JP2005280375A - 後煽りロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 走行時に後煽りから受ける力によってスライダがガタの分だけ持ち上げられても、フックが係合部によってはね上げられることがなく、フックの開放操作時以外は後煽りが開かないように保持する。
【解決手段】 後煽りの左右両側に、前後方向に回動可能に取り付けられたアーム1と、アーム1の前端部に軸支されたスライダ2と、スライダ2を前後方向にガイドするガイドレール4と、スライダ2の係合部3を後煽りの閉じ位置で係止するフック5と、左右のフック5の作動を同期させるケーブル9とを備えた後煽りロック装置において、フック5にスライダ2の係合部3の上縁と対向する切欠き部52を形成すると共に、係合部3の上縁とフック5の切欠き部52との間に所定の隙間Dが保持される位置でフック5の下方への回動を阻止するストッパ8を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】 後煽りの左右両側に、前後方向に回動可能に取り付けられたアーム1と、アーム1の前端部に軸支されたスライダ2と、スライダ2を前後方向にガイドするガイドレール4と、スライダ2の係合部3を後煽りの閉じ位置で係止するフック5と、左右のフック5の作動を同期させるケーブル9とを備えた後煽りロック装置において、フック5にスライダ2の係合部3の上縁と対向する切欠き部52を形成すると共に、係合部3の上縁とフック5の切欠き部52との間に所定の隙間Dが保持される位置でフック5の下方への回動を阻止するストッパ8を設ける。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えば自動車運搬車等の貨物自動車の荷台の後煽りロック装置に関するものである。
貨物自動車の後煽りロック装置としては、後煽りの左右両側に突設された係止部と係合して後煽りを閉位置に係止するフックと、フックを常時係止側に付勢するスプリングとを荷台の後端部に備えたものがある(特許文献1参照)。
このような後煽りロック装置では、例えば、図3に示すように、後煽り20に突設された係合部3はフック5の係脱が円滑に行われるよう断面が円形のローラとなっており、この係合部3を係止するフック5には、係止状態において係合部3の上縁及び後縁との間に隙間が生じないよう面接触する係合面5Fが断面円弧状に形成され、フック5の回動防止の機能も兼有しているのが一般的である。
このような後煽りロック装置では、例えば、図3に示すように、後煽り20に突設された係合部3はフック5の係脱が円滑に行われるよう断面が円形のローラとなっており、この係合部3を係止するフック5には、係止状態において係合部3の上縁及び後縁との間に隙間が生じないよう面接触する係合面5Fが断面円弧状に形成され、フック5の回動防止の機能も兼有しているのが一般的である。
しかしながら、フック5の係合面5Fと係合部3の上縁との間に隙間がないのに対し、後煽り20の取付構造には若干のガタがあるため、走行時の急制動などにより後煽り20の受ける前方向への力や、不整地等の走行時に受ける上下方向への力がスプリング7の付勢力をこえて後煽り20がガタつき、係合部3によってフック5がはね上げられるので、その衝撃が大きいときにはフック5の係止が開放されて後煽り20が開いてしまうおそれがある。
特開2002−120632号公報
本発明は、貨物自動車の後煽りロック装置における上記問題を解決するものであって、走行時の急制動などにより後煽りから受ける前方向への力や、不整地等の走行時に受ける上下方向への力によって後煽りがガタついても、フックが係合部によってはね上げられることがなく、フックの開放操作時以外は後煽りが開かないように保持することのできる後煽りロック装置を提供することを目的とする。
本発明の後煽りロック装置は、後煽りの左右両側に、前後方向に回動可能に取り付けられたアームと、アームの前端部に軸支されたスライダと、スライダを前後方向にガイドするガイドレールと、スライダの係合部を後煽りの閉じ位置で係止するフックと、左右のフックの作動を同期させるケーブルとを備えた後煽りロック装置において、フックにスライダの係合部の上縁と対向する切欠き部を形成すると共に、係合部の上縁とフックの切欠き部との間に所定の隙間が保持される位置でフックの下方への回動を阻止するストッパを設けることにより上記課題を解決している。
この後煽りロック装置では、後煽りを閉じるときには、後煽りを前方へ回動させる。後煽りが前方へ回動すると、スライダがアームに押されて前方に移動し、スライダの係合部がフックで係止される。係止状態では、フックはスライダの係合部の後縁と当接しているが、フックにはスライダの係合部の上縁と対向する切欠き部が形成されており、且つストッパによってフックの下方への回動が阻止されるので、係合部の上縁とフックの切欠き部との間には所定の隙間が保持されている。
ガイドレールとスライダの間には若干のガタがあるため、走行時には、急制動などにより後煽りから受ける前方向への力や、不整地等の走行時に受ける上下方向への力により、スライダがガタの分だけ持ち上げられるが、係合部の上縁とフックの凹部との間には隙間があるため、フックが係合部によってはね上げられることはなく、従って、フックの係止が開放されて後煽りが開いてしまうおそれはない。
後煽りを開くときには、開放手段を用いて開放操作する。すると、フックは係合部から離脱して係止が開放されるため、スライダは後方へ移動可能となり、後煽りは開き位置まで回動させることができる。
左右のフックの作動はケーブルにより同期して行われるので荷台の左右どちら側からでも操作が可能である。
後煽りを開くときには、開放手段を用いて開放操作する。すると、フックは係合部から離脱して係止が開放されるため、スライダは後方へ移動可能となり、後煽りは開き位置まで回動させることができる。
左右のフックの作動はケーブルにより同期して行われるので荷台の左右どちら側からでも操作が可能である。
本発明の後煽りロック装置は、走行時の急制動などにより後煽りから受ける前方向への力や、不整地等の走行時に受ける上下方向への力によってスライダがガタの分だけ持ち上げられても、フックが係合部によってはね上げられることがなく、フックの開放操作時以外は後煽りが開かないように保持することができる。
図1は本発明の実施の一形態である後煽りロック装置を備えた自動車運搬車の側面図、図2は後煽りロック装置の構成を示す側面図である。
自動車運搬車Cの荷台10の後端部には、車両を搭載するときのスロープを兼ねる後煽り20が前後回動自在に取付けられており、この後煽り20は、図1に示す垂直な閉じ位置から自動車積載の際に荷台10と共に傾斜して地面との間のスロープとなる開き位置までの間で回動することができる。
自動車運搬車Cの荷台10の後端部には、車両を搭載するときのスロープを兼ねる後煽り20が前後回動自在に取付けられており、この後煽り20は、図1に示す垂直な閉じ位置から自動車積載の際に荷台10と共に傾斜して地面との間のスロープとなる開き位置までの間で回動することができる。
後煽り20の左右両側(車幅方向両端部)には、アーム1が前後方向に回動可能に取り付けられている。このアーム1の前端部にはスライダ2が軸支されおり、スライダ2の前端部には係合部3が設けられている。荷台10の後端部の左右両側にはスライダ2を前後方向にガイドするガイドレール4が設けられている。
ガイドレール4の前方には、スライダ2の係合部3を後煽り20の閉じ位置で係止するフック5がフックブラケット15にピン6で軸支されている。
ガイドレール4の前方には、スライダ2の係合部3を後煽り20の閉じ位置で係止するフック5がフックブラケット15にピン6で軸支されている。
フック5は逆L字状で、その後端部にはスライダ2の係合部3を係止するための爪51が形成されている。爪51の後面は、係合部3が爪51を押し上げながら前方へ通過できるよう緩傾斜面となっている。爪51の前面は、係合部3を係止できるよう急傾斜面となっている。そして、このフック5の爪51の前面が円滑に係脱できるよう、係合部3は断面が円形のローラとなっている。
フック5の下端部前方にはスプリング7が設けられており、フック5は後部が下方へ、即ち、図2上でピン6を中心として時計方向へ回動するように付勢されている。
このフック5には、スライダ2の係合部3の上縁と対向する切欠き部52が形成されている。また、自重とスプリング7の引張力によるフック5の下方への回動を、係合部3の上縁とフック5の切欠き部52との間に所定の隙間Dが保持される位置で阻止するストッパ8が、フックブラケット15と一体に形成されている。ストッパ8はガイドレール4の先端部に位置し、ストッパ8とスライダ2との間にはスペーサ16が設けられている。
さらに、フック5は、開放手段として上部に開放操作用レバー53を備えている。フック5の下端部には、左右のフック5の作動を同期させるプッシュプルケーブル9が連結されている。
このフック5には、スライダ2の係合部3の上縁と対向する切欠き部52が形成されている。また、自重とスプリング7の引張力によるフック5の下方への回動を、係合部3の上縁とフック5の切欠き部52との間に所定の隙間Dが保持される位置で阻止するストッパ8が、フックブラケット15と一体に形成されている。ストッパ8はガイドレール4の先端部に位置し、ストッパ8とスライダ2との間にはスペーサ16が設けられている。
さらに、フック5は、開放手段として上部に開放操作用レバー53を備えている。フック5の下端部には、左右のフック5の作動を同期させるプッシュプルケーブル9が連結されている。
次に、この後煽りロック装置の作動について説明する。
後煽り20を閉じるときには、後煽り20を前方へ回動させる。後煽り20が前方へ回動すると、スライダ2がアーム1に押されて前方に移動し、保持部3が爪51の後面に当接し、スプリング7の引張力に抗してフック5を押し上げる。後煽り20が図1のように垂直な閉じ位置まで達すると、図2に示すように、スライダ2がスペーサ16に当接し、係合部3はフック5で係止される。
後煽り20を閉じるときには、後煽り20を前方へ回動させる。後煽り20が前方へ回動すると、スライダ2がアーム1に押されて前方に移動し、保持部3が爪51の後面に当接し、スプリング7の引張力に抗してフック5を押し上げる。後煽り20が図1のように垂直な閉じ位置まで達すると、図2に示すように、スライダ2がスペーサ16に当接し、係合部3はフック5で係止される。
係止状態では、フック5は爪51の前面でスライダ2の係合部3の後縁と当接しているが、フック5にはスライダ2の係合部3の上縁と対向する切欠き部52が形成されており、且つストッパ8によってフックの自重とスプリングの引張力による下方への回動が阻止されるので、係合部3の上縁とフック5の切欠き部52との間には所定の隙間Dが保持されている。
ガイドレール4とスライダ2の間には若干のガタがあるため、自動車運搬車Cの走行時には、急制動などにより後煽り20から受ける前方向への力や、不整地等の走行時に受ける上下方向への力により、スライダ2がガタの分だけ持ち上げられるが、係合部3の上縁とフック5の切欠き部52との間には隙間Dがあるため、フック5が係合部3によってはね上げられることはなく、従って、フック5の係止が開放されて後煽り20が開いてしまうおそれはない。
後煽り20を開くときには、開放操作用レバー53を引上げてフック5を上方(図上反時計方向)へ回動させ、スライダ2の係合部3との係合を開放する。すると、フック5が係合部3から離脱するため、スライダ2は後方へ移動可能となり、後煽り20は開き位置まで回動させることができる。
左右のフック5の作動はプッシュプルケーブル9により同期して行われるので荷台10の左右どちら側からでも操作が可能である。
左右のフック5の作動はプッシュプルケーブル9により同期して行われるので荷台10の左右どちら側からでも操作が可能である。
1 アーム
2 スライダ
3 係合部
4 ガイドレール
5 フック
6 ピン
7 スプリング
8 ストッパ
9 プッシュプルケーブル
10 荷台
20 後煽り
51 爪
52 切欠き部
53 開放操作用レバー
C 自動車運搬車
D 隙間
2 スライダ
3 係合部
4 ガイドレール
5 フック
6 ピン
7 スプリング
8 ストッパ
9 プッシュプルケーブル
10 荷台
20 後煽り
51 爪
52 切欠き部
53 開放操作用レバー
C 自動車運搬車
D 隙間
Claims (1)
- 後煽りの左右両側に、前後方向に回動可能に取り付けられたアームと、アームの前端部に軸支されたスライダと、スライダを前後方向にガイドするガイドレールと、スライダの係合部を後煽りの閉じ位置で係止するフックと、左右のフックの作動を同期させるケーブルとを備えた後煽りロック装置であって、前記フックにスライダの係合部の上縁と対向する切欠き部を形成すると共に、係合部の上縁とフックの切欠き部との間に所定の隙間が保持される位置でフックの下方への回動を阻止するストッパを設けたことを特徴とする後煽りロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093150A JP2005280375A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 後煽りロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004093150A JP2005280375A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 後煽りロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005280375A true JP2005280375A (ja) | 2005-10-13 |
Family
ID=35179237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004093150A Pending JP2005280375A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | 後煽りロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005280375A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100436234C (zh) * | 2007-08-07 | 2008-11-26 | 赵彬 | 自卸车侧厢板启闭装置 |
CN104925415A (zh) * | 2014-03-18 | 2015-09-23 | 南通中集特种运输设备制造有限公司 | 用于集装箱的锁紧机构和集装箱 |
CN106864608A (zh) * | 2017-03-08 | 2017-06-20 | 赵永胜 | 一种厢门启闭装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0674483U (ja) * | 1993-03-30 | 1994-10-21 | 新明和工業株式会社 | 貨物車両における荷箱のスライド規制装置 |
JP2001158275A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Furukawa Co Ltd | 後煽り装置 |
-
2004
- 2004-03-26 JP JP2004093150A patent/JP2005280375A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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