JP2842993B2 - 塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置 - Google Patents

塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置

Info

Publication number
JP2842993B2
JP2842993B2 JP6178152A JP17815294A JP2842993B2 JP 2842993 B2 JP2842993 B2 JP 2842993B2 JP 6178152 A JP6178152 A JP 6178152A JP 17815294 A JP17815294 A JP 17815294A JP 2842993 B2 JP2842993 B2 JP 2842993B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
box
locking member
refuse
sewage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6178152A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0840506A (ja
Inventor
誠司 河田
宏 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP6178152A priority Critical patent/JP2842993B2/ja
Publication of JPH0840506A publication Critical patent/JPH0840506A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2842993B2 publication Critical patent/JP2842993B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuse-Collection Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塵芥収集車の汚水タンク
蓋開閉装置に関し、詳しくは、汚水タンク蓋の開放操作
を自動的に行えるようにするものに係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、塵芥収集車は、車体フレーム上
に搭載され、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱と、
該塵芥収容箱の塵芥積込口に傾動自在に連設された塵芥
投入箱と、該塵芥投入箱の内部に装備され、塵芥投入箱
の投入口から底部に投入された塵芥を塵芥積込口を介し
て塵芥収容箱に積込む塵芥積込装置とを備えている。
【0003】また、このような塵芥収集車における塵芥
投入箱下方の下部空間には、塵芥投入箱内に投入された
塵芥より搾取される汚水を貯留するための汚水タンクが
設けられ、該汚水タンクには汚水を排出するための汚水
排出口が設けられ、該汚水排出口は、開閉装置によって
開閉自在となる蓋板により閉塞されている。この場合、
開閉装置としては、例えば、実公昭61−22882号
公報に開示されるように、前端が汚水タンクに回動自在
に支持され、蓋板を開閉方向に揺動させる支持アーム
と、汚水タンクに設けられ、蓋板の閉塞位置において該
支持アームの後端を係止する係止部材とを備えたものが
知られている。そして、汚水タンク内からの汚水の排出
は、作業者が係止部材を係止解除方向に操作することに
より、支持アームが係止解除されて回動自在となり、そ
の回動に伴い蓋板が開放されることによってなされる。
【0004】また、上記汚水排出口を設ける代わりに、
汚水タンクの下部に汚水抜きホースの基端を連結し、該
汚水抜きホースを介して汚水タンク内の汚水を排出する
ようにしたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如き
開閉装置では、汚水排出時に作業者が係止部材の後端を
係止解除する必要があるため、塵芥ピットに対向するよ
う後向きに止めた塵芥収集車に対して、作業者は、塵芥
ピットへの落下に気を付けながら、汚水タンクの後側に
手を延ばして係止部材を係止解除操作しなければなら
ず、汚水排出時に開閉装置を開放操作する際の操作性が
非常に悪いものであった。
【0006】一方、汚水抜きホースにより汚水タンク内
の汚水を排出するものでは、汚水抜きホース自体が走行
時などの汚水もれを防止する上で内径の小さなものが用
いられる関係上、汚水の排出に時間を要し、作業効率が
悪いものであった。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、上記開閉装置に改良を加
え、塵芥投入箱の傾動動作を利用して開閉装置による蓋
板開放時の自動化を可能とし、汚水排出時の操作性の向
上を図り、かつ作業効率の向上を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明が講じた解決手段は、車体フレ
ーム上に、後壁に塵芥積込口を有する塵芥収容箱が搭載
され、該塵芥収容箱の塵芥積込口に傾動自在に塵芥投入
箱が連設されているとともに、該塵芥投入箱の内部に、
塵芥投入箱の投入口から底部に投入された塵芥を塵芥積
込口を介して塵芥収容箱に積込む塵芥積込装置が装備さ
れた塵芥収集車を前提とする。そして、上記塵芥投入箱
下方の下部空間に設けられ、その塵芥投入箱内に投入さ
れた塵芥より搾取された汚水を貯留する汚水タンクと、
該汚水タンクに設けられた汚水排出口を閉塞する蓋板
と、一端が上記汚水タンクに回動自在に支持され、上記
蓋板を開閉方向に揺動させる支持アームと、上記汚水タ
ンクに設けられ、蓋板の閉塞位置において上記支持アー
ムの他端を係止する係止部材と、上記塵芥投入箱の傾動
時に該係止部材に当接可能に対向する,塵芥収容箱又は
車体フレーム側の対向位置に設けられ、その係止部材と
の当接により該係止部材を係止解除方向に操作するスト
ッパとを備える構成としたものである。
【0009】また、請求項2記載の発明が講じた解決手
段は、請求項1記載の発明のストッパを特定し、塵芥投
入箱の傾動時に係止部材に当接可能に対向する対向位置
と、塵芥投入箱の傾動時に係止部材に当接不能な非対向
位置との2位置に移動可能とする構成としたものであ
る。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
塵芥ピットに後向きに止めた塵芥収集車の汚水タンクか
ら汚水を排出する場合、塵芥投入箱を傾動させると、汚
水タンクに設けた係止部材が、塵芥収容箱又は車体フレ
ーム側の対向位置に設けたストッパに当接し、係止部材
が係合解除方向に回動して、該係止部材による支持アー
ム他端の係止が解除される。このため、係止部材の係止
解除操作が作業者に依存することなく塵芥投入箱の傾動
時に自動的に行われ、蓋板は、支持アームに伴って開放
方向に揺動し、汚水タンク内の汚水が汚水排出口より排
出される。しかも、上記の如く汚水タンク内の汚水が汚
水排出口から排出されることから、小径な汚水抜きホー
スにより汚水を排出する場合に比べて汚水の排出時間が
大幅に短縮される。
【0011】また、請求項2記載の発明では、ストッパ
が係止部材に当接可能な対向位置と係止部材に当接不能
な非対向位置との2位置で移動可能とされているので、
塵芥投入箱の傾動時に支持アーム他端の係止解除又は係
止保持が選択可能となり、汚水タンク蓋の開放操作が塵
芥投入箱の傾動動作に連動又は非連動して行える。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
き説明する。
【0013】図7において、1は、塵芥ピットPに後向
きに止めた塵芥収集車であって、この塵芥収集車1の下
部左右両位置には前後方向へ延びる車体フレームとして
の断面略矩形枠状のシャーシフレーム2(図では一方の
み示す)が設けられ、該シャーシフレーム2上には、断
面略矩形枠状のサブフレーム7が設けられている。該サ
ブフレーム7上には、車体後方側に塵芥を積込むための
塵芥積込口3が開口されてなる塵芥収容箱4が搭載され
ており、さらに、その塵芥積込口3上端に、枢軸5によ
って塵芥投入箱6が傾動自在に連設されている。また、
上記塵芥投入箱6は、塵芥積込口3を閉塞するよう塵芥
収容箱4に対して左右一対の固縛装置(図示せず)によ
り固縛されている。
【0014】上記塵芥投入箱6は、その車体前方側が開
放されて塵芥収容箱4の塵芥積込口3に連通されるとと
もに、背面下部に塵芥を投入する投入口11が開口さ
れ、その下方に塵芥の貯留室12が形成されており、こ
の塵芥投入箱6内には、塵芥を圧縮し、押し潰して塵芥
収容箱4内に積込む塵芥積込装置13が装備されてい
る。該塵芥積込装置13は、塵芥投入箱6の両側壁に沿
って敷設され、車体の後方下部に向って傾斜する溝形鋼
よりなる案内溝部材14を備えており、該案内溝部材1
4の上端部に上記枢軸5が枢支されている。一方、塵芥
投入箱6内には、その全幅に亘って形成された昇降板1
5が収納されていて、この昇降板15の上下には、上記
案内溝部材14の内壁に沿って転動自在に嵌合される案
内ローラ16,16が軸着されている(図中破線で示す
部位)。また、昇降板15の背面上部には、ブラケット
15aを介して枢軸17が軸支されており、この枢軸1
7は上記案内溝部材14背面に沿うとともに、昇降板1
5の摺動距離に合致するように塵芥投入箱6の側壁に形
成された切欠18を越えて塵芥投入箱6内側より外側に
突出するようになされている。そして、図中破線で示す
如く、外側に突出した枢軸17と塵芥投入箱6の下部外
側間には、一対の昇降シリンダ18が案内溝部材14の
傾斜方向に沿って設けられていて、この昇降シリンダ1
8の伸縮作動により、上記昇降板15を案内溝部材14
に沿って往復動させるようになされている。
【0015】また、上記昇降板15の下端には、塵芥投
入箱6の幅方向全体に亘って延設された押込板21が前
後に揺動自在に軸支されるとともに、該押込板21の背
面より突出した支持片22と上記昇降シリンダ18先端
の枢軸17との間には一対の押込シリンダ23が連結さ
れていて、該押込シリンダ23の伸縮作動により、押込
板21をその軸支部24の回りに前後に揺動させるよう
になされている。これにより、塵芥投入箱6の投入口1
1から貯留室12(底部)に投入された塵芥は、図7の
仮想線(一点鎖線)で示す押込板21の後方から前方へ
の揺動により掻き集められた後、貯留室12内の前壁に
沿って押込板21を昇降板15を介して上方へ移動させ
ることにより、塵芥積込口3から塵芥収容箱4内(後述
する塵芥収容空間4a内)に積込まれる。
【0016】上記塵芥収容箱4は、その横断面全体に亘
って設けられた排出板31によって、上記塵芥積込装置
13から塵芥積込口3を介して詰込まれた塵芥を収容す
る塵芥収容空間4aとその前方空間4bとに区画されて
おり、該前方空間4bの下部には、排出板31を車軸方
向に移動させるための排出シリンダ32が設けられてい
る。該排出シリンダ32は、基部32aと、該基部32
aに対して伸縮自在な第1ピストン32bと、該第1ピ
ストン32bに対して伸縮自在な第2ピストン32c
と、該第2ピストン32cに対して伸縮自在な第3ピス
トン32dとからなる4段式シリンダである。そして、
上記基部32aの基端は排出板31の下方に設けられた
支持部材33により回動自在に軸支され、上記第3ピス
トン32dの先端は前方空間4bの最前部に取付けられ
た軸部材34により回動自在に軸支されており、この排
出シリンダ32が伸長したときには排出板31を塵芥収
容箱4の塵芥積込口3に近接させて、塵芥収容空間4a
の容積を最小にする一方、排出シリンダ32が縮退する
ことにより、塵芥収容空間4aの容積を増大変更するよ
うになされている。
【0017】そして、本発明の特徴部分として、図1お
よび図2に示すように、上記塵芥投入箱6下方つまり貯
留室12の下方の下部空間41には、貯留室12内に貯
留された塵芥の圧縮および押し潰しにより搾取された汚
水を貯留するための汚水タンク42が設けられており、
該汚水タンク42は、孔部42aを介して貯留室12と
連通している。該汚水タンク42の左右両側面には、車
体前後方向へ長い略トラック形状の汚水排出口43(図
では車体左側のみ示す)が設けられている。該汚水排出
口43には、該汚水排出口43を開閉可能に閉塞する蓋
板44が設けられている。該蓋板44は、汚水排出口4
3よりも一回り大きな略長方形状に形成されていて、そ
の汚水排出口43の周縁に対してパッキン45を介して
当接することによって該汚水排出口43がシールされた
状態で閉塞されるようになっている。
【0018】上記蓋板44は、汚水タンク蓋開閉装置と
しての左右一対の開閉装置51(左側のもののみ示す)
により左右個別に開閉操作されるようになっている。該
開閉装置51は、図3および図4にも示すように、後端
が上記汚水タンク42の側面後端位置にヒンジ52を介
して回動自在に支持された支持アーム53と、該支持ア
ーム53の前後方向略中間部に上下一対のブラケット5
4,54を介して蓋板44の略中間部を首振り可能に支
持するピン55と、上記汚水タンク42の前側に設けら
れ、蓋板44の閉塞位置において該支持アーム53の前
端を係止する係止部材56と、上記塵芥投入箱6の開放
方向への傾動時に該係止部材56に当接可能に対向して
設けられ、その係止部材56との当接により該係止部材
56を係止解除方向に操作するストッパ58とを備えて
いる。上記ヒンジ52は、汚水タンク42の側面後端位
置より車体外側方に突出する上下一対のヒンジブラケッ
ト52a,52aと、該各ヒンジブラケット52aの先
端に支持アーム53の後端を回動自在に支持するヒンジ
ピン52bとからなる。上記支持アーム53は、ヒンジ
52(ヒンジピン52b)を支点に蓋板44を開閉方向
に揺動させるようになされていて、その前端が、係止部
材56による係止が円滑に行えるように車体外方へ折曲
するロッド状部材53aにより形成されている。また、
上記係止部材56は、汚水タンク42の前端面側端位置
より車体前方へ突出する略ボックス形状の突出部材56
aと、該突出部材56aの前端面外端位置より車体前方
へ突出するブラケット56bと、上記突出部材56aの
前端面内端位置より車体前方へ突出するボックス形状の
スペーサ56cと、基端が上記ブラケット56bに回転
自在に支持されたレバー56eと、該レバー56eの軸
線方向中央部よりも基端部寄りでその軸線方向に摺動自
在に支持され、上記スペーサ56cの前端面に後端面が
摺接可能に当接する摺動部材56dと、上記レバー56
eの軸線に対して車体後方側に位置ずれする摺動部材5
6dの後部側に両端が回転自在に支持され、上記支持ア
ーム53前端のロッド状部材53aに略中央の湾曲部分
を係脱自在に係止させる略U字状の係止部56fと、上
記ブラケット56bと摺動部材56dとに各端部が取付
けられた状態で該両者56b,56d間に縮装され、該
係止部56fをロッド状部材53aに係止させた状態で
摺動部材56dをスペーサ56cに当接させる係止部材
56の係止完了時に、係止部56fによりレバー56e
上で位置規制された摺動部材56dをブラケット56b
に対して引離す方向へ付勢力を作用させて摺動部材56
dをスペーサ56cに押付ける圧縮スプリング56gと
からなる。この場合、係止部材56は、その係止完了時
に、圧縮スプリング56gの付勢力によって係止部材5
6の係止解除方向への回動、つまり摺動部材56dをス
ペーサ56cから離す方向への移動が禁止される。一
方、係止部材56の係止解除方向への回動により係止部
56fの軸芯がレバー56e基端の支持点を通過する
と、摺動部材56dをブラケット56bに対して引離す
方向へ付勢する圧縮スプリング56gの付勢力によって
係止部材56の係止解除方向への回動が助勢され、係止
部56fとロッド状部材53aとの係止が解除される位
置まで回動して係止部材56の係止解除完了状態が得ら
れ、そのときに、圧縮スプリング56gは付勢力が作用
しない状態つまり伸びきった状態となって係止部材56
の係止方向への回動が禁止されるようになっている。
【0019】さらに、上記各シャーシフレーム2の後端
には、外側端部が上記係止部材56のレバー56eの先
端部後方に対向するように外側方へ突出するパネル状の
リヤカバー61が各シャーシフレーム2間に跨がって取
付けられている。上記ストッパ58は、塵芥投入箱6の
傾動時に係止部材56のレバー56eの先端部に当接可
能に対向するリヤカバー61の外側端部下端位置に設け
られている。該ストッパ58は、図5および図6にも示
すように、水平方向へ延びる軸63回りに回動自在に支
持されていて、塵芥投入箱6の傾動時に係止部材56の
レバー56eの先端部に当接可能に対向する対向位置
(図6に示す実線位置)と、塵芥投入箱6の傾動時に係
止部材56のレバー56eの先端部に当接不能な非対向
位置(図6に示す二点鎖線位置)との2位置に移動可能
とされている。そして、上記ストッパ58は、対向位置
にあるとき係止部材56のレバー56eの先端部との当
接によって該レバー56eを係止解除方向に操作するよ
うにしている。
【0020】また、上記ストッパ58の内端部には、ス
トッパ58の対向位置では下方に延びて配置される一方
ストッパ58の非対向位置では車体前方に延びて配置さ
れるロッド状のアーム部材58aの基端が取付けられて
いる。上記ストッパ58の非対向位置において前方に延
びるアーム部材58aの先端が対応するシャーシフレー
ム2の下面後端位置には、該アーム部材58aの先端を
把持する把持部材64が下方へ突出するブラケット65
を介して取付けられており、この把持部材64によって
ストッパ58が非対向位置で位置規制されるようになっ
ている。一方、上記ストッパ58は、対向位置において
リヤカバー61の下端に突起部材66を介して当接する
ことにより、係止部材56のレバー56e先端部との当
接時の荷重に抗しつつ対向位置で位置規制されるように
なっている。この場合、塵芥投入箱6の傾動前の状態で
は、係止部材56のレバー56e先端部とストッパ58
との間に、ストッパ58の回動軌跡にレバー56e先端
部が干渉しない程度の隙間を有していて、ストッパ58
の対向位置と非対向位置との2位置への移動が支障なく
行えるようにしている。
【0021】したがって、上記実施例では、塵芥ピット
Pに後向きに止めた塵芥収集車1の汚水タンク42から
塵芥ピットP内に汚水を排出する場合、ストッパ58を
対向位置に位置付けてから塵芥投入箱6を傾動させる
と、汚水タンク42に設けた係止部材56のレバー56
eの先端部がストッパ58に当接し、該レバー56eが
圧縮スプリング56gの付勢力に抗して係合解除方向に
回動して、係止部材56の係止部56fによる支持アー
ム53前端のロッド状部材53aへの係止が自動的に解
除される。このため、係止部材56の係止解除操作が作
業者に依存することなく自動的に行われ、蓋板44は、
支持アーム53に伴って開放方向に揺動し、汚水タンク
42内の汚水を汚水排出口43より排出して、汚水排出
時の操作性の向上を図ることができる。しかも、上記の
如く汚水タンク42内の汚水が汚水排出口43から排出
されることから、小径な汚水抜きホースにより汚水を排
出する場合に比べて汚水の排出時間が大幅に短縮され、
作業効率の向上を図ることができる。
【0022】さらに、上記ストッパ58が、係止部材5
6のレバー56e先端部に当接可能な対向位置と係止部
材56のレバー56e先端部に当接不能な非対向位置と
の2位置で移動可能とされているので、塵芥投入箱6の
傾動時に支持アーム53のロッド状部材53aに対する
係止部材56の係止部56fによる係止解除又は係止保
持が選択可能となり、蓋板44の開放操作を塵芥投入箱
6の傾動動作に連動又は非連動可能にして、ニーズに応
じた蓋板44の開放操作を行うことができる。
【0023】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ストッパ58を軸63回りに
回動させて対向位置と非対向位置との2位置に移動可能
としたが、図8に示すように、リヤカバーの外側端部下
端位置に上下方向に摺動自在なプレート状のストッパ7
1を左右一対のブラケット72,72を介して支持し、
このストッパ71を対向位置と非対向位置との2位置に
移動可能としても良い。
【0024】また、上記実施例では、シャーシフレーム
2後端のリヤカバー61にストッパ58を設けたが、塵
芥投入箱の開放方向への傾動時に係止部材のレバー先端
に当接可能に対向する塵芥収容箱の対向位置にストッパ
が設けられていても良いのは勿論である。しかも、上記
実施例では、汚水タンク42の左右両側面の汚水排出口
43を左右一対の開閉装置51により左右個別に開閉可
能に閉塞する蓋板44を設ける構成としたが、汚水タン
クの左右両側面のうちの一方のみに汚水排出口を設け、
この汚水排出口が単一の開閉装置により開閉可能とされ
る蓋板によって閉塞されるようにしても良い。
【0025】さらに、上記実施例では、押込板21を前
後方向への揺動させかつ昇降板15を介して上方へ移動
させることによって塵芥を塵芥収容箱4内に積込む圧縮
型の塵芥積込装置13を搭載した塵芥収集車1について
述べたが、本発明は圧縮型の塵芥積込装置に限定される
ものではなく、例えば、塵芥投入箱内の上下に押込板が
それぞれ配され、塵芥投入箱の投入口から貯留室に投入
された塵芥が、下側の押込板の前後方向への揺動により
掻き集めた後、上側の押込板の前後方向への揺動により
塵芥積込口から塵芥収容箱内に積込まれる回転押込型の
塵芥積込装置を搭載した塵芥収集車にも適応できるのは
勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明におけ
る塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置によれば、塵芥投
入箱の傾動時に係止部材をストッパに当接させて係止部
材による支持アーム他端の係止を自動的に解除するの
で、塵芥ピットに後向きに止めた塵芥収集車の汚水タン
クからの汚水の排出を作業者に依存することなく汚水排
出口より排出して、汚水排出時の操作性の向上を図るこ
とができるとともに、汚水の排出時間を大幅に短縮して
作業効率の向上を図ることができる。
【0027】また、請求項2記載の発明における塵芥収
集車の汚水タンク蓋開閉装置によれば、係止部材に当接
可能な対向位置と係止部材に当接不能な非対向位置との
2位置でストッパを移動可能としたので、汚水タンク蓋
の開放操作を塵芥投入箱の傾動に連動又は非連動可能に
して、ニーズに応じた汚水タンク蓋の開放操作を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る図2のA−A線における
断面図である。
【図2】同じく車体左側方より視た汚水タンク付近の左
側面図である。
【図3】同じく係止部材による係止状態を示す開閉装置
の斜視図である。
【図4】同係止部材による係止解除状態を示す開閉装置
の斜視図である。
【図5】同ストッパを非対向位置に位置規制した状態を
示すストッパ付近の斜視図である。
【図6】同じく車体左側方より視たストッパ付近の左側
面図である。
【図7】同じく塵芥収集車の後部側の構造を一部切欠い
た状態で示す縦断面図である。
【図8】変形例に係る図6相当図である。
【符号の説明】
1 塵芥収集車 2 シャーシフレーム(車体フレーム) 3 塵芥積込口 4 塵芥収容箱 6 塵芥投入箱 11 投入口 13 塵芥積込装置 21 押込板 41 下部空間 42 汚水タンク 43 汚水排出口 44 蓋板 53 支持アーム 56 係止部材 58 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−139205(JP,U) 特公 昭60−10961(JP,B2) 実公 昭56−49924(JP,Y2) 実公 昭60−37364(JP,Y2) 実公 昭61−22882(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65F 3/00 B65F 3/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム上に、後壁に塵芥積込口を
    有する塵芥収容箱が搭載され、該塵芥収容箱の塵芥積込
    口に傾動自在に塵芥投入箱が連設されているとともに、
    該塵芥投入箱の内部に、塵芥投入箱の投入口から底部に
    投入された塵芥を上記塵芥積込口を介して上記塵芥収容
    箱に積込む塵芥積込装置が装備された塵芥収集車におい
    て、 上記塵芥投入箱下方の下部空間に設けられ、その塵芥投
    入箱内に投入された塵芥より搾取された汚水を貯留する
    汚水タンクと、 該汚水タンクに設けられた汚水排出口を開閉可能に閉塞
    する蓋板と、 一端が上記汚水タンクに回動自在に支持され、上記蓋板
    を開閉方向に揺動させる支持アームと、 上記汚水タンクに設けられ、蓋板の閉塞位置において上
    記支持アームの他端を係止する係止部材と、 上記塵芥投入箱の傾動時に該係止部材に当接可能に対向
    する,塵芥収容箱又は車体フレーム側の対向位置に設け
    られ、その係止部材との当接により該係止部材を係止解
    除方向に操作するストッパとを備えていることを特徴と
    する塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置。
  2. 【請求項2】 上記ストッパは、塵芥投入箱の傾動時に
    係止部材に当接可能に対向する対向位置と、塵芥投入箱
    の傾動時に係止部材に当接不能な非対向位置との2位置
    に移動可能とされている請求項1記載の塵芥収集車の汚
    水タンク蓋開閉装置。
JP6178152A 1994-07-29 1994-07-29 塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置 Expired - Lifetime JP2842993B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6178152A JP2842993B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6178152A JP2842993B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0840506A JPH0840506A (ja) 1996-02-13
JP2842993B2 true JP2842993B2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=16043548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6178152A Expired - Lifetime JP2842993B2 (ja) 1994-07-29 1994-07-29 塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2842993B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109484785A (zh) * 2018-12-10 2019-03-19 南京晨光森田环保科技有限公司 一种垃圾车车载污水收集装置
CN114232540B (zh) * 2021-12-27 2024-03-01 河南犀重新能源汽车有限公司 一种排污装置及洗扫车

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0840506A (ja) 1996-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1331587C (en) Rubbish collection vehicle
JP2842993B2 (ja) 塵芥収集車の汚水タンク蓋開閉装置
US5498067A (en) Lifting latch hinge for tailgate on refuse hauler/compactor
JP2010083594A (ja) 塵芥収集車
JPH09202404A (ja) 塵芥収集車の塵芥押込み装置と塵芥押込み方法
JP2592730Y2 (ja) 塵芥収集車のダストコンテナ反転装置
JP2600124Y2 (ja) 塵芥収集車の汚水タンク構造
JP2581557Y2 (ja) 塵芥収集車
JP4230260B2 (ja) 塵芥収集装置
JP2592745Y2 (ja) 塵芥収集車の分別塵芥収集装置
JP4560470B2 (ja) 塵芥収集車
EP0572512B1 (en) Refuse-collection truck
JP2576084Y2 (ja) 塵芥収集車の荷箱構造
JPH068091Y2 (ja) 塵芥収集車
JP3540460B2 (ja) 塵芥収集車
JPS59114202A (ja) 塵芥収集車の塵芥積込装置
JP4568458B2 (ja) 塵芥収集車
US20020098070A1 (en) Waste and recyclable materials compaction and handling apparatus
KR200494461Y1 (ko) 의료폐기물 트럭 적재함 장치
JP4588226B2 (ja) 内部圧縮式雑芥運搬車
KR200415504Y1 (ko) 테일 게이트가 구비된 쓰레기 운반차의 안전장치
JPS6315204Y2 (ja)
JP2538369Y2 (ja) 塵芥収集車
JP2996608B2 (ja) 塵芥収集車
JPH0641921Y2 (ja) 塵芥収集車

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981006

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071023

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081023

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091023

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101023

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101023

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111023

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111023

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 14

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term