JP3006067B2 - 撮影用写真フィルム処理方法 - Google Patents

撮影用写真フィルム処理方法

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    • G03C2200/10Advanced photographic system

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、撮影用写真フィルム処理方法に関するもの
である。
<従来の技術> ハロゲン化銀写真感光材料(以下感材または感光材料
と略す場合がある)は、カラー感材では、露光後、発色
現像、脱銀、水洗、安定等の工程により処理される。発
色現像処理には発色現像液、脱銀処理には漂白液、定着
液、漂白定着液、水洗には水道水、安定化処理には安定
それぞれ使用される。一方黒白感材では発色現像の代わ
りに黒白現像、定着、水洗によって処理される。各処理
液は通常20〜50℃に温調され、カラーないし黒白感材は
これらの処理液中に浸漬されて処理される。
このような、感材の処理を商業的に実施するには、コ
ストおよび人手作業の軽減、公害負荷の低減、処理装置
のコンパクト化、さらには商品価値の向上のため、でき
るだけ少量の処理液で、安定かつ優れた処理性能を得る
ことが要求される。
安定した処理性能を得るためには、処理液組成が常に
一定の範囲内に保たれることが必須であり、また優れた
性能を得るためには、十分な量の処理液にムラなく均一
に浸漬される必要がある。
従って、カラー感材処理の商業的処理ではカラー現像
所における様に多量の処理液を貯留した処理槽を有した
自動現像機が使用され、一定量のカラー感材を処理する
毎に、処理液の疲労を補正する補充液を自動的に補充し
て貯留処理液の組成が常に一定の範囲内に納まるように
設計されている。
一方、最近は消費者の好みの多様化、即座にカラープ
リントを得たいという要望、副業としてカラー処理を行
ないたいなどの要望がありカラー感材の処理では大規模
現像所での集中処理からミニラボによる分散型の少量処
理、さらには少量かつ迅速処理に急速に移行しつつあ
る。
ところで、現像処理や漂白処理等の、撮影済フィルム
を処理する工程において使用される処理液は、露光量に
よって現像される銀の量が変化し、処理液が疲労する度
合(以下、「疲労度」という)が異なる。
従来では、処理したフィルムの本数や長さを考慮し
て、処理液の疲労度を作業者が推定し、処理条件を決定
していた。
ところが、露光によって現像される銀の量は、露光条
件によって異なり、該露光条件も露光画面毎に違ってい
るので、処理液の疲労度は各々のフィルムによっても異
なっている。
よって、さらに良好かつ均一な処理画面を得るために
は、各フィルムの露光状態を考慮して、フィルム毎に処
理条件を決定することが好ましい。
特に、既に説明したような少量迅速処理に使用される
ようなミニラボなどでは、装置が小型で処理槽内に充填
されている処理液量が少ないため1本のフィルム処理に
使用される処理液量に対する疲労液の割合が大きくな
る。このため、フィルム毎に異なる現像される銀の量ま
で考慮して処理条件を決定することが望まれる。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、
処理するフイルム毎に適性な処理条件で処理ができる撮
影用フイルムの処理方法を提供することにある。
<課題を解決するための手段> このような目的は、以下(1)、(2)の本発明によ
り達成される。
(1)ミニラボ自動現像機に用い、狭幅処理路を有する
処理槽を用いる撮影用写真フィルム処理方法であって、 撮影用写真フィルム自体またはその収納容器に各駒ご
との撮影情報を担持した撮影用写真フィルムを処理する
にあたり、 撮影情報として、少なくとも欠駒情報を担持させ、 前記担持されている各駒ごとの撮影情報を読み取っ
て、該撮影情報に基き処理液の補充量を決定し、処理液
補充を行う際に、補充量の決定に欠駒補正係数を用いる
ことを特徴とする撮影用写真フィルム処理方法。
(2)前記各駒ごとの撮影情報は、さらに撮影光量値な
らびにストロボ発光および逆光か否かのうちの少なくと
も1つを含み、これら1つ以上の補正係数を前記欠駒補
正係数とともに用いる上記(1)に記載の撮影用写真フ
ィルム処理方法。
<具体的構成> 以下図示されている本発明の好適実施例について、図
面に基き説明する。
第1図は、本発明の方法を適用した撮影用写真フィル
ムの処理装置1の構成例を模式的に示す側面全体図であ
る。
処理装置1は撮影用写真フィルム(以下、フィルムと
いう)Fが搬入される搬入部2と、フィルムFを処理す
る処理部3と、処理されたフィルムFを乾燥する乾燥部
4と、フィルムFを搬出する搬出部5とから構成され、
搬入部2、処理部3および乾燥部4は遮光性を有し、か
つ光密を維持し得るケーシング100内に収納されてい
る。
搬入部2には、フィルムFの収納ケースをストックし
ておく感材供給部21が設けられ、該感材供給部21の底部
には、パトローネPのスプール(芯材)を回転してフィ
ルムFのベロ出しを行なうベロ出し装置(図示せず)が
設けられている。該感材供給部21のフィルム引き出し口
には、カッター213が設けられ、パトローネPからフィ
ルムFの略全部が引き出されると、カッター213の作動
により、フィルムFが切断される構造となっている。
感材供給部21の底部には排出シャッター212が設けら
れ、フィルムFを出し切ったケースが排出シャッター21
2より排出される。感材供給部21の下方には空のケース
が溜められるパトローネ集積部22があり、溜められたケ
ースは下部に設けられているシャッター221を介して、
外部に廃棄される。
また、感材供給部21の近傍には本処理装置の操作パネ
ル23が配置されている。
一方、前記カッター213を介して、読取手段25が、感
材供給部21のフィルム引き出し口に近接して配設されて
いる。読取手段25は、後述するフィルムFに担持されて
いる撮影情報を読み取るもので、本実施例では、フィル
ムFの磁性層に記録された情報を読み取る磁気ヘッドを
有する磁気読取装置である。
さらに、該読取手段25に対してフィルムFの搬出側に
は、引き出されてくるフィルムFの先端と、処理部3へ
既に搬出されたフィルムFの終端とを突合せて連結接続
する接合装置24が設けられている。この接合は、例え
ば、両フィルムFの端部を粘着テープで貼着するか、ま
たは両フィルムFの端部同士を接着または融着すること
等により行なわれる。接合装置24の具体例としては、粘
着テープ、貼着装置、ヒートシーラー、高周波融着装
置、ステープラ等が挙げられる。
なお、フィルムFの搬送形態に応じ、この接合装置24
は省略されていてもよい。
この接合装置24によって、処理されるフィルムFは、
前後端が連結されたまま連続的に処理部3内で処理され
る。
フィルムFの搬送路に沿って、前記接合装置24と、読
取手段25が配置されているが、後述する処理部3と接合
装置24との間にはリザーバー26が、設けられている。
第1図に示されているように、リザーバー26は、現像
槽31の搬入口に設けられ常時転動している一対の搬送ロ
ーラ262と、前記接合装置24側に設けられ、接合装置24
のフィルム連結動作に応動する連動ローラ261を有して
いる。図示されているように、搬送されたフィルムF
は、搬送ローラ262と連動ローラ261との間に垂れ下がっ
て搬送されるように構成されている。このリザーバー26
は、パトローネPから引き出されるフィルムFの速度
と、処理部3におけるフィルムFの搬送速度との差を調
整する役割(緩衝作用)を有する。
処理部3は複数の処理槽で構成されている。
各処理槽は搬入部2側から、現像槽31、漂白槽32、定
着槽33、水洗槽34、安定槽35の順に隣接して配置されて
おり、これらの処理槽には各種処理液が満たされてい
る。各処理槽内および隣接処理槽間には、ローラやガイ
ド等で構成されるフィルムFの搬送手段が設置されてい
る。フィルムFは、第1図中に二点鎖線で示されている
ような経路で搬送され、現像槽31、漂白槽32、定着槽3
3、水洗槽34、安定槽35内の処理液中に順次浸漬され、
処理がなされる。なお、処理部3における処理槽の配置
パターンや構成は図示のものに限定されない。
各処理槽内には、新鮮な補充液が適時補充され、疲労
した処理液がオーバーフローにより排出され、これによ
り処理槽内の処理液組成を適性に保つように構成されて
いる。各処理液の補充は各処理槽毎に設けられている補
充装置7によって行なわれ、それらに設けられている処
理液タンクから各処理槽へ補充液が送られる。
この補充装置7は後述する制御手段によって処理液の
補充量が制御されている。
乾燥部4は、上述の処理部3のフィルムF搬出側に設
けられている。
乾燥部4は、処理部3にて処理された湿潤状態のフィ
ルムFに、例えば30〜70℃の温風を吹き付けて乾燥する
ものであり、フィルムFに向けて温風を送る送風機41と
ヒータ42とで構成されている。
次に、本発明の感光材料処理装置において処理される
フィルムFについて説明する。
フィルムFは、撮影時の露光条件に関する情報を例え
ば磁気的、光学的に記録することができる構成のもので
ある。このようなフィルムFの構成例を第2図に示す。
同図に示すように、フィルムFは、帯状をなす長尺物
であり、撮影(露光)によって形成される画面(画像
部)90と、この画面90のフィルム幅方向両側端部にそれ
ぞれ形成されるフレーム部91および92とで構成されてい
る。フレーム部91は、主に、情報記録部として機能する
もので、ここには、磁性層よりなる磁気記録部が形成さ
れる。即ち、フレーム部91には図示のごとく、フィルム
Fの表面(乳剤層側)または裏面に、フィルムFの長手
方向に沿って磁気記録トラック93(第2図中斜線を施し
て示す)が形成されている。そして、この磁気記録トラ
ック93には、例えばカメラ内において、撮影時の露光条
件に関する情報(以下、単に情報という)が好ましくは
1画像毎に磁気記録される。
この磁気記録トラック93に記録された情報を読み取る
際には、フィルムFを長手方向に搬送するとともに、前
記読取手段25の全部または一部を構成する磁気ヘッド25
1を磁気記録トラック93に接触させ、電気信号として情
報を取り出す。
一方、フレーム部92には、カメラ内等でのフィルムの
送りや位置合わせを行なうためのパーフォレーション
(孔)94が形成されている。
この場合、パーフォレーション94の形成密度は、1画
面当たり4個以内であるのが好ましく、より好ましくは
2個以内、さらに好ましくは1個または0.5個(画面が
ハーフサイズの場合)である。
このように、パーフォレーション94の形成密度を1画
面当たり4個以内とすること、特に、パーフォレーショ
ン94を一方のフレーム部92にのみ形成することにより、
磁気記録トラック93のような情報記録部の設置位置や設
置面積を十分に確保することができる。
磁気記録トラック93に記録される情報としては、撮影
された画面90の露光過不足の程度、特に、そのフィルム
Fに固有の感度に対する露光量の過不足を知るのに必要
な情報である。具体的には、フィルム感度、フィルムの
種類(アマ用、プロ用、製造メーカー等)等のような1
本のフィルム毎に定められている一定の情報と、ストロ
ボ発行の有無、シャッタースピード、絞り、LV値(スト
ロボを使用していないときの撮影光量値)、逆光か否
か、使用ストロボの光量、ストロボと被写体との距離等
のような各画像90毎に異なる情報とが挙げられ、これら
のうちから必要なものを利用する。
また、磁気記録トラック93には、上記情報の他に、色
温度、撮影距離、レンズの焦点距離被写体コントラス
ト、撮影年月日および時刻、撮影場所のような撮影情
報、フィルムメーカー、フィルム種、フィルム製造年月
日のようなフィルム情報、現像条件のようなラボ情報等
が記録されていてもよい。
フィルム情報は、一本のフィルムの例えば一ケ所に記
録されていてよく、記録箇所は、フィルムの先端部また
は終端部等に有っても良い。
なお、フィルムFの構成は、第2図に示すものに限定
されないことは言うまでもない。例えば、磁気記録部と
して、前記磁気記録トラック93に代わり、フィルムFの
裏面に透明な磁性層を形成し、ここに前記情報を記録し
てもよい。
また、フィルムFの種類は、カラーリバーサルフィル
ムの他、カラーネガフィルム、黒白ネガフィルム、場合
によってはマイクロフィルム、直接撮影用ペーパー等で
あってもよい。
さらに、長尺状のものでも、シート状のものでも良
い。特に各駒毎に露光条件を判断できる点では、長尺の
フィルムに対して有用である。
フィルムFのサイズは、特に限定されないが、通常、
35mm幅のものが高い頻度で用いられる。
また、本発明では、このような情報をフィルムF自体
に記録する場合に限らず、フィルムFの収納容器である
パトローネPに磁気的または電気的に記録(記憶)させ
てもよい。
即ち、パトローネPに前記と同様の磁気記録トラック
やICメモリー(いずれも図示せず)を設置し、これらに
前記と同様の情報を記録(記憶)させてもよい。
なお、このようにパトローネPに情報を担持させた場
合には、第1図の構成と異なり、読取手段25は、感材供
給部21に設置される。
第3図に示すように、読取手段25により読み取られた
情報は、例えばマイクロコンピュータで構成される制御
手段6に入力される。制御手段6は、例えば、操作パネ
ル23内に収納されている。
また、フィルムFに形成されたバーコードやパトロー
ネPに形成されたDXコード(いずれも図示せず)による
情報も、必要に応じ制御手段6に入力してもよい。
制御手段6においては、入力された情報から必要なも
のを抽出し、その情報に基づいて所定の演算処理を行な
い、現像槽31および漂白槽32の処理液補充量を決定す
る。
以下、本実施例の制御手段6における作動順序につい
て説明する。
第4図は、前記制御手段6の作動フローチャートであ
る。
フィルムFの搬送とともに、ステップ101においてフ
ィルムFの先端部に記録されているフィルム情報を読み
込む。次のステップ102において、露光画面90の数を入
力するnのメモリーを初期化する(0を入力する)。ス
テップ103においては、搬送されてくるフィルムFの磁
気記録トラック93に記録された画面90毎の撮影情報の有
無を判断する。撮影情報がある場合には、ステップ104
で画面の撮影情報を読み取る。次のステップ105では、
画面数をカウントし、ステップ103に戻る。
このようにして、ステップ103〜105によって各画面90
毎の撮影情報を読み込む。
ステップ103で、次画面90の入力情報が無しと判断し
た場合には、ステップ106において、読み込んだ情報の
内必要なものを抽出し、その情報に基づいて所定の後述
する補正係数gの演算処理を行なう。この演算処理につ
いては後に詳述する。
ステップ107では、前記演算結果に基いて現像槽31お
よび漂白槽32の処理液補充量R′を決定する。
そして、ステップ108において補充装置7を制御し、
前記決定した補充量に、補充装置7による供給量が制御
される。このような、制御動作が各フィルムF毎に行な
われ、処理するフィルムF毎に最も適量な処理液補充が
行なわれる。なお、ICメモリーに、前記各情報を記憶さ
せている場合には、情報の読取が瞬時に行なえるので、
ステップ102,103,104,105は不要となり、処理速度が向
上する。
次に、ステップ106における、演算方法を詳説する。
該演算においては、フィルム情報の内のフィルム感
度、フィルムの許容露光画面数(例えば、24駒、36駒な
ど)、露光画面数(駒数)、撮影情報の内の、ストロボ
発光の有無、シャッタースピード、絞り、LV値(ストロ
ボを使用していないときの撮影光量値)、逆光か否か、
使用ストロボの光量、ストロボと被写体との距離などの
情報が適宜利用される。
本実施例における演算方法は、欠駒がなく、すべての
露光画面90が、フィルム感度に対して適性な露光量で露
光され、ストロボは使用されず、逆光でない撮影条件で
撮影されているフィルムを想定し、このフィルムを処理
する場合の補充量を標準補充量R0として定める。
そして、この標準補充量を1とした場合の補正係数を
予め設定しておき、これらの係数を各画面毎に掛け合わ
せた値の平均値を、その処理するフィルムの補正係数g
として、補充量R′を R′=R0×gで決定する。
ここでgは、下記式(1)で得られる。
式(1) ただし、a…欠駒補正係数 a=n/N (nは露光されている画面数、Nは処理す
る1つのフィルムに露光可能な総画面数) b…露光量補正係数 フィルムに対して適正な露光量となるシャッタースピ
ードおよび絞りは、フィルム感度と、該フィルムに適し
たLV値より設定することができる。その適正値に比較し
て露光量がオーバーまたはアンダーである場合、露光量
補正係数bは、露光係数mに応じ、例えば下記の表1の
ように設定されている。
なお、露光係数mは、 m=log E/S /log2 で定義される。
この場合、Sはフィルム感度[ASA]Eは露光画面の
露光量[lux・秒]である。
c…ストロボ補正係数 ストロボを使用した時には、一般的傾向として、 E≧Sのときは、前面の人物の露光量が多くなること
が多いため、約10%現像される銀の量が増え、 E≧Sのときは、前面の人物の露光量は画面全体の平
均値と比べて多めとなるが、周囲はあまり露光されてい
ないので、10〜20%現像される銀の量が減る。
このため、ストロボ使用の有無も補正係数としてい
る。本実施例では、表1のように設定されている。
d…逆光補正係数 逆光で撮影した場合には、一般的傾向として、ストロ
ボ補正係数cと逆の傾向が見られるため、逆光であるか
否かの情報も補正係数とし、ストロボ補正係数cと逆の
傾向で係数が定められている(表1参照)。
以上説明した演算式により、処理液の補充量R′が決
定され、該値に基き調節装置7が制御されて、適正な補
充量で処理液が供給される。
なお、露光量補正係数bは、露光係数mをパラメータ
として設定されているが、フィルム感度Sが一定であれ
ば、露光量Eをパラメータとしてもよく、この場合、さ
らに絞り値とシャッタースピードの内の一方を一定とし
た場合の他方をパラメータとして設定することも可能で
ある。
以上の例では、欠駒補正係数a,露光量補正係数b,スト
ロボ補正係数c,逆光補正係数dをすべて考慮して演算し
ているが、これらのaを必須とし、他のうち1ないし3
つの補正係数のみを考慮して演算してもよい。
すなわち、上記式(1)で、aの値を用い、bj、cj
djとの3つの補正係数のうちのいずれか1つないし3つ
を1とおき、これらの2つないし3つの値のみを演算し
てgを求めてもよい。
ただし、これらの2つないし4つの値を用い、1とす
るものはなくすか、1つないし2つとして、これらの2
つ以上を考慮して演算することが好ましい。
そして、特に欠駒補正係数aを必ず考慮する。欠駒の
数が最も処理液の疲労に影響するからである。
また、本実施例では、処理液の補充量を変化せしめ
て、適正な処理条件に設定しているが、この他、これに
かえ、あるいはこれに加え、フィルムFの搬送速度(処
理時間)、処理液の温度や濃度などを変化させて、処理
される各フィルムに合った処理条件としてもよい。
なお、以上は現像液および漂白液の補充液量制御につ
いて説明したが、さらに定着液、水洗水、安定処理液の
補充量を制御する構成としても良い。カラーフィルムを
処理する場合、現像される銀を適切に漂白するために、
現像液、漂白液、漂白定着液の補充量を制御対象とする
ことが有効である。
現像槽31に代表される各処理槽は、第1図の図示例で
は模式的に画かれているが、狭幅処理路を有する構成
(特開昭62−89052号公報、同63−131138号公報、同63
−216050号公報、同64−26855号公報、特開平01−13054
8号公報等)のものである。この場合には、処理液補充
量および廃液量の低減、処理効率の向上、処理装置の小
型化等が図れるという利点があるとともに、特に各処理
槽の処理液量が少ないため、本発明による処理液の補充
量制御による効果がより顕著に現われる。
以上本発明の方法は、カラーネガフィルムを現像処理
する場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、例えばカラーリバーサルフィルム、黒白ネガフィル
ム、マイクロフィルム、直接撮影用ペーパー等の各種撮
影用写真感光材料などにも適用することができ、本発明
では、これらを撮影用写真フィルムと称する。
感光材料や処理液組成、処理手順等については公知の
いずれも適用可能であり、これらについては、上記諸公
報に記載されている。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明の方法によれば、むらな
くより均一な処理が可能となり、特に処理槽の容積の少
ない、小型の処理装置においても、安定した処理能力を
得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を利用した撮影用写真フィルムの処理装
置の構成を示す模式図である。 第2図は処理されるフィルムの構造を示す部分平面図で
ある。 第3図はフィルムと読取手段の位置関係を示す平面図
と、読取手段と制御手段および補充装置の制御系を示す
ブロック図を組み合わせた模式図である。 第4図は処理液補充量決定ルーチンを示すフローチャー
トである。 符号の説明 1……処理装置 2……搬入部 21……感材供給部 211……蓋 212……排出シャッタ 213……カッター 214……ローラ 22……パトローネ集積部 221……シャッター 23……操作パネル 24……接合装置 25……読取手段 251……磁気ヘッド 26……リザーバー 261……ローラ 262……ローラ 3……処理部 31……現像槽 32……漂白槽 33……定着槽 34……水洗槽 35……安定槽 4……乾燥部 41……送風機 42……ヒータ 5……搬出部 6……制御手段 7……補充装置 90……画面 91、92……フレーム部 93……磁気記録トラック 94……パーフォレーション 101〜108……ステップ F……フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−146038(JP,A) 特開 昭55−46757(JP,A) 特開 昭61−226749(JP,A) 特開 平2−62535(JP,A) 特開 昭63−193136(JP,A) 実開 平2−109351(JP,U) 実開 平2−5746(JP,U) 米国特許4908641(US,A) 米国特許4860037(US,A) 国際公開90/4253(WO,A1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミニラボ自動現像機に用い、狭幅処理路を
    有する処理槽を用いる撮影用写真フィルム処理方法であ
    って、 撮影用写真フィルム自体またはその収納容器に各駒ごと
    の撮影情報を担持した撮影用写真フィルムを処理するに
    あたり、 撮影情報として、少なくとも欠駒情報を担持させ、 前記担持されている各駒ごとの撮影情報を読み取って、
    該撮影情報に基き処理液の補充量を決定し、処理液補充
    を行う際に、補充量の決定に欠駒補正係数を用いること
    を特徴とする撮影用写真フィルム処理方法。
  2. 【請求項2】前記各駒ごとの撮影情報は、さらに撮影光
    量値ならびにストロボ発光および逆光か否かのうちの少
    なくとも1つを含み、これら1つ以上の補正係数を前記
    欠駒補正係数とともに用いる請求項1に記載の撮影用写
    真フィルム処理方法。
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