JP6849562B2 - ダンプ車両 - Google Patents

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Description

本発明は、荷箱が搭載されたダンプ車両、特に荷箱のテールゲートが上開き可能なダンプ車両に関する。
ダンプ車両は、車両フレーム上で傾動可能な荷箱が搭載されており、この中には、荷箱のテールゲートがその下端縁を中心にして上開き可能に設けられ、さらにそのテールゲートの上開き動作が車両後方に張り出す位置、具体的には水平方向に張り出した姿勢で規制されるものがある(例えば、特許文献1)。
こうしたダンプ車両の場合、テールゲートが水平に張り出した姿勢となる分だけ、ダンプ(荷箱の後傾動作)時において、荷箱に積載した土砂を車両後方側に排出できる。一般に、ダンプによって排出された土砂は山積み状態となるが、この排出位置が荷箱やダンプ車両に近いほどダンプ車両の後部、具体的にはバンパやテールランプなどに土砂がかかる。さらには、山積みされた土砂の中にこれらの部品等が埋もれてしまうこともある。これらに対して上述したテールゲートが水平に張り出すダンプ車両の場合、土砂をダンプ車両から離れた位置に排出できる構造は、ダンプ車両後部の土砂かぶりや部品損傷を回避できる点で好ましい。
テールゲートの上開き動作に関しては、ダンプ動作に連動して行われる場合と、ダンプ動作とは独立して行われる場合を使い分ける構成も知られている(特許文献1)。連動して行われる場合には、荷箱内の土砂に押されてテールゲートが不意に上開きすることや、テールゲートの自重で不意に上開きすることを防止するために、その動作を規制するためのロック装置によってテールゲートは固縛されている。その一方で、独立して上開き動作が行われる場合には、ロック装置の固縛を解除する構成となっており、その固縛やその解除の簡易化を果たす構成も工夫されている(特許文献2)。
特開2001−294074号公報 特開2012−66726号公報
テールゲートが水平に張り出すダンプ車両と異なり、下垂状態まで上開きするダンプ車両も多い。これらのダンプ車両は、いずれもテールゲートが上開きする点で共通する。本発明者は、この共通点に着目し、テールゲートが水平に張り出すダンプ車両のさらなる使用形態の拡充を図った。
具体的には、テールゲートが上開きする場合、その上開きによって荷箱の後方が開口する。特に、開口部分の上側に規制が無いため、荷箱の耐久性等を満たす限り、建設機械を積みおろすことも可能となる。ただし、この積みおろしの際には、地面に対する坂道となるように長尺の道板が荷箱床面縁部に架設可能な構成が必要となる。
このとき、テールゲートが下垂状態まで上開きして荷箱床面の後方縁部まで開口(露出)するダンプ車両とは異なり、上述したテールゲートが水平に張り出すダンプ車両の場合、その水平に張り出したテールゲートが荷箱床面の後方縁部を覆うような状態となる。つまり、当該後方端部の露出を阻害することになり、道板を架設するための係合部材を荷箱床面の縁部及びその周辺に設置できない、または設置できても水平に張り出したテールゲートによって覆い被さられた状態となってしまう。そのため、テールゲートが下垂状態まで上開きするダンプ車両では、実際に建設機械の積みおろしを可能とする車両が多く存在するのに対し、テールゲートが水平に張り出すダンプ車両では、建設機械の積みおろしを実現できるものが存在しなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、上開きしたテールゲートが水平に張り出すダンプ車両において、建設機械等を積みおろすために用いられる道板を架設可能な構成を提供する。
車両フレーム上に傾動可能に搭載された荷箱において、車両幅方向を軸方向として下端縁を中心に起立姿勢と略水平姿勢との間で回動可能に設けられたテールゲートと、当該テールゲートの後面に車両幅方向を軸方向として回動可能に連結されたリンク部材を有するリンク機構と、前記テールゲートにおいて前記リンク機構に対する相対的な回動動作を規制するロック装置とを備えたダンプ車両を対象とする。
前記テールゲートにおける回動先端部には、前記ロック装置による前記相対的な回動動作の規制が解除されて上開きされた前記テールゲートと地面との間に架設される道板部が係合される係合部が設けられている。
前記係合部は、前記道板部が係合される凹部を有し、前記凹部は、前記相対的な回動動作が解除されて前記テールゲートが上開きされた際に、上方にその開口部が向くように設けられている構成とすることもできる。
また、前記テールゲートは、前記係合部に道板が係合される際、当該道板と前記荷箱の床面部との間の架橋部として張り出される構成としても良い。
さらに前記テールゲートは、前記上開きの際に、前記荷箱の床面部と略面一状態とされる主面部と、当該主面よりも厚みの小さな板状体が折り曲げられてなる補強部とを有し、前記係合部は少なくとも前記主面部に固設されている構成としても良い。
本発明に係るダンプ車両は、略水平姿勢まで上開き(下端縁を中心に回動)可能なテールゲートの回動先端部に、道板が係止される係止部が設けられているので、道板及びテールゲートを介して、ダンプ車両の荷箱と地面との間で建設機械等の積みおろしを行うことができる。本発明によれば、荷箱床面の後方端部及びその周辺部がテールゲートに阻害されて開口(露出)していなくても、水平に張り出しているテールゲートを荷箱床面に対する道板の一部として利用できるので、当該ダンプ車両も建設機械等を運搬するものとして機能拡充を果たすことができる。
本発明に係るダンプ車両を示す側面図である。 本発明に係るダンプ車両の後部の一部を示す側方模式図である。 (a)は本発明に係るダンプ車両のテールゲートを示す後面図、(b)は同テールゲートを示す模式側面図である。 (a)は本発明の別の実施形態に係るダンプ車両のテールゲートを示す後面図、(b)は同テールゲートを示す模式側面図である。
本発明に係るダンプ車両の実施形態の一例に関して、図面を用いて説明する。
図1は本実施形態のダンプ車両100の側面図である。ダンプ車両100は、車両前後方向を長手方向とする車両フレーム1の上に搭載された荷箱2を備えている。
図1(a)のように、ダンプ車両100は、荷箱2が車両フレーム1に対して水平な状態(実線部)のときを車両走行状態とし、荷箱2が後部ヒンジ3を中心にして車両後方側(図中の右側)に傾動(ダンプ)状態とを採ることができる。なお、荷箱2が傾動状態となる際、油圧シリンダを含んだ既知のダンプ装置(不図示)が用いられている。
テールゲート4を示す図1(b)のように、本実施形態のダンプ車両100に係るテールゲート4は、鉛直方向よりも車両後方側に傾斜した状態が起立状態となっている。
また、図1(c)のように、テールゲート4は、荷箱2の後端に設けられた図示しない規制部材で規制される略水平な位置まで回動可能(上開き可能)になされており、当該位置まで上開きされることで、荷箱2の後方側に開口部が形成される。さらに図示のとおり、テールゲート4が略水平な位置で車両後方側に張り出した姿勢となった際に、長尺状の金属製又は木製の道板5がそのテールゲート4の上開き動作に係る回動先端側に架設されると、この道板5及びテールゲート4によって、荷箱2の床面部2aと地面との連通路が形成される。この連通路を介して、建設機械等の積みおろしが可能となる。
テールゲート4は、図2に示す開閉装置6によって、その回動動作が操作されるように構成されている。
テールゲート4は、その下端部と荷箱2との間に設けられてテールゲート4の下端縁に位置するヒンジ4rを中心にして上下方向に回動可能に設けられている。テールゲート4が下方向に回動する(上開きする)際には、その後面に設けられた左右一対のストッパ4sが、荷箱2に固定された車両幅方向を長手方向とする支持部材2sに当接するまで回動可能となっている。
開閉装置6は、一端部61aが荷箱2の底部に回動自在に支持されたリンク部材となるリンクアーム61を有するリンク機構となっており、このリンクアーム61の他にも、リンクアーム61の他端部61bに一端部63aが回動自在に支持された連結ロッド63と、連結ロッド63の他端部63bが連結されるとともにテールゲート4の下端部に固設されたブラケットアーム65とを備えてなるものである。
リンクアーム61の途中部には、荷箱2が車両フレーム1上で略水平に配置された状態において車両フレーム1側に設けられた当接部材1aと当接する当接ローラ62が設けられている。
連結ロッド63は、その本体部63cを回転させることにより長さが調節自在に構成された所謂ターンバックル機能を備えたロッドである。この連結ロッド63の他端部63bとブラケットアーム65とは、連結ロッド63の他端部63bに設けたピン(不図示)とブラケットアーム65に形成された長孔66とによるピン連結機構が採用されている(例えば、特許4345908号)。
ブラケットアーム65は、図3(a)に示すように、所定の間隔を離して固定状態で配置された2枚のブラケット65aからなり、これらブラケット65aに上記の長孔66がそれぞれ形成されている。そして、これら左右の長孔66に上記のピン64が摺動自在に挿入されている。
長孔66に挿入配置されてなるピン64は、長孔66の下端部に配置された位置で固定可能になされるとともに、その固定の解除により長孔66内を摺動可能となっている。この摺動が行われることで、テールゲート4が開閉装置6に対して相対的に回動可能となる。つまり、上述したようなピン連結機構が、テールゲートにおいて開閉装置6のようなリンク機構に対する相対的な回動動作を規制するロック装置として機能する。
具体的には、ブラケット65aの外方に突出されたピン64の両端部に固設された左右一対のストッパ621と、このストッパ621に対応してブラケット65aの外側面に固設されてストッパ621と係脱自在な左右一対の係止部材(不図示)とから構成されている。
これら左右一対のストッパ621と係止部材とは、左右対称に配置されており、ストッパ621は、そのストッパ本体部621aの内側面に突設されて図示の状態でピン64の下方側に略三日月状の第1凸部623が形成されてなる。この略三日月状の第1凸部623の上面が係止部材との係止面になされている。
図示のとおり、ピン64が挿入されているストッパ本体部621aには、そのピン64を挿入するための取付孔(不図示)が設けられ、取付孔にピン14が嵌入された状態で溶接等を行うことで、ストッパ621がピン14の両端部に固設されている。
上記の係止部材には、第1凸部623に対応するように、係止部材の外側面に略三日月形状の第2凸係止部27が突設されており、この第2凸部の下面が第1凸部623の上面となる係止面を摺接しながら係脱する構成となっている。
また、ピン14の両端には、このピン14を回動操作するための操作レバー67が連設されている。従って、操作レバー67によりピン64を回動操作してストッパ621の係止面をブラケットアーム65側の係止部材の係止面に係止させることで、両者が締め込むような形で強固に固定され、これによりピン64がブラケットアーム65の長孔66の下端部に固定される。
本実施形態では、この開閉装置6は、荷箱2の底部の中央部に単一で設けられた構成としているが、その位置や数は適宜変更可能である。
この開閉装置6の動作について説明すると、まず、ダンプ車両100が走行状態(図1(b))においては、荷箱2は車両フレーム1上で水平配置されるとともに、テールゲート4が後方にやや傾斜した状態で荷箱2の後部開口を閉塞している。このとき、操作レバー67でピン64を回動操作してストッパ621を係止部材に係止させているので、ピン64をブラケットアーム65の長孔66の下端部に強固に固定(ロック)している。
次に、操作レバー67でピン64を車両後方側に回動操作して、ストッパ621を係止部材の係止を解除させる。つまり、ブラケットアーム65の長孔66の下端部におけるピン64の固定を解除すると、後方に傾斜状態で配置されているテールゲート4の自重によりピン64が長孔66を上方に摺動しながら、テールゲート4が略水平な位置まで開放される(図1(c)参照)。つまり、テールゲート4を手動操作によって開閉装置6に対して相対的に回動可能となり、荷箱2の後方側を開放させることができる。この状態で荷箱2を傾動させると、テールゲート4は開放状態を維持して荷箱2とともに傾動し、荷物の排出が行われる。
また、ピン64を長孔66の下端部で固定した状態で、荷箱2を傾動させると、荷箱2の傾動に伴ってリンクアーム61の当接ローラ62が当接部材1aから離間することで、リンクアーム61はその一端部61aを中心とする下方への回動を許容されることになり、これによりリンクアーム61と連結ロッド63及びブラケットアーム65を介して連結されたテールゲート4が荷箱2の傾動とともに当該荷箱2に対して徐々に下方に回動し、図10に示すように荷箱2の床面と同一平面上となる位置まで開放される。これによっても荷物の排出が行われる。
上記開閉装置6によってテールゲート4が略水平に張り出した状態となる分だけ荷物、具体的には土砂等をダンプ車両100から車両後方側に離れた位置に排出できる。さらに、その効果に加えて、本実施形態に係るダンプ車両100は、テールゲート4の上部、具体的には起立位置と略水平に張り出した位置との間の回動動作において、その回動先端部4aに略コ字状の折り曲げブラケットからなる係合部7が設けられている。
係合部7は車両幅方向を長手方向とする金属製の板状体で、折り曲げ加工されてなる両方の端部7aがテールゲート4の上端面41に対して溶接によって固定されてなる。本実施形態では、図3(a)のとおり、テールゲート4の左右の両端部にそれぞれ設けられているが、その中央部にさらに設けた配置としても良い。テールゲート4が起立状態の際には、テールゲート4の上端面41が車両後方側の斜め上方を向いているため、略コ字状の係合部7には、テールゲート4の上端面41とによって車両前方側の斜め上方に向かって開放された略ロ字状の開口部7aが形成されている。
テールゲート4の回動先端部4aに設けられた係合部7は、図3(b)に示すように、起立状態(二点鎖線部)では、上述した方向に開口部7aが向いているが、回動させて略水平に張り出した状態とした際には、鉛直方向に開放した状態となる。開口部7aが鉛直方向を向いた状態となるので、テールゲート4と地面との間を架設して建設機械の積みおろしに用いられる道板5を引っかけて係合状態にし易くなる(図1(c)参照)。また、従来から存在するようなテールゲートが下垂状態まで上開きして荷箱床面の後方縁部に係合部材が設けられた上述したダンプ車両と同様に、開口部7aが鉛直方向を向いているので、作業者は従来と同様の道板かつ同様の手法で道板5を係合させることができる。
本実施形態に係るダンプ車両100では、テールゲート4を略水平に張り出した状態として、土砂等を荷箱2の床面部2aだけでなくテールゲート4を介して排出するので、排出される土砂等の圧力に耐えることのできる強度が必要となる。そこで、図3(b)に示すように、テールゲート4は、その部位で異なる厚みを有する金属板が組み合わされてなる。先ず、テールゲート4の起立時に荷箱2の後方側を塞ぐように起立した主面部401は、荷箱2の床面部2aと同じ厚みD1を有する。したがって、テールゲート4が略水平に張り出して土砂等を排出する際でも、荷箱2の床面部2aと同様に高い耐久性能を備えることができる。また、テールゲート4の回動先端部4aに設けられた車両幅方向を長手方向とするアッパースチフナ402も主面部401と同等の厚みD2を有している。また、主面部401の撓みを防止する補強材として、テールゲート4の回動基端部側に設けられて車両幅方向を長手方向とするロアスチフナ403は上記の厚みD1、D2よりも小さな厚みD3となっており、テールゲート4の軽量化に役立っている。また、車両幅方向と略直交する方向を長手方向とする縦スチフナ404もロアスチフナ403と同様の厚みD3を有している。なお、アッパースチフナ402、ロアスチフナ403、及び縦スチフナ404はいずれも主面部401に溶接を介して固定されている。
この厚みの大きな主面部401及びアッパースチフナ402に係合部7が設けられており、道板5及び建設機械の重量にも高い耐久性能を備えることができる。こうした構成のテールゲート4と係合部7との組み合わせによって、ダンプ車両100は、荷箱2に土砂等を積載している際には効率的なダンプ排出を可能とするとともに、建設機械等を荷箱2に対して積みおろしする際には高い強度で建設機械等を支持可能とすることができる。また、テールゲート4に係合部7が設けられた構成とすることで、本実施形態に係るダンプ車両100とは異なってテールゲートが下垂状態となるまで回動する構成のダンプ車両だと、テールゲートではなく荷箱の床面部の後方端部が折り曲げ加工されてなる部位(一般にテールパネルと呼ばれる部分)に係合部7が設けられることになる。ただし、この場合、テールパネルにはテールゲートの落下防止部材などの他の部材も設けられているため、係合部7を設置するためのスペースが制限されてしまう。一方で、本実施形態に係るダンプ車両100だと、テールゲート4の回動先端部4aに係合部7が設けられる構成なので、テールゲート4の落下防止部材等によるスペース上の制限は少ない。そのため、係合部7の取付位置の自由度が高くなり、さらには車両幅方向におけるその長さWに関しても十分な大きさを確保することができる。特に、その長さWが大きいほど、道板5の幅(車両幅方向における長さ)も大きく確保できるので、建設機械の積みおろしの安全面で好ましい。
略水平に張り出すことが可能なテールゲート4に係合部7が設けられた構成とすることで、土砂等の排出性能の高いダンプ車両100にとって、建設機械等の積みおろしも可能になり、その使用用途が拡充される。こうしたダンプ車両100に関しては、テールゲート4の上端面41に係合部7を設けたものに限らず、図4のような構成も採用可能である。なお、テールゲート以外は上述した構成と同じ構成となっているため、同じ符号を用いて説明する。
図4(a)には、係合部7が回動先端部8aに設けられたテールゲート8が示されている。このテールゲート8も、鉛直方向よりも車両後方側に傾斜した状態が起立状態となっており、図4(b)のように略水平に張り出した状態に回動可能となっている。
テールゲート8は、荷箱2の床面部2aと同じ厚みを有する金属板状の主面部801と、当該主面部801と同じ厚みを有する金属板状のアッパースチフナ802と、主面部801及びアッパースチフナ802よりも小さな厚みの金属板状のロアスチフナ803と、ロアスチフナ803と同じ厚みの金属板状の縦スチフナ804とが組み合わされてなる。ここで、アッパースチフナ802は、主面部801に対して略V字状となるように折り曲げられてなるテーパー面部802a、802bを有し、図4(b)のとおり、一方のテーパー面部802aには係合部7が固定されている。このテーパー面部802aに固定されていることで、係合部7の開口部7aは、テールゲート8が略水平に張り出した状態のときに上方を向いた状態、具体的には車両後方側の斜め上方を向いた状態となるので、道板5を係合し易い。
また、図示のとおり、張り出したテールゲート8の略水平方向(左右方向)に交差するようにテーパー面部802aが設けられているので、荷箱2をダンプさせて土砂等を排出する際には、略水平方向に張り出したテールゲート8も同様に後部ヒンジ3(図1(a)参照)を中心に時計回りに回転し、テールゲート8の回動先端部8a(図4(a)参照)の鉛直下方側に位置する状態となる。このため、主面部801を滑り落ちる土砂等が係合部材7に干渉することを回避できるので、係合部材7の損傷等の防止にもつながる。
以上のとおり、テールゲート4、8の回動先端部4a、8aに係合部7が設けられた構成を説明したが、テールゲートの回動先端部4a、8aであれば、その回動先端部4a、8aと係合部7の構成は上述した構成に限定されない。少なくとも、テールゲート4、8が略水平に張り出した状態に回動した際に、係合部7の開口部7aが鉛直上側から車両の斜め後方側を含むような上方を向いた状態であれば適宜適用可能である。
また、この開口部7aに関しても、道板5を係合できるものであれば、その形状は適宜設計変更可能である。上述した開口部7aでは、略コ字状の折り曲げブラケットによって形成される構成としたが、道板が係合できるように、単に係合凹部や係合溝となっている構成でも構わない。また、係合部7は回動先端部4a、8aに溶接を介して固定されたものとしたが、道板及び建設機械等を支持できれば溶接以外の手段で固定した構成でも構わない。さらに、係合部7は、折り曲げブラケットのようにテールゲート4、8に対して固定する部材だけでなく、テールゲート4、8の回動先端部4a、8aにおいて、凹部や溝部を設けてなる構成であっても構わない。
本発明は、テールゲートを略水平に張り出した状態まで上開きすることが可能なダンプ車両全般に対して有用である。
1 車両フレーム
2 荷箱
3 ダンプヒンジ
4 テールゲート
5 道板
6 リンクアーム
7 係合部
8 テールゲート
2a 床面部(荷箱)
41 上端面
4a 回動先端部
401 主面部
402 アッパースチフナ
403 ロアスチフナ
404 縦スチフナ
7a 開口部
100 ダンプ車両

Claims (4)

  1. 車両フレーム上に傾動可能に搭載された荷箱において、車両幅方向を軸方向として下端縁を中心に起立姿勢と略水平姿勢との間で回動可能に設けられたテールゲートと、
    当該テールゲートの後面に車両幅方向を軸方向として回動可能に連結されたリンク部材を有するリンク機構と、
    前記テールゲートにおいて前記リンク機構に対する相対的な回動動作を規制するロック装置と、
    を備え、
    前記テールゲートにおける回動先端部のうちの上端面には、前記ロック装置による前記相対的な回動動作の規制が解除されて上開きされた前記テールゲートと地面との間に架設される道板部が係合される略コ字状の折り曲げブラケットからなる係合部が設けられている
    ことを特徴とするダンプ車両。
  2. 前記係合部は、前記道板部が係合される凹部を有し、
    前記凹部は、前記相対的な回動動作が解除されて前記テールゲートが上開きされた際に、上方にその開口部が向くように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のダンプ車両。
  3. 前記テールゲートは、前記係合部に前記道板部が係合される際、当該道板と前記荷箱の床面部との間の架橋部として張り出される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のダンプ車両。
  4. 前記テールゲートは、前記上開きの際に、前記荷箱の床面部と略面一状態とされる主面部と、当該主面よりも厚みの小さな板状体が折り曲げられてなる補強部とを有し、
    前記係合部は少なくとも前記主面部に固設されている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のダンプ車両。
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