JP4484127B2 - 塵芥収集車の塵芥積込装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収容箱の中に積み込まれた塵芥の塵芥投入箱側へ逆流を防止するようにした塵芥収集車の塵芥積込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塵芥収集車では、車体上に塵芥収容箱が載置され、これの後方に塵芥を投入するための塵芥投入箱が連設されている。塵芥投入箱内では、投入された塵芥が塵芥積込装置により塵芥収容箱内に積み込まれるように構成されている。
【0003】
前記塵芥積込装置の一例を、図3および図4によって説明する。この塵芥積込装置は、図3に示すように、塵芥投入箱1の両側板1a,1a(一方のみ図示)に各々前方上部から後方下部に向って傾斜する一対のガイドレール2,2を設け、この一対のガイドレール2,2間にパッカープレート3をガイドローラ4,4を介して昇降自在に設けるとともに、このパッカープレート3の下端部に枢軸5を介してプレスプレート6を回動自在に設け、プレスプレート6を図示しない回動用シリンダーにより枢軸5を支点に回動させ、パッカープレート3を図示しない昇降用シリンダーによりガイドレール2,2に沿って昇降させるように構成されている。パッカープレート3およびプレスプレート6の外幅寸法は、塵芥投入箱1の両側板1a,1aの内幅寸法よりも少し狭く設定されている。これにより、パッカープレート3およびプレスプレート6は、両側板1a,1a間を塵芥を遮蔽しながら動作することができる。
【0004】
次に、このように構成された塵芥積込装置の塵芥収容箱7への塵芥の積込動作を図4によって説明する。
【0005】
先ず、前回の塵芥の積込が終了したときには、図4(a)に示すような状態にある。即ち、パッカープレート3は上昇終端位置にあり、プレスプレート6は正転終端位置にある。この状態で次回の塵芥が塵芥投入箱1内に投入される。
【0006】
次に、プレスプレート6を、図4(a)の状態から図4(b)に示す状態まで反転(図中反時計方向に回動)させる。これにより、プレスプレート6は、圧縮の始動状態にされる。
【0007】
次に、パッカープレート3を、図4(b)の状態から図4(c)に示す状態までガイドレール2,2に沿って下降させる。パッカープレート3には、プレスプレート6が枢支されているので、プレスプレート6もパッカープレート3の下降に伴って同時に下降する。これにより、塵芥投入箱1のドラム板1b上の塵芥がプレスプレート6により一次圧縮される。
【0008】
次に、プレスプレート6を、図4(c)の状態から図4(d)に示す状態まで正転(図中時計方向に回動)させる。これにより、一次圧縮された塵芥がプレスプレート6により二次圧縮される。
【0009】
次に、パッカープレート3を、図4(d)の状態から図4(a)に示す状態までガイドレール2,2に沿って上昇させる。これにより、二次圧縮された塵芥がプレスプレート6により塵芥収容箱7内に積み込まれる。以上をもって一巡の積込サイクルが終了し、以後以上と同様の操作を繰り返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示す塵芥積込装置では、前回の塵芥の積込が完了した状態から次回の塵芥の積込に移る際に、即ち、プレスプレート6が反転されると、図4(b)に示すように、パッカープレート3の下端と塵芥投入箱1のドラム板1bの前方上端1b’の間に大きな開口部(図示A部)が形成される。そのため、塵芥収容箱7が満杯に近い状態になると、前回の積込サイクルで塵芥収容箱7の中に積み込まれた塵芥の一部が前記開口部Aから塵芥投入箱1側に逆流することがある。これにより、次回の塵芥投入箱1への塵芥投入量が制限され、塵芥の積込効率が悪化する等の不具合がある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、塵芥収容箱の中に積み込まれた塵芥の塵芥投入箱側への逆流を防止することができる塵芥収集車の塵芥積込装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、塵芥投入箱に配置されたガイドレールに沿って昇降自在に設けられたパッカープレートと、このパッカープレートの下端部に回動自在に設けられたプレスプレートとを備えた塵芥収集車の塵芥積込装置において、前記パッカープレートの下端部に塵芥の逆流を防止するための逆流防止板を一体に設け、かつ、前記プレスプレートの根元側に前記逆流防止板を収納可能な逆流防止板収納部を設けている。
【0013】
そして、前記逆流防止板は、その底面の側面形状をプレスプレートの回動支点を半径中心とした円弧状に形成しており、前記逆流防止板収納部は、プレスプレートが逆流防止板に干渉されずに回動できるように逆流防止板に対応した形状に形成され、前記プレスプレートが前記回動支点を支点として反転したとき、前記逆流防止板の底面が下方に露出した状態となり、この状態で、前記パッカープレートが前記ガイドレールに沿って下降するのに伴い、前記逆流防止板及び前記プレスプレートが下降し、前記逆流防止板は、前記底面が前記ガイドレールの下端から下方に突出した位置まで下降する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る塵芥収集車の塵芥積込装置の一実施形態を図1および図2によって説明する。尚、図3および図4と同一または対応部分には同一符号を付して説明する。
【0015】
本実施形態の塵芥積込装置は、図1に示すように、パッカープレート3の下端部に逆流防止板8を一体に設け、プレスプレート6に逆流防止板8を収納可能な逆流防止板収納部9を設けている。逆流防止板8は、その側面形状が略扇形であり、その底面8aはプレスプレート6の枢軸5を半径中心とした円弧状に形成され、パッカープレート3の下端部に固定配置されている。逆流防止板収納部9は、その側面形状が逆流防止板8と略同一形の略扇形であり、プレスプレート6の根元側に貫通開口して形成され、プレスプレート6が逆流防止板8に干渉されずに回動できるように構成されている。逆流防止板8の外幅寸法は、パッカープレート3の外幅寸法よりも少し狭く設定されている。これにより、塵芥投入箱1の両側板1a,1aと逆流防止板8の間で塵芥を遮蔽することができる。逆流防止板収納部9の内幅寸法は、逆流防止板8の外幅寸法と略同一に設定されている。これにより、プレスプレート6と逆流防止板8の間に塵芥が挟まるのを防止することができる。
【0016】
次に、本発明の塵芥積込装置の積込動作を図2によって説明する。
【0017】
先ず、前回の塵芥の積込が終了したときには、図2(a)に示すような状態にある。即ち、パッカープレート3は上昇終端位置、プレスプレート6は正転終端位置にあり、パッカープレート3の下端部に設けられた逆流防止板8はプレスプレート6の逆流防止板収納部9に収納されている。この状態で次回の塵芥が塵芥投入箱1内に投入される。
【0018】
次に、プレスプレート6を、図2(a)の状態から図2(b)に示す状態まで枢軸5を支点に反転(図中反時計方向に回動)させる。プレスプレート6を反転させると、パッカープレート3の下端部に設けられた逆流防止板8がパッカープレート3の下方に突出した状態となる。そのため、逆流防止板8によりパッカープレート3の下端と塵芥投入箱1のドラム板1bの前方上端1b’の間の開口部Aが狭くなる。これにより、塵芥収容箱7の中に積み込まれた塵芥は、逆流防止板8によって塵芥投入箱1側への逆流が防止されることになる。
【0019】
次に、パッカープレート3を、図2(b)の状態から図2(c)に示す状態までガイドレール2,2に沿って下降させる。パッカープレート3には、プレスプレート6および逆流防止板8が枢支および固定されているので、プレスプレート6および逆流防止板8もパッカープレート3の下降に伴って同時に下降する。これにより、塵芥投入箱1のドラム板1b上の塵芥がプレスプレート6および逆流防止板8により一次圧縮される。
【0020】
次に、プレスプレート6を、図2(c)の状態から図2(d)に示す状態まで正転させる。これにより、一次圧縮された塵芥がプレスプレート6により二次圧縮される。プレスプレート6を正転させると、パッカープレート3の下端部に設けられた逆流防止板8がプレスプレート6の逆流防止板収納部9に再び収納される。
【0021】
次に、パッカープレート3を、図2(d)の状態から図2(a)に示す状態までガイドレール2,2に沿って上昇させる。これにより、二次圧縮された塵芥がプレスプレート6および逆流防止板8により塵芥収容箱7の中に積み込まれる。以上をもって一巡の積み込みサイクルが終了し、以後以上と同様の操作を繰り返す。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、パッカープレートの下端部に塵芥の逆流を防止するための逆流防止板を一体に設け、プレスプレートの根元側に前記逆流防止板を収納可能な逆流防止板収納部を設けたことにより、プレスプレートを反転させても、逆流防止板によりパッカープレートの下端と塵芥投入箱のドラム板の前方上端の間の開口部を狭くすることができ、塵芥収容箱の中に積み込まれた塵芥の塵芥投入箱側への逆流を防止させて積込能率の向上を期待することができる。また、パッカープレートを下降させてプレスプレートによって一次圧縮させるとき、逆流防止板によって塵芥を破砕圧縮する効果があり、一次圧縮で塵芥を大幅に減容することが可能である。しかも、パッカープレートに逆流防止板を設け、プレスプレートに逆流防止板収納部を設けただけであり、構造が簡単で製造コストの高騰を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塵芥収集車の塵芥積込装置を示す縦断側面図。
【図2】本発明に係る塵芥収集車の塵芥積込装置の動作状態を示す概略図。
【図3】従来の塵芥収集車の塵芥積込装置を示す縦断側面図。
【図4】
【符号の説明】
1 塵芥投入箱
1b ドラム板
2 ガイドレール
3 パッカープレート
4 ガイドローラ
5 枢軸
6 プレスプレート
7 塵芥収容箱
8 逆流防止板
9 逆流防止板収納部
Claims (1)
- 塵芥投入箱に配置されたガイドレールに沿って昇降自在に設けられたパッカープレートと、このパッカープレートの下端部に回動自在に設けられたプレスプレートとを備えた塵芥収集車の塵芥積込装置において、
前記パッカープレートの下端部に塵芥の逆流を防止するための逆流防止板を固定配置し、かつ、前記プレスプレートの根元側に前記逆流防止板を収納可能な逆流防止板収納部を設け、
前記逆流防止板は、その底面の側面形状を前記プレスプレートの回動支点を半径中心とした円弧状に形成しており、前記逆流防止板収納部は、前記プレスプレートが前記逆流防止板に干渉されずに回動できるように前記逆流防止板に対応した形状に形成され、
前記プレスプレートが前記回動支点を支点として反転したとき、前記逆流防止板の底面が下方に露出した状態となり、この状態で、前記パッカープレートが前記ガイドレールに沿って下降するのに伴い、前記逆流防止板及び前記プレスプレートが下降し、前記逆流防止板は、前記底面が前記ガイドレールの下端から下方に突出した位置まで下降することを特徴とする塵芥収集車の塵芥積込装置。
Priority Applications (1)
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JP4709063B2 (ja) * | 2006-05-11 | 2011-06-22 | 富士重工業株式会社 | 塵芥収集車の塵芥積込装置 |
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2000
- 2000-07-07 JP JP2000206934A patent/JP4484127B2/ja not_active Expired - Lifetime
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