JP2021091412A - トラックの飛散防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック装置のロック状態で、シート付きフレームを起立位置で確実に保持しつつ、ロック装置の解除状態で、シート付きフレームを内側位置まで容易に回動させる。【解決手段】飛散防止装置10では、可動ブラケット31aが前方側へ向けて突出して荷箱2のフロントプロテクタ2bに固定されたフック32aに係合する突出位置P11と、後方側へ向けて後退しフック32aから離脱する退避位置P12との間で移動可能に構成される。可動ブラケット31aが突出位置P11に移動することで、ロック装置30がロック状態になり、シート付きフレーム20がサイドゲート2cに対して起立する起立位置P2に保持される。可動ブラケット31aが退避位置P12に移動することで、ロック装置30が解除状態になるとともに、シート付きフレーム20が荷箱2の外側位置P1と内側位置P3との間で回動可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、トラックの飛散防止装置に関する。
従来、荷箱に積載された土砂等が走行中に飛散することを防止するために、飛散防止装置を備えたトラック(貨物車両)が知られている(例えば、特許文献1参照)。飛散防止装置は、例えば荷箱のサイドゲートの上縁部に回動可能に支持されたフレームに、シートが掛けられた構成になっている。具体的には、シートが掛けられたフレーム(「シート付きフレーム」と言う)が、サイドゲートの長手方向(前後方向)の略全長にわたって設けられている。シート付きフレームをサイドゲートに対して回動させることによって、シート付きフレームがサイドゲート上で略垂直な姿勢で起立する起立位置や、シート付きフレームがサイドゲートの外壁面に対向して配置される外側位置等に、シート付きフレームを位置させることが可能になっている。
また、飛散防止装置には、シート付きフレームをサイドゲートに対し回動不能とするロック状態と、シート付きフレームをサイドゲートに対し回動可能とする解除状態(アンロック状態)とを切り替えるロック装置が設けられている。ロック装置は、例えばフレームの前端部に設けられたブラケットが、荷箱のフロントプロテクタ(前壁)に設けられたロック部材に係脱可能な構成になっている。そして、ロック装置のロック状態では、ブラケットがロック部材に係合されることで、シート付きフレームの回動が規制され、シート付きフレームが起立位置で保持されるようになっている。
特開2006−76499号公報
上述したような従来の飛散防止装置では、ロック装置のロック状態で、シート付きフレームを起立位置で確実に保持するために、溶接等の手段によりブラケットがフレームの前端部に固着されていた。しかし、ロック装置の解除状態で、シート付きフレームの回動可能な範囲が、起立位置と外側位置との間に制限されるため、シート付きフレームが荷箱の上方開口部を覆う内側位置まで、シート付きフレームを回動することができなかった。つまり、シート付きフレームを起立位置から内側位置に向けて回動させようとすると、荷箱のフロントプロテクタにブラケットが干渉することによって、シート付きフレームの内側位置に向けての回動が妨げられていた。このように、ロック装置の解除状態で、シート付きフレームの回動範囲が制限されており、飛散防止装置の汎用性が低下することが懸念されていた。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、ロック装置のロック状態で、シート付きフレームを起立位置で確実に保持しつつ、ロック装置の解除状態で、シート付きフレームを内側位置まで容易に回動させることが可能なトラックの飛散防止装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、荷箱のサイドゲートの長手方向に沿ってシート付きフレームが設けられたトラックの飛散防止装置であって、前記シート付きフレームを前記サイドゲートに対し回動不能なロック状態と、前記シート付きフレームを前記サイドゲートに対し回動可能な解除状態とを切り替えるロック装置を備え、前記ロック装置は、前記シート付きフレームの前端部に設けられた可動部材を有しており、前記可動部材は、前方側へ向けて突出して前記荷箱の前壁に固定されたフックに係合する突出位置と、後方側へ向けて後退し前記フックから離脱する退避位置との間で移動可能に構成され、前記可動部材が前記突出位置に移動することで、前記ロック装置がロック状態になり、前記シート付きフレームが前記サイドゲートに対して起立する起立位置に保持される一方、前記可動部材が前記退避位置に移動することで、前記ロック装置が解除状態になるとともに、前記シート付きフレームが荷箱の外側位置と荷箱の内側位置との間で回動可能となることを特徴としている。
上記構成によれば、ロック装置のロック状態で、シート付きフレームがサイドゲートに対して起立する起立位置でシート付きフレームを確実に保持することができ、しかも、ロック装置の解除状態で、シート付きフレームが荷箱の上方開口部を覆う内側位置までシート付きフレームを容易に回動させることができる。つまり、ロック装置の解除状態で、可動部材が、側面視で、荷箱とオーバーラップしない位置まで後方側に移動するので、シート付きフレームを起立位置から内側位置に向けて回動させる際、荷箱に可動部材が干渉することを回避できる。これにより、ロック装置の解除状態で、シート付きフレームの回動範囲として、内側位置と、シート付きフレームがサイドゲートの外壁面に対向して配置される外側位置との間の範囲を確保することができ、飛散防止装置の汎用性を向上させることができる。
上記構成のトラックの飛散防止装置において、前記可動部材は、前記荷箱幅方向を軸方向とするシャフトを中心として、前記退避位置から前記突出位置に姿勢変更する際に前記フックの上方から当該フックに接近するように回動可能に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、シャフトを中心に可動部材を回動させることによって、ロック装置のロック状態と解除状態とを容易に切り替えることができる。
また、上記構成のトラックの飛散防止装置において、前記シート付きフレームが起立位置に保持される際、当該シート付きフレームは前記荷箱内側にわずかに傾斜した姿勢とされることが好ましい。
本発明のトラックの飛散防止装置によれば、ロック装置のロック状態で、シート付きフレームがサイドゲートに対して起立する起立位置でシート付きフレームを確実に保持しつつ、ロック装置の解除状態で、シート付きフレームが荷箱の上方開口部を覆う内側位置までシート付きフレームを容易に回動させることが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態に係るダンプトラックの概略構成を示す側面図である。 図2は、図1のダンプトラックに設けられた飛散防止装置の概略構成を示す側面図である。 図3は、ロック装置が解除状態のときの飛散防止装置を示す側面図である。 図4は、図2の飛散防止装置において、外側位置、起立位置、及び内側位置にそれぞれ位置するシート付きフレームを示す後面図である。 図5は、ロック装置のブラケットを拡大して示す側面図である。 図6は、図5のブラケットの平面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下では、本発明の実施の形態に係るトラックとして、図1に示すようなダンプトラック100を例に挙げて説明する。
まず、ダンプトラック100の概略構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、ダンプトラック100は、前後方向を長手方向とする車体1にヒンジ1aを介して荷箱2が車両後方に傾動(ダンプ)可能に搭載されている。荷箱2の傾動は、車体1に設けられるダンプ装置(図示省略)によって行われ、ダンプ装置のダンプシリンダ(図示省略)を伸長させることによって、荷箱2がヒンジ1aを中心に車両後方に向かって傾動動作される。
荷箱2は、床面部2aと、この床面部2aの前端に立設されたフロントプロテクタ(前壁)2bと、床面部2aの左右にそれぞれ立設されたサイドゲート2cと、床面部2aの後端に立設されたテールゲート2dとを有する。テールゲート2dの上端部には、ヒンジ2eが設けられており、上述した荷箱2の傾動動作の際、テールゲート2dがヒンジ2eを中心に回動する下開き動作が行われる。
ダンプトラック100には、荷箱2に積載された土砂等が走行中に飛散することを防止するために、飛散防止装置10が備えられている。飛散防止装置10について、図1〜図6を参照して説明する。飛散防止装置10は、荷箱2の左右の側面にそれぞれ設けられているが、ここでは、荷箱2の一方の側面(左側面)に設けられる飛散防止装置10について代表して説明することとする。
図1〜図6に示すように、飛散防止装置10は、荷箱2のサイドゲート2cの長手方向(前後方向)に沿って設けられたシート付きフレーム20と、このシート付きフレーム20をサイドゲート2cに対し回動不能とするロック状態と、シート付きフレーム20をサイドゲート2cに対し回動可能とする解除状態とを切り替えるロック装置30とを備えている。
シート付きフレーム20は、サイドゲート2cの長手方向の略全長にわたって設けられている。シート付きフレーム20は、サイドゲート2cの上縁部2fに回動可能に支持されたフレーム23に、シート24が掛けられた構成になっている。具体的には、シート付きフレーム20は、軸受部材21と、軸受部材21に軸支された支軸22を有するフレーム23と、フレーム23に掛けられたシート24とを備えている。
軸受部材21は、サイドゲート2cの上縁部2fのうちの前端部及び後端部にそれぞれ設けられている。フレーム23は、パイプ状の鋼材によって形成された略長方形状の外枠部材23aと、この外枠部材23aの内側に設けられる棒状の補強部材23bとが組み合わされた構成になっている。外枠部材23aの前端部及び後端部には、前後方向に延びる支軸22がそれぞれ設けられており、これらの支軸22が、上述した軸受部材21によって回転自在に軸支されている。シート24は、フレーム23の外枠部材23aを覆うように掛けられている。この場合、シート24の外縁部に形成された孔部24aにロープ25を通して外枠部材23aに括り付けられることによって、シート24がフレーム23に掛けられるようになっている。シート付きフレーム20の前端部は、斜めに傾斜した形状になっており、側面視で、フロントプロテクタ2bのサイドパネル2hの後面に略平行に形成されている。シート付きフレーム20の前端部とサイドパネル2hの後面との間には若干の隙間が設けられており、シート付きフレーム20を回動する際、シート付きフレーム20がサイドパネル2hに干渉しないようになっている。なお、シート付きフレーム20の前端部とサイドパネル2hの後面との隙間を狭くすることによって、飛散防止効果を向上させることが可能になる。
シート付きフレーム20は、サイドゲート2cに対して、図4に示すように、支軸22を中心に回動可能になっている。このようなシート付きフレーム20の回動によって、本実施形態では、シート付きフレーム20がサイドゲート2cの外壁面2gに対向して配置される外側位置P1(1点鎖線で示す位置)や、シート付きフレーム20がサイドゲート2c上で略垂直な姿勢で起立する起立位置P2(実線で示す位置)、シート付きフレーム20が荷箱2の上方開口部を覆う内側位置P3(2点鎖線で示す位置)等に、シート付きフレーム20を位置させることが可能になっている。
外側位置P1は、シート付きフレーム20が、サイドゲート2cの外壁面2gに沿って互いに向き合った位置であり、起立位置P2は、シート付きフレーム20が、サイドゲート2cの外壁面2gに略沿った方向(略鉛直方向)に立ち上げられた位置である。内側位置P3は、シート付きフレーム20が、荷箱2の内方側に略水平方向に倒伏した位置である。荷箱2に土砂等が積載された状態で車両が走行する際には、土砂等の飛散を防止するために、シート付きフレーム20を内側位置P3に位置させればよい。一方、土砂等を排出する際には、シート付きフレーム20を起立位置P2または外側位置P1に位置させればよい。なお、シート付きフレーム20の回動を手動で行うことも可能であり、あるいは油圧装置や電動装置等を用いることによって自動的に行うことも可能である。
また、内側位置P3では、図4に示すように、フレーム23が、サイドゲート2cの上縁部2fに当接することによって、シート付きフレーム20が略水平な姿勢で保持される。具体的には、軸受部材21は、サイドゲート2cの上縁部2fよりも上方に設けられており、軸受部材21は、支持部材26を介してサイドゲート2cの上縁部2fに固定されている。フレーム23の外枠部材23aと、支軸22とを接続する接続部23dは、湾曲した形状に形成されている。そして、フレーム23の接続部23dが、サイドゲート2cの上縁部2fに当接することによって、シート付きフレーム20の回動が規制され、内側位置P3において、シート付きフレーム20が略水平な姿勢で保持されるようになっている。
次に、ロック装置30について説明する。ロック装置30は、係合部材31と、ロック部材32とを備えている。係合部材31がロック部材32に係合することによって、ロック装置30が、図2に示すようなロック状態となり、係合部材31がロック部材32から離脱することによって、ロック装置30が、図3に示すような解除状態となる。
係合部材31は、図5、図6に示すように、シート付きフレーム20に固定された固定ブラケット31bと、この固定ブラケット31bに対してシャフト31cを中心に回動可能に設けられた可動ブラケット31aとを備えている。固定ブラケット31bは、シート付きフレーム20のフレーム23(外枠部材23a)に一体的に設けられている。シャフト31cの中心軸は、車両幅方向に沿って延びている。
具体的には、固定ブラケット31bは、平面視で略L字状に形成されており、フレーム23と略平行に配置された平行部分31dと、この平行部分31dの前端に接続され、且つ平行部分31dに対し、略垂直な方向に屈曲された屈曲部分31eとを備えている。固定ブラケット31bの平行部分31dは、前後方向に沿って設けられ、屈曲部分31eは、車両幅方向に沿って設けられている。そして、固定ブラケット31bの屈曲部分31eに、フレーム23の前端部23cが、溶接等の手段によって固着されている。固定ブラケット31bの平行部分31dには、蝶ナット31hが装着されている。また、固定ブラケット31bの平行部分31dと、フレーム23との間には、平面視で、所定の隙間C1が設けられている(図6参照)。
可動ブラケット31aは、シャフト31cによって、固定ブラケット31bに連結されている。可動ブラケット31aは、固定ブラケット31bの平行部分31dと略平行に配置されており、前後方向に沿って設けられている。可動ブラケット31aには、2つの凹部31f,31gが形成されている。また、可動ブラケット31aには、車両幅方向に突出する突起部31iが設けられている。
可動ブラケット31aは、シャフト31cを中心に、図2に示す突出位置P11と、図3に示す退避位置P12との間において、略180°の範囲で回動可能となっている。上述した突起部31iを掴むことで、可動ブラケット31aを手動で回動させることが可能になっている。なお、図3では、突出位置P11と退避位置P12との間に位置する可動ブラケット31aを1点鎖線で示している。
突出位置P11では、可動ブラケット31aは、側面視でフロントプロテクタ2bのサイドパネル2hとオーバーラップするように、前方側へ向けて突出する。この突出位置P11では、可動ブラケット31aの凹部31f内に、ロック部材32のフック32aが位置することで、可動ブラケット31aがフック32aに係合する。これにより、可動ブラケット31aの反時計回りの回動が阻止される。
一方、退避位置P12では、可動ブラケット31aは、側面視でフロントプロテクタ2bのサイドパネル2hとオーバーラップせず、サイドパネル2hとの間に隙間が設けられる位置まで後退する。この退避位置P12では、可動ブラケット31aは、固定ブラケット31bの平行部分31dと側面視でオーバーラップし、凹部31g内に蝶ナット31hが位置することで、可動ブラケット31aが蝶ナット31hに係合する。これにより、可動ブラケット31aの時計回りの回動が阻止される。また、蝶ナット31hを締め付けることによって、退避位置P12での可動ブラケット31aの固定を確実に行うことができる。
ロック部材32は、図2、図3に示すように、フロントプロテクタ2bのサイドパネル2hに取り付けられたフック32a、サイドパネル2hに支持されたハンドル32b、ハンドル32bに一体的に連結されたフレーム32c、フック32aに引っ掛け可能なリング部材32d、フレーム32c内に収容されたスプリング32e等を有している。ハンドル32bを下げ位置(図2、図3に示す位置)に操作した状態では、スプリング32eの弾性力によって、リング部材32dに対し、サイドパネル2h側(図2、図3の紙面奥側)に向かう方向の押し付け力が発生する。そして、図2に示すように、リング部材32dをフック32aに引っ掛けた状態で、ハンドル32bを下げ位置に操作することによって、上述した突出位置P11に位置する可動ブラケット31aが、リング部材32dと、フロントプロテクタ2bのサイドパネル2hとによって挟持される。これにより、可動ブラケット31aが回動不能な状態に保持される。
一方、ハンドル32bを上げ位置に操作した状態では、スプリング32eの弾性力による、リング部材32dに対する上記の押し付け力が解除される。この状態で、フック32aからリング部材32dを離脱させ、再度、ハンドル32bを下げ位置に操作すると、図3に示す状態になる。これにより、上述した突出位置P11に位置する可動ブラケット31aが回動可能な状態になり、上述した退避位置P12への回動が可能になる。
本実施形態では、飛散防止装置10において、上述のように構成されたロック装置30が設けられており、可動ブラケット31aが突出位置P11に移動することで、ロック装置30がロック状態になり、シート付きフレーム20が起立位置P2に保持される一方、可動ブラケット31aが退避位置P12に移動することで、ロック装置30が解除状態になるとともに、当該可動ブラケット31aが、側面視で、荷箱2とオーバーラップしない位置まで後方側に移動することを特徴としている。
このような飛散防止装置10によれば、ロック装置30のロック状態で、起立位置P2でシート付きフレーム20を確実に保持することができ、しかも、ロック装置30の解除状態で、内側位置P3までシート付きフレーム20を容易に回動させることができる。つまり、ロック装置30の解除状態で、可動ブラケット31aが、側面視で、荷箱2のフロントプロテクタ2bのサイドパネル2hとオーバーラップしない位置まで後方側に移動するので、シート付きフレーム20を起立位置P2から内側位置P3に向けて回動させる際、フロントプロテクタ2bに可動ブラケット31aが干渉することを回避できる。これにより、ロック装置30の解除状態で、シート付きフレーム20の回動範囲として、外側位置P1と内側位置P3との間の範囲(略270°の範囲)を確保することができ、飛散防止装置10の汎用性を向上させることができる。
また、本実施形態では、可動ブラケット31aが、シート付きフレーム20のフレーム23に対し、車両幅方向に沿って延びるシャフト31cを中心に回動可能に設けられているので、シャフト31cを中心に可動ブラケット31aを回動させることによって、ロック装置30のロック状態と解除状態とを容易に切り替えることができる。
また、本実施形態では、固定ブラケット31bの平行部分31dと、シート付きフレーム20のフレーム23との間には、平面視で、所定の隙間C1が設けられている。ここで、隙間C1が設けられていない場合、固定ブラケット31bが設けられている箇所には、シート24をフレーム23に括り付ける(固定する)ためのロープ25を配置することが困難になり、その箇所でシート24がフレーム23から剥がれることが懸念される。これに対し、本実施形態によれば、隙間C1にロープ25を通してシート24をフレーム23に固定することができ、固定ブラケット31bが設けられている箇所においても、ロープ25を用いてシート24をフレーム23に確実に固定することができる。これにより、シート24がフレーム23から剥がれることを未然に防止することができる。
今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記実施形態では、可動部材としての可動ブラケット31aが、シャフト31cを中心に回動することで、突出位置P11と退避位置P12との間で移動するように構成された。しかし、これに限らず、可動部材を直線的にスライドさせることによって、可動部材が、突出位置P11と退避位置P12との間で移動する構成としてもよい。
以上では、荷箱2をダンプ装置によって傾動可能なダンプトラック100に対し、本発明を適用した場合について説明した。しかし、これに限らず、ダンプ装置を備えておらず、荷箱2の傾動動作が行われないトラックに対しても、本発明を適用することは可能である。
本発明は、荷箱に積載された土砂等が走行中に飛散することを防止するためのトラックの飛散防止装置に利用可能である。
100 ダンプトラック(トラック)
2 荷箱
2b フロントプロテクタ(前壁)
2c サイドゲート
10 飛散防止装置
20 シート付きフレーム
23 フレーム
24 シート
30 ロック装置
31a 可動ブラケット(可動部材)
31b 固定ブラケット(固定部材)
32 ロック部材
32a フック
P1 外側位置
P2 起立位置
P3 内側位置
P11 突出位置
P12 退避位置

Claims (3)

  1. 荷箱のサイドゲートの長手方向に沿ってシート付きフレームが設けられたトラックの飛散防止装置であって、
    前記シート付きフレームを前記サイドゲートに対し回動不能なロック状態と、前記シート付きフレームを前記サイドゲートに対し回動可能な解除状態とを切り替えるロック装置を備え、
    前記ロック装置は、前記シート付きフレームの前端部に設けられた可動部材を有しており、
    前記可動部材は、前方側へ向けて突出して前記荷箱の前壁に固定されたフックに係合する突出位置と、後方側へ向けて後退し前記フックから離脱する退避位置との間で移動可能に構成され、
    前記可動部材が前記突出位置に移動することで、前記ロック装置がロック状態になり、前記シート付きフレームが前記サイドゲートに対して起立する起立位置に保持される一方、
    前記可動部材が前記退避位置に移動することで、前記ロック装置が解除状態になるとともに、前記シート付きフレームが荷箱の外側位置と荷箱の内側位置との間で回動可能となることを特徴とするトラックの飛散防止装置。
  2. 請求項1に記載のトラックの飛散防止装置において、
    前記可動部材は、前記荷箱の幅方向を軸方向とするシャフトを中心として、前記退避位置から前記突出位置に姿勢変更する際に前記フックの上方から当該フックに接近するように回動可能に設けられていることを特徴とするトラックの飛散防止装置。
  3. 請求項1または2に記載のトラックの飛散防止装置において、
    前記シート付きフレームが起立位置に保持される際、当該シート付きフレームは前記荷箱内側にわずかに傾斜した姿勢とされることを特徴とするトラック飛散防止装置。
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