JP3995308B2 - 塵芥収集車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分別収集用の荷箱を備えた塵芥収集車に係り、特に塵芥積込方法を改善すると共に荷箱の塵芥収容量を増大させた塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、廃棄物のリサイクル化が社会的重要課題とされ、塵芥収集車においてもこのリサイクル化に対応すべく塵芥の分別収集を可能とするため、分別収集用の荷箱を備えた塵芥収集車が開発されつつある。このような分別収集用塵芥収集車の一例が実開平4−26906号(実用新案登録第2538369号)に開示されている。この塵芥収集車は、車両前部のキャビンと後部の塵芥収容箱との間に荷箱を配設したもので、図8のように荷箱2の一側面に回動軸4,6を中心として上下方向に回動自在なバケット8と押込板10が配設される一方、荷箱2の反対側側面にはヒンジ12を中心として開閉自在な排出扉14が配設されている。
【0003】
このような塵芥収集車は、塵芥収容箱の後部に配設された塵芥投入箱を通じて従来と同様に一般塵芥を収集すると共に、壜や缶などのリサイクル可能な塵芥を荷箱2に収容する時は、バケット8を車両側方に振り出した状態で壜・缶をバケット8に入れ、その後バケット8をほぼ180°上方に旋回させてバケット8内の壜・缶を荷箱2側面の開口16から荷箱2内に投入する。バケット8が開口16から離れるときは、押込板10を開口16内に向けて回動させ、荷箱2内の塵芥を荷箱2の奥へ向けて押送する。
【0004】
荷箱2が塵芥でいっぱいになると、塵芥収集車を塵芥処理場へ回送した後、荷箱2を図示しない油圧シリンダにて排出扉14側へ傾動させると共に、排出扉14を矢印方向に開放させて荷箱2内の塵芥を外部に排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述の塵芥収集車は、バケット8が車両側方に大きく振り出される関係で、車両側方にバケット8の振り出しのためのスペースを確保できない場所では荷箱2に対する塵芥の積込みができない。
【0006】
また、荷箱2の側面に塵芥投入用の開口16を形成しているため、荷箱2内で塵芥の高さが開口16の下縁を越えると、塵芥が開口16から溢れ出る傾向がある。このため押込板10などで塵芥を荷箱2の奥へ押送して開口16から塵芥がこぼれ出ないようにしているが、荷箱2内を全て塵芥で満たすと押込板10の効果がなくなるため、塵芥収容率を100%に近付けることは事実上不可能であった。
【0007】
本発明の目的は、車両側方に殆どスペースが確保できない場所でも塵芥の積込みが可能であり、かつ、荷箱の塵芥収容率を100%にすることができる塵芥収集車を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明の塵芥収集車は、塵芥投入用開口を上部に有し、左右幅が前記塵芥収集車の全幅よりも幅狭とされ、かつ、前記塵芥収集車の全幅規制の範囲内で車両中心に対して偏心して配設した荷箱と、前記偏心方向と反対方向の荷箱の側壁の上下に隣接して配設した上スプロケット及び下スプロケットと、これら上下スプロケット間に掛け回したチェーンと、該チェーンに連結され、前記荷箱の側壁の外側に沿って該側壁の下部から上端部にかけて前記塵芥収集車の全幅規制の範囲内で垂直方向に昇降自在に配設したバケットとを有し、上スプロケットまで上昇したバケットを、上スプロケットの外周に沿って送られるチェーンに従って荷箱内へ反転するようにしたことを特徴とする。
【0009】
このように塵芥収集車の全幅規制の範囲内で垂直方向に昇降自在なバケットによって荷箱に対する塵芥の積込みを行なうため、車両側方のスペースが殆どない場所でも塵芥の積込みにまったく支障がない。また、荷箱の上部から塵芥を投入するため、荷箱内にまったく空隙が残らない状態まで塵芥を投入可能であり、塵芥収容率を100%にすることができる。
【0010】
また本発明の塵芥収集車は、前記荷箱、バケットおよび反転手段を箱状の外装板で覆うと共に、前記バケットの側方を覆う外装板の下部に、下降端に位置する前記バケットの上端開口に隣接する内開きの蓋付塵芥投入口を配設したことを特徴とする。
【0011】
これにより荷箱およびバケットが外観上直接目に触れなくなると共に、バケットから不測に落下した塵芥が周囲に散乱するのを防止することができる。しかも蓋付塵芥投入口は内開き方式であるから、車両側方のスペースが殆どない場所でも塵芥の積込みにまったく支障がない。
【0012】
また本発明の塵芥収集車は、前記上スプロケット前記荷箱内上部にはみ出すように大径としたことを特徴とする。
【0013】
これによりバケットを荷箱内上部に大きく振り込んで反転させることができ、荷箱の内側壁に偏って塵芥が積み上がるのを防止でき、荷箱内容積を塵芥収容スペースとして効率利用することができる。
【0014】
本発明の塵芥収集車は、前記バケットの反転動作の軌跡の上方に位置する天井部外装板の一部分を開閉自在な蓋板とし、前記蓋板を前記バケットの反転動作と連動して蓋板開放手段によって開放することができる。これにより荷箱の側壁高さを可及的に高くし、かつ、バケットを高い位置で反転させてバケット内部の塵芥を高い位置から荷箱内に投入することができるから、荷箱内容積を増大させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。図2(A)(B)に示すように、塵芥収集車20は車両前部のキャビン22と、キャビン22後方の車台24上に搭載された箱型の塵芥収容箱26と、塵芥収容箱26の後部にヒンジ28を中心として上下方向に開閉自在に取付けられた塵芥投入箱30と、キャビン22と塵芥収容箱30との間に配設された荷箱セクション32とを有する。塵芥収容箱26と塵芥投入箱30は従来の塵芥収集車のものとまったく同様であるが、その外側がそれぞれ化粧仕上げの外装板34,36で覆われている。そして塵芥投入箱30とその外装板36がヒンジ28を中心として一体的に上下方向に回動可能とされている。また車両後面は、図2(C)のようにほぼ垂直な外装板38で構成され、この外装板38の一部が上下方向にスライド開閉する扉38aとされている。この扉38aを上方にスライド開放することにより、内部の塵芥投入箱30の後部投入口が露出するようになっている。
【0016】
荷箱セクション32は、車台24の右側部に配設された回動軸40を中心として左右方向に回動ないし傾動可能とされている。荷箱セクション32の下部と車台24との間には油圧シリンダ42が配設され、油圧シリンダ42のピストンロッド42aを伸長作動させることにより荷箱セクション32全体が回動軸40を中心として図1で時計方向に回動するようになっている。
【0017】
荷箱セクション32はその周囲を前記外装板34,36と同様の外装板44で覆われたもので、荷箱セクション32の左右両側壁は塵芥収集車の全幅規制の範囲内に収められている。荷箱セクション32の内部には、図1のように外装板44と一体の右側壁46aと、外装板44から内側に離間した左側壁46bとを有する荷箱46が収納されている。荷箱46の左右方向幅は、その左側壁46bが外装板44から内側方向に離間している分だけ、塵芥収集車20の全幅よりも狭くなっている。なお、荷箱46の上部は全て塵芥投入用の開口48とされている。
【0018】
荷箱セクション32の左側外装板44と荷箱46の左側壁46bとの間には、垂直方向に延びる矩形断面のダクト部50が形成されている。このダクト部50の下端部は底板52で閉塞され、ダクト部50の上端部は荷箱46の左側壁46b上端を経由して荷箱46内と連通している。
【0019】
ダクト部50を形成する外装板44下部には、蓋54,55付の塵芥投入口56と点検口58が上下に隣接して配設されている。上側の蓋54はダクト部50の内方へ内開き式とされ、下側の蓋55は外開き式とされている。
【0020】
荷箱46およびダクト部50の上方を覆う天井部外装板44は、荷箱の左側壁の上方部分が矢印にて示す如く上方に向けて観音開きが可能な第1の蓋板60と第2の蓋板62とされている。第1および第2の蓋板60,62は、それぞれヒンジ部64,66によって天井部外装板44に連結され、第1の蓋板60の先端部と、第2の蓋板62の底面に突出固定された腕部68の先端部とが、リンクロッド70を介して連結されている。そして、第1の蓋板60を上方に開くと、同時にリンクロッド70によって第2の蓋板62も上方に開かれるようになっている。なお、腕部68とリンクロッド70は第1および第2の蓋板60,62の一側端に寄せて配設されている。
【0021】
ダクト部50の車両前後方向に対向する一対の内側壁50aには、垂直方向に第1レール部72が形成されている。この第1レール部72はコ字状断面のチャンネル材で構成され、その上端部は、半円弧状を描きつつ荷箱46の左側壁46bを越えて荷箱46内の内側面まで延在するコ字状同一断面の第2レール部74に連続している。この第2レール部74は後述のバケット90を反転させるための反転手段を構成するものである。
【0022】
ダクト部50の一対の内側壁50aの近傍、詳しくは後述のカバー体128の側面に、第2レール部74の曲率中心に回転軸を位置させるようにして一対の上スプロケット76が回転自在に配設されている。また、同じダクト部50の内側壁50aの下部近傍には一対の下スプロケット78が回転自在に配設されている。そして、これら一対の第1および第2スプロケット76,78間に一対の第1チェーン80が掛け回されている。なお、各一対の上下スプロケット76,78の軸は互いに連結軸(図7の連結軸79)にて結合され、各一対の上下スプロケット76,78がそれぞれ一体的に回転するようになっている。
【0023】
第1チェーン80の一側は、図1および図7に示すように荷箱46の側壁46bの外側に沿って通され、第1チェーン80の他側は荷箱46の側壁46bの内側に沿って通されている。この第1チェーン80の他側は、縦長のカバー体128によって覆われて荷箱46内の壜・缶などの塵芥から隔離されている。カバー体128の上下両端には開口128a,128bが形成され、この開口を第1チェーン80が通っている。なおカバー体128の中には第1チェーン128に当接するようにチェーンテンショナー130が配設され、このチェーンテンショナー130によって第1チェーン128に適度の張力が付与されている。
【0024】
一方の下スプロケット78はそれよりもやや小径の従動スプロケット82を一体的かつ同軸的に具備している。また、この一方の下スプロケット78の側方には油圧モータ84が配設されている。そして、この油圧モータ84の駆動軸に取付けられた駆動スプロケット86と前記従動スプロケット82との間に第2チェーン88が掛け回されている。
【0025】
ダクト部50内には昇降自在なバケット90が1つ配設されている。このバケット90は上部開口を有する方形箱状をなし、その両側面に左右一対の第1ローラ92が回転自在に取付けられている。一対の第1ローラ92の直径は、コ字状断面の第1および第2レール部72,74の溝幅よりもやや小径とされ、レール部72,74内に嵌合された状態で回転可能とされている。なお、バケット90に対する第1ローラ92の位置は、詳しくは図1においてバケット90の中央よりもやや左寄り位置である。バケット90の両側面は、連結金具94を介して一対の第1チェーン80に結合されている。なお、バケット90に対する連結金具94の位置は、詳しくは図1においてバケット90の中央よりもやや右寄り位置である。またバケット90の下部の角部には、荷箱46の左側壁46bに沿って転動する第2ローラ96が配設されている。
【0026】
バケット90の両側面には、全体として滑らかに屈曲してC字状を成す押上部材98が配設されている。この押上部材98はバケット90が第1レール部72の上端部まで上昇して第2レール部74に移行する際に、第1の蓋板60の下面を押圧する蓋板開放手段として機能するものである。
【0027】
荷箱46の右側壁46aは、上ヒンジ100を中心として外側に開放可能な上排出扉102と、下ヒンジ104を中心として外側に開放可能な下排出扉106とで構成されている。上排出扉102は自由回動型であるが、下排出扉106は荷箱46底面に配設された油圧シリンダ108によって回動される強制回動型とされている。そして閉塞方向に回動する下排出扉106の上端縁によって上排出扉102の下端縁が内側方向に押圧され、両排出扉102,106が垂直面一状を成して閉塞状態でロックされるようになっている。
【0028】
図5および図6は下排出扉106の強制回動装置を示したものであって、同図に示す如く、下排出扉106は下ヒンジ104によって荷箱セクション32底部に対し外側に回動可能に支持されていて、下排出扉106の下端部には、下ヒンジ104のための軸ないし軸孔を有する三角ブラケット110が固定されている。荷箱46下面には固定ブラケット112が配設され、この固定ブラケット112に三角リンク板114が第1コーナ部の第1ピン116を中心として回動自在に配設されている。三角リンク板114の第2コーナ部は第2ピン118によって油圧シリンダ108のピストンロッド108aの先端部と連結され、また第3コーナ部は第3ピン120と伸縮調整可能なリンクロッド122を介して三角ブラケット110の第4ピン124に連結されている。
【0029】
下排出扉106は油圧シリンダ108のピストンロッド108aの伸・縮作動にて閉・開されるようになっているが、油圧シリンダ106からのオイル漏れ等の不測の事態が発生しても、下排出扉106が自然に開放しない構成になっている。詳しくは、下排出扉106の閉塞状態を示す図5において、第1ピン116と第4ピン124とを結ぶ直線Lよりも下側に第3ピン120が位置する関係になっている。このような3つのピン116,120,124の位置関係により、下排出扉106が外側に開こうとすると、三角リンク板114が図5で第1ピン116を中心として時計方向に回動して油圧シリンダ108のピストンロッド108aをさらに伸長させる方向に力が作用するのであるが、ピストンロッド108aは下排出扉106の閉塞状態において既にストロークエンドまで伸長しきっており、それ以上は伸長不可能である。このため、油圧シリンダ108からオイル漏れ等の不測の事態が発生しても、下排出扉106が自然に外側に開放することがないのである。
【0030】
塵芥収集車20は前述の如く構成され、壜・缶などの塵芥を収容するときは荷箱セクション32の側面の蓋54を図1鎖線のように内側に押し開き、ダクト部50の下端に待機しているバケット90に塵芥を投入する。その後、蓋54を元通り閉めて塵芥投入口56の横のスイッチ126を操作して油圧モータ84を駆動し、第2チェーン88および一対の第1チェーン80を駆動してバケット90を上昇させる。この時、バケット90の左右の第1ローラ92は第1レール部72にガイドされ、第2ローラ96は荷箱46左側壁46bにガイドされる。なお、バケット90は中心から偏心した位置で第1チェーン80によって支持されているため、塵芥を含む自重により図1で反時計方向の回転モーメントが働き、この回転モーメントによって第2ローラ96が左側壁46bに押付けられる。
【0031】
バケット90の第1ローラ92が第1レール部72の上端から第2レール部74に移行する時、押上部材98が第1の蓋板60の下面を押圧し、リンクロッド70によって第1の蓋板60と第2の蓋板62が同時に上方に観音開きされる。これによりバケット90は荷箱46の左側壁46bの上端を乗越えて、荷箱46の上部の開口48に向けて反転作動可能となり、バケット90が反転するとバケット90内の塵芥が荷箱46の開口48から自重で落下する。なお、バケット90が反転作動する間、第2ローラ96は荷箱46の左側壁46bの上端から外れる。
【0032】
バケット90はその後元の位置まで下降し、前述の作動が繰返される。荷箱46内が左側壁46bのほぼ上端部高さ位置まで塵芥でいっぱいになると塵芥収集作業を中止し、塵芥収集車20を塵芥処理場へ回送して荷箱46内の塵芥を外部へ排出する。詳しくは、まず油圧シリンダ108の短縮作動によって下排出扉106を開き、別の油圧シリンダ42の伸長作動により荷箱セクション32全体を図1で二点鎖線の如く傾動させ、荷箱46内の塵芥を下排出扉106の内面上で滑らせながら排出するのである。
【0033】
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば前記実施形態ではバケット90を反転させる位置が荷箱46の左側壁46b上端のすぐ内側位置であったが、塵芥を荷箱46内にできるだけ均等に収納するためには塵芥を荷箱46中央に落下させるのが望ましい。図4はこの目的のために上スプロケットの直径を大きくしたものであって、これによりバケット90の反転位置を荷箱46中央寄りにできて塵芥収容率をさらに高めることが可能となる。
【0034】
また前記実施形態ではバケット90を反転させる反転手段として半円弧状の第2レール部74を用いたが、第1レール部72に沿って上昇したバケット90を荷箱46上方へ水平方向に移動させた後上下反転させるような構造を反転手段として採用することも可能である。
【0035】
さらに、前記実施形態では単一のバケットを往復昇降させるようにしたが、バケットをやや小型にして第1チェーンに等間隔で複数バケットを固定し、これらバケットをエンドレスで循環させつつ塵芥の積込みを行なうことも可能である。なお、この場合は蓋54がバケットの通過の邪魔にならないように内開き方式を止めて上下スライド式などに変更し、蓋54がダクト部50内に張出さないようにする。
【0036】
また前記実施形態ではバケット90をチェーンで駆動したが、チェーンに代えてベルトなど他の駆動手段を採用することも可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明は前述の如く、塵芥収集車の全幅規制の範囲内で荷箱の側方に垂直方向に昇降するバケットを配設し、下降位置のバケットに塵芥を投入した後バケットを上昇させ、荷箱上部でバケットを反転させて塵芥を荷箱内に投入するようにしたので、車両側方に殆どスペースがない場所でも塵芥の積込みが可能である。また、荷箱の上部の開口部からバケットの塵芥を投入するようにしているので、側面に開口を形成した荷箱に比べて塵芥収容率を大幅に高めることができる。さらに、上スプロケットを大径にして荷箱内上方にはみ出させることにより、バケットを荷箱内上方に大きく振り込んだ状態で反転させることができ、荷箱内での塵芥の偏在積み上がりを防止して荷箱内容積を塵芥収容スペースとして効率利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す荷箱の断面図。
【図2】(A)は塵芥収集車の側面図、(B)は同平面図、(C)は同後面図。
【図3】(A)は図1の荷箱の左側面図、(B)は同右側面図。
【図4】 本発明の変形実施例を示す荷箱上部の断面図。
【図5】 閉扉状態の排出扉の開閉装置の側面図。
【図6】 開扉状態の排出扉の開閉装置の側面図。
【図7】 ダクト部と荷箱の部分水平断面図。
【図8】 従来の塵芥収集車の荷箱の断面図。
【符号の説明】
20 塵芥収集車
32 荷箱セクション
34,36,38,44 外装板
42,108 油圧シリンダ
46 荷箱
48 開口
56 塵芥投入口
60 第1の蓋板
62 第2の蓋板
68 腕部
70 リンクロッド
72 第1レール部
74 第2レール部
76 上スプロケット
78 下スプロケット
80 第1チェーン
82 従動スプロケット
84 油圧モータ
86 駆動スプロケット
88 第2チェーン
90 バケット
102 上排出扉
106 下排出扉
128 カバー体

Claims (3)

  1. 塵芥投入用開口を上部に有し、左右幅が前記塵芥収集車の全幅よりも幅狭とされ、かつ、前記塵芥収集車の全幅規制の範囲内で車両中心に対して偏心して配設した荷箱と、前記偏心方向と反対方向の荷箱の側壁の上下に隣接して配設した上スプロケット及び下スプロケットと、これら上下スプロケット間に掛け回したチェーンと、該チェーンに連結され、前記荷箱の側壁の外側に沿って該側壁の下部から上端部にかけて前記塵芥収集車の全幅規制の範囲内で垂直方向に昇降自在に配設したバケットとを有し、
    上スプロケットまで上昇したバケットを、上スプロケットの外周に沿って送られるチェーンに従って荷箱内へ反転するようにしたことを特徴とする塵芥収集車。
  2. 前記荷箱、バケットおよび反転手段を箱状の外装板で覆うと共に、前記バケットの側方を覆う外装板の下部に、下降端に位置する前記バケットの上端開口に隣接する内開きの蓋付塵芥投入口を配設したことを特徴とする請求項1記載の塵芥収集車。
  3. 前記上スプロケット前記荷箱内上部にはみ出すように大径としたことを特徴とする請求項1又は2記載の塵芥収集車。
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