JP4994170B2 - ゲートロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運搬車両の荷台ゲートを閉止した状態で支持するゲートロック装置に関する。
ダンプカーやトラック等の運搬車両の荷台には、荷積み、荷下ろしをするために、その外周部にリヤゲートやサイドゲートなどの開閉自在としたゲートが設けられている。このようなゲートを閉じた状態で支持する装置として、例えば、特許文献1には、リヤゲートの側部に装着され、車体側に固着されたフックと係合してリヤゲートを閉止状態でロックするようにしたゲートロック装置が記載されている。
この種のゲートロック装置は、リヤゲートに固定されたベースとベースに設けたカバーと、カバーまたはベースに枢支された操作レバーを備えている。また、操作レバーには、その操作レバーの起立時にフックとの係合が解除されるとともに、倒伏時にフックと係合するロック部材と、カバーの内面に設けられて操作レバーの倒伏時にその先端と当接するストッパとが設けられている。
また、サイドゲートのゲートロック装置としては、例えば、特許文献2に記載されているような装置が提案されている。このゲートロック装置は、支持部材の開口孔に操作レバーを摺接させながら挿通させ、開口孔に係脱自在に係合するロック部材を備えるとともに、操作レバーを回動させる把手部とで構成されている。そして、ロック部材の摺接部位を反挿通方向へ位置ずれさせつつ、ロック部材の先端を開口孔の縁部裏面に位置させるように設計され、走行振動などによる開口孔からのロック部材の抜け出しや、摩耗変形を効果的に抑えるように構成されている。
実開昭62−132873号公報 実開平6−69078号公報
上記例のような従来のゲートロック装置は、作業が直接手で触れて操作する操作レバー以外の内部機構が、カバーあるいは支持部材に覆われている。そのため、操作レバーを操作してゲートを閉じた状態にロックしても、ロック部材が係合している状態は外面には現れず、確実に係合されたかどうかを把握することはできず、感覚的なところでの操作とならざるを得なかった。
また、車両の走行による振動や、何らかの外力などが作用することによって、ロック部材の係合が外れてしまわないように、係合させたロック部材を補助的に押さえて外れないようにすることが好ましく、閉止状態を好適に維持できる装置であることが必要とされていた。
そこで本発明は、上記のような問題点にかんがみてなされたものであり、円滑なロック操作を可能にするとともに、確実にロックされたことを把握可能な構造を備えて、ゲートの閉止状態を安定的に維持して、走行時の安全性と信頼性を高めることのできるゲートロック装置を提供しようとするものである。
上記した目的を達成するため、本発明は、荷台の外周部を構成し、下端軸を回動中心にして回動開閉自在となるように支持されたゲートを、前記下端軸に交差して設けた荷台隅角部の固定柱に固定するゲートロック装置であって、前記固定柱に設けられた固定用スリットに係止するゲートロック本体と、このゲートロック本体の回動を規制しうるハンドルストッパとを有し、前記ゲートロック本体は、先端部が前記固定用スリットから進入して前記固定柱に係止しうる屈曲形状のフック部と、このフック部を前記固定用スリットに対して進退操作するためのレバーハンドルとが一体に形成されて、前記ゲートの外面に沿って回動可能に設けられ、前記ハンドルストッパには、前記ゲートロック本体のレバーハンドルに嵌着する凹部が設けられており、前記固定用スリットに係止した閉止姿勢のゲートロック本体のレバーハンドルに、前記ハンドルストッパの凹部が嵌着することにより、前記ゲートロック本体が閉止姿勢のまま固定され、前記ゲートを閉止状態に維持することを特徴とする。また、前記構成において、前記ハンドルストッパは前記レバーハンドルを保持する方向に付勢されており、前記ゲートロック本体が閉止姿勢となると、前記ハンドルストッパの凹部が前記レバーハンドルに弾性的に嵌着して保持することが好ましい。このように構成されることにより、ハンドルストッパの凹部ゲートロック本体のレバーハンドルとが嵌着することを目安にゲートロック本体の回動操作を行えばよく、ゲートロック本体のレバーハンドルがハンドルストッパの凹部に嵌着すれば、ゲートを確実に閉止してロックできたと把握することができる。
また、本発明は前記構成のゲートロック装置において、前記ゲートロック本体のレバーハンドルは、ゲートロック本体の回動面に交差する方向に突出する突起部を備え、前記ハンドルストッパは、前記突起部を走行させるガイド部を備えるとともに、前記凹部レバーハンドルの断面形状に対応する屈曲形状に形成され、前記レバーハンドルの突起部が前記ハンドルストッパのガイド部に係止しつつ走行し、前記ゲートロック本体の回動動作範囲が規定されるように構成されることが好ましい
これにより、ゲートロック本体の回動動作範囲が規定され、レバーハンドルを上下回動させる際にハンドルストッパも自ずから追従して回動させることができるので、レバーハンドルの操作を容易にすることができる。
また、前記ハンドルストッパは、ゲートロック本体を軸支する支持体に固着されたブラケットの先端部に対して回動可能に結合されるとともにレバーハンドルを保持する方向に付勢するように形成されており、ゲートを閉止してゲートロック本体を固定用スリットに係止させるように回動させたとき、前記ハンドルストッパの凹部がレバーハンドルに弾性的に嵌着するように構成されていてもよい。
また、本発明のゲートロック装置においては、ハンドルストッパは線状部材により形成され、基部がブラケットの先端部の取付孔に挿通されて回動可能に取り付けられていることが好ましい。あるいは、前記ハンドルストッパは線状部材により形成され、基部が環状に曲げ形成されて、ブラケットの先端部の取付孔にボルトを用いて回動可能に取り付けられていてもよい。さらに、前記ハンドルストッパは板状部材により形成され、ブラケットの先端部に回動可能に結合されていてもよい。
本発明においては、かかるゲートロック本体およびハンドルストッパの構成により、操作性よく円滑なロック操作を行うことができ、ゲートのロックを解除する際には、レバーハンドルに嵌着しているハンドルストッパを片手で外すだけで簡単に行えるので、作業性もよい。また、ハンドルストッパを交換する必要が生じたときには、ブラケットの取付孔からハンドルストッパの基部を取り外すことを容易にでき、新たなハンドルストッパに取り替えることも簡単に行うことができる。
上述のように構成される本発明のゲートロック装置によれば、円滑なロック操作を可能にするとともに、確実にロックされたことを把握可能な構造を備えて、ゲートの閉止状態を安定的に維持して、走行時の安全性と信頼性を高めることができる。
以下、本発明に係るゲートロック装置を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1〜図5は本発明のゲートロック装置の一例を示しており、図1は、本発明に係るゲートロック装置を用いた車両における荷箱の左右外周部を構成するサイドゲートの正面図である。図2は、閉止姿勢のゲートロック装置を示す正面図、図3は、開放姿勢のゲートロック装置を示す正面図、図4は、ゲートロック本体の斜視図、図5は、ハンドルストッパの(a)平面図と(b)側面図である。また、図6は、ゲートロック装置の操作手順を断面方向から示す説明図、図7は、ハンドルストッパの他の形態を示す(a)平面図と(b)側面図であり、図8はハンドルストッパのさらに他の形態を示す説明図である。
なお、便宜上、ゲートロック装置1および車両10における方向性を、図1に示すように、図中の上下方向をそのまま上下方向とし、図中の左右方向を前後方向として説明する。
荷箱11は、車両10の図示しない荷台に傾倒装置を装備して、傾倒可能に支持されている。また、荷箱11は、積載物を積載する床底12と、この床底12が前後左右側方から囲まれるように起立する前後壁および側壁を備えている。
かかる車両10においては、例えば側壁は、車両10の長さ方向に配設されて、下端軸を回動中心として荷箱11の外側方向へ回動開閉自在となるように支持されて、サイドゲート13とされている。また、後壁は下端部の軸を介して回動自在に支持され、後方へ開放可能なテールゲート14とされている。
また、かかる荷箱11は、傾倒装置によって荷箱11に対して傾動動作が可能となっており、この傾動動作に伴って、傾きの下方に位置するゲート(テールゲート14もしくはサイドゲート13)を開放することにより、荷箱11内の積載物を容易に地上に降ろすことができるようになっている。また、荷箱11への積載物の積み込みを、その積載物に応じてサイドゲート13もしくはテールゲート14を適宜開放することにより行ってもよい。
例示の形態のサイドゲート13の前後端部に対向する荷台隅角部には、固定柱15がそれぞれ設けられており、これらの固定柱15に対してサイドゲート13がゲートロック装置1により固定されるようになっている。すなわち、図2に示すように、下端軸に交差して設けられた固定柱15には、サイドゲート13の前後端部(図では前側端部のみ示す)との対向面(側面)に、縦長略矩形状の固定用スリット15aが形成されている。
また、この固定柱15に隣接して設けられたゲートロック装置1のカバー部16(支持体)にも、前記固定用スリット15aに対向する位置に、開口孔16aが設けられている。この固定用スリット15aに開口孔16aを介してゲートロック装置1のゲートロック本体2の先端部(フック部21)が挿通されて、サイドゲート13を固定柱15に固定したり、その回動を規制したりすることができ、サイドゲート13を閉止状態に維持することが可能となっている。
より詳細には、例示のゲートロック装置1は、ゲートロック本体2とハンドルストッパ3を備えて構成されている。
ゲートロック本体2は、開口孔16aを介して固定用スリット15aに先端部が出没するフック部21と、このフック部21を固定用スリット15aに対して係脱自在に操作するレバーハンドル22とを備え、これらが鉤形状に一体に形成されている。
図4に例示するように、フック部21は、略「く」字状に屈曲した形態を有し、その屈曲部に軸心mが設けられている。ゲートロック本体2は、フック部21の屈曲部(軸心m)を支点に回動可能となるように、サイドゲート13のカバー部16に軸支されている。フック部21の先端部は、開口孔16aおよび固定用スリット15aに対してスムーズに出没しうるように、上方外側面(21a)がテーパー状に形成されている。フック部21とレバーハンドル22との接続部分には段部24が設けられている。
ゲートロック本体2の段部24近傍には、突起部23が設けられている。突起部23は、ゲートロック本体2の外縁部寄りに配設されて、ゲートロック本体2が回動する平面(回動面)に交差する方向に突設されている。また、この突起部23は、ゲートロック本体2の厚み寸法とほぼ同等の突出長さをもって形成されている。
このようなゲートロック本体2に対し、ハンドルストッパ3は、ゲートロック本体2を軸支する支持体に固着されたブラケット4の先端部に対して回動可能に結合されて、ゲートロック本体2の回動を規制しうるように構成されている。
ハンドルストッパ3は、例えば図5に示すように、ステンレス鋼棒などの一本の弾性線材を用いて形成されている。図5(a)に示すように、平面視でほぼU字形状に折り曲げてガイド部31が形成され、基部33においては折り曲げられた両端を互いに近接形成させてある。U字形状に折り曲げて形成されたガイド部31は、その内側がゲートロック本体2のレバーハンドル22の突起部23を走行させる通路31aとなされ、突起部23の直径とほぼ同寸あるいは微少寸法大きい幅を有して形成されている。これにより、ハンドルストッパ3は、ゲートロック本体2の動作と連動しうるようになされ、ガイド部31によりゲートロック本体2の回動動作範囲を規定しうるように構成されている。
また、図5(b)に示すように、ハンドルストッパ3の基部33においては、揃えられた両端部が鋭角に曲げ返されて形成されている。この基部33は、ブラケット4の取付孔41に挿通固定されるようになっている。また、ハンドルストッパ3の中途部には、凹部32が形成されている。凹部32は、レバーハンドル22の厚みや幅等の形状に対応させて屈曲された嵌着部32aが設けられ、レバーハンドル22を保持するように構成されている。
例示の形態では、特に、凹部32の嵌着部32aは、鋭角をなすように屈曲させて形成され、レバーハンドル22の外側縁を、その弾性力により嵌着させて挟持できるようになっている。例えば、ハンドルストッパ3の基部33は、約35°の角度で曲げ返して形成され、凹部32の嵌着部32aは約85°の角度で屈曲形成されることが好ましい。
また、ブラケット4は、平板状のプレート鋼材から形成され、カバー部16の外側に先端部が臨むように平面視略L字状の形状とされている。また、ブラケット4の基部は、軸心mに一体に固着されている。そして、このブラケット4とサイドゲート13の外面との間にゲートロック本体2が配設されている。
ブラケット4の先端部には、ハンドルストッパ3を取り付けるための取付孔41が設けられており、この取付孔41にハンドルストッパ3の基部が挿通されて回動可能となされている。取付孔41は、カバー部16の外側に露出させて配置されている。
なお、ブラケット4は、ゲートロック本体2とサイドゲート13の外面との間に配設されていてもよい。
このようなブラケット4にハンドルストッパ3が取着され、ハンドルストッパ3の基部33は鋭角に曲げ返され、凹部32が直角より小さい角度の嵌着部32aを有するので、ハンドルストッパ3は全体としてレバーハンドル22を保持する方向(図6における上方向)に付勢されたものとなっている。さらに、ハンドルストッパ3は、基部33がブラケット4の取付孔41に挿通させて結合された構造であり、ブラケット4の先端部において回動自在なものとなっている。
かかるハンドルストッパ3は、弾性線材により形成されるだけでなく、非弾性線材を用いて前記同様の構成を備える形態に形成されていてもよい。また、図7に示すように、ハンドルストッパ3は、U字状に折り曲げて通路31aが形成されたガイド部31、および嵌着部32aが鋭角をなす凹部32を備え、基部33が環状に曲げ形成されてボルト穴33aを有するものであってもよい。これにより、ハンドルストッパ3は、ブラケット4の取付孔41に対しては、ボルトを用いて取り付けられ、ブラケット4に対して回動可能に結合することができる。
また、ハンドルストッパ3は、前記のように一本の線材を折曲形成したもので構成されるだけでなく、例えば平板状の鋼材をプレス加工することにより、ガイド部31を打抜き形成するとともに、断面形状を前記同様に屈曲形成して凹部32を備えた構成であってもよい。この場合、図8に示すように、ハンドルストッパ3の基部33とブラケット4の取付孔41とは、屈曲された基部33の先端にピン42を挿通して結合され、ブラケット4に対して軸支されることで回動可能に取着されればよく、全体としてレバーハンドル22を保持する方向の付勢力を備えたものとすることができる。
このように構成されるゲートロック装置1は、荷箱11のサイドゲート13を閉止し、ゲートロック本体2のレバーハンドル22を下方へ押し下げて回動させて、ゲートロック本体2を図2に示す閉止姿勢とする。これにより、フック部21の先端部が固定用スリット15aに進入して固定柱15に係止するので、サイドゲート13と固定柱15とが一体に固定されてロックされる。
このとき、ハンドルストッパ3においては、レバーハンドル22が回動方向に押し下げられることにより、レバーハンドル22の突起部23の軌道に追従してハンドルストッパ3も回動する。すなわち、図3および図6(a)に示すゲートロック本体2の開放姿勢時から、レバーハンドル22を押し下げて回動させ、ゲートロック本体2を図6(c)に示す閉止姿勢にさせるとき、レバーハンドル22は付勢力の働くハンドルストッパ3を、外側に押し拡げ、弾性変形させつつ回動する。また、図6(b)に示すように、レバーハンドル22の突起部23は、ハンドルストッパ3のガイド部31(の通路31a)に沿って移動する。この突起部23がハンドルストッパ3の凹部32の手前まで到達すると、図6(c)に示すように、レバーハンドル22の基部に凹部32が弾性的に嵌着するとともに、ゲートロック本体2が閉止姿勢となる。そして、このようにレバーハンドル22に凹部32が嵌着すると、ゲートロック本体2はそれ以上の上方への回動が阻止されるので、閉止姿勢のまま保持される。
これにより、ゲートロック本体2が閉止姿勢とされている間は、ハンドルストッパ3の凹部32においてレバーハンドル22を弾性的に保持して、これが維持されるので、車両を走行させた場合に走行振動等を生じてもゲートロック本体2のがたつきが防止され、サイドゲート13を安定的に閉止しておくことが可能となる。
加えて、レバーハンドル22にハンドルストッパ3の凹部32が嵌着すると、すなわちゲートロック本体2のフック部21が固定用スリット15aに進入係止してロックしたことになるので、ゲートロック本体2を閉止操作を行う際には、レバーハンドル22にハンドルストッパ3が嵌着するのを目安に行えばよい。これにより、サイドゲート13を確実に閉止状態として固定することが可能となり、作業性も高められる。
また、閉止姿勢のゲートロック本体2を開放するときには、レバーハンドル22を手で外し、凹部32の嵌着を解除し(図6(b)参照)、レバーハンドル22を回動方向の上方へ押し上げる。すると、上記とは逆の動作で、レバーハンドル22の突起部23がハンドルストッパ3のガイド部31の通路31aに沿って移動し、図3および図6(a)に示すように、通路31aの終端まで突起部23が到達して係止すると、フック部21の先端部は固定用スリット15aから退出し、固定柱15とサイドゲート13との固定状態が解かれる。また、突起部23がガイド部31の終端で係止されているので、ゲートロック本体2がそれ以上、上方へ回動することはなく、安定的に保持される。このように、閉止姿勢のゲートロック本体2を開放する際には、ハンドルストッパ3のガイド部31を片手で押さえるだけで、ハンドルストッパ3をレバーハンドル22から外すことができ、簡単にロック状態を解除できるので、作業性に優れたものとなっている。
さらに、かかるハンドルストッパ3を交換する必要が生じたときには、ブラケット4からハンドルストッパ3の基部33を取り外すだけで、容易に新たなハンドルストッパ3に取り替えることが可能である。例えば、図7に例示したハンドルストッパ3である場合には、ブラケット4に固着されたボルトを取り外してハンドルストッパ3を除去し、新たなものに更新することができる。ハンドルストッパ3とブラケット4との取付部分(取付孔41)はサイドゲート13のカバー部16の外側に露出しているので、カバー部16を取り外す作業等も必要なく、簡単にその保守点検・交換作業を行うことができる。
以上説明したように、かかるゲートロック装置1を用いることで、サイドゲート13を強固に固定することができ、また内部機構が目視できなくとも、感覚的なところに頼ることなく確実にゲートロック本体2のフック部21を固定柱15に係止固定させておくことができ、閉止操作に煩わしさを伴わず、信頼性も高めることができるものとなる。
なお、前記実施形態においては、荷箱11が傾倒装置によって傾倒可能に支持されている場合を例にあげて説明したが、本発明のゲートロック装置1の適用範囲はこれに限定されず、傾倒装置を備えない車両10であっても好適に利用できることは言うまでもない。また、前記実施形態においては、本発明のゲートロック装置1をサイドゲート13に適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されず、荷台の外周部を構成するゲートであればテールゲート等に対しても適用することができる。
本発明は、運搬車両等のサイドゲートを閉止した状態で維持するゲートロック装置として好適に利用することができる。
本発明に係るゲートロック装置を用いた車両における荷箱の左右外周部を構成するサイドゲートの正面図である。 閉止姿勢のゲートロック装置を示す正面図である。 開放姿勢のゲートロック装置を示す正面図である。 ゲートロック本体の一例を示す斜視図である。 ハンドルストッパの一例であり、(a)は平面図(b)は側面図である。 本発明に係るゲートロック装置の操作手順を断面方向から示しており、(a)はゲートロック本体の開放姿勢時で図3におけるB−B断面の説明図、(b)はレバーハンドルからハンドルストッパを外した状態の説明図、(c)はゲートロック本体の閉止姿勢時で図2におけるA−A断面の説明図である。 ハンドルストッパの他の形態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 ハンドルストッパのさらに他の形態を示し、図6と同様の断面方向から見た説明図である。
符号の説明
1 ゲートロック装置
10 車両
11 荷箱
12 床底
13 サイドゲート(側壁)
14 テールゲート(後壁)
15 固定柱
15a 固定用スリット
16 カバー部
16a 開口孔
2 ゲートロック本体
21 フック部
22 レバーハンドル
23 突起部
3 ハンドルストッパ
31 ガイド部
31a 通路
32 凹部
4 ブラケット
41 取付孔

Claims (7)

  1. 荷台の外周部を構成し、下端軸を回動中心にして回動開閉自在となるように支持されたゲートを、前記下端軸に交差して設けた荷台隅角部の固定柱に固定するゲートロック装置であって、
    前記固定柱に設けられた固定用スリットに係止するゲートロック本体と、このゲートロック本体の回動を規制しうるハンドルストッパとを有し、
    前記ゲートロック本体は、先端部が前記固定用スリットから進入して前記固定柱に係止しうる屈曲形状のフック部と、このフック部を前記固定用スリットに対して進退操作するためのレバーハンドルとが一体に形成されて、前記ゲートの外面に沿って回動可能に設けられ、
    前記ハンドルストッパには、前記ゲートロック本体のレバーハンドルに嵌着する凹部が設けられており、
    前記固定用スリットに係止した閉止姿勢のゲートロック本体のレバーハンドルに、前記ハンドルストッパの凹部が嵌着することにより、前記ゲートロック本体が閉止姿勢のまま固定され、前記ゲートを閉止状態に維持することを特徴とするゲートロック装置。
  2. 請求項1に記載のゲートロック装置において、
    前記ハンドルストッパは前記レバーハンドルを保持する方向に付勢されており、前記ゲートロック本体が閉止姿勢となると、前記ハンドルストッパの凹部が前記レバーハンドルに弾性的に嵌着して保持することを特徴とするゲートロック装置。
  3. 請求項2に記載のゲートロック装置において、
    前記ゲートロック本体のレバーハンドルは、該ゲートロック本体の回動面に交差する方向に突出する突起部を備え、
    前記ハンドルストッパは、前記突起部を走行させるガイド部を備えるとともに、前記凹部はレバーハンドルの断面形状に対応する屈曲形状に形成され、
    前記レバーハンドルの突起部が前記ハンドルストッパのガイド部に係止しつつ走行し、前記ゲートロック本体の回動動作範囲が規定されるように構成されたことを特徴とするゲートロック装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つの請求項に記載のゲートロック装置において、
    前記ハンドルストッパは、前記ゲートに設けられたブラケットに回動可能に結合されていることを特徴とするゲートロック装置。
  5. 請求項4に記載のゲートロック装置において、
    前記ハンドルストッパは線状部材により形成され、基部が前記ブラケットの先端部の取付孔に挿通して曲げ止められて回動可能に取り付けられていることを特徴とするゲートロック装置。
  6. 請求項4に記載のゲートロック装置において、
    前記ハンドルストッパは線状部材により形成され、基部が環状に曲げ形成されて、前記ブラケットの先端部の取付孔にボルトを用いて回動可能に取り付けられていることを特徴とするゲートロック装置。
  7. 請求項4に記載のゲートロック装置において、
    前記ハンドルストッパは板状部材により形成され、前記ブラケットの先端部に回動可能に結合されていることを特徴とするゲートロック装置。
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