JP2580171Y2 - 塵芥収集車の開閉扉支持構造 - Google Patents

塵芥収集車の開閉扉支持構造

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JP2580171Y2
JP2580171Y2 JP2187391U JP2187391U JP2580171Y2 JP 2580171 Y2 JP2580171 Y2 JP 2580171Y2 JP 2187391 U JP2187391 U JP 2187391U JP 2187391 U JP2187391 U JP 2187391U JP 2580171 Y2 JP2580171 Y2 JP 2580171Y2
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橋 真 司 板
井 直 人 荒
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塵芥収集車の開閉扉支
持構造に関し、より詳しくは、荷箱前面に形成された開
口を開閉する開閉扉を、前記開口を閉鎖した状態と、前
記運転台と前記荷箱との間の隙間を通って前記荷箱の側
方に移動し前記開口を開放した状態との間で揺動自在に
支持する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】塵芥収集車としては、荷箱内に前後に摺
動自在なごみの排出板を内蔵した、いわゆる強制排出車
が知られている。この種の強制排出車の場合、その荷箱
前面は排出板の清掃性を考慮して開放されているか、或
いはこの開放された点検用開口部を布カバーで覆った
り、鉄板をボルト止めする等で対応することが一般に行
われていた(例えば、特開昭59−114201号公
報、特開昭55−78605号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、荷箱前
面を開放したままだと、走行中に急ブレーキをかけた際
等に汚水が運転台にかかったり、また臭いが外部に漏れ
て悪臭を放ったりする。また、布カバーでは汚水漏れを
完全にカバーしきれず、鉄板カバーではメンテナンス性
が悪く、またこれを外した時の置き場所にも困ってしま
う。更に、運転台及び排出板があるため、スペース的に
開閉扉の取付けが難かしいのが現状であった。
【0004】本考案は上記に鑑み、荷箱の前面に設けた
点検用開口部を開閉扉によって確実に閉塞することがで
き、しかも運転台と荷箱との間の隙間が狭くとも開閉扉
をスムーズに開閉することができる、塵芥収集車の開閉
扉支持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る塵芥収集車の開閉扉支持構造は、塵芥収集
車の運転台後方に搭載された荷箱と、この荷箱の前面に
形成されて前記運転台の後面と対向する開口と、この開
口を開閉する開閉扉と、この開閉扉を、前記荷箱に密着
して前記開口を閉鎖した状態と、前記運転台と前記荷箱
との間の隙間を通って前記荷箱の側方に移動し前記開口
を開放した状態との間で揺動自在に支持する、前記荷箱
の側面側に基端が軸支された支持リンクとを備える。ま
た前記開閉扉は、前記開口の幅方向外側部分を閉鎖す
る、前記支持リンクの自由端に固着された第1のパネル
と、この第1のパネルに対して折り畳み可能に軸支され
た、前記荷箱の幅方向内側部分を閉鎖する第2のパネル
と、この第2のパネルを前記第1のパネルの内側に向か
って折り畳むように付勢する付勢手段と、前記第2のパ
ネルを前記荷箱に密着させた状態に固定するロック装置
とを有する。そして前記支持リンクは、前記第1のパネ
ルが前記開口を閉鎖したときに前記第1のパネルを前記
荷箱に密着させるようにされる。かつ前記第1のパネル
と前記第2のパネルとの分割位置は、前記支持リンクに
支持されて揺動したときに前記運転台の後面に接触しな
い位置に設定される。
【0006】
【作用】上記のように構成した本考案によれば、荷箱の
前面に設けた開口を開閉する開閉扉は、第1のパネル
と、この第1のパネルに対して折り畳み可能に軸支され
た第2のパネルとに分割される。そして、付勢手段が第
2のパネルを第1のパネルの内側に向かって折り畳むよ
うに付勢するので、開閉扉を開閉するときには、第2の
パネルの自由端は常に荷箱に接近し運転台から離間し、
運転台の背面に接触することはない。また、第1のパネ
ルと第2のパネルとの分割位置が適宜設定されているの
で、この開閉扉を開閉する際に、第1のパネルの先端部
分と第2のパネルの基端部分とが、運転台の背面に接触
することはない。これにより、運転台と荷箱との間の隙
間が狭い場合でも、開閉扉をスムーズに開閉することが
できる。一方、開閉扉を閉じた際には、第1のパネルは
支持リンクによって支持されて荷箱に密着する。そし
て、第2のパネルはロック装置により荷箱に密着して固
定される。これにより、開閉扉によって荷箱の開口を確
実に閉塞することができるから、荷箱の開口から汚水が
飛散したり悪臭が漏れ出たりすることを確実に防止する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案に係る塵芥収集車の開閉扉支持
構造の一実施例について、図1乃至図9を参照して詳細
に説明する。ここで、図1は本考案に係る開閉扉支持構
造を適用する塵芥収集車の全体側面図、図2は図1に示
した塵芥収集車の全体平面図、図3は本考案に係る右側
の開閉扉を車体前方から見た正面図、図4は図3中に示
したG−G矢視線に沿った断面図、図5は図3中に示し
たH−H矢視線に沿った断面図、図6は本考案に係る開
閉扉の開閉状態を示す平面図、図7は図6の要部を拡大
して示す平面図、図8は図3中に示したロック装置の横
断面図、図9は図3中に示したロック装置を裏面側から
見た図である。
【0008】図1に示したように、本実施例の開閉扉支
持構造を適用する塵芥収集車は、その運転台1から後方
に延びるシャーシフレーム2上に荷箱3が搭載されてい
る。この荷箱3の後方開口部には、内部に積込装置(図
示せず)を内蔵したテールゲート4が、その上部をヒン
ジ5を介して回動自在に支承されて連結されている。ま
た前記荷箱3の内部には、ここに収集されたごみを強制
的に排出する排出板6が前後方向に摺動自在に内蔵され
ている。
【0009】これにより、荷箱3内に積込んだごみを排
出するには、テールゲート4を仮想線で示す位置まで上
方に回動させ、しかる後、排出板6を車両後方の仮想線
で示す位置まで後方に摺動させてこれを行う。
【0010】また、荷箱3の前面、すなわち運転台1の
背面と対向する部分には点検用の開口3a,3aが設け
られ、排出板6のメンテナンスを容易に行えるようにな
っている。そして前記開口3a,3aは、図2および図
3に示したように左右一対の開閉扉30,30によって
閉塞できるようになっており、開口3a,3aからの汚
水の飛散及び悪臭の漏れを確実に防止できるようになっ
ている。
【0011】左右一対の前記開閉扉30は、左右対称に
配設されているので、図3に示したように車体前方から
見て右側の開閉扉30について説明する。前記開閉扉3
0は、ヒンジ31を介して互いに回転自在に連結された
第1のパネル30aおよび第2のパネル30bと、第2
のパネル30bを第1のパネル30aの内側に向かって
折り畳む方向に付勢する引張ばね32とから主に構成さ
れている。なお、第2のパネル30bは第1のパネル3
0aの内側に向かって折り畳む方向に付勢されれば良
く、引張ばね32の代わりに捩りばねを使用することも
できる。
【0012】車体の幅方向外側に配置された前記第1の
パネル30aは、上下方向に延びるピン34を介して基
端が荷箱3の側面に軸支された略L字状の支持リンク3
3の自由端に固着されている。なお、図示の実施例で
は、開閉扉30を上下一対の支持リンク33で支持して
いるが、支持リンク33を3本以上設けることもできる
ことは勿論である。
【0013】また、図3中に点線で示したように、荷箱
3の上下両端面には荷箱3の幅方向に水平に延びる上下
一対のガイドレール35,35が設けられている。さら
に第2のパネル30bの自由端側の上下両端部には、図
3および図7に示したように、前記ガイドレール35,
35内を移動する上下一対のガイドローラ36,36が
それぞれ配置されている。これにより、開閉扉30を荷
箱3の前面に沿わせてスムーズに開閉させることができ
る。
【0014】前述のように、開閉扉30は、2つ折り可
能な第1のパネル30aと第2のパネル30bに分割さ
れている。そして、第1のパネル30aと第2のパネル
30bとの分割位置は、前記支持リンク33,33に支
持されて開閉されたときに、運転台1の背面に接触しな
い位置に設定されている。これにより、図6に示したよ
うに、開閉扉30を側方にスライドさせつつ、荷箱3の
前面と運転台1との背面との間の狭い隙間Sの範囲内
で、容易に開閉することができる。
【0015】さらに、図4に示したように、開閉扉30
の周縁部内面にはパッキン16が設けられている。これ
により開閉扉30を閉めると、図4および図5に示した
ように、パッキン16が荷箱3の前部端面に密着し、荷
箱3の前面開口部からの汚水の漏れを防止するようにさ
れている。
【0016】また、本実施例においては、開閉扉30を
閉じたときに開閉扉30を荷箱3に固縛するためのロッ
ク機構37が備えられている。このロック機構37は、
図3と図8および図9に示したように、第2のパネル3
0bに開設した開口窓30c内に、上下方向に延びるピ
ン38によって車体の前後方向に揺動自在に支持された
取手39と、この取手39を常に車体の後方側に付勢す
るコイルばね40と、第2のパネル30bによって上下
方向にスライド自在に支持されるとともに、荷箱3の周
壁に設けたロック孔(図示せず)にその先端がそれぞれ
係合可能な上下一対のロックロッド41a,41bと、
取手39の揺動端に固着されて上下方向に延びる固定リ
ンク42と、この固定リンク42と前記上下一対のロッ
クロッド41a,41bの端部とをそれぞれ連結する上
下一対の連結ロッド42a,42bとから主に構成され
ている。
【0017】これにより、前記コイルばね40の付勢力
に抗して取手39を手前に引くと、固定リンク42が取
手39と共にピン38の回りに揺動変位するので、上側
のロックロッド41aは上側の連結リンク43aによっ
て下方に引き下げられ、その上端部は荷箱3の上壁に設
けた前記ロック孔から下方に抜け出る。同時に、下側の
ロックロッド41bは下側の連結リンク43bによって
上方に引き上げられ、その下端部は荷箱3の低壁に設け
た前記ロック孔から上方に抜け出る。一方、取手39か
ら手を離すと、取手39はコイルばねの付勢力によって
元の位置に戻るので、上下一対のロックロッド41a,
41bはそれぞれ上下方向に変位させられ、ロック孔と
係合可能な状態に戻る。したがって、取手39を操作す
ることにより、開閉扉30を荷箱3に対して開閉不能に
ロックしたり、ロック機構37を解除して開閉扉を開い
たりすることができる。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記のような構成であるので、
運転台と荷箱との間の隙間が狭い場合でも、開閉扉を、
荷箱に密着して荷箱の開口を閉鎖した状態と、運転台と
荷箱との間の隙間を通って荷箱の側方に移動し荷箱の開
口を開放した状態との間で、スムーズに開閉することが
できる。また、開閉扉を閉じた際には、第1のパネルは
支持リンクによって支持されて荷箱に密着させられ、第
2のパネルはロック装置により荷箱に密着させられるか
ら、開閉扉によって荷箱の開口を確実に閉塞することが
でき、荷箱の開口から汚水が飛散したり悪臭が漏れ出た
りすることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る開閉扉支持構造を適用する塵芥収
集車の全体側面図。
【図2】図1に示した塵芥収集車の全体平面図。
【図3】本考案に係る右側の開閉扉を車体前方から見た
正面図。
【図4】図3中に示したG−G矢視線に沿った断面図。
【図5】図3中に示したH−H矢視線に沿った断面図。
【図6】本考案に係る開閉扉の開閉状態を示す平面図。
【図7】図6の要部を拡大して示す平面図。
【図8】図3中に示したロック装置の横断面図。
【図9】図3中に示したロック装置を裏面側から見た
図。
【符号の説明】
1 運転台 3 荷箱 4 テールゲート 6 排出板 7 開閉扉 30 開閉扉 31 ヒンジ 32 引張ばね 33 支持リンク 34 ピン 35 ガイドレール 36 ガイドローラ 37 ロック機構 38 ピン 39 取手 41 ロックロッド 42 固定リンク 43 連結リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65F 3/00,3/28 E05D 15/32,15/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塵芥収集車の運転台後方に搭載された荷箱
    と、 この荷箱の前面に形成されて前記運転台の後面と対向す
    る開口と、 この開口を開閉する開閉扉と、 この開閉扉を、前記荷箱に密着して前記開口を閉鎖した
    状態と、前記運転台と前記荷箱との間の隙間を通って前
    記荷箱の側方に移動し前記開口を開放した状態との間で
    揺動自在に支持する、前記荷箱の側面側に基端が軸支さ
    れた支持リンクとを備え、 前記開閉扉は、 前記開口の幅方向外側部分を閉鎖する、前記支持リンク
    の自由端に固着された第1のパネルと、 この第1のパネルに対して折り畳み可能に軸支された、
    前記荷箱の幅方向内側部分を閉鎖する第2のパネルと、 この第2のパネルを前記第1のパネルの内側に向かって
    折り畳むように付勢する付勢手段と、 前記第2のパネルを前記荷箱に密着させた状態に固定す
    るロック装置とを有し、 前記支持リンクは、 前記第1のパネルが前記開口を閉鎖したときに前記第1
    のパネルを前記荷箱に密着させるようにされ、 かつ前記第1のパネルと前記第2のパネルとの分割位置
    は、前記支持リンクに支持されて揺動したときに前記運
    転台の後面に接触しない位置に設定されていることを特
    徴とする塵芥収集車の開閉扉支持構造。
JP2187391U 1991-03-12 1991-03-12 塵芥収集車の開閉扉支持構造 Expired - Lifetime JP2580171Y2 (ja)

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JPH0625203U JPH0625203U (ja) 1994-04-05
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