JP3267547B2 - 荷役車両 - Google Patents

荷役車両

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JP3267547B2
JP3267547B2 JP00619898A JP619898A JP3267547B2 JP 3267547 B2 JP3267547 B2 JP 3267547B2 JP 00619898 A JP00619898 A JP 00619898A JP 619898 A JP619898 A JP 619898A JP 3267547 B2 JP3267547 B2 JP 3267547B2
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省三 高橋
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ティー・シー・エム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば製鉄所や
貨車上のスラグ鍋を持ち上げて運搬するのに使用される
荷役車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばスラグ鍋を持ち上げて運
搬する場合、図4に示す荷役車両が使用されていた。す
なわち荷役車両1は、前部のトラックヘッド2と後部の
トレーラ5とからなり、ここでトラックヘッド2は、車
輪3や運転部4などにより構成され、またトレーラ5
は、車輪6を有する荷台7の後部にアウトリガー8を配
設することで構成される。そしてトラックヘッド2の後
部に、縦方向軸9などを介してトレーラ5の前部が連結
されるとともに、トラックヘッド2とトレーラ5との間
にはステアリングシリンダー装置10が設けられてい
る。
【0003】前記荷台7上に設けられる荷役装置11
は、左右方向(車幅方向)で一対のブーム12を有し、
これらブーム12は、荷台7の後端に立設された一対の
支持部材13に対して、その基端が左右方向軸14によ
り各別に連結されることで、上下方向でかつ前後方向に
回動自在に構成される。そして両ブーム12の遊端間
は、左右方向の連結部材15により一体化されている。
【0004】また両ブーム12の基端から中間に亘って
の上下方向面、すなわち荷台7内に回動させたときに上
面となりかつ荷台7に対して後方に回動させたときに下
面となる面には、荷台7内に回動させたとき(図4実
線)に上方へ伸びる係止部12Aが一体に設けられ、こ
の係止部12Aには前方で開放されるC字状の係止面1
6が形成される。
【0005】前記ブーム12を回動させるためのシリン
ダー装置17が左右一対に設けられ、このシリンダー装
置17の本体18は、荷台7の前端に立設された一対の
ブラケット20に、ピン21、リンク22、ピン23を
介して連結されている。また後方へ伸びるピストンロッ
ド19には、ピン24やブラケット25を介してブーム
12に連結されている。
【0006】このような従来構成によると、たとえばス
ラグ(鉱滓)が入れられているスラグ鍋30を持ち上げ
て運搬するとき、まず、スラグ鍋30に設けられた一対
の吊りピン31に、両ブーム12の係止面16を係合さ
せる。このとき両ブーム12は、シリンダー装置17の
伸展により左右方向軸14の周りに後方へ回動されてい
る。
【0007】この状態でシリンダー装置17を収縮させ
ることで、上方回動されるブーム12を介してスラグ鍋
30を持ち上げ、そしてブーム12が前方回動されたの
ち下方回動されることで、スラグ鍋30を図4の実線に
示すように荷台7上に位置し得る。
【0008】そして、目的とする場所へ運搬したのち、
たとえばブーム12の部分に組み込まれているロック装
置(図示せず。)の作動により、スラグ鍋30はブーム
12側にロックされる。このようにロック装置によるロ
ックを維持した状態で、上述とは逆作用によってブーム
12を後方へ回動させることで、図4の仮想線に示すよ
うに、スラグ鍋30を上下が逆向きで後方へ振り出し
得、以てスラグ鍋30内からスラグが排出される。その
後、再び図4の実線に示す状態に戻すことで、空のスラ
グ鍋30を運搬し得る。
【0009】前述したように目的とする場所でスラグを
排出した後に、残滓があるかどうかを確認する作業が行
われる。すなわち、図4の実線に示すように空のスラグ
鍋30を荷台7側に戻した状態で、運転者(オペレー
タ)もしくは別の確認用作業者が、荷台7のポイントA
に上がって確認していた。または、図4の仮想線に示す
ようにスラグ鍋30を逆向きで後方へ振り出した状態
で、運転者もしくは別の確認用作業者が、地上側のポイ
ントBから覗き込んで確認していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成にお
いて、荷台7のポイントAからの確認作業によると、運
転者もしくは別の確認用作業者は、荷台7に対して乗り
降りしなければならず、作業効率が悪かった。また地上
側のポイントBからの確認作業によると、一度、荷役車
両1を、スラグ排出ポイントから地上側のポイントBま
で走行させなければならず、作業効率が悪かった。しか
も地上側のポイントBは、通常、スラグ粉が飛散し、雨
天時には地面がぬかるみ状になるなど、環境の悪い場所
であつた。さらに両方式の確認作業ともに、確認用の別
の作業者が必要で労働生産性が悪くなるか、あるいは運
転者が運転部4に対して乗り降りしなければならず、作
業効率が悪かった。
【0011】そこで本発明は、被運搬物内の残留物の確
認を、運転者が運転部内から行える荷役車両を提供する
ことを目的としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の荷役車両は、被係止部を有する被運搬
物を持ち上げて運搬する荷役車両であって、前部に運転
部が設けられ、後部の荷台に設けられる荷役装置は、荷
台側に前後回動自在に設けられたブームと、このブーム
と荷台側との間に設けられたブーム回動装置とを有する
とともに、前記ブームには、被係止部に対して係脱自在
な係止部が設けられ、前記荷台側には、この荷台側に位
置された被運搬物を前向きに傾倒させる傾倒手段が設け
られていることを特徴としたものである。
【0013】したがって本発明によると、ブーム回動装
置の作動によりブームを前方へ回動させ、空の被運搬物
を荷台側に戻したのち、運転部の運転者(オペレータ)
によるレバー操作などによって、傾倒手段を作動させ、
空の被運搬物を前向きに傾倒させることで、運転部の運
転者は、空の被運搬物内に残留物があるかどうかを、こ
の運転部内において確認し得る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
スラグ鍋の運搬用に採用した状態として図1〜図3に基
づいて説明する。なお、以下において、上述した従来構
成と同一構成物またはほぼ同一構成物は、同一符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0015】すなわち、1は荷役車両、2はトラックヘ
ッド、3は車輪、4は運転部、5はトレーラ、6は車
輪、7は荷台、8はアウトリガー、9は縦方向軸、10
はステアリングシリンダー装置、11は荷役装置、12
はブーム、12Aは係止部、13は支持部材、14は左
右方向軸、15は連結部材、16は係止面、17はブー
ム回動装置の一例であるシリンダー装置、18は本体、
19はピストンロッド、20はブラケット、21,2
3,24はピン、22はリンク、25はブラケット、3
0は被運搬物の一例であるスラグ鍋、32は被係止部の
一例である吊りピンをそれぞれ示している。
【0016】前記荷台7側には、この荷台7側に位置さ
れたスラグ鍋(被運搬物)30を前向きに傾倒させる傾
倒手段が設けられている。すなわち荷台7側には、傾倒
手段の一例であるプッシュシリンダー装置26が配設さ
れ、このプッシュシリンダー装置26の本体27は、そ
のピストンロッド28が後向きとされて、荷台7の前部
にブラケット29を介して固定されている。その際にピ
ストンロッド28の遊端(後端)には、後方に開放され
た係止部28Aが形成されている。なおスラグ鍋30の
一側部には、前記係止部28Aが係脱自在な係止ピン3
2が設けられている。
【0017】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。目的とする場所へ運搬したのち、ロック装
置によるロックを維持した状態で、シリンダー装置17
の伸展作動によりブーム12を後方へ回動させること
で、図1の仮想線イに示すように、スラグ鍋30を逆向
きで後方へ振り出し得、以てスラグ鍋30内からスラグ
が排出される。その後、シリンダー装置17の収縮作動
によりブーム12を再び前方へ回動させることで、空の
スラグ鍋30は、図1の仮想線ロや図2の実線に示すよ
うに、荷台7側に戻し得る。
【0018】このとき、プッシュシリンダー装置26は
収縮動されており、以て図3の実線に示すように、ピス
トンロッド28の係止部28Aに対してスラグ鍋30の
係止ピン32は接触されない。この状態で、荷台7側に
戻された空のスラグ鍋30に残滓があるかどうかを確認
する作業が行われる。
【0019】すなわち、運転部4の後向きの運転者(オ
ペレータ)によるレバー操作(なお、スラグ排出作業な
どにより、運転者は座席とともに後向きの姿勢にあ
る。)によって、まずロック装置によるロックが解除さ
れる。次いでプッシュシリンダー装置26が伸展動され
る。すると、ピストンロッド28の係止部28Aがスラ
グ鍋30の係止ピン32に係止されて、このスラグ鍋3
0の下部を後方へと押し、以てスラグ鍋30は、吊りピ
ン31の部分を軸心として上部が前方へと回動される。
【0020】これによりスラグ鍋30は、図1の実線や
図2、図3の仮想線に示すように前向きに傾倒され、以
て運転部4の後向きの運転者は、空のスラグ鍋30内に
残滓があるかどうかを、運転部4内において確認し得
る。
【0021】上記した実施の形態では、被係止部を有す
る被運搬物として吊りピン31を有するスラグ鍋30が
示されているが、吊りピンを有する鉄製のゴミ箱など、
種々な被運搬物を取り扱えるものである。
【0022】上記した実施の形態では、ブーム回動装置
や傾倒手段としてシリンダー装置17,26が示されて
いるが、これはボールねじ形式など他の形式を採用して
もよい。
【0023】上記した実施の形態では、係止部12Aと
してC字形の係止面16を有する形式が示されている
が、これはU字形の係止面など他の形式を採用してもよ
い。上記した実施の形態では、傾倒手段としてピストン
ロッド28の係止部28Aがスラグ鍋30の係止ピン3
2に係止される形式が示されているが、これはピストン
ロッド28をスラグ鍋30の前面に直接に当接させて、
スラグ鍋30の下部を後方へと押す形式であってもよ
い。
【0024】上記した実施の形態では、車幅方向の一側
に傾倒手段などが設けられた形式が示されているが、こ
れは車幅方向の両側(一対)に傾倒手段などが設けられ
た形式であってもよい。
【0025】
【発明の効果】上記した本発明によると、空の被運搬物
を荷台側に戻したのち、運転部の運転者によるレバー操
作などによって、傾倒手段を作動させ、空の被運搬物を
前向きに傾倒させることで、運転者は、空の被運搬物内
に残留物があるかどうかを、運転部から離れることな
く、この運転部内において確認できる。したがって、被
運搬物内の残留物の確認作業は、運転部や荷台に対して
乗り降りすることなく、一度、荷役車両を走行させるこ
ともなく、確認用の別の作業者を必要とすることなく、
効率よくかつ生産性よく行うことができるとともに、環
境のよい運転部から行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、荷役車両の
側面図である。
【図2】同荷役車両の平面図である。
【図3】同荷役車両の傾倒手段部分の側面図である。
【図4】従来例を示し、荷役車両の側面図である。
【符号の説明】
1 荷役車両 2 トラックヘッド 4 運転部 5 トレーラ 7 荷台 9 縦方向軸 11 荷役装置 12 ブーム 12A 係止部 17 シリンダー装置(ブーム回動装置) 26 プッシュシリンダー装置(傾倒手段) 30 スラグ鍋(被運搬物) 31 吊りピン(被係止部)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 1/48 F27D 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被係止部を有する被運搬物を持ち上げて
    運搬する荷役車両であって、前部に運転部が設けられ、
    後部の荷台に設けられる荷役装置は、荷台側に前後回動
    自在に設けられたブームと、このブームと荷台側との間
    に設けられたブーム回動装置とを有するとともに、前記
    ブームには、被係止部に対して係脱自在な係止部が設け
    られ、前記荷台側には、この荷台側に位置された被運搬
    物を前向きに傾倒させる傾倒手段が設けられていること
    を特徴とする荷役車両。
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