JP2704668B2 - カラー印画紙の処理方法 - Google Patents

カラー印画紙の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、自動現像機等によりカラー印画紙を湿式処
理するカラー印画紙の処理方法に関する。
<従来の技術> 撮影されたカラーフィルムの画像が焼き付けられたカ
ラー印画紙は、自動現像機等により現像、漂白・定着、
水洗等の処理が順次なされる。
このような処理は、現像槽、漂白・定着槽、水洗槽等
の処理槽内に入れられた各処理液にカラー印画紙を順次
浸漬することによりなされるが、処理槽内の処理液は劣
化したり、また持ち出しや蒸発等により減少したりする
ため、新鮮な処理液(補充液)を補充しつつ処理を行な
うようになっている。
補充液の補充量は、カラー印画紙の写真性に大きな影
響を及ぼすため、従来より、補充量の適正化に関する種
々の技術が開発されており、特に、大型の自動現像機に
おいては、カラー印画紙の種類(例えば、アマチュア撮
影用とプロ撮影用)とカラー印画紙の幅という2つの条
件に基づいて処理液の補充量を決定し、これを補充して
いた。
ところで、近年、例えばプリント画像においては、イ
メージの向上や用途の多様化に対処するために、画像の
周縁に白ぬきの縁を設けるか否かを選択したり、また、
例えばポストカードのように、カラー印画紙の一部の領
域にのみ画像が形成されたもの等が導入されるようにな
ってきた。
この場合、従来の処理液の補充量決定方法では対応し
きれず、上記縁の有無や画面の領域に応じた補充量の微
妙な調節ができないため、より優れた写真性が得られな
いという欠点がある。
なお、カラー印画紙と異なる感光材料を処理するもの
として、特開昭61−226749号に示す写真処理液の補充液
補充方法がある。この発明は、写真フィルムを処理対象
とするものであり、シートフィルムとロールフィルムと
を兼用で処理できることを目的としているため、補充量
を決定するにあたっての感材情報としては、フィルムの
種類、幅およびロールフィルムの処理列数を検出してい
るにとどまり、フィルム内の画像領域や黒化率を求める
ものではない。
従って、この発明をカラー印画紙の処理における補充
に適用しても、補充量の適正化を図ることはできない。
また、印刷版用フィルムを処理するものとして、特開
昭57−195245号に記載の現像液補充装置がある。この発
明は、フィルムの種類、面積および現像後の黒化面積
(画像領域)を検出し、これらに基づいて、予め決定、
実行された予備補充を補正すべく補充するものである。
しかしながら、この発明では、黒化面積をフィルムの
現像処理後に測定しなければならず、従って、補充液の
補充は、そのフィルムの処理後に行なう必要がある。ま
た、この発明では、処理対象が印刷版用の黒白フィルム
であるため、補充量を決定する要素として、感光材料の
黒化率を求めるという思想はなく、従って、この発明を
カラー印画紙の処理における補充に適用しても、黒化率
の変化に応じた適正な補充量を確保するとはできない。
このうよに、カラー印画紙には、その性質に由来する
特有の問題があり、他の種類の感光材料を処理する技術
を応用しただけでは対応しきれず、満足な結果が得られ
ない。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、処理液の補充量の適正化を図り、カ
ラー印画紙の写真性をより向上することができるカラー
印画紙の処理方法を提供することにある。
<課題を解決するための手段> このような目的は、下記(1)、(2)の本発明によ
り達成される。
(1)帯状長尺のカラー印画紙をプリンターの処理槽内
の処理液に浸漬して処理するカラー印画紙の処理方法で
あって、 カラー印画紙の種類および幅に基づいて処理液の基本
補充量を決定し、さらに カラー印画紙に焼き付けた際の縁の有無または露光領
域の情報をプリンターから出力し、 その情報をオンラインでメモリーに入力するか、ある
いは制御手段へ入力することにより、カラー印画紙の実
質的な画像領域に基づいて補正係数を決定し、 前記基本補充量に前記補正係数を乗じた量の処理液を
前記処理槽に補充することを特徴とするカラー印画紙の
処理方法。
(2)カラー印画紙の特定の種類および/または特定の
幅に対しては、それらに応じて予め設定された補正係数
を用いて処理液の実際の補充量を決定する上記(1)に
記載のカラー印画紙の処理方法。
<作用> このような構成の本発明によれば、カラー印画紙の種
類および幅に基づいて処理液の基本補充量を決定すると
ともに、カラー印画紙の実質的な画像領域(例えば、縁
の有無と画面のサイズ)またはさらに画像の黒化率に基
づいて補正係数を決定し、基本補充量に前記補正係数を
乗じた量の補充液を補充するので、カラー印画紙の画像
領域や黒化率に対応したより適正な量の補充液が補充さ
れることとなり、カラー印画紙の写真性やその安定性が
向上する。
<発明の構成> 以下、本発明のカラー印画紙の処理方法を添付図面に
示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明のカラー印画紙の処理方法を実施す
るためのカラー印画紙の処理装置を模式的に示す概略構
成図である。同図に示すように、処理装置1は、処理槽
2を有し、この処理槽2内には、処理液3が所定のレベ
ルまで満たされている。
この処理液3としては、例えば現像液、漂白・定着
液、水洗水等が挙げられ、処理槽2の用途に応じてこれ
らのうちから適宜選択して使用される。なお、本発明に
おいては、現像液すなわち、カラー印画紙を処理する発
色現像液に適用するのが特に有効であり、好ましい。
また、使用される各処理液の処方は特に限定されな
い。
処理槽2の内部および外部には、例えば搬送ローラお
よび各種ガイド等で構成される搬送手段(図示せず)が
設置され、この搬送手段によりカラー印画紙Sを所定の
経路で搬送し、処理液3中に浸漬して処理するようにな
っている。
なお、本発明において、処理対象とされる感光材料
は、カラー印画紙、カラー反転印画紙等が挙げられる。
本明細書では、これらを総称してカラー印画紙とする。
また、カラー印画紙Sの形態は、カットされたシート状
のものではなく、連続した帯状の長尺物である。この帯
状長尺物としては、ロール状に巻かれた状態から巻き出
されて供給される一定幅のカラー印画紙が挙げられる。
処理槽2の近傍には処理液の補充液3′を貯溜するス
トックタンク4が設置されている。このストップタンク
4の底部付近には送液管5の一端が接続され、送液管5
の他端は処理槽2内まで延長されている。
また、送液管の途中には、補充液3′を送液するポン
プ6が設置されている。このポンプ6は、後述する制御
手段により、所定のタイミングで作動、停止がなされ
る。
また、処理槽2の側壁には、処理液の液面レベルを一
定に保つことができる排液管7が設置されている。すな
わち、補充液3′の補充により処理槽2内の液面レベル
が排液管7の槽内排液口の位置より上昇すると、処理槽
2内の劣化した処理液がオーバーフローにより排液管7
から排出され、元の液面レベルに戻るようになってい
る。
このように処理装置1は、処理されるカラー印画紙S
の種類、幅、実質的な画像領域、黒化率等の要素(感材
情報)を例えばテーブル化して記憶するメモリー(ROM
またはRAM)8を有する。
また、このメモリー8の他に、必要に応じ、上記感材
情報のうちの一部を自動的に入手しうる感材情報入手手
段9を、例えば、カラー印画紙Sの搬送経路の途中に設
置してもよい。この感材情報入手手段9としては、例え
ばカラー印画紙Sの幅を検出する幅検出センサーやカラ
ー印画紙に感材情報がバーコード記録されている場合の
バーコードリーダー等が挙げられる。
また、この感材情報入手検出手段9と同様の作用を有
するものとして、処理の前工程で得られた感材情報を利
用する機構、すなわち、例えばプリンター等においてカ
ラー印画紙に焼き付けた際の縁の有無や露光領域の情報
をプリンターから出力し、その情報をオンラインでメモ
リー(RAM)8へ入力するか、または後述する制御手段1
0へ直接入力するような機構(感材情報入力機構)を設
けてもよい。この場合には、比較的多くの感材情報を容
易かつ正確に入手することができ、しかも、上記感材情
報入手手段9における感材幅検出センサー等を別途設置
しなくてもよく、処理装置1の構造の複雑化や大型化を
防止できるという利点がある。
さらに、メモリー8からのデータおよび感材情報入手
手段9からの感材情報に基づいて実際の補充量を演算し
決定する制御手段10が設置されている。この制御手段10
としては、例えばマイクロコンピュータのようなものが
挙げられる。
このような処理装置1において、補充液3′の補充は
次のようにしてなされる。
本発明における補充液3′の実際の補充量(総補充
量)は、基本補充量に補正係数を乗じた値とされる。
基本補充量は、カラー印画紙Sの種類(タイプ)およ
びカラー印画紙Sの幅に基づいて決定される。
ここで、カラー印画紙の種類とは、例えば乳剤層中の
含有銀量の差異を指標とすることができ、アマチュア撮
影用、プロ撮影用、コマーシャル撮影用(ハイコントラ
スト用)というような用途の違いとして区別される。
また、カラー印画紙の幅は、例えば印画紙のサイズ
(Eサイズ、Lサイズ、4×5サイズ、六つ切り、四つ
切り、半紙、全紙等)に応じて決められている。
カラー印画紙における発色現像液の基本補充量の一例
を、下記表1に示す。
なお、このような基本補充量の具体的な値は、従来か
らの経験則に基づいて決定するのが好ましい。
補正係数は、カラー印画紙の実質的な画像領域に基づ
いて決定されるか、またはカラー印画紙の実質的な画像
領域および黒化率に基づいて決定される。
ここで、カラー印画紙の実質的な画像領域とは、カラ
ー印画紙自体のサイズではなく、そのカラー印画紙中に
形成されている画像の領域(露光領域)をいい、例え
ば、カラー印画紙の周縁部に白ぬきの縁があるか否かと
いう条件や、カラー印画紙全体の面積に対する露光領域
の面積の比率等の条件により決定される。
同サイズのカラー印画紙において、縁ありのものは、
縁なしのものに比べ露光領域の面積が90〜96%程度とな
る。
また、ポストカードの場合には、余白部分が多いた
め、カラー印画紙全体の面積に対する露光領域の面積の
比が、例えば10〜85%程度、特に20〜50%程度となる。
上記縁の有無に関しては、例えば縁ありのものの補正
係数を1とし、縁なしのものの補正係数を1.065(縁あ
り/縁なしの露光領域の面積比=93.9%の逆数として算
出)とし、前記基本補充量にこの補正係数を乗じた値を
総補充量とする。
なお、このような補正係数の決定方法は、必ずしも、
全ての場合に一律に適用しなくてもよく、カラー印画紙
の特定の種類および/または特定の幅に対しては、補正
係数を予め設定しておき、これを用いて総補充量を求め
てもよい。
例えば、カラー印画紙の幅の比較的大きいもの、すな
わち基本補重量の比較的多いものは、縁ありの場合と縁
なしの場合で、露光領域の面積の比がそれほど変わらな
いので、縁の有無にかかわらず、補正係数を一定の値、
例えば1または1.065のいずれかに固定しておくことが
できる。
また、例えば、アマチュア用の印画紙、特にEサイズ
のカラー印画紙のように、縁ありで処理する頻度が高い
ものの場合には、補正係数を縁ありの値、すなわち補正
係数を1に固定しておくことができる。
また、カラー印画紙がポストカードである場合、カラ
ー印画紙全体の面積に対する露光領域の面積の比を補正
係数とし、前記基本補充量にこの補正係数を乗じた値を
総補充量とする。なお、ポストカードは、本来縁なしで
あるため、前記縁なしとしての補正係数(1.065)をさ
らに乗じてもよい。
このよう補正係数の決定において、黒化率という条件
考慮に入れると、さらに適正な補充量の決定が可能とな
る。
ここで、黒化率とは、カラー印画紙の最高濃度Dmaxと
最低濃度Dminに対し、画面の積分された平均濃度とし
たとき、下記式(I)で表わされる値をいう。
なお、通常、上記Dmax、Dminおよびについては、代
表的に緑感層の濃度について求められる。
例えば、黒化率がそれぞれ20%と25%の2種のカラー
印画紙がある場合、黒化率20%のカラー印画紙に対して
は補正係数を1(または0.85)とし、黒化率20%のカラ
ー印画紙に対しては補正係数を1.25(または1)とし、
この補正係数および前記縁の有無等による補正係数を前
記基本補充量に乗じた値を総補充量とする。
なお、このような黒化率による補正係数の決定方法
は、必ずしも、全ての場合に一律に適用しなくてもよ
く、前記と同様、特定のカラー印画紙に対しては、予め
設定された補正係数を用いてもよい。例えば、原則とし
て黒化率が高い(25%)プロ撮影用のカラー印画紙の処
理に対しては、実際の黒化率にかかわらず、補正係数を
一定の値(例えば1または1.25)に固定しておくことが
できる。
また、各黒化率に対する具体的な補正係数の値は、経
験則に基づいて決定するのが好ましい。
このような基本補充量および補正係数を決定する要素
であるカラー印画紙の種類、幅、実質的な画像領域(縁
の有無および露光領域)および黒化率は、前記メモリー
8に例えばテーブル化されて記憶されている。
操作者が処理するカラー印画紙Sに関する上記各要素
を選択して例えばキー入力する、それに応じたデータが
所定のプログラムに従ってメモリー8から読み出され、
制御手段10に入力される。そして、制御手段10において
は、このデータに基づいて基本補充量および補正係数が
決定されるとともに、これらより総補充量が算出、決定
される。
また、上記各要素のうちの一部について(例えば、感
材幅)は、前記感材情報入手手段9により検知し、この
要素に関する感材情報を制御手段10に入力し、この感材
情報と残りの要素に関する前記メモリー8からのデータ
とに基づいて総補充量を求めてもよい。
なお、感材情報入手手段9では、上記各要素の全てを
検知することは困難である。例えば、処理後の搬送経路
上に実質的な画像領域を検出しうるセンサーを設けてカ
ラー印画紙の実質的な画像領域を検出することも可能で
あるが、この場合には、処理装置の構成が複雑化し、か
つ大型化するため好ましくない。また、カラー印画紙の
場合、印刷板用の網点画像(デジタル画像)と異なり、
連続階調をもつ画像(アナログ画像)であるため、黒化
率を実際の焼付画像から測定することは極めて困難であ
り、特にカラーの場合にはその精度も低い。
むしろ、このような実質的な画像領域や黒化率は、現
像処理前に既知であることが多いため、これらの要素に
関しては、メモリー8に記憶しておき、操作者が選択、
入力するようにし、感材情報入手手段9による感材情報
の検出は、これを行なうとしても、あくまで、操作者の
入力作業を軽減するため等の補助的な手段として用いる
こと、すなわち、検出することが比較的容易で、かつ正
確であるような要素(例えば、感材幅)のみを検出する
ようなものとして用いることが好ましい。この点に関し
ては、前記感材情報入力機構は、操作者が選択、入力す
る場合と同様、優れており、この機構を主としてまたは
補助的に用いることは好ましい。
補充液3′の補充は、ポンプ6を作動し、ストックタ
ンク4内の補充液3′を送液管5を通じて処理槽2内へ
供給することにより行なわれる。このとき補充液3′の
補充量は、吐出量が一定であるポンプ6の作動時間を制
御することにより調整するのが好ましい。従って、上記
制御手段10は、上述のようにして決定された総補充量に
対応するポンプ6の作動時間を求め、内蔵するタイマー
によりこの作動時間に応じたポンプ6の作動、停止命令
信号をポンプ6の電力供給部へ出力し、これを実行す
る。これにより、ポンプ6は所定時間作動し、決定され
た総補充量に等しい量の補充液3′が処理槽2内に投入
される。
なお、補充液3′の実際の補充は、カラー印画紙Sの
処理中であっても、処理前または処理後であってもよ
い。例えば、大型自動現像機では、前述した長尺印画紙
のロール1本分の処理が終了した後に、それに応じた補
充液3′の補充を行なうのが好ましい。この場合、総補
充量がカラー印画紙Sの単位長さ当たりのものである場
合には、カラー印画紙Sの実際の処理長さ、すなわちロ
ール1本分の長さに換算した量が補充される。
本発明では、カラー印画紙Sの処理前にその感材情報
を得ることができるので、前記印刷版用フィルムの処理
における現像液補充装置と異なり、そのカラー印画紙S
の処理前または処理中に補充液の補充を行なうこともで
きる。
なお、補充液3′の補充量の調整は、上記ポンプ6の
作動時間の制御により行なう場合に限定されず、例えば
送液管5の途中に電磁バルブ(図示せず)を設け、この
電磁バルブの開閉タイミングを制御することにより行な
う方法や、その他公知の流量調整方法等いかなる方法を
採用してもよい。
また、図示の処理装置1においては、基本補充量の決
定、補充係数の決定およびこれらに基づく総補充量の決
定ならびに実際の補充量の制御を全て処理装置1内で自
動的に行なっているが、本発明ではこれに限らず、これ
らのうちの全部または一部を他の装置により、あるいは
人為的操作により行なってもよい。
本発明は、自動現像機の他、例えば、湿式のカラー複
写機、プリンタープロセッサ、ビデオプリンタープロセ
ッサー、写真プリント作成コインマシーン、検版用カラ
ーペーパー処理機等の各種処理装置への適用も可能であ
る。
<実施例> 以下、本発明を具体的実施例を挙げてさらに詳細に説
明する。
(本発明例) 長尺のカラー印画紙であるフジカラーペーパーSUPER
HG(アマチュア用)、フジカラープロフェッショナル
ペーパータイプ 02−P(プロ用)およびフジカラーペ
ーパータイプ 02−C(コマーシャル用)をそれぞれ露
光後、大型自動現像機として、富士写真フイルム社製FP
RP412型を用い、ロール状に巻かれたカラー印画紙を連
続的に巻き出して現像→漂白・定着→水洗の処理を施し
た。
なお、用いた処理液処方は、CP−23Aとした。
この処理において、下記表2に示すように、カラー印
画紙の種類、幅、縁の有無、画面サイズ(露光領域の面
積比)および黒化率を種々変更し、それぞれの条件に応
じて現像液の基本補充量(感材長さ1m当たりの液量)お
よび補正係数を決定し、これらより現像液の総補充量を
求めた。
なお、表2中の感材種は、A:アマチュア撮影用、B:プ
ロ撮影用、C:コマーシャル撮影用(ハイコントラスト
用)である。
また、カラー印画紙周縁部の縁は幅5mmのものとし
た。
また、No.9〜12、24〜28、41〜44は、いずれもポスト
カード用のカラー印画紙であり、表2中の画面サイズ
は、カラー印画紙全体の面積に対する露光領域の面積の
比を示す。
ロール1本分のカラー印画紙を処理後、上記表1に示
す総補充量と同量の現像液を現像槽に補充し、次の処理
を行なうという工程を上記No.1〜48の各例に対し50〜50
0回繰り返し行なった。
なお、上記カラー印画紙の各条件は、ロール1本分毎
に一定とした。
また、漂白・定着液および洗浄水の補充は、それぞ
れ、従来通りそれらの基本補充量で行なった。
(比較例) また、比較例として、カラー印画紙を処理後、表1に
示す基本補充量と同量の現像液を補充した以外は前記と
同様にした実験を行なった。
上記本発明例および比較例のNo.1〜48について、処理
されたカラー印画紙の写真性を評価するために、各カラ
ー印画紙の緑感層の感度Dを測定した。
その結果を下記表3に示す。
表3に示すように、本発明例では、比較例に比べ、現
像液の補充量がより適正化されているため、感光のバラ
ツキが少なく、優れた写真性およびその安定性が得られ
ることが確認された。
なお、追加実験として、上記本発明例に対し、漂白・
定着液の補充、さらには漂白・定着液の補充と水洗水の
補充を、前記と同様にして求めた総補充量で行なったと
ころ、処理されたカラー印画紙の写真性およびその安定
性がさらに向上した。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明のカラー印画紙の処理方法
によれば、処理液の補充量がより適正化されるので、カ
ラー印画紙の写真性の向上やその安定性の向上が図れ
る。
また、本発明を適用した処理装置の構造の複雑化や大
型化を招くこともなく、その操作も簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のカラー印画紙の処理方法を実施する
ための処理装置を模式的に示す概略構成図である。 符号の説明 1……処理装置 2……処理槽 3……処理液 3′……補充液 4……ストックタンク 5……送液管 6……ポンプ 7……排液管 8……メモリー 9……感材情報入手手段 10……制御手段 S……カラー印画紙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状長尺のカラー印画紙をプリンターの処
    理槽内の処理液に浸漬して処理するカラー印画紙の処理
    方法であって、 カラー印画紙の種類および幅に基づいて処理液の基本補
    充量を決定し、さらに カラー印画紙に焼き付けた際の縁の有無または露光領域
    の情報をプリンターから出力し、 その情報をオンラインでメモリーに入力するか、あるい
    は制御手段へ入力することにより、カラー印画紙の実質
    的な画像領域に基づいて補正係数を決定し、 前記基本補充量に前記補正係数を乗じた量の処理液を前
    記処理槽に補充することを特徴とするカラー印画紙の処
    理方法。
  2. 【請求項2】カラー印画紙の特定の種類および/または
    特定の幅に対しては、それらに応じて予め設定された補
    正係数を用いて処理液の実際の補充量を決定する請求項
    1に記載のカラー印画紙の処理方法。
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