JP3660776B2 - 塵芥収集車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塵芥収集車において塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を塵芥収容箱に押し込むときに、塵芥投入箱内へ逆流し易いプラスチック容器、空びん・空缶類などの塵芥と、逆流し難いダンボール、粗大ごみなどの塵芥とを共に効率良く積み込めるようにする対策に係る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塵芥収集車は、その車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に塵芥投入箱が連設されてなる。該塵芥投入箱は、上記塵芥収容箱の後面上端の枢軸を支点にして車体前後方向に揺動自在に支持されている。そして、この塵芥投入箱の内部には塵芥積込装置が収容されている。該塵芥積込装置は、昇降可能な可動板を備えていると共に、該可動板の下端に車体前後方向に揺動可能な押込板を備え、上記塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を、上記可動板を下降させた状態で後方から前方へ揺動する押込板により掻き集めた後、その掻き集めた塵芥を、可動板の上方への上昇動作により上記塵芥積込口を経て上記塵芥収容箱内に押し込むことで、この塵芥収容箱内に設けられた車体前後方向へ移動可能な排出板を前方へ移動させながら塵芥の収容を行うようにしている。
【0003】
また、その他の塵芥収集車としては、上記塵芥積込装置とは機構の異なる塵芥積込装置が塵芥投入箱の内部に収容されているものもある。このタイプの塵芥積込装置は、塵芥積込口に対向して配された仕切板と、該仕切板の下側で車体前後方向に揺動する押込板と、該押込板の下端付近に回転中心を有して回転する回転板とを備えて構成される。そして、上記塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を上記回転板の後方から前方への下回りの回転により掻き集め、その掻き集めた塵芥を、上記塵芥積込口に対応する対応位置にて回転板を停止させた状態で後方から前方へ揺動する押込板により塵芥積込口を経て上記塵芥収容箱に押し込むことで、同様に排出板を前方移動させながら塵芥の収容を行うようにしている。
【0004】
ところで、塵芥の種類のうち、プラスチック空容器や空びん・空缶類などの塵芥が、袋詰めされずにバラの状態で塵芥投入箱に投入されることがある。その場合、このような塵芥を押込板により塵芥収容箱に押し込んでも該押込板が後方へ揺動し始めると、それに伴って押し込んだ塵芥の大半が塵芥投入箱に逆流することになる。これは、プラスチック空容器や空びん・空缶類などの塵芥が、押込板により塵芥収容箱に押し込んだ程度では潰れ難く、塵芥同士が互いに絡み合わないためであり、このような塵芥の場合には押込板による押込効率が著しく悪化するといった問題がある。
【0005】
そこで、このような問題を解決するために、例えば、特開昭50−94624号公報に開示されるように、塵芥積込口に、塵芥が逆流しないように昇降可能に塵芥積込口を覆う塵芥逆戻り防止板を備えたものがある。この塵芥逆戻り防止板は、塵芥積込口の下部を覆う下降位置と、塵芥積込口の下部を開放状態に保つ上昇位置との間を移動するように支持され、上記塵芥積込装置の押込板などの動作と連動して昇降移動するよう複数のリンク等を介して連結されている。具体的には、塵芥を塵芥収容箱に押込んだ状態から押込板が後方へ揺動すると、塵芥逆戻り防止板が下降位置まで下降して塵芥積込口を覆うことで塵芥の塵芥投入箱への逆流を防止するようにしている一方、押込板が下降状態で後方から前方へ揺動して塵芥投入箱底部の塵芥を掻き集めてから該押込板が上昇移動すると、塵芥逆戻り防止板も上昇移動して塵芥積込口を開放させ、これによって該塵芥積込口を経た塵芥の押し込みを行えるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のものでは、塵芥逆戻り防止板としての可動仕切板が塵芥積込装置つまり押込板などの動作と常に連動して昇降動作するので、プラスチック空容器や空びん・空缶類など逆流する塵芥の回収効率を図る上では有効であるが、その他の種類の塵芥、たとえばダンボールや粗大ごみなどを回収する場合には、下記に示すような不具合がある。
【0007】
すなわち、ダンボールや粗大ごみなどは非常に嵩張る塵芥であるため、塵芥積込口の開口面を大きく確保しておく必要がある。しかし、可動仕切板は、押込板の上昇移動と連動して開放するように構成されているために、押込板により塵芥を掻き集めた状態では未だ可動仕切板が下降位置にあり、この下降位置の可動仕切板に押込板の掻き集め動作により前方へ移動したダンボールや粗大ゴミが干渉する。このため、ダンボールや粗大ゴミとの干渉によって、可動仕切板の昇降動作がスムーズに行われず塵芥の押込作業性が悪化したり、可動仕切板が破損する恐れがあり、最悪の場合にはそれ以降の押込作業がストップすることになる。その場合、ダンボールや粗大ゴミとの干渉を考慮して可動仕切板を補強して剛性強度を高くすることも考えられるが、このような補強を加えたところで、ダンボールや粗大ゴミが可動仕切板に干渉することに変わりはなく、これらの塵芥の経時的な度重なる干渉により可動仕切板に何らかの支障が生じることも否めず、可動仕切板を補強したとしても該可動仕切板が故障すれば、可動仕切板を補強すること自体が結果的には無駄なコストアップを招くこととなる。
【0008】
しかも、プラスチック空容器、空びん・空缶類などとは種類の異なるダンボールや粗大ゴミなどの塵芥を回収できないものでは、それぞれ塵芥の種類に適した塵芥収集車を複数台用意しなければならず、塵芥収集車の維持費および経費が大幅に嵩さむことになる。
【0009】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、単一の塵芥収集車により、逆流し易い塵芥の塵芥投入箱への逆流を防止しかつ逆流し難く嵩張る塵芥の塵芥投入箱への押し込みが円滑に行えるようにし、塵芥の押込作業性の向上を図るとともに、可動仕切板の補強を不要にしたコストダウン、並びに塵芥収集車の維持費および経費の大幅な節減を図らんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に塵芥投入箱が連設されており、上記塵芥投入箱には、上記塵芥積込口の上部を塞ぐ仕切板と、該仕切板の後側に設けられた昇降可能な可動板と、該可動板の下端に設けられた車体前後方向に揺動可能な押込板とが装備され、上記塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を、上記可動板を下降させた状態で後方から前方へ揺動する押込板により掻き集め、その掻き集めた塵芥を可動板の上昇移動により上記塵芥積込口を経て上記塵芥収容箱に押し込んで収容するように構成された塵芥収集車を前提とする。
【0011】
そして、上記仕切板と可動板との間に昇降可能に設けられ、上記塵芥積込口の下部を覆う下降位置と、塵芥積込口の下部を開放状態に保つ上昇位置との間を移動する該可動仕切板と、上記塵芥収容箱に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱に逆流するようなプラスチック容器、空びん・空缶類などである場合に、塵芥の逆流を防止するよう塵芥積込口の下部を覆う下降位置と上記塵芥収容箱に塵芥を押し込むよう可動板を上昇移動させる際に塵芥積込口の下部を開放状態に保つ上昇位置との間で上記可動仕切板を昇降移動させる可動動作モードと、上記塵芥収容箱に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱に逆流しないようなダンボール、粗大ごみなどである場合に、常に上記可動仕切板を上昇位置に停止させる停止モードとに可動仕切板の作動モードを択一的に切換える制御手段とを備える構成としたものである。
【0012】
この構成により、請求項1記載の発明では、塵芥収容箱に押し込まれる塵芥が塵芥押込時に塵芥積込口を経て塵芥投入箱に逆流するようなプラスチック空容器、空びん・空缶類などである場合、制御手段が可動動作モードに切換えられ、可動仕切板は、塵芥収容箱に塵芥を押し込むよう可動板を上昇移動させる際には塵芥積込口の下部を開放状態に保つ上昇位置に位置付けられる一方、塵芥の逆流を防止するとき、つまり可動板により塵芥を塵芥収容箱に押し込まないときには、塵芥積込口の下部を覆う下降位置に位置付けられる。
【0013】
具体的には、塵芥を押込板により塵芥収容箱に押込んだ状態から該押込板が後方へ揺動すると、可動仕切板が上昇位置から下降位置まで下降して塵芥積込口を覆い、塵芥の塵芥投入箱への逆流を防止できるようにしている。その後、押込板を上昇位置のまま後方へ揺動させてから、該押込板を可動板により下降させて後方から前方へ揺動させて塵芥投入箱底部の塵芥を掻き集めるまでの間、可動仕切板が下降位置に位置付けられる。しかる後、押込板を可動板により上昇移動させると、可動仕切板が下降位置から上昇位置に上昇移動し、押込板の上昇位置で可動仕切板を上昇位置に位置付けて塵芥積込口を開放させ、該塵芥積込口を経た塵芥の押込みを行えるようにしている。
【0014】
一方、塵芥収容箱に押し込まれる塵芥が塵芥押込時に塵芥積込口を経て塵芥投入箱に逆流しないようなダンボール、粗大ごみなどである場合、制御手段が停止モードに切換えられ、可動仕切板は常に仕切板と可動板との間の上昇位置にて停止する。このため、塵芥積込口の開口面は常時大きく開放しており、押込板によってダンボールや粗大ごみなどのような非常に嵩張る塵芥が押込板の掻き集め動作により前方へ移動しても可動仕切板にダンボールや粗大ゴミが干渉することがなく、このような塵芥の押込作業がストップすることなく円滑に行える上、可動仕切板の破損を考慮して補強するなどして無駄なコストアップを招くこともない。
【0015】
しかも、単一の塵芥収集車により、プラスチック空容器や空びん・空缶類などの塵芥や、ダンボールや粗大ゴミなどの塵芥もその種類に応じた可動仕切板のモード切換えにより円滑に回収され、それぞれ塵芥の種類に適した塵芥収集車を複数台用意する必要もなく、塵芥収集車の維持費および経費が大幅に節減される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1ないし図4は本発明の第1の実施形態に係る塵芥収集車を示し、この塵芥収集車1の下部左右両位置には車体前後方向へ延びる車体フレームとしての断面略矩形枠状のシャーシフレーム2(図では一方のみ示す)が設けられ、該シャーシフレーム2上には、断面略矩形枠状のサブフレーム3が設けられている。該サブフレーム3上には塵芥収容箱4が搭載され、該塵芥収容箱4の後面には塵芥を積込むための塵芥積込口4aが開口されている。また、上記塵芥収容箱4の後面側には塵芥投入箱6が連設されている。
【0018】
上記塵芥収容箱4上端の左右両側端位置には収容箱側揺動用ヒンジブラケット7(図では一方のみ示す)が設けられている。また、上記塵芥投入箱6上端の左右両側端位置には投入箱側揺動用ヒンジブラケット8(図では一方のみ示す)が設けられている。上記収容箱側揺動用ヒンジブラケット7の先端間には、投入箱側揺動用ヒンジブラケット8の先端が第1軸5を介して回動自在に支持されていて、塵芥投入箱6が塵芥収容箱4に対して後方へ下開きして揺動するようになっている。そして、上記塵芥投入箱6は、塵芥積込口4aを閉塞するよう塵芥収容箱4に対して左右一対の固縛装置(図示せず)により固縛されている。
【0019】
上記塵芥投入箱6は、その車体前方側が開放されて塵芥収容箱4の塵芥積込口4aに連通されるとともに、後面下部に塵芥を投入する投入口11が開口され、その下方に塵芥の貯留室12が形成されている。この塵芥投入箱6内には、塵芥を押し潰して塵芥収容箱4内に積込む圧縮式の塵芥積込装置13が装備されている。該塵芥積込装置13は、塵芥投入箱6の左右両側壁に沿って敷設され、車体の後方下部に向って傾斜する溝形鋼よりなる案内溝部材14(図では一方のみ示す)を備えており、該案内溝部材14はその上端部が上記第1軸5に枢支されている。一方、塵芥投入箱6内には、その全幅に亘って形成された可動板15が収納されていて、この可動板15の上下には、上記案内溝部材14の内壁に沿って転動自在に嵌合される案内ローラ16,16が回動自在に支持されている(図中破線で示す部位)。また、昇降板15の後面上部には第2軸17が軸支されており、この第2軸17は上記案内溝部材14の後面に沿うとともに、可動板15の摺動距離に合致するように塵芥投入箱6の側壁に形成された切欠(図示せず)を越えて塵芥投入箱6内側より外側に突出するようになされている。そして、図中破線で示す如く、外側に突出した第2軸17と塵芥投入箱6の下部外側間には、一対の昇降シリンダ19が案内溝部材14の傾斜方向に沿って設けられていて、この昇降シリンダ19の伸縮作動により、上記可動板15を案内溝部材14に沿って昇降移動させるようになされている。
【0020】
また、上記可動板15の下端には、塵芥投入箱6の幅方向全体に亘って延設された押込板21が車体前後方向に揺動自在に軸支されるとともに、該押込板21の後面より突出した支持片22と上記昇降シリンダ19先端の第2軸17との間には、一対の押込シリンダ23が連結されていて、該押込シリンダ23の伸縮作動により、押込板21をその軸支部24の回りに前後に揺動させるようになされている。これにより、塵芥投入箱6の投入口11から貯留室12(底部)に投入された塵芥は、上記昇降シリンダ19の収縮により可動板15を下降位置(図2に示す位置)に下降させた状態で押込シリンダ23の伸長により後方位置(図2に示す位置)から前方位置(図3に示す位置)まで揺動する押込板21により掻き集められた後、その掻き集めた塵芥が、図4に示すように昇降シリンダ19の伸長により可動板15を上方へ上昇移動させることで、塵芥積込口4aから塵芥収容箱4内(後述する塵芥収容空間27a内)に押し込まれる。
【0021】
上記塵芥収容箱4は、その横断面全体に亘って設けられた排出板26によって、上記押込板21により塵芥積込口4aを経て押し込まれた塵芥を収容する塵芥収容空間27aとその前方空間27bとに区画されており、該前方空間27bの下部には、排出板26を車軸方向に移動させるための排出シリンダ(図示せず)が設けられている。該排出シリンダは、その伸長時に排出板26を塵芥収容箱4の塵芥積込口4aに近接させて塵芥収容空間27aの容積を最小にする一方、収縮時に塵芥収容空間27aの容積を増大変更するようになされている。この場合、塵芥は、押込板21の押込動作により排出板26との間で圧縮され、この圧縮した塵芥を介した押込板21の押込力により排出シリンダを収縮させつつ排出板を前方へ移動させることで、塵芥収容空間27aを拡大させて順次塵芥収容箱4内に収容されるようになっている。
【0022】
さらに、上記塵芥投入箱6には仕切板としての遮蔽板29が設けられている。該遮蔽板29は、可動板15の前面に沿って塵芥投入箱6の左右両側壁間に横設され、上記可動板15の上昇位置(図4に示す位置)においてその前面に対応する上記塵芥積込口4aの上部が遮蔽されている。
【0023】
そして、本発明の特徴部分として、上記遮蔽板29と可動板15との間には昇降可能な可動仕切板31が設けられている。該可動仕切板31は、遮蔽板29下部の背面に沿って塵芥投入箱6の幅方向全体に亘って延設され、上端が塵芥投入箱6の左右両側壁にそれぞれ軸支された左右一対の伸縮シリンダ32の下端に連結されている。この可動仕切板31は、上記各伸縮シリンダ32の伸縮動作により、上記塵芥積込口4aの下部を覆う下降位置と、塵芥積込口4aの下部を開放状態に保つ上昇位置との間を上下方向に変位量X分移動するようになっている。この場合、変位量Xは、たとえば、遮蔽板29下方での塵芥積込口4a下部の上下方向での開口高さの略三分の二程度に相当する。
【0024】
また、上記可動仕切板31は、上記可動板15および押込板21の動作と連動して上昇位置と下降位置との間で昇降移動する可動動作モードと、上記可動板15および押込板21の動作とは非連動で上昇位置に停止する停止モードとに切換えられるようになっている。そして、この可動仕切板31の2つの作動モードは、制御手段としてのコントローラ33により、塵芥収容箱4に押し込まれる種類の異なる塵芥、つまり塵芥収容箱4に押し込んでも塵芥投入箱6に逆流するようなプラスチック容器や空びん・空缶類などの塵芥Gと、塵芥収容箱4に押し込めば塵芥投入箱6に逆流しないようなダンボールや粗大ごみなどの塵芥(図示せず)とに応じて択一的に切換えられるように構成されている。このコントローラ33からの信号は、上記昇降シリンダ19、押込シリンダ23および伸縮シリンダ32に入力されて該各シリンダ19,23,32を適宜伸縮作動させるようにしている。
【0025】
ここで、塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱6に逆流するようなプラスチック容器、空びん・空缶類などである場合と、塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱6に逆流しないようなダンボール、粗大ごみなどである場合との互いに種類の異なる塵芥に応じて切換えられる2つの作動モードでのコンローラ33による各シリンダ19,23,32の伸縮作動、つまり可動板15,押込板21および可動仕切板31の動作について説明する。
【0026】
先ず、塵芥積込時、塵芥投入箱6の貯留室12に投入口11から投入されて塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱6に逆流するようなプラスチック空容器、空びん・空缶類などである場合、可動仕切板31の作動モードをコントローラ33により可動動作モードに切換える。この可動動作モードへの切換えにより、可動板15、押込板21および可動仕切板31を可動動作モードで制御する。
【0027】
具体的には、塵芥Gを押込板21により塵芥収容箱4に押込んだ状態(図4に示す状態)から、図1に示すように、該押込板21を押込シリンダ23の収縮作動により後方へ揺動させると、伸縮シリンダ32が伸長作動して可動仕切板31が下降位置まで下降し、この下降位置において塵芥積込口4aの下部を覆う。これにより、プラスチック空容器、空びん・空缶類などの逆流し易い塵芥Gの塵芥投入箱6への逆流を防止できるようにしている。次いで、押込板21を押込シリンダ23の伸長作動により上昇位置のまま後方位置(図1に示す位置)まで後方へ揺動させてから、該押込板21を、昇降シリンダ19の伸長作動により可動板15と共に下降位置(図2に示す位置)まで下降させたのち押込シリンダ23の伸長作動により後方位置から前方位置(図3に示す位置)まで前方へ揺動させて貯留室12の塵芥Gを掻き集めるまでの間、可動仕切板31を下降位置に位置付けておく。しかる後、押込板21を、昇降シリンダ19の収縮作動により可動板15に伴い上昇移動させると、伸縮シリンダ32が収縮作動して可動仕切板31が下降位置から上昇位置(図4に示す位置)に上昇移動し、押込板21の上昇位置(図4に示す位置)で可動仕切板31を上昇位置に位置付けて塵芥積込口4aの下部を開放させ、該塵芥積込口4aを経た塵芥Gの押込みを行えるようにしている。
【0028】
一方、塵芥積込時、塵芥投入箱6の貯留室12に投入口11から投入されて塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱6に逆流しないようなダンボール、粗大ごみなどである場合、可動仕切板31の作動モードをコントローラ33により停止モードに切換える。この停止モードへの切換えにより、可動板15、押込板21、および可動仕切板31を停止モードで制御し、可動仕切板31を可動板15および押込板21の伸縮作動とは非連動にして遮蔽板29と可動板15との間の上昇位置に可動仕切板31を停止させておく。このため、塵芥積込口4a下部の開口面は常に大きく開放しており、可動板15の下降位置において押込板21を押込シリンダ23の伸長作動により後方位置から前方位置に揺動させて掻き集めた塵芥がダンボールや粗大ごみなどのような非常に嵩張るようなものであったとしても、このような塵芥が押込板21の掻き集め動作により前方へ移動した際に可動仕切板31に干渉することがなく、押込板21を昇降シリンダ19の収縮作動により可動板15に伴い上昇移動させて塵芥を押し込む塵芥の押込作業をストップさせることなく円滑に行うことができる上、可動仕切板31の破損を考慮して補強するなどする必要もなく無駄なコストアップを廃止してコストダウンを図ることができる。
【0029】
しかも、単一の塵芥収集車1により、プラスチック空容器や空びん・空缶類などの塵芥Gや、ダンボールや粗大ゴミなどの塵芥もその塵芥の種類に応じたコントローラ33による可動仕切板31の制御により円滑に回収され、それぞれ塵芥の種類に適した塵芥収集車を複数台用意する必要もなくなり、塵芥収集車1の維持費および経費を大幅に節減することができる。
【0030】
さらに、可動仕切板31を伸縮シリンダ32の伸縮作動により昇降移動させたので、可動仕切板を昇降移動させる上で複数のリンク等を必要とはせず、構造の簡単化を図ることができる上、部品点数も大幅に削減されて安価に構成できる。また、既存の塵芥収集車に可動仕切板31を設けるに当たり伸縮シリンダ32を別途設けるだけで良く、大幅な設計変更を不要にして可動仕切板31の汎用性の向上を図ることができる。
【0031】
次に、参考例を図5ないし図9に基づいて説明する。
【0032】
この参考例では、塵芥積込装置の構成を変更している。
【0033】
すなわち、本形態では、図5ないし図9に示すように、塵芥投入箱6の前部には仕切板41が設けられ、該仕切板41は、塵芥積込口4aに対向するよう塵芥投入箱6の左右両側壁間に横設されている。上記仕切板41の下側には、回転式の塵芥積込装置40が設けられている。該塵芥積込装置40は押込板42および回転板47を備えている。上記押込板42は、上記仕切板41の下側において塵芥投入箱6の幅方向全体に亘って延設されている。この押込板42の上部は、塵芥投入箱6の左右両側壁の中央付近に軸43を介して回動自在に支持されている。上記押込板42には、その軸43よりも上方(仕切板41の背面側)に延びる延設部分44が設けられ、該延設部分44の先端には左右一対の押込シリンダ45の先端が連結されている。該押込シリンダ45は、その基端が第1軸5に回動自在に支持され、この押込シリンダ45の伸縮作動により、押込板42を軸43回りに車体前後方向に揺動させるようになされている。
【0034】
一方、図9に示すように、上記回転板47は、上記押込板42の下側に設けられ、この押込板42の下端付近に回転軸47a(回転中心)を有し、断面略半円弧状に形成された貯留室46の底壁に倣って回転軸47a回りに回転するようになされている。上記回転板47の回転軸47aは、図示しない正逆回転可能な左右一対のモータの両軸に減速機構を介して駆動連結され、この両モータにより回転力がトルクアップされた状態で、該各モータと同様に正逆回転するようになっている。そして、塵芥投入箱6の投入口11から貯留室46に投入された塵芥は、図9に示すように、回転板47の後方から前方への下回りの正回転により掻き集められ、その掻き集められた塵芥は、先端が塵芥積込口4aの下縁に対応する対応位置(図6に示す位置)において回転板47を停止させた状態で押込シリンダ45の伸長作動によって後方位置(図6に示す位置)から前方位置(図7に示す位置)へ揺動する押込板42により、塵芥積込口4aを経て塵芥収容箱4内に押し込まれる。この場合、回転板47は、押込板42が前方位置つまり塵芥押込位置(図7に示す位置)に位置していれば、図8に示すように、対応位置(前方)から後方へ上回りに正回転しても押込板42との干渉が回避されるようになっている。
【0035】
そして、上記仕切板41は、投入箱側揺動用ヒンジブラケット8より下方に延びる延設ブラケット(図示せず)に軸51を介して回動自在に支持され、この軸51が図示しない正逆回転可能なモータに回転一体に連結されて、このモータの正逆回転時に仕切板41が車体前後方向に揺動するようになっている。この仕切板41は、押込板42により塵芥収容箱4に押し込んだ状態で仕切板41と対向する塵芥Gの対向面Ga(背面)が排出板26下部の傾斜面に対して安息角α(図7および図8に表れる)に傾斜するよう前側に進出して塵芥の逆流を防止する逆流防止位置(図に示す二点鎖線位置)と、排出板26下部の傾斜面に対してほぼ平行に傾斜するよう後側に退去する通常位置(図に示す実線位置)との2位置間で進退移動するように構成されている。この仕切板41の2つの位置は、図示しない切換スイッチにより、塵芥投入箱6の貯留室12に投入される互いに種類の異なる塵芥、つまり塵芥収容箱4に押し込んでも塵芥投入箱6に逆流するようなプラスチック容器や空びん・空缶類などの塵芥Gである場合には逆流防止位置に、塵芥収容箱4に押し込めば塵芥投入箱6に逆流しないようなダンボールなどの塵芥である場合には通常位置にそれぞれ択一的に位置変更されるようになっている。つまり、切換スイッチにより仕切板41が通常位置に位置付けられているときにはダンボールなどの塵芥が塵芥収容箱4に押し込まれるようになっており、この状態では、仕切板41はダンボールなどの塵芥の対向面よりも後側に退去している。
【0036】
また、上記回転板47は、その先端が塵芥積込口4aの下縁に対応する対応位置よりも上方の上方位置(図5に示す位置)まで正回転する正回転動作と、この上方位置から逆回転して対応位置に停止する逆回転動作とが行われるように構成されている。この回転板47は、切換スイッチにより、通常通り対応位置まで正回転して停止する正回転停止動作と、上方位置までの予圧縮動作(正回転動作)および対応位置までの逆回転動作とが択一的に設定される。具体的には、回転板47は、塵芥収容箱4に押し込んでも塵芥投入箱6に逆流するようなプラスチック容器や空びん・空缶類などの塵芥Gである場合には、切換スイッチの切換えによって回転板47の予圧縮動作(正回転動作)および該予圧縮動作に連続する逆回転動作が設定される一方、塵芥収容箱4に押し込めば塵芥投入箱6に逆流しないようなダンボールなどの塵芥である場合には、正回転停止動作が設定される。尚、塵芥積込装置を除くその他の構成は上記第1の実施形態の場合と同じであり、同一の部分については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0037】
ここで、塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱6に逆流するようなプラスチック容器、空びん・空缶類などである場合と、塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱6に逆流しないようなダンボールなどである場合との互いに種類の異なる塵芥に応じて切換え又は設定変更される仕切板41、押込板42および回転板47の動作について説明する。
【0038】
先ず、塵芥積込時、塵芥投入箱6の貯留室46に投入口11から投入されて塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥Gが塵芥投入箱6に逆流するようなプラスチック空容器、空びん・空缶類などである場合、切換スイッチの切換えにより、仕切板41を前側の逆戻り防止位置(図に示す二点鎖線位置)まで進出させ、回転板47を上方位置まで正回転動作させてから対応位置まで逆回転動作させるように設定する。
【0039】
具体的には、塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥Gがプラスチック空容器、空びん・空缶類などである場合、図5に示すように、押込シリンダ45の伸長作動により後方から前方へ揺動して押込動作する押込板42と、上方位置まで正回転して予圧縮動作する回転板47との間で塵芥Gを予圧縮して互いに絡み合わせ、この絡み合った塵芥Gを、図6に示すように、回転板47を逆回転動作させて対応位置に停止させたときに、図7に示すように、前方への押込動作を継続する押込板42により塵芥収容箱4内に押し込む。このとき、図8にも示すように、逆戻り防止位置まで進出させた仕切板41によって仕切板41と対向する塵芥Gの対向面Gaを排出板26下部の傾斜面に対して安息角αに傾斜させるとともに、排出板26と仕切板41との間を掛け渡すように押込動作させる押込板42と対向する塵芥Gの押込面Gbにその押込板42によるブリッジ現象を生じさせる。これにより、押込板42が後方へ揺動しても、塵芥Gの対向面Gaおよび押込面Gbが安定状態に保持されることになり、押込板42と回転板47との間での予圧縮による塵芥G同士の絡み合いと相俟って塵芥Gの塵芥投入箱6への逆流を確実に防止することができる。しかも、押込板42と回転板47との間での予圧縮によって、塵芥収容箱4内へのプラスチック空容器、空びん・空缶類などの塵芥Gの積込量を大幅に増加させることができる。
【0040】
一方、塵芥積込時、塵芥投入箱6の貯留室12に投入口11から投入されて塵芥収容箱4に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱6に逆流しないようなダンボールなどである場合、切換スイッチの切換えにより、仕切板41を後側の通常位置まで退去させると共に、回転板47を正回転停止動作させるように設定する。これにより、塵芥積込口4a下部の開口面は大きく開放しており、回転板47によってダンボールなどのような非常に嵩張る塵芥が掻き集め動作により前方へ移動しても通常位置まで後方に退去している仕切板41にダンボールが干渉することがなく、通常通り対応位置に停止する回転板47に対して押込シリンダ45の伸長作動により後方から前方へ揺動する押込板42の押込動作により、塵芥を確実に塵芥収容箱4内に押し込むことができる。
【0041】
尚、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含するものである。例えば、上記第1の実施の形態では、可動仕切板31を伸縮シリンダ32により昇降動作させたが、索条部材や簡単なリンクなどによって可動仕切板が昇降動作するようにしても良いのは勿論である。
【0042】
また、参考例では、切換スイッチの切換えにより、仕切板41を逆戻り防止位置に進出させるとともに、回転板47を上方位置まで予圧縮動作させたのち対応位置まで逆回転動作させるように設定したが、切換スイッチの切換えにより、仕切板を逆戻り防止位置に進出させるか、又は、回転板を上方位置まで予圧縮動作させたのち対応位置まで逆回転動作させるように設定するかのいずれか一方が選択されるようにしても良い。
【0043】
さらに、参考例では、上昇位置まで予圧縮動作する回転板47と押込板42の押込動作のみで塵芥Gを予圧縮したが、図10に示すように、回転板47の予圧縮動作時に押込板42との間において塵芥Gを予圧縮する押込板42および回転板47の塵芥予圧縮面60a,60bのうち、少なくとも一方(図では押込板42の塵芥予圧縮面60a)に他方(図では回転板47の塵芥予圧縮面60b側)に向かって円錐状に突出する複数の突起61が設けられるようにしても良い。この場合、予圧縮時にプラスチック空容器や空びん・空缶類などの塵芥Gを確実かつ効率良く圧縮でき、塵芥収容箱4へのプラスチック空容器や空びん・空缶類などの塵芥Gの積込量を飛躍的に増加させることができる。
【0044】
しかも、上記各実施の形態では、圧縮した塵芥を介した押込板21(42)の押込動作時の押込力により排出板26を前方へ移動させるように構成したが、この排出板の前方移動が塵芥の種類に応じた押込力で行われるようにしても良く、たとえば空びんなどそのままの形状でリサイクルされる塵芥では空びんなどを破砕しない程度の押込力で排出板が前方へ移動するようにしたり、空缶など全潰させたい塵芥では空缶が確実に全潰するような押込力で排出板が前方へ移動するようにしたりすれば良く、この場合、種類に応じた塵芥の回収を効率良く行うことができる。
【0045】
さらにまた、参考例では、仕切板41を軸51を介してモータに回転一体に連結して車体前後方向に揺動するようにしたが、塵芥投入箱の左右の両側壁と仕切板の左右両端との間に連携される左右一対の伸縮シリンダ、又は左右の押込シリンダ間に位置する塵芥投入箱の天井面中央と仕切板の中央との間に連携される単一の伸縮シリンダにより、仕切板が車体前後方向に揺動するようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明における塵芥収集車によれば、可動仕切板の作動モードを、塵芥押込後の逆流を防止するよう昇降移動させる可動動作モードと、常に可動仕切板を上昇位置に停止させる停止モードとに塵芥の種類に応じて択一的に切換えるので、プラスチック空容器や空びん・空缶類などの逆流し易い塵芥の逆流を防止できる一方、塵芥積込口を大きく開放させて可動仕切板へのダンボールや粗大ゴミなどの嵩張る塵芥の干渉を防止し、塵芥の押込作業を円滑に行いかつ無駄な補強を廃止してコストダウンを図ることができる。しかも、互いに種類の異なる塵芥を可動仕切板のモード切換えにより単一の塵芥収集車により円滑に回収し、塵芥収集車の維持費および経費を大幅に節減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る塵芥収集車の押込板を上昇位置において後方位置まで揺動させた状態での可動仕切板の動きを示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図2】 同可動板を後方位置のまま下降位置に下降させた状態での可動仕切板の動きを示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図3】 同可動板を下降位置において前方位置まで揺動させた状態での可動仕切板の動きを示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図4】 同可動板を前方位置のまま上昇位置に上昇させた状態での可動仕切板の動きを示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図5】 参考例に係る塵芥収集車の回転板および押込板による予圧縮状態を示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図6】 同回転板を対応位置に停止させた状態での押込板による押込動作を示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図7】 同押込板の押込状態を示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図8】 同押込板を前方位置まで揺動させた状態での回転板の後方への正回転作動を示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図9】 同回転板による塵芥の掻き集め動作を示す塵芥投入箱の縦断面図である。
【図10】 参考例の変形例に係る図5相当図である。
【符号の説明】
1 塵芥収集車
2 シャーシフレーム(車体フレーム)
4 塵芥収容箱
4a 塵芥積込口
6 塵芥投入箱
11 投入口
13,40 塵芥積込装置
15 可動板
21,42 押込板
26 排出板
29 遮蔽板(仕切板)
31 可動仕切板
33 コントローラ(制御手段)
41 仕切板
47 回転板
47a 回転軸(回転中心)
60a,60b 塵芥予圧縮面
61 突起
G プラスチック容器、空びん・空缶類などの塵芥
Ga 対向面
Gb 押込面
α 安息角
Claims (1)
- 車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に塵芥投入箱が連設されており、上記塵芥投入箱には、上記塵芥積込口の上部を塞ぐ仕切板と、該仕切板の後側に設けられた昇降可能な可動板と、該可動板の下端に設けられた車体前後方向に揺動可能な押込板とが装備され、上記塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を、上記可動板を下降させた状態で後方から前方へ揺動する押込板により掻き集め、その掻き集めた塵芥を可動板の上昇移動により上記塵芥積込口を経て上記塵芥収容箱に押し込んで収容するように構成された塵芥収集車において、
上記仕切板と可動板との間に昇降可能に設けられ、上記塵芥積込口の下部を覆う下降位置と、塵芥積込口の下部を開放状態に保つ上昇位置との間を移動する該可動仕切板と、
上記塵芥収容箱に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱に逆流するようなプラスチック容器、空びん・空缶類などである場合には、塵芥の逆流を防止するよう塵芥積込口の下部を覆う下降位置と上記塵芥収容箱に塵芥を押し込むよう可動板を上昇移動させる際に塵芥積込口の下部を開放状態に保つ上昇位置との間で上記可動仕切板を昇降移動させる可動動作モードと、上記塵芥収容箱に押し込まれる塵芥が塵芥投入箱に逆流しないようなダンボール、粗大ごみなどである場合には、常に上記可動仕切板を上昇位置に停止させる停止モードとに可動仕切板の作動モードを択一的に切換える制御手段とを備えていることを特徴とする塵芥収集車。
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- 1997-02-26 JP JP4183297A patent/JP3660776B2/ja not_active Expired - Fee Related
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