JP2576084Y2 - 塵芥収集車の荷箱構造 - Google Patents

塵芥収集車の荷箱構造

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JP2576084Y2
JP2576084Y2 JP1993000889U JP88993U JP2576084Y2 JP 2576084 Y2 JP2576084 Y2 JP 2576084Y2 JP 1993000889 U JP1993000889 U JP 1993000889U JP 88993 U JP88993 U JP 88993U JP 2576084 Y2 JP2576084 Y2 JP 2576084Y2
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JP
Japan
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box
packing box
hydraulic cylinder
packing
box structure
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由光 森
木 諭 赤
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は塵芥収集車の荷箱構造に
係り、特に強制排出型塵芥収集車の荷箱前面下部に、塵
芥排出板駆動用の油圧シリンダの前端枢軸を収納する箱
体を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】塵芥収集車は、シャーシフレーム上に荷
箱と積込装置を内装したテールゲートとを搭載してお
り、テールゲートの後端開口部から投入した塵芥を荷箱
内に収容しながら市街地等を走行する。
【0003】塵芥収集車には、荷箱をダンプさせて塵芥
を排出するものの他、荷箱内に前後方向に移動自在な塵
芥排出板を内蔵した、いわゆる強制排出型のものが知ら
れている(例えば、実開平4−26903号公報)。こ
の種の強制排出型塵芥収集車では、図4に示したよう
に、シャーシフレーム1の上面であって、キャブ2の後
方には荷箱3が搭載されている。荷箱3の後部には、積
込パネル等を含む積込機構(図示せず)を内装したテー
ルゲート4が取付けられている。荷箱3の内部には、塵
芥排出板5が収納されており、油圧シリンダ6によって
駆動されて前後に移動するようになっている。
【0004】多くの場合、塵芥排出板5の移動ストロー
クを確保するために、油圧シリンダ6の前端は荷箱3の
前端より突出しており、荷箱3の前面下部に形成された
箱体7内に収納されている。箱体7には、図5に示した
ように、側面に油圧シリンダ6の端部を回動自在に支持
するクレビスピン8が貫通すると共に、その上面には油
圧配管(図示せず)等を接続する際に工具を差し込むた
めの作業穴9が形成されている。尚、クレビスピン8は
割りピン等により左右方向の移動が規制されている。図
中、10は荷箱3の前面に形成された点検口であり、1
1は点検口10を閉鎖する扉である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】強制排出型塵芥収集車
では、圧縮された塵芥から漏出した汚水が、塵芥排出板
の前面(キャブ2側)に回り込む。そのため、上述した
例では荷箱2の点検口10を扉11で閉鎖し、汚水がキ
ャブ2に掛かったり、悪臭が外部に漏れることを防止し
ている。ところが、汚水は荷箱2の前面に突出した箱体
7内にも流入し、その内部に溜まることが多い。そのた
め、走行中に車体がローリングしたり急ブレーキをかけ
た際等に、クレビスピン8の貫通穴や作業穴9から汚水
が飛散し、点検口10を閉鎖した意味がなくなるという
問題点があった。
【0006】そこで、本考案の目的は、上記従来技術が
有する問題点を解消し、油圧シリンダ収容用の箱体内に
汚水が溜まらないようにすると共にこれを密閉構造と
し、汚水の飛散防止を図った塵芥収集車の荷箱構造を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の塵芥収集車の荷箱構造は、前部にキャブを
配置した車体に搭載された荷箱と、この荷箱の後方開口
部に連結され内部に積込装置を装着したテールゲート
と、前記荷箱内に前後に移動自在に収納された塵芥排出
板と、この塵芥排出板を前後に駆動する油圧シリンダ
と、前記荷箱の前面下部に突出して形成され前記油圧シ
リンダの前端を収納する箱体とを有する塵芥収集車にお
いて、前記箱体をその底面が後下がりになるように形成
すると共にその上面に着脱あるいは開閉自在な蓋により
閉鎖される開口部を設け、前記箱体の内部に上記油圧シ
リンダの前端枢軸の両端部を回動自在に保持する二分割
式の軸受を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、箱体の底面が後下がりになっ
ているため、流入した汚水が荷箱に戻る。また、箱体上
面の開口部が蓋により閉鎖される一方、油圧シリンダの
前端が箱体内部の軸受により保持されるため、箱体が密
閉構造となり汚水の飛散が完全に防止される。
【0009】
【実施例】以下、本考案による塵芥収集車の荷箱構造の
一実施例について添付の図面を参照して説明する。
【0010】図1,図2(図1中のA部拡大縦断面
図),図3(図2中のB−B断面図)に示したように、
本実施例では、荷箱3の前面に取付けられた箱体7の底
板12が後下がりに傾斜しており、荷箱3内にその後端
部が延設されている。また、箱体7の上板13には矩形
の作業孔9が形成されているが、この作業孔9はボルト
締めされた着脱自在な鋼板製の蓋14により閉鎖されて
いる。図中、21は蓋14の下面に取付けられたパッキ
ンである。
【0011】一方、箱体7の前板15の内面には左右一
対の前部軸受16が溶接されており、これら前部軸受1
6とそれらの前面にボルト締めされた後部軸受17との
間に油圧シリンダ6の枢軸であるトラニオンピン18が
嵌合・把持されている。尚、本実施例の場合、油圧シリ
ンダ6の前端側のクレビス19に、ラジアルベアリング
(図示せず)を介して、トラニオンピン18が回動自在
に保持されている。
【0012】本実施例では、このような構成を採ったた
め、箱体7内に流入した汚水は、底板12の傾斜により
荷箱3に環流し、箱体7内に溜まることがなくなった。
また、作業孔9が蓋14により閉鎖され、側板20にも
貫通孔が存在しないため、上面や側面から汚水が飛散す
る虞も全くなくなった。
【0013】本発明は上述した実施例に限られるもので
はなく、例えば、トラニオンピン18を把持する軸受を
上下分割式としてもよいし、蓋14をヒンジで開閉する
方式としてもよい。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、油圧シリンダの前端部を収容する箱体内に汚
水が溜まらなくなると共に箱体が密閉構造となるため、
汚水ががキャブに掛かったり、悪臭が外部に漏れること
等が完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による荷箱構造を採用した荷箱の一実施
例を示した斜視図。
【図2】図1中のA部拡大縦断面図。
【図3】図2中のB−B断面図。
【図4】強制排出型塵芥収集車を示した側面図。
【図5】従来の荷箱構造を示した斜視図。
【符号の説明】
1 フレーム 2 キャブ 3 荷箱 4 テールゲート 5 塵芥排出板 6 油圧シリンダ 7 箱体 9 作業孔 12 底板 13 上板 14 蓋 16 前部軸受 17 後部軸受 18 トラニオンピン 19 クレビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部にキャブを配置した車体に搭載された
    荷箱と、この荷箱の後方開口部に連結され内部に積込装
    置を装着したテールゲートと、前記荷箱内に前後に移動
    自在に収納された塵芥排出板と、この塵芥排出板を前後
    に駆動する油圧シリンダと、前記荷箱の前面下部に突出
    して形成され前記油圧シリンダの前端を収納する箱体と
    を有する塵芥収集車において、前記箱体をその底面が後
    下がりになるように形成すると共にその上面に着脱ある
    いは開閉自在な蓋により閉鎖される開口部を設け、前記
    箱体の内部に上記油圧シリンダの前端枢軸の両端部を回
    動自在に保持する二分割式の軸受を備えたことを特徴と
    する塵芥収集車の荷箱構造。
JP1993000889U 1993-01-18 1993-01-18 塵芥収集車の荷箱構造 Expired - Lifetime JP2576084Y2 (ja)

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JPH0656012U JPH0656012U (ja) 1994-08-02
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