JP4068599B2 - コンテナ荷役車両用コンテナ - Google Patents

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本発明は、コンテナを車体上と地上との間で積み下ろすコンテナ荷役装置を備えたコンテナ荷役車両用のコンテナに関するものである。
コンテナ荷役車両とは、車体上と地上との間でコンテナを積み下ろしするコンテナ荷役装置を搭載した車両で、例えばコンテナの積み下ろし及び輸送に用いられる。コンテナ荷役装置は、一般に車体に固定したフレームに対して車体前後方向に回動するL字型の荷役アームを備えており、荷役アームの先端をコンテナの係合ピンに係合させて荷役アームを回動させると、車体後部に位置するガイドローラにガイドされつつ車体上と地上との間でコンテナが積み下ろされるようになっている。
こうしたコンテナ荷役車両のユーザは例えば建設業者や土木業者等の専用業者が中心であったため従来では大型のコンテナが用いられてきたが、近年では個人や小規模業者等からのニーズも増えつつあり、小型のコンテナを用いたコンテナ荷役装置を軽自動車に搭載したコンテナ荷役車両も提供されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開2003−267117号公報
前述したコンテナ荷役車両のニーズや利用形態は、今後ますます多種多様化することが予想される。その一例として、例えば公園等の各種施設に設置するごみ収集容器(ごみ箱)等を車体に積み下ろすことができれば、空のごみ収集容器を運搬して設置場所に下ろし、代わりにごみを収容した既設のごみ収集容器を積載して回収することができ、ごみ収集作業の効率向上も期待できる。
しかしながら、車載されるコンテナのサイズはコンテナ荷役装置によってほぼ定まってしまう。例えば前述した如くごみ収集容器を車載することを考えると、上記従来技術のように軽自動車用のコンテナ荷役装置であっても、そのままのコンテナでは一般に公園等に設置されるごみ収集容器としてはサイズが大き過ぎる場合もある。このような背景に鑑み、コンテナ荷役車両の有用性をさらに有効に発揮させるためにも、コンテナ荷役車両用のコンテナには更なる改善の余地がある。
本発明の目的は、コンテナ荷役車両への積み下ろしの作業性を損なうことなく作業用途に応じた利便性を確保することができるコンテナ荷役車両用コンテナを提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、軽自動車用のコンテナ荷役装置により車体上と地上との間で積み下ろされるコンテナ荷役車両用コンテナにおいて、もう1つの分割コンテナとの位置関係を決定する、背面部に設けた位置決めピン及びピン穴からなる位置決め手段と、もう1つの分割コンテナに対し連結し固定する、側面部に設けた連結手段と、前記コンテナ荷役装置の荷役アームに係合させる、正面部に設けた係合手段と、この係合手段の下部側に設けた排出口と、この排出口を開閉する開閉扉と、下面部に設けたキャスタとをそれぞれ有する同一形状の2つの分割コンテナを背中合わせにし、2つの分割コンテナの互いの前記位置決めピンが、対向する分割コンテナの前記ピン穴に挿入された状態で前記連結手段により連結して構成され、前記分割コンテナに設けられた前記係合手段が前記2つの分割コンテナを連結した状態で前後に位置し、前後いずれからでもコンテナ荷役車両に積み下ろし可能であり、かつ、前記係合手段の下部側に設けた前記排出口が前記2つの分割コンテナを連結した状態で前後に位置し、前記コンテナ荷役車両のダンプ機能により前後いずれからでも内容物が排出可能であること、前記2つの分割コンテナは、前記荷役アームにより前記コンテナ荷役車両から下ろし、前記連結手段のロックを解除し分離した後、前記キャスタによりそれぞれ移動可能であることを特徴とする。
)上記()において、好ましくは、前記キャスタのうち前記分割コンテナの背面側に設けたものが、2つの分割コンテナを連結し前記荷役アームにより前記コンテナ荷役車両に車載する際に前記コンテナ荷役車両の後輪の泥除けに干渉しないように、傾倒可能に構成されていることを特徴とする。
)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記分割コンテナは、ごみ収集容器であることを特徴とする。
本発明によれば、複数の分割コンテナに分離可能であるので、分割コンテナの用途に応じてコンテナの分割態様や分割数を配慮することにより、コンテナ荷役装置のサイズに制約されることなく、コンテナ荷役車両への積み下ろしの作業性が損なわれず作業用途に応じた高い利便性を有するコンテナ荷役車両用コンテナを提供することができる。
以下、図面を用いて本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの実施の形態を説明する。
図1は本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態の全体構成を表す側面図、図2はその上面図、図3はコンテナ荷役車両に車載された状態を表す図、図4はコンテナ荷役車両から地上に下ろされ分離された状態を表す図である。
図1〜図4において、コンテナ荷役車両用コンテナ1(以下コンテナ1と記載する)は、コンテナ荷役車両100に搭載されたコンテナ荷役装置101により車体102上と地上との間で積み下ろされるものであり、図4に示したように用途に応じた大きさの複数(本例では2つ)の分割コンテナ2(分割コンテナ2a,2bと適宜記載する)に分離可能なものである。つまり、コンテナ1は、用途に応じた大きさの複数の分割コンテナ2を連結することにより、コンテナ荷役装置101によって車体102に対して積み下ろし可能な形態となるように構成したものである。なお、本例では主に公園等の施設に設置するごみ収集容器として分割コンテナ2a,2bを利用する場合を説明する。
上記分割コンテナ2a,2bは同一形状をしており、連結時には一方の分割コンテナ2aに対して他方の分割コンテナ2bを180°反転させた状態で対向させ、両者を係合させ連結することによりコンテナ1が構成される。
分割コンテナ2の詳細構造を表す正面図を図5に、その上面図を図6に、左側面図を図7に示す。なお、以下の説明において、図6中の上側・下側・左側・右側に相当する方向から見た側面をそれぞれ分割コンテナ2の背面・正面・右側面・左側面とする。
図5〜図7において、分割コンテナ2の4つの側面(正面、背面、左・右側面)は概ねフラットに形成されているが、上面は正面側から見て台形状に形成されている。この上面の左右外側に向かって下る両側の傾斜面には、ごみ等の受入口(図示せず)を開閉する開閉扉5が取り付けられている。これら開閉扉5は、その上端部(分割コンテナ2の左右方向中央側の端部)を支点に開閉する。図5に開閉扉5が開放された状態を二点鎖線で図示した。
分割コンテナ2の正面上部側の位置には、図3及び図4のコンテナ荷役装置101における荷役アーム103の先端のフック104に係合させるための係合ピン6がブラケット7を介して取り付けられている。また、係合ピン6の下部側の位置には、収容したごみを排出するための排出口(図示せず)を開閉する開閉扉8が設けてある。開閉扉8は、その上端部がヒンジ9を介して分割コンテナ2の正面に取り付けられ、ヒンジ9を支点に開閉するとともに閉じた状態のときにはその下端部近傍に設けた止め具10により閉状態で固定される。
このとき、分割コンテナ2の正面は、車載時(つまり連結してコンテナ1を構成した状態のとき)車体102の前後方向を向くため、コンテナ荷役装置101の荷役アーム103に係合する上記係合ピン6がコンテナ1の前後に位置することになる。したがって、コンテナ1は前後いずれからでもコンテナ荷役車両100に積み下ろし可能である。また、前述したように係合ピン6の下方には排出口が設けられているため、車載したコンテナ1の前後に排出口が配置される。これにより、図8に示したようにコンテナ荷役装置101のダンプ機能によってコンテナ1をダンプさせた際、止め具10を外しておけば開閉扉8が開き後方側に位置する分割コンテナ2(図8では分割コンテナ2b)の収容物が排出されるようになっている。前方側に位置する分割コンテナ2(図8では分割コンテナ2a)の収容物を排出する場合は、コンテナ1を一旦下ろし反転させて車載して同様のダンプ排出を行う。このように、コンテナ1は、コンテナ荷役車両100のダンプ機能により前後いずれからでも内容物が排出可能に構成されている。
分割コンテナ2の左右側面及び上面には、隣接する分割コンテナと連結し固定するための連結手段20,30が設けられている。
左右側面に設けた連結手段20の詳細構造を表す側面図及び上面図をそれぞれ図9及び図10に、上面に設けた連結手段30の詳細構造を表す側面図及び上面図を図11及び図12に示す。
図9及び図10において、連結手段20は、フック21とこのフック21に係止するロック装置22とで構成される。フック21は分割コンテナ2の左右いずれかの側面(本例では左側面)、ロック装置22はその反対側の側面(本例では右側面)にそれぞれ設けられており、コンテナ1を車載するに際し2つの分割コンテナ2の互いの背面を対向させると、コンテナ1の両側において一方の分割コンテナ2のロック装置22が他方の分割コンテナ2のフック21に対して係止可能なように配置されている。
ロック装置22は、分割コンテナ2の側面に固着したブラケット23と、このブラケット23に対しピン24を介して回動可能に連結したレバー25と、このレバー25に対して回動可能に設けたアーム26とで構成されている。図9及び図10では強い引っ張り力が作用した状態でフック21に係合したアーム26がレバー25によって固定されたロック状態を図示してあるが、この状態からレバー25を起こすとアーム26の回動支点がレバー25とともに回動するので、アーム26を回動させてフック21から外すことによってロックが解除されるようになっている。
図11及び図12において、連結手段30は、ブラケット31とこのブラケット31に係止するロック装置32とで構成される。ブラケット31は分割コンテナ2の上面における左右いずれか片側(本例では右側)、ロック装置32はその反対側(本例では左側)にそれぞれ設けられており、上記連結手段20と同様、コンテナ1を車載するに際し2つの分割コンテナ2の互いの背面を対向させると、コンテナ1の両側において一方の分割コンテナ2のロック装置32が他方の分割コンテナ2のブラケット31に対して係止可能なように配置されている。
ロック装置32は、分割コンテナ2の上面に固着したブラケット33と、このブラケット33に対しピン34を介し回動可能に連結したネジ35と、このネジ35に螺合したハンドル36とで構成されている。つまり、図11及び図12のロック状態からハンドル36を緩めると、ハンドル36によってブラケット31,33間に作用していた締め付け力が弱まり、ピン34を支点にネジ35を回動させネジ35をブラケット31から外すことによってロックが解除されるようになっている。
図13は分割コンテナ2の右側半分を表した下面図、図14はその側面図、図15は図13中のXV−XV断面による断面図である。
図13〜図15において、分割コンテナ2の下面の正面側にはキャスタ37(図7等参照)の取り付け座39が、分割コンテナ2の下面の背面側にはキャスタ38(図7等参照)の取り付け座40がそれぞれ設けられており、分割コンテナ2には合計4つのキャスタが設けられる。
このとき、背面側に位置するキャスタ38の取り付け座40は、分割コンテナ2の下面に固着したブラケット41に対しピン42を介して前後方向(図13中の左右方向)に回動可能に取り付けられており、これによりキャスタ38が傾倒可能な構成となっている。コンテナ1を車載する際、コンテナ1における車両後方側の分割コンテナ2の背面側に位置するキャスタ38が車体102の後輪の泥除け105(図3参照)に干渉する場合は、このようにキャスタ38を傾倒可能に構成しキャスタ38を傾倒させてコンテナ1を車載する。また、ブラケット41にはピン42を中心とする同心円上に2つのピン穴43,44が設けられており、キャスタ38の姿勢に応じてピン45をピン穴43,44のいずれかに選択的に挿入することによってキャスタ38が固定される。
なお、分割コンテナ2の下面には、コンテナ1を積み下ろす際に車体102の後端に位置するコンテナ荷役装置101のガイドローラ106(図4参照)に倣う(ガイドされる)ベースフレーム46が正面側から背面側に亘って設けられている。このベースフレーム46は、分割コンテナ2の下面における左右両側にそれぞれ中心線(図13に一点鎖線で図示)から等距離に設けてある。
左右いずれか一方(本例では右側)のベースフレーム46の背面側の端面にはピン穴47が設けられており、他方(本例では左側)のベースフレーム46の背面側の端面には位置決めピン48(図6等参照)が突設されている。コンテナ1を車載するに際し2つの分割コンテナ2の互いの背面を対向させると、コンテナ1の両側において一方の分割コンテナ2の位置決めピン48が他方の分割コンテナ2のピン穴47に挿入されるようになっている。これにより、2つの分割コンテナ2を連結する際、隣接する分割コンテナ2同士の位置関係が一意的に決定される。
なお、49は車載時にコンテナ荷受装置101上でのコンテナ1の位置決めの役割を果たすストッパである。
以上のように構成されたコンテナ1は、分割コンテナ2a,2bを連結することによってコンテナ荷役装置101により車体102上と地上とで積み下ろし可能な形態となる。すなわち、分割コンテナ2a,2bを連結した状態で、荷役アーム103の先端のフック104を係合ピン6に係合させて荷役アーム103を図示しないシリンダの伸縮動作によって回動させると、車体102の後部に位置するガイドローラ106にベースフレーム46が倣いつつ車体102上と地上との間でコンテナ1が積み下ろされる(図3や図4等も参照)。
一方、コンテナ1を車体102上でダンプ状態としてコンテナ1内の収容物を排出する場合には、図8に示すようにコンテナ1を搭載した状態で止め具10を解除した後、荷役アーム103をコンテナ荷役装置101のダンプフレーム107(図8参照)に対し固定した状態で図示しないシリンダを伸長させる。これにより荷役アーム103とダンプフレーム107が後方に回動してコンテナ1がダンプ状態となり、開閉扉8が回動して開放された図示しない排出口を介してコンテナ1内の収容物が排出される。
また本実施の形態によれば、コンテナ荷受装置101から下ろした後、コンテナ1を複数の分割コンテナ2に分離することができる。分離後の分割コンテナ2は、コンテナ荷受装置101により積み下ろし可能なコンテナ1の状態よりも小型であり、例えば公園等に設置するごみ収集容器としてそのまま利用することができる。このように分離後の分割コンテナ2は小型でありしかもキャスタ37,38を備えているので、分離後は人手でも目的の設置場所に容易に移動させることができる。
また、位置決めピン48及びそのピン穴47を備えているので、2つの分割コンテナ2を連結する際にも位置決めが容易であり、連結手段20,30が備え付けであってなおかつスパナ等といった特別な工具を必要としないので、分割コンテナ2の分離及び連結も容易であり、十分な作業性を確保することができる。
さらに、分割コンテナ2a,2bは同一形状であるため、生産性も良く他の分割コンテナ2との組み合わせも自由である。
以上の例のように、本発明によれば、コンテナの分割態様や分割数に配慮することにより、コンテナ荷役装置のサイズに制約されず、コンテナ荷役車両への積み下ろしの作業性を損なうことなく、作業用途に応じた高い利便性を有するコンテナ荷役車両用コンテナを提供することができる。よって、コンテナ荷役車両の有用性をさらに有効に発揮させることができる。
また前述したように、コンテナ1は、コンテナ荷役車両100に対する積み下ろしや内容物のダンプ排出が前後いずれからでも行えるので、十分な作業性を確保することができる。さらに、キャスタ38を傾倒可能としたが、仮にキャスタ38が傾倒しない構成である場合、車体102(泥除け105)への干渉を防止しようとするとベースフレーム46の高さを高くせざるを得なくなる。この場合コンテナ1の全高が高くなる分だけ重心位置が高くなり、コンテナ荷役車両100の安定性が低下する。本実施の形態においては、キャスタ38を傾倒可能に構成したことにより、このような不具合を未然に防止することもできる。
なお、以上において、コンテナ1を車両102の前後方向に2分割した例を説明したが、前後方向に3つ以上の分割コンテナに分割することも考えられる。また、必ずしも車両102の前後方向に分割しなくても、例えば車両102の左右方向に2つ以上に分割したり、前後及び左右方向に分割したりすることも考えられる。これらの場合も同様の効果を得ることができる。
また、コンテナ荷受車両用コンテナを分離可能とする本発明の技術思想を逸脱しない範囲であればコンテナの設計は種々変更可能である。例えば、各分割コンテナが必ずしも同一形状でなくとも異形の分割コンテナを連結して積み下ろし可能なコンテナを構成しても良い。また、位置決めピンとそのピン穴を各分割コンテナの左右にそれぞれ設けたが、例えば一方の分割コンテナに2つの位置決めピンを設け、他方の分割コンテナにそれらのピン穴を設けても良い。連結手段においても同様である。例えば連結手段30を例に採ると、一方の分割コンテナにブラケット31を2つ設け、他方の分割コンテナに対応するロック装置を2つ設けても良い。これらの場合も同様の効果を得る。
さらに、位置決め手段の態様も位置決めピンに限らず、例えば分割コンテナ同士の対向面のどこかに互いに合致するテーパ部を設けたり、ガイド部材を設けたりする等といった他の方法も適用可能である。連結手段に関しても、例えば分割コンテナ同士をフランジで連結する等といった他の連結構成も適用可能である。また、分離後に移動させる必要性がない場合にはキャスタを省略しても良い。これらの場合も同様の効果を得る。
本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態の全体構成を表す側面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態の全体構成を表す上面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態がコンテナ荷役車両に車載された状態を表す図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態がコンテナ荷役車両から地上に下ろされ分離された状態を表す図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態を構成する分割コンテナの詳細構造を表す正面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態を構成する分割コンテナの詳細構造を表す上面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態を構成する分割コンテナの詳細構造を表す左側面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態がコンテナ荷役装置のダンプ機能によってダンプ状態にあるときの状態図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態に備えられた連結手段の詳細構造を表す側面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態に備えられた連結手段の詳細構造を表す上面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態に備えられた連結手段の詳細構造を表す側面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態に備えられた連結手段の詳細構造を表す上面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態の右側半分を表した下面図である。 本発明のコンテナ荷役車両用コンテナの一実施の形態の下部側面図である。 図13中のXV−XV断面による断面図である。
符号の説明
1 コンテナ荷役車両用コンテナ
2 分割コンテナ
2a 分割コンテナ
2b 分割コンテナ
6 係合ピン
20 連結手段
21 フック
22 ロック装置
30 連結手段
31 ブラケット
32 ロック装置
37 キャスタ
38 キャスタ
47 ピン穴
48 位置決めピン
100 コンテナ荷役車両用コンテナ
101 コンテナ荷役装置
102 車体
103 荷役アーム

Claims (3)

  1. 軽自動車用のコンテナ荷役装置により車体上と地上との間で積み下ろされるコンテナ荷役車両用コンテナにおいて、
    もう1つの分割コンテナとの位置関係を決定する、背面部に設けた位置決めピン及びピン穴からなる位置決め手段と、もう1つの分割コンテナに対し連結し固定する、側面部に設けた連結手段と、前記コンテナ荷役装置の荷役アームに係合させる、正面部に設けた係合手段と、この係合手段の下部側に設けた排出口と、この排出口を開閉する開閉扉と、下面部に設けたキャスタとをそれぞれ有する同一形状の2つの分割コンテナを背中合わせにし、2つの分割コンテナの互いの前記位置決めピンが、対向する分割コンテナの前記ピン穴に挿入された状態で前記連結手段により連結して構成され、
    前記分割コンテナに設けられた前記係合手段が前記2つの分割コンテナを連結した状態で前後に位置し、前後いずれからでもコンテナ荷役車両に積み下ろし可能であり、かつ、前記係合手段の下部側に設けた前記排出口が前記2つの分割コンテナを連結した状態で前後に位置し、前記コンテナ荷役車両のダンプ機能により前後いずれからでも内容物が排出可能であること、
    前記2つの分割コンテナは、前記荷役アームにより前記コンテナ荷役車両から下ろし、前記連結手段のロックを解除し分離した後、前記キャスタによりそれぞれ移動可能であること
    を特徴とするコンテナ荷役車両用コンテナ。
  2. 請求項1に記載のコンテナ荷役車両用コンテナにおいて、前記キャスタのうち前記分割コンテナの背面側に設けたものが、2つの分割コンテナを連結し前記荷役アームにより前記コンテナ荷役車両に車載する際に前記コンテナ荷役車両の後輪の泥除けに干渉しないように、傾倒可能に構成されていることを特徴とするコンテナ荷役車両用コンテナ。
  3. 請求項1又は2に記載のコンテナ荷役車両用コンテナにおいて、前記分割コンテナは、ごみ収集容器であることを特徴とするコンテナ荷役車両用コンテナ。
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