JPH0250516B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0250516B2 JPH0250516B2 JP60266381A JP26638185A JPH0250516B2 JP H0250516 B2 JPH0250516 B2 JP H0250516B2 JP 60266381 A JP60266381 A JP 60266381A JP 26638185 A JP26638185 A JP 26638185A JP H0250516 B2 JPH0250516 B2 JP H0250516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coins
- coin
- rotating disk
- motor
- dispensing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
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- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、払い出し枚数が少ない場合でも、予
定された枚数のコインを正確に払い出すことがで
きるようにしたコイン払い出し装置に関するもの
である。
定された枚数のコインを正確に払い出すことがで
きるようにしたコイン払い出し装置に関するもの
である。
自動販売機や両替機、あるいは硬貨型のメダル
を使用するスロツトマシンなどのゲーム機には、
硬貨やメダル(以下、コインと総称する)を排出
口に送り出すためのコイン払い出し装置が内蔵さ
れている。一般にコイン払い出し装置は、コイン
を円環状に整列して載置させる回転円盤を利用し
ており、この回転円盤をモータで駆動することに
よつて、回転円盤上に載置されたコインを排出口
に順次に送り込むようにしている。
を使用するスロツトマシンなどのゲーム機には、
硬貨やメダル(以下、コインと総称する)を排出
口に送り出すためのコイン払い出し装置が内蔵さ
れている。一般にコイン払い出し装置は、コイン
を円環状に整列して載置させる回転円盤を利用し
ており、この回転円盤をモータで駆動することに
よつて、回転円盤上に載置されたコインを排出口
に順次に送り込むようにしている。
ところで、従来のコイン払い出し装置では、前
記回転円盤を斜めに配置して、その下側を部分的
にバケツト内に臨出させている。というのは、バ
ケツト内には払い出しに充当される多数のコイン
が収容されているため、これらの重量が回転円盤
の全面に加わるようになると、回転円盤を駆動す
るためのモータの負担が大きくなり過ぎるからで
ある。こうした理由から、前述のように回転円盤
の一部をバケツト内に臨出させ、この部分でコイ
ンを掬い上げるようにしているが、こうした構成
においても、バケツト内に収容されたコインの重
量が回転円盤に直接的に加わることが避けられな
い。このため、回転円盤を斜設した従来の装置に
おいては、回転円盤の回転速度を大幅に向上させ
ることが困難で、コインの払い出し効率としては
4〜5枚(枚/秒)程度であつた。
記回転円盤を斜めに配置して、その下側を部分的
にバケツト内に臨出させている。というのは、バ
ケツト内には払い出しに充当される多数のコイン
が収容されているため、これらの重量が回転円盤
の全面に加わるようになると、回転円盤を駆動す
るためのモータの負担が大きくなり過ぎるからで
ある。こうした理由から、前述のように回転円盤
の一部をバケツト内に臨出させ、この部分でコイ
ンを掬い上げるようにしているが、こうした構成
においても、バケツト内に収容されたコインの重
量が回転円盤に直接的に加わることが避けられな
い。このため、回転円盤を斜設した従来の装置に
おいては、回転円盤の回転速度を大幅に向上させ
ることが困難で、コインの払い出し効率としては
4〜5枚(枚/秒)程度であつた。
こうした従来装置に対し、回転円盤を水平に配
置するとともに、回転円盤とバケツトとの間にコ
インの重量を受け止めるための規制板を設け、コ
インの重量が回転円盤に直接加わらないようにし
たコイン払い出し装置がすでに本出願人によつて
提案されている(特願昭60−108401号)。かかる
構成によれば、回転円盤に加わる負荷が大幅に軽
減されることによつて、回転円盤の回転速度を速
めることが可能になるとともに、コインを排出口
に向かつて移動させる際には、回転円盤の駆動に
伴つて生じる遠心力も積極的に利用することがで
きるようになり、コインの払い出し効率を15〜16
(枚/秒)程度まで向上させることができるよう
になる。
置するとともに、回転円盤とバケツトとの間にコ
インの重量を受け止めるための規制板を設け、コ
インの重量が回転円盤に直接加わらないようにし
たコイン払い出し装置がすでに本出願人によつて
提案されている(特願昭60−108401号)。かかる
構成によれば、回転円盤に加わる負荷が大幅に軽
減されることによつて、回転円盤の回転速度を速
めることが可能になるとともに、コインを排出口
に向かつて移動させる際には、回転円盤の駆動に
伴つて生じる遠心力も積極的に利用することがで
きるようになり、コインの払い出し効率を15〜16
(枚/秒)程度まで向上させることができるよう
になる。
しかし、上述のような工夫等によつて回転円盤
の回転速度を上げ、コインの払い出し効率を向上
させてゆくと、特に、コインの払い出し枚数が数
枚以下と少なくなつてきた場合に、コインの余剰
払い出しが出やすくなる。というのは、前回のコ
イン払い出しが終了した時点で次に払い出される
コインが排出口近くにあり、しかも次に払い出さ
れるコインの枚数が2〜3枚程度であつた場合に
は、回転円盤を起動させた直後に払い出しが完了
してしまい、直ぐに回転円盤駆動用のモータを停
止させなくてはならなくなる。
の回転速度を上げ、コインの払い出し効率を向上
させてゆくと、特に、コインの払い出し枚数が数
枚以下と少なくなつてきた場合に、コインの余剰
払い出しが出やすくなる。というのは、前回のコ
イン払い出しが終了した時点で次に払い出される
コインが排出口近くにあり、しかも次に払い出さ
れるコインの枚数が2〜3枚程度であつた場合に
は、回転円盤を起動させた直後に払い出しが完了
してしまい、直ぐに回転円盤駆動用のモータを停
止させなくてはならなくなる。
ところが、回転円盤の起動時におけるモータの
駆動電圧は、それまで停止状態にあつた回転円盤
の慣性の影響によつて急激に上昇する傾向を示
し、モータを定常回転させるときの駆動電圧を越
えてしまう。そして、このような期間にモータを
停止させるタイミングが合致してしまうと、例え
モータを停止させるためにその両端を短絡させた
としても、自己誘導による逆起電力(回転を継続
させようとする方向に働く)は、定常回転してい
るときのモータを停止させる場合よりも大きくな
り、モータの停止タイミングは定常運転時よりも
遅れるようになる。したがつて、排出口近くにコ
インがある場合には、このわずかな停止タイミン
グの遅れによつても1〜2枚のコインが払い出さ
れる結果となる。
駆動電圧は、それまで停止状態にあつた回転円盤
の慣性の影響によつて急激に上昇する傾向を示
し、モータを定常回転させるときの駆動電圧を越
えてしまう。そして、このような期間にモータを
停止させるタイミングが合致してしまうと、例え
モータを停止させるためにその両端を短絡させた
としても、自己誘導による逆起電力(回転を継続
させようとする方向に働く)は、定常回転してい
るときのモータを停止させる場合よりも大きくな
り、モータの停止タイミングは定常運転時よりも
遅れるようになる。したがつて、排出口近くにコ
インがある場合には、このわずかな停止タイミン
グの遅れによつても1〜2枚のコインが払い出さ
れる結果となる。
本発明は、このようなコイン払い出し装置の欠
点を解決するためになされたもので、例え予定さ
れたコインの払い出し枚数が少ない場合であつて
も、コインが余分に払い出されることのないよう
にしたコイン払い出し装置を提供することを目的
とする。
点を解決するためになされたもので、例え予定さ
れたコインの払い出し枚数が少ない場合であつて
も、コインが余分に払い出されることのないよう
にしたコイン払い出し装置を提供することを目的
とする。
上記目的を達成するために、本発明のコイン払
い出し装置においては、モータで正転されること
によつてコインの払い出し動作を行う回転円盤を
その起動の瞬間に一時的に逆転され、これに引き
続き正転させることによつてコインの払い出しが
開始されるようにしたものである。
い出し装置においては、モータで正転されること
によつてコインの払い出し動作を行う回転円盤を
その起動の瞬間に一時的に逆転され、これに引き
続き正転させることによつてコインの払い出しが
開始されるようにしたものである。
上記のように構成された本発明のコイン払い出
し装置では、回転円盤を後退方向に回転させた後
に正転させることにより、モータの駆動電圧が急
激に上昇する期間内にモータの停止タイミングが
入ることがなく、モータが定常回転に達してから
実際にコインの払い出しが行われるから、それ以
後ではコインの払い出し停止信号に基づき、コイ
ンを余分に払い出すことなく回転円盤の駆動を停
止させることができるようになる。
し装置では、回転円盤を後退方向に回転させた後
に正転させることにより、モータの駆動電圧が急
激に上昇する期間内にモータの停止タイミングが
入ることがなく、モータが定常回転に達してから
実際にコインの払い出しが行われるから、それ以
後ではコインの払い出し停止信号に基づき、コイ
ンを余分に払い出すことなく回転円盤の駆動を停
止させることができるようになる。
以下、図面にしたがつて本発明の一実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
フロントドア1が開かれた状態のスロツトマシ
ンを示す第5図において、フロントドア1が軸着
された本体2には、外周にシンボルが配列された
3個のリールを含む周知のリール装置3が設けら
れている。ゲームを行うときにはフロントドア1
は閉じられるが、リールのシンボル配列の一部
は、フロントドア1に設けられた観察窓4を介し
て視認できるようになつている。
ンを示す第5図において、フロントドア1が軸着
された本体2には、外周にシンボルが配列された
3個のリールを含む周知のリール装置3が設けら
れている。ゲームを行うときにはフロントドア1
は閉じられるが、リールのシンボル配列の一部
は、フロントドア1に設けられた観察窓4を介し
て視認できるようになつている。
スロツトマシンゲームの開始に先立つて投入さ
れたコインは、コイン投入口(図示省略)に連絡
された出口5からコイン選別器6に送られる。コ
イン選別器6は、投入されたコインの真贋を判別
し、適正なコインは出口7、樋8を介してコイン
払い出し装置10のバスケツト12に送り込まれ
る。また、不適正なコインは、出口9、樋11を
介して受け皿13に排出される。そしてゲームを
行つた結果、入賞が得られた場合にはコイン払い
出し装置10が作動して、入賞に応じた枚数のコ
インがシユート14から送り出され、樋11に形
成された開口15を通つて受け皿13に払い出さ
れる。なお、バケツト12の一方の側面には開口
19が形成されており、バケツト12が満杯状態
でゲームが繰り返されたときには、バケツト12
から溢れたコインは、前記開口19を通つて補助
容器20で回収される。
れたコインは、コイン投入口(図示省略)に連絡
された出口5からコイン選別器6に送られる。コ
イン選別器6は、投入されたコインの真贋を判別
し、適正なコインは出口7、樋8を介してコイン
払い出し装置10のバスケツト12に送り込まれ
る。また、不適正なコインは、出口9、樋11を
介して受け皿13に排出される。そしてゲームを
行つた結果、入賞が得られた場合にはコイン払い
出し装置10が作動して、入賞に応じた枚数のコ
インがシユート14から送り出され、樋11に形
成された開口15を通つて受け皿13に払い出さ
れる。なお、バケツト12の一方の側面には開口
19が形成されており、バケツト12が満杯状態
でゲームが繰り返されたときには、バケツト12
から溢れたコインは、前記開口19を通つて補助
容器20で回収される。
前記コイン払い出し装置10の一例を示す第1
図および第2図、第3図において、スロツトマシ
ン本体2にほぼ水平に取り付けられる基板22に
は、モータ23によつて駆動される回転円盤24
が設けられている。また、基板22には、前記回
転円盤24の外周縁を取り囲むように、概ね円筒
状に形成された案内板25が固着されている。第
3図に明らかなように、案内板25の一部は、回
転円盤24の内側に入り込んだ屈曲部25aとし
て形成されている。この屈曲部25aの下縁には
横長のスリツト26が形成されている。このスリ
ツト26の高さおよび幅は、横向きのコイン30
が一枚だけ通過できるように設定されている。な
お、回転円盤24の外周縁と案内板25の内壁と
の間に、コイン30の半径以下であれば隙間があ
つても差支えない。
図および第2図、第3図において、スロツトマシ
ン本体2にほぼ水平に取り付けられる基板22に
は、モータ23によつて駆動される回転円盤24
が設けられている。また、基板22には、前記回
転円盤24の外周縁を取り囲むように、概ね円筒
状に形成された案内板25が固着されている。第
3図に明らかなように、案内板25の一部は、回
転円盤24の内側に入り込んだ屈曲部25aとし
て形成されている。この屈曲部25aの下縁には
横長のスリツト26が形成されている。このスリ
ツト26の高さおよび幅は、横向きのコイン30
が一枚だけ通過できるように設定されている。な
お、回転円盤24の外周縁と案内板25の内壁と
の間に、コイン30の半径以下であれば隙間があ
つても差支えない。
基板22の上方には、底面に開口28が形成さ
れた漏斗状のバケツト12が設けられている。バ
ケツト12に収容されたコインは、前記開口28
を通つて回転円盤24上へと落下される。なお、
第2図に示したように、バケツト12の開口28
の周囲においては、漏斗状の斜面が屈曲されてお
り、斜面に沿つて落下してくるコインの姿勢を、
できるだけ水平に近くなるようにしてある。この
結果、バケツト12内から回転円盤24に至るコ
インの流れが非常に円滑化されている。
れた漏斗状のバケツト12が設けられている。バ
ケツト12に収容されたコインは、前記開口28
を通つて回転円盤24上へと落下される。なお、
第2図に示したように、バケツト12の開口28
の周囲においては、漏斗状の斜面が屈曲されてお
り、斜面に沿つて落下してくるコインの姿勢を、
できるだけ水平に近くなるようにしてある。この
結果、バケツト12内から回転円盤24に至るコ
インの流れが非常に円滑化されている。
回転円盤24は、ギヤボツクス32の出力軸3
2aに固定されるスリーブと一体化された取付台
33と、支柱34のフランジ34aとの間で、ビ
スにより緊締して固定される。このように、出力
軸32aに結合されるスリーブと、回転円盤24
の受け面とが一体化された取付台33を使用する
と、組み立てが簡単になるとともに、回転円盤2
4の回転面を一定に維持しやすくなる。
2aに固定されるスリーブと一体化された取付台
33と、支柱34のフランジ34aとの間で、ビ
スにより緊締して固定される。このように、出力
軸32aに結合されるスリーブと、回転円盤24
の受け面とが一体化された取付台33を使用する
と、組み立てが簡単になるとともに、回転円盤2
4の回転面を一定に維持しやすくなる。
支柱34は、バケツト12の開口28を通つて
バケツト12内まで伸びており、その先端部には
円形の規制板35が回動自在に軸着されている。
そして、この規制板35はバケツト12内に収容
されているコインの重量による負荷が、回転円盤
24に直接及ぶことがないようにしている。しか
も、出力軸32aを介して回転円盤24を回転さ
せても、規制板35は回転円盤24と一体には回
転されないから、回転円盤24は低負荷で円滑に
回転されるようになり、コインの払い出しを高速
化するのに効果的である。なお、支柱34のフラ
ンジ34aに突設されたピン36は、回転円盤2
4とともに回転され、バケツト12から供給され
るコインを撹拌し、コイン詰まりなどが生じない
ようにしている。
バケツト12内まで伸びており、その先端部には
円形の規制板35が回動自在に軸着されている。
そして、この規制板35はバケツト12内に収容
されているコインの重量による負荷が、回転円盤
24に直接及ぶことがないようにしている。しか
も、出力軸32aを介して回転円盤24を回転さ
せても、規制板35は回転円盤24と一体には回
転されないから、回転円盤24は低負荷で円滑に
回転されるようになり、コインの払い出しを高速
化するのに効果的である。なお、支柱34のフラ
ンジ34aに突設されたピン36は、回転円盤2
4とともに回転され、バケツト12から供給され
るコインを撹拌し、コイン詰まりなどが生じない
ようにしている。
案内板25に形成されたスリツト26の近傍に
は、弾性をもつた例えばゴム製のローラ38が設
けられている。ローラ38は、ベルト37を介
し、ギヤボツクス32の出力軸32bによつて駆
動される。そして、スリツト26から排出された
コイン30の上面に圧接して、これに付勢を与え
ながらシユート14へと送り出す。なお、第3図
に示したように、ローラ38を回転円盤24の上
にくるように配置する場合には、ローラ38と回
転円盤24とを接触させないようにするのが好ま
しいが、回転円盤24とローラ38の回転数を相
対的に調節し、互いの回転が干渉されなければ、
これらを接触させておいてもよい。また、ローラ
38を回転円盤24から外れた位置に設けておい
てもよい。
は、弾性をもつた例えばゴム製のローラ38が設
けられている。ローラ38は、ベルト37を介
し、ギヤボツクス32の出力軸32bによつて駆
動される。そして、スリツト26から排出された
コイン30の上面に圧接して、これに付勢を与え
ながらシユート14へと送り出す。なお、第3図
に示したように、ローラ38を回転円盤24の上
にくるように配置する場合には、ローラ38と回
転円盤24とを接触させないようにするのが好ま
しいが、回転円盤24とローラ38の回転数を相
対的に調節し、互いの回転が干渉されなければ、
これらを接触させておいてもよい。また、ローラ
38を回転円盤24から外れた位置に設けておい
てもよい。
ローラ38によつて送り出されたコイン30の
通路に臨んで、コインセンサピン40が突出して
いる。コインセンサピン40は、軸41を中心と
して、ばね42により反時計方向に付勢されたセ
ンサレバー43に植設されている。そして、ロー
ラ38によつて送り出されたコイン30a(第3
図)は、コインセンサピン40を介してセンサレ
バー43を揺動させた後に、シユート14に達す
るようになつている。コイン30aの通過ごと
に、前記センサレバー43の揺動が繰り返される
ので、ホトセンサ45によつてレバー43の揺動
回数を計数すれば、ローラ38で送り出されたコ
イン30aの枚数を検出することができる。
通路に臨んで、コインセンサピン40が突出して
いる。コインセンサピン40は、軸41を中心と
して、ばね42により反時計方向に付勢されたセ
ンサレバー43に植設されている。そして、ロー
ラ38によつて送り出されたコイン30a(第3
図)は、コインセンサピン40を介してセンサレ
バー43を揺動させた後に、シユート14に達す
るようになつている。コイン30aの通過ごと
に、前記センサレバー43の揺動が繰り返される
ので、ホトセンサ45によつてレバー43の揺動
回数を計数すれば、ローラ38で送り出されたコ
イン30aの枚数を検出することができる。
以上のように構成されたコイン払い出し装置1
0の作用を、第4図に示した制御回路とともに説
明する。スロツトマシンゲームを行つた結果、観
察窓4に表れたリールのシンボルの組み合わせが
入賞に該当していると、入賞判定回路50からコ
イン払い出し信号が出力される。このコイン払い
出し信号は、リレー駆動回路51を作動させてモ
ータ23の電源スイツチS1をONさせると同時
に、タイマー55を起動させる。タイマー55が
起動されてから一定時間を計時するまでの間、リ
レー駆動回路56が作動して、切換スイツチS2を
端子a側に接続させる。
0の作用を、第4図に示した制御回路とともに説
明する。スロツトマシンゲームを行つた結果、観
察窓4に表れたリールのシンボルの組み合わせが
入賞に該当していると、入賞判定回路50からコ
イン払い出し信号が出力される。このコイン払い
出し信号は、リレー駆動回路51を作動させてモ
ータ23の電源スイツチS1をONさせると同時
に、タイマー55を起動させる。タイマー55が
起動されてから一定時間を計時するまでの間、リ
レー駆動回路56が作動して、切換スイツチS2を
端子a側に接続させる。
切換スイツチS2が端子aに接続された状態でモ
ータ23が駆動されると、モータ23は逆転方向
に回転し、これに伴つて回転円盤24は第3図に
おいて反時計方向、すなわち逆転方向に回転す
る。したがつて、コインの払い出しは即座には開
始されない。なお、このときはローラ38も逆転
するようになるから、例え前回のコインの払い出
しが完了した時点で、ローラ38の下面にコイン
が入り込む直前にあつたとしても、このコインは
払い出されることなく回転円盤24上に戻される
ようになる。
ータ23が駆動されると、モータ23は逆転方向
に回転し、これに伴つて回転円盤24は第3図に
おいて反時計方向、すなわち逆転方向に回転す
る。したがつて、コインの払い出しは即座には開
始されない。なお、このときはローラ38も逆転
するようになるから、例え前回のコインの払い出
しが完了した時点で、ローラ38の下面にコイン
が入り込む直前にあつたとしても、このコインは
払い出されることなく回転円盤24上に戻される
ようになる。
前記タイマー56が一定時間を計時した後には
リレー駆動回路56がOFFして、切換スイツチ
S2は端子bへと接続される。この結果、モータ2
3が正転方向に回転を始め、回転円盤24も正転
を開始する。こうして回転円盤24が正転を開始
した直後では、前述の逆転によりコインの払い出
しは行われることがない。そして、モータ23の
正転が定常回転に達した以降に、コインの払い出
しが開始される。このように、モータ23の正転
開始時には、実際にコインの払い出しが実行され
るまでの間に予備期間が設定されるようになる
が、この予備期間によつてモータ23の回転が定
常状態に達するようになつている。すなわち、前
記タイマー55に設定される計時時間は、モータ
23の立ち上がり特性に対応して設定されるもの
である。
リレー駆動回路56がOFFして、切換スイツチ
S2は端子bへと接続される。この結果、モータ2
3が正転方向に回転を始め、回転円盤24も正転
を開始する。こうして回転円盤24が正転を開始
した直後では、前述の逆転によりコインの払い出
しは行われることがない。そして、モータ23の
正転が定常回転に達した以降に、コインの払い出
しが開始される。このように、モータ23の正転
開始時には、実際にコインの払い出しが実行され
るまでの間に予備期間が設定されるようになる
が、この予備期間によつてモータ23の回転が定
常状態に達するようになつている。すなわち、前
記タイマー55に設定される計時時間は、モータ
23の立ち上がり特性に対応して設定されるもの
である。
こうしてモータ23が正転されてゆくと、バケ
ツト12の開口28から回転円盤24の上面に供
給されたコイン30は、回転円盤24に載置され
回転円盤24とともに回転されながら、遠心力の
作用によつて回転円盤24の外周側へと移動され
てゆく。そして、コイン30の外周縁が案内板2
5の内壁で受け止められた後は、案内板25の内
壁に沿つて回転円盤24とともに回転される。
ツト12の開口28から回転円盤24の上面に供
給されたコイン30は、回転円盤24に載置され
回転円盤24とともに回転されながら、遠心力の
作用によつて回転円盤24の外周側へと移動され
てゆく。そして、コイン30の外周縁が案内板2
5の内壁で受け止められた後は、案内板25の内
壁に沿つて回転円盤24とともに回転される。
案内板25の内壁に沿いながら移動してきたコ
イン30が案内板25の屈曲部25aにくると、
スリツト26を通つて案内板25の外側に送り出
される。送り出されたコイン30は、ローラ38
によつて付勢され、シユート14、樋11に形成
された開口15(第1図)を介して受け皿13に
払い出される。スリツト26の長さおよび幅は、
それぞれコインの外径、厚みよりも僅かに大きい
程度にされているので、スリツト26からは確実
に1枚ずつコインが送り出されるようになる。
イン30が案内板25の屈曲部25aにくると、
スリツト26を通つて案内板25の外側に送り出
される。送り出されたコイン30は、ローラ38
によつて付勢され、シユート14、樋11に形成
された開口15(第1図)を介して受け皿13に
払い出される。スリツト26の長さおよび幅は、
それぞれコインの外径、厚みよりも僅かに大きい
程度にされているので、スリツト26からは確実
に1枚ずつコインが送り出されるようになる。
ローラ38からシユート14に至る途中で、コ
イン30a(第3図)はコインセンサピン40を
押し退ける。この結果、センサレバー43がばね
42に抗して時計方向に揺動し、この揺動はホト
センサ45によつて検出される。回転円盤24が
反時計方向に回転している間は、上述のようにし
て順次コイン30が払い出され、その都度センサ
レバー43が揺動する。センサレバー43の揺動
回数、すなわちローラ38によつて送り出された
コイン30aの枚数は、ホトセンサ45からのパ
ルス信号として、カウンタ52で計数される。
イン30a(第3図)はコインセンサピン40を
押し退ける。この結果、センサレバー43がばね
42に抗して時計方向に揺動し、この揺動はホト
センサ45によつて検出される。回転円盤24が
反時計方向に回転している間は、上述のようにし
て順次コイン30が払い出され、その都度センサ
レバー43が揺動する。センサレバー43の揺動
回数、すなわちローラ38によつて送り出された
コイン30aの枚数は、ホトセンサ45からのパ
ルス信号として、カウンタ52で計数される。
入賞判定回路50は、入賞の種類に応じたコイ
ンの払い出し枚数を、払い出しコイン枚数設定回
路53にセツトアツプしている。そして、カウン
タ52における計数値と、払い出しコイン枚数設
定部53にセツトアツプされた枚数とが一致する
と、一致検出回路54から一致信号が出力され
る。こうして発生された一致信号はリレー駆動回
路51にコインの払い出し停止信号として供給さ
れ、リレー駆動回路51がOFFする。これによ
り、電源スイツチS1がOFF位置に切り換えられ
ると同時に、モータ23の短絡回路が形成される
ようになるから、モータ23は電磁ブレーキの作
用によつて急停止される。また、リレー駆動回路
51がOFFした信号によつて、カウンタ52、
払い出しコイン枚数設定回路53などの回路ユニ
ツトを初期状態にリセツトしてコインの払い出し
が完了するものである。
ンの払い出し枚数を、払い出しコイン枚数設定回
路53にセツトアツプしている。そして、カウン
タ52における計数値と、払い出しコイン枚数設
定部53にセツトアツプされた枚数とが一致する
と、一致検出回路54から一致信号が出力され
る。こうして発生された一致信号はリレー駆動回
路51にコインの払い出し停止信号として供給さ
れ、リレー駆動回路51がOFFする。これによ
り、電源スイツチS1がOFF位置に切り換えられ
ると同時に、モータ23の短絡回路が形成される
ようになるから、モータ23は電磁ブレーキの作
用によつて急停止される。また、リレー駆動回路
51がOFFした信号によつて、カウンタ52、
払い出しコイン枚数設定回路53などの回路ユニ
ツトを初期状態にリセツトしてコインの払い出し
が完了するものである。
なお、上述した実施例において、払い出しコイ
ン枚数設定回路53にセツトアツプされるコイン
の枚数が多い場合には、コインの払い出しに時間
がかかり、モータ23を逆転させなくてもモータ
23の立ち上がり期間中に回転円盤24が停止さ
れるようなことはない。したがつて、例えば第4
図に破線で示したように、払い出しコイン枚数設
定回路53にセツトアツプされた値が一定枚数以
下であることを検出する枚数判定回路58を設
け、その検出信号によつてタイマー55を起動さ
せるようにしてもよい。この構成の場合には、払
い出しコイン枚数設定回路53にセツトアツプさ
れるコイン枚数が一定枚数以上の場合にはタイマ
ー55が作動されず、そのままモータ23を正転
させてコインの払い出しが開始されるようにな
る。この結果、コインの払い出し枚数が多い場合
に、無駄な時間の消費を回避することができるよ
うになる。
ン枚数設定回路53にセツトアツプされるコイン
の枚数が多い場合には、コインの払い出しに時間
がかかり、モータ23を逆転させなくてもモータ
23の立ち上がり期間中に回転円盤24が停止さ
れるようなことはない。したがつて、例えば第4
図に破線で示したように、払い出しコイン枚数設
定回路53にセツトアツプされた値が一定枚数以
下であることを検出する枚数判定回路58を設
け、その検出信号によつてタイマー55を起動さ
せるようにしてもよい。この構成の場合には、払
い出しコイン枚数設定回路53にセツトアツプさ
れるコイン枚数が一定枚数以上の場合にはタイマ
ー55が作動されず、そのままモータ23を正転
させてコインの払い出しが開始されるようにな
る。この結果、コインの払い出し枚数が多い場合
に、無駄な時間の消費を回避することができるよ
うになる。
以上説明したように、本発明のコイン払い出し
装置においては、モータで正転されることによつ
てコインの払い出しを行う回転円盤を、その起動
時に一時的に逆転させた後に正転させるようにし
てある。したがつて、回転円盤が正転し始めてか
ら実際のコインの払い出しが開始されるまでの間
に予備時間が得られるようになり、この間にモー
タを定常状態に移行させることができるようにな
る。したがつて、実際にコインの払い出しが開始
された直後であつても、モータの急停止制御が確
実に行えるようになる。そして、コインの払い出
し枚数が少ない場合に生じがちであつた余分なコ
インの払い出しが防止できるようになり、誤動作
のないコイン払い出し装置を得る上で非常に効果
的である。
装置においては、モータで正転されることによつ
てコインの払い出しを行う回転円盤を、その起動
時に一時的に逆転させた後に正転させるようにし
てある。したがつて、回転円盤が正転し始めてか
ら実際のコインの払い出しが開始されるまでの間
に予備時間が得られるようになり、この間にモー
タを定常状態に移行させることができるようにな
る。したがつて、実際にコインの払い出しが開始
された直後であつても、モータの急停止制御が確
実に行えるようになる。そして、コインの払い出
し枚数が少ない場合に生じがちであつた余分なコ
インの払い出しが防止できるようになり、誤動作
のないコイン払い出し装置を得る上で非常に効果
的である。
第1図は、本発明の一実施例を示す斜視図であ
る。第2図は、第1図に示した実施例の断面図で
ある。第3図は、第1図に示した実施例の要部平
面図である。第4図は、本発明とともに用いられ
る制御回路の一例を示すブロツク図である。第5
図は、本発明を用いたスロツトマシンを示す斜視
図である。 10…コイン払い出し装置、12…バケツト、
14…シユート、22…基板、23…モータ、2
4…回転円盤、25…案内板、26…スリツト、
30…コイン、35…規制板、38…ローラ、4
0…コインセンサピン、43…センサレバー、4
5…ホトセンサ。
る。第2図は、第1図に示した実施例の断面図で
ある。第3図は、第1図に示した実施例の要部平
面図である。第4図は、本発明とともに用いられ
る制御回路の一例を示すブロツク図である。第5
図は、本発明を用いたスロツトマシンを示す斜視
図である。 10…コイン払い出し装置、12…バケツト、
14…シユート、22…基板、23…モータ、2
4…回転円盤、25…案内板、26…スリツト、
30…コイン、35…規制板、38…ローラ、4
0…コインセンサピン、43…センサレバー、4
5…ホトセンサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 モータで回転円盤を正転させることによつ
て、前記回転円盤上に載置されたコインを排出口
から払い出すようにしたコイン払い出し装置にお
いて、 コインの払い出しを開始させるためのコイン払
い出し信号により、前記回転円盤を一時的に逆転
させた後にこれを正転させるようにモータを駆動
し、前記排出口から払い出されたコインの枚数が
予め決められた払い出し枚数に達したときに前記
モータの駆動を停止させるようにしたことを特徴
とするコイン払い出し装置。 2 前記コイン払い出し信号をゲーム機から発生
される入賞信号から得るようにするとともに、こ
の入賞信号によつて一定時間を計時するタイマー
を作動させて、このタイマーの計時動作中に前記
回転円盤を逆転させ、このタイマーの計時動作が
終了したときに回転円盤を正転させるようにした
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のコ
イン払い出し装置。 3 予め決められたコインの払い出し枚数が一定
枚数以上の場合には、前記タイマーを作動させな
いようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
2項記載のコイン払い出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60266381A JPS62126490A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | コイン払い出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60266381A JPS62126490A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | コイン払い出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126490A JPS62126490A (ja) | 1987-06-08 |
JPH0250516B2 true JPH0250516B2 (ja) | 1990-11-02 |
Family
ID=17430145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60266381A Granted JPS62126490A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | コイン払い出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62126490A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009064366A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-26 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | コイン放出装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63234391A (ja) * | 1987-03-23 | 1988-09-29 | 有限会社 シンセ− | ゴルフボ−ル貸出機におけるボ−ル排出装置 |
-
1985
- 1985-11-27 JP JP60266381A patent/JPS62126490A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009064366A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-26 | Fuji Electric Retail Systems Co Ltd | コイン放出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62126490A (ja) | 1987-06-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |