JPS6030604B2 - 塵芥貯留排出装置における排出塵芥の送り出し装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塵芥貯留排出装置において、排出された塵芥
を前方に送り出す送り出し装置に関する。

一般に、塵芥貯留排出装置においては、塵芥の排出口の
下部にシュートが前方に突設されており、塵芥収集車に
搭載された収容箱等の投入口を前記排出口にシュートを
介して連接し、排出口より排出された塵芥をシュートに
よって投入口に導いて収容箱に積み込むようにしている
。

しかし、従来、塵芥の積込作業終了後に塵芥がシュート
に残留し、作業終了後に塵芥収集車をシュートより切り
離すと、シュート上に残留している塵芥が路面に落下し
、悪臭発生の原因となっていた。本発明はかかる点に鑑
みてなされたもので、排出口の下方に回転ローラを設け
、排出口より排出された塵芥を前記回転ローラによりさ
らに前方に送り出すようにしたことにより、醸芥の残留
を防止するようにした塵芥貯留排出装置における排出塵
芥の送り出し装置を提供するものである。以下、本発明
の構成を実施例について図面に基づいて説明する。第１
図及び第２図に示すように、１は建物内等に設けられる
設置階投入型の塵芥貯留排出装置であって、本体２内に
貯留室３と貯留室３の後方に投入室（図示省略）とが形
成され、貯留室３の下部に排出スクリュー４が、投入室
に移送スクリュー（図示省略）がそれぞれ縦設されてい
る。

排出スクリュー４はシャフト５にブレード６がらせん状
に固着されてなり、先端上りやや懐斜し後部にて片持ち
保持されている。本体２の前部には導出筒７がやや先端
上りに煩斜して突設され、導出筒７には排出スクリュー
４の先端部が臨み、前面が開放されて排出口８となって
いる。また本体２の前部には排出口８の開閉扉３が上下
方向に移動自在に設けられると共に、排出口８の下方に
は左右方向に受け都材１０が、両側方には上下方向に塵
芥の飛散防止用の案内部村１１がそれぞれ排出口８より
やや前方に突出して導入筒７に蓮設されている。受け都
材ｉｏは導入筒７に固着された先端下りの傾斜板ｉ２と
煩斜板１２に蓮設された水平板１３とより形成されてい
る。さらに本体２の前部には排出塵芥の送り出し装置１
４が設けられ、送り出し装置１４‘ま回転ローラ１５、
回転ローラ１５の駆動手段１６及びスクレーパ板ＩＴよ
り構成されている。

回転ローラ１６は、第３図に示すように、回転軸１８の
外周面にゴム１９がほぼ両端に亘って張設されて形成さ
れている。回転ローラ１５は左右方向に受け部材１０の
上方に位置し、両端が案内部材】１の下部に鉄挿されて
保持され、一端には駆動手段１６が連係され「排出口８
の下端がローラ１５の後部上面に近接している。スクレ
ーパ板竃７は左右方向に水平板１３の先端に立設され、
上端がローラ１５の前部下面に摺接している。２０は塵
芥収集車の収容箱であって、本体２１の後部に投入箱２
２が上端にて枢支され、投入箱２２は内部に押込手段２
３が設けられると共に、後部に投入口２４が開設され、
投入口２４が排出口８に連接される。

次に作用について説明すると、塵芥貯留排出装置１の本
体２に投入された塵芥は貯留室３に順次移送されて貯留
される。

この塵芥を排出する場合、収容箱２０の投入口２４を排
出口８に蓮設すると共に、開閉扉９を関勤し、排出スク
リュー４を回転すると、塵芥は排出口８より排出され、
ローラ１５を経て投入口２４より投入箱２２に移送され
て収容箱本体２１に積み込まれる。この積込作業が終了
近くになると、ローラ１６を第１図矢符Ａの方向に回転
せしめ、塵芥を前方（収容箱２０の方向）に送り出し、
排出スクリュー４を停止すると、排出された塵芥は全て
迅速に且つローーフ１５等に残留することなく、収容箱
２０１こ移送；される。また、ローラ１５の表面に付着
した塵芥はスクレーバ板１７により掻き取られて全て収
容箱２０１こ投入される。尚、本実施例において、ロー
ラ１５は作業終了時のみ回転せしめたが、作業時中継続
して回転してもよい。

また、ローラ１５にはゴム１９を張言没したが、塵芥の
摩擦係数が大きいものであればよく、ゴム１９に限らず
ロ−ラ１５の表面を凹凸状にしてもよい。以上のように
本発明によれば、排出口の下方に回転ローラを設け、該
ローラを回転せしめて排出塵芥を前方に送り出すように
したために、従来のようにシュートに塵芥が残留しない
ので、塵芥収集車をシュートより切り離した時に塵芥が
路面に落下して悪臭を発生するのを防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示するもので、第１図は塵
芥貯留排出装置及び収容箱を一部省略して示す縦断面図
、第２図は塵芥貯留排出装置の正面図、第３図は回転ロ
ーラの横断面図である。 １・…・〇塵芥貯留排出装置、４・…・・排出スクリュ
ー、８・・・・・・排出口、１１…・・・案内部材、１
４・・・・・・送り出し装置、１５……回転ローラ、１
６・・・・・・ｌ駆動手段、１７・・…・スクレーパ板
、１８・…・・回転軸、１９・…・・ゴム、２０…・・
・収容箱、２４・・・…投入口。 第３図 図 職 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 塵芥貯留排出装置の排出口前方に導入筒を突出する
   とともに、前記排出口の両側方に上下方向に塵芥飛散防
   止用案内部材を、またその下方に左右方向に受け部材を
   それぞれ導入筒を包囲するように設け、前記受け部材に
   支持されかつ適宜の駆動手段が連係された回転ローラを
   前記排出口に臨んで配置し、前記排出口より排出された
   塵芥を前記回転ローラにより前方に送り出すように構成
   したことを特徴とする塵芥貯留排出装置における排出塵
   芥の送り出し装置。 ２ 排出口の下部にはローラの表面に摺接するスクレー
   パ板が設けられている特許請求の範囲第１項記載の塵芥
   貯留排出装置における排出塵芥の送り出し装置。