JP2952082B2 - パチンコ機の景品球払出装置 - Google Patents

パチンコ機の景品球払出装置

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JP2952082B2
JP2952082B2 JP18686291A JP18686291A JP2952082B2 JP 2952082 B2 JP2952082 B2 JP 2952082B2 JP 18686291 A JP18686291 A JP 18686291A JP 18686291 A JP18686291 A JP 18686291A JP 2952082 B2 JP2952082 B2 JP 2952082B2
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rotation
motor
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満 大山
昭二 岸
佳伸 山口
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MARUPPON KOGYO KK
Adachi Light Inc
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MARUPPON KOGYO KK
Adachi Light Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動モータの回転によ
って所定数の景品球を払い出すパチンコ機の景品球払出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、図9に示すように円筒体1
00の外周表面に景品球の供給通路101に臨んで最先
端の景品球を受ける突条102を螺旋状に設けたリード
スクリュー103を駆動モータ105によって回転さ
せ、それによって突条102で支持された景品球を1個
ずつ排出通路105に払い出すようにした景品球払出装
置を提案し、特許として目下出願中に属するものである
(特願平2−169187号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の景品球
払出装置は、供給通路101で待機している景品球の球
圧がリードスクリュー103に掛かっているので、景品
球の払い出し時に駆動モータ104に大きな負荷がかか
り、特に駆動モータ104が回転し始めるときにその負
荷が最大となり、かつその負荷によって回転し始めから
規定回転速度に達するまでにいくらかの時間が掛かるも
のであった。このため、景品球の払い出し動作が連続的
に行われるような場合には、駆動モータ104の始動時
から規定回転速度に達するまでのタイムラグが集積され
て当然に景品球の払い出しに時間が掛かることになる。
また駆動モータ104に対して強弱の大きく異なる負荷
が断続的に掛かることになるため、極度の加熱現象が起
き、短期間の使用によって駆動モータ104が故障する
という問題点があった。 特に、リードスクリュー10
3の回転による景品球の払い出しの場合、景品球が汚れ
ているとその突条102との接触摩擦が大きくなつて上
記した現象が顕著となる。本発明は、上記した問題点に
鑑みなされたもので、その目的とするところは、駆動モ
ータに掛かる負荷を少なくして長期間の使用に耐え得る
ようにすると共に、景品球の払い出し動作を円滑かつ迅
速になし得るような景品球払出装置を提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、景品球が連続して供給される供給通路
と、円筒体の外周表面に前記供給通路に臨んで最先端の
景品球を受ける突条を螺旋状に設けたリードスクリュー
と、該リードスクリューを回転させる駆動モータと、該
駆動モータの回転により払い出された景品球が排出され
る排出通路とからなるパチンコ機の景品球払出装置にお
いて、前記駆動モータをモータ軸を中心として所定の範
囲内で回動自在なように取付けるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】駆動モータが回転し始めるときには、モータ軸
がリードスクリューに対して回転させようとする作用力
を及ぼす。このとき、リードスクリューには供給通路の
景品球の球圧が掛かっていて回転しにくくなっているの
でその作用力に対する抗力が働き、その抗力によってモ
ータ軸の回転が妨たげられる。その結果、駆動モータが
その特性作用であるモータ軸と本体との反発回動作用に
よりモータ軸を中心として所定の範囲内でモータ軸の逆
回転方向に回動することになる。これによって、駆動モ
ータの回動が助走となってモータ軸が回転し易くなり、
駆動モータに対する負荷が軽減されると共に、モータ軸
の回転を一気に加速して規定回転速度に達するまでの時
間を短縮することができるので景品球の払い出しが迅速
に行われる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の景品球払出装置が適用され
るパチンコ機の裏面図である。パチンコ機1の裏面に
は、遊技盤2の裏面全体を覆うように機構板3が配設さ
れており、その遊技盤2の裏面と相対する機構板3の前
面下部に入賞球を集合する入賞球集合樋4が形成されて
いる。この入賞球集合樋4は、入賞球を一列に整列して
流下させるようになっており、その流下通路の途中に通
過する入賞球を検出する入賞球検出器5が設けられてい
る。この入賞球検出器5からの信号は図示しない払出制
御回路に送られて後述する景品球払出装置9の動作を制
御する。一方、機構板3の裏面上部には、景品球を貯留
する景品球タンク6が設けられ、該景品球タンク6の下
方に景品球を整列して流下させる導出樋7が設けられて
いる。また導出樋7の下流側に垂直状の供給樋8が連設
され、この供給樋8の流下端に本発明の景品球払出装置
9が接続されている。さらに、景品球払出装置9の下方
には払い出された景品球を機前の球受皿(図示せず)に
導く景品球排出樋10が設けられている。
【0007】図2は本発明の景品球払出装置9の分解斜
視図、図3はその要部斜視図である。景品球払出装置9
は、図2に示すように本体ベース11と駆動モータ12
とリードスクリュー13とカバー14とによって大略構
成される。本体ベース11の前面には図4に示すように
前記供給樋8に連続する垂直状の2条の供給通路15
a,15bが左右に間隔を離して形成され、該供給通路
15a,15bの下流側に景品球の排出通路16a,1
6bがそれぞれ形成されている。前記駆動モータ12
は、モータ取付フレーム17を介して本体ベース11の
前面中央に取り付けられており、リードスクリュー13
は駆動モータ12の下方であり、かつ供給通路15a,
15bの間に位置するように配設されている。
【0008】前記駆動モータ12は、図5に示すように
左右対称位置にモータ軸18を中心とした円弧状のガイ
ド長孔19,19を形成した取付板20を一体に有す
る。そして、モータ取付フレーム17の上面に載置して
ガイド長孔19,19をモータ取付フレーム17に形成
した透孔21,21に合致させ、さらにピン状の座付ナ
ット22,22を透孔21,21からガイド長孔19,
19に挿通した後、ビス23,23をワッシャ24,2
4を介して座付ナツト22,22に螺合することによっ
てモータ取付フレーム17に取付けられる。前記座付ナ
ツト22,22は、図6に示すようにその上端がガイド
長孔19,19より上方に突出する位置となつているの
で、ビス23,23を締付けても取付片20がモータ取
付フレーム17に固定されず、これによって駆動モータ
12はガイド長孔19,19の範囲内で自由に回動でき
るようになつている。また駆動モータ12のモータ軸1
8は、モータ取付フレーム17の軸受孔25から下方に
突出して位置し、その先端には原動歯車26が固着され
ている。
【0009】前記リードスクリュー13は、図2及び図
4に示すように円筒体27の外周表面に前記供給通路1
5a,15bに臨んで最先端の景品球を受ける突条28
を螺旋状に設けて形成されており、その円筒体27の上
下中心に突出する回転軸29を本体ベース11の軸受片
30,30に支持させて水平回転自在に取付けられてい
る。そして、円筒体27の上方に突出する回転軸29の
先端にモータ軸18の原動歯車26に噛合する従動歯車
31が固着されており、これによつてモータ軸18の回
転をリードスクリュー13に伝達するようになってい
る。なお、前記リードスクリュー13の突条28は、該
リードスクリュー13が1回転することによって供給通
路15a,15bの最先端の景品球が支持を失なつて排
出通路16a,16bに落下するようにその螺旋形状が
選ばれる。また、円筒体27の下方に突出する回転軸2
9にはボールベアリング32が嵌着されており、リード
スクリュー13の回転を円滑に行わせるようになってい
る。また前記供給通路15a,15bには球切れ検出器
33a,33bが設けられており、供給通路15a,1
5bのいずれかに球切れが発生すると駆動モータ12を
停止させて景品球の払い出し動作が行われないようにす
る。また排出通路16a,16bには景品球検出器34
a,34bが設けられており、リードスクリュー13の
回転によつて排出通路16a,16bに払い出される景
品球が1個ずつ検出されるようになっている。
【0010】次に、以上説明した本実施例の景品球払出
装置の動作について説明する。入賞球検出器5が入賞球
を検出すると、その検出信号に基づいて駆動モータ12
が図7矢印(イ)のように反時計方向に水平回転する。
このリードスクリュー13の回転で供給通路15a,1
5bに連続状態で待機する景品球は突条28の移動に伴
ない途切れることなく数珠状に連なって下降し、リード
スクリュー13が一回転すると図8(a)〜(d)に示
すように突条28に支持される最先端の景品球B1,B2
がその突条28による支持から外れて排出通路16
a,16bに払い出されるものである。
【0011】しかして、上記した景品球の払い出し動作
時において、駆動モータ12の駆動によってモータ軸1
8の原動歯車26が図7矢印(イ)方向に回転しようと
するとき、その作用力がリードスクリュー13の従動歯
車31に伝達されるも、該従動歯車31は、リードスク
リュー13に掛かる球圧によって回転しにくくなってい
るため、図7矢印(ハ)方向に回転しようとする抗力が
働く。そして、その抗力によって原動歯車26の回転が
妨たげられることになるが、駆動モータ12は、モータ
取付フレーム17に対して取付片20のガイド長孔1
9,19の範囲内で回動自在に取付けられているため、
駆動モータ12の特性作用であるモータ軸と本体との反
発回動作用により駆動モータ12が図7実線位置から鎖
線位置に回動することになる。このため、その駆動モー
タ12の回動が助走となってモータ軸18の回転が容易
かつ円滑に行われるので、駆動モータ12に掛かる負荷
を大きく減少することができると共に、駆動モータ12
の始動時から高トルク、高回転が得られて景品球の払い
出し動作を常に安定した状態で迅速に行うことができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るパチンコ機の景品球払出装置は、景品球払い出し
用のリードスクリューを回転させる駆動モータを所定の
範囲内で回動自在なように取付けるようにしたので、そ
の駆動モータの回動による助走効果によってモータ軸の
回転を円滑に行わせることができるため、駆動モータに
掛かる負荷を大きく減少することができ、長期間での使
用による故障を防ぐことができる。 また駆動モータの
回動による助走効果によって、モータ軸の回転を始動時
から高回転とすることができるため、景品球の払い出し
動作を早くすることができる。 さらに、景品球の払い
出し時において、景品球の汚れや割れ球の混入等によっ
てリードスクリューに負荷が掛けられても駆動モータの
回動によって確実に吸収緩和することができ、球噛みの
ような故障を防ぐことができて常に安定した景品球の払
い出し動作が行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の景品球払出装置が適用されるパチンコ
機の裏面図である。
【図2】本発明に係る景品球払出装置の分解斜視図であ
る。
【図3】同要部の斜視図である。
【図4】同一部断面にして示す正面図である。
【図5】駆動モータ部分の分解斜視図である。
【図6】駆動モータの取付部分の拡大断面図である。
【図7】一部断面にして示す平面図である。
【図8】(a)〜(d)は景品球の払い出し動作を説明
する解説図である。
【図9】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
9 景品球払出装置 12 駆動モータ 13 リードスクリュー 15a,15b 供給通路 16a,16b 排出通路 18 モータ軸 27 円筒体 28 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品球が連続して供給される供給通路
    と、 円筒体の外周表面に前記供給通路に臨んで最先端の景品
    球を受ける突条を螺旋状に設けたリードスクリューと、 該リードスクリューを回転させる駆動モータと、 該駆動モータの回転により払い出された景品球が排出さ
    れる排出通路とからなるパチンコ機の景品球払出装置に
    おいて、 前記駆動モータをモータ軸を中心として所定の範囲内で
    回動自在なように取付けるようにしたことを特徴とする
    パチンコ機の景品球払出装置。
JP18686291A 1991-07-01 1991-07-01 パチンコ機の景品球払出装置 Expired - Lifetime JP2952082B2 (ja)

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