溝の中で最
大に、かつ、略等間隔に拡がる。また、第2摩擦板も波
形の第2ばねの弾力で受圧板と押圧板との間で最大に、
かつ、略等間隔に拡がる。前記第1ばねは係合爪によっ
て係合突部へ係止された本体により、係合突部の両面に
おいて、周方向両側へ伸びる板状の部材によって構成さ
れる。
【0006】
【発明の実施例の態様】以下、本願発明に係る実施例を
説明する。図1中、10はトラクタその他、路上走行可
能な移動式農機に使用される多板式の摩擦クラッチであ
る。多板式摩擦クラッチ10は図示してないエンジンに
連なる入力軸11と、その入力軸11上に内外に配置さ
れた筒軸からなる出力軸12との間に介装されている。
なお、出力軸12は走行車輪(図示してない)に連結さ
れている。また、入力軸11の右端部は農作業機のため
の動力取出し軸、いわゆるPTO軸13をなしている。
14は摩擦クラッチ10を係合解離操作するための操作
アームである。
説明する。図1中、10はトラクタその他、路上走行可
能な移動式農機に使用される多板式の摩擦クラッチであ
る。多板式摩擦クラッチ10は図示してないエンジンに
連なる入力軸11と、その入力軸11上に内外に配置さ
れた筒軸からなる出力軸12との間に介装されている。
なお、出力軸12は走行車輪(図示してない)に連結さ
れている。また、入力軸11の右端部は農作業機のため
の動力取出し軸、いわゆるPTO軸13をなしている。
14は摩擦クラッチ10を係合解離操作するための操作
アームである。
【0007】入力軸11上にはクラッチアウタ15がボ
ス部16でスプライン結合され、また、出力軸12の内
端部にはクラッチインナ24のボス部26がスプライン
結合され、クラッチアウタ15とクラッチインナ24と
は、同軸に支持されている。前記クラッチアウタ15の
ボス部16は図1中、左側の球軸受11aと、右側のス
ラスト球軸受17との間に挟持され入力軸11上に支持
されている。また、クラッチインナ24のボス部26は
スライダ36に一端を支持したクラッチばね18によっ
て常時左方へ押圧され、左側のスラスト球軸受17に当
接して出力軸12上に支持されている。
ス部16でスプライン結合され、また、出力軸12の内
端部にはクラッチインナ24のボス部26がスプライン
結合され、クラッチアウタ15とクラッチインナ24と
は、同軸に支持されている。前記クラッチアウタ15の
ボス部16は図1中、左側の球軸受11aと、右側のス
ラスト球軸受17との間に挟持され入力軸11上に支持
されている。また、クラッチインナ24のボス部26は
スライダ36に一端を支持したクラッチばね18によっ
て常時左方へ押圧され、左側のスラスト球軸受17に当
接して出力軸12上に支持されている。
【0008】クラッチアウタ15は前記ボス部16に支
持された円胴部21を有する。円胴部21には軸方向へ
伸びる多数の係止溝22が設けられ、そこには多数の第
1摩擦板30が外周に設けた四角形の係合突部30a
(図4)によって軸方向にのみ可動に係合し、係止溝2
2の底部22aと開口端に係止されたサークリップ32
との間に軸方向にのみ可動に支持されている。
持された円胴部21を有する。円胴部21には軸方向へ
伸びる多数の係止溝22が設けられ、そこには多数の第
1摩擦板30が外周に設けた四角形の係合突部30a
(図4)によって軸方向にのみ可動に係合し、係止溝2
2の底部22aと開口端に係止されたサークリップ32
との間に軸方向にのみ可動に支持されている。
【0009】第1摩擦板30には図3、図4で示すよう
に、1枚おきに第1ばね35が外周に形成した係合突部
30aの外方より差し込んで取付けてある。第1ばね3
5は前記係止溝22の中にあって、隣接する第1摩擦板
30の間を引き離す方向に作用している。その結果、第
1摩擦板30は係止溝22の底部22aとサークリップ
32との間で、それらの間隔が最大になる位置まで等間
隔に拡大させる。また、前記第1ばね35が係止溝22
の中に設けられることにより、第1ばね35を両摩擦板
の摩擦面より外方に設置してもクラッチアウタ15の外
径を大きくせずに済んでいる。なお、第1ばね35は図
4で示すように、焼入れされた鋼板からなり、第1摩擦
板30を挟持するためのコ字形の本体35aと、本体3
5aの対向する2面から外方へ斜めに伸びる翼部35
b、35bとを有する。35cは本体35aに設けられ
た係合爪35cであり、前記係合突部30aに形成した
小孔30bに係合して抜け止めする。よって、第1摩擦
板30に支持された第1ばね35は翼部35b、35b
によって隣接する第1摩擦板30、またはサークリップ
32を軸方向へ弾発する。
に、1枚おきに第1ばね35が外周に形成した係合突部
30aの外方より差し込んで取付けてある。第1ばね3
5は前記係止溝22の中にあって、隣接する第1摩擦板
30の間を引き離す方向に作用している。その結果、第
1摩擦板30は係止溝22の底部22aとサークリップ
32との間で、それらの間隔が最大になる位置まで等間
隔に拡大させる。また、前記第1ばね35が係止溝22
の中に設けられることにより、第1ばね35を両摩擦板
の摩擦面より外方に設置してもクラッチアウタ15の外
径を大きくせずに済んでいる。なお、第1ばね35は図
4で示すように、焼入れされた鋼板からなり、第1摩擦
板30を挟持するためのコ字形の本体35aと、本体3
5aの対向する2面から外方へ斜めに伸びる翼部35
b、35bとを有する。35cは本体35aに設けられ
た係合爪35cであり、前記係合突部30aに形成した
小孔30bに係合して抜け止めする。よって、第1摩擦
板30に支持された第1ばね35は翼部35b、35b
によって隣接する第1摩擦板30、またはサークリップ
32を軸方向へ弾発する。
【0010】クラッチインナ24は前記ボス部26に支
持された円胴部28を有し、その円胴部28の外周に形
成した軸方向の係止溝29に、多数の第2摩擦板34が
軸方向にのみ可動に係合させてある。25は前記円胴部
28の一端に取付けられた受圧板であり、第2摩擦板3
4の軸方向の移動を規制する。38は隣接する第2摩擦
板34の間に介在させた第2ばねであり、これによって
第2摩擦板34は相互に軸方向に押しあって、それらの
間隔を拡大する方向に作用する。第2ばね38は図5で
示すように、円環状に形成された薄い鋼板からなり、周
方向に沿って波形とされた、いわゆる波形ばねをなして
いる。
持された円胴部28を有し、その円胴部28の外周に形
成した軸方向の係止溝29に、多数の第2摩擦板34が
軸方向にのみ可動に係合させてある。25は前記円胴部
28の一端に取付けられた受圧板であり、第2摩擦板3
4の軸方向の移動を規制する。38は隣接する第2摩擦
板34の間に介在させた第2ばねであり、これによって
第2摩擦板34は相互に軸方向に押しあって、それらの
間隔を拡大する方向に作用する。第2ばね38は図5で
示すように、円環状に形成された薄い鋼板からなり、周
方向に沿って波形とされた、いわゆる波形ばねをなして
いる。
【0011】上記第1摩擦板30と第2摩擦板34とは
一枚づつ交互に配置され、それらの重なり合った環状の
摩擦面は前記受圧板25と、押圧板33との間に配され
ている。押圧板33は支柱37を介して出力軸12上に
支持されたスライダ36に支持され、クラッチばね18
によって受圧板25の方向へ付勢されて、前記第1摩擦
板30と第2摩擦板34とを動力伝達が可能な係合状態
に保持する。前記支柱37はスライダ36上にボルト止
めされ、その遊端部には断面が正方形の面取り部37a
と、面取り部37aよりやゝ大径の円板形のストッパ3
7bとが設けられ、前記押圧板33は四角形の面取り部
37aの上に、軸方向摺動可能に支持されている。
一枚づつ交互に配置され、それらの重なり合った環状の
摩擦面は前記受圧板25と、押圧板33との間に配され
ている。押圧板33は支柱37を介して出力軸12上に
支持されたスライダ36に支持され、クラッチばね18
によって受圧板25の方向へ付勢されて、前記第1摩擦
板30と第2摩擦板34とを動力伝達が可能な係合状態
に保持する。前記支柱37はスライダ36上にボルト止
めされ、その遊端部には断面が正方形の面取り部37a
と、面取り部37aよりやゝ大径の円板形のストッパ3
7bとが設けられ、前記押圧板33は四角形の面取り部
37aの上に、軸方向摺動可能に支持されている。
【0012】39は前記操作アーム14と係合するクラ
ッチの作動子であり、スラスト軸受を介して前記スライ
ダ36上に摺動自在に支持されている。よって、図示し
てないクラッチペダルやクラッチレバーのような操作子
によってクラッチの解離操作をされると、操作アーム1
4が回動して、スライダ36をクラッチばね18に抗し
て図1中で左方へ移動させ、押圧板33を摩擦板から退
去させる。
ッチの作動子であり、スラスト軸受を介して前記スライ
ダ36上に摺動自在に支持されている。よって、図示し
てないクラッチペダルやクラッチレバーのような操作子
によってクラッチの解離操作をされると、操作アーム1
4が回動して、スライダ36をクラッチばね18に抗し
て図1中で左方へ移動させ、押圧板33を摩擦板から退
去させる。
【0013】次に、上記多板摩擦クラッチ10をなす第
1摩擦板30と第2摩擦板34の運動を説明する。多板
摩擦クラッチ10が係合した状態では図2(b)で示す
ように、両摩擦板30、34は押圧板33によって受圧
板25側へ押し付けられている。その結果、前記係止溝
22の内部にサークリップ方向へ押された第1摩擦板3
0によって遊び空間23が生じる。
1摩擦板30と第2摩擦板34の運動を説明する。多板
摩擦クラッチ10が係合した状態では図2(b)で示す
ように、両摩擦板30、34は押圧板33によって受圧
板25側へ押し付けられている。その結果、前記係止溝
22の内部にサークリップ方向へ押された第1摩擦板3
0によって遊び空間23が生じる。
【0014】摩擦クラッチ10は解放状態のときに、ひ
きずりを生じるから、これを防止する手段を説明する。
まず、クラッチが解放操作され、押圧板33が図2
(b)中左方の位置へ退去すると、図2(a)で示すよ
うに、第1摩擦板30は第1ばね35の弾力により、そ
れらの間隔を等しく保ったまゝ、その間隔を拡大しつゝ
左方へ移動し、第1摩擦板30の左方に形成されていた
遊び空間23を埋める。第1摩擦板30、30の間隔を
sとする。また、第2摩擦板34も第2ばね38の弾力
によりそれらの間隔を等しく保ったまゝ、その間隔を拡
大しつゝ図中で左方へ移動する。すなわち、いずれかの
摩擦板がそれまで密着していた相手側に随伴することな
く独立し、それらの間に隙間δを生じる。
きずりを生じるから、これを防止する手段を説明する。
まず、クラッチが解放操作され、押圧板33が図2
(b)中左方の位置へ退去すると、図2(a)で示すよ
うに、第1摩擦板30は第1ばね35の弾力により、そ
れらの間隔を等しく保ったまゝ、その間隔を拡大しつゝ
左方へ移動し、第1摩擦板30の左方に形成されていた
遊び空間23を埋める。第1摩擦板30、30の間隔を
sとする。また、第2摩擦板34も第2ばね38の弾力
によりそれらの間隔を等しく保ったまゝ、その間隔を拡
大しつゝ図中で左方へ移動する。すなわち、いずれかの
摩擦板がそれまで密着していた相手側に随伴することな
く独立し、それらの間に隙間δを生じる。
【0015】このような作用効果を生じさせるため、サ
ークリップ32の内面と、受圧板25との関係を正確に
製造する必要がある。まず、サークリップ32の内面と
受圧板25との距離xを設定する。第1摩擦板30の厚
さをa、第2摩擦板34の厚さをb、第1摩擦板30の
両側にある摩擦材30cの厚さをfとする。摩擦材30
cと第2摩擦板34との隙間をδとし、このδを等しく
するようにxを解く。すると、xは第1摩擦板の間隔s
と第2摩擦板の厚さbとの和の1/2に設定すればよい
ことが分かる。
ークリップ32の内面と、受圧板25との関係を正確に
製造する必要がある。まず、サークリップ32の内面と
受圧板25との距離xを設定する。第1摩擦板30の厚
さをa、第2摩擦板34の厚さをb、第1摩擦板30の
両側にある摩擦材30cの厚さをfとする。摩擦材30
cと第2摩擦板34との隙間をδとし、このδを等しく
するようにxを解く。すると、xは第1摩擦板の間隔s
と第2摩擦板の厚さbとの和の1/2に設定すればよい
ことが分かる。
【0016】次に、第1摩擦板30と第2摩擦板34の
関係を説明する。クラッチの解放時に引きずりを生じな
いためには、両板30、34を接触させてはならない。
そのために両板30、34は連携して移動せねばならな
い。各第1摩擦板30、30の間に各第2摩擦板34、
34を配置し、サークリップ32と受圧板25を距離x
だけ離して配置する。そしてこの位置を押圧板33の後
退限とすればよい。
関係を説明する。クラッチの解放時に引きずりを生じな
いためには、両板30、34を接触させてはならない。
そのために両板30、34は連携して移動せねばならな
い。各第1摩擦板30、30の間に各第2摩擦板34、
34を配置し、サークリップ32と受圧板25を距離x
だけ離して配置する。そしてこの位置を押圧板33の後
退限とすればよい。
【0017】なお、上記実施の態様は強い引きずりを生
じ易い湿式の多板クラッチについて説明したが、本願発
明はこれに限るものではなく、乾式のクラッチをも包含
する概念である。また、必ずしもクラッチとは限らず、
同様に多板式の摩擦板を用いたブレーキをも包含する。
じ易い湿式の多板クラッチについて説明したが、本願発
明はこれに限るものではなく、乾式のクラッチをも包含
する概念である。また、必ずしもクラッチとは限らず、
同様に多板式の摩擦板を用いたブレーキをも包含する。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、摩擦クラッチ
が解離操作されると、第1摩擦板と第2摩擦板とはそれ
ぞれに設けた第1ばねと波形の第2ばねとからなる戻し
ばねに弾発されて移動し、摩擦板相互の摩擦係合が確実
に解除され、クラッチ引きずりが最少に抑えられる。請
求項2の発明によれば、第1ばねと第2ばねとによっ
て、隣接する第1摩擦板と第2摩擦板との間に生じる隙
間が、等しい大きさとなるから、摩擦板相互の摩擦係合
が一層確実に解除され、クラッチ引きずりが最少に抑え
られる。などの効果がある。
が解離操作されると、第1摩擦板と第2摩擦板とはそれ
ぞれに設けた第1ばねと波形の第2ばねとからなる戻し
ばねに弾発されて移動し、摩擦板相互の摩擦係合が確実
に解除され、クラッチ引きずりが最少に抑えられる。請
求項2の発明によれば、第1ばねと第2ばねとによっ
て、隣接する第1摩擦板と第2摩擦板との間に生じる隙
間が、等しい大きさとなるから、摩擦板相互の摩擦係合
が一層確実に解除され、クラッチ引きずりが最少に抑え
られる。などの効果がある。
【図1】本願発明の一実施例を示す湿式多板クラッチの
断面図である。
断面図である。
【図2】その要部の拡大断面図であり、(a)はクラッ
チの解離状態を示し、(b)は係合状態を示す。
チの解離状態を示し、(b)は係合状態を示す。
【図3】図1中の矢視III図である。
【図4】第1ばね(板ばね)の外観図である。
【図5】第2ばね(波形ばね)の外観図である。
【図6】従来例を示す簡略断面図である。
10・・・・湿式多板クラッチ 11・・・・入力
軸 11a・・・球軸受 12・・・・出力
軸 13・・・・動力取出し軸(PTO軸) 14・・・・操作アーム 15・・・・クラ
ッチアウタ 15a・・・サークリップ溝 16・・・・ボス
部 17・・・・スラスト球軸受 18・・・・クラ
ッチばね 21・・・・円胴部 22・・・・係止
溝 22a・・・底部 23・・・・遊び
空間 24・・・・クラッチインナ 25・・・・受圧
板 26・・・・ボス部 28・・・・円胴
部 29・・・・係止溝 30・・・・第1
摩擦板 30a・・・係合突部 30b・・・小孔 30c・・・摩擦材 32・・・・サー
クリップ 33・・・・押圧板 34・・・・第2
摩擦板 35・・・・第1ばね(板ばね) 35a・・・本体 35b・・・翼部 35c・・・係合
爪 36・・・・スライダ 37・・・・支柱 37a・・・面取り部 37b・・・スト
ッパ 38・・・・第2ばね(波形ばね) 39・・・・作動
子
軸 11a・・・球軸受 12・・・・出力
軸 13・・・・動力取出し軸(PTO軸) 14・・・・操作アーム 15・・・・クラ
ッチアウタ 15a・・・サークリップ溝 16・・・・ボス
部 17・・・・スラスト球軸受 18・・・・クラ
ッチばね 21・・・・円胴部 22・・・・係止
溝 22a・・・底部 23・・・・遊び
空間 24・・・・クラッチインナ 25・・・・受圧
板 26・・・・ボス部 28・・・・円胴
部 29・・・・係止溝 30・・・・第1
摩擦板 30a・・・係合突部 30b・・・小孔 30c・・・摩擦材 32・・・・サー
クリップ 33・・・・押圧板 34・・・・第2
摩擦板 35・・・・第1ばね(板ばね) 35a・・・本体 35b・・・翼部 35c・・・係合
爪 36・・・・スライダ 37・・・・支柱 37a・・・面取り部 37b・・・スト
ッパ 38・・・・第2ばね(波形ばね) 39・・・・作動
子
Claims (2)
- 【請求項1】伝動軸の一方に接続されたクラッチアウタ
と他方に接続されたクラッチインナとを内外に配し、 前記クラッチアウタに設けた軸方向の係止溝に複数の第
1摩擦板を、また、クラッチインナに設けた軸方向の係
止溝に複数の第2摩擦板とを交互に配して、それぞれ軸
方向にのみ可動に支持し、 前記第1摩擦板と第2摩擦板とを軸方向の一側で受圧板
により、他側で押圧板によって押圧解放可能に支え、 前記第1摩擦板の相互間に第1ばねからなる戻しばね
と、第2摩擦板の相互間に、波形の第2ばねからなる戻
しばねを縮設するとともに、 前記第1摩擦板の外周から外方へ突出して設けた係合突
部の相互間に設けられた第1ばねからなる戻しばねを係
合爪によって前記係合突部に固定される本体と、その本
体から周方向両側へ伸び、その先端部を係合突部から離
隔させた板状の部材で構成 してなる多板式摩擦クラッ
チ。 - 【請求項2】請求項1において、前記第1ばねは係合突
部を挟んで両側に、それぞれ周方向に両側へ伸びる板状
の部材で構成してなる多板式摩擦クラッチ。
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