JP3540460B2 - 塵芥収集車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収集車において塵芥投入箱の投入口から投入された塵芥を塵芥収容箱に積み込むときにその塵芥の塵芥投入箱内への逆流を効率良く防止するとともに、塵芥投入箱開放時の排出効率の向上を図る対策に係る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塵芥収集車は、その車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に塵芥投入箱が連設されており、該塵芥投入箱は、上記塵芥収容箱の後面上端の枢軸を支点にして前後方向に揺動自在に支持されている。そして、この塵芥投入箱の内部に、該塵芥投入箱の左右両側壁に設けられた後方に向かって下方に傾斜する案内溝と、該案内溝に摺動自在に嵌合された摺動板と、該摺動板の下端に前後方向に揺動自在に支持され、先端が前方に向かって屈曲する押込板と、該押込板を案内溝に沿って摺動させる第1シリンダと、上記押込板を前後方向に揺動させる第2シリンダとを備えた塵芥積込装置が収容され、上記塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を上記塵芥積込装置により塵芥積込口を介して塵芥収容箱に圧縮しながら積み込むようにしている。
【0003】
ところで、塵芥投入箱の前面上部には、その塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側との干渉を防止するための開口部を設ける必要がある。しかし、このような開口部のうちの下側部分は、塵芥積込口の上部に背面視でオーバラップすることがあり、その場合には、塵芥積込装置による塵芥収容箱への塵芥積込時の反力によって逆流する塵芥の大半が開口部を介して大量に塵芥投入箱内(塵芥積込装置内)に入り込み、塵芥積込装置の各構成要素に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0004】
そこで、このような問題を解決するために、例えば、実開平5−54405号公報に開示されるように、塵芥投入箱の上縁部に、塵芥積込口の上部に背面視でオーバラップする開口部のオーバラップ部分(下側部分)を塵芥の積み込み時に閉塞しかつ塵芥投入箱の揺動時にその揺動動作と連動して自重により垂下して該下側部分を開放する蓋板を回動自在に支持したものは知られている。そして、開口部の下側部分は、蓋板が塵芥投入箱の前面よりも後側つまり塵芥投入箱の側壁に立設したストッパに当接することで閉塞されるようにしている。この場合、塵芥積込時の逆流による開口部の下側部分を介した大半の塵芥の入り込みが蓋板によって効率良く阻止されてはいるものの、塵芥積込口の上部に背面視でほとんどオーバラップしない開口部の上側部分は、蓋板の回動時に塵芥投入箱側との干渉が回避されるようにそのまま開口させておく必要があるために、塵芥積込時に逆流する塵芥の残り(少量の塵芥)が開口部の上側部分を介して塵芥投入箱内に入り込むことになるが、その塵芥投入箱内に入り込んだ少量の塵芥は、塵芥投入箱の揺動時に開放する蓋板により開口部の下側部分を介して円滑に排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、蓋板が塵芥投入箱の前面よりも後側に入り込んで開口部の下側部分を閉塞するので、塵芥投入箱の揺動時に塵芥投入箱と蓋板とが互いに干渉しないように、その蓋板の先端側と開口部の下側部分の下縁との間に隙間を形成する必要がある。そのため、塵芥積込時に逆流する大半の塵芥が隙間に集中し、この大半の塵芥が隙間を介して塵芥投入箱内に容易に入り込むことになる。
【0006】
また、塵芥投入箱の揺動時に開放する蓋板は、自重による自由垂下に止まるため、塵芥投入箱を揺動させても塵芥積込口の上部が蓋板で遮られ、この蓋板が邪魔となって塵芥収容箱内から塵芥積込口を介して塵芥を円滑に排出できないといった問題もある。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、塵芥積込時の逆流による塵芥投入箱内への大半の塵芥の入り込みを効率良く阻止しかつ塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱からの塵芥の排出を円滑に行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、塵芥収集車として、その車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に塵芥投入箱が連設されており、該塵芥投入箱は、上記塵芥収容箱の後面上端の枢軸を支点にして前後方向に揺動自在に支持されているとともに、塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を塵芥積込装置により上記塵芥積込口を介して上記塵芥収容箱に積み込むように構成されたものを前提とし、上記塵芥投入箱の前面上部に、その塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側との干渉を回避するための開口部を設ける。そして、上記塵芥収容箱の上縁部に、上記開口部を開閉するための蓋板を前後方向に回動自在に設け、該蓋板を、塵芥の積み込み時に塵芥投入箱の前面との当接により上記開口部を閉塞し、塵芥投入箱の後方への揺動時に塵芥投入箱の前面からの前方への離反により該開口部を開放するように構成する。さらに、上記蓋板を、上記塵芥投入箱の後方への揺動時にその揺動動作と連動して後方へ回動するように付勢手段により付勢し、この付勢手段の付勢力を、蓋板を塵芥投入箱の揺動動作途中位置まで回動させた時点で停止させるように設定する構成としたものである。
【0009】
この構成により、請求項1記載の発明では、塵芥の積み込み時に塵芥投入箱の前面に当接させて開口部を閉塞する蓋板を塵芥投入箱の揺動時に塵芥投入箱の前面からの前方への離反により開放するように回動させることで、塵芥投入箱の揺動時に蓋板の先端と開口部の下側部分の下縁との間に隙間を形成する必要がなくなって、塵芥積込時に逆流する大半の塵芥の塵芥投入箱内への入り込みが効率良く阻止される。また、塵芥投入箱の揺動時にその揺動動作と連動して蓋板が付勢手段の付勢力でもって塵芥投入箱の揺動動作途中位置まで回動した時点で停止することから、蓋板が塵芥積込口を遮って邪魔になることはなく、塵芥収容箱内から塵芥積込口を介して塵芥が円滑に排出される一方、塵芥積込時の逆流により開口部の上側部分などを介して塵芥投入箱内に入り込んだ塵芥の残り(少量の塵芥)が塵芥投入箱の揺動時に開放する蓋板により案内されて塵芥投入箱内から円滑に排出される。しかも、固定側となる塵芥収容箱の上縁部に蓋板が回動自在に設けられていることにより、揺動する可動側の塵芥投入箱の上縁部に対して蓋板の回動部(基部)をさらに自由垂下可能な回動状態に支持しなければならないものに比べて、蓋板の回動部の構造が簡単なものとなる。
【0010】
請求項2記載の発明が講じた解決手段は、請求項1記載の発明の開口部を特定し、蓋板により開閉される下側部分と、該下側部分の上側に設けられ、蓋板の回動時に塵芥投入箱側との干渉を回避する上側部分とを備える。そして、上記上側部分に、塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側および蓋板側と干渉しない上側部分の非干渉部分を遮蔽する補助板を設ける構成としたものである。
【0011】
この構成により、請求項2記載の発明では、塵芥積込時に逆流する塵芥の残りが開口部の上側部分を介して塵芥投入箱内に入り込もうとしても、上側部分の非干渉部分を遮蔽する補助板により阻まれることになり、塵芥積込時の逆流による開口部を介した塵芥投入箱内への塵芥の入り込みが蓋板と相俟ってより効率良く阻止される。しかも、上側部分の非干渉部分に補助板が設けられていることにより、塵芥投入箱の揺動および蓋板の回動が補助板に干渉することなく円滑に行える。
【0012】
さらに、請求項3記載の発明が講じた解決手段は、請求項1記載の発明の前提とする塵芥収集車を同様に前提とし、塵芥投入箱の前面上部に、その塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側との干渉を防止するための開口部を設ける。そして、該開口部に、塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側と干渉しない開口部の非干渉部分を遮蔽する補助板を設ける構成としたものである。
【0013】
この構成により、請求項3記載の発明では、塵芥積込時の逆流により開口部を介して塵芥投入箱内に入り込もうとする塵芥が開口部の非干渉部分を遮蔽する補助板により阻まれて、塵芥投入箱内への塵芥の入り込みが効果的に阻止される。しかも、開口部の非干渉部分に補助板が設けられていることにより、塵芥投入箱が補助板に干渉することなく円滑に揺動する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図4は本発明の第1の実施の形態に係る4トンタイプの塵芥収集車を示し、この塵芥収集車1の下部左右両位置には前後方向へ延びる車体フレームとしての断面略矩形枠状のシャーシフレーム2(図では一方のみ示す)が設けられ、該シャーシフレーム2上には、断面略矩形枠状のサブフレーム3が設けられている。該サブフレーム3上には、車体後方側に塵芥を積込むための塵芥積込口4aを開口してなる塵芥収容箱4が搭載されており、さらに、その塵芥収容箱4上端の左右両側端位置に、後方へ突出する内外一対の突片7a,7a(図2参照)を有してなる収容箱側揺動用ヒンジブラケット7(図では一方のみ示す)が設けられている。また、図2に示すように、上記塵芥投入箱6上端の左右両側端位置には、上方へ突出する内外一対の突片8a,8aを有してなる投入箱側揺動用ヒンジブラケット8(図では一方のみ示す)が設けられている。上記収容箱側揺動用ヒンジブラケット7の突片7a先端間には、投入箱側揺動用ヒンジブラケット8の各突片8a先端が第1枢軸5を介して回動自在に支持されていて、塵芥投入箱6が塵芥収容箱4に対して揺動自在に連設されるようになっている。そして、上記塵芥投入箱6は、塵芥積込口4aを閉塞するよう塵芥収容箱4に対して左右一対の固縛装置(図示せず)により固縛されている。
【0016】
上記塵芥投入箱6は、その車体前方側が開放されて塵芥収容箱4の塵芥積込口4aに連通されるとともに、後面下部に塵芥を投入する投入口11が開口され、その下方に塵芥の貯留室12が形成されており、この塵芥投入箱6内には、塵芥を押し潰して塵芥収容箱4内に積込む圧縮式の塵芥積込装置13(積込装置)が装備されている。該塵芥積込装置13は、塵芥投入箱6の左右両側壁に沿って敷設され、車体の後方下部に向って傾斜する溝形鋼よりなる案内溝部材14(図では一方のみ示す)を備えており、該案内溝部材14の上端部に上記第1枢軸5が枢支されている。一方、塵芥投入箱6内には、その全幅に亘って形成された昇降板15が収納されていて、この昇降板15の上下には、上記案内溝部材14の内壁に沿って転動自在に嵌合される案内ローラ16,16が軸着されている(図中破線で示す部位)。また、昇降板15の後面上部には第2枢軸17が軸支されており、この第2枢軸17は上記案内溝部材14の後面に沿うとともに、昇降板15の摺動距離に合致するように塵芥投入箱6の側壁に形成された切欠18を越えて塵芥投入箱6内側より外側に突出するようになされている。そして、図中破線で示す如く、外側に突出した第2枢軸17と塵芥投入箱6の下部外側間には、一対の昇降シリンダ19が案内溝部材14の傾斜方向に沿って設けられていて、この昇降シリンダ19の伸縮作動により、上記昇降板15を案内溝部材14に沿って往復動させるようになされている。
【0017】
また、上記昇降板15の下端には、塵芥投入箱6の幅方向全体に亘って延設された押込板21が前後に揺動自在に軸支されるとともに、該押込板21の後面より突出した支持片22と上記昇降シリンダ19先端の第2枢軸17との間には、一対の押込シリンダ23が連結されていて、該押込シリンダ23の伸縮作動により、押込板21をその軸支部24の回りに前後に揺動させるようになされている。これにより、塵芥投入箱6の投入口11から貯留室12(底部)に投入された塵芥は、図4の仮想線(一点鎖線)で示す押込板21の後方から前方への揺動により掻き集められた後、貯留室12内の前壁に沿って押込板21を昇降板15を介して上方へ移動させることにより、塵芥積込口4aから塵芥収容箱4内(後述する塵芥収容空間27a内)に積込まれる。
【0018】
上記塵芥収容箱4は、その横断面全体に亘って設けられた排出板26によって、上記塵芥積込装置13から塵芥積込口4aを介して積み込まれた塵芥を収容する塵芥収容空間27aとその前方空間27bとに区画されており、該前方空間27bの下部には、排出板26を車軸方向に移動させるための排出シリンダ28が設けられている。該排出シリンダ28は、その伸長時に排出板26を塵芥収容箱4の塵芥積込口4aに近接させて塵芥収容空間27aの容積を最小にする一方、収縮時に塵芥収容空間27aの容積を増大変更するようになされている。
【0019】
さらに、図3にも示すように、上記昇降板15の上昇位置(図1に示す二点鎖線位置)においてその前面に対応する上記塵芥投入箱6の前面略中央部は、昇降板15の前面に沿って塵芥投入箱6の左右両側壁間に横設された遮蔽板31によって遮蔽されている。上記昇降板15の前面上端には、ステー32を介してスクレーパ33の基部側(後部側)が取り付けられている。該スクレーパ33は、昇降板15の全幅に亘って連続的に延びる弾性体よりなり、その先端部側(前端部側)が昇降板15の下降停止位置において遮蔽板31の下端に当接していて、塵芥投入箱6の揺動時に昇降板15を上方へ作動(掻き出し作動)させて遮蔽板31の背部側(後部側)に溜まったごみを掻き出し、後述する開口部34の下側部分34aから排出できるようにしている。
【0020】
そして、本発明の特徴部分として、図1にも示すように、上記塵芥投入箱6の前面上部には、塵芥投入箱6の揺動時に塵芥収容箱4側との干渉を防止するための開口部34が設けられている。該開口部34は、塵芥投入箱6の内部上側に連通していて、遮蔽板31の上部においてその全幅に亘って開口する略矩形状の下側部分34aと、遮蔽板31の上縁と塵芥投入箱6の上部前縁との間においてその全幅に亘って設けられ、後述する蓋板35の回動時に塵芥投入箱6側との干渉が回避されるように開口する上側部分34bとからなる。上記下側部分34aは、その開口周縁形状に則した平らな蓋板35により開閉されるようになっている。該蓋板35の上端左右両側部には、上方へ突出する一対の蓋板側回動用ヒンジブラケット36(図では一方のみ示す)の一端が取り付けられている。上記蓋板側回動用ヒンジブラケット36は、断面略コ字状に形成されていて、その他端の断面内に上記第1枢軸5と同一軸線m上を延びる第3枢軸30が嵌挿されている。上記塵芥積込口4a上縁の左右両側部(収容箱側揺動用ヒンジブラケット7よりも内側)には、後方へ突出する一対の収容箱側回動用ヒンジブラケット39(図では一方のみ示す)が設けられている。上記収容箱側回動用ヒンジブラケット39の先端には、上記第3枢軸30が設けられ、この第3枢軸30を介して上記蓋板35が上記塵芥収容箱4の上縁部に対して回動自在に支持されている。そして、上記蓋板35は、塵芥の積み込み時に塵芥投入箱6の前面、つまり遮蔽板31の前面上部における下側部分34a周縁に対する前方からの当接により下側部分34aを閉塞する一方、塵芥投入箱6の揺動時に下側部分34a周縁からの前方への離反により該下側部分34aを開放するように構成されている。上記収容箱側回動用ヒンジブラケット39の断面内に位置する第3枢軸30には付勢手段としてのスプリング37が巻回されている。該スプリング37は、その一端が蓋板側回動用ヒンジブラケット36に、他端が収容箱側回動用ヒンジブラケット39にそれぞれ固定されており、上記塵芥投入箱6の揺動動作と連動して蓋板35をスプリング37の付勢力により後方へ回動させるように付勢している。このスプリング37の付勢力は、塵芥投入箱6の揺動時にその全開状態での揺動角度(例えば80°)のほぼ半分の角度(例えば40°弱)位置つまり塵芥投入箱6の揺動動作のほぼ中間位置まで蓋板35を後方に回動させた時点で停止させるように設定されている。この場合、スプリング37の付勢力は、塵芥投入箱6の揺動動作途中位置に蓋板35が位置しているときに均衡している。
【0021】
一方、上記開口部34の上側部分34bには、該上側部分34bを遮蔽する補助板40が設けられている。該補助板40は、上記塵芥収容箱4の上縁後端より後方に突出する収容箱側補助板41と、上記蓋板35の上端より上記収容箱側補助板41の先端部に向かって上方に突出する蓋板側補助板42と、上記遮蔽板31の上端より上記収容箱側補助板41の先端に向かって上方に突出し、塵芥投入箱6の前面上縁の円弧形状に則するように、上辺を直線で繋ぎ合わせた断面略L字状の投入箱側補助板38とからなる。
【0022】
上記投入箱側補助板38は、塵芥投入箱6の揺動時に塵芥投入箱6側、塵芥収容箱4側および蓋板35側の各ヒンジブラケット7,8,36,39と干渉しない非干渉部分、つまり収容箱側揺動用ヒンジブラケット7(投入箱側揺動用ヒンジブラケット8)よりも内方において収容箱側回動用ヒンジブラケット39(蓋板側回動用ヒンジブラケット36)よりも外側で上側部分34bの側部を遮蔽する左右一対の側部補助板材38a(図では一方のみ示す)と、左右の収容箱側回動用ヒンジブラケット39間で上側部分34bの中央部を遮蔽する中央補助板材38bとに3分割されてなる。また、上記収容箱側補助板41および蓋板側補助板42も同様に収容箱側回動用ヒンジブラケット39よりも外側で上側部分34bの側部を遮蔽する左右一対の側部補助板材41a,42a(図ではそれぞれ一方のみ示す)と、左右の収容箱側回動用ヒンジブラケット39間で上側部分34bの中央部を遮蔽する中央補助板材41b,42bとに3分割されてなる。
【0023】
ここで、塵芥積込時から塵芥排出時までの蓋板35の動きについて説明する。
【0024】
先ず、塵芥積込時においては、スプリング37の付勢力が均衡する位置で停止している蓋板35が、開口部34の下側部分34aの周縁(遮蔽板31の前面上部)に対して前方から当接し、この状態で塵芥投入箱6を塵芥積込可能な閉塞位置までスプリング37の付勢力に抗して蓋板35を前方に回動させ、この前方への回動位置で開口部34の下側部分34aを蓋板35により閉塞する(図1に実線で示す状態)。
【0025】
この状態から塵芥排出時の塵芥排出可能な開放状態に塵芥投入箱6を揺動させると、蓋板35は、スプリング37の付勢力により塵芥投入箱6の揺動動作に連動して塵芥投入箱6の揺動動作のほぼ中間位置まで後方に回動した時点で、スプリングの付勢力が均衡して停止する(図1に一点鎖線で示す状態)。この状態からさらに開放方向に揺動する塵芥投入箱6に対し、蓋板35が遮蔽板31の前面上部から前方に離れて開口部34の下側部分34aを開放するように離反する。このとき、塵芥収容箱4内から排出される大量の塵芥との接触により、蓋板35は、スプリング37の付勢力に抗して後方に回動して開口部34の下側部分34aの周縁に当接し(図1に二点鎖線で示す状態)、蓋板35が塵芥積込口4aを遮って邪魔することなく、塵芥収容箱4内から塵芥積込口4aを介した大量の塵芥が円滑に排出されるようにしている。また、この塵芥収容箱4内から排出される塵芥に蓋板35が接触しないときには、蓋板35は、スプリング37の付勢力により塵芥投入箱6の揺動動作のほぼ中間位置まで戻って停止し、塵芥投入箱6内に入り込んだ塵芥が開口部34の下側部分34aを介して蓋板35により案内されて塵芥投入箱6内から円滑に排出される。
【0026】
したがって、上記第1の実施の形態では、塵芥積込時に遮蔽板31の前面上部における開口部34の下側部分34a周縁との前方からの当接によりこの下側部分34aを閉塞する蓋板35は、塵芥投入箱6の揺動時に下側部分34a周縁からの前方への離反により該下側部分34aを開放させるので、塵芥投入箱6の揺動時に蓋板の先端と下側部分の下縁との間に隙間を形成する必要がなくなって、塵芥積込時に逆流する塵芥の大半(大量の塵芥)が下側部分34aから塵芥投入箱6内に入り込むことが阻止されると共に、その逆流する塵芥の残り(少量の塵芥)が狭い上側部分34bを介して塵芥投入箱6内に入り込もうとしても補助板40(収容箱側補助板41、蓋板側補助板42および投入箱側補助板38)により阻まれることになり、塵芥投入箱6内への開口部34を介した塵芥の入り込みを蓋板35と相俟って効率良く効果的に阻止することができる。また、塵芥投入箱6の揺動時にその揺動動作と連動して蓋板35がスプリング37の付勢力でもって塵芥投入箱6の揺動動作のほぼ中間位置まで後方へ回動した時点で停止することから、蓋板35が塵芥積込口4aを遮って邪魔になることはなく、塵芥収容箱4内から塵芥積込口4aを介して塵芥を円滑に排出することができる一方、塵芥積込時の逆流により上側部分34bなどを介して塵芥投入箱6内に入り込んだ塵芥の残り(少量の塵芥)が塵芥投入箱6の揺動時に開放する蓋板35により案内されて塵芥投入箱6内から円滑に排出できる。しかも、固定側となる塵芥収容箱4の上縁部の第3枢軸30に蓋板側回動用ヒンジブラケット36を介して蓋板35が回動自在に支持されているので、揺動する可動側の塵芥投入箱の上縁部に対して蓋板の回動部(基部)をさらに回動状態に支持するものに比べて、蓋板35の回動部の構造を簡単なものにすることができる。さらに、補助板40が、蓋板側回動用ヒンジブラケット36および収容箱側回動用ヒンジブラケット39と干渉しない該蓋板側回動用ヒンジブラケット36よりも外側の一対の側部補助板材38a,41a,42aと、蓋板側回動用ヒンジブラケット36間の中央補助板材38b,41b,42bとに3分割されているので、塵芥投入箱6の揺動および蓋板35の回動を各補助板38,41,42同士が干渉することなく円滑に行える。
【0027】
次に、本発明の第2の実施の形態を図5および図6に基づいて説明する。
【0028】
この第2の実施の形態では、2トンタイプの塵芥収集車を用いている。
【0029】
すなわち、本形態では、図5および図6に示すように、2トンタイプの塵芥収集車では、その構成上、昇降板15の上昇位置が4トンタイプのものよりも高位置に位置するために、塵芥投入箱6の前面上部の形状が中央部分を塵芥投入箱4側に突出させた山形状に形成され、それに倣って遮蔽板31の上部も山形状に形成されてなる。また、開口部34は、遮蔽板31上部において山形状の中央部分とその上側の傾斜部分とに跨がって設けられた下側部分34aと、遮蔽板31の上縁と塵芥投入箱6の上部前縁との間において蓋板35の塵芥投入箱6側に対する干渉が回避されるように開口する上側部分34bとからなる。上記蓋板34は、遮蔽板31の上部において山形状の中央部分とその上側の傾斜部分とに跨がる断面略への字状に形成されている。尚、開口部および蓋板を除くその他の構成は上記実施の形態の場合と同じであり、同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0030】
そして、この実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同一の作用・効果が得られる。
【0031】
尚、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記各実施の形態では、塵芥積込時に開口部34を蓋板35と補助板40により閉塞するようにしたが、塵芥積込時に開口部の下側部分のみを蓋板で閉塞しかつ上側部分を開口させたままにするようにしても良く、この場合には、塵芥積込時の逆流による塵芥の大半が開口部の下側部分を介して塵芥投入箱内に入り込むことが効率良く阻止される一方、塵芥積込時に塵芥投入箱内に上側部分などを介して入り込んだ塵芥が塵芥投入箱の揺動時に開放する蓋板により案内されて円滑に排出される。
【0032】
また、上記各実施の形態では、塵芥投入箱6の前面上部に下側部分34aおよび上側部分34bからなる開口部34を設けたが、図7および図8に示すように、遮蔽板31の上部に下側部分を開口させずに、塵芥投入箱6の前面上部に、塵芥投入箱6の揺動時に塵芥収容箱4側との干渉を防止するために上側部分と略一致する形状の開口部51を設け、この開口部51を塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱4側の収容箱側揺動用ヒンジブラケット7と干渉しない非干渉部分つまり左右の収容箱側揺動用ヒンジブラケット7間に配設した一枚の投入箱側補助板52と、左右の収容箱側揺動用ヒンジブラケット7間に配設した一枚の収容箱側補助板53とからなる遮蔽板50により遮蔽するようにしても良く、この場合には、塵芥積込時における塵芥の大半の逆流が遮蔽板31により確実に阻止され、狭い開口部51を介して塵芥投入箱6内に入り込もうとする残る少量の塵芥が両補助板52,53により阻まれて塵芥投入箱6内への塵芥の入り込みが効果的に阻止される上、塵芥投入箱6の揺動が両補助板52,53同士干渉することなく円滑に行える。
【0033】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明における塵芥収集車によれば、塵芥投入箱の前面への当接により開口部を閉塞する蓋板を前方に開放させることで、蓋板先端側の隙間を不要にして塵芥積込時の逆流による大半の塵芥の塵芥投入箱内への入り込みを効率良く阻止することができる。また、塵芥投入箱の揺動動作と連動して蓋板を付勢手段により塵芥投入箱の揺動動作途中位置まで後方へ回動させることで、塵芥積込口を蓋板で邪魔することなく塵芥を円滑に排出することができる一方、開口部の上側部分などを介して塵芥投入箱内に入り込んだ少量の塵芥を蓋板により案内して円滑に排出することができる。しかも、固定側の塵芥収容箱の上縁部に蓋板を回動自在に設けて蓋板の回動部の構造の簡単化を図ることもできる。さらに、塵芥投入箱の揺動時における昇降板の下降停止位置からの上方へ作動により、遮蔽板の背部側に溜まったごみを掻き出して開口部から排出することもできる。
【0034】
請求項2記載の発明における塵芥収集車によれば、開口部の上側部分のうち、塵芥投入箱の揺動時における塵芥収容箱側および蓋板側との非干渉部分を補助板により遮蔽したので、塵芥積込時の塵芥の逆流を補助板および蓋板により阻んで塵芥投入箱内への開口部を介した塵芥の入り込みをより効率良く阻止することができるとともに、塵芥投入箱の揺動および蓋板の回動を補助板に干渉することなく円滑に行える。
【0035】
さらに、請求項3記載の発明における塵芥収集車によれば、塵芥投入箱の前面上部の開口部のうち、塵芥収容箱側との非干渉部分を補助板により遮蔽したので、塵芥積込時の逆流による塵芥投入箱内への塵芥の入り込みを効果的に阻止することができるとともに、塵芥投入箱の揺動を補助板に干渉することなく円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る第3枢軸で切断した塵芥積込口上部付近の縦断側面図である。
【図2】同じく塵芥投入箱の左半分を前方より視た正面図である。
【図3】同塵芥投入箱の前側上部付近の縦断側面図である。
【図4】同塵芥投入箱の縦断側面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る図1相当図である。
【図6】同じく図3相当図である。
【図7】第1の実施の形態の変形例に係る開口部付近の縦断側面図である。
【図8】第2の実施の形態の変形例に係る開口部付近の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 塵芥収集車
2 シャーシフレーム(車体フレーム)
4 塵芥収容箱
4a 塵芥積込口
6 塵芥投入箱
11 投入口
13 塵芥積込装置
34,51 開口部
34a 下側部分
34b 上側部分
35 蓋板
37 スプリング(付勢手段)
40,50 補助板
Claims (3)
- 塵芥収集車の車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に塵芥投入箱が連設されており、該塵芥投入箱は、上記塵芥収容箱の後面上端の枢軸を支点にして前後方向に揺動自在に支持されているとともに、塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を塵芥積込装置により上記塵芥積込口を介して上記塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車において、
上記塵芥投入箱の前面上部には、その塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側との干渉を回避するための開口部が設けられており、
上記塵芥収容箱の上縁部には、上記開口部を開閉するための蓋板が前後方向に回動自在に設けられ、該蓋板は、塵芥の積み込み時に塵芥投入箱の前面との当接により上記開口部を閉塞し、塵芥投入箱の後方への揺動時に塵芥投入箱の前面からの前方への離反により該開口部を開放するようになっており、
上記蓋板は、上記塵芥投入箱の後方への揺動時にその揺動動作と連動して後方へ回動するように付勢手段により付勢され、この付勢手段の付勢力は、蓋板を塵芥投入箱の揺動動作途中位置まで回動させた時点で停止させるように設定されていることを特徴とする塵芥収集車。 - 上記開口部は、上記蓋板により開閉される下側部分と、該下側部分の上側に設けられ、蓋板の回動時に塵芥投入箱側との干渉を回避する上側部分とを備えており、
上記上側部分には、塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側および蓋板側と干渉しない上側部分の非干渉部分を遮蔽する補助板が設けられている請求項1記載の塵芥収集車。 - 塵芥収集車の車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に塵芥投入箱が連設されており、該塵芥投入箱は、上記塵芥収容箱の後面上端の枢軸を支点にして前後方向に揺動自在に支持されているとともに、塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を塵芥積込装置により上記塵芥積込口を介して上記塵芥収容箱に積み込むように構成された塵芥収集車において、
上記塵芥投入箱の前面上部には、その塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側との干渉を防止するための開口部が設けられており、
該開口部には、塵芥投入箱の揺動時に塵芥収容箱側と干渉しない開口部の非干渉部分を遮蔽する補助板が設けられていることを特徴とする塵芥収集車。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP25222495A JP3540460B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 塵芥収集車 |
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JPH0986607A JPH0986607A (ja) | 1997-03-31 |
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Family
ID=17234248
Family Applications (1)
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JP25222495A Expired - Lifetime JP3540460B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 塵芥収集車 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3540460B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25222495A patent/JP3540460B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0986607A (ja) | 1997-03-31 |
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