JPS6236201A - 塵芥収集車のテ−ルゲ−ト駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は塵芥収集車におけるテールゲートの駆動装置
に関するものである。

〔従来の技術〕

第７図は特開昭５５−６６４０１号公報記載のもので、
車体に設けた塵芥収容箱１の後部に軸３により塵芥投入
口を有するテールゲート２を揺動可能に取付け、テール
ゲート内（こは投入口より投入された塵芥を、後方から
下方を経て前方へ回動しつつかき上げる回転板６と、前
向きとなった回転板６上の塵芥を、上部の軸９を支点と
して後方から前方へ回動しつつ塵芥収容箱１内に押込む
押込板７とを設け、押込板７を駆動する油圧シリンダ１
０の下端を押込板７の回動支点より上方に延びた延長部
８に１、軸１．３により連結し、このシリンダ１０の上
端から突出したピストンロッド１２の上端は軸１１によ
り塵芥収容箱１の後端上部に回動自在に取付けであるが
、この軸１１は前記軸３より下部後方に位置している。

また、テールゲート２内には押込板７が前方へ回動した
とき、その延長部８の後側に当るストッパ１６が取付け
である。

この第１従来例の場合は油圧シリンダ１０の作用で押込
板７を図の実線と鎖線の間で揺動させて回転板６上の塵
芥の押込作業を行ない、塵芥の排出時は押込板７の延長
部８がストッパ１６に当った状態からさらにピストンロ
ッド１２を進出させると鎖線のようにテールゲート２が
軸３を中心として上方へ回動する。

第８図に示すものは特開昭５６−３７９０３号ないし特
開昭５６−３７９０５号公報に記載されたもので、車体
に設けた塵芥収容箱１の後部に、軸３により塵芥投入口
を有するテールゲート２を揺動自在に取付け、テールゲ
ート内には投入口より投入された塵芥を、後方から下方
を経て前方へ回動しつつかき上げる回転板６と、前向き
となった回転板６上の塵芥を、上部の軸９を支点として
後方から前方へ回動しつつ塵芥収容箱１内に押込む押込
板７とを設けた点で第１従来例と同じであるが、シリン
ダ１０やストッパ１６の取付けが異なる。

すなわち、油圧シリンダ１ｏの上端を軸１１により塵芥
収容箱１の後端上部に取付けるが、この軸１１は前記軸
３の上方に位置し、シリンダ１０の下端から突出したピ
ストンロッド１２の下端は軸１３により押込板７の延長
部Ｂの上端に連結される。

また、ストッパ１６は押込板７が後退位置とな、つたと
き延長部８め前側に当るようにテールゲート２内に固定
される。

〔考案が解決しようとする問題点〕

上記の第７図の装置においては押込板７が前進して塵芥
を塵芥収容箱１内に押込んだ位置からテールゲート２を
開くものであるから、テールゲート２を開くさいに、塵
芥が押込板７と塵芥収容箱１間に満杯になっていると、
押込板７がストッパ１６に当る前にあたかも塵芥がスト
ッパのように作用してテールゲートが開き始め、塵芥が
塵芥収容箱１とテールゲート２０間の開いた部分から落
下し、押込板７が急番こ無負荷状態となって衝撃的に動
き、これに追従するテールゲート２の動きで大きな衝撃
が各部に波及し、車体および各部の装備に損傷を与える
場合があり危険である。

また、第８図の装置の場合、第７図に示すものなければ
ならないので、押込板が短かくなる。このため、押込板
７が第８図の後端位置から鎖線に示す前進位置に至る間
の空間、すなわち、回転板６上の塵芥を塵芥収容箱１に
押込む量を、テールゲート２の下部の塵芥収容室１４の
容量に比較して十分に大きくすることができない。

また、回転板６による塵芥の押上刃にも実用上限界があ
るため、積込作業をスムーズに行なうために塵芥収容室
１４への塵芥投入量を制限して押込板７の押込能力に見
合うようにしなければならないので能率がよくないとい
う問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の問題点を解決するために、この発明は押込板を駆
動する油圧シリンダの上端を塵芥収容箱の後部上端に軸
により回動自在に取付け、同油圧シリンダの下端から突
出したピストンロッドの下端を押込板の後側中程に回動
自在に連結してピストンロッドの上昇時押込板が前方に
回動し、下降時には押込板が後方へ回動するようにし、
テールゲート内には後退した押込板が当るストッパを設
けて、押込板がストッパに当ったのち、さらにピストン
ロッドが下降すると、押込板とテールゲートが一体とな
って後上方に回動するようにしたものである。

〔作用〕

この発明は上記の構成であり、テールゲート内の押込板
および回転板の作用は従来のものと同様で、投入口より
投入された塵芥を回転板によりかき上げる。こうして塵
芥をかき上げて前向きとなった回転板上の塵芥を後方か
ら前方へ回動する押込板により塵芥収容箱内に押込むも
のであるが、塵芥収容箱内に押込まれた塵芥を排出する
には押通板が後退してストッパに当った状態から、さら
にピストンロッドを下降させるのである。

すなわち、押込板がストッパに当ったのち、さらにピス
トンロッドを下降させると、押込板とテールゲートが一
体となって後上方に回動して塵芥収容箱の後端開口を開
放する。

〔実施例〕

第１図はこの発明を実施した塵芥収集車の一例を示すも
ので、１は自動車の車体上に固定した塵芥収容箱、２は
その後部において、上端の軸３を支点として上方へ回動
するテールゲートである。

このテールゲート２の後側上部寄りには、第２図などに
示すように塵芥投入口４が設けである。

５はテールゲート２内の下部寄りに設けた回転軸で、こ
の軸５に回転板６が固定しである。

７はテールゲート２内の上方後部寄りに軸９で上端を揺
動自在に収付けた押込板で、油圧シリンダ１０により揺
動させ、回転板６は図示省略の油圧モータにより回転さ
せるもので、これらは従来通りである。

上記テールゲート２の軸３は同テールゲート２上に固定
したブラケットと塵芥収容箱１の後端上に斜後向きに固
定したブラケットを回動自在に連絡するように取付けで
ある。

また、油圧シリンダ１０の上端は軸１１により塵芥収容
箱１の後端上部のブラケットに回動自在に取付けるが、
軸１１は前記軸３の下方にある。

また、油圧シリンダ１０の下部から突出したピストンロ
ッド１２の下端は前記押込板の中程後部寄りに軸１３に
よって回動自在に連結する。

上記シリンダ１ｏはテールゲート２内に設けてあり、テ
ールゲート２の上部に開口を設け、ここからシリンダ１
０の上端をチーＸルゲート２上に突出させて、塵芥収容
箱１のブラケットに取付ける。

また、前記押込板７はその両側に後向きの側板１５を有
しており、前記軸９．１３は全てこの側板１−５に取付
けである。

また、チー冥ルゲート２の後壁の前面には後退した押込
板７の側板１５が当るストッパ１６を設ける。

つぎに作用を説明すれば、まず、回転板６が第１図のよ
うに前向きとなり、押込板７が前方に向いている状態で
、開放されている投入口４よりテールゲート２内の下部
の塵芥収容室１４に向けて塵芥を投入する。

ついで、回転板６が軸５とともに第１図に向って右回転
を始め、後方へ向いたのち、下方へ回動してテールゲー
ト２内下部の塵芥をかき上げて第１図のように前向きと
なって停止する。

一方、押込板７は、回転板６が回り始め回転板６に衝突
するおそれがなくなった条件で、後方へ回転し始め、回
転板６が前記のように塵芥をかき上げている間（こ第２
図のように後端に達する。

前記のように塵芥をかき上げた回転板６が前向きとなり
、押込板７が後端に達した条件で、押込板７が前方へ回
動し始め、回転板６上の塵芥１７を塵芥収容箱１内に押
込んで圧縮する。

上記の作用の繰返しにより塵芥収容箱１内に塵芥が満杯
になると、これを塵芥処理場に運褐して収容箱１内の塵
芥を排出しなければならない。

この発明では上記の排出時に、第５図のように押込板７
を後退位置として側板１５の後縁をストッパ１６に当て
たのち、さらにピストンロッド１２を進出させると、ス
トッパ１６を介して押込板７とテールゲート２が一体と
なって後上方へ回動し、塵芥収納箱１の後端を大きく開
放する。

〔効果〕

このｉ娼は上記のように塵芥収集車のテールゲートの開
閉をテールゲート内の押込板の翼動用油圧シリンダと併
用したものであるが、特にこの考案はテールゲート内に
、後退した押込板が当るストッパを設けて、押込板がス
トッパに当ったのち、押込板駆動用の油圧シリンダのピ
ストンロッドが下降すると、押込板とテールゲートが一
体となって後上方に回動するものであるから、第７図の
ような従来の方式のものに比較して安全性が高く、また
、第８図のような従来方式のものに比較して押込板の支
点がピストンロッドの下端より上方となり、押込容積が
大きくとれるので、各サイクル毎の塵芥投入量を多くで
きる。従って能率的な塵芥収集が行なえるなどの効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの疹胡装置を実施した塵芥収集車の一例を示
す側面図、第２図ないし第６図はこの考案装置の作用を
示す拡大縦断側面口、第７図、第８図は従来例を示す縦
断側面図である。 １・・・塵芥収容箱、　　２・・・テールゲート、３、
　ｃｔ９ｉ’　３−・・軸、　　４・・・塵芥投入口、
６・・・回転板、　　　　７・・・押込板、１０・・・
油圧シリンダ、１２・・・ピストンロッド、１６・・・
ストッパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体に設けた塵芥収容箱の後部に、塵芥投入口を有する
   テールゲートを揺動可能に取付け、テールゲート内には
   投入口より投入された塵芥を、後方から下方を経て前方
   へ回動しつつかき上げる回転板と、前向きとなつた回転
   板上の塵芥を、上部の軸を支点として後方から前方へ回
   動しつつ塵芥収容箱内に押込む押込板とを設けた塵芥収
   集車において、押込板を駆動する油圧シリンダの上端を
   塵芥収容箱の後部上端に軸により回動自在に取付け、同
   油圧シリンダの下端から突出したピストンロッドの下端
   を押込板の後側中程に回動自在に連結して、ピストンロ
   ッドの上昇時押込板が前方に回動し、下降時には押込板
   が後方へ回動するようにし、テールゲート内には後退し
   た押込板が当るストッパを設けて、押込板がストッパに
   当つたのち、さらにピストンロッドが下降すると、押込
   板とテールゲートが一体となつて後上方に回動するよう
   にした塵芥収集車のテールゲート駆動装置。