JPH11208807A - 塵芥収集車 - Google Patents

塵芥収集車

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JPH11208807A
JPH11208807A JP1843798A JP1843798A JPH11208807A JP H11208807 A JPH11208807 A JP H11208807A JP 1843798 A JP1843798 A JP 1843798A JP 1843798 A JP1843798 A JP 1843798A JP H11208807 A JPH11208807 A JP H11208807A
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JP
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box
lid
pivot
arm
discharge port
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Application number
JP1843798A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Watanabe
一信 渡辺
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入箱の動作に伴い蓋体を動作させて排出口
を確実に開閉し、アッパーパネルと遮蔽板との間隙に進
入した塵芥を確実に除去することのでき、且つ塵芥収集
中は、上記排出口から上記間隙に塵芥が進入するのを防
止することができる塵芥収集車を提供する。 【解決手段】 投入箱11を揺動させて開閉する際に、
枢軸7aを中心に円弧状の軌道を通る枢軸6aの枢軸1
1aに対する距離の変化を利用して、枢軸11aを中心
として円弧状の軌道を通る枢軸5aを支点、枢軸6aを
力点とするリンク機構を形成し、このリンク機構によっ
て蓋体5を開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、掻込板の揺動運動によ
り塵芥を塵芥収容箱内へ圧縮積込する揺動圧縮方式の積
込装置を備えた塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】揺動圧縮方式の積込装置を搭載した塵芥
収集車は、アッパーパネルの上下動と、このアッパーパ
ネルの下端に取り付けられた掻込板の前後揺動とによっ
て、投入箱に投入された塵芥の圧縮及び塵芥収容箱への
積込みを行うようになっている。
【0003】ところで、上記塵芥収集車は、通常、上記
投入箱の前面開口部の上方部分に上記アッパーパネルに
沿って遮蔽板が形成されており、この遮蔽板によって、
上記塵芥収容箱と上記投入箱とを上方で区画している。
また、上記遮蔽板の下端縁部には、上記アッパーパネル
に摺接して、上記遮蔽板と上記アッパーパネルとの間隙
への塵芥の進入を防止するための摺接板が設けられてい
る。
【0004】しかし、上記アッパーパネルの摺動中等に
おいては、どうしても上記アッパーパネルと上記摺接板
との摺接が不充分となり、上記アッパーパネルと上記遮
蔽板との間隙に塵芥が進入することがあった。上記遮蔽
板は上記投入箱内に取付固定されているため、上記アッ
パーパネルと上記遮蔽板との間隙に進入した塵芥は、た
とえ上記投入箱を開いても外部に排出されない。そし
て、上記間隙に進入した塵芥は、腐敗して悪臭を放った
り、シリンダ等に付着して錆の原因となる等、装置全体
に悪影響を及ぼすことがあった。
【0005】これに対処し、例えば実用新案登録番号第
2522597号(実開平5−54405号公報)に
は、遮蔽板の前端縁部と投入箱の上部前端縁部との間
に、上記投入箱の内部上方に連通する排出口を形成し、
上記投入箱の上部前端縁部に上記排出口を開閉する可動
遮蔽板を設けた塵芥収集車の塵芥積込装置が開示されて
いる。この先行技術では、上記投入箱を上方へ開く際
に、上記可動遮蔽板が自重によって垂下されて上記排出
口が開放され、この開放された排出口から上記空間部内
の塵芥が自重により排出されるようになっている。
【0006】また、実公平7−56246号公報には、
上部区画壁とこの上部区画壁の下端に前後揺動自在に連
結された可動区画壁とからなる区画壁(遮蔽板)を昇降
枠(アッパーパネル)に沿って形成し、投入箱の開閉動
作に連動して上記可動区壁を開閉操作する連動機構を設
けた塵芥収集車が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実用新案
登録番号第2522597号に記載の技術では、上記排
出口の開閉動作は上記可動遮蔽板の自重により行われる
ため、例えば上記可動遮蔽板の枢着部分や投入箱の側壁
との間に塵芥が詰まったとき等に、この可動遮蔽板が開
方向に動作せず、上記排出口の開放が不充分なままの状
態となって、十分な塵芥除去を行うことができないこと
がある。また逆に、上記排出口の閉動作においても、上
記可動遮蔽板の枢着部分や側壁との間に塵芥が詰まった
ときや上記排出口の上端付近に塵芥が残留したとき等
に、これらの塵芥によって上記可動遮蔽板は上記排出口
の閉塞を妨げられることがあり、このような場合、塵芥
収集時に塵芥収容箱に積込れた塵芥が上記排出口から上
記間隙に進入することがある。
【0008】また、上記実公平7−56246号公報に
記載の技術では、上記間隙に進入した塵芥のうち容易に
除去できる塵芥は、上記可動区画壁近傍の塵芥のみであ
り、上記間隙の上方部まで押し込まれた塵芥を除去する
ことは困難である。
【0009】このように、上記各先行技術では、上記間
隙に進入した塵芥を完全に除去することは困難であり、
依然、上記間隙に進入した塵芥が滞留し、この間隙に滞
留した塵芥が腐敗して悪臭を放ったり、シリンダ等に付
着して錆の原因になる等の問題を有している。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、投入箱の動作に伴い蓋体を動作させて塵芥を排出す
る排出口をこの排出口が下側を向いた状態で確実に開放
させ、アッパーパネルと遮蔽板との間隙に進入した塵芥
を確実に除去するとともに、上記排出口から塵芥を排出
した後は、上記蓋体によって上記排出口を確実に閉塞
し、塵芥収容箱に収容された塵芥が上記排出口から逆流
して上記間隙に進入するのを防止することができる塵芥
収集車を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、請求項1記載の本発明による塵芥収集車は、塵芥収
納箱に後部全体が開口する開口部を設け、この開口部を
開閉する前面が開口した投入箱を上記塵芥収納箱後方上
端部に枢着し、この投入箱内に上下動するアッパーパネ
ルと、このアッパーパネルの下端で前後揺動する掻込板
とを備えた積込装置を搭載するとともに、上記投入箱の
前面開口部の上方部分を遮蔽する遮蔽板を上記アッパー
パネルの上面及び前面に沿わせて設けた塵芥収集車にお
いて、上記遮蔽板の上面前方寄りに上記アッパーパネル
とこの遮蔽板との間隙に進入した塵芥を排出する排出口
を開口し、上記投入箱に上記排出口を開閉可能な蓋体を
設け、この蓋体の一端側を上記投入箱に回動自在に枢着
するとともに、上記塵芥収納箱と上記蓋体とを連接する
アームを設け、このアームの固定端を上記塵芥収容箱後
方の上記投入箱の枢着位置とは異なる位置で枢着し、さ
らに上記アームの可動端を上記蓋体に対しこの蓋体が上
記投入箱の閉状態で上記排出口を閉塞し且つ少なくとも
上記投入箱の開動作途中で上記排出口を開動作させる位
置で回動自在に連接したことを特徴とする。
【0012】すなわち、上記請求項1記載の本発明によ
る塵芥収集車は、上記投入箱の開動作に伴い、上記投入
箱の枢着位置を支点として移動する上記蓋体の枢軸と、
上記アームの固定端の枢着位置を支点として移動するこ
のアームの可動端の枢軸との軌道の差により動作するリ
ンク機構によって、上記蓋体の枢軸を支点、上記可動端
の枢軸を力点として、少なくとも上記投入箱の回動作途
中で上記排出口を開く。このとき、開放された上記排出
口から上記間隙に進入した塵芥が自重により排出され
る。また、上記投入箱の閉状態では、上記リンク機構に
よって確実に上記排出口を閉塞する。
【0013】また、請求項2記載の本発明による塵芥収
集車は、請求項1記載の塵芥収集車において、上記蓋体
と上記アームの可動端との連接位置が、上記投入箱が最
上端に位置するとき上記排出口を最も開放する位置であ
るので上記間隙に進入した塵芥はより確実に除去され
る。
【0014】また、請求項3記載の本発明による塵芥収
集車は、請求項1または請求項2記載の塵芥収集車にお
いて、上記蓋体と上記アームとの連接は、上記蓋体に形
成した長穴を介して行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は、本発明の第1の実
施の形態に関わり、図1は蓋体の動作を示す説明図、図
2は投入箱を上開き揺動した状態と閉じた状態での遮蔽
板と蓋体との関係を示す説明図、図3は塵芥積込装置の
要部を示す概略側面図である。
【0016】図3において、符号20は塵芥収集車であ
り、この塵芥収集車20の塵芥収容箱10の後面開口部
の上端には、前面が開口された投入箱11が枢軸11a
を介して上下方向に開閉可能に枢着されている。上記投
入箱11には、投入口11bから投入された塵芥を、上
記塵芥収容箱10内に圧縮して積込むための積込装置1
が装備されている。また、上記塵芥収容箱10内には、
その内面に摺接される可動排出板(図示せず)が前後方
向に摺動可能に収容され、図示しない油圧シリンダの伸
縮動作によって塵芥収容箱10内の塵芥を外部に排出す
ることができ、上記積込装置1の作動中は、塵芥の押込
圧によって上記可動排出板が後方位置より徐々に前方位
置に自動的に移動できるよう油圧力で調整されている。
【0017】上記積込装置1は、図3に示すように、上
記投入箱11の両内壁に後方に向かって垂直線に対し所
定に傾斜したガイド溝17と、上記投入箱11の内部で
このガイド溝17に沿って上下動自在に嵌合されたアッ
パーパネル13と、このアッパーパネル13の下端で枢
軸15を介して揺動自在に枢着された掻込板14とで主
要部が構成されている。
【0018】上記アッパーパネル13には、上記ガイド
溝17に沿って配設されたアッパーシリンダ(図示せ
ず)が軸部13aを介して連結され、このアッパーシリ
ンダの伸縮動作によって、上記ガイド溝17に沿って往
復運動するようになっている。また、上記掻込板14に
は、プレスシリンダ(図示せず)が軸部14aを介して
連結され、このプレスシリンダの伸縮動作によって、上
記枢軸15を支点に揺動運動するようになっている。
【0019】上記投入箱11の前面には、この投入箱1
1の前面開口部の上方部分を遮蔽する遮蔽板2が上記ア
ッパーパネル13の前面部に沿って横架固定されてい
る。
【0020】この遮蔽板2は、下端縁部に上記アッパー
パネル13と摺接する摺接板2bを有しており、この摺
接板2bによって、上記アッパーパネル13と上記遮蔽
板2との間隙18への塵芥の進入が防止されるようにな
っている。
【0021】また、上記遮蔽板2は、上端縁部2aが上
記投入箱11の前面開口部の上方部に対して所定の間隔
を有するように配設されており、上記遮蔽板2の上端縁
部2aと上記投入箱11の前面開口部の上方部との間
に、上記間隙18を上方で外部に連通する排出口3が形
成されている。
【0022】また、上記投入箱11には、この投入箱1
1の枢軸11aを支点とした上下揺動に伴い、上記排出
口3を開閉する蓋体5が設けられている。
【0023】この蓋体5の一端側は、図2に示すよう
に、上記投入箱11に枢軸5aを介して枢着されてお
り、他端側後方側部は、上記排出口3の閉塞時に上記遮
蔽板2の上端縁部2aに当接される当接部5bとして形
成されている。
【0024】また、上記蓋体5の一端側後方には、固定
アーム6が延出されており、この固定アーム6の端部に
は、上記蓋体5と上記塵芥収容箱10とを連接する連接
アーム7の可動端が枢軸6aを介して回動自在に連結さ
れている。一方、上記連接アーム7の固定端は、上記塵
芥収容箱10の後端縁上方部から後方に延出されたブラ
ケット8に枢軸7aを介して枢着されている。
【0025】ここで、上記枢軸5aは、上記投入箱11
の開閉動作に伴い、図1中にαで示すように、上記枢軸
11aを中心とした円弧状の軌道を移動するようになっ
ている。
【0026】このとき、上記枢軸6aは、上記枢軸5a
の移動に伴い、図1中にβで示すように、上記連接アー
ム7に規制されながら、上記枢軸7aを中心とした円弧
状の軌道を移動するようになっている。この枢軸6aの
軌道βは、上記投入箱11が閉状態で最下端に位置する
とき、上記枢軸6aと上記枢軸11aとの距離が最も短
く、上記投入箱11の上昇とともに上記距離が徐々に離
間した後再び接近し、上記投入箱11が全開し最上端に
位置したとき、上記距離が再び最短となる軌道に設定さ
れている。
【0027】また、上記蓋体5の上記枢軸5aを支点と
した揺動は、上記アーム6,7によって規制されるもの
であるが、この蓋体5の揺動を規制する上記アーム6,
7の長さは、枢軸11aと上記枢軸6aとの距離が最短
のとき、上記蓋体5が上記排出口3を閉塞する位置にあ
るように設定されている。
【0028】なお、図中符号19は、上記投入箱11と
上記塵芥収容箱10とを上記蓋体よりも上部で区画する
遮蔽板であり、上記投入箱11が閉状態のとき、この遮
蔽板19と上記蓋体5と上記遮蔽板2とで、投入箱11
の前面開口部の上方部分を上記塵芥収容箱10と完全に
遮蔽するようになっている。
【0029】次に、上記構成による塵芥収集車20の動
作について説明する。ゴミ収集所で、投入口11bから
投入箱11内に塵芥が投入されると、積込装置1は、上
記掻込板14の後方への揺動、上記アッパーパネル13
の下方への摺動、上記掻込板14の前方への揺動、上記
アッパーパネル13の上方への摺動を順次行うことによ
り、上記掻込板14を図3中1点鎖線I〜IVに示す軌道
で動作させて、上記塵芥を上記塵芥収容箱10内に圧縮
して積込む。このとき、上記アッパーパネル13と摺接
板2bとの摺接部から、間隙18へ塵芥が進入する。
【0030】塵芥収集が終わると、上記塵芥収集後1
は、所定のゴミ処理場に移動した後、上記投入箱11が
上記枢軸11aを支点に開動作して上方に持ち上げられ
る。
【0031】この投入箱11の開動作の際に、枢軸5a
は、図1中αで示すように、上記枢軸11aを中心とし
た円弧状の軌道を通り、また、枢軸6aは、上記枢軸5
aの移動に伴い、連接アーム7に規制されながら、図1
中βで示すように、枢軸7aを中心とした円弧状の軌道
を通る。また、遮蔽板2の上端縁部2aは、図1中γで
示すように、上記枢軸11aを中心とした円弧状の軌道
を通る。
【0032】すなわち、上記投入箱11が上昇して上記
枢軸11aと上記枢軸6aとの距離が徐々に離間する
と、図1中B、Cに示すように、上記枢軸5aを支点、
上記枢軸6aを力点として、蓋体5の当接部5bは、上
端縁部2aから徐々に離間する方向に動作し、閉塞され
ていた排出口3が徐々に開放される。このとき、上記遮
蔽板2は、上記上端縁部2aが下方となるように傾斜さ
れるので、上記間隙18に進入した塵芥が上記排出口3
を介して自重により外部に落下して排出される。
【0033】さらに上記投入箱11が上昇し、上記枢軸
11aと上記枢軸6aとの距離が徐々に接近すると、図
1中Dに示すように、上記枢軸5aを支点、上記枢軸6
aを力点として、上記蓋体5の当接部5bが上端縁部2
aに対し徐々に接近する方向に動作し、上記投入箱11
が最上端位置に達したとき、図1中Eに示すように、上
記排出口3は上記蓋体5によって再び閉塞される。
【0034】なお、このとき上記塵芥収容箱10内に収
集された塵芥が排出される。
【0035】一方、上記投入箱11の閉動作の際は、上
記蓋体5は上述の開動作と逆の動作を行い、上記投入箱
11が最下端に達したとき、図1中Aに示すように、上
記蓋体5によって上記排出口3が完全に閉塞される。
【0036】このように、本実施の形態によれば、上記
投入箱11の開閉に伴って動作する上記枢軸5aを支
点、上記枢軸6aを力点としたリンク機構により上記蓋
体5を開閉させるので、たとえ上記蓋体2の枢軸5a等
に塵芥が詰まったとしても、上記排出口3を確実に開閉
することができる。
【0037】また、上記投入箱11が閉状態で上記アッ
パーパネル13の上面よりも上方に開口された上記排出
口3が、上記投入箱11の開動作の際は上記間隙18よ
りも下方に位置するので、たとえ、塵芥収集中に上記間
隙18に多量の塵芥が押し込まれて上記アッパーパネル
13の上面に達したとしても、上記進入した塵芥の全て
を確実に外部に排出することができる。
【0038】さらに、塵芥収集を行う際には、上記蓋体
5は上記リンク機構により上記排出口3が完全に閉塞し
た状態で保持されているので、上記塵芥収容箱10に積
み込まれた塵芥が上記排出口3を介して上記間隙18に
逆流することがない。また逆に、塵芥収集時に上記間隙
18に押し込まれた多量の塵芥によって上記蓋体5が押
し開かれることも防止できる。
【0039】次に、図4は、本発明の第2の実施の形態
に関わり、蓋体の動作を示す説明図である。本実施の形
態では、図4に示すように、枢軸6aの通る軌道が上述
の第1の実施の形態と異なる軌道に設定されている。な
お、本実施の形態では、上述の第1の実施の形態におい
て示したものと同一物については同符号を付して説明を
省略する。
【0040】本実施の形態では、投入箱11が開方向に
移動するにつれて枢軸6aが枢軸11aに対して徐々に
離間するように、枢軸6a,7aの位置及び、アーム
6,7の長さ等が設定されている。すなわち、本実施の
形態では、上記投入箱11の揺動に伴い、上記枢軸6a
が図中β’で示すような起動を描き移動するようになっ
ている。なお、枢軸5a、上端縁部2aの移動する軌道
は上述の第1の実施の形態と略同様である。
【0041】ここで、投入箱11が閉状態で枢軸11a
と上記枢軸6aとの距離が最も短いとき、上記蓋体5は
上記排出口3を閉塞する位置にあるよう設定されてい
る。
【0042】上記構成により、本実施の形態では、投入
箱11が枢軸11aを支点に開動作して上方に持ち上げ
られる際に、枢軸5aは、図中αで示す軌道を通り、ま
た、枢軸6aは、上記枢軸5aの移動に伴い図中β’で
示す軌道を通る。また、遮蔽板2の上端縁部2aは、上
記枢軸11aを中心として図中γで示す軌道を通る。
【0043】すなわち、上記投入箱11が上昇して上記
枢軸11aと上記枢軸6aとの距離が徐々に離間する
と、図中Fに示すように、上記枢軸5aを支点、上記枢
軸6aを力点として、蓋体5は、当接部5bが上端縁部
2aから徐々に離間する方向に動作し、閉塞されていた
排出口3が徐々に開放される。ここで、本実施の形態で
は、図中Gに示すように、上記排出口3は、上記投入箱
11の最上端位置で最も開放される。このとき、遮蔽板
2は、上記排出口3が下方となるように最も傾斜される
ので、間隙18に進入した塵芥が上記排出口3を介して
自重により確実に外部に落下排出される。
【0044】一方、上記投入箱11の閉動作の際は、上
記蓋体5は上述の開動作と逆の動作を行い、上記投入箱
11が最下端に達したとき、図1中Aに示すように、上
記蓋体5によって上記排出口3は完全に閉塞される。
【0045】このように、本実施の形態では、上述した
第1の実施の形態で得られる効果に加え、遮蔽板2が排
出口3を下方にして最も傾斜された状態で排出口3を開
放することができるので、より効果的に間隙18に進入
した塵芥を排出することができる。
【0046】次に、図5は、本発明の第3の実施の形態
に関わり、蓋体の動作を示す説明図である。本実施の形
態は、上述の第2の実施の形態における蓋体5の可動領
域をさらに拡大したものである。なお、本実施の形態で
は、上述の第2の実施の形態において示したものと同一
物については同符号を付して説明を省略する。
【0047】本実施の形態は、上述の第2の実施の形態
で採用した連接アーム7に代えて、図中に示すように、
連接アーム30によってブラケット8と固定アーム6の
端部を連接したものである。なお、その他の構成につい
ては上述の第2の実施の形態と略同様である。
【0048】上記連接アーム30の可動端には、円弧状
の長穴30aが形成されており、この長穴30aに枢軸
6aを介して上記固定アーム6の端部が揺動自在に連接
されている。また、上記連接アーム30の固定端は、枢
軸7aを介してブラケット8に回動自在に軸支されてい
る。
【0049】上記構成による本実施の形態では、投入箱
11が枢軸11aを支点に開動作して上方に持ち上げら
れると、上記蓋体5は、上述の第2の実施の形態と略同
様の動作を行い、上記投入箱11の最上端位置で排出口
3が最も開放される。このとき、枢軸6aを長穴30a
に沿って揺動させることができるので、上記蓋体5は上
記投入箱11の最上端位置で開閉可能となる。このた
め、本実施の形態では、上記投入箱11が開いた状態で
の上記蓋体5の揺動を可能とし、上述した第1,2の実
施の形態で得られる効果に加え、例えば上記投入箱11
内の清掃を行う等の際に作業性を向上させることができ
る。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
投入箱の動作に伴い蓋体を動作させて塵芥を排出する排
出口を確実に開き、この排出口を介してアッパーパネル
と遮蔽板との間隙に進入した塵芥を確実に除去するとと
もに、上記排出口から塵芥を排出した後は、上記蓋体に
よって上記排出口を確実に閉塞し、塵芥収容箱に収容さ
れた塵芥が上記排出口から逆流して上記間隙に進入する
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1〜図3は本発明の第1の実施の形態に関わ
り、図1は蓋体の動作を示す説明図
【図2】投入箱を上開き揺動した状態と閉じた状態での
遮蔽板と蓋体との関係を示す説明図
【図3】塵芥積込装置の要部を示す概略側面図
【図4】図4は本発明の第2の実施の形態に関わり、蓋
体の動作を示す説明図
【図5】図5は本発明の第3の実施の形態に関わり、蓋
体の動作を示す説明図
【符号の説明】
1 … 積込装置 2 … 遮蔽板 3 … 排出口 5 … 蓋体 5a … 枢軸 6 … 固定アーム 6a … 枢軸 7 … 連接アーム 7a … 枢軸 10 … 塵芥収容箱 11 … 投入箱 11a … 枢軸 13 … アッパーパネル 18 … 間隙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塵芥収納箱に後部全体が開口する開口部
    を設け、この開口部を開閉する前面が開口した投入箱を
    上記塵芥収納箱後方上端部に枢着し、この投入箱内に上
    下動するアッパーパネルと、このアッパーパネルの下端
    で前後揺動する掻込板とを備えた積込装置を搭載すると
    ともに、上記投入箱の前面開口部の上方部分を遮蔽する
    遮蔽板を上記アッパーパネルの上面及び前面に沿わせて
    設けた塵芥収集車において、 上記遮蔽板の上面前方寄りに上記アッパーパネルとこの
    遮蔽板との間隙に進入した塵芥を排出する排出口を開口
    し、上記投入箱に上記排出口を開閉可能な蓋体を設け、
    この蓋体の一端側を上記投入箱に回動自在に枢着すると
    ともに、上記塵芥収納箱と上記蓋体とを連接するアーム
    を設け、このアームの固定端を上記塵芥収容箱後方の上
    記投入箱の枢着位置とは異なる位置で枢着し、さらに上
    記アームの可動端を上記蓋体に対しこの蓋体が上記投入
    箱の閉状態で上記排出口を閉塞し且つ少なくとも上記投
    入箱の開動作途中で上記排出口を開動作させる位置で回
    動自在に連接したことを特徴とする塵芥収集車。
  2. 【請求項2】 上記蓋体と上記アームの可動端との連接
    位置は、上記投入箱が最上端に位置するとき上記排出口
    を最も開放する位置であることを特徴とする請求項1記
    載の塵芥収集車。
  3. 【請求項3】 上記蓋体と上記アームとの連接は、上記
    蓋体に形成した長穴を介して行うことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の塵芥収集車。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015034090A (ja) * 2013-08-09 2015-02-19 極東開発工業株式会社 塵芥収集車及び塵芥収集装置

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