JPS61226749A

JPS61226749A - 写真処理液の補充液補充方法

Info

Publication number: JPS61226749A
Application number: JP6832085A
Authority: JP
Inventors: Junichi Ose; 小瀬　純一; Nobuyuki Seto; 信行瀬戸
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1985-03-30
Filing date: 1985-03-30
Publication date: 1986-10-08
Also published as: JPH0560573B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、自動現像装置等の写真フィルム処理機にお
ける現像液及び足着液等処理液の補充方法、特に処理し
ようとするフィルムの処理面積に応じた処理液の消費量
に対応する量の補充液を自動的に補充するようにした写
真フィルム処理機における補充液の補充方法に関する。

（従来技術の説明）写真フィルムの処理機例えば自動現像処理機においては
、処理しようとする写真フィルム（以下単に「フィルム
」という。）の種類（例えばＸ線用シートフィルム、ロ
ールフィルムその他のフィルム）と、同時処理列数とに
応じ、処理液の消費量に対応する量の補充液を現像槽、
定着槽等にそれぞれ自動的に補給するようにしている。

その補給方法としては、特開昭５５−１２６２４８号公
報に開示されている方法がある。この従来の方法では、
一定流量の写真処理液の補充期間後の休止期間を、処理
しようとするフィルムの幅の違いに応じて、変えること
により、消費量に応じた量の補充液を補充する方法が採
られている。

また、特開昭５６−９２５４０号及び特開昭５８−１９
９８４７号の各公報には、処理しようとする感光材料の
最適な処理条件を予め記憶させておき、この感光材料の
長さ、列数及び種類を制御情報にして、この最適な処理
条件を経時的に抽出し、この抽出により得られた処理条
件情報に基づいて処理液の補充を制御する補充方法が示
されている。

従って、この方法では処理条件情報に従って算出した感
光材料の面積が一定の値に達したとき、定量補充ポンプ
を一定時間駆動させて補充液を補充するものである。

さらに、特開昭５５−４６７５７号公報には、処理しよ
うとするフィルムの黒化面積率と、これに対する処理液
の消費量とをフィルムの種類に応じて予め算出しておき
、このフィルムの現像槽の通過直後に、この現像槽に対
し消費量に相当する現像補充液を補充するとともに、こ
の補充量を前述の算出消費量と比較して、両者に差があ
るときには、その差分だけ次の補充時の補充量を増減す
るようにした方法が開示されている。

（発明が解決しよ５とする問題点）上述の従来の方法は、何れも具体的な構成により実施す
る場合、処理しようとするフィルムについての情報を多
く得ることが必要である。これがため、その構成が複雑
となるばかりではなく、簡易かつ安価に実施し得ないと
いう欠点があった。

また、一般に普及しているＸ線用の写真フィルム処理機
では、シートフィルム専用機が多く、上述の如き従来方
法を既存のシートフィルム専用機に実施して万能処理機
（例えば、シートフィルムとロールフィルムの兼用処理
機）に改造するには、構成が複雑化するのみならず、安
価に改造することが不可能であるという難点があった。

（問題点を解決するための手段）この発明の目的は、上述の如き従来の方法における欠点
及び難点を解消し、特に既存のシートフィルム専用処理
機を万能フィルム処理機に改造する場合に、容易かつ経
済的に適用可能な写真フィルム補充液の補充方法を提供
しようとするものである。

この目的を達成するため、この発明の補充液補充方法は
、未処理写真フィルムの種類、巾及び同時処理列数等に
応じて消費される写真処理液の消費量に対応する量の補
充液を間欠的に処理液槽に補充する補充液補充方法にお
いて、該処理液槽に導かれる特定種類のフィルム量を検
出して時間積算し、該特定種類のフィルムの処理時には
、該特定種類のフィルムの単位量に対応した時間積算値
毎罠前記補充液を補充し、前記特定Ｓ＠外のフィルム処
理時には、処理しようとするフィルムの種類及び同時処
理列数等に応じて前記特定種類のフィルムに対する補充
のための時間積算値を一定割合で変更することによって
補充を行うように構成したことを特徴とするものである
。

（作用）本発明によれば、処理しようとするフィルムの種類（Ｘ
線用、一般写真用、シートフィルム、ロールフィルム等
の区分等。）フィルムのサイズ及びロールフィルムの場
合における処理列数等に応じて消費される写真処理液の
消費量に対応する量の補充液を処理液槽に補充する処理
液補充方法においては、補充周期を変えることによって
、また任意の種類のフィルムの場合にはその種類に応じ
て又、ａ−ルフイルムの場合にはその種類と同時処理列
数とに応じて、その補充量を任意に変更可能とすること
ができる。

この発明では、処理しようとするフィルムの通過時間を
検出してこれを時間積算し、フィルムの種類、巾等に応
じた時間積算値毎に補充液を補充する。たとえば、シー
トフィルム一枚の処理毎にその処理により消費される処
理液の消費量に応じて一定量の補充液が補充されるよう
に、補充液補充ポンプの運転時間を設定しておくことＫ
よりシートフィルム一枚当りの処理液消費量に対応する
補充液が補充される。

一方、時間積分値を変更することによって一定量づつの
補充液の補充周期を変化させ、それにより、−回当りの
補充量を変えることなく所定の一定期間内における補充
量を極めて容易にシートフィルム以外の種類、例えばロ
ールフィルムの？ＦＨ２量に対応させるととができるこ
とになる。

この発明では、脣定のフィルム以外のフィルム、例えば
、ロールフィルムの処理を行５場合には、特定のフィル
ムの処理時の時間積分値工。を、ロールフィルムの時間
積分値工、に変更する。この時間変更は特定フィルムの
単位面積当りの処理液の消費量を基準として、ロールフ
ィルム及びその列数に関しての補充液補充量の割合を与
える次式に従って行なわれる。すなわちここで、工□・・・特定フィルム以外のフィルム検出時
間積算値工。・・・特定フィルムのフィルム検出時間積算値Ｉ・・・処理すべきフィルムの特定フィルムに対する補充液補充の割合（１００分比）Ｈ・・・同時処理する列数従って、一定量づつの間欠的な補充液補給の周期が処理
しようとするフィルムの処理量に応じて変化することに
なるので、補充される補充液量な処理液消費量に正確に
対応させることができる。

このようにして、補充液の一回当りの補充量を一定量と
した１１、処理するフィルム面積、フィルム種類等に応
じて補充量を処理液の消費量に対応させることができる
。従って、単一種類のフィルムの処理を目的とする既存
の写真フィルム処理機に、この発明の補充液補充方法を
比較的簡単に適用することができる。これがため、単一
フィルム処理機を多種のフィルムを処理出来るフィルム
処理機に改造する場合、その改造に際し経済的に大きな
効果を奏し得る。

（実施例）第１図は、この発明を既存の写真フィルム現像機に実施
した場合の要部の構成例を示すブロック線図である。

同図において、１は図示を省略した写真フィルム自動現
像機の未処理フィルム挿入口に設けたフィルムセンサで
、例えば赤外線発光素子と受光素子とから成り、挿入口
に挿入されて搬送される未処理フィルムを検知し、この
フィルムの搬送方向の通過期間中、検知信号を出力する
ように構成されている。

この実施例では、特定フィルムを標準的な所定の寸法を
有するＸ線用シートフィルムとした場合について説明す
る。この場合のフィルムセンサーによって得られる検知
信号の波形例をｔｌｃｗ図■に示す。

すなわち、第２図（４）の各ｔ０は、次々にフィルムセ
ンサーの位置を通過する単位量、例えば一枚当りのシー
トフィルムの各通過時間に相当し、特定フィルムの単位
量に比例したフィルムセンサーの出力を示す。２はフィ
ルム検出積算時間設定部であって、マイクロプロセッサ
８に入力するフィルムセンサーの検知信号の積算時間Ｔ
０を手操作により任意に設定し得るように構成ぎれてい
る。

この実施例では、第２図０３１のようにその積算時間Ｔ
０をシートフィルムの１枚当りのフィルムセンサーの通
過時間と一致させて、その通過時間ｔ０毎にリセットす
るとともに、このリセットのタイミンクで１４２図（Ｃ
１及び（Ｄ）に示すｔ　及びｔ８の各−定期間を単位に
現像補充液供給ポンプ４及び定着液補充液ポンプ５を運
転し、゛図示しない現像槽及び定着槽内の各処理液に補
給する。６及び７は、それら各供給ポンプの運転時間１
．　、１．を任意に設定するための現像液供給ポンプ運
転時間設定部及び定着液供給ポンプ運転時間設定部であ
り、これら各設定部６，７からの設定情報によりマイク
ロプロセッサ８からポンプ制御情報がポンプ駆動制御部
８に入力し、これからの制御信号によって各処理液供給
ポンプ４及び５を駆動制御するように構成されている。

図中、破線で示した構成は既存の写真フィルム自動現像
機のフィルム処理液補充装置にも用いられている。この
実施例では、この発明を具体化するためＫ、そのような
従来のものに、図中９で示したフィルム種類選択・補充
率設定部を付加して多電類のフィルム処理が可能なよう
に構成したものである。この新たに付加したフィルム種
類選択補充率設定部９は処理しようとするフィルムの種
類及び同時処理列数並びに特定フィルムの単位量に対す
る処理すべきフィルムの処理液補充量の割合を、例えば
手操作により、選択設定し、これらの処理情報をマイク
ロプロセッサ８に入力し得るように構成されている。

特定フィルムである所定寸法のＸ線用シートフィルム（
以下単に「シートフィルム」トいう。）を処理する場合
には、フィルム種類選択・補充率設定部９を特定フィル
ム側に設定する。この状態ではマイクロプロセッサｌは
、従来と同様の通常の動作をするようになっている。

このようにフィルム種類選択・補充率設定部９で処理条
件を設定するとフィルムセンサ１の検知信号の時間積算
値工。（第２図０３１参照）がフィルム検出積算時間設
定部２によって設定したフィルム検出積算時間Ｔ。に達
する毎に、積算動作がクリアされ、これと同時にそれぞ
れの供給ポンプが一定時間ｔ工及びｔ、の単位で運転さ
れ（第２図（０）及び（ＤＪ）、、これによってシート
フィルム一枚の処理に際して消費される現像液及び定着
液が一定量ずつ補充される。

シートフィルムとは異なった種類のフィルム、例えば、
ロールフィルムを処理する場合は、フィルム種類選択・
補充率設定部９を操作して、ロールフィルムの区分、同
時処理列数等の処理条件を選択設定し、これらの情報を
マイクロプロセッサ８に人力する。

その処理条件の中の特定フィルムに対するその他のフィ
ルムの実験的に求めた補充液補充量の割合の一例を示す
と次のとおりであり、同時処理のロールフィルムがある
ときは、下記比率に同時処理列数を乗じた率となる。

Ｘ線用四つ切シートフィルム　　１００％７０鱈巾ロー
ルフイルム　　　　　　１０％１００慈巾ロールフイル
ム　　　　　１５％なお、シートフィルム一枚当りの補
充液の補充量は、この出願の発明者の実験では、現像液
が約４５ｃｃ、定着液が約６０ｃｃ程度である。

マイクロプロセッサ８はフィルムセンサｌから順次に発
生しかつ夫々処理しようとするフィルム及び列数に対応
した検出時間ｔ、〜ｔ６を有する出力（第８図（Ａ）に
示す）を順次に時間積算すること。

フィルム検出積算時間設定ｓｚにおいて処理すべきフィ
ルムに応じて設定した積算時間Ｔ０に対応した時間積算
値工。から前式によって新たな時間積算値工□を演算す
ること、第８図（Ｂ）Ｋ示す新たなその時間積算値工□
に達するまでフィルムセンサｌの出力（第８図（Ａ））
を時間積算することを繰り返えし動作する。そしてその
新たな時間積分値工□に達する時間Ｔ□の周期で、その
時間積算値工、毎にクリアするとともに、ｇ８図（Ｃ１
及び（Ｄｉ　Ｋ示すように、現像補充液供給ポンプ会及
び定着補充液供給ポンプ５を、それぞれさきの場合と同
一の運転時間ｔ□ａ　ｔｓをもって、間欠的に、駆動制
御するように動作する。

すなわち、変更後の時間積算値工□に達するまでの時間
で□は、処理しようとするロールフィルムの種類及び列
数に対応して消費される処理液の消費量に相当するので
、その時間Ｔ工の時間積算値工、ごとに供給される補充
液の量は、その消費量に対応する。従って特定フィルム
とは異なりた種類のフィルムを処理する場合の処理液の
消費量に見合った量の補充が、時間Ｔ□の周期で行なわ
れることになる。しかも、現像補充液供給ポンプ運転時
間設定部６、定着補充液供給ポンプ運転時間設定部？及
びフィルム検出積算時間設定部２による各設定時間は、
特定フィルムの処理時に設定したものを他種フィルム処
理時に再設定する必要が全くない。

なお上述した実施例においては、特定フィルムを含む二
種頌のフィルムの処理を行なう場合について説明したが
、フィルム種類選択・補充率設定部９を特定フィルムを
含む多数の各種フィルム情報、種類別・列数側の特定フ
ィルムに対する処理液補充量の百分比による割合等の情
報な選択的に設定可能に構成し、マイクロプロセッサ８
においてそれらの情報に基づき前式を演算するように動
作させることにより、多種類のフィルムを対象とした写
真フィルム処理機の処理液の性能を維持管理することが
できる。

また、上述した実施例では、フィルム種類選択・補充率
設定部９は、手操作によってフィルムの種類及び補充液
の補充量の割合を選択し設定するものとしたが、これら
の各設定項目をフィルムセンサ１からのフィルム検出情
報に基づいて自動的に選択設定し得るように構成するこ
ともできる。

例えば、フィルムの搬送方向に対して直交する方向に、
多数のセンサ素子を配置して構成したフィルムセンサ１
を、写真フィルム処理機の未処理フィルム挿入部に位置
させ、フィルムの巾に応じて作動するセンサ素子数、同
時に挿入されるフィルム列数に応じて６動するセンサ素
子の配置位置関係等からフィルムの種類を自動判別する
とともに、その判別結果に応じ予め記憶させである補充
液の補充率を読み出すようにフィルム種類選択・補充率
設定部９を構成すればよい。

（発明の効果）この発明の成環液補充方法によれば、写真フィルム処理
機に実施した場合、比較的簡単な構成によって多種類の
フィルムの処理時に消費される処理液の消費量に応じて
効率よく自動補充することができるので、多種類のフィ
ルムを処理する処理機に適用した場合、処理液の維持管
理が容易となるばかりではなく、取り扱いも簡単となる
。特に特定種類の写真フィルム処理機の多種類写真フィ
ルム処理機に改造する場合、既存の処理液補充装置に実
施例中で説明したフィルム種類選択・補充率設定部を付
加するだけで足りるので、極めて経済的に実施すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例の構成を示すプロツク図、第２図は、第１図の実施例における特定フィルム処理時
の作用説明図、第８図は、同じく特定フィルム外のフィルム処理時の作
用説明図である。１・・・フィルムセンサ２・・・フィルム検出積算時間設定部８・・・マイクロプロセッサ４・・・現像補充液供給ポンプ５・・・定着補充液供給ポンプ６・・・現像補充液供給ポンプ運転時間設定部？・・・
定着補充液供給ポンプ運転時間設定部８・・・ポンプ駆
動制御部９・・・フィルム選択・消費率設定部特許出願人　　富士写真フィルム株式会社鴛　　　需 −硬厭　　・映

Claims

【特許請求の範囲】

未処理写真フィルムの種類、巾及び同時処理列数等に応
じて消費される写真処理液の消費量に対応する量の補充
液を間欠的に処理液槽に補充する補充液補充方法におい
て、該処理液槽に導かれる特定種類のフィルム量を検出
して時間積算し、該特定種類のフィルムの処理時には、
該特定種類のフィルムの単位量に対応した時間積算値毎
に前記補充液を補充し、前記特定種類外のフィルム処理
時には、処理しようとするフィルムの種類及び同時処理
列数等に応じて前記特定種類のフィルムに対する補充の
ための時間積算値を一定割合で変更することによつて補
充を行うように構成したことを特徴とする写真処理液の
補充液補充方法。