JP3011137B2 - 電荷転送装置およびその製造方法 - Google Patents

電荷転送装置およびその製造方法

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    • H01L27/14812Special geometry or disposition of pixel-elements, address lines or gate-electrodes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷転送装置およ
びその製造方法に関し、特に電荷転送電極と自己整合的
に形成された電荷蓄積領域と電荷障壁領域を有する2層
電極2相駆動方式の電荷転送装置およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高精細テレビ用ビデオカメラやデ
ジタルスチルカメラなど、画素数が多く携帯性の高い画
像入力装置の開発が盛んに行われている。
【0003】このような画像入力装置では、消費電力の
少ない固体撮像装置の開発が不可欠となってきており、
特に固体撮像装置において駆動周波数の高い水平電荷転
送部の駆動電圧を低減することが重要な課題となってい
る。
【0004】一般に、この水平電荷転送部では、信号電
荷を高速に転送させる必要があるため、通常2層電極2
相駆動方式の電荷転送装置が用いられている。
【0005】図6(a)〜(g)は、従来の埋め込みチ
ャンネル2層電極2相駆動方式の電荷転送装置について
その製造工程に沿って説明するための工程順断面図であ
る。この従来例については、「IEDM テクニカル・
ダイジェスト(IEDM Technical Dig
est)」誌、1974年、第55頁−第58頁や特開
昭62−71273号公報に開示されている。
【0006】まず、図6(a)に示すように、不純物濃
度が1×1015cm-3程度のシリコンなどのP型半導体
基板101内に、不純物濃度が1×1017cm-3程度で
N型半導体基板101表面からの深さが0.5μm程度
の反対導電型のN型半導体領域102を形成し、熱酸化
を施すことによりN型半導体領域102の表面に厚さ1
00nm程度の第1の絶縁膜103を形成する。
【0007】次に、図6(b)に示すように、第1の絶
縁膜103を介して、減圧CVD法を用いて厚さ300
nm程度の多結晶シリコンからなり、所定間隔をもって
配列した複数の電荷電送電極,…,104i,104
j,104k,104l,…を形成する。
【0008】続いて、第1の導電性電極104i等をマ
スクに第1の絶縁膜103を除去した後、例えば再び熱
酸化を施すことにより、N型半導体領域102の表面に
厚さ100nm程度の第2の絶縁膜105を、第1の電
荷転送電極104i等それぞれの表面および側面に多結
晶シリコンの増速酸化による厚さ200nm程度の第3
の絶縁膜106を形成する。もしくは、CVD法でSi
4 とH2 Oガスを反応させることにより、N型半導体
領域102の表面に厚さ100nm程度の第2の絶縁膜
105を、第1の電荷転送電極104i等それぞれの表
面および側面に厚さ100nm程度の第3の絶縁膜10
6を形成する。
【0009】次に、図6(d)に示すように、第1の電
荷転送電極104i等と第3の絶縁膜106をマスクに
N型半導体領域102と反対導電型の不純物(例えばボ
ロン)をイオン注入法を用いて、入射角0度にて導入す
ることにより、第1の電荷転送電極104i等と第3の
絶縁膜105と自己整合的に不純物濃度が8×1016
-3程度のN--型半導体領域108を形成する。
【0010】続いて、図6(e)に示すように、N--
半導体領域108および第1の電荷転送電極104i等
それぞれの一端と第2の絶縁膜105および第3の絶縁
膜106を介して重なり合うように、減圧CVD法を用
いて厚さ300nm程度の多結晶シリコン膜からなり、
所定間隔をもって配列した複数の第2の電荷転送電極,
…,109i,109j,109k,109l,…を形
成する。
【0011】次いで、図6(f)に示すように、層間絶
縁膜110を形成する。次に、図示しないスルーホール
を設けアルミニウム膜などを堆積し、パターニングする
ことにより、一つの第1の電荷転送電極、例えば104
iとそれに隣接する一つの第2の電荷転送電極、例えば
109iを対として、一対おきに金属配線に接続する。
ここでは、転送電極対(104j,109j)、(10
4l,109l)…が金属配線111−1に接続され、
(104i,109i),(104k,109l)…が
金属配線111−2に接続される。
【0012】このような従来の2層電極2相駆動方式の
電荷転送装置は、図7に示したように振幅が5V程度
で、互いに180度位相の異なるクロックパルスφ1,
φ2をそれぞれ金属配線111−1,111−2に印加
することにより、信号電荷を紙面右から左の方向に転送
することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来の2層電極2相駆動方式の電荷転送装置で
は、第1の電荷転送電極下と、第1の電荷転送電極と第
2の電荷転送電極間のギャップ下に、同じ不純物濃度を
有するN型半導体領域が形成されているため、特に低駆
動電圧(例えば3V程度)で信号電荷を転送させようと
した場合に、このギャップ部分では第2の電荷転送電極
下にある第3の絶縁膜が実効的に厚いものとして作用す
るので電位ポテンシャルの窪みが発生しやすくなり、転
送効率が劣化するという問題があった。
【0014】図8は、上述したような従来の2層電極2
相駆動方式の電荷転送装置の駆動電圧を低減した時の問
題点を説明するための図であり、位置座標を示すための
断面図とポテンシャル図を併せ示したものである。破線
は、駆動電圧を高くした場合(例えば5V程度)のポテ
ンシャル図であり、実線は、駆動電圧を低くした場合
(例えば3V程度)のポテンシャル図である。
【0015】第1の電荷転送電極等第2の電荷転送電極
間のギャップに起因して発生するポテンシャルの窪み
は、隣接する電荷転送電極直下部間のポテンシャル差が
大きいほどフリンジ電界により変調され抑制される。即
ち、図8に示すように、電荷転送装置の駆動電圧が十分
に高く(例えば従来例の5V程度)、ポテンシャル差ψ
2(ψ21,ψ22)が十分に大きければポテンシャル
の窪みは発生せず、信号電荷はスムーズに転送される。
【0016】一方、隣り合う第1の電荷転送電極直下部
と第2の電荷転送電極直下部間のポテンシャル差が小さ
くなると、電位の窪みが発生しやすくなり、転送不良が
生じるようになる。即ち、図8に示すように電荷転送装
置の駆動電圧が低く(例えば3V程度)、ポテンシャル
差ψ1(ψ11,ψ12)が小さい場合、等しい電圧が
印加されている第1の電荷転送電極と第2の電荷転送電
極の直下部間のポテンシャル差ψ11、および異なる電
圧が印加されている第1の電荷転送電極と第2の電荷転
送電極の直下部間のポテンシャル差ψ12が小さくな
り、その結果、第1の電荷転送電極と第2の電荷転送電
極間のギャップ下にポテンシャルの窪み(点A,B)が
発生する。
【0017】このようなポテンシャルの窪みが発生した
場合、信号電荷がポテンシャルの窪みにトラップされる
だけでなく、ポテンシャルの窪み近傍の電荷転送電界が
弱くなるため、信号電荷の転送は熱拡散が支配的とな
り、その結果、転送時間が非常に長くなり、高速で転送
を行うことが困難になるとともに、転送不良が発生しや
すくなるという欠点があった。
【0018】したがって、電荷転送装置の駆動電圧を低
減しても、高い転送効率で高速に電荷転送を行うために
は、上述したようなポテンシャルの窪みを抑制できるよ
うに電荷転送装置を形成することが重要となる。
【0019】本発明の目的は、第1の電荷転送電極と第
2の電荷転送電極間のギャップ下にポテンシャルの窪み
が発生することを抑制し、低電圧駆動および高速駆動の
いずれの場合にも高い転送効率で信号電荷を転送するこ
とができる2層電極2相駆動方式の電荷転送装置及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の電荷転送装置
は、半導体基板の主表面部の第1導電型半導体層の表面
に互いに隣接して設けられた第1の第2導電型半導体領
域及び第2の第2導電型半導体領域と、前記第1の第2
導電型半導体領域の表面に第1の絶縁膜を介して所定間
隔を持って配列された複数の第1の電荷転送電極と、隣
接する2つの前記第1の電荷転送電極の間の前記第2の
第2導電型半導体領域の表面に形成された第2の絶縁膜
と、前記第1の電荷転送電極の側面及び表面の一部に形
成された第3の絶縁膜と、少なくとも前記第2の絶縁膜
を覆い両端が前記第1の電荷転送電極と重畳するように
並列配置された複数の第2の電荷転送電極とを有する電
荷転送装置において、少なくとも前記第1の電荷転送電
極と前記第3の絶縁膜との直下部を含む領域に前記第1
の第2導電型半導体領域が形成され、前記第1の第2導
電型半導体領域より高濃度の前記第2の第2導電型半導
体領域が、前記第2の絶縁膜の下部にあって前記第1の
第2導電型半導体領域以外の領域内に形成されていると
いうものである。
【0021】ここで、第1導電型半導体層は、第2導電
型の半導体基板の表面部に設けられた第1導電型ウェル
層でもよいし第1導電型の半導体基板の表面部分でもよ
い。
【0022】又、それぞれ一つの第1の電荷転送電極及
びこれに隣接する一つの第2の電荷転送電極でなる第1
の転送電極対と第2の転送電極対とが交互に配置され前
記第1の転送電極対及び第2の転送電極対にそれぞれ第
1のクロックパルス及び第2のクロックパルスが印加さ
れるようにすることができる。
【0023】その場合、第1の電荷転送電極下の第1の
第2導電型半導体領域が前記第1の電荷転送電極と対を
なす第2の電荷転送電極及びこれに被覆された第2の絶
縁膜下にまで張り出しているようにすることができる。
更に、第1の第2導電型半導体領域の第2の絶縁膜下へ
の張り出し寸法を第2の絶縁膜の厚さの0.5倍ないし
2.0倍とすることができる。あるいは、第2の第2導
電型半導体領域の少なくとも一端に、第1の第2導電型
半導体領域より高濃度で、前記第2の第2導電型半導体
領域より低濃度の第3の第2導電型半導体領域を連結し
て形成することができる。更に、第3の第2導電型半導
体領域が形成されている範囲を、第2の絶縁膜の厚さの
0.5倍ないし2.0倍にすることができる。あるいは
又、第2の第2導電型半導体領域の両端に、それぞれ第
1の第2導電型半導体領域より高濃度で、第2の第2導
電型半導体領域より低濃度の第4の第2導電型半導体領
域及び第5の第2導電型半導体領域が形成されており、
前記第4の第2導電型半導体領域及び第5の第2導電型
半導体領域の形成範囲及び不純物濃度の少なくとも一方
が異なるようにすることができる。更に、第4の第2導
電型半導体領域及び第5の第2導電型半導体領域の形成
範囲及び不純物濃度の少なくとも一方が異なるようにす
ることができる。更に、第4の第2導電型半導体領域及
び第5の第2導電型半導体領域が形成されている範囲
を、それぞれ第2の絶縁膜の厚さの0.5倍ないし2倍
にすることができる。
【0024】本発明電荷転送装置の製造方法は、主表面
部に第1導電型半導体層を有する半導体基板を準備する
工程と、前記第1導電型半導体層に第2導電型半導体領
を形成する工程と、前記第2導電型半導体領域を第1
の絶縁膜で被覆する工程と、前記第1の絶縁膜を被覆し
て第1の電荷転送電極を複数個、所定間隔を持って配列
して形成する工程と、前記第1の電荷転送電極で被覆さ
れていない前記第2導電型半導体領域の表面に第2の絶
縁膜を形成し、前記第1の電荷転送電極の表面及び側面
に第3の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の電荷転送
電極及び前記第3の絶縁膜をマスクにして第2導電型不
純物を前記第2導電型半導体領域に導入することによ
り、少なくとも前記第1の電荷転送電極と前記第3の絶
縁膜との直下部を含む前記第2導電型半導体領域に第1
の第2導電型半導体領域を画定し、同時に、前記第2の
絶縁膜の下部にあって前記第1の第2導電型半導体領域
以外の前記第2導電型半導体領域の少なくとも一部に前
記第1の第2導電型半導体領域より高濃度の第2の第2
導電型半導体領域を形成する工程と、前記第2の第2導
電型半導体領域上の第2の絶縁膜及び前記第3の絶縁膜
をそれぞれ被覆してその両端が第1の電荷転送電極と重
畳する第2の電荷転送電極を複数個配列して形成する工
程とを有するというものである。
【0025】この場合、電荷転送方向に向かって所望の
入射角にて第2導電型不純物のイオン注入を行い、第1
の第2導電型半導体領域が第1の電荷転送電極及び第3
の絶縁膜下から前記第1の電荷転送電極と対をなす第2
の電荷転送電極及びこれに被覆された第2の絶縁膜下に
まで張り出して残るように第2の第2導電型半導体領域
を形成することができる。更に、第1の第2導電型半導
体領域の第2の絶縁膜下への張り出し寸法を第2の絶縁
膜の厚さの0.5倍ないし2.0倍にすることができ
る。
【0026】又、電荷転送方向及び反対方向の2方向か
らそれぞれ所望の入射角にて第2導電型不純物のイオン
注入を行い、その両端にそれぞれ第4の第2導電型半導
体領域及び第5の第2導電型半導体領域が連結する第2
の第2導電型半導体領域を形成することができる。更
に、第4の第2導電型半導体領域及び第5の第2導電型
半導体領域が形成されている範囲をそれぞれ第2の絶縁
膜の厚さの0.5倍ないし2.0倍にすることができ
る。
【0027】以上において、第1導電型半導体層は、第
2導電型の半導体基板の表面部に設けられた第1導電型
ウェル層もしくは第1導電型の半導体基板とすることが
できる。
【0028】又、第2の絶縁膜と第3の絶縁膜を同一工
程で形成することができる。
【0029】更に、第2の絶縁膜と第3の絶縁膜を同一
材料で形成することができる。
【0030】第1の電荷転送電極と第2の電荷転送電極
間のギャップ部の第3の絶縁膜下により低濃度の第1の
第2導電型半導体領域が存在するので、ポテンシャルの
窪みが緩和される。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0032】図1(a)〜(g)は、本発明の第1の実
施の形態の埋め込みチャンネル2層電極2相駆動方式の
電荷転送装置についてその製造工程に沿って説明するた
めの工程順断面図である。
【0033】まず、図1(a)に示すように、不純物濃
度が1×1015cm-3程度のシリコンでなるP型半導体
基板101の表面部に、不純物濃度が8×1016cm-3
程度で半導体基板表面からの深さが0.5μm程度の反
対導電型のN--型半導体領域108Aを形成し、例えば
熱酸化を施すことによりN--型半導体領域108Aの表
面に厚さ100nm程度の第1の絶縁膜103を形成す
る。
【0034】次に、図1(b)に示すように、減圧CV
D法を用いて厚さ300nm程度の多結晶シリコン膜を
堆積し、パターニングすることにより、所定間隔をもっ
て配列された複数の第1の電荷転送電極,…,104A
i,104Aj,104Ak,104Al,…を形成す
る。
【0035】続いて、第1の電荷転送電極104Ai等
をマスクに第1の絶縁膜103を除去した後、例えば再
び熱酸化を施すことにより、図1(c)に示すように、
--型半導体領域108Aの表面に厚さ100nm程度
の第2の絶縁膜105を、第1の電荷転送電極104A
i等上および側面に多結晶シリコンの増速酸化による厚
さ200nm程度の第3の絶縁膜106を形成する。
【0036】もしくは、CVD法でSiH4 とH2 Oガ
スを反応させることにより、N--型半導体領域108A
の表面に厚さ100nm程度の第2の絶縁膜105を、
第1の電荷転送電極104i等上および側面に厚さ10
0nm程度の第3の絶縁膜を形成してもよい。
【0037】次に、図1(d)に示すように、第1の電
荷転送電極104Ai等とそれぞれの側面に形成された
第3の絶縁膜106をマスクにN--型半導体領域108
Aと同一導電型の不純物(例えばリン)をイオン注入法
を用いて、入射角0度にて導入することにより、第1の
電荷転送電極104Ai等と第3の絶縁膜106とに対
して自己整合的に不純物濃度が1×1017cm-3程度の
N型半導体領域102A(蓄積領域)を形成する。N--
型不純物領域108Aは複数の108Aaに分割され
る。
【0038】次に、図1(e)に示すように、減圧CV
D法を用いて厚さ300nmの多結晶シリコン膜を堆積
し、パターニングして、N型半導体領域102Aおよび
第1の電荷転送電極104Ai等の一端と第2の絶縁膜
105、および第3の絶縁膜106を介して重なり合う
ように、第2の電荷転送電極,…,109Ai,109
Aj,109Ak,109Al,…を形成する。
【0039】次に、図1(f)に示すように、層間絶縁
膜110を形成する。
【0040】次に、図示しないスルーホールを設け、ア
ルミニウム膜などを堆積し、パターニングすることによ
り、一つの隣接する電極の一方とを一組として、一組置
きに第1の電荷転送電極、例えば104Aiとそれに隣
接する一つの第2の電荷転送電極、例えば109Ajを
金属配線にて接続することにより本発明第1の実施例の
2層電極2相駆動電荷対として、一対おきに金属配線に
接続する。ここでは転送電極対(104Aj,109A
j),(104Al,109Al),…が金属配線11
1−1Aに接続され、転送電極対(104Ai,109
Ai),(104Ak,109Ak)…が金属配線11
1−2Aと接続される。
【0041】このような本発明第1の実施の形態の2層
電極2相駆動方式の電荷転送装置も従来例と同様に、図
7に示したような互いに180度位相の異なるクロック
パルスφ1,φ2を各電極に印加することにより、信号
電荷を紙面右から左の方向に転送することができる。
【0042】図6を参照して説明した従来例では、第1
の電荷転送電極と紙面右側(転送の上流側)の第2の電
荷転送電極とで転送電極対を構成し、第1の電荷電送電
極直下のN型半導体領域102が蓄積領域、第2の電荷
転送電極直下のN--型半導体領域108が障壁領域であ
るが、本実施の形態では第1の電荷転送電極と転送の下
流側の第2の電荷転送電極とで転送電極対を構成し、第
2の電荷転送電極直下にN型半導体領域102Aがあっ
て蓄積領域となり、第1の電荷転送電極及び第3の絶縁
膜直下にN--型半導体領域108Aaがあって障壁領域
となっているのである。
【0043】図2は、上述したような本発明第1の実施
の形態の2層電極2相駆動方式の電荷転送装置の駆動電
圧を低減した時の利点を説明するための図であり、位置
座標を示すための断面図とポテンシャル図を併せ示した
ものである。破線は、駆動電圧を高くした場合(例えば
5V程度)のポテンシャル図であり、実線は、駆動電圧
を低くした場合(例えば3V程度)のポテンシャル図で
ある。
【0044】第1の電荷転送電極とこれに隣接する第2
の電荷転送電極間のギャップ下にまでN--型半導体領域
108Aaを自己整合的に形成しているため(従来例で
は障壁領域がギャップ下に延びていない)ギャップ下に
生じるポテンシャルの窪みを抑制することができる。従
って、信号電荷の転送効率不良を引き起こすことなく駆
動電圧を低減することができるという効果がある。
【0045】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0046】図3(a)〜(g)は、本発明の第2の実
施の形態の埋め込みチャンネル2層電極2相駆動方式の
電荷転送装置についてその製造工程に沿って説明するた
めの工程順断面図である。図3(a),(b),(c)
は図1(a),(b),(c)と同じであり、製造工程
も同じである。すなわち、図3(a)に示すように、P
型半導体基板101の表面部にN--型半導体領域108
Aを形成し、第1の絶縁膜103を形成する。
【0047】次に、図3(b)に示すように、第1の電
荷転送電極,…,104Ai,104Aj,104A
k,104Al,…を形成し、続いて、図3(c)に示
すように、第2の絶縁膜105,第3の絶縁膜106を
形成する。
【0048】次に、図3(d)に示すように、第1の電
荷転送電極104Ai等それぞれの側面に形成された第
3の絶縁膜106をマスクにN--型半導体領域108A
と同一導電型の不純物(例えばリン)をイオン注入法を
用いて、電荷転送方向に向かって入射角15度にて導入
することにより、第1の電荷転送電極104i等および
第3の絶縁膜106直下の電荷転送方向の下流側に0.
13μm程度の範囲に渡り前記同一導電型の不純物(例
えばリン)を導入しないまま、残りの領域に第1の電荷
転送電極および第3の絶縁膜106と自己整合的に不純
物濃度が1×1017cm-3程度のN型半導体領域102
Bを形成する。N--型半導体領域108Aは複数の10
8Abに分割される。
【0049】以下、第1の実施の形態と同様に、図3
(e)に示すように、N型半導体領域102B、N--
半導体領域108Abの一部および第1の電荷転送電極
の一端と重なり合う様に第2の絶縁膜105、および第
3の絶縁膜106を介して、減圧CVD法による厚さ3
00nm程度の多結晶シリコン膜からなる第2の電荷転
送電極,…,109Ai,109Aj,109Ak,1
09Al,…を形成する。
【0050】次に、図3(f)に示すように、層間絶縁
膜110を堆積し、図3(g)に示すように、金属配線
111−1A,111−2Aを形成する。
【0051】このような本発明第2の実施の形態の2層
電極2相駆動方式の電荷転送装置も、図7に示したよう
な互いに180度位相の異なるクロックパルスφ1,φ
2を各電極に印加することにより、信号電荷を紙面右か
ら左の方向に転送することができる。
【0052】本発明の第2の実施の形態は、第1の電荷
転送電極と第2の電荷転送電極のギャップ下にまでN--
型半導体領域108Abが存在しているのは第1の実施
の形態と同様である(第1の電荷転送電極の紙面右端側
(上流側)下でN--型半導体領域の形状は、第1の実施
の形態の場合と殆ど変らない。第2の絶縁膜105の厚
さが100nm程度と薄いので斜めイオン注入の影響は
殆どない)が、更に、第2の電荷転送電極で覆われた第
2の絶縁膜下の電荷転送方向に対して下流側にまでN--
型半導体領域108Aが自己整合的に形成されているた
め、第1の電荷転送電極と第2の電荷転送電極間のギャ
ップ下に生じるポテンシャルの窪みを本発明の第1の実
施の形態よりさらに抑制することができる。このため、
信号電荷の転送効率不良を引き起こすことなく駆動電圧
をさらに低減することができる。
【0053】本実施の形態では、N--型半導体領域10
8Abの第2の絶縁膜105下への張り出し寸法を0.
13μm程度としたが、この寸法(従ってイオン注入角
度)は第2の絶縁膜の厚さの0.5〜2.0倍の範囲内
の適当な値に適宜決定することができる。
【0054】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。
【0055】図4(a)〜(g)は、本発明の第3の実
施の形態の埋め込みチャンネル2層電極2相駆動方式の
電荷転送装置についてその製造工程に沿って説明するた
めの工程順断面図である。
【0056】図4(a),(b),(c)は、図1
(a),(b),(c)及び図3(a),(b),
(c)と同じであり、製造工程も同じであるので改めて
説明しない。
【0057】次に、図4(d)に示すように、第1の電
荷転送電極104i等とそれぞれの側面に形成された第
3の絶縁膜106をマスクにN--型半導体領域108A
と同一導電型の不純物(例えばリン)をイオン注入法を
用いて、例えばそれぞれ入射角15度で不純物を電荷転
送方向および反対方向の2方向から同一濃度に導入する
ことにより、第1の電荷転送電極および第3の絶縁膜1
06と自己整合的に不純物濃度が1×1017cm-3程度
のN型半導体領域102Cを形成する。このとき、N型
半導体領域102Cの両側に不純物濃度が9×1016
-3程度のN-型半導体領域107がそれぞれ形成され
る。N--型半導体領域108Aは複数の108Acに分
割される。108Acの寸法等は第1の実施の形態の1
0Aaにほぼ等しい。N--型半導体領域107が形成さ
れている範囲(電荷転送方向に計った寸法)は例えば
0.13μmが好ましいが、これに限らず第2の絶縁膜
105の厚さの0.5〜2.0倍の範囲内の適当な値に
適宜設定することができる。
【0058】次に、図4(e)に示すように、第2の転
送電極,…,109Ai,…を形成し、図4(f)に示
すように、層間絶縁膜110を形成し、図4(g)に示
すように、金属配線111−1A,111−2Aを形成
する。
【0059】このような本発明第3の実施の形態の2層
電極2相駆動電荷転送装置も、図7に示したような互い
に180度位相の異なるクロックパルスφ1,φ2を各
電極に印加することにより、信号電荷を紙面右から左の
方向に転送することができる。
【0060】本発明の第3の実施の形態は、第1の電荷
転送電極と第2の電荷転送電極間のギャップ下にN--
半導体領域108Acがあることに加えて、蓄積領域と
なる第2の電荷転送電極下のN型半導体領域102Cの
両端にN- 型半導体領域107を自己整合的に形成して
いるため、前述のギャップ下に生じるポテンシャルの窪
みを本発明の第1の実施の形態よりさらに抑制すること
ができる。このため、信号電荷の転送効率不良を引き起
こすことなくさらに駆動電圧を低減することができる効
果がある。
【0061】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0062】図5(a)〜(g)は本発明の第4の実施
の形態についてその製造工程に沿って説明するための
(a)〜(g)に分図して示す工程順断面図である。
【0063】図5(a),(b),(c)は図1
(a),(b),(c)と同じであり、製造工程も同じ
である。
【0064】次に、第1の電荷転送電極104i等とそ
れぞれの側面に形成された第3の絶縁膜106をマスク
にN--型半導体領域108Aと同一導電型の不純物(例
えばリン)をイオン注入法を用いて、例えばそれぞれ入
射角20度、15度で濃度の異なる不純物を電荷転送方
向および反対方向の2方向から導入することにより、各
第1の電荷転送電極および第3の絶縁膜106の直下に
これらと自己整合的に不純物濃度が1×1017cm-3
度のN型半導体領域102Dを形成する。このとき、第
1の電荷転送電極および第3の絶縁膜106直下のN型
半導体領域102Dの電荷転送方向の上流側の一端に連
結して、0.18μm程度の範囲に渡り不純物濃度が
8.5×1016cm-3程度のN- 型半導体領域107a
と、電荷転送方向の下流側の一端に連結して0.13μ
m程度の範囲に渡り不純物濃度が9.5×1016cm-3
程度のN- 型半導体領域107bとが形成され、N--
半導体領域108Aは複数の108Adに分割される。
なお、N- 型半導体領域107a,107bの寸法は第
2の絶縁膜105の厚さの0.5〜2.0倍の範囲内の
適当な値に適宜決定することができる。
【0065】次に、図5(e)に示すように、第2の電
荷転送電極,…,109Ai,109Aj,109A
k,109Al,…を形成し、図5(f)に示すよう
に、層間絶縁膜110を堆積し、図5(g)に示すよう
に、金属配線111−1A,111−2Aを形成する。
【0066】このような本発明第4の実施の形態の2層
電極2相駆動電荷転送装置も、図7に示したような互い
に180度位相の異なクロックパルスφ1,φ2を各
電極に印加することにより、信号電荷を紙面右から左の
方向に転送することができる。
【0067】本発明の第4の実施の形態は、第1の電荷
転送電極と第2の電荷転送電極間のギャップ下にN--
半導体領域108Adに加えて、電荷蓄積領域となる第
2の電荷転送電極直下のN型半導体領域102Dの両端
にN- 型半導体領域107a,bが自己整合的に形成さ
れているため、前述のギャップ下に生じるポテンシャル
の窪みを本発明の第1の実施の形態よりさらに抑制する
ことができる。このため、信号電荷の転送効率不良を引
き起こすことなくさらに駆動電圧を低減することができ
るという効果がある。
【0068】なお、上述した本発明の第1〜第4の実施
の形態では、P型半導体基板上に形成された埋め込み型
チャンネルを有する電荷転送装置について説明したが、
N型半導体基板上に設けられたP型ウェル層に形成され
た埋め込み型チャンネルを有する電荷転送装置に於いて
も、同様に適用できることは言うまでもない。
【0069】また、上述した本発明の第1〜4の実施の
形態では、N--型半導体領域、N-型半導体領域および
N型半導体領域の埋め込み型チャンネルの接合の位置
(深さ)が同一の場合の電荷転送装置について記述した
が、N--型半導体領域、N- 型半導体領域およびN型半
導体領域の埋め込み型チャンネルの接合の位置がそれぞ
れ異なる場合の電荷転送装置に於いても、同様に適用で
きることは言うまでもない。
【0070】さらに、上述した本発明の第4の実施の形
態では、第1の電荷転送電極とその側面に形成された第
3の絶縁膜をマスクに、電荷転送方向および反対方向の
2方向からそれぞれ異なる入射角で、異なる不純物濃度
の第1導電型不純物を第1の第1導電型半導体領域に導
入する場合について説明したが、入射角もしくは不純物
濃度の一方が同一の場合に於いても、同様に適用できる
ことは言うまでもない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、2層電
極2相駆動方式の電荷転送装置において、第1の電荷転
送電極と第2の電荷転送電極間のギャップ下に低濃度の
第1の第2導電型半導体領域を自己整合的に形成してい
るため、前述のギャップ下に生じるポテンシャルの窪み
を抑制することができるという効果がある。
【0072】このため、信号電荷の転送効率不良を引き
起こすことなく駆動電圧を低減することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態について製造工程に
沿って説明するための(a)〜(g)に分図して示す工
程順断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の電荷転送装置の利
点について説明するための図。
【図3】本発明の第2の実施の形態について製造工程に
沿って説明するための(a)〜(g)に分図して示す工
程順断面図。
【図4】本発明の第3の実施の形態について製造工程に
沿って説明するための(a)〜(g)に分図して示す工
程順断面図。
【図5】本発明の第4の実施の形態について製造工程に
沿って説明するための(a)〜(g)に分図して示す工
程順断面図。
【図6】従来の電荷転送装置について製造工程に沿って
説明するための(a)〜(g)に分図して示す工程順断
面図。
【図7】電荷転送装置を駆動するクロックパルスの一例
を示す信号波形図。
【図8】従来の電荷転送装置の問題点の説明に使用する
図。
【符号の説明】
101 P型半導体基板 102,102A,102B,102C,102D
N型半導体領域 103 第1の絶縁膜 104,104Ai,104Aj,104Ak,104
Al 第1の電荷転送装置 105 第2の絶縁膜 106 第3の絶縁膜 107,107a,107b N- 型半導体領域 108,108A,108Aa,108Ab N--
半導体領域 109,109Ai,109Aj,109Ak,109
Al 第2の電荷転送電極 110 層間絶縁膜 111−1,111−1A,111−2,111−2A
金属配線 φ1,φ2 クロックパルス ψ11,ψ12,ψ1,ψ21,ψ22,ψ2 ポテ
ンシャル差

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面部の第1導電型半導
    体層の表面に互いに隣接して設けられた第1の第2導電
    型半導体領域及び第2の第2導電型半導体領域と、前記
    第1の第2導電型半導体領域の表面に第1の絶縁膜を介
    して所定間隔を持って配列された複数の第1の電荷転送
    電極と、隣接する2つの前記第1の電荷転送電極の間の
    前記第2の第2導電型半導体領域の表面に形成された第
    2の絶縁膜と、前記第1の電荷転送電極の側面及び表面
    の一部に形成された第3の絶縁膜と、少なくとも前記第
    2の絶縁膜を覆い両端が前記第1の電荷転送電極と重畳
    するように並列配置された複数の第2の電荷転送電極と
    を有する電荷転送装置において、少なくとも前記第1の
    電荷転送電極と前記第3の絶縁膜との直下部を含む領域
    に前記第1の第2導電型半導体領域が形成され、前記第
    1の第2導電型半導体領域より高濃度の前記第2の第2
    導電型半導体領域が、前記第2の絶縁膜の下部にあって
    前記第1の第2導電型半導体領域以外の領域内に形成さ
    れていることを特徴とする電荷転送装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型半導体層は、第2導電型の半
    導体基板の表面部に設けられた第1導電型ウェル層もし
    くは第1導電型の半導体基板である請求項1記載の電荷
    転送装置。
  3. 【請求項3】それぞれ一つの第1の電荷転送電極及びこ
    れに隣接する一つの第2の電荷転送電極でなる第1の転
    送電極対と第2の転送電極対とが交互に配置され前記第
    1の転送電極対及び第2の転送電極対にそれぞれ第1の
    クロックパルス及び第2のクロックパルスが印加される
    請求項1又は2記載の電荷転送装置。
  4. 【請求項4】 第1の電荷転送電極下の第1の第2導電
    型半導体領域が前記第1の電荷転送電極と対をなす第2
    の電荷転送電極及びこれに被覆された第2の絶縁膜下に
    まで張り出している請求項3記載の電荷転送装置。
  5. 【請求項5】 第1の第2導電型半導体領域の第2の絶
    縁膜下への張り出し寸法が第2の絶縁膜の厚さの0.5
    倍ないし2.0倍である請求項4記載の電荷転送装置。
  6. 【請求項6】 第2の第2導電型半導体領域の少なくと
    も一端に、第1の第2導電型半導体領域より高濃度で、
    前記第2の第2導電型半導体領域より低濃度の第3の第
    2導電型半導体領域が連結して形成されている請求項
    1,2又は3記載の電荷転送装置。
  7. 【請求項7】 第3の第2導電型半導体領域が形成され
    ている範囲が、第2の絶縁膜の厚さの0.5倍ないし
    2.0倍である請求項6記載の電荷転送装置。
  8. 【請求項8】 第2の第2導電型半導体領域の両端に、
    それぞれ第1の第2導電型半導体領域より高濃度で、第
    2の第2導電型半導体領域より低濃度の第4の第2導電
    型半導体領域及び第5の第2導電型半導体領域が形成さ
    れており、前記第4の第2導電型半導体領域及び第5の
    第2導電型半導体領域の形成範囲及び不純物濃度の少な
    くとも一方が異なる請求項1,2又は3記載の電荷転送
    装置。
  9. 【請求項9】 第4の第2導電型半導体領域及び第5の
    第2導電型半導体領域が形成されている範囲が、それぞ
    れ第2の絶縁膜の厚さの0.5倍ないし2倍である請求
    項8記載の電荷転送装置。
  10. 【請求項10】 主表面部に第1導電型半導体層を有す
    る半導体基板を準備する工程と、前記第1導電型半導体
    層に第2導電型半導体領域を形成する工程と、前記第2
    導電型半導体領域を第1の絶縁膜で被覆する工程と、前
    記第1の絶縁膜を被覆して第1の電荷転送電極を複数
    個、所定間隔を持って配列して形成する工程と、前記第
    1の電荷転送電極で被覆されていない前記第2導電型半
    導体領域の表面に第2の絶縁膜を形成し、前記第1の電
    荷転送電極の表面及び側面に第3の絶縁膜を形成する工
    程と、前記第1の電荷転送電極及び前記第3の絶縁膜を
    マスクにして第2導電型不純物を前記第2導電型半導体
    領域に導入することにより、少なくとも前記第1の電荷
    転送電極と前記第3の絶縁膜との直下部を含む前記第2
    導電型半導体領域に第1の第2導電型半導体領域を画定
    し、同時に、前記第2の絶縁膜の下部にあって前記第1
    の第2導電型半導体領域以外の前記第2導電型半導体領
    域の少なくとも一部に前記第1の第2導電型半導体領域
    より高濃度の第2の第2導電型半導体領域を形成する
    程と、前記第2の第2導電型半導体領域上の第2の絶縁
    膜及び前記第3の絶縁膜をそれぞれ被覆してその両端が
    第1の電荷転送電極と重畳する第2の電荷転送電極を複
    数個配列して形成する工程とを有することを特徴とする
    電荷転送装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 電荷転送方向に向かって所望の入射角
    にて第2導電型不純物のイオン注入を行い、第1の第2
    導電型半導体領域が第1の電荷転送電極及び第3の絶縁
    膜下から前記第1の電荷転送電極と対をなす第2の電荷
    転送電極及びこれに被覆された第2の絶縁膜下にまで張
    り出して残るように第2の第2導電型半導体領域を形成
    する請求項10記載の電荷転送装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 第1の第2導電型半導体領域の第2の
    絶縁膜下への張り出し寸法が第2の絶縁膜の厚さの0.
    5倍ないし2.0倍である請求項11記載の電荷転送装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 電荷転送方向及び反対方向の2方向か
    らそれぞれ所望の入射角にて第2導電型不純物のイオン
    注入を行い、その両端にそれぞれ第4の第2導電型半導
    体領域及び第5の第2導電型半導体領域が連結する第2
    の第2導電型半導体領域を形成する請求項1記載の電荷
    転送装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 第4の第2導電型半導体領域及び第5
    の第2導電型半導体領域が形成されている範囲がそれぞ
    れ第2の絶縁膜の厚さの0.5倍ないし2.0倍である
    請求項13記載の電荷転送装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 第1導電型半導体層は、第2導電型の
    半導体基板の表面部に設けられた第1導電型ウェル層も
    しくは第1導電型の半導体基板である請求項10ないし
    14記載の電荷転送装置。
  16. 【請求項16】 第2の絶縁膜と第3の絶縁膜を同一工
    程で形成する請求項10ないし15記載の電荷転送装置
    の製造方法。
  17. 【請求項17】 第2の絶縁膜と第3の絶縁膜を同一材
    料で形成する請求項10ないし16記載の電荷転送装置
    の製造方法。
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