JP3910726B2 - 塵芥収集車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する分野】
本発明は、掻込板の揺動運動により塵芥を塵芥収容箱内へ圧縮積込する揺動圧縮方式の積込装置を備えた塵芥収集車に関する。
【0002】
【従来の技術】
揺動圧縮方式の積込装置を搭載した塵芥収集車は、アッパーパネルの上下動と、このアッパーパネルの下端に取り付けられた掻込板の前後揺動とによって、投入箱に投入された塵芥の圧縮及び塵芥収容箱への積込みを行うようになっている。
【0003】
ところで、上記塵芥収集車は、通常、上記投入箱の前面開口部の上方部分に上記アッパーパネルに沿って遮蔽板が形成されており、この遮蔽板によって、上記塵芥収容箱と上記投入箱とを上方で区画している。また、上記遮蔽板の下端縁部には、上記アッパーパネルに摺接して、上記遮蔽板と上記アッパーパネルとの間隙への塵芥の進入を防止するための摺接板が設けられている。
【0004】
しかし、上記アッパーパネルの摺動中等においては、どうしても上記アッパーパネルと上記摺接板との摺接が不充分となり、上記アッパーパネルと上記遮蔽板との間隙に塵芥が進入することがあった。上記遮蔽板は上記投入箱内に取付固定されているため、上記アッパーパネルと上記遮蔽板との間隙に進入した塵芥は、たとえ上記投入箱を開いても外部に排出されない。そして、上記間隙に進入した塵芥は、腐敗して悪臭を放ったり、シリンダ等に付着して錆の原因となる等、装置全体に悪影響を及ぼすことがあった。
【0005】
これに対処し、例えば実用新案登録番号第2522597号(実開平5−54405号公報)には、遮蔽板の前端縁部と投入箱の上部前端縁部との間に、上記投入箱の内部上方に連通する排出口を形成し、上記投入箱の上部前端縁部に上記排出口を開閉する可動遮蔽板を設けた塵芥収集車の塵芥積込装置が開示されている。この先行技術では、投入箱を上方へ開く際に、可動遮蔽板が自重によって塵芥収容箱の後端部に垂下されて排出口が開放され、この開放された排出口から間隙内の塵芥が自重により排出されるようになっている。
【0006】
ここで、上記塵芥収集車のアッパーパネル(パッカープレート)の上端部には、こそぎ板(固定排出板)が設けられており、投入箱が上方に開かれた際に、このこそぎ板によって排出口付近に押し出された間隙内の塵芥が外部に排出されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記実用新案登録番号2522597号に記載の塵芥収集車の塵芥積込装置の排出口はこそぎ板よりも上部に開口されているので、上記こそぎ板により排出口付近まで押し出されずに間隙内に残留した塵芥を排出することは困難となる。
【0008】
また、上記塵芥積込装置の可動遮蔽板は、投入箱を上方へ開いた際に塵芥収容箱の後端部に垂下された状態にあるため、ゴミ処理場等において投入箱内に収集された塵芥を排出する際の障害物となり、塵芥排出時の作業性が低下する。
【0009】
また、上記可動遮蔽板には、塵芥収容箱からの塵芥排出時に、圧縮された状態の塵芥が衝突するので、該可動遮蔽板を上記塵芥の衝突に耐え得るよう、剛性の高いものに形成する必要があり、ひいては、装置全体の重量増加の要因ともなる。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、アッパーパネルと固定遮蔽板との間隙に進入した塵芥を確実に除去することができ、また、塵芥収容箱の塵芥排出時の作業性を向上するとともに可動遮蔽板の軽量化を図ることのできる塵芥収集車を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明による塵芥収集車は、塵芥収容箱に後部全体が開口する開口部を設け、この開口部を開閉する前面が開口した投入箱を上記塵芥収容箱後方上端部に枢着し、この投入箱内に上下動するアッパーパネルと、このアッパーパネルの下端で前後揺動する掻込板とを備えた積込装置を搭載するとともに、上記投入箱の前面開口部の上方部分を遮蔽する遮蔽板を上記アッパーパネルの上面及び前面に沿わせて設けた塵芥収集車において、上記遮蔽板の前面上方寄りに上記アッパーパネルとこの遮蔽板との間隙に進入した塵芥を排出する排出口を開口し、上記投入箱に上記排出口を開閉可能な可動遮蔽板を設け、この可動遮蔽板の一端側を上記排出口の下端縁を回動軸として回動可能に軸着するとともに、上記塵芥収容箱と上記可動遮蔽板とを連接するアームを設け、このアームの固定端を上記塵芥収容箱後方の上記投入箱の枢着位置とは異なる位置で枢着すると共に上記アームの可動端を上記可動遮蔽板に枢着し、上記アームの可動端と上記可動遮蔽板との枢着位置を、上記投入箱が閉状態にあるときに当該投入箱の枢着位置との距離が最も短くなって上記可動遮蔽板が上記排出口を閉塞し、且つ、上記投入箱が最上端に位置するときに当該投入箱の枢着位置との距離が最も大きくなって上記可動遮蔽板が上記排出口を最も開放するリンク機構を構成する位置に設定したことを特徴とする。
【0012】
すなわち、請求項1記載の発明による塵芥収集車は、上記排出口を上記遮蔽板の前面上方寄りに開口し、上記可動遮蔽板の一端側を上記排出口の下端縁側を軸として回動可能に軸着したので、上記投入箱が最上端に位置して上記排出口が開放された際に、上記可動遮蔽板は塵芥収容箱の開口部から離間した場所に位置する。従って、上記可動遮蔽板が塵芥収容箱からの塵芥排出時の障害となることが防止されるとともに、塵芥収容箱から排出される塵芥が可動遮蔽板に衝突することがない。
【0013】
また、請求項2記載の発明による塵芥収集車は、請求項1記載の発明において、上記アッパーパネルは、該アッパーパネルの上方で前方に向けて突出され、且つ上記アッパーパネル前面に沿わせて設けた遮蔽板に摺接するこそぎ板を備え、このこそぎ板は、上記アッパーパネルが最上端に位置するとき、上記排出口の下端縁よりも上方に位置することを特徴とする。
【0014】
すなわち、請求項2記載の発明による塵芥収集車は、請求項1記載の発明において、上記アッパーパネルと該アッパーパネル前面に沿わせて設けた遮蔽板との間隙に進入した塵芥は、上記こそぎ板によって掻き上げられ、上記排出口から外部へ排出される。また、上記こそぎ板は上記アッパーパネルが最上端に位置するとき上記排出口の下端縁よりも上方に位置するので、上記こそぎ板によって掻き上げられずに上記間隙に残留した塵芥も自重により上記排出口から外部に排出される。
【0015】
また、請求項3記載の発明による塵芥収集車は、請求項1記載の発明において、上記可動遮蔽板の一端側は、回動軸を上記排出口の下端縁に沿って配設した状態で上記遮蔽板の前面に固定部を固定した複数のヒンジの可動部によって保持されたことを特徴とする。
【0016】
すなわち、請求項3記載の発明による塵芥収集車は、請求項1記載の発明において、上記可動遮蔽板の一端側は、回動軸を上記排出口の下端縁に沿って配設した状態で上記遮蔽板の前面に固定部を固定した複数のヒンジの可動部によって保持されているので、上記排出口から塵芥が外部に排出される塵芥が上記回動軸に詰まることがなく、上記可動遮蔽板の回動が良好な状態で維持される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図面は本発明の実施の一形態に係わり、図1は塵芥収集車の積込装置の要部を示す概略図、図2は可動遮蔽板の動作を示す説明図、図3は前側遮蔽板と可動遮蔽板との連接部分を示す要部拡大断面図である。
【0018】
図1において、符号1は塵芥収集車であり、この塵芥収集車1の塵芥収容箱2の後面開口部2aの上端には、前面が開口された投入箱3が枢軸3aを介して上下方向に開閉可能に枢着されている。
【0019】
上記投入箱3には、図示しない投入口から投入された塵芥を上記塵芥収容箱2内に圧縮して積込むための積込装置4が装備されている。
【0020】
また、上記塵芥収容箱2内には、その内面に摺接される可動排出板(図示せず)が前後方向に摺動可能に収容され、図示しない油圧シリンダの伸縮動作によって塵芥収容箱2内の塵芥を外部に排出することができ、上記積込装置4の作動中は、塵芥の押込圧によって上記可動排出板が後方位置より徐々に前方位置に自動的に移動できるようになっている。
【0021】
上記積込装置4は、上記投入箱3の両内壁に後方に向かって垂直線に対し所定に傾斜したガイド溝5と、上記投入箱3の内部でこのガイド溝5に沿って上下動自在に嵌合されたアッパーパネル6と、このアッパーパネル6の下端で枢軸6aを介して揺動自在に枢着された掻込板(図示せず)とで主要部が構成されている。
【0022】
上記アッパーパネル6には、上記ガイド溝5に沿って配設されたアッパーシリンダ(図示せず)が軸部6bを介して連結され、このアッパーシリンダの伸縮動作によって、上記ガイド溝5に沿って往復運動するようになっている。また、上記掻込板には、プレスシリンダ(図示せず)が連結され、このプレスシリンダの伸縮動作によって、上記枢軸6aを支点に揺動運動するようになっている。
【0023】
上記投入箱3の前面には、この投入箱3の前面開口部を上記アッパーパネル6の前面部に沿って遮蔽する前側遮蔽板7が横架固定されている。
【0024】
この前側遮蔽板7は、上記アッパーパネル6がガイド溝5の上端に位置するとき、該前側遮蔽板7の上端縁部7aが、上記アッパーパネル6の前面の上端部よりも下方に位置するよう配設されている。
【0025】
また、上記前側遮蔽板7は、下端縁部に上記アッパーパネル6と摺接する摺接板7bを有しており、この摺接板7bによって、上記アッパーパネル6と上記前側遮蔽板7との間隙8への塵芥の進入が防止されるようになっている。
【0026】
また、上記投入箱3の前面開口部であって、上記前側遮蔽板7よりも上方には、上記アッパーパネル6がガイド溝5の上端に位置するとき、このアッパーパネル6の上面に所定間隔を隔てて沿う位置に、上側遮蔽板9が横架固定されている。
【0027】
この上側遮蔽板9の上端縁部9aは、上記投入箱3の枢着部分に位置し、また、下端縁部9bは、上記前側遮蔽板7の上端縁部7aに所定間隔を隔てて対向する位置に配設されている。そして、上記前側遮蔽板7の上端縁部7aと上記上側遮蔽板9の下端縁部9bとに挟まれた空間は、上記間隙8に進入した塵芥を排出するための排出口10として形成されている。
【0028】
ここで、図中符号12は、こそぎ板であり、このこそぎ板12は、上記アッパーパネル6の上端部前側に突出して設けられている。上記こそぎ板12は、上記アッパーパネル6の往復運動に伴い上記前側遮蔽板7に摺動される。このとき、上記間隙8内に進入した塵芥は、上記こそぎ板12の摺動により、アッパーパネル6と上側遮蔽板9との間隙11側に掻き上げられるようになっている。また、上記こそぎ板12は、アッパーパネル6がガイド溝5の上端に位置するとき、前側遮蔽板7の上端縁部7aよりも上側に位置するようになっている。
【0029】
また、上記投入箱3には、この投入箱3の枢軸3aを支点とした上下揺動に伴い、上記排出口10を開閉する可動遮蔽板13が設けられている。
【0030】
この可動遮蔽板13の一端側は、前側遮蔽板7に設けられた複数のヒンジ14によって回動自在に保持されている。
【0031】
ここで、図3に示すように、上記ヒンジ14は、固定部14aと、回動軸14cと、この回動軸14cを介して上記固定部14aに回動自在に保持された可動部14bとを備えて構成され、回動軸14cが前側遮蔽板7の上端縁部7aに沿う位置で、固定部14aが上記前側遮蔽板7の前面に固定されている。そして、上記ヒンジ14の可動部14bには、上記可動遮蔽板13の一端側が固定されている。
【0032】
また、上記可動遮蔽板13の他端側の前方部分は、上記排出口10の閉塞時に上記側遮蔽板の上端縁部aに当接される当接部13aとして形成されている。
【0033】
上記可動遮蔽板13を前側遮蔽板7に保持する複数のヒンジ14のうち、可動遮蔽板13を左右両端で保持するヒンジ14の可動部14bの先端寄りには、上記可動遮蔽板13を開閉動作させるための連接アーム15の可動端側が枢軸15aを介して枢着されている。なお、上記連接アーム15は、バネ鋼等により細長の部材に形成されている。
【0034】
上記連接アーム15の固定端側は、塵芥収容箱2の後面開口部2aの上端であって、上記投入箱3を枢着する枢軸3aよりも後方位置で、枢軸15bを介して上記塵芥収容箱2に枢着されている。
【0035】
ここで、上記回動軸14cは、上記投入箱3の開閉動作に伴い、図1及び図2中にαで示すように、上記枢軸3aを中心とした円弧状の軌道を移動するようになっている。
【0036】
このとき、上記枢軸15aは、上記回動軸14cの移動に伴い、図1及び図2中にβで示すように、上記連接アーム15に規制されながら、上記枢軸15bを中心とした円弧状の軌道を移動するようになっている。この枢軸15aの軌道βは、上記投入箱3が閉状態で最下端に位置するとき該枢軸15aと上記枢軸3aとの距離が最も短く、上記投入箱3の上昇とともに上記距離が徐々に大きくなり、上記投入箱3が全開したとき上記距離が最も大きくなる軌道に設定されている。
【0037】
また、上記可動遮蔽板13の枢軸14cを支点とした揺動は、上記連接アーム15によって規制されるものであるが、この可動遮蔽板13の揺動を規制する上記連接アーム15の長さは、枢軸3aと枢軸15aとの距離が最短のとき、上記可動遮蔽板13が上記排出口10を閉塞するように設定されている。
【0038】
なお、上記可動遮蔽板13が上記排出口10を閉塞したとき、上記前側遮蔽板7,上記上側遮蔽板9,及び上記可動遮蔽板13によって、投入箱3の前面開口部の上方部分は上記塵芥収容箱2と完全に遮蔽される。
【0039】
次に、上記構成による塵芥収集車1の動作について説明する。
ゴミ収集所で、投入口(図示せず)から投入箱3内に塵芥が投入されると、積込装置4は、掻込板(図示せず)の前後揺動及びアッパーパネル6の上下摺動を行うことにより、上記塵芥を塵芥収容箱2内に圧縮して積み込む。このとき、上記アッパーパネル6と摺接板7bとの摺接部から、間隙8へ塵芥が進入する。
【0040】
ここで、上記間隙8に進入した塵芥は、上記アッパーパネル6の上下摺動に伴って移動するこそぎ板12の前側遮蔽板7との摺動により、上方に掻き上げられて可動遮蔽板13の凹部若しくはアッパーパネル6と上側遮蔽板9との間隙11に蓄積される。
【0041】
塵芥収集が終わると、塵芥収集車1は、所定のゴミ処理場に移動した後、投入箱3が枢軸3aを支点に開動作して上方に持ち上げられる。
【0042】
この投入箱3の開動作の際に、回動軸14cは、図1,図2中αで示すように、上記枢軸3aを中心とした円弧状の軌道を通り、また、枢軸15aは、連接アーム15に規制されながら、図1,図2中βで示すように、枢軸15bを中心とした円弧状の軌道を通る。
【0043】
すなわち、上記投入箱3が上昇して上記枢軸3aと上記回動軸14cとの距離が徐々に離間すると、図2中Bに示すように、上記回動軸14cを支点、上記枢軸15aを力点として、可動遮蔽板13の当接部13aは、上側遮蔽板9の下端縁部9bから徐々に離間する方向に動作し、閉塞されていた排出口10が序々に開放される。このとき、上側遮蔽板9は、下端縁部9bが下方となるように傾斜されるので、こそぎ板12により上方に掻き上げられ上記間隙11に蓄積された塵芥が上記排出口10を介して自重により外部に落下して排出される。
【0044】
さらに、投入箱3が上昇して最上端位置(図1参照)に達すると、上記枢軸3aと上記回動軸14cとの距離は最も離間し、これに伴い可動遮蔽板13の当接部13aは、上側遮蔽板9の下端縁部9bから最も離間されて、図2中Cに示すように、排出口10が最も開放された状態となる。
【0045】
このとき、前側遮蔽板7は、上端縁部7aを下方として最も傾斜された状態となっており、また、上記排出口10により間隙8は外部と連通されている(但し、この場合アッパーパネル6はガイド溝5の最上端に位置する)ので、こそぎ板12によって掻き上げられずに間隙8内に残留した塵芥が自重により外部に落下して排出される。
【0046】
さらに、上記投入箱3が最上端に位置した状態でアッパーパネル6を摺動させることにより、アッパーパネル6と摺接板7bとの摺接部から進入した塵芥は、より効果的に外部に排出される。
【0047】
また、上記投入箱3が最上端に位置した状態で、塵芥収容箱2内の可動排出板(図示せず)を後方に摺動させることにより、該塵芥収容箱10内に収集された塵芥は外部に排出される。
【0048】
ここで、上記可動遮蔽板13は、前側遮蔽板7に設けられているので、投入箱3の開方向への移動に伴って移動し、上記投入箱3が最上端に位置した際には、塵芥収容箱2の後面開口部2aから最も離間した上方に位置する。
【0049】
このため、上記可動遮蔽板13が、塵芥収容箱2内の塵芥を排出する際の障害となることはなく、塵芥排出時の作業性が向上する。また、塵芥排出作業中に、上記可動遮蔽板13に、排出される塵芥が衝突することがないので、該可動遮蔽板13を剛性の高いもので形成する必要がない。この場合、上記可動遮蔽板13は、板圧4.5(mm)程度の比較的薄手の鋼鈑を用いて形成することが可能である。
【0050】
一方、上記投入箱3の閉動作の際は、上記可動遮蔽板13は上述の開動作と逆の動作を行い、上記投入箱3が最下端に達したとき、図2中Aに示すように、上記可動遮蔽板13によって上記排出口10が完全に閉塞される。
【0051】
このように、本実施の形態によれば、アッパーパネル6と摺接板7bとの摺接部から間隙8内に進入した塵芥のうち、こそぎ板12により上方に掻き上げられた塵芥のみならず、上記こそぎ板12により掻き上げられず間隙8内に残留した塵芥をも排出可能なので、アッパーパネル6と固定遮蔽板(前側遮蔽板7及び上側遮蔽板9)との間隙8,11内に進入した塵芥を確実に除去することができる。
【0052】
また、上記可動遮蔽板13は、投入箱3が最上端に位置した際には、塵芥収容箱2の後面開口部2aから最も離間した上方に位置するので、該可動遮蔽板13が、塵芥収容箱2内の塵芥を排出する際の障害となることはなく、塵芥排出時の作業性を向上することができる。
【0053】
また、塵芥排出作業中に、上記可動遮蔽板13に、排出される塵芥が衝突することがないので、該可動遮蔽板13を剛性の高いもの形成する必要がなく、軽量化を図ることができる。
【0054】
また、上記可動遮蔽板13を保持するヒンジ14の回動軸14cは、前側遮蔽板7の前面側に位置するので、間隙8,11から排出される塵芥が該回動軸14cに詰まることがなく、可動遮蔽板13の良好な回動を維持することができる。
【0055】
また、上記投入箱3の開閉に伴って動作する上記回動軸14cを支点、上記枢軸15aを力点としたリンク機構により上記可動遮蔽板13を開閉させるので、たとえ上記排出口10等に塵芥が付着したとしても、上記排出口10を確実に開閉することができる。
【0056】
また、塵芥収集を行う際には、上記可動遮蔽板13は上記リンク機構により上記排出口10が完全に閉塞した状態で保持されているので、上記塵芥収容箱2に積み込まれた塵芥が上記排出口10を介して間隙8,11に逆流することがない。また逆に、塵芥収集時に上記間隙8,11に押し込まれた多量の塵芥によって上記可動遮蔽板13が押し開かれることも防止できる。
【0057】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、アッパーパネルと固定遮蔽板との間隙に進入した塵芥を確実に除去することができ、また、塵芥収容箱の塵芥排出時の作業性を向上するとともに可動遮蔽板の軽量化をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塵芥収集車の積込装置の要部を示す概略図
【図2】可動遮蔽板の動作を示す説明図
【図3】前側遮蔽板と可動遮蔽板との連接部分を示す要部拡大断面図
【符号の説明】
1 … 塵芥収集車
2 … 塵芥収容箱
2a … 後面開口部
3 … 投入箱
4 … 積込装置
6 … アッパーパネル
7 … 前側遮蔽板(遮蔽板)
7a … 上端縁部(排出口の下端縁)
8 … 間隙
9 … 上側遮蔽板(遮蔽板)
10 … 排出口
11 … 間隙
13 … 可動遮蔽板
14 … ヒンジ
14a … 固定部
14b … 可動部
14c … 回動軸
15 … 連接アーム(アーム)

Claims (3)

  1. 塵芥収容箱に後部全体が開口する開口部を設け、この開口部を開閉する前面が開口した投入箱を上記塵芥収容箱後方上端部に枢着し、この投入箱内に上下動するアッパーパネルと、このアッパーパネルの下端で前後揺動する掻込板とを備えた積込装置を搭載するとともに、上記投入箱の前面開口部の上方部分を遮蔽する遮蔽板を上記アッパーパネルの上面及び前面に沿わせて設けた塵芥収集車において、
    上記遮蔽板の前面上方寄りに上記アッパーパネルとこの遮蔽板との間隙に進入した塵芥を排出する排出口を開口し、上記投入箱に上記排出口を開閉可能な可動遮蔽板を設け、この可動遮蔽板の一端側を上記排出口の下端縁を回動軸として回動可能に軸着するとともに、上記塵芥収容箱と上記可動遮蔽板とを連接するアームを設け、このアームの固定端を上記塵芥収容箱後方の上記投入箱の枢着位置とは異なる位置で枢着すると共に上記アームの可動端を上記可動遮蔽板に枢着し、
    上記アームの可動端と上記可動遮蔽板との枢着位置を、上記投入箱が閉状態にあるときに当該投入箱の枢着位置との距離が最も短くなって上記可動遮蔽板が上記排出口を閉塞し、且つ、上記投入箱が最上端に位置するときに当該投入箱の枢着位置との距離が最も大きくなって上記可動遮蔽板が上記排出口を最も開放するリンク機構を構成する位置に設定したことを特徴とする塵芥収集車。
  2. 上記アッパーパネルは、該アッパーパネルの上方で前方に向けて突出され、且つ上記アッパーパネル前面に沿わせて設けた遮蔽板に摺接するこそぎ板を備え、このこそぎ板は、上記アッパーパネルが最上端に位置するとき、上記排出口の下端縁よりも上方に位置することを特徴とする請求項1記載の塵芥収集車。
  3. 上記可動遮蔽板の一端側は、回動軸を上記排出口の下端縁に沿って配設した状態で上記遮蔽板の前面に固定部を固定した複数のヒンジの可動部によって保持されたことを特徴とする請求項1記載の塵芥収集車。
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