JP2716011B2 - 電荷転送装置及びその製造方法 - Google Patents

電荷転送装置及びその製造方法

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JP2716011B2
JP2716011B2 JP7202642A JP20264295A JP2716011B2 JP 2716011 B2 JP2716011 B2 JP 2716011B2 JP 7202642 A JP7202642 A JP 7202642A JP 20264295 A JP20264295 A JP 20264295A JP 2716011 B2 JP2716011 B2 JP 2716011B2
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    • H01L27/148Charge coupled imagers
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電荷転送装置及びそ
の製造方法に関し、特に2相駆動パルスにより駆動され
る電荷転送装置の構造及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のこの種の2相駆動方式によ
る電荷転送装置の構造を示す平面図であり、図10はこ
の電荷転送装置の製造工程順を示しており、図9のI−
I´線に沿う断面図である。尚、図10(d)が最終的
に出来上がった電荷転送装置の断面図である。
【0003】図9を参照すると、従来のこの種の電荷転
送装置は、半導体基板1(図10参照)の電荷転送部1
00内に形成された半導体層2と、この半導体層2の上
に絶縁膜3を介して一定間隔で形成された第1の電極群
4と、この半導体層2内の一部においてこの電極群4の
各電極の一端と自己整合的に不純物を導入して形成され
た半導体領域6と、第1の電極群4の各電極間の半導体
層2及び半導体領域6上に絶縁膜5を介しかつ第1の電
極群4の各電極と一部重畳するように形成された第2の
電極群8とを有している。
【0004】そして、第1の電極群4の各電極には共通
に所定電圧VM が供給され、第2の電極群8の各電極の
一つおきには夫々2相駆動パルスΦ1 ,Φ2 が供給され
ている。
【0005】図10を使用しつつ図9の電荷転送装置の
製造方法につき説明する。
【0006】先ず、P型半導体基板1内に反対導電型の
N型半導体層2を形成し、熱酸化を施すことによりN型
半導体層2の表面に第1の絶縁膜3を介して周知の技術
により第1の導電性電極4を形成する(図10
(a))。
【0007】次に、写真食刻法を用いてフォトレジスト
10と第1の導電性電極4の一端をマスクとしてN型半
導体層2と反対導電型の不純物(例えばボロン)をイオ
ン注入法にて導入することにより、第1の導電性電極4
の一端と自己整合的にN- 型半導体領域6を形成する
(図10(b))。
【0008】次に、第1の導電性電極4をマスクに第1
の絶縁膜3を除去した後、再び熱酸化を施すことにより
第2の絶縁膜5を形成する。続いて、N型半導体層2,
-型半導体領域6の表面及び第1の導電性電極4の一
端と重なり合う様に第2の絶縁膜5を介して周知の技術
により第2の導電性電極8を形成する(図10
(c))。
【0009】その後、周知の技術により層間絶縁膜(図
示せず)を介して第1の導電性電極4を電圧VM ライン
で共通接続し、また第2の導電性電極8を一つ置きに夫
々パルスΦ1 及びΦ2 ラインにて接続することにより、
従来の所望の定電圧を印加する第1の導電性電極と、一
電極置きに結線され、夫々に位相の異なるパルス電圧を
印加する第2の導電性電極を有する2相駆動,2層電極
の電荷転送装置が得られる(図10(d))。
【0010】この動作を図11を用いて説明する。図1
1(a)は図9のI−I’面の断面図を示したものであ
り、図9,10と同等部分は同一符号により示されてい
る。
【0011】図11(b)〜(d)は図11(a)に示
した定電圧VM が印加される第1の導電性電極4と、一
つ置きに結線された第2の導電性電極8aの第1群と第
2の導電性電極8bの第2群とに印加される図12に示
したクロックパルスΦ1 ,Φ2 の時刻tb ,tc ,td
に於ける電位ポテンシャル図を示したものである。
【0012】時刻tb の時、垂直転送部より転送されて
きた信号電荷110は、ハイ電圧VH が印加されている
第2の導電性電極8aの直下に蓄積される。ここで、第
1の導電性電極4には、第1の導電性電極4直下のN型
半導体層2に形成される電位ポテンシャルψM が、第2
の導電性電極8aに印加されるパルス電圧のハイレベル
VH により第2の導電性電極8a直下のN- 型半導体領
域6に形成される電位ポテンシャルψH ’より浅く、且
つ第2の導電性電極8bに印加されるパルス電圧のロー
レベルVL により第2の導電性電極8b直下のN型半導
体層2に形成される電位ポテンシャルψL より深くなる
ような電圧VM が印加され、実行的にノンアクティブな
バリア電極として動作している。
【0013】時刻tc の時、クロックパルスの印加電圧
変動による電位ポテンシャル変動に従い持ち上げられ、
時刻tb の時、ハイ電圧VH が印加され深い電位ポテン
シャルを形成した隣接した第2の導電性電極8b下に移
動する。以降この動作を繰り返すことにより順次信号電
荷110は転送されていく。
【0014】ここで、第2の導電性電極8a,b直下の
ポテンシャルの浅い箇所は信号電荷の逆戻りを防ぎ転送
方向を規定するために形成されている。
【0015】尚、この種の電荷転送装置の例は特開平6
−314706号公報に開示されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の電荷転送装置を駆動させる場合、第1の
導電性電極に定電位を与えるVM と、第2の導電性電極
に印加する互いに180度位相のずれたクロックパルス
Φ1 ,Φ2 を構成する電圧VH ,VL の3種類の電圧V
H ,VM ,VL を用意する必要があり、装置構成上、非
常に使い勝手が悪いという問題点があった。
【0017】本発明の目的は、2種の電圧を用いるのみ
の簡単な構成の電荷転送装置及びその製造方法を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1導
電型の半導体基板と、この半導体基板の一主面上に形成
された第2導電型の半導体層と、この半導体層上に絶縁
膜を介して一定間隔をもって形成された第1の電極群
と、前記第1の電極群の各電極間の前記半導体層内にお
いて互いに隣接して形成されかつ互いに濃度プロファイ
ルが異なる第1及び第2の半導体領域と、前記第1の電
極群の各電極間の前記半導体領域上に絶縁膜を介しかつ
前記第1の電極群の各電極と一部重畳するように形成さ
れた第2の電極群とを含み、前記第2の電極群の各電極
の一つおきに互いに異なる位相のパルスを供給し、前記
第1の電極群には前記パルスの電圧のハイ若しくはロー
レベルを印加するようにしたことを特徴とする電荷転送
装置が得られる。
【0019】また、本発明によれば、第1導電型の半導
体基板の一主表面上に第2導電型の半導体層を形成する
工程と、前記半導体層上に絶縁膜を形成する工程と、前
記絶縁膜上に第1の電極群を一定間隔をもって形成する
工程と、前記第1の電極群の各電極間に不純物を導入し
て自己整合的に第2導電型の第1の半導体領域を形成す
る工程と、前記第1の半導体領域内の一部において記第
1の電極群の各電極の一端と自己整合的に不純物を導入
して第2導電型の第2の半導体領域を形成する工程と、
前記第1の電極群の各電極間の前記半導体領域上に絶縁
膜を介しかつ前記第1の電極群の各電極と一部重畳する
ように第2の電極群を形成する工程と、前記第1の電極
群の各電極を共通に接続する工程と、前記第2の電極群
の各電極の一つおきに夫々接続する工程とを含むことを
特徴とする電荷転送装置の製造方法が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき図面
を用いて説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例の平面図であり、
図2はその製造工程順を示すもので、図1のI−I’線
に沿う断面図である。尚、図2(e)が最終的に出来上
がった装置の断面図であって、図9,10と同等部分は
同一符号にて示している。
【0022】図1を参照すると、本発明の一実施例の装
置は、半導体基板1(図2参照)の電荷転送部100内
に形成された第1の半導体層2と、この半導体層2の上
に絶縁膜3を介して一定間隔で形成された第1の電極群
4と、この第1の電極群4の各電極間の当該半導体層2
内において互いに隣接して形成されかつ互いに濃度プロ
ファイルが異なる第1及び第2の半導体領域6,7と、
第1の電極群4の各電極間の各半導体領域6,7上に絶
縁膜5を介しかつ第1の電極群4と一部重畳するよう形
成された第2の電極群8とを有している。
【0023】そして、第1の電極群4の各電極には共通
に一定電圧VL (2相パルスΦ1 ,Φ2 のローレベル電
圧)が印加され、第2の電極群8の各電極の一つ置きに
は夫々2相パルスΦ1 ,Φ2 が供給されている。
【0024】図2を用いて図1の装置の製造方法につき
説明する。先ず、P型半導体基板1内に反対導電型のN
型半導体層2を形成し、熱酸化を施すことによりN型半
導体層2の表面に第1の絶縁膜3を介して周知の技術に
より第1の導電性電極4を形成する(図2(a))。
【0025】次に、第1の導電性電極4をマスクとして
N型半導体層2と反対導電型の不純物(例えばボロン)
をイオン注入にて導入することにより、第1の導電性電
極4と自己整合的にN- 型半導体領域6を形成する(図
2(b))。
【0026】次に、写真食刻法を用いてフォトレジスト
10と第1の導電性電極4の一端をマスクとしてN型半
導体層2と反対導電型の不純物(例えばボロン)をイオ
ン注入にて導入することにより、第1の導電性電極4の
一端と自己整合的にN--型半導体領域7を形成する(図
2(c))。
【0027】次に、第1の導電性電極4をマスクに第1
の絶縁膜3を除去した後、再び熱酸化を施すことにより
第2の絶縁膜5を形成する。続いて、N- 型半導体領域
6,N--型半導体領域7の表面及び第1の導電性電極2
04の一端と重なり合う様に第2の絶縁膜5を介して周
知の技術により第2の導電性電極8を形成する(図2
(d))。
【0028】その後、周知の技術により層間絶縁膜(図
示せず)を介して第1の導電性電極4を電圧VL ライン
で共通接続し、また第2の導電性電極8を一つ置きに夫
々パルスΦ1 及びΦ2 ラインにて接続することにより、
本発明の第1の実施例の2相駆動,2層電極の電荷転送
装置が得られる(図2(e))。
【0029】この動作を図3を用いて説明する。図3
(a)は図1のI−I’面の断面図を示したものであ
り、図1,2と同等部分は同一符号にて示す。
【0030】図3(b)〜(d)は、図3(a)に示し
た定電圧VL が印加される第1の導電性電極4と、一つ
置きに結線された第2の導電性電極8aの第1群と第2
の導電性電極8bの第2群とに印加される図4に示した
クロックパルスΦ1 ,Φ2 の時刻tb ,tc ,td に於
ける電位ポテンシャル図を示したものである。
【0031】時刻tb の時、垂直転送部より転送されて
きた信号電荷110は、ハイ電圧VH が印加されている
第2の導電性電極8a直下に蓄積される。ここで、第1
の導電性電極4には、定電圧VL が印加されており、第
1の導電性電極4直下のN型半導体層2に形成される電
位ポテンシャルψM1が、第2の導電性電極8aに印加さ
れるパルス電圧のハイレベルVH により第2の導電性電
極8a直下のN--型半導体領域6に形成される電位ポテ
ンシャルψH ’より浅く、且つ第2の導電性電極8bに
印加されるパルス電圧のローレベルVL により第2の導
電性電極8b直下のN--型半導体領域6に形成される電
位ポテンシャルψL より深くなっており、実行的にノン
アクティブなバリア電極として動作している。
【0032】時刻tc の時、クロックパルスの印加電圧
変動による電位ポテンシャル変動に従い持ち上げられ、
時刻td の時にハイ電圧VH が印加されて深い電位ポテ
ンシャルを形成した、隣接した第2の導電性電極8b直
下に移動する。以降この動作を繰り返すことにより順次
信号電荷110は転送されていく。
【0033】ここで、第2の導電性電極8a,b直下の
電位ポテンシャルの浅い箇所は信号電荷の逆戻りを防ぎ
転送方向を規定するために形成されている。
【0034】次に、本発明の第2の実施例を図面を参照
して説明する。図5は本発明の第2の実施例を示す平面
図であり、図1,2と同等部分は同一符号により示す。
【0035】第1の実施例と異なる部分について説明す
ると、第1の導電性電極4が全て定電圧VH を供給され
ており、このVH は2相パルスΦ1 ,Φ2 のハイレベル
電圧値である。そして、第1の導電性電極4の各間の半
導体層2内にN+ ,N++の半導体領域11,12が夫々
形成されている。他の構成は図1,2に示した第1の実
施例と同じであり、その説明は省略する。
【0036】この装置の製造方法を図6を用いて説明す
る。図6に示す如く、先ず、P型半導体基板1内に反対
導電型のN型半導体層2を形成し、熱酸化を施すことに
よりN型半導体層2の表面に第1の絶縁膜3を介して周
知の技術により第1の導電性電極4を形成する(図6
(a))。
【0037】次に、第1の導電性電極4をマスクとして
N型半導体領域2と同一導電型の不純物(例えばリン)
をイオン注入法にて導入することにより、第1の導電性
電極4と自己整合的にN+ 型半導体領域11を形成する
(図6(b))。
【0038】次に、写真食刻法を用いてフォトレジスト
10と第1の導電性電極4の一端をマスクとしてN型半
導体層2と同一導電型の不純物(例えばリン)をイオン
注入法にて導入することにより、第1の導電性電極4の
一端と自己整合的にN++型半導体領域12を形成する
(図6(c))。
【0039】次に、第1の導電性電極4をマスクに第1
の絶縁膜3を除去した後、再び熱酸化を施すことにより
第2の絶縁膜5を形成する。続いて、N+ 型半導体領域
11,N++型半導体領域12の表面及び第1の導電性電
極4の一端と重なり合う様に第2の絶縁膜5を介して周
知の技術により第2の導電性電極8を形成する(図6
(d))。
【0040】その後、周知の技術により層間絶縁膜(図
示せず)を介して第1の導電性電極4を電圧VH ライン
で共通接続し、第2の導電性電極8を一つ置きに夫々パ
ルスΦ1 ,Φ2 ラインにて接続することにより、本発明
の第2の実施例の2相駆動、2層電極の電荷転送装置が
得られる(図6(e))。
【0041】この動作を図7を用いて説明する。図7
(a)は図5のI−I’面の断面図を示したものであ
り、図5,6と同等部分は同一符号で示す。
【0042】図7(b)〜(d)は、図7(a)に示し
た定電圧VH が印加される第1の導電性電極1と、一つ
置きに結線された第2の導電性電極8aの第1群と第2
の導電性電極8bの第2群とに印加される図8に示した
クロックパルスΦ1 ,Φ2 の時刻tb ,tc ,td に於
ける電位ポテンシャル図を示したものである。
【0043】時刻tb の時、垂直転送部より転送されて
きた信号電荷110は、ハイ電圧VH が印加されている
第2の導電性電極8a直下に蓄積される。ここで、第1
の導電性電極4には、定電圧VH が印加されており、第
1の導電性電極4直下のN型半導体層2に形成される電
位ポテンシャルψM2が、第2の導電性電極8aに印加さ
れるパルス電圧のハイレベルVH により第2の導電性電
極8b直下のN+ 型半導体領域11に形成される電位ポ
テンシャルψH ’より浅く、且つ第2の導電性電極8a
に印加されるパルス電圧のローレベルVL により第2の
導電性電極8b直下のN++型半導体領域12に形成され
る電位ポテンシャルψL より深くなっており、実行的に
ノンアクティブなバリア電極として動作している。
【0044】時刻tc の時、クロックパルスの印加電圧
変動による電位ポテンシャル変動に従い持ち上げられ、
時刻td の時、ハイ電圧VH が印加され深い電位ポテン
シャルを形成した隣接した第2の導電性電極8b直下に
移動する。以降この動作を繰り返すことにより順次信号
電荷110は転送されていく。
【0045】ここで、第2の導電性電極8a,b直下の
電位ポテンシャルの浅い箇所は信号電荷の逆戻りを防ぎ
転送方向を規定するために形成されている。
【0046】尚、上述した本発明の実施例では、P型半
導体基板内に形成された埋め込み型の電荷転送装置につ
いて記述したが、N型半導体基板内のP型ウェル層内に
形成された埋め込み型の電荷転送装置表面型の電荷転送
装置に於いても、同様であることは言うまでもない。
【0047】また、上述した本発明の実施例では、埋め
込み型の電荷転送装置について記述したが、表面型の電
荷転送装置に於いても、同様であることは言うまでもな
い。
【0048】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、2相
パルスが印加される第2の導電性電極直下に互いに隣接
する濃度プロファイルが異なる2つの半導体不純物領域
を形成したので、2相パルスの電圧VH ,VL の2種の
電圧以外に電圧を設ける必要がなく、使い勝手の良い電
荷転送装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電荷転送装置の平面図
である。
【図2】本発明の第1の実施例の電荷転送装置の製造方
法を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施例の電荷転送装置の駆動動
作を説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施例の電荷転送装置の駆動動
作を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施例の電荷転送装置の平面図
である。
【図6】本発明の第2の実施例の電荷転送装置の製造方
法を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施例の電荷転送装置の駆動動
作を説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施例の電荷転送装置の駆動動
作を説明するための図である。
【図9】従来例の電荷転送装置の平面図である。
【図10】従来例の電荷転送装置の製造方法を説明する
ための図である。
【図11】従来例の電荷転送装置の駆動動作を説明する
ための図である。
【図12】従来例の電荷転送装置の駆動動作を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 半導体層 3,5 絶縁膜 4 第1の導電性電極 6,7,11,12 半導体不純物領域 8a,8b 第2の導電性電極 100 電荷転送部 110 蓄積電荷

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、この半導体
    基板の一主面上に形成された第2導電型の半導体層と、
    この半導体層上に絶縁膜を介して一定間隔をもって形成
    された第1の電極群と、前記第1の電極群の各電極間の
    前記半導体層内において互いに隣接して形成されかつ互
    いに濃度プロファイルが異なる第1及び第2の半導体領
    域と、前記第1の電極群の各電極間の前記半導体領域上
    に絶縁膜を介しかつ前記第1の電極群の各電極と一部重
    畳するように形成された第2の電極群とを含み、前記第
    2の電極群の各電極の一つおきに互いに異なる位相のパ
    ルスを供給し、前記第1の電極群には前記パルスの電圧
    のハイ若しくはローレベルを印加するようにしたことを
    特徴とする電荷転送装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の半導体領域は前記半導体
    層に対して前記第1導電型の不純物の濃度を互いに異な
    るように導入して形成された領域であり、前記第1の電
    極群には前記パルスの電圧のローレベルを印加するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の電荷転送装置。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の半導体領域は前記半導体
    層に対して前記第2導電型の不純物の濃度を互いに異な
    るように導入して形成された領域であり、前記第1の電
    極群には前記パルスの電圧のハイレベルを印加するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の電荷転送装置。
  4. 【請求項4】 前記互いに異なる位相のパルスは互いに
    逆相の2相駆動パルスであることを特徴とする請求項1
    〜3いずれか記載の電荷転送装置。
  5. 【請求項5】 第1導電型の半導体基板の一主表面上に
    第2導電型の半導体層を形成する工程と、前記半導体層
    上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に第1の電
    極群を一定間隔をもって形成する工程と、前記第1の電
    極群の各電極間に不純物を導入して自己整合的に第2導
    電型の第1の半導体領域を形成する工程と、前記第1の
    半導体領域内の一部において記第1の電極群の各電極の
    一端と自己整合的に不純物を導入して第2導電型の第2
    の半導体領域を形成する工程と、前記第1の電極群の各
    電極間の前記半導体領域上に絶縁膜を介しかつ前記第1
    の電極群の各電極と一部重畳するように第2の電極群を
    形成する工程と、前記第1の電極群の各電極を共通に接
    続する工程と、前記第2の電極群の各電極の一つおきに
    夫々接続する工程とを含むことを特徴とする電荷転送装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記不純物は前記第1導電型であること
    を特徴とする請求項5記載の電荷転送装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記不純物は前記第2導電型であること
    を特徴とする請求項5記載の電荷転送装置の製造方法。
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