JP3866931B2 - コンテナ積み降ろし車両 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテナの搬送とともに、コンテナの積み降ろし及びダンプが可能なコンテナ積み降ろし車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンテナ積み降ろし車両は、一般ごみや産業廃棄物等を集積したコンテナを、車体に搭載したアーム等により積み降ろしできるとともに、車体に載せたコンテナをダンプさせて中味のみを降ろすこともできるように構成されている。図12の(a)は、コンテナ積み降ろし車両の車体101からコンテナ102を降ろす途中の状態を示す側面図である。図において、アームは、車体101に軸着されて回動可能なダンプアーム103(この状態では車体101に隠れている。)と、その先端側に接続されたL字状の荷役アーム104とにより構成されている。荷役アーム104に接続されたシリンダ105が伸長動作すると、荷役アーム104の先端のフック104aに引っかけられた状態で図示のようにコンテナ102が傾動しながらローラ102aの部分で着地する。この状態からさらにシリンダ105を伸長動作させると、コンテナ102全体が地面に降ろされる(図13参照)。このように、コンテナ102を降ろす場合には、本来、荷役アーム104のみが回動してダンプアーム103は回動せず、荷役アーム104の基端部104bとダンプアーム103とが(a)に示すように「く」の字状(若しくは逆「へ」の字状)の位置関係になる。一方、コンテナ102をダンプさせる場合には、ダンプアーム103をコンテナ102の底部に係合させ、上記のような「く」の字の関係にならないようにすることにより、ダンプアーム103と荷役アーム104とを一体的に回動させる。
【0003】
しかしながら、コンテナの降ろし時に、地面の下り傾斜やコンテナの重心の前方偏りがあると、ダンプ時にのみ動作するはずのダンプアームが浮き上がって、降ろし動作が不安定になる。例えば、図12の(b)及び(c)は、下り傾斜地でコンテナ102を降ろす途中の状態を示す側面図である。このような下り傾斜地では、コンテナ102が(b)に示すように水平になるまで、コンテナ102の重量による力の成分が前方に作用することにより、荷役アーム104がコンテナ102に寄り沿うように押しつけられたまま上昇する。従って、ダンプアーム103が図示のように浮き上がる。ところが、(b)の状態からさらにシリンダ105が伸長動作すると、コンテナ102が水平から後方へ傾き始め、これにより、コンテナ102の重量による力の成分が前方から後方に転じる。この結果、(c)に示すように、荷役アーム104の基端部104bとダンプアーム103とは一気に「く」の字の関係になり、これに伴ってダンプアーム103が落下する。
【0004】
このような不安定な動作を防止すべく、ロック装置を用いて、コンテナ降ろし時におけるダンプアームを車体側に固定することが提案されている(例えば特許第2918786号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のようなロック装置を用いてダンプアームの浮き上がりを防止しつつコンテナを降ろす場合に、以下のような問題点が生じることがある。
まず、コンテナを降ろしている途中において、図12の(a)に示すようにコンテナ102がローラ102aの部分で接地した後、このコンテナ102が地面の突起等により円滑に後方へ移動できない場合がある。また、(a)に示す状態のまま、作業者が車両を前方へ少し動かす場合がある。これらの場合にはいずれも、ダンプアーム103の浮き上がりを抑え込んでいるロック装置に過大な衝撃力がかかり、ロック装置の強度によっては、破損の恐れがある。
また、図13に示すように、荷役アーム104が時計回り方向に回動して、コンテナ102の下面全体が接地した後は、フック104aはもはや、ほとんど動くことはできない。このとき作業者は、コンテナ102の下面全体が接地したかどうかを感覚的に捉えて判断する。従って、既に下面全体が接地しているにもかかわらず、まだ接地していないように感じた場合、作業者はさらにシリンダ105を伸長させる。この場合、フック104aは実質的に固定されているのとほとんど同じ状態であるので、荷役アーム104には、フック104aの位置を中心とする時計周り方向への回動力が付与される。この結果、ダンプアーム103には、これを持ち上げる力が付与される。そのため、ロック装置には過大な力がかかり、破損の恐れがある。
【0006】
上記のように、ロック装置を備えたコンテナ積み降ろし車両においては、コンテナ降ろし動作において、ロック装置が破損する恐れがある。とりわけ、コンテナ102の下面全体が接地した後の場合は、ダンプアーム103が持ち上がる以外に力の逃げ場がなく、ロック装置破損の恐れが比較的大きい。従って、少なくともこのような場合のロック装置の破損を防止する構造が求められる。その一方で、ロック装置に関わる構造をむやみに複雑化すると、製造の容易さの点から実用的でなくなる。
【0007】
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、コンテナ降ろし時の不安定動作及びこれを防止するロック装置の破損という問題を解消する簡素な構造のコンテナ積み降ろし車両を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車体に対してコンテナを積み降ろしする動作、及び、車体に載せたコンテナをダンプさせる動作が選択的に実行可能なコンテナ積み降ろし車両であって、
一端が前記車体に軸着されることにより回動可能なダンプアームと、
前記ダンプアームの他端側に回動可能に軸着され、回動端側にコンテナを引っかけるフックを有し、コンテナ積み降ろし時には前記ダンプアームに対して回動し、ダンプ時には前記ダンプアームと一体的に回動する荷役アームと、
前記荷役アームに回動力を付与する駆動装置と、
前記車体及びダンプアームの一方及び他方にそれぞれ、前記動作の選択に応じて動く係合部、及び、前記荷役アームが前記ダンプアームに対して所定の相対的回動位置に達することにより動く被係合部を設けて、これらを互いに係脱させることにより前記車体に対して前記ダンプアームを拘束したロック状態及びそれを解除したロック解除状態とし、コンテナ降ろし作業時においてコンテナ降ろしの初期にはロック状態にあるロック装置とを備えており、
前記ロック装置は、コンテナ降ろし動作においてコンテナが接地しているときは前記被係合部の動作に基づいてロック解除状態となり、かつ、ダンプ動作のときは前記係合部の動作に基づいてロック解除状態となるように、当該係合部と被係合部が共にロック解除のために動作する2つの動作系統を独立して有するものである(請求項1)。
【0009】
上記のように構成されたコンテナ積み降ろし車両(請求項1)では、コンテナ降ろし時の初期においてロック装置がロック状態にあることにより、ダンプアームは車体に拘束され、浮き上がりが防止される。また、コンテナが接地しているときはロック装置がロック解除状態にあることにより、ダンプアームは回動可能となる。また、コンテナ積み降ろしかダンプかの選択によって係合部が動き、被係合部との係脱が行われるとともに、コンテナが接地しているときは、被係合部の動作に基づいてロック解除が行われる。すなわち、ロック装置の2つの要素である係合部及び被係合部を共に動かすことにより、1つのロック装置に2つの動作系統が独立して装備される。
【0010】
また、上記コンテナ積み降ろし車両(請求項1)は、コンテナを降ろす床面に当該コンテナの一端が接地する前に被係合部が動いてロック装置がロック解除状態となるものであってもよい(請求項2)。
この場合、コンテナが接地する時には既にロック装置のロックが解除され、ダンプアームが回動可能な状態となっている。
【0011】
また、上記コンテナ積み降ろし車両(請求項1,2)は、ダンプ時には、係合部の動きに基づいてロック装置がロック解除状態となるものであってもよい(請求項3)。
この場合、ダンプ時には常にロック装置のロックが解除され、ダンプ動作が可能となる。
【0012】
また、上記コンテナ積み降ろし車両(請求項1,2,3)において、ダンプ時及び積み降ろし時にそれぞれコンテナをダンプアームに固縛及び固縛解除する固縛装置が設けられ、固縛及び固縛解除に応じてロック装置がそれぞれロック解除状態及びロック状態となるように、当該固縛装置とロック装置の係合部とが互いに連動していてもよい(請求項4)。
この場合、ダンプ時にはコンテナがダンプアームに固縛されるとともに、ロック装置はロック解除の状態となってダンプアームは車体から解放される。また、積み降ろし時にはコンテナの固縛が解除されるとともに、ロック装置はロック状態となってダンプアームは車体に拘束される。
【0013】
また、上記コンテナ積み降ろし車両(請求項4)において、固縛装置とロック装置の係合部とがワイヤを介して連動していてもよい(請求項5)。
この場合、固縛装置とロック装置とは相互にワイヤにより確実に連動する。
【0014】
また、上記コンテナ積み降ろし車両(請求項1〜4)において、被係合部は荷役アームに設けたドグとの係脱により動作し、当該ドグは、ダンプアームに対して荷役アームを所定位置に案内するガイド面を有するものであってもよい(請求項6)。
この場合、荷役アームがダンプアームに対して回動時の軸振れを生じても、ガイド面がダンプアームに当接して軸振れを矯正し、荷役アームは所定位置に案内される。
【0015】
また、本発明は、車体に対してコンテナを積み降ろしする動作、及び、車体に載せたコンテナをダンプさせる動作が選択的に実行可能なコンテナ積み降ろし車両であって、
一端が前記車体に軸着されることにより回動可能なダンプアームと、
前記ダンプアームの他端側に回動可能に軸着され、回動端側にコンテナを引っかけるフックを有し、コンテナ積み降ろし時には前記ダンプアームに対して回動し、ダンプ時には前記ダンプアームと一体的に回動する荷役アームと、
前記荷役アームに回動力を付与する駆動装置と、
前記車体及びダンプアームの一方及び他方にそれぞれ、前記動作の選択に応じて動く係合部、及び、前記荷役アームが前記ダンプアームに対して所定の相対的回動位置に達することにより動く被係合部を設けて、これらを互いに係脱させることにより前記車体に対して前記ダンプアームを拘束したロック状態及びそれを解除したロック解除状態とし、コンテナ降ろし作業時においてコンテナ降ろしの初期から所定のコンテナ接地状態に達するまではロック状態にあるロック装置とを備えており、
前記ロック装置は、コンテナ降ろし動作においてコンテナが接地状態に達した後さらに前記荷役アームに回動力が付与されると前記被係合部の動作に基づいてロック解除状態となり、かつ、ダンプ動作のときは前記係合部の動作に基づいてロック解除状態となるように、当該係合部と被係合部が共にロック解除のために動作する2つの動作系統を独立して有するものであってもよい(請求項7)。
【0016】
上記のように構成されたコンテナ積み降ろし車両(請求項7)では、コンテナ降ろし時の初期から所定のコンテナ接地状態に達するまではロック装置がロック状態にあることにより、ダンプアームは車体に拘束され、浮き上がりが防止される。また、所定のコンテナ接地状態からさらに荷役アームに回動力が付与されるとロック装置がロック解除状態となることにより、ダンプアームは回動可能となる。また、コンテナ積み降ろしかダンプかの選択によって係合部が動き、被係合部との係脱が行われるとともに、所定のコンテナ接地状態以降では、被係合部の動作に基づいてロック解除が行われる。すなわち、ロック装置の2つの要素である係合部及び被係合部を共に動かすことにより、1つのロック装置に2つの動作系統が独立して装備される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態によるコンテナ積み降ろし車両の、コンテナを搭載した状態における側面図である。図において、車両の後部のシャシフレーム1には、キャリア装置2が取り付けられており、このキャリア装置2にコンテナ3が搭載されている。このコンテナ積み降ろし車両は、車体に対してコンテナ3を積み降ろしする動作、及び、車体に載せたコンテナ3をダンプさせる動作が選択的に実行できるように構成されている。コンテナ3は、キャリア装置2に固定するための掛け止めピン3aと、着地時にコンテナ3の円滑な移動を促すためのローラ3bとを備えている。
【0018】
図2は、上記キャリア装置2のみを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。図の左方が車体前方側、右方が車体後方側である。キャリア装置2は、基台となるサブフレーム4の他、サブフレーム4に軸着されたダンプアーム5と、ダンプアーム5に軸着されたリフトアーム6と、リフトアーム6に挿入され、かつ、図の左右方向にスライド可能なL字状のフックアーム7と、油圧により動作する駆動装置としての一対のリフトシリンダ8及び1個のスライドシリンダ9とを備えている。サブフレーム4は、シャシフレーム1(図1)に固定され、シャシフレーム1と共に車体を構成する。なお、キャリア装置2のサブフレーム4を無くして、シャシフレーム1に直接キャリア装置2を取り付けることもできる。
【0019】
上記ダンプアーム5は、ピン10により右端側でサブフレーム4に軸着され、車体後方側へ回動可能である。また、ダンプアーム5は、右端側に回動自在なローラ5aを備えている。上記リフトアーム6は、ダンプアーム5の左端側に、ピン11により軸着され、フックアーム7と共に、当該ピン11又はピン10を中心に回動可能である。フックアーム7は、回動端側の上端部にコンテナ3(図1)を引っかけるフック7aを有する。リフトアーム6とフックアーム7とは全体として荷役アームを構成し、この荷役アームは、コンテナ積み降ろし時にはダンプアーム5に対してピン11を中心に回動し、ダンプ時にはダンプアーム5と一体的にピン10を中心として回動する。上記スライドシリンダ9は、シリンダ側がリフトアーム6に、ピストン側がフックアーム7にそれぞれ取り付けられており、その伸縮動作により、フックアーム7を、図の(b)に示す実線の位置から二点鎖線の位置まで又はその逆にスライドさせることができる。また、上記リフトシリンダ8は、シリンダ側がサブフレーム4に、ピストン側がリフトアーム6にそれぞれ取り付けられており、その伸縮動作により、リフトアーム6に回動力を付与する。
【0020】
また、図2において、ダンプアーム5上には、これと直交する方向(車体幅方向)に、コンテナ3(図1)の固縛装置12が設けられている。図3は、図2におけるIII−III線断面図に相当する。図3の(a)において、固縛装置12は、ダンプアーム5に固定された支持部材121と、この支持部材121に取り付けられたスリーブ122と、車体幅方向に平行に配置された固縛用シリンダ123と、各スリーブ122を挿通して固縛用シリンダ123のシリンダ部123a側及びピストン123b側にそれぞれ取り付けられ、先端が鉤針状になっている一対の固縛アーム124と、各固縛アーム124の基端側に取り付けられた開放側ストッパ125と、各固縛アーム124の先端側でスリーブ122の外側に取り付けられた固縛側ストッパ126とを備えている。各固縛アーム124は、スリーブ122に開放側ストッパ125と固縛側ストッパ126とが当接するまでの範囲でスライド可能である。従って、固縛用シリンダ123のシリンダ部123aは、図の右側の固縛アーム124に従って水平に移動する。
【0021】
上記シリンダ部123aには、取付金具13を介して、ワイヤ14の端部が取り付けられている。このワイヤ14を収めるワイヤケース15は、ダンプアーム5のクロス部材(梁)5bの上部に取り付けられている。このワイヤ14及びワイヤケース15の行き先については後述する。
【0022】
図3の(a)は、固縛アーム124がコンテナ3の左右両側の底桁3cを固縛している状態を示している。この状態から、固縛用シリンダ123に対してピストン123bが前進する方向に油圧が供給されると、(b)に示すように、各固縛アーム124が外側へ移動して底桁3cとの固縛状態が解除される。また、開放側ストッパ125がスリーブ122に当接して、それ以上の移動は規制される。なお、この当接は、左右同時に起きる必要はなく、一方が先に当接すれば、他方が遅れて当接することにより必ず(b)の状態に達する。従って、シリンダ部123aは、(a)に示す位置から(b)に示す位置まで一定距離移動する。これにより、ワイヤ14が当該一定距離の分だけ、ワイヤケース15に押し込まれる。すなわち、固縛装置12を固縛解除状態にするとワイヤ14が戻される。
【0023】
逆に、(b)の固縛解除状態からコンテナ3の固縛を行うには、この状態から、固縛用シリンダ123に対してピストン123bが後退する方向に油圧が供給される。これにより、各固縛アーム124が内側へ移動して底桁3cと係合し、(a)に示す固縛状態となる。また、このとき、固縛側ストッパ126がスリーブ122に当接して、それ以上の移動は規制される。上記と同様に、この当接も、左右同時に起きる必要はなく、一方が先に当接すれば、他方が遅れて当接することにより必ず(a)の状態に達する。従って、シリンダ部123aは、(b)に示す位置から(a)に示す位置まで一定距離移動する。これにより、ワイヤ14が当該一定距離の分だけ、ワイヤケース15から引き出される。すなわち、固縛装置12を固縛状態にするとワイヤ14が引かれる。
【0024】
次に、図4は、上記ワイヤ14及びワイヤケース15の配置を示す平面図である。ワイヤ14及びワイヤケース15は、ダンプアーム5に沿って車両の右舷側に引き出される。そして、ワイヤ14はロック装置16に接続され、ワイヤケース15はサブフレーム4に取り付けられる。図5は、図4におけるV矢視図である。
【0025】
図5において、ロック装置16は基本的に、係合部材と被係合部材とを係脱させる構成であるが、両者ともに固定部材ではなく、可動部材である。具体的には、係合部材及び被係合部材の一方がフック161であり、他方がロックピン162である。図示のような形状のフック161は、サブフレーム4に取り付けられた支持部材163に、ピン164を介して回動可能に取り付けられている。フック161に設けられた接続片161aには、ワイヤ14がピン結合されている。一方、ロックピン162は、ダンプアーム5に支持部材165を介して取り付けられており、紙面に垂直な方向に所定範囲で移動可能である。
【0026】
前述の固縛装置12が固縛解除状態にあるとき、フック161とロックピン162とは、図5の実線に示すように、互いに係合している。すなわち、ロック状態である。従って、ダンプアーム5に対してこれを回動させようとする力が付与されても、フック161とロックピン162との係合により、ダンプアーム5はサブフレーム4に拘束され、回動できない。
一方、固縛装置12の固縛動作によりワイヤ14が引かれると、図の二点鎖線に示すように、フック161はピン164を中心に反時計回り方向に回動して、フック161とロックピン162との係合が解除される。すなわち、ロック解除の状態となる。従って、ダンプアーム5に対してこれを回動させようとする力が付与されると、ダンプアーム5は自在に回動できる。
【0027】
図6は、図5におけるVI−VI線断面図に相当する。また、図7は、図6におけるVII−VII線から見た側面図に相当する。図6において、ロックピン162は、支持部材165により、軸方向に所定範囲で移動可能に取り付けられており、ばね166によって左方に付勢されている。ロックピン162の左端には、ローラ167が回転自在に取り付けられている。図6及び図7に示すように、ドグ168は、リフトアーム6に溶接等により固定されており、ローラ167と係合させるための係合面168aと、ダンプアーム5に対してリフトアーム6を案内するガイド面168bとを有している。図6に示す状態では、ドグ168とローラ167とが係合しており、ローラ167は、ばね166に抗して右方へ押し込まれている。これにより、ロックピン162の右端部は、フック161と係合可能な状態にある。
【0028】
ダンプアーム5に対して相対的にリフトアーム6が回動し、所定の相対的な回動位置に達すると、ドグ168とローラ167との係合が外れる。これにより、ばね166に付勢されているロックピン162は図6の左方へ移動し、フック161との係合は解除される。すなわち、ロック解除の状態となる。また、リフトアーム6が元の位置に戻れば、再びロックピン162がフック161に係合可能(すなわちロック可能)な状態に復帰する。このようなロック解除/復帰は、フック161の動作とは独立して行われ、フック161の回動位置すなわち固縛装置12が固縛状態か固縛解除状態かに関わらず達成される。
【0029】
上記ドグ168のガイド面168bは、ダンプアーム5に対してリフトアーム6の回動時の軸振れがない限り、ダンプアーム5には接触しない。一方、軸振れによりドグ168がダンプアーム5側に寄った状態で、リフトアーム6が図6の位置に戻るとき、ガイド面168bが真っ先にダンプアーム5の上部に当接し、これにより、軸振れが矯正されながらリフトアーム6が図示の位置に戻る。すなわち、ガイド面168bは、ダンプアーム5に対して、リフトアーム6を所定位置に案内する作用を有する。
【0030】
次に、上記のように構成されたコンテナ積み降ろし車両のコンテナ積み降ろし動作及びダンプ動作について、図8及び図9を参照して説明する。
図8の(a)は、コンテナ3を搭載した状態(走行可能な状態)の車両を示している。この状態では、固縛装置12は、コンテナ3を固縛した状態にあり、ロック装置16(右舷側につき図示せず。)はロック解除状態にある。この状態からコンテナ3を降ろす場合には、まず、固縛装置12による固縛を解除する。これにより、ロック装置16はロック状態となる。そして、スライドシリンダ9(図2)を収縮動作させ、フックアーム7を(b)に示す位置まで後退させる。これにより、コンテナ3も後方へ移動する。
【0031】
続いて、リフトシリンダ8を伸長動作させると、リフトアーム6がピン11(図2)を中心として、時計回り方向に回動する。従って、(c)に示すように、フックアーム7によって一方がつり上げられたコンテナ3は、ローラ5aに転接しながら傾動し、右端側を下げていく。このとき、ロック装置16がロック状態にあることにより、ダンプアーム5はロック装置16を介してサブフレーム4(図5)に固定されており、回動しない。従って、車両の停車地が下り傾斜している場合や、コンテナ3内部の重心が前方に偏っている場合にも、ダンプアーム5は浮き上がらない。こうしてコンテナ3は後方に傾動しながら徐々にずり落ち、右下端部のローラ3bが接地する。前述のドグ168(図6)は、ダンプアーム5に対してリフトアーム6が所定の相対的回動位置に達することによりローラ167(図6)から外れるように設計されており、この所定の相対的回動位置は、ローラ3bが接地するより少し手前に相当する。従って、ローラ3bが接地したときには既に、ロック装置16はロック解除されている。なお、このロック解除は、ロックピン162(図6)側からの解除であり、フック161(図6)の動作には関係ない。従って、固縛装置12は固縛解除状態としたまま、ロック装置16がロック解除される。
【0032】
接地後、コンテナ3はリフトアーム6及びフックアーム7の回動動作に従って地面(床面)上を移動し、(d)に示すようにコンテナ3全体が地上に降ろされる。なお、(c)に示す接地後、地面に段差や異物等があった場合、コンテナ3が円滑に移動できないことがある。このような場合において、ダンプアーム5に対して、これを後方へ回動させる力が付与されると、ダンプアーム5が回動しようとする。このとき、ロック装置16のロックは解除されているため、ロックピン162やフック161に力がかかることはなく、ダンプアーム5の回動が許容される。従って、ロック装置16が破損する恐れはない。(c)の状態から車両を前方へ少し移動させた場合も同様である。
【0033】
図10は、図8の(d)の状態におけるフック7a近傍の拡大図である。(a)に示すように、コンテナ3の下面全体が接地する瞬間までは、フック7aの引掛部7a1により掛け止めピン3aが支持されている。この状態から作業者がさらにリフトシリンダ8を伸長動作させると、コンテナ3は接地しているため動かず、フック7aのみが下降して、(b)に示すように、フック7aの基部7a2が、掛け止めピン3aに当接する。ここから作業者がさらにリフトシリンダ8を伸長動作させても、上記当接によりフック7aは動かない。従って、リフトシリンダ8からリフトアーム6に付与される力により、リフトアーム6及びフックアーム7には、掛け止めピン3aを中心として、図8の(d)における時計回り方向へ回動力が付与される。これにより、ダンプアーム5に対して、これを後方へ回動させる力が付与される。このとき、ロック装置16のロックは既に解除されているため、ロックピン162やフック161に力がかかることはなく、ダンプアーム5の回動が許容される。従って、ロック装置16が破損する恐れはない。
【0034】
逆に、コンテナ3を車両に積む場合には、図8の(d)から順に、上述の降ろし動作とは逆の動作が行われる。
一方、コンテナ3をダンプさせる場合には、(a)の状態において固縛装置12によるコンテナ3の固縛を維持する。従って、ロック装置16はロック解除の状態である。次に、スライドシリンダ9を動作させることなく、リフトシリンダ8(図2)を伸長動作させる。これにより、図9に示すように、ダンプアーム5がコンテナ3に追随し、ダンプアーム5とリフトアーム6及びフックアーム7とは互いに一体的に、ピン10(図2)を中心に後方へ回動する。これにより、コンテナ3はダンプし、コンテナ3の中味が排出される。
【0035】
以上のように、上記実施形態のコンテナ積み降ろし車両は、コンテナ降ろし時の不安定動作を、ダンプアーム5の浮き上がりを防止することにより解消し、コンテナ接地時にはダンプアーム5を回動可能にしてロック装置16の破損を防止する。また、接地時のロック解除は、フック161ではなくロックピン162を軸方向に移動させることにより達成した。すなわち、ロック装置16の2つの要素(161,162)を共に動かすことにより、1つのロック装置16に2つの動作系統を独立して装備したので、フック161に2つの動作系統を装備する場合と比べて、構造が簡素である。また、固縛装置12とロック装置16とはワイヤ14により相互に連動しているため、確実な動作と安全性とが確保され、部品点数も少ない。
【0036】
なお、上記実施形態では、荷役アームを、リフトアーム6及びフックアーム7により構成するものとしたが、これらは一体ものであってもよい。
また、上記実施形態では、スライドシリンダ9によりフックアーム7をスライドさせる構成としたが、これに代えて、既知のスイング動作を採用することもできる。さらに、多段のスライドや、スライド及びスイングの動作をさせるよう構成することもできる。
【0037】
なお、ロック装置16は種々の設計変更が可能である。例えば、ロックピン162に代えて、ドグ168と係脱して回動することによりフック161と係脱するレバー構造の部材を用いてもよい。また、ワイヤ14を用いることなく、固縛アーム124(図3)のスライド動作に連動して車体とダンプアーム5との係脱を構成するリンク等を設けてもよい。要するに、車体及びダンプアーム5の一方及び他方にそれぞれ、動作の選択(積み降ろし又はダンプ)に応じて動く係合部、及び、荷役アーム(リフトアーム6及びフックアーム7)がダンプアーム5に対して所定の相対的回動位置に達することにより動く被係合部を設けて、これらを互いに係脱させることにより車体に対してダンプアーム5を拘束したロック状態及びそれを解除したロック解除状態とすればよい。
【0038】
また、上記実施形態ではコンテナ接地より前にロックピン162(図6)が動いてロック装置16のロックが解除されるように構成したが、接地と同時にロック解除されるように構成してもよい。要するに、少なくともコンテナが接地しているときは、ロックが解除されているように構成すれば、降ろし動作においてコンテナが接地開始したとき以降におけるロック装置16の破損を確実に防止することができる。
【0039】
但し、ロック解除のタイミングをどこに設定するかは設計上の自由であり、例えば図8の(c)の状態においてロック装置16の破損の可能性が非常に低い場合等には、コンテナ3の下面全体が接地するときまでロック状態を維持し、その後さらに作業者がリフトシリンダ8を伸長動作させて、リフトアーム6及びフックアーム7に回動力を付与したとき、ロック解除されるように構成してもよい。図11は、このようなロック解除のための構成の一例を示す図であり、図7との比較により明らかなように、ドグ168が、リフトシリンダ6の回動中心Oを中心とする円弧状に長く形成されている。このドグ168の周方向への長さは、コンテナ3の下面全体が接地するときまでローラ167(図6参照)との係合を維持し、その後さらに作業者がリフトシリンダ8を伸長動作させると係合が外れて、ロック解除されるように設計される。
【0040】
なお、上記実施形態のロック装置16においては、ばね166に付勢されたロックピン162が、ドグ168との係脱により動作するように構成したが、ソレノイド動作型のロックピンを採用し、ドグ168の代わりにリフトアーム6の回動位置を検出するセンサ(近接スイッチ等)を必要な場所に設け、センサ出力に基づいてロックピンを動作させるように構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明は以下の効果を奏する。
請求項1のコンテナ積み降ろし車両によれば、コンテナ降ろし時の初期においてロック装置がロック状態にあることにより、ダンプアームの浮き上がりが防止されるので、コンテナ降ろし時の不安定動作が解消される。また、コンテナが接地しているときはロック装置がロック解除状態にあることにより、ダンプアームは回動可能となり、ロック装置の破損が防止される。また、ロック装置の2つの要素である係合部及び被係合部を共に動かすことにより、1つのロック装置に2つの動作系統が独立して装備されるので、係合部及び被係合部のいずれか一方にのみ2つの動作系統が装備される場合と比べて、構造が簡素である。
【0042】
請求項2のコンテナ積み降ろし車両によれば、コンテナが接地する時には既にロック装置のロックが解除され、ダンプアームが回動可能な状態となっているので、ロック装置の破損を確実に防止することができる。
【0043】
請求項3のコンテナ積み降ろし車両によれば、ダンプ時には常にロック装置のロックが解除され、ダンプ動作が可能となるので、確実にダンプ動作を行うことができる。
【0044】
請求項4のコンテナ積み降ろし車両によれば、ダンプ時にはコンテナがダンプアームに固縛されるとともに、ロック装置はロック解除の状態となってダンプアームは車体から解放される。また、積み降ろし時にはコンテナの固縛が解除されるとともに、ロック装置はロック状態となってダンプアームは車体に拘束される。このように固縛装置とロック装置とが互いに連動することにより、確実な動作と安全性とが確保される。
【0045】
請求項5のコンテナ積み降ろし車両によれば、固縛装置とロック装置とは相互にワイヤにより確実に連動するので、安全性が確保され、部品点数も少ない。
【0046】
請求項6のコンテナ積み降ろし車両によれば、荷役アームがダンプアームに対して回動時の軸振れを生じても、ガイド面がダンプアームに当接して軸振れを矯正し、荷役アームは所定位置に案内される。従って、軸振れが生じても、荷役アームを確実に回動動作させることができる。
【0047】
請求項7のコンテナ積み降ろし車両によれば、コンテナ降ろし時の初期から所定のコンテナ接地状態に達するまではロック装置がロック状態にあることにより、ダンプアームの浮き上がりが防止されるので、コンテナ降ろし時の不安定動作が解消される。また、所定のコンテナ接地状態からさらに荷役アームに回動力が付与されるとロック装置がロック解除状態となることにより、ダンプアームは回動可能となり、ロック装置の破損が防止される。また、ロック装置の2つの要素である係合部及び被係合部を共に動かすことにより、1つのロック装置に2つの動作系統が独立して装備されるので、係合部及び被係合部のいずれか一方にのみ2つの動作系統が装備される場合と比べて、構造が簡素である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるコンテナ積み降ろし車両の、コンテナを搭載した状態における側面図である。
【図2】図1のコンテナ積み降ろし車両におけるキャリア装置のみを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】図1のコンテナ積み降ろし車両における、ワイヤ及びワイヤケースの配置を示す平面図である。
【図5】図4におけるV矢視図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線から見た側面図である。
【図8】図1のコンテナ積み降ろし車両におけるコンテナ積み降ろし動作を示す側面図である。
【図9】図1のコンテナ積み降ろし車両におけるダンプ動作を示す側面図である。
【図10】図8の(d)の状態におけるフック近傍の拡大図である。
【図11】図7とは異なるドグを設けた例を示す図である。
【図12】従来のコンテナ積み降ろし車両におけるコンテナ積み降ろし動作を示す側面図である。
【図13】コンテナの下面全体が接地した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 シャシフレーム
3 コンテナ
4 サブフレーム
5 ダンプアーム
6 リフトアーム
7 フックアーム
7a フック
8 リフトシリンダ
12 固縛装置
14 ワイヤ
16 ロック装置
161 フック
162 ロックピン
167 ローラ
168 ドグ
168b ガイド面
Claims (7)
- 車体に対してコンテナを積み降ろしする動作、及び、車体に載せたコンテナをダンプさせる動作が選択的に実行可能なコンテナ積み降ろし車両であって、
一端が前記車体に軸着されることにより回動可能なダンプアームと、
前記ダンプアームの他端側に回動可能に軸着され、回動端側にコンテナを引っかけるフックを有し、コンテナ積み降ろし時には前記ダンプアームに対して回動し、ダンプ時には前記ダンプアームと一体的に回動する荷役アームと、
前記荷役アームに回動力を付与する駆動装置と、
前記車体及びダンプアームの一方及び他方にそれぞれ、前記動作の選択に応じて動く係合部、及び、前記荷役アームが前記ダンプアームに対して所定の相対的回動位置に達することにより動く被係合部を設けて、これらを互いに係脱させることにより前記車体に対して前記ダンプアームを拘束したロック状態及びそれを解除したロック解除状態とし、コンテナ降ろし作業時においてコンテナ降ろしの初期にはロック状態にあるロック装置とを備えており、
前記ロック装置は、コンテナ降ろし動作においてコンテナが接地しているときは前記被係合部の動作に基づいてロック解除状態となり、かつ、ダンプ動作のときは前記係合部の動作に基づいてロック解除状態となるように、当該係合部と被係合部が共にロック解除のために動作する2つの動作系統を独立して有することを特徴とするコンテナ積み降ろし車両。 - コンテナを降ろす床面に当該コンテナの一端が接地する前に前記被係合部が動いて前記ロック装置はロック解除状態となる請求項1記載のコンテナ積み降ろし車両。
- ダンプ時には、前記係合部の動きに基づいて前記ロック装置がロック解除状態となる請求項1又は2に記載のコンテナ積み降ろし車両。
- ダンプ時及び積み降ろし時にそれぞれコンテナを前記ダンプアームに固縛及び固縛解除する固縛装置が設けられ、固縛及び固縛解除に応じて前記ロック装置がそれぞれロック解除状態及びロック状態となるように、当該固縛装置と前記ロック装置の係合部とが互いに連動している請求項1,2又は3に記載のコンテナ積み降ろし車両。
- 前記固縛装置と前記ロック装置の係合部とがワイヤを介して連動している請求項4記載のコンテナ積み降ろし車両。
- 前記被係合部は前記荷役アームに設けたドグとの係脱により動作し、当該ドグは、前記ダンプアームに対して前記荷役アームを所定位置に案内するガイド面を有する請求項1,2,3又は4に記載のコンテナ積み降ろし車両。
- 車体に対してコンテナを積み降ろしする動作、及び、車体に載せたコンテナをダンプさせる動作が選択的に実行可能なコンテナ積み降ろし車両であって、
一端が前記車体に軸着されることにより回動可能なダンプアームと、
前記ダンプアームの他端側に回動可能に軸着され、回動端側にコンテナを引っかけるフックを有し、コンテナ積み降ろし時には前記ダンプアームに対して回動し、ダンプ時には前記ダンプアームと一体的に回動する荷役アームと、
前記荷役アームに回動力を付与する駆動装置と、
前記車体及びダンプアームの一方及び他方にそれぞれ、前記動作の選択に応じて動く係合部、及び、前記荷役アームが前記ダンプアームに対して所定の相対的回動位置に達することにより動く被係合部を設けて、これらを互いに係脱させることにより前記車体に対して前記ダンプアームを拘束したロック状態及びそれを解除したロック解除状態とし、コンテナ降ろし作業時においてコンテナ降ろしの初期から所定のコンテナ接地状態に達するまではロック状態にあるロック装置とを備えており、
前記ロック装置は、コンテナ降ろし動作においてコンテナが接地状態に達した後さらに前記荷役アームに回動力が付与されると前記被係合部の動作に基づいてロック解除状態となり、かつ、ダンプ動作のときは前記係合部の動作に基づいてロック解除状態となるように、当該係合部と被係合部が共にロック解除のために動作する2つの動作系統を独立して有することを特徴とするコンテナ積み降ろし車両。
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