JP4519584B2 - ゲートロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トラックの荷台ゲート等を閉じた状態で支持するのに好適なゲートロック装置に関する。
トラックの荷台には、荷積み・荷下ろしをするために、リヤゲートを開閉自在としたものがある。このようなリヤゲートを閉じた状態で支持するゲートロック装置として、支持体に固定されたフックと、リヤゲートに装着されたフック係止装置とから成り、該フック係止装置は、前記リヤゲートに固定されたゲートハンドルベースに対し起立状態と倒伏状態に回動自在に設けられたハンドル部と、該ハンドル部に対し基部側が回動自在に取り付けられていて起立状態から倒伏方向への前記ハンドル部の回動操作に伴って係止端側が前記フックと係脱自在に係合するリング部とを備え、前記フックの係合部に対し前記リング部の係止端側が係合することにより、前記リヤゲートを前記支持体に対し閉鎖した状態にロックするようにした構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平4−58489号公報
しかしながら、上述の従来の技術にあっては、前記リング部の係止端側がフリーの状態であったため、リヤゲートを閉じる時にリング部の係止端をフックの係合部位置まで動かしてやる操作が必要であり、従って、ゲートのロック操作が面倒であるという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、ハンドル部の回動操作のみでゲートのロック操作を容易に行うことができるゲートロック装置を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本願請求項1に記載のゲートロック装置は、支持体に固定されたフックと、ゲートに装着されたフック係止装置とから成り、該フック係止装置は、前記ゲートに固定されたゲートハンドルベースに対し起立状態と倒伏状態に回動自在に設けられたハンドル部と、該ハンドル部に対し基部側が回動自在に取り付けられていて起立状態から倒伏方向への前記ハンドル部の回動操作に伴って係止端側が前記フックと係脱自在に係合するリング部とを備え、前記フックの係合部に対し前記リング部の係止端側が係合することにより、前記ゲートを前記支持体に対し閉鎖した状態にロックするゲートロック装置において、前記フックの係合部には倒伏状態まで前記ハンドル部が回動した時点で前記リング部の係止端が係合する係合凹部と起立状態から倒伏方向への前記ハンドル部の回動操作に伴って前記係合凹部から離間した前記リング部の係止端を前記係合凹部まで引き込む前記係合凹部に向って傾斜した案内テーパ面とが形成され、前記ゲートハンドルベースには前記ハンドル部の起立状態で前記フックの係合部から離脱した前記リング部の係止端を前記ハンドル部の起立状態から倒伏方向への回動操作に伴って前記案内テーパ面に案内すると共に該案内テーパ面に沿って前記係合凹部まで引き込まれる前記リング部の係止端に摺接することにより前記支持体に対し前記ゲートを閉鎖する方向に押圧案内するガイド溝が設けられ、該ガイド溝は、前記ハンドル部の起立側操作時に前記リング部の係止端が移動する側であって前記ゲートにおける前記ゲートハンドルベースが固定された面の幅方向に略沿った平行部と、前記ハンドル部の倒伏側操作時に前記リング部の係止端が移動する側であって前記平行部より前記ゲートから離間する方向へ向けて傾斜する傾斜部とで構成され、前記ゲートが前記支持体に接近し前記フックがフック係止装置へ侵入した位置にあるとき、前記フックの案内テーパ面が前記ガイド溝の傾斜部を横断していることを特徴とする手段とした。


請求項2に記載のゲートロック装置は、請求項1に記載のゲートロック装置において、前記ゲートハンドルベースに前記ハンドル部の倒伏操作時に前記フックにおける前記リング部の係止端が係合する係合凹部の反対側の面に当接することにより前記リング部の係止端との間で前記フックを挟持する挟持片が備えられていることを特徴とする手段とした。
請求項1に記載のゲートロック装置では、上述のように構成されるため、前記ハンドル部を起立させた状態でゲートを閉じると、支持体側に固定されたフックとゲート側に固定されたフック係止装置とが接近し、この状態ではリング部の係止端がガイド溝における平行部の端部側に配置されており、この位置からハンドル部を倒伏方向へ回動させると、ゲートにおけるゲートハンドルベースが固定された面の幅方向に略沿った平行部に沿って係止端が移動した後、フックにおける案内テーパ面に当接する。そこで、この位置からハンドル部を倒伏方向へさらに回動させると、フックの係合凹部から離間した位置にあるリング部の係止端がフックの案内テーパ面に沿って係合凹部まで引き込まれて係合すると同時に、リング部の係止端がガイド溝における傾斜部の内側面に当接した状態でフックの案内テーパ面に沿って移動することでフックに対してゲートを閉鎖する方向に押圧する力が作用し、これにより、ゲートが閉鎖状態に押し込まれた状態でロックされる。
また、ハンドル部を起立方向へ回動させていくと、係合凹部に係合されていたリング部の係止端がフックにおける案内テーパ面に沿って係合凹部から離間する方向に移動すると同時に、ガイド溝における傾斜部の内側面に対する係止端の当接状態が解除されることでフックに対してゲートを閉鎖する方向に押圧する力が解除され、これにより、ゲートの閉鎖状態が緩む。そこで、この位置からハンドル部を起立方向へさらに回動させると、ゲートにおけるゲートハンドルベースが固定された面の幅方向に略沿った平行部に沿ってリング部の係止端が移動することで、フックに対する係止端の係合状態が解除され、これにより、ゲートの閉鎖ロック状態が解除され、ゲートを開けることができるようになる。
以上のように、ハンドル部の回動操作に応じてリング部の係止端がガイド溝に沿って決められたコースを移動するため、ゲートを閉じる時にリング部の係止端をフックの係合部位置まで動かしてやるという面倒な操作を必要とすることなしに、ハンドル部の回動操作のみでゲートの閉鎖ロック操作を容易に行うことができるようになるという効果が得られる。
また、フックの係合部には倒伏状態までハンドル部が回動した時点でリング部の係止端が係合する係合凹部の他に、起立状態から倒伏方向へのハンドル部の回動操作に伴って係合凹部から離間したリング部の係止端を係合凹部まで引き込む案内テーパ面が設けられることにより、この案内テーパ面に沿ったリング部の係止端の移動でガイド溝における傾斜部の内側面に当接した係止端がゲートを閉鎖する方向に押圧するため、ゲートを閉鎖する方向に締め付けることができ、これにより、ハンドル部の回動操作のみでゲートを容易かつ確実に閉鎖することができるようになる。
また、ハンドル部の倒伏側操作時にリング部の係止端が移動する側であって、支持体に対しゲートを閉鎖する方向に押圧案内するガイド溝の部分が、平行部よりゲートから離間する方向へ向けて傾斜する傾斜部で構成されることにより、案内テーパ面に沿った係止端の移動量に対するゲートを閉鎖する方向へ押圧するゲートの移動量を増大させることができ、これにより、てこの原理で支点から作用点までの距離が短くなるため、ハンドル操作を楽に行うことができるようになる。
また、ハンドル部の起立側操作時にリング部の係止端が移動する側であって、ハンドル部の起立状態でフックの係合部から離脱したリング部の係止端をハンドル部の起立状態から倒伏方向への回動操作に伴って案内テーパ面に案内するガイド溝の部分が、ゲートにおけるゲートハンドルベースが固定された面の幅方向に略沿う状態に設けられた平行部で構成されることにより、ゲートハンドルベースにおけるガイド溝が設けられる部分のゲート外面からの突出量を小さくすることができるようになる。
請求項2に記載のゲートロック装置では、上述のように、前記ゲートハンドルベースにハンドル部の倒伏操作時にフックにおけるリング部の係止端が係合する係合凹部の反対側の面に当接することによりリング部の係止端との間でフックを挟持する挟持片が備えられることにより、ゲートの閉鎖ロック時にゲートに対し引っ張り応力を作用させることなしに、フックの係合凹部に対するリング部の係止端の係合状態を確実に維持させることができるようになる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例のゲートロック装置は、請求項1、2に記載の発明に対応する。
この実施例では、トラック荷台のリヤゲートをロックするゲートロック装置を例にとって説明する。なお、以下の説明において、上下方向、内外方向、および前後方向は、車体の方向に対応している。
図1はこの実施例のゲートロック装置が適用されたトラックを示す後方からの斜視図、図2〜5は実施例のゲートロック装置の作用を示す側面図(図2はハンドル部の起立状態、図3はハンドル部の倒伏方向への第1回動段階の状態、図4はハンドル部の倒伏方向への第2回動段階の状態、図5はハンドル部の倒伏状態)、図6は実施例のゲートロック装置におけるハンドル部倒伏時のフック係止装置を示す裏面図、図7は実施例のゲートロック装置におけるハンドル部起立時のフック係止装置を示す正面図、図8は実施例のゲートロック装置におけるフックを示す拡大図である。
まず、図1に示すように、トラックの荷台は左右の側板(支持体)B、Bと、開閉自在なリヤゲートCとで囲まれ、リヤゲートCを開けることにより、荷台に荷物を出し入れできるようになっている。リヤゲートCの下端は荷台の床後端に軸支されており、リヤゲートCの両側上端部には、リヤゲートCを支持体である側板B、Bに対し閉鎖状態(リヤゲート起立状態)で支持するゲートロック装置Aが設置されている。
この実施例のゲートロック装置は、図2〜図5に示すように、側板B、Bの後端部に固定されたフック2と、リヤゲートCにおける外面側両端部の上縁に沿って装着されたフック係止装置1とを主な構成として備えている。
前記フック係止装置1は、塗装された金属で構成され、リヤゲートCに固定されるゲートハンドルベース4と、起立状態と倒伏状態との間を回動するハンドル部5と、フック2に係脱するリング部6と、カバー7とを備えている。
前記フック2は、金属を素材として一体に形成された強靭な部材であり、このフック2の後方への突出部分の外側方に係合部3が形成されている。この係合部3には、倒伏状態までハンドル部5が回動した時点でリング部6の係止端6aが係合する係合凹部3aと起立状態から倒伏方向へのハンドル部5の回動操作に伴って係合凹部3aから離間したリング部6の係止端6aを係合凹部3aまで引き込む案内テーパ面3bとで構成されている。
前記ゲートハンドルベース4は、金属板を折り曲げて成り、リヤゲートCに固定される底板8と、該底板8の両側縁(上下縁)から後方へ起立した側壁9、9とを有する。この各側壁9は、底板8よりも外側方(フック2方向)へ突出しており、これら突出部分10の対向した位置に、リング部6の係止端6aの移動を所定のコースに沿って案内する長孔(ガイド溝)11がそれぞれ穿設されている。
そして、この各長孔11は、ハンドル部5の起立側操作時にリング部6の係止端6aが移動する外側寄りの半部が底板8(リヤゲートCにおけるゲートハンドルベース4が固定された面の幅方向)と平行な平行部11aと、ハンドル部5の倒伏側操作時にリング部6の係止端6aが移動する内側寄りの半部が内側後方(リヤゲートから離間する方向)へ向けて傾斜する傾斜部11bとで構成される折曲した形状に形成されている。
また、図2〜6に示すように、各突出部分10の基部寄りには、後方へ延出した突片を互いに接近するよう折り曲げて補強片12が形成されている。この補強片12、12の先端同士は僅かに離間しており、全体として緩やかな山形となるよう僅かに湾曲している。
また、図2〜5、図7に示すように、両側壁9、9の内側寄りには、その後部を裏面側へ切り起こしてそれぞれ第1のストッパ13、13が形成されている。この第1のストッパ13、13は、図2、7に示すように、起立状態のハンドル部5に当接して、その回動を規制するようになっている。
また、図2〜6に示すように、前記底板8の外側部は後方へ屈曲され、リング部6と協同してフック2を挟持する挟持片14が形成されている。そして、この挟持片14および底板8の内面には、ストッパブラケット15が重ねて固定され、このストッパブラケット15の先端を内側方へ屈曲させて、第2のストッパ16が形成されている。この第2のストッパ16は、図5に示すように、倒伏時においてハンドル部5の外側部に当接し、その回動を規制するようになっている。
前記ゲートハンドルベース4の側壁9、9間には、カバー7が架設されている。このカバー7は、ゲートハンドルベース4の外側半部を後方から被覆する被覆部17と、この被覆部17の両側から前方に折り曲げられた側面部18、18とを有している。この各側面部18は、ゲートハンドルベース4の各側壁9の表面に重ねて固定されている。
また、前記被覆部17の外側部は、ゲートハンドルベース4の突出部分10、10間に架設されるので、その裏面側にやや間隔を空けて補強片12、12が配設されることになる(図5、6参照)。
さらに、図2〜5、図7に示すように、ゲートハンドルベース4の第1のストッパ13、13より僅かに外側方において、側面板18、18の後部には、周縁が略円弧状のハンドル支持部19、19が形成され、この両側のハンドル支持部19、19間に支軸20が架設され、支軸20とハンドル支持部19、19の周縁とが同心円状となっている。
前記ハンドル部5は、金属板を折り曲げて成り、ゲートハンドルベース4の側壁9、9間およびカバー7の側面部18、18間に設置され、その外側寄りが支軸20によってカバー7に取り付けられている。また、ハンドル部5は、支軸20を回動中心(支点)として回動し、ハンドル部5の外面がカバー7のハンドル支持部19、19の内面に摺擦されて塗装が剥がれ易いが、ハンドル支持部19、19の周縁とハンドル部5の移動方向とは同心円状になるので、ハンドル部5の塗装の剥がれはほとんど外観に現れることはない。
また、前記ハンドル部5の外端部の両側には、支軸20部分よりも外方へ突出すると共に、その先端が互いに接近する方向へ屈曲された一対のアーム部21、21が設けられ、ハンドル部5が起立した時は該アーム部21、21が第1のストッパ13、13に当接し、倒伏した時はアーム部21、21が第2のストッパ16に当接することにより、ハンドル部5の回動範囲が規制されるようになっている。この回動範囲は、アーム部21、21が第1のストッパ13に当接する位置から第2のストッパ16に当接する位置である。
また、前記支軸20よりもやや内側寄りにおいて、ハンドル部5の両側部には貫通孔22、22が形成されている。
前記リング部6は、金属棒を、平面視で細長い四角形に、かつ、側面から見て中間部が後方へ凸に屈曲するように折り曲げられている。そして、金属棒の両端はそれぞれハンドル部5の両側面の貫通孔22、22へ挿通されて、ハンドル部5内で溶接され、これにより、リング部6の一端部(作用点)22aはハンドル部5に回動可能に取り付けられている。ちなみに、ハンドル部5の自由端側が力点となる。
また、リング部6の他端部はゲートハンドルベース4の長孔11、11に挿通され、ハンドル部5を回動させると、リング部6の他端部が長孔11、11に沿って移動し、ハンドル部5を起こした時は、リング部6が長孔11、11における平行部11aの外側端付近に位置し(図2参照)、ハンドル部5を倒すと、リング部6が長孔11、11における傾斜部11bの内側端付近に位置する(図5参照)。
次に、実施例の作用・効果について説明する。
[ゲート閉鎖ロック操作]
この実施例のゲートロック装置では、上述のように構成されるため、リヤゲートCを閉鎖ロックするには、図2に示すように、ハンドル部5を起立させた状態でリヤゲートCを閉じると、側板Bの後端部に固定されたフック2とリヤゲートC側に固定されたフック係止装置1とが接近し、フック2がフック係止装置1の突出部分10、10間において、リング部6の係止端6aと挟持片14との間に侵入する。この時、補強片12、12がフック部分の先端を受け止めるので、フック2が衝突した衝撃でカバー7が変形する心配はない。そして、この状態ではリング部6の係止端6aが長孔11における平行部11aの外側端付近に配置されており、この位置からハンドル部5を倒伏方向へ回動させると、まず、図3に示すように、リヤゲートCにおけるゲートハンドルベース4が固定された面の幅方向に略沿った平行部11aに沿って係止端6aが移動した後、フック2における案内テーパ面3bに当接する。
そこで、この位置から図4に示すようにハンドル部5を倒伏方向へさらに回動させていくと、図4に示すように、フック2の係合凹部3aから外側後方へ離間した位置にあるリング部6の係止端6aがフック2の案内テーパ面3bに沿って係合凹部3aまで引き込まれ、図5に示すように、係合凹部3aに係合すると同時に、リング部6の係止端6aが長孔11における傾斜部11bの内側面に当接した状態でフック2の案内テーパ面3bに沿って移動することでフック2に対してリヤゲートCを閉鎖する方向に押圧する力が作用し、これにより、リヤゲートCが閉鎖状態に押し込まれた状態でロックされる。さらに、図5に示すように、係止端6aが内側へ引き込まれることにより、この係止端6aと挟持片14との間にフック2が挟持された状態となる。
[ゲート閉鎖ロック解除操作]
次に、リヤゲートCの閉鎖ロック状態を解除するには、以上とは逆に、図4に示すように、ハンドル部5を起立方向へ回動させていくと、係合凹部3aに係合されていたリング部6の係止端6aがフック2における案内テーパ面3bに沿って係合凹部3aから外側後方へ離間する方向に移動すると同時に、図3に示すように、長孔11における傾斜部11bの内側面に対する係止端6aの当接状態が解除されることでフック2に対してリヤゲートCを閉鎖する方向に押圧する力が解除され、これにより、リヤゲートCの閉鎖状態が緩む。そこで、この位置からハンドル部5を起立方向へさらに回動させると、リヤゲートCにおけるゲートハンドルベース4が固定された面の幅方向に略沿った平行部11aに沿ってリング部6の係止端6aが移動することで、図2に示すように、フック2に対する係止端6aの係合状態が解除され、これにより、リヤゲートCの閉鎖ロック状態が解除され、リヤゲートCを開けることができるようになる。
以上のように、ハンドル部5の回動操作に応じてリング部6の係止端6aが長孔11に沿って決められたコースを移動するため、リヤゲートCを閉じる時にリング部6の係止端6aをフック2の係合部位置まで動かしてやるという面倒な操作を必要とすることなしに、ハンドル部5の回動操作のみでリヤゲートCのロック操作を容易に行うことができるようになるという効果が得られる。
また、フック2の係合部3には倒伏状態までハンドル部5が回動した時点でリング部6の係止端6aが係合する係合凹部3aの他に、起立状態から倒伏方向へのハンドル部5の回動操作に伴って係合凹部3aから離間したリング部6の係止端6aを係合凹部3aまで引き込む案内テーパ面3bが設けられることにより、この案内テーパ面3bに沿ったリング部6の係止端6aの移動で長孔11における傾斜部11bの内側面に当接した係止端6aがリヤゲートCを閉鎖する方向に押圧するため、リヤゲートCを閉鎖する方向に締め付けることができ、これにより、ハンドル部5の回動操作のみでリヤゲートCを容易かつ確実に閉鎖することができるようになる。
また、ハンドル部5の倒伏側操作時にリング部6の係止端6aが移動する側であって、側板Bに対しリヤゲートCを閉鎖する方向に押圧案内する長孔11の部分が、平行部11aよりリヤゲートCから内側後方へ向けて傾斜する傾斜部11bで構成されることにより、案内テーパ面3bに沿った係止端6aの移動量に対するリヤゲートCを閉鎖する方向へ押圧するリヤゲートCの移動量を増大させることができ、これにより、てこの原理で支点から作用点までの距離が短くなるため、ハンドル操作を楽に行うことができるようになる。
また、ハンドル部5の起立側操作時にリング部6の係止端6aが移動する側であって、ハンドル部5の起立状態でフック2の係合部3から離脱したリング部6の係止端6aをハンドル部5の起立状態から倒伏方向への回動操作に伴って案内テーパ面3bに案内する長孔11の部分が、リヤゲートCにおけるゲートハンドルベース4が固定された面の幅方向に略沿う状態に設けられた平行部11aで構成されることにより、ゲートハンドルベース4における長孔11が設けられる突出部分10のリヤゲートC外面からの突出量を小さくすることができるようになる。
また、ゲートハンドルベース4にハンドル部5の倒伏操作時にフック2におけるリング部6の係止端6aが係合する係合凹部3aの反対側の面に当接することによりリング部6の係止端6aとの間でフック2を挟持する挟持片14が備えられることにより、リヤゲートCの閉鎖ロック時にリヤゲートCに対し外方向への引っ張り応力を作用させることなしに、フック2の係合凹部3aに対するリング部6の係止端6aの係合状態を確実に維持させることができるようになる。
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、本発明をリヤゲートCに適用したが、サイドゲートを車体に対して閉鎖状態で支持したり、トラック荷台のゲート以外のゲートを閉鎖するのに用いることもできる。この場合、ゲートロック装置Aの配置方向は任意に変更されるので、上記実施例の説明における上下方向、内外方向および前後方向もこれに伴って変わることは言うまでもない。
また、実施例では、ガイド溝として長孔11に形成したが、外側端部は開放状態であってもよく、要はハンドル部5を最大限に起立させた状態でリング部6の係止端6aが外れない長さがあればよい。
また、ハンドル部5は、カバー7ではなくゲートハンドルベース4に取り付けてもよい。
実施例のゲートロック装置が適用されたトラックを示す後方からの斜視図である。 実施例のゲートロック装置の作用を示すハンドル部の起立状態の側面図である。 実施例のゲートロック装置の作用を示すハンドル部の倒伏方向への第1回動段階の状態の側面図である。 実施例のゲートロック装置の作用を示すハンドル部の倒伏方向への第2回動段階の状態の側面図である。 実施例のゲートロック装置の作用を示すハンドル部の倒伏状態の側面図である。 実施例のゲートロック装置におけるハンドル部倒伏時のフック係止装置を示す裏面図である。 実施例のゲートロック装置におけるハンドル部起立時のフック係止装置を示す正面図である。 実施例のゲートロック装置におけるフックを示す拡大図である。
符号の説明
A ゲートロック装置
B 側板(支持体)
C リヤゲート(ゲート)
1 フック係止装置
2 フック
3 係合部
3a 係合凹部
3b 案内テーパ面
4 ゲートハンドルベース
5 ハンドル部
6 リング部
6a 係止端
7 カバー
8 底板
9 側壁
10 突出部分
11 長孔(ガイド溝)
11a 平行部
11b 傾斜部
12 補強片
13 第1のストッパ
14 挟持片
15 ストッパブラケット
16 第2のストッパ
17 被覆部
18 側面部
19 ハンドル支持部
20 支軸
21 アーム部
22 貫通孔

Claims (2)

  1. 支持体に固定されたフックと、ゲートに装着されたフック係止装置とから成り、該フック係止装置は、前記ゲートに固定されたゲートハンドルベースに対し起立状態と倒伏状態に回動自在に設けられたハンドル部と、該ハンドル部に対し基部側が回動自在に取り付けられていて起立状態から倒伏方向への前記ハンドル部の回動操作に伴って係止端側が前記フックと係脱自在に係合するリング部とを備え、前記フックの係合部に対し前記リング部の係止端側が係合することにより、前記ゲートを前記支持体に対し閉鎖した状態にロックするゲートロック装置において、
    前記フックの係合部には倒伏状態まで前記ハンドル部が回動した時点で前記リング部の係止端が係合する係合凹部と起立状態から倒伏方向への前記ハンドル部の回動操作に伴って前記係合凹部から離間した前記リング部の係止端を前記係合凹部まで引き込む前記係合凹部に向って傾斜した案内テーパ面とが形成され
    前記ゲートハンドルベースには前記ハンドル部の起立状態で前記フックの係合部から離脱した前記リング部の係止端を前記ハンドル部の起立状態から倒伏方向への回動操作に伴って前記案内テーパ面に案内すると共に該案内テーパ面に沿って前記係合凹部まで引き込まれる前記リング部の係止端に摺接することにより前記支持体に対し前記ゲートを閉鎖する方向に押圧案内するガイド溝が設けられ、
    該ガイド溝は、前記ハンドル部の起立側操作時に前記リング部の係止端が移動する側であって前記ゲートにおける前記ゲートハンドルベースが固定された面の幅方向に略沿った平行部と、前記ハンドル部の倒伏側操作時に前記リング部の係止端が移動する側であって前記平行部より前記ゲートから離間する方向へ向けて傾斜する傾斜部とで構成され、前記ゲートが前記支持体に接近し前記フックがフック係止装置へ侵入した位置にあるとき、前記フックの案内テーパ面が前記ガイド溝の傾斜部を横断していることを特徴とするゲートロック装置。
  2. 請求項1に記載のゲートロック装置において、前記ゲートハンドルベースに前記ハンドル部の倒伏操作時に前記フックにおける前記リング部の係止端が係合する係合凹部の反対側の面に当接することにより前記リング部の係止端との間で前記フックを挟持する挟持片が備えられていることを特徴とするゲートロック装置。
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JPH01145588U (ja) * 1988-03-15 1989-10-06

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