JPS6020281B2 - 塵芥収集車の天蓋横振れ防止装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塵芥収集車の天蓋横振れ防止装置に係り、特に
塵芥収容箱の両側面に基端を枢着されて揺動可能な一対
の揺動アームによって投入用関口部を開閉できるように
した夫蓋の横振れを防止した夫蓋横振れ防止装置に関す
る。

一般に塵芥収容箱の上部には、塵芥を収容箱内に投入す
るための投入閉口部が設けられ、この投入用閉口部は通
常時夫蓋によって被われている。

上記夫蓋は、その両側緑が塵芥収容箱の側に形成された
案内溝によって案内されながら塵芥収集車の前後方向に
糟動して投入用関口部を開閉し、夫蓋の開閉操作は塵芥
収容箱の両側面に基端を枢着されて揺動可能な一対の揺
動アームの自由端の動きを利用して行われている。そし
て、上記揺動アームは、片側ロッド形の油圧シリンダ装
置によつて揺動運動を与えられるようになっている。し
かしながら、この種の従来の塵芥収集車の夫菱は、使用
中に左右の方向に横振れを起してがたつきを生ずるとい
う問題があった。原因は、夫姿と案内溝との間の隙間が
大きかったり、あるいは、油圧シリンダ装置の操作力が
垂直面内で作用せず夫蓋を横方向へ押圧するように作用
することにあると考えられる。そこで本発明の目的は、
塵芥収容箱の側面に取付けられる揺動アームの横方向へ
のがたつきを防止して天蓋が横振れを起さないようにし
た塵芥収集車の夫蓋横振れ防止装置を提供することにあ
る。

しかして、上記目的を達成するため、本発明は、投入用
開口部を上部に備えた塵芥収容箱の短側面に一対の揺動
アームの基端を枢着し、この揺動アームの自由端で夫蓋
を支持し、上記揺動アームの揺動によって天蓋が上記投
入用閉口部を開閉できるようにしたものにおいて、上記
揺動アームのそれぞれの内側面に転動または摺動可能な
案内部材を設ける一方、上記塵芥収容箱の側面に上記案
内部材が転勤または沼動できる案内板を設けたことを特
徴としている。

以下本発明による塵芥収集車の夫蓋横振れ防止装置の一
実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、符号１は塵芥収集車の塵芥収容箱を示
しており、その上部には塵芥等の被投入物を投入するた
めの投入関口部２が設けられ、この閉口部２の両側縁に
は、一対の案内側板３，３が立設され、さらに上記閉口
部２の一端縁には、板状の被投入物案内部材４が固設さ
れている。上記投入用関口部２は、塵芥収集車の前後方
向に可動の夫蓋５によって開閉され、上記夫菱５の後端
の両側にはブラケット６，６が突設され、各ブラケツト
６には、側方へ突出するローラ７が回転可能に設けられ
ている。このローラ７，７は、前述した案内側板３，３
の内側に形成された案内溝８，８内に転勤可能に接合し
ており、天蓋５の前後方向への移動に伴ってローラ７，
７が案内溝８，８に沿って転勤できるようになっている
。一方、上記夫蓋５の前端には上方に向って立ち上がっ
たブラケット板９が固着されており、このブラケット板
９の上端には上記案内側板３，３の上縁から突出してお
り、ブラケット板９の側面には、側方に向って突出する
耳軸１０，１０が設けられている。この耳軸１０，１０
には、′塵芥収容箱１の両側面に基端をヒンジ１１，１
１によって揺動可能に枢着された揺動アーム１２，１２
の自由端がピン１３，１３を介して結合されている。

上記各揺動アーム１２の途中には、片側ロッド形の油圧
シリンダ装置１４のロッド１５の操作端がピン１６によ
って結合されている。

上記油圧シリンダ袋贋１４はピン１７を介して塵芥収容
箱１の側面に固着されている。したがって、ロッド１５
の伸張、収縮によって揺動アーム１２，１２がヒンジピ
ン１１，１１を揺動中心として揺動運動をすることにな
る。これに伴って夫蓋５は、ローラ７，７が案内溝８，
８に沿って転勤しながら前後方向に移動し、投入用開口
部２を開閉することになる。しかして、本発明によれば
、上記揺動アーム１２．１２の内側の中程には、第３図
から明らかなように、案内部材としての転勤可能なロー
ラ１８がブラケット１９によって支承されている。

これに対して、塵芥収容箱１の外側面には、円弧状の案
内板２０が取付けられている。この案内板２０は、上記
揺動アーム１２がヒンジピン１ １を中心として揺動す
るとき、上記ローラ１８が移動する円弧状の軌跡に沿っ
た軌道面２１を有している。上述のように構成された本
発明の一実施例において、第１図および第２図は、夫蓋
５が投入用閥口部２を全開した状態を示しており、この
状態から、油圧シリンダ装置１４を駆動して、ロッド１
５を引込めると、揺動アーム１２はヒンジピン１１を中
心として図の時計方向に揺動いまじめる。この揺動運動
中、ローラ１８は案内板２０の軌道面２１の上を転勤す
るから、揺動アーム１２は垂直面内をがたなく安定した
状態で動くことができる。しかして、上記揺動アーム１
２は、その自由端が夫蓋５を第２図に鎖線で示したよう
に後方へ動かしたとき、夫蓋５の後端のローラ７，７は
案内溝８，８内に導かれて転動し、夫蓋５を動かして投
入用関口部２を開くことになる。なお、上記実施例にお
いては、塵芥収集車の収容箱の両側に設けられた揺動ア
ーム１２の内側に転勤可能なローラ１８を１個設けた例
を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく
、２個以上のローラ１８を１つの揺動アーム１２の内側
に鯨設しても良いし、また案内部材として揺動可能な例
えばナイロン樹脂で作られた案内子を取付けておいても
良い。以上の説明から明らかなように、本発明によれば
、塵芥収容箱の側面に揺動可能に配設された揺動アーム
の内側の面に転動または摺動可能な案内部材を設けると
共に、塵芥収容箱の側面に案内板を設け、案内部材が案
内板上の軌道面を転勤または摺敷または摺動するように
したから、揺動アームが横方向にがたつくことがなく、
したがって、夫蓋の横方向へのぶれを防止して安定した
状態で開閉操作することができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による塵芥収集車の夫蓋横振れ防止装置
の一実施例を示した斜視図、第２図は同装置を示した正
面図、第３図は第２図のｍ−ｍ矢視方向より見た半部側
面図である。 １・・・・・・塵芥収容箱、２・・・・・・投入用閉口
部、５・・・・・・夫蓋、１１・・・・・・ヒンジピン
、１２・・・・・・揺動アーム、１４…・・・油圧シリ
ンダ装置、１５…・・・ロッド、１８・・・・・・ロー
ラ（案内部材）、２０・・・・・・案内板、２１・・・
・・・軌道面。 多１図 多２図 多３函

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 投入用開口部を上部に備えた塵芥収容箱の両側面に
   一対の揺動アームの基端を枢着し、この揺動アームの自
   由端で天蓋を支持し、上記揺動アームの揺動によつて天
   蓋が上記投入用開口部を開閉できるようにしたものにお
   いて；上記揺動アームのそれぞれの内側面に転動または
   摺動可能な案内部材を設ける一方、上記塵芥収容箱の側
   面に上記案内部材が転動または摺動できる案内板を設け
   たことを特徴とする塵芥収集車の天蓋横振れ防止装置。