JP6584353B2 - コンテナ荷役車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車台上に設けられた荷役装置によりコンテナを積み降ろし可能なコンテナ荷役車両に関するものである。
従来、コンテナをリフトアーム機構等の荷役装置により積み降ろし可能なコンテナ荷役車両が知られている。このようなコンテナ荷役車両は、コンテナを積み降ろしする際の車両の重心の移動により、車両が不安定になる場合がある。
そこで、従来のコンテナ荷役車両では、車台の後部にジャッキを設け、このジャッキを張り出してコンテナの積み降ろし作業を行っている(例えば、特許文献1参照)。これにより、車両の重心が移動しても、ジャッキにより車両が支持されるため、コンテナの積み降ろし作業を安定して行うことができる。
実開昭51−53607号公報
しかしながら、従来のコンテナ荷役車両では、張り出されたジャッキがロックされていない状態でもコンテナの積み降ろし作業が可能であるため、ジャッキのロックを掛け忘れた場合には、コンテナの積み降ろし作業時に車両が不安定になるため、安全性の確保に課題があった。
そこで、本発明は、荷役装置を駆動させる際において、ジャッキ装置のロックの掛け忘れにより車両が不安定になることを防止できるコンテナ荷役車両を提供することを目的とする。
(1)本発明のコンテナ荷役車両は、車台上に設けられ、コンテナを積み降ろしする荷役装置と、前記荷役装置を駆動させる制御装置と、前記車台後部に設けられたジャッキ装置とを備えるコンテナ荷役車両であって、前記ジャッキ装置は、前記車台に固定されたブラケットと、前記ブラケットに対して上下方向に回動自在に取り付けられた脚部と、前記脚部を回動可能な状態にする解除手段と、回動可能な状態の前記脚部を手動でロックするロック手段と、前記脚部がロックされる回動位置を検知するセンサとを有し、前記センサが前記回動位置を検知するまで、前記制御装置は、前記荷役装置を駆動させることができないように設定され、前記ジャッキ装置の前記脚部は、当該先端が上方に折り畳まれた折り畳み状態から前記解除手段により自由回動状態にすると当該先端を下方に向けて自重で釣り合うように回動され、この自重で釣り合った状態から更に前記脚部を手動で下方に回動させた位置において前記センサが前記脚部を検知可能になるように構成されていることを特徴とする。
上記(1)の構成によれば、荷役装置を駆動させる際にジャッキ装置の脚部を回動可能な状態にした後、この脚部がロックされる回動位置になるまでの間はセンサが検知せず、荷役装置を駆動できないため、脚部がロックされていない状態での荷役装置の駆動を防止できる。従って、上記(1)のコンテナ荷役車両によれば、ジャッキ装置のロックの掛け忘れにより車両が不安定になることを防止できる。また、脚部のロックを手動で行うため、作業者に対してジャッキ装置のロック操作を意識付けることが可能となり、作業手順を遵守させる観点からも、荷役装置を駆動させる際の安全性の確保が従来に比べて容易となる。なお、本発明において「脚部がロックされる回動位置(以下、ロック回動位置ともいう)」とは、張り出された脚部が上方に回動しないようにロック手段によって固定される位置を指す。
また、解除手段により脚部を自由回動状態にすると、自然に自重で釣り合った状態まで脚部が下方に回動するので、仮に脚部が自然に自重で釣り合った状態で前記センサが検知するようにすると、外観からは手動ロックが行われたのか判別するのが難しい。その点、自重で釣り合った状態から更に脚部を手動で下方に回動させた位置においてセンサが検知するようにすることにより、作業者の手動ロックの意識付けができ、手動ロックの掛け忘れを防止することができる。
(2)上記(1)のコンテナ荷役車両において、前記ジャッキ装置を前記車台の左側後部及び右側後部にそれぞれ設けることが好ましく、その場合、それぞれの前記ジャッキ装置の前記センサが前記ロックされる回動位置を検知するまで、前記制御装置は、前記荷役装置を駆動させることができないように設定されているとよい。ジャッキ装置を車台の左側後部及び右側後部にそれぞれ設けることにより、荷役装置を駆動させる際に車両をより安定させることができる。また、それぞれのジャッキ装置のセンサがロックされる回動位置を検知するまで、制御装置が荷役装置を駆動させることができないように設定されていると、荷役装置を駆動させる際の車両の安全性をより確実に確保できる。
(3)上記(1)又は(2)のコンテナ荷役車両において、前記荷役装置を駆動させる前の前記脚部の先端は、ロックされた状態において地面から離れていることが好ましい。この構成によれば、コンテナの重量によっては脚部の先端を接地させずに荷役装置を駆動させることができるため、荷役装置を駆動させる際の脚部への負荷を低減できる。
本発明のコンテナ荷役車両によれば、ジャッキ装置のロックの掛け忘れにより車両が不安定になることを防止できる。これにより、荷役装置を駆動させる際の安全性の確保が従来に比べて容易となる。
本発明の一実施形態における塵芥収集用コンテナを搭載したコンテナ荷役車両の側面図である。 図1のコンテナ荷役車両に設けられたジャッキ装置の脚部がロックされた状態を車両の背面から見た拡大図である。 図1のコンテナ荷役車両に設けられたジャッキ装置を車両の側面から見た拡大図であって、(a)は脚部が折り畳まれた状態を示す図、(b)は脚部が自重で釣り合った状態を示す図、(c)は脚部がロックされた状態を示す図である。 図1のコンテナ荷役車両の制御装置に対する入出力状態を示すブロック図である。 図1のコンテナ荷役車両の塵芥収集用コンテナの積み降ろしの様子を示す側面図である。
以下、本発明のコンテナ荷役車両の好適な実施形態として、塵芥収集用コンテナを搭載したコンテナ荷役車両を例に図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、前後方向は車両の進行方向と同じ方向を指すものとし、左右方向は車両の前方に向かって左右方向を指すものとする。
図1には、本発明の一実施形態における塵芥収集用コンテナ2を搭載したコンテナ荷役車両1が示されている。コンテナ荷役車両1は、車台3上に、運転室4、塵芥収集用コンテナ2、塵芥収集用コンテナ2を積み降ろしするための荷役装置5等を備える。荷役装置5は、上端部に塵芥収集用コンテナ2を係合するフック6を有する略L字状のアーム7と、伸縮することによってアーム7を持ち上げ及び引き下げるためのリフトシリンダ(図示せず)と、伸縮することによってアーム7を前進及び後進させるためのスライドシリンダ(図示せず)とを備える。
塵芥収集用コンテナ2は、内部に塵芥が収容される塵芥収容箱10と、この塵芥収容箱10の後端の後方開口部12に連設された塵芥投入箱11とを備える。塵芥投入箱11は、後方開口部12の上方において傾動自在に軸支されている。
塵芥投入箱11の後部には、塵芥を投入するための略矩形状の塵芥投入口13が開口されている。また、塵芥投入箱11には、塵芥投入口13を開閉する開閉扉としてのテールゲート14が設けられている。テールゲート14は上下にスライド可能となっており、塵芥投入口13の上方へ移動することにより、塵芥投入口13を開放することが可能である。塵芥投入箱11の内部には、塵芥投入口13を通じて塵芥投入箱11内に投入された塵芥を塵芥収容箱10に積み込む塵芥積込装置(図示せず)が装備されている。
また、塵芥収集用コンテナ2の前面上部には、アーム7のフック6が係脱する係合ピン15が設けられている。また、塵芥収容箱10の底面前部には、塵芥収集用コンテナ2が地面に設置された際にその前方を支持するための前方支持部16が設けられている。更に、塵芥投入箱11の底面後部には、塵芥収集用コンテナ2が地面に設置された際にその後方を支持するための回転自在なローラ17が設けられている。
前方支持部16は、塵芥収容箱10の底面に軸部材18によって回動可能に設けられており、塵芥収集用コンテナ2を地面に設置する際には、後述する図5の(A)に示すように下方に張り出した状態とするものである。
そして、車台3の後部のフレーム3aには、ジャッキ装置20が設けられている。ジャッキ装置20は、フレーム3aに固定されたブラケット21、このブラケット21に対して上下方向に回動自在に取り付けられた脚部22等を有する。脚部22は、後述するように、荷役装置5を駆動させる際、図1の鎖線に示すように下方に張り出した状態とするものである。なお、図1においてジャッキ装置としては、車台3の左側後部に設けたジャッキ装置20のみを示したが、本実施形態では、図示はしないが車台3の右側後部にもジャッキ装置20と同様のジャッキ装置を設けている。
次に、ジャッキ装置20の詳細について、図2及び図3(a)〜(c)を参照しながら説明する。図2は、ジャッキ装置20の脚部22がロックされた状態を車両の背面から見た拡大図である。図3は、ジャッキ装置20を車両の側面から見た拡大図であって、(a)は脚部22が折り畳まれた状態を示す図、(b)は脚部22が自重で釣り合った状態を示す図、(c)は脚部22がロックされた状態を示す図である。
図2及び図3に示すように、ジャッキ装置20の脚部22は、直線状の主柱部22bと、主柱部22bの基端部から脚部22の回動方向一方側に膨出すると共に脚部22の回動軸部22eが設けられた膨出部22cとを有している。主柱部22bの先端部には、ローラ22aが取り付けられている。つまり、ジャッキ装置20はローラジャッキとして使用できるものである。ローラ22aの回転軸部22dは、主柱部22bの中心軸CL上に配設されている。中心軸CL上に上記回動軸部22eはない。更に、ジャッキ装置20は、脚部22を回動可能な状態にする解除手段としてのロックピン23、及び脚部22がロックされる回動位置を検知するセンサ24を有し、これらは、ブラケット21に取り付けられている。ロックピン23は、図示省略の弾性部材により常に脚部22側に付勢されており、ロック位置では脚部22の主柱部22bを掛止する位置まで差し込まれる。また、ロックピン23は、引き抜こうとすると主柱部22bと干渉しない位置まで移動するが、ブラケット21から完全に外れることはないように構成されている。ロックピン23は、主柱部22bと干渉しない位置まで手で引き抜いたとしても、そこから手を離せば弾性部材の付勢によりまた差し込まれた位置に復帰しようとする。一方、ロックピン23は、主柱部22bと干渉しない位置まで手で引き抜きそこで90度回転させると、その状態を維持できるようになっている。センサ24は、センサカバー24a内に設けられており、例えば光電スイッチ、近接スイッチ等が使用できる。
ジャッキ装置20の脚部22は、荷役装置5を駆動させる場合を除き、図3(a)に示すように、その先端が車両前方に向くように上方に折り畳まれた折り畳み状態でロックピン23により固定されている。
荷役装置5を駆動させる際は、まず、ロックピン23を手動で外方に引き抜いた後、90度回転させてロックピン23による脚部22の固定を解除し、脚部22を自由に回動可能な自由回動状態にする。すると、図3(b)に示すように、脚部22はその先端を下方に向けて自重で釣り合うように回動される。図3(b)の状態において、脚部22は、直線状部分の主柱部22bの先端を斜め下方に向けて自重で釣り合っている。この図3(b)の自重で釣り合った状態では、センサ24は、脚部22に近接していないため、脚部22を検知しない。次いで、図3(b)の状態から脚部22の主柱部22bの中心軸CLが地面に対し直交するように、脚部22を下方に向かって手動で回動させると共に、ロックピン23を手動で90度回転させた後、内方に差し込む。これにより、図3(c)に示すように脚部22が上方に回動しないように固定される位置、つまり「脚部22がロックされる回動位置」まで脚部22を手動で回動させた後、ロックピン23によって脚部22がロックされる。このように、ロックピン23は、脚部22を回動可能な自由回動状態にする解除手段としての機能以外に、自由回動状態の脚部22を手動でロックするロック手段としての機能も有する。
図3(c)の状態では、センサ24は、脚部22に近接しているため、脚部22を検知する。このように、本実施形態では、自重で釣り合った状態の脚部22を、センサ24が検知できる位置(図3(c)参照)まで作業者が手動で回動させた状態でロックするため、作業者の手動ロックの意識付けができ、手動ロックの掛け忘れを防止することができる。特に、図3(c)の状態まで作業者が脚部22を手動で回動させてそこでロックせずに作業者が脚部22から手を離すと脚部22は図3(b)の自重で釣り合った状態に戻るように構成されているため、手動ロックを行わないとセンサ24の検知状態を維持できない。これにより、手動ロックの掛け忘れを効果的に防止できる。
次に、荷役装置5等を制御する制御装置PLC(プログラマブル ロジック コントローラ)に対する入出力状態について、図4により説明する。
図4に示すように、制御装置PLCには、運転室4に設けられた積み降ろしスイッチSW1及びチルトスイッチSW2と、運転室4外のリモートコントロールボックスに設けられた積み降ろしスイッチSW3及びチルトスイッチSW4とが接続されている。地面に設置されている塵芥収集用コンテナ2を車台3上に積み上げる際は、積み降ろしスイッチSW1又は積み降ろしスイッチSW3を接点Xに接続する。車台3上に搭載されている塵芥収集用コンテナ2を地面に降ろす際は、積み降ろしスイッチSW1又は積み降ろしスイッチSW3を接点Yに接続する。また、車台3上に搭載されている塵芥収集用コンテナ2をチルトアップさせる際は、チルトスイッチSW2又はチルトスイッチSW4を接点Xに接続する。チルトアップ状態の塵芥収集用コンテナ2をチルトダウンさせる際は、チルトスイッチSW2又はチルトスイッチSW4を接点Yに接続する。
また、荷役装置5の駆動回路30には、ジャッキ装置20のセンサ24、車台3の右側後部に設けた図示しないジャッキ装置のセンサ25等が設けられており、センサ24及びセンサ25は並列で接続されている。
センサ24には、リレーコイルR1が接続されており、センサ24が脚部22のロック回動位置を検知した際、リレーコイルR1が通電状態となるように設定されている。同様に、センサ25には、リレーコイルR2が接続されており、センサ25が車台3の右側後部に設けたジャッキ装置の脚部のロック回動位置を検知した際、リレーコイルR2が通電状態となるように設定されている。
また、制御装置PLCと駆動回路30との間には、リレーコイルR1のa接点r1、リレーコイルR2のa接点r2、及び運転室4側からの入力と運転室4の外側からの入力とを選択する選択スイッチSW5が直列で接続されている。運転室4に設けられた積み降ろしスイッチSW1又はチルトスイッチSW2を操作する際は、選択スイッチSW5を接点Xに接続する。運転室4外に設けられた積み降ろしスイッチSW3又はチルトスイッチSW4を操作する際は、選択スイッチSW5を接点Yに接続する。
制御装置PLCは、スイッチSW1〜SW5の入力状況に基づいて予め設定された手順に従って、駆動回路30に作動信号を送るようにプログラムされている。
次に、このように構成されたコンテナ荷役車両1の作動について、塵芥収集用コンテナ2を車台3上に積み上げる場合を例に、主に図4及び図5を参照しながら説明する。
塵芥収集用コンテナ2を車台3上に積み上げる際において、図4に示すように選択スイッチSW5が接点Xに接続されている場合、作業者は運転室4に設けられた積み降ろしスイッチSW1を接点Xに接続する。ここで、センサ24及びセンサ25の少なくとも一方が脚部のロック回動位置を検知していない場合、つまり作業者がセンサ24及びセンサ25の少なくとも一方に対応するジャッキ装置の脚部のロックを掛け忘れていた場合、リレーコイルR1及びリレーコイルR2の少なくとも一方が通電されない。その結果、リレーコイルR1のa接点r1及びリレーコイルR2のa接点r2の少なくとも一方が閉じないため、制御装置PLCは駆動回路30に作動信号を送ることができない。よって、センサ24及びセンサ25の少なくとも一方がロック回動位置を検知していない場合、制御装置PLCは荷役装置5を駆動させることができない。
一方、作業者が、運転室4に設けられた積み降ろしスイッチSW1を接点Xに接続し、センサ24及びセンサ25のそれぞれに対応するジャッキ装置の脚部を手動でロックすると、センサ24及びセンサ25がロック回動位置を検知し、リレーコイルR1及びリレーコイルR2が通電状態となる。その結果、リレーコイルR1のa接点r1及びリレーコイルR2のa接点r2が閉じるため、制御装置PLCから作動信号が駆動回路30に送られて、塵芥収集用コンテナ2の積み上げ作業が開始される。
駆動回路30に作動信号が送られると、荷役装置5は、アーム7をスライドシリンダの収縮により後退させ、更にアーム7をリフトシリンダの伸長により後方へ回動させた後、地面に設置されている塵芥収集用コンテナ2(図5の(A)の位置)の係合ピン15をフック6に係合させる。次いで、荷役装置5は、リフトシリンダを収縮させてアーム7を若干持ち上げ、塵芥収集用コンテナ2の前方支持部16を地面から離す。この際、前方支持部16は、積み上げ作業の邪魔にならないように折り畳まれる。
次いで、荷役装置5は、リフトシリンダを更に収縮させて塵芥収集用コンテナ2を車台3上に引き上げ(図5の(B)の位置)、スライドシリンダの伸長によりアーム7を前進させる。これにより、塵芥収集用コンテナ2は車台3上に搭載され(図5の(C)の位置)、輸送可能となる。
この積み上げ作業中、車両の重心が移動しても、車台3の左側後部及び右側後部に設けたジャッキ装置により車両が支持されるため、塵芥収集用コンテナ2の積み上げ作業を安定して行うことができる。また、図5に示すように、荷役装置5を駆動させる前の脚部22の先端は、ロックされた状態において地面から離れているため、塵芥収集用コンテナ2の重量によっては脚部22の先端を接地させずに荷役装置5を駆動させることができる。これにより、荷役装置5を駆動させる際の脚部22への負荷を低減できる。
なお、上述の説明では、塵芥収集用コンテナ2を車台3上に積み上げる場合を例に説明したが、車台3上に搭載されている塵芥収集用コンテナ2を地面に降ろす場合やチルトアップさせる場合、あるいはチルトアップ状態の塵芥収集用コンテナ2をチルトダウンさせる場合も同様である。
このように、上述したコンテナ荷役車両では、荷役装置を駆動させる際にジャッキ装置の脚部を自由回動状態にした後、この脚部がロックされる回動位置になるまでの間はセンサが検知せず、荷役装置を駆動できないため、脚部がロックされていない状態での荷役装置の駆動を防止できる。これにより、ジャッキ装置のロックの掛け忘れにより車両が不安定になることを防止できる。また、脚部のロックを手動で行うため、作業者に対してジャッキ装置のロック操作を意識付けることが可能となり、作業手順を遵守させる観点からも、荷役装置を駆動させる際の安全性の確保が従来に比べて容易となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成等は適宜設計変更可能である。
例えば、上記実施形態では、脚部を自由回動状態にする解除手段であるロックピンが脚部を手動でロックするロック手段の機能も兼ねていたが、脚部を自由回動状態にする解除手段と脚部のロック手段とを別々の手段で構成してもよい。
また、上記実施形態では、脚部を自由回動状態にした際、脚部が直線状部分の主柱部の先端を斜め下方に向けて自重で釣り合うように構成したが、脚部を自由回動状態にした際、脚部の直線状部分の主柱部の先端が地面に直交する方向に向くように構成してもよい。この場合、ロックピンが脚部と干渉しない位置まで手で引き抜かれた状態から弾性部材の付勢によりまた差し込まれた位置に復帰するのと連動してセンサがロック回動位置を検知できるように設定すればよい。
また、上記実施形態ではローラジャッキを2つ用いた構成を採用したが、本発明においてジャッキの形状や個数は特に限定されない。
また、上記実施形態では塵芥収集用コンテナが搭載されるコンテナ荷役車両を例に説明したが、本発明において搭載されるコンテナは特に限定されず、塵芥収集用コンテナ以外のコンテナであっても適用可能である。
1 コンテナ荷役車両
2 塵芥収集用コンテナ
3 車台
4 運転室
5 荷役装置
6 フック
7 アーム
10 塵芥収容箱
11 塵芥投入箱
12 後方開口部
13 塵芥投入口
14 テールゲート
15 係合ピン
16 前方支持部
17 ローラ
18 軸部材
20 ジャッキ装置
21 ブラケット
22 脚部
23 ロックピン(解除手段及びロック手段)
24,25 センサ
30 駆動回路
PLC 制御装置

Claims (3)

  1. 車台上に設けられ、コンテナを積み降ろしする荷役装置と、
    前記荷役装置を駆動させる制御装置と、
    前記車台後部に設けられたジャッキ装置と
    を備えるコンテナ荷役車両であって、
    前記ジャッキ装置は、前記車台に固定されたブラケットと、前記ブラケットに対して上下方向に回動自在に取り付けられた脚部と、前記脚部を回動可能な状態にする解除手段と、回動可能な状態の前記脚部を手動でロックするロック手段と、前記脚部がロックされる回動位置を検知するセンサとを有し、
    前記回動位置を検知するまで、前記制御装置は、前記荷役装置を駆動させることができないように設定され
    前記ジャッキ装置の前記脚部は、当該先端が上方に折り畳まれた折り畳み状態から前記解除手段により自由回動状態にすると当該先端を下方に向けて自重で釣り合うように回動され、
    この自重で釣り合った状態から更に前記脚部を手動で下方に回動させた位置において前記センサが前記脚部を検知可能になるように構成されていることを特徴とするコンテナ荷役車両。
  2. 前記ジャッキ装置は、前記車台の左側後部及び右側後部にそれぞれ設けられており、
    それぞれの前記ジャッキ装置の前記センサが前記ロックされる回動位置を検知するまで、前記制御装置は、前記荷役装置を駆動させることができないように設定されている請求項1に記載のコンテナ荷役車両。
  3. 前記荷役装置を駆動させる前の前記脚部の先端は、ロックされた状態において地面から離れている請求項1又は2に記載のコンテナ荷役車両。
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