JP2507317Y2 - 塵芥収集車の塵芥積込装置 - Google Patents

塵芥収集車の塵芥積込装置

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JP2507317Y2
JP2507317Y2 JP1987028939U JP2893987U JP2507317Y2 JP 2507317 Y2 JP2507317 Y2 JP 2507317Y2 JP 1987028939 U JP1987028939 U JP 1987028939U JP 2893987 U JP2893987 U JP 2893987U JP 2507317 Y2 JP2507317 Y2 JP 2507317Y2
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dust
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龍義 斉藤
豊 原谷
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富士車輌 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は塵芥収集車の塵芥積込装置に関し、特に塵
芥積込時の円滑化、圧縮の効率化を図ったものである。
〔従来の技術〕
塵芥収容箱の後方開口部に後扉を前後方向に揺動自在
に取付け、その後扉内部に塵芥積込装置を設け、後扉の
投入口から投入した塵芥を積込装置によって圧縮しつつ
塵芥収集箱内へ押込むようにした圧縮押込み形式の塵芥
積込装置は従来公知であり、例えば特公昭59-41881号公
報に開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のこの種の塵芥積込装置においては、後扉の両側
壁に形成した斜め方向の案内レールにより上下に案内さ
れる遮蔽板を設けるとともに、その遮蔽板の下端に反転
板を取付け、その反転板を遮蔽板の下降端において内方
に回転せしめ、上昇端において外方に回転せしめるよう
にしている。また、後扉の底壁には、反転板の回転軌跡
に沿った弧状面が形成され、またその弧状面の内端に連
続して遮蔽板の上昇に伴う反転板の上昇運動の軌跡に沿
った平坦面が形成される。
ところが、従来の積込装置においては、底壁の弧状面
に対し、反転板先端のエッジが摺擦するか、或いは一定
の間隔を保って移動するようにしていたので、エッジと
弧状面間に塵芥がかみこむことがあり、一旦かみ込むと
外れにくく、このために積込装置が過負荷となって作動
停止を来たす問題があった。
また、実公昭42-14170号公報には、塵芥を回転パネル
でボディーの床面まで持ち上げ、その持上げた塵芥を回
転パネルとは別部材の押込み板でボディー内に押込むよ
うにした塵芥積込装置が開示されている。この場合、回
転パネルと半円筒状のホッパー壁板との間に塵芥がかみ
込むのを防止するために、回転パネルの回転中心とホッ
パー壁板のアールの中心とを偏心させ、回転パネルの先
端軌跡とホッパー壁板との間にホッパー入口からボディ
ー床面に至るに従い次第に拡がる間隙を形成している。
しかし、このような間隙を形成すると、回転パネルの
回転がホッパー入口からボディー床面側に進むに従い掻
上げ効率が低下し、ボディー床面に最も接近したところ
でその効率の低下が最大になるという欠点がある。この
ような間隙を前述の圧縮押込み形式の塵芥積込装置に適
用した場合、ボディー床面に近づくに従い圧縮押込み効
率が低下し、ボディー床面に最も接近したところでその
効率の低下が最大になる問題が生じる。
この考案は、以上のごとき点にかんがみ、圧縮押込み
形式の塵芥積込装置において、塵芥の圧縮押込み効率を
損なうことなく、塵芥のかみ込みが生じ難いようにする
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、この考案は、塵芥収容
箱1の後方開口部に後扉2を前後方向に揺動自在に取付
け、後扉2の両側面に後方に下降傾斜した案内レール3
を設け、その案内レール3に遮蔽板4のローラ3′を嵌
めると共に、後扉2の両側面に取付けた摺動用シリンダ
5によって上下方向に摺動せしめ、上記遮蔽板4の下部
に反転板6を回転自在に取付け、その反転板6を遮蔽板
4に取付けた反転用シリンダ7により遮蔽板4の摺動の
下端及び上端において回転運動を付与し、後扉2の底壁
8の投入口9側に反転板6先端の回転軌跡に沿った弧状
面10と、その弧状面10に連続して塵芥収集箱1側に反転
板6の上昇軌跡に沿った平坦面11とを形成してなる塵芥
収集車の塵芥積込装置において、上記反転板6先端の回
転軌跡と底壁8の弧状面10との間隙gが該弧状面10の中
程から平坦面11側に至るに従い次第に大きくなると共
に、平坦面11との境界部分で最も大きくなるポケット20
を該底壁8に形成し、上記平坦面11と反転板6先端の上
昇軌跡との間隙を、平坦面11の全長にわたり上記ポケッ
ト20の間隙より小さい一定の間隙に形成したものであ
る。
〔作用〕
後扉2の投入口9から投入された塵芥は、反転板6の
下降により、その底壁8の弧状面10との間で圧縮され、
更に反転板6がその下降の下端で反転し、塵芥を圧縮し
ながら上昇する。塵芥は反転板6が上昇の上端に達する
と塵芥を塵芥収容箱1へ押込み、その押込みが完了する
と再び反転して次の積込サイクルに備える。
また、反転板6と底壁8との間で塵芥のかみ込みが生
じると、反転板6の移動に伴い反転板6と底壁8との間
の間隙gがポケット20の存在により次第に大きくなるの
で、そのポケット20の部分でかみ込みが解消される。ポ
ケット20の部分を過ぎると反転板6は前述のように塵芥
を圧縮しつつ平坦面11に沿って上昇する。
〔実施例〕
第1図及び第2図に示すこの考案の実施例は、塵芥収
集車の塵芥収容箱1の後方に下降傾斜した開放端15を設
け、その開放端15に後扉2をヒンジピン16によって前後
方向に揺動自在に取付けたものである。後扉2は、その
両側面と塵芥収容箱1との間に設けた開閉用シリンダ17
により開閉される。
後扉2は、全体として箱状のものであり、その後面に
塵芥投入口9を有し、またその前面は開放され、塵芥収
容箱1の開放端15と対向している。また、後扉2の両側
壁には、後方に下降傾斜した案内レール3を設けてい
る。
また、後扉2の内部に遮蔽板4が設けられ、そのロー
ラ3′がレール3に嵌合されている。また後扉2内部の
上方には固定遮蔽板4′が設けられ、両方の遮蔽板4,
4′により、塵芥収容箱1側と投入口9側とを分離す
る。また遮蔽板4は、その下端に取付けた反転板6を一
体に上下動させる。
反転板6は遮蔽板4の下端に水平方向の回転軸18によ
り回転自在に取付けられている。反転板6の前面は円弧
面12に形成され、その面に当接する塵芥がその円弧に沿
って下から上へ移動し易いようになっている。比較のた
めに、従来の前面の形状(屈曲面)を第2図に一点鎖線
で示す。
上記の反転板6の後端部には反転用シリンダ7が軸支
され、このシリンダ7のピストンロッド19が遮蔽板4の
背面に軸止めされている。この反転用シリンダ7は、遮
蔽板4の下降の下端において遮蔽板4の背面側(投入口
9側)から前面側(塵芥収容箱1側)へ反転せしめら
れ、また、遮蔽板4の上昇の際の上端において前面側か
ら背面側へ反転される。
後扉2の底壁8には、投入口9側に反転板6先端の回
転軌跡に沿った弧状面10が形成され、その弧状面10に連
続して、反転板6の上昇の際の上昇軌跡に沿った平坦面
11を形成している。該平坦面11と上昇軌跡との間隙は、
平坦面11の全長にわたり上記ポケット20の間隙より小さ
い一定の間隙に形成される。弧状面10にはポケット20が
形成される。そのポケット20は、反転板6の先端の回転
軌跡aと上記弧状面10間の間隙gが底壁8の中程から平
坦面11側に至るに従い次第に大きくなると共に、平坦面
11との境界部分で最も大きくなるように形成される。比
較のため従来の場合の底壁の形状を二点鎖線によって示
す。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は反転板2の先端軌跡と底壁
8との間隙が、底壁8の中程から平坦面11側に至るに従
い次第に大きくなると共に、平坦面11との境界部分で最
も大きくなるポケット20を形成したことにより、底壁8
上で塵芥のかみ込みが生じると、上記ポケット20の部分
でそのかみ込みが解消される。
上記のポケット20部分は、間隙が大きくなるので圧縮
押込み効率の低下する部分であるが、その部分は投入口
9側から収容箱1に至る間の一部分であり、他の大部分
においては一定の最小限度の間隙に保たれるので、ポケ
ット20の部分は全体の圧縮押込み効率に実質的な影響を
もたらさない。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部省略側面図、第2図は同上の拡大
縦断側面図である。 1……塵芥収容箱、2……後扉、3……案内レール、4
……遮蔽板、5……摺動用シリンダ、6……反転板、7
……反転用シリンダ、8……底壁、9……投入口、10…
…弧状面、11……平坦面、12……円弧面、20……ポケッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−113118(JP,A) 実開 昭61−8606(JP,U) 特公 昭59−41881(JP,B1) 実公 昭42−14170(JP,Y1) 実公 昭61−1121(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵芥収容箱1の後方開口部に後扉2を前後
    方向に揺動自在に取付け、後扉2の両側面に後方に下降
    傾斜した案内レール3を設け、その案内レール3に遮蔽
    板4のローラ3′を嵌めると共に、後扉2の両側面に取
    付けた摺動用シリンダ5によって上下方向に摺動せし
    め、上記遮蔽板4の下部に反転板6を回転自在に取付
    け、その反転板6を遮蔽板4に取付けた反転用シリンダ
    7により遮蔽板4の摺動の下端及び上端において回転運
    動を付与し、後扉2の底壁8の投入口9側に反転板6先
    端の回転軌跡に沿った弧状面10と、その弧状面10に連続
    して塵芥収容箱1側に反転板6の上昇軌跡に沿った平坦
    面11とを形成してなる塵芥収集車の塵芥積込装置におい
    て、上記反転板6先端の回転軌跡と底壁8の弧状面10と
    の間隙gが該弧状面10の中程から平坦面11側に至るに従
    い次第に大きくなると共に、平坦面11との境界部分で最
    も大きくなるポケット20を該底壁8に形成し、上記平坦
    面11と反転板6先端の上昇軌跡との間隙を、平坦面11の
    全長にわたり上記ポケット20の間隙より小さい一定の間
    隙に形成したことを特徴とする塵芥収集車の塵芥積込装
    置。
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CA1127118A (en) * 1978-02-10 1982-07-06 Sargent Industries, Inc. Refuse compaction apparatus
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JPS6236201A (ja) * 1985-08-05 1987-02-17 富士車輌株式会社 塵芥収集車のテ−ルゲ−ト駆動装置

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