JPH08224344A - 賞球払出し装置 - Google Patents

賞球払出し装置

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JPH08224344A
JPH08224344A JP34547295A JP34547295A JPH08224344A JP H08224344 A JPH08224344 A JP H08224344A JP 34547295 A JP34547295 A JP 34547295A JP 34547295 A JP34547295 A JP 34547295A JP H08224344 A JPH08224344 A JP H08224344A
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prize ball
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balls
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JP34547295A
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Kenkichi Nakajima
健吉 中島
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 賞球の払出し速度を減速し、この減速した状
態の中で賞球の払出しを終了させて、高速かつ正確な賞
球の払出しが可能な賞球払出し装置を提供する。 【解決手段】 球の払出し速度を制御する速度制御機構
と、賞球樋内で払出しを待機している球の最下位置にお
いて、賞球樋内を流下する球を検出するように設けた賞
球検出センサーと、賞球検出センサーの出力信号を計数
する計数手段と、賞球数以下の数値が設定されており、
上記計数手段の計数データと設定データとを比較して一
致した場合には、球の払出し速度を減速するように速度
制御機構を制御し、計数データが賞球払出し終了値とな
った場合には、賞球払出しを停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機など
の遊技機において、所定数の賞球を遊技者に払い出す賞
球払出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機などの遊技機において、遊技
者が発射した打球が入賞口へ入賞したり、所定の賞態様
を形成した場合には、賞として所定数の賞球が排出され
る。そこで、排出する賞球の数を所定数とするために、
各種の賞球排出装置が提案されている。例えば、特開昭
57−211377号公報に記載された賞品玉排出装置
は、上部玉溜と賞品玉排出口との連絡路の途中へ通過玉
数計数装置を設け、セーフ玉により閉じるスイッチを入
力数記憶回路を有するパルス発信器に接続し、発するパ
ルスをもって上記計数装置に連結したパルスモータを駆
動してパルス数と同数の賞品玉を通過させるか、あるい
は計数装置から発する通過玉数と同数のパルスを発信器
から発するパルス数と照合し、一致した時点で玉の通過
を阻止するようにしたものである。
【0003】また、特開昭56−156181号公報に
記載されたパチンコ機は、通常の賞球とは別に設定した
特別賞球の排出が可能であり、この特別賞球を排出する
特別賞球補給装置を備えている。特別賞球補給装置は、
特別賞球誘導樋内に外周部に賞球の嵌入凹部を有するス
プロケットを臨ませ、該スプロケットの回転により賞球
を間隔をおいて落下させるようにすると共に、誘導樋の
対向面には発光素子と受光素子を配設し、間隔をおいて
落下する賞球によって生じる光線の連続的な遮断により
計数パルスを生じさせ、前記スプロケットの軸にはスト
ッパカムを一体に設けると共に、ストッパカムの周囲に
は、支点を中心に揺動するストッパ腕の先端に設けた係
止爪と係合する係止溝を穿設して構成してある。そし
て、上記ストッパ腕は、ソレノイドが励磁したときに揺
動して係止爪を係止溝から離脱させることにより、スプ
ロケットの回転を許容するもので、ソレノイドの励磁信
号は、貯留確認検出器のリミットスイッチがオフになっ
てから一定時間たった後与えられ、他方ソレノイドの消
磁信号は、上記発光素子と受光素子を含む計数装置によ
って計数された賞球数が、デジタル設定可能な賞球数設
定装置により設定された特別賞球数に達したときに与え
られる。かくして、ストッパ腕の係止爪が係止溝と係合
して以後のスプロケットの回転を止める。このようにソ
レノイドに消磁信号を与える時期によって賞球数を任意
に調整することができるようにしたものである。
【0004】
【発明が解しようとする課題】しかしながら、上記特開
昭57−211377号公報では、賞球の払出しスピー
ドを速くすると、スプロケットに慣性が付き過ぎて正確
な払出しができないといった問題が生じていた。また、
特開昭56−156181号公報では、特別賞球貯留装
置という新たな装置が必要となり、構造が複雑になると
共に製造上問題となっていた。更に、従来の一般的な賞
球払出装置においては、遊技者の不正行為、例えば入賞
球がないのにモータを回転させられてしまうと、大量に
球を取られてしまい遊技店の被害が甚大である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、球を貯留する上タンクと球受皿とを連絡
する賞球樋に臨んで所定数の賞球を排出する賞球払出し
装置であって、球の払出し速度を制御する速度制御機構
と、賞球樋内で払出しを待機している球の最下位置にお
いて、賞球樋内を流下する球を検出するように設けた賞
球検出センサーと、賞球検出センサーの出力信号を計数
する計数手段と、賞球数以下の数値が設定されており、
上記計数手段の計数データと設定データとを比較して一
致した場合には、球の払出し速度を減速するように上記
速度制御機構を制御し、上記計数データが賞球払出し終
了値となった場合には、賞球払出しを停止するように上
記速度制御機構を制御する払出し制御手段と、を備えた
ことを特徴とする。また、請求項2に記載した発明は、
速度制御機構を、賞球樋内に一部が突出するように回転
自在に軸支されたスプロケットと、外周部に複数の係止
溝を有する停止板と、制動手段により上記スプロケット
の回転に制動をかける回転板と、付勢手段により付勢さ
れて常態では上記停止板の係止溝に係止している回転阻
止部材と、回転阻止部材の係止を解除する解除手段とで
構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施の形
態について説明すると、図1はパチンコ機1の正面図で
あって、このパチンコ機1の概略は、外枠2の一側に前
枠3をヒンジ4により開閉可能に蝶着すると共に、前枠
3に開設した窓部に施錠装置5で施錠するガラス枠6を
開閉可能に設け、窓部の上方部分には遊技盤7を後方か
ら臨ませ、窓部の下方部分には遊技球を貯留する上受皿
8を有する上受皿セット9を設け、また、前枠3の下方
部分には、発射装置10を駆動することにより球をガイ
ドレール11で囲まれた遊技部12内へ打ち込むための
ハンドル13や、上受皿8から溢れた球を貯留する下受
皿14等を配設した下受皿セット15を設けてなる。
【0007】上記遊技盤7のガイドレール11で囲まれ
る遊技部12には各々検出器が臨む入賞口を設ける。即
ち、中央の可変表示装置16の横に第1入賞口17を設
けると共に下方に第2入賞口18を設ける。また、遊技
部12の下方部分には、遊技者に不利な第1状態と遊技
者に有利な第2状態とに変換可能なゲート19を有する
所謂アタッカー形式の変動入賞装置20を設け、該変動
入賞装置20の側方には、第3入賞口21として同じく
遊技者に不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに
変換可能な所謂チューリップ形式の入賞具22が設けて
ある。そして、遊技部12の最下部にはアウト口23が
設けてあり、何れの入賞口にも流入しなかった球を遊技
盤7の後方へ回収する。
【0008】また、上記ガイドレール11の外側の非遊
技部12には、上記各入賞口に対応して入賞記憶数を表
示する入賞表示器24を配設し、前枠3の上縁にはラン
プ表示器25が設けてある。
【0009】そして、このパチンコ機1は、遊技者の発
射した打球が第1入賞口17または第2入賞口18に流
入すると、可変表示装置16が図柄の高速変換表示を開
始し、所定時間経過後に表示する停止図柄の組み合せ態
様により変動入賞装置20のゲート19を解放するよう
に構成してあり、各入賞口に対応して任意に設定した所
定数の賞球が排出される。即ち、第1入賞口17に入賞
した球に対しては1個の賞球が排出され、第2入賞口1
8に入賞した球に対しては7個の賞球が排出され、第3
入賞口21及び変動入賞装置20に入った球に対しては
15個の賞球を排出するように設定してある。また、上
記入賞表示器24は、第1入賞口17に入賞した球数を
表示する第1入賞表示器24aと、第2入賞口18に入
賞した球数を表示する第2入賞表示器24bと、第3入
賞口21及び変動入賞装置20に入賞した球数を表示す
る第3入賞表示器24cとからなり、後述する賞球払出
し装置26によって所定数の賞球の払出しが終了すると
減算表示する。更に、各入賞口に入賞した入賞球に対し
て払い出す賞球数を示す数字「1」、「7」、「15」
を表示した第1表示板24A、第2表示板24B、第3
表示板24Cを各入賞表示器24a、24b、24cに
対応して設ける。このようにしておけば、各入賞口の入
賞球数と賞球数の関係が遊技者に理解し易くなる。
【0010】図2は上記したパチンコ機1の概略背面図
であって、賞球を貯留する上タンク27から球導出樋2
8が延び、流下端部で下方に屈曲して賞球樋29とな
り、この賞球樋29は上受皿8の上方に開口する接続樋
30に連通し、更に溢れ球流下樋31を介して下受皿1
4に連通している。そして、上記賞球樋29の途中に
は、流下する賞球を所定数に制御する賞球払出し装置2
6が臨む。
【0011】また、遊技盤7の裏面側には球寄せカバー
32が添設してあり、各入賞口に入賞した球を下縁に設
けた球寄せ通路33に集め、集めた球を後述する入賞球
制御装置34により1個づつ賞球の払出しを確認しつつ
入賞球排出樋35を介してパチンコ機1の下方に設けた
回収樋(図示せず)に排出する。また、アウト口23へ
流入した球はアウト球排出樋36から回収樋に排出され
る。尚、上記上タンク27や賞球樋29、球寄せカバー
32等は、遊技盤7の裏面に開閉可能に取り付けた機構
枠37に設けてあり、この機構枠37には、更に本体制
御回路38や発射装置10等が設けてある。また、図2
の左縁側には前枠3やガラス枠6を外枠2等に止着する
施錠装置5の鍵受部材40が設けてある。
【0012】上記入賞球制御装置34は、制御部材41
を支軸42により回動可能に軸支してなり、この制御部
材41は球寄せ通路33の開口下端に対峠可能なストッ
パ43を有すると共に球を1個宛に受入可能な球受部4
4を有している。また、この制御部材41には復帰スプ
リング45を巻装したプランジャ46を有する入賞球ソ
レノイド47が連結してあり、常態では上記復帰スプリ
ング45やプランジャ46の自重によって制御部材41
の開口端を球寄せ通路33に臨ませて当該球寄せ通路3
3の球を1個づつ球受部44へ受け入れるようにやや傾
斜状で待機する。そして、入賞球ソレノイド47を励磁
したときは、制御部材41を下向に回動させて球受部4
4内の球を入賞球排出樋35へ排出することができる。
また、排出した球を検出するように、入賞球排出樋35
の入口部分に、入賞球排出確認スイッチ48を設ける。
この入賞球排出確認スイッチ48はフォトセンサや磁気
センサ等の無接点式の検出器でもよいし、マイクロスイ
ッチ等の有接点式の検出器であってもよい。尚、制御部
材41が下向に回動したときには、制御部材41に設け
たストッパ43が球寄せ通路33の開口端を塞いで、球
寄せ通路33上の球が入賞球排出樋35に流出しないよ
うになっている。そして、この入賞球制御装置34は、
後述する賞球払出し装置26の払出しが終了したときに
作動する。
【0013】本発明に係る賞球払出し装置26は、例え
ば図3及び図4に示すように、一部が賞球樋29に臨む
スプロケット49を有し、このスプロケット49は外周
部に球の球面とほゞ一致する凹部50が複数形成してあ
り、賞球払出しケース66に設けた回転軸51に回転自
在に支持してある。また、本発明に係る賞球払出し装置
26は、賞球の払出し速度を制御する速度制御機構を備
えている。即ち、上記スプロケット49の回転速度を制
御することにより賞球の払出し速度を制御するための速
度制御機構が同軸上に一体に設けてある。
【0014】上記速度制御機構は、複数の係止溝52を
有する停止板53と円盤状の回転板54とを同軸にかつ
一体に形成してあり、停止板53と回転板54も上記回
転軸51を軸として回転自在である。
【0015】また、上記速度制御機構を構成する停止板
53には回転阻止部材55として支軸56を支点に揺動
自在なロックレバー57を臨ませ、該ロックレバー57
を付勢手段として例えばロックスプリング58により図
3の矢印A方向に付勢することにより、常態において当
該ロックレバー57の一端に形成した爪59を停止板5
3の係止溝52に係止させて停止板53を停止させ、結
局スプロケット49の回転を停止させている。また、ロ
ックレバー57の他端には解除手段として賞球ソレノイ
ド60の復帰スプリング61を巻装したプランジャ62
の下端に設けた押圧片63を臨ませ、該賞球ソレノイド
60の作動により上記ロックスプリング58の付勢に抗
してロックレバー57を矢印B方向に回動させると、停
止板53と爪59との係止が解かれてスプロケット49
が回動可能となり、スプロケット49により流下を阻止
されて、賞球樋29内で待機していた球が落下する。こ
の球は賞球樋29に設けた賞球検出センサー64により
検出される。
【0016】この賞球検出センサー64は、例えばフォ
トセンサーからなり、センサー取付板65を介して賞球
払出しケース66に取り付けられている。この賞球検出
センサー64は、スプロケット49により流下を阻止さ
れて賞球樋29内に留まる最下端の球の高さに位置し、
この球の中心から外れた外周付近でフォトセンサー6
4′の光を遮るようになっている。また、フォトセンサ
ー64′はモールドケース67により保護され、賞球樋
29に開設した通孔68を通して検出するようになって
いる。
【0017】尚、上記賞球払出しケース66は、賞球樋
29が取り付けられているパチンコ機本体のリヤベース
69の取付ボス70に取り付けて位置決めする。
【0018】一方、上記速度制御機構を構成する回転板
54には、当該回転板54の回転速度を減速するための
制動手段71として電磁石72を臨ませる。この電磁石
72は取付部材73を介して賞球払出しケース66に取
り付けてある。そして、この電磁石72を励磁したとき
に発生する磁力線により回転板54の回転速度を減速さ
せる。
【0019】本発明における制動手段71は、上記電磁
石72の磁力を利用するものの外に、例えば図5に示す
ように、回転板54の周囲にギヤ74を刻設すると共
に、このギヤ74に制動ソレノイド75及び制動スプリ
ング76により懸架状態の軸受枠77に回転自在に軸支
されている制動ギヤ78を臨ませ、常態では上記制動ス
プリング76を介してプランジャ79の自重程度で回転
させておき、入賞球を検出して賞球を排出する場合には
上記制動ソレノイド75の励磁により制動スプリング7
6を押圧して回転板54にブレーキをかけるように構成
してもよい。
【0020】尚、賞球樋29を流下する球の流下速度は
球圧により変化するので、図示した実施の形態では、賞
球樋29内の球が一定数以下になった場合に電磁石72
による制動力を弱めるように制御するため、賞球樋29
の上流部分に賞球の定量数検出センサー80を設けてあ
る。
【0021】図6は入賞表示器24の一例を示す断面図
であって、入賞記憶数を可視表示するように基板81に
設けた所謂7セグメントのデジタル表示器82の背面側
に反射板83を設けると共にランプ84を収設し、前面
をレンズ部85を有する表示器ケース86で覆い、遊技
盤7の取付口87に装着したものである。そして、上記
デジタル表示器82により入賞記憶数を可視表示すると
共に、賞球を払い出す際に上記ランプ84を点灯或は点
滅させて賞球ランプを兼ねるように構成したものであ
る。
【0022】次に、上記のような構成の賞球払出し装置
26の作用を図7のブロック図及び図8(A)、(B)
のフローチャートを参照して説明する。
【0023】まず、図8(A)において、パルス分周回
路(割込パルス発生回路)から4mS毎に割り込まれる
割込信号に基づいて、ステップ18ないしステップ23
の処理を行う。即ち、常に、各入賞口の入賞球の有無を
判定する。具体的には、ステップ18において第1入賞
口17に臨む第1入賞口検出スイッチSW1を判定し、
該第1入賞口検出スイッチSW1がオンしたならば、ス
テップ19で第1入賞口検出スイッチSW1の入賞記憶
カウンタを+1すると共に第1入賞表示器24aの表示
値を+1する。尚、この実施の形態では第1入賞口17
へ入賞した球に対して1個の賞球を排出するように設定
してある。また、ステップ20で第2入賞口検出スイッ
チSW2を判定し、該第2入賞口検出スイッチSW2が
オンしたらステップ21で第2入賞口検出スイッチSW
2の入賞記憶カウンタを+1すると共に第2入賞表示器
24bの表示値を+1する。この第2入賞口18へ入賞
した球に対しては7個の賞球を排出する。更に、ステッ
プ22では第3入賞口検出スイッチSW3を判定して、
該第3入賞口検出スイッチSW3がオンしたらステップ
23で第3入賞口検出スイッチSW3の入賞記憶カウン
タを+1すると共に第3入賞表示器24cの表示値を+
1する。この第3入賞口21へ入賞した球に対しては1
5個の賞球を排出する。尚、この実施の形態では変動入
賞装置20に設けた入賞スイッチSW3′も第3入賞口
検出スイッチSW3と看做し、15個の賞球を払い出す
ように設定してある。
【0024】また、ステップ1では第1入賞口検出スイ
ッチSW1の入賞記憶カウンタを判定し、該入賞記憶カ
ウンタに1以上記憶されているならば、1個賞球排出な
のでステップ2で電磁石72をオンして回転板54に制
動を与えた後、ステップ3で賞球ソレノイド60をオン
すると共に、賞球音Aを出力し、ランプ84を点灯した
後、ステップ9へジャンプする。このように、回転板5
4に制動を与えることにより、ロックレバー57による
停止板53への停止タイミングが遅れることなく、正確
な賞球払出しを行うことができる。
【0025】一方、ステップ4及びステップ5では第2
入賞口検出スイッチSW2の入賞記憶カウンタ及び第3
入賞口スイッチSW3の入賞記憶カウンタを判定し、記
憶がある場合にはステップ6へ進んで賞球ソレノイド6
0をオンして賞球の払出しを行うと共に、各入賞SWの
入賞記憶カウンタに対応した賞球音の出力及び表示器の
点灯を行う。即ち、第2入賞口検出スイッチSW2の入
賞に対しては賞球音B及び第2入賞表示器24bのラン
プ84を点灯し、第3入賞口検出スイッチSW3の入賞
に対しては賞球音C及び第3入賞表示器24cのランプ
84を点灯することにより、異なる賞球数の払出しであ
ることを、異なる賞球音及び表示器により遊技者に視覚
的且つ聴覚的に理解できるようにしている。そして、ス
テップ4及びステップ5で記憶がない場合にはステップ
1へ戻る。
【0026】ステップ7では賞球払出しの残り個数を判
定し、例えば残りが3個になったらステップ8で電磁石
72をオンして回転板54に制動をかける。ステップ9
では賞球のカウントアップを判定し、カウントアップし
たならばステップ10で賞球ソレノイド60をオフする
と共に、電磁石72をオフして賞球の払出しを停止す
る。賞球の払出しを停止したならば、ステップ11で当
該入賞口検出スイッチの入賞記憶カウンタを−1すると
共に入賞表示器24の表示値を−1する。そして、賞球
音の出力を停止すると共にランプ84を消灯する。従っ
て、遊技者は賞球音の停止及び入賞表示器24の表示値
が−1されたのを見て賞球排出を確認することができ
る。
【0027】上記したように、本発明に係る賞球払出し
装置26では、払い出す賞球の残りが少なくなった場
合、即ち賞球検出センサー64の計数データが設定デー
タと一致した場合に、賞球の払出し速度を減速している
ので、ロックレバー57による停止板53への停止タイ
ミングが遅れることなく、正確な賞球の払出しを行うこ
とができる。また、この実施の形態では、前記したステ
ップ1ないしステップ10の処理で払出し制御手段を構
成している。
【0028】ステップ12ではウエイトタイマをスター
トさせ、ステップ13で入賞球ソレノイド47を制御部
材41の球受部44内の入賞球が排出するのに要する時
間だけオンすることにより制御部材41を回動させて球
受部44内の入賞球を排出する。尚、上記ウエイトタイ
マは入賞口に入賞してから制御部材41に到達する迄の
時間より少し長く設定しておけばよい。また、入賞球ソ
レノイド47はウエイトタイム中に短い周期でオン・オ
フを繰り返している。
【0029】ステップ14では上記賞球排出に関わった
入賞球が確実に排出されたかを入賞球排出確認スイッチ
48のオンオフで判定し、オンならばステップ17へ進
んでウエイトタイマをリセットした後、ステップ1へ戻
る。一方、入賞球排出確認スイッチ48がオンしない場
合には、ステップ15でウエイトタイマのタイムアップ
を判定し、タイムアップ前ならば制御部材41内に球が
残っていると考えられるのでステップ13に戻って再び
入賞球ソレノイド47をオンすると共に入賞球排出確認
スイッチ48を判定し、入賞球排出確認スイッチ48が
オンすることなくタイムアップしたならば入賞球制御装
置34が正確に作動していないか、球寄せ通路33に球
が詰まっているか、或は遊技者の不正行為によるものな
ので、ブザー、ランプ等によって異常を知らせたり、ハ
ンドルの発射停止や発射位置への球送りを停止する等、
ステップ16におけるエラー処理を実行する。
【0030】上記のような実施の形態によれば、払い出
す賞球の残りが少なくなって賞球検出センサー64の計
数データが設定データと一致した場合に、賞球の払出し
速度を減速するので、ロックレバー57による停止板5
3の停止タイミングに遅れが生じることがなく、正確な
賞球の払出しが可能である。また、この実施の形態で
は、前記したステップ1ないしステップ10の処理で払
出し制御手段を構成している。更に、賞球の払出しと共
に、入賞表示器24に可視表示した入賞記憶数、即ち賞
球払出し可能な入賞球数を減算表示するので、入賞球と
賞球の払出しの対応関係が明確となって不信感を抱くこ
となく満足のいく遊技を行うことができる。
【0031】尚、この実施の形態では、賞球排出数の少
ない入賞記憶カウンタの記憶値を優先して判定するよう
に設定してあるので、少ない賞球から払い出される。
【0032】図9は前記したような構成の賞球払出し装
置26の他の制御系を示すフローチャートである。この
フローチャートによる実施の形態においても、まず、上
記した実施の形態と同様に図8(A)に示すフローチャ
ートに従ってパルス分周回路(割込パルス発生回路)か
ら例えば4mS毎に割り込まれる割込信号に基づいて、
第1入賞口17に臨む第1入賞口検出スイッチSW1を
判定し、該第1入賞口検出スイッチSW1がオンしたな
らば、第1入賞口検出スイッチSW1の入賞記憶カウン
タを+1すると共に第1入賞表示器24aの表示値を+
1する。第2入賞口検出スイッチSW2を判定し、該第
2入賞口検出スイッチSW2がオンしたら第2入賞口検
出スイッチSW2の入賞記憶カウンタを+1すると共に
第2入賞表示器24bの表示値を+1する。この第2入
賞口18へ入賞した球に対しては7個の賞球を排出す
る。更に、第3入賞口検出スイッチSW3を判定して、
該第3入賞口検出スイッチSW3がオンしたら第3入賞
口検出スイッチSW3の入賞記憶カウンタを+1すると
共に第3入賞表示器24cの表示値を+1する。この第
3入賞口21へ入賞した球に対しては15個の賞球を排
出する。尚、この実施の形態でも変動入賞装置20に設
けた入賞スイッチSW3′も第3入賞口検出スイッチS
W3と看做し、15個の賞球を払い出すように設定して
ある。
【0033】そして、図9において、ステップ1では第
1入賞口検出スイッチSW1の入賞記憶カウンタを判定
し、該入賞記憶カウンタに1以上記憶されているなら
ば、1個賞球排出なのでステップ2で電磁石72をオン
して回転板54に制動を与えた後、ステップ3で賞球ソ
レノイド60をオンすると共に、賞球音Aを出力し、ラ
ンプ84を点灯し、更にウエイトタイマをスタートした
後、ステップ9へジャンプする。このように、回転板5
4に制動を与えることにより、ロックレバー57の停止
板53への停止タイミングが遅れることなく、正確な賞
球払出しを行うことができる。また、ウエイトタイマを
スタートする。尚、このウエイトタイマは入賞口に入賞
してから制御部材41に到達する迄の時間より少し長く
設定しておけばよい。
【0034】ステップ4及びステップ5では第2入賞口
検出スイッチSW2の入賞記憶カウンタ及び第3入賞口
スイッチSW3の入賞記憶カウンタを判定し、記憶があ
る場合にはステップ6へ進み、賞球ソレノイド60をオ
ンして賞球の払出しを行うと共に、各入賞SWの入賞記
憶カウンタに対応した賞球音の出力及び表示器の点灯を
行う。また、上記ステップ3と同様にウエイトタイマを
スタートする。即ち、第2入賞口検出スイッチSW2の
入賞に対しては賞球音B及び第2入賞表示器24bのラ
ンプ84を点灯し、第3入賞口検出スイッチSW3の入
賞に対しては賞球音C及び第3入賞表示器24cのラン
プ84を点灯することにより、異なる賞球数の払出しで
あることを、異なる賞球音及び表示器により遊技者に視
覚的且つ聴覚的に理解できるようにしている。そして、
ステップ4及びステップ5で記憶がない場合にはステッ
プ1へ戻る。
【0035】ステップ7では賞球払出しの残り個数を判
定し、例えば残りが3個になったらステップ8で電磁石
72をオンして回転板54に制動をかける。ステップ9
では制御部材41の球受部44に設けた入賞確認スイッ
チ48aのオンオフを判定し、オンならばステップ10
で入賞球ソレノイド47をオンし、制御部材41を回動
させて球受部44内の入賞球を排出する。
【0036】ステップ11では賞球のカウントアップを
判定し、カウントアップしたならばステップ12で賞球
ソレノイド60をオフすると共に、電磁石72をオフし
て賞球の払出しを停止する。賞球の払出しを停止したな
らば、ステップ13で上記ウエイトタイマを判定し、リ
セットされているならばステップ17で入賞球ソレノイ
ド47をオフして制御部材41を復帰させる。そして、
ステップ18で当該入賞口検出スイッチの入賞記憶カウ
ンタを−1すると共に入賞表示器24の表示値を−1
し、また賞球音の出力を停止すると共にランプ84を消
灯して、ステップ1へ戻る。従って、遊技者は賞球音の
停止及び入賞表示器24の表示値が−1されたのを見て
賞球排出を確認することができる。
【0037】一方、ステップ13においてウエイトタイ
マがリセットされていないときは、ステップ14で入賞
球確認スイッチ48aを判定し、この入賞確認スイッチ
48aがオンならばステップ16で入賞球ソレノイド4
7をオンすると共に、ウエイトタイマをリセットする。
また、入賞確認スイッチ48aがオンしていないなら
ば、ステップ15へ分岐してウエイトタイマのタイムア
ップを判定し、タイムアップ前ならばステップ14の入
賞確認スイッチ48aのオンを待ち、タイムアップした
ならば、球寄せ通路33に球が詰まっているか、或は遊
技者の不正行為によるものなので、ブザー、ランプ等に
よって異常を知らせたり、ハンドルの発射停止や発射位
置への球送りを停止する等、ステップ19におけるエラ
ー処理を実行する。
【0038】上記のような実施の形態によれば、払い出
す賞球の残りが少なくなって賞球検出センサー64の計
数データが設定データと一致した場合に、賞球の払出し
速度を減速するので、ロックレバー57による停止板5
3の停止タイミングに遅れが生じることがなく、正確な
賞球の払出しが可能である。また、この実施の形態で
は、前記したステップ1ないしステップ12の処理で払
出し制御手段を構成している。
【0039】一方、この実施の形態では、各入賞口の入
賞記憶カウンタの記憶値に基づいてウエイトタイマをス
タートさせ、球受部44の入賞確認スイッチ48aのオ
ンにより上記ウエイトタイマをリセットして賞球払出中
にエラー処理を実行するので、入賞口に入賞した入賞球
に対して大量の賞球を払い出すゲームにおいても遊技者
の不正行為による賞球払出を最小限に留めることがで
き、遊技店の損失を最小限に抑えることができる。
【0040】以上本発明を図示の実施の形態について説
明したが、本発明は上記した各実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更し
ない限り適宜に実施できる。例えば、上記した実施の形
態では入賞記憶がある場合に、賞球数の少ない入賞から
順次排出しているが、賞球数の多い順に排出するように
してもよい。また、図示の実施の形態では、球の払出し
を減速するための設定データを「1」及び「3」に設定
しているが、他の数値でもよい。
【0041】
【発明の効果】以上要するに本発明は、払出した賞球数
が設定値を越えて賞球払出しの終了値に近付いた場合
に、速度制御機構を作動させて球の払出し速度を減速
し、この減速した状態の中で賞球の払出しを終了させる
ので、賞球の払出し処理を高速かつ正確に行なうことが
できる。従って、賞球払出し数の異なる入賞口を設けた
パチンコ機に好適であり、一時期に大量の賞球が発生す
るパチンコ機であっても払出しが遅れることがない。ま
た、速度制御機構を一体化して構成しているので、コン
パクトな賞球払出し装置を提供でき、これによりパチン
コ機本体への組み込みが容易になり、実用的価値がきわ
めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】賞球払出し装置の一部欠截図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】制動手段の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図6】入賞表示器の縦断面図である。
【図7】制御系の一例のブロック図である。
【図8】制御系のフローチャートである。
【図9】制御系の他のフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 26 賞球払出し装置 27 上タンク 29 賞球樋 49 スプロケット 52 係止溝 53 停止板 54 回転板 55 回転阻止部材 58 ロックスプリング 64 賞球検出センサー 71 制動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球を貯留する上タンクと球受皿とを連絡
    する賞球樋に臨んで所定数の賞球を排出する賞球払出し
    装置であって、 球の払出し速度を制御する速度制御機構と、 賞球樋内で払出しを待機している球の最下位置におい
    て、賞球樋内を流下する球を検出するように設けた賞球
    検出センサーと、 賞球検出センサーの出力信号を計数する計数手段と、 賞球数以下の数値が設定されており、上記計数手段の計
    数データと設定データとを比較して一致した場合には、
    球の払出し速度を減速するように上記速度制御機構を制
    御し、上記計数データが賞球払出し終了値となった場合
    には、賞球払出しを停止するように上記速度制御機構を
    制御する払出し制御手段と、を備えたことを特徴とする
    パチンコ機の賞球払出し装置。
  2. 【請求項2】 速度制御機構は、賞球樋内に一部が突出
    するように回転自在に軸支されたスプロケットと、 外周部に複数の係止溝を有する停止板と、 制動手段により上記スプロケットの回転に制動をかける
    回転板と、 付勢手段により付勢されて常態では上記停止板の係止溝
    に係止している回転阻止部材と、 回転阻止部材の係止を解除する解除手段と、からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の賞球払出し装置。
JP34547295A 1995-12-11 1995-12-11 賞球払出し装置 Pending JPH08224344A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008253816A (ja) * 1998-08-07 2008-10-23 Heiwa Corp パチンコ機の賞球払出装置

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JPS6020281B2 (ja) * 1979-04-10 1985-05-21 富士重工業株式会社 塵芥収集車の天蓋横振れ防止装置
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