JP2009234503A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーの一動作で、シートクッションをロックするロック機構のロック解除動作と、シートクッションの跳ね上げ動作を容易に行えるようにした車両用シート装置を提供する。
【解決手段】ダブルフォールド機能を有する車両用シート装置において、シートクッション21の回動をロックするロック機構43と、シートクッションの側面に回動可能に設けられ、一操作によりロック機構を解除するとともに、シートクッションを跳ね上げ方向に回動させる剛体からなる操作レバー38とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダブルフォールド機能を有する車両用シート装置に関するものである。
自動車等の車両用シートには、リヤシートの不使用時に、荷室の収納スペースを広げるために、リヤシートをフロントシート側に倒し、後部空間を利用できるようにした、いわゆるダブルフォールド機能を有する車両用シートが知られている。当該車両用シート装置は、例えば、特許文献1に記載されているように、シートクッションを車両前方へ跳ね上げることにより生じた空間にシートバックを車両前方へ倒して格納するように構成されている。
この種のダブルフォールド機能を有する車両用シートにおいては、例えば、特許文献2に記載されているように、通常時はシートクッションをフロアパネルに固定するロック本体とストライカとコイルバネからなるロック手段(12)を備えており、このロック手段を解除するために、シートクッションの後部下面にバンド(16)を備えている。かかる特許文献2に記載のものにおいては、シートクッション2を引き起こすために、シートクッションの後部下面に設けたバンドを手探りでつかみ、バンドを引張ることにより、ロック手段のロック本体をコイルバネの付勢力に抗して回動させるようになっている。これにより、ロック本体がストライカから解除され、シートクッションのロックが解かれ、しかる後、バンドを引きながら、シートクッションの後部を持上げることにより、シートクッションを引き起こすようになっている。
特開2000−229527号公報(段落0002、図6、図7) 特開平11−105604号公報(段落0013、0014、図1、図6)
しかしながら、特許文献2に記載の車両用シートにおいては、シートクッションが引き起こすために、まず、シートクッションの後部下面に隠れているバンドを手探りでつかむ必要があり、その上で、バンドを引張ってロック手段のロックを解除しなければならない。しかも、バンドを車体前方側へ引いただけでは、シートクッションを引き起こすことが難しいため、バンドを引きながら、シートクッションの後部を手で持上げて、シートクッションを引き起こす必要があり、シートクッションを引き起こすための操作がしづらい問題があった。
本発明は上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、操作レバーの一動作で、シートクッションをロックするロック機構のロック解除動作と、シートクッションの跳ね上げ動作を容易に行えるようにした車両用シート装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明の特徴は、リヤシートのシートクッションを車両フロアに対して前端部を中心に回動可能に装着し、前記シートクッションを起立可能に構成し、起立した前記シートクッションの後部に、シートバックを前方に倒して格納するように構成したダブルフォールド機能を有する車両用シート装置において、前記シートクッションの回動をロックするロック機構と、前記シートクッションの側面に回動可能に設けられ、一操作により前記ロック機構を解除するとともに、前記シートクッションを跳ね上げ方向に回動させる剛体からなる操作レバーとを備えたことである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記操作レバーは、車両の乗降口に対応した位置に配設されていることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1または請求項2において、前記ロック機構は、前記シートクッションに前記操作レバーと一体に回動可能に支持されたロックレバーと、前記車両フロア側に設けられ、前記ロックレバーに係脱可能に係合する係合フックと、前記ロックレバーを前記係合フックに係合する方向に付勢する付勢部材とによって構成されていることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項1ないし請求項3の何れか1項において、前記シートクッションは、付勢部材によってシート着座位置方向に付勢され、前記シートクッションが前方に跳ね上げられた際は、シートクッションの跳ね上げに連動して傾倒されるシートバックのヘッドレストに当接して前記シート着座位置方向への倒れを防止されるように構成されていることである。
請求項5に係る発明の特徴は、請求項1ないし請求項4の何れか1項において、前記シートバックには、リクライナ機構のロックを解除するロック解除レバーが回動可能に設けられ、前記シートクッションの回動運動を伝達部材によって前記ロック解除レバーに遊びを有して伝達するように構成されていることである。
請求項1に係る発明によれば、シートクッションの回動をロックするロック機構と、シートクッションの側面に回動可能に設けられ一操作によりロック機構を解除するとともにシートクッションを跳ね上げ方向に回動させる剛体からなる操作レバーとを備えているので、操作レバーを跳ね上げる方向に持上げるだけの簡単な操作によって、ロック機構の解除動作とシートクッションの跳ね上げ動作をワンタッチで、簡単に行うことができる。しかも、操作レバーが剛体にて構成されているので、操作レバーによって、ロック機構のロック解除動作後、シートクッションの跳ね上げ動作を一連の操作で簡単かつ確実に行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、操作レバーは、車両の乗降口に対応した位置に配設されているので、マニュアル等を参照するまでもなく、乗降時に容易に目に付く操作レバーを操作するだけの単純な手順で、シートクッションを回動させることができる。
請求項3に係る発明によれば、ロック機構は、シートクッションに操作レバーと一体に回動可能に支持されたロックレバーと、車両フロア側に設けられ、ロックレバーに係脱可能に係合する係合フックと、ロックレバーを係合フックに係合する方向に付勢する付勢部材とによって構成されているので、操作レバーに連動してロックレバーを付勢部材に抗して回動させることによって、ロックレバーを係合フックより容易に係合を解除することができる。
請求項4に係る発明によれば、シートクッションは、付勢部材によってシート着座位置方向に付勢され、シートクッションが前方に跳ね上げられた際は、シートクッションの跳ね上げに連動して傾倒されるシートバックのヘッドレストに当接してシート着座位置方向への倒れを防止されるように構成されているので、リヤシートの格納時には、シートクッションをシートバックによって、跳ね上げ状態に保持できるとともに、シートバックを起立させる復帰動作によって、シートクッションをシート着座位置へ自動的に回動させることができる。
請求項5に係る発明によれば、シートバックには、リクライナ機構のロックを解除するロック解除レバーが回動可能に設けられ、シートクッションの回動運動を伝達部材によってロック解除レバーに遊びを有して伝達するように構成されているので、シートクッションが所定の角度まで回動されたとき、リクナイナ機構のロック機構を操作してシートバックの傾倒動作を開始させることができ、これによって、シートクッションとシートバックを的確に連動させて格納することができる。
以下本発明に係るダブルフォールド機能を有する車両用シート装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。実施の形態に係る車両用シート装置は、車室内の後部に荷室を有するワンボックスカー等のワゴン型乗用車のリヤシートに適用される。
図1は、ワンボックスカー12の一例を示すもので、当該ワンボックスカー12には、リヤシート10の前部に運転席を含むフロントシート13が配設され、リヤシート10の後部に荷室14が配設されている。リヤシート10には、スライドドア15の開放によって形成される後部乗降口16を通じて乗員の乗り降りが可能となっている。リヤシート10は、車両のフロア20にほぼ水平な状態に配置され、乗員が着座するシートクッション21と、シートクッション21の後部側に起立状態に保持され、乗員の背部を受けるシートバック22を備えている。
図2、図3および図6は、シートクッション21およびシートバック22を取り除いたリヤシート10の骨組みを示すもので、23はシートクッション21を取付けるシートクッションフレームであり、24はシートバック22を取付けるシートバックフレームである。これらシートクッションフレーム23およびシートバックフレーム24は、図2に示すように、それぞれ略矩形状に屈曲されたパイプ材からなっている。
車両フロア20(図1参照)上には左右一対の固定フレーム30が固定され、これら固定フレーム30に揺動ブラケット31が、車両の幅方向に平行な軸線の回りに回動可能に配置された左右一対のヒンジピン32によってそれぞれ揺動可能に支持されている。揺動ブラケット31には、シートクッションフレーム23が一体的に取付けられている。シートクッションフレーム23は、その前端部23aがヒンジピン32に近接する位置で、両側端部23bを各揺動ブラケット31に取付けられることにより、シートクッションフレーム23は前端部23a付近を中心にして車両フロア20に対し回動可能となっている。一方のヒンジピン32の周りには、図5に示すように、付勢部材としての渦巻状のトルクスプリング33が設けられ、トルクスプリング33の一端はヒンジピン32に係止され、トルクスプリング33の他端は固定フレーム30に固定された係止ピン30aに係止されている。トルクスプリング33はヒンジピン32に図5の反時計回り(図3の時計回り)の回転モーメントを付与しており、これによって、シートクッションフレーム23を常にシート着座位置方向に付勢している。
他方のヒンジピン32の一端には、作動リンク部材34が取付けられ、作動リンク部材34にはワイヤ35の一端が連結されている。ワイヤ35の他端は、後述するようにシートバック22のリクライナ機構に連結され、ヒンジピン32の回転、すなわち、シートクッションフレーム23の回動に連動してリクライナ機構を作動できるようになっている。
シートクッションフレーム23に取付けられたシートクッション21は、通常、図7(A)の実線で示すように、車両フロア20に水平なシート着座位置に支持されるようになっている。シートクッションフレーム23の側端部23bの車両前後方向の略中央部には、回転軸36が支持ブラケット37を介してヒンジピン32と平行な軸線の回りに回転可能に支持されている。回転軸36には、剛体からなる操作レバー38とロックレバー39が略直角をなすように固定されている。操作レバー38は、図1に示すように、後部乗降口16に対応した位置に、すなわち、後部乗降口16から容易に目に付く位置に配置されている。操作レバー38は車両の後方に水平方向に延在され、後部乗降口16より、上方向(図3の矢印a方向)に持上げ操作できるようになっている。
一方、ロックレバー39は、下方向に延在されている。ロックレバー39は、図6にも示すように、支持ブラケット37に対して所定角度だけ回動できるように、支持ブラケット37に形成された凹部37aの両端部に係合するストッパ部39aを上端に備えている。ロックレバー39の下端には係合部39bが設けられている。ロックレバー39の係合部39bに係脱可能な係合溝40aを有する係合フック40が、固定フレーム30に一体的に取付けられている。係合フック40の係合溝40aは車両の後方に向けて開口され、操作レバー38の上方向への操作によって、ロックレバー39の係合部39bが係合溝40aより離脱されるようになっている。なお、係合フック40の係合溝40aの上部には、ロックレバー39の係合部39bの係合溝40aへの係合時に、係合部39bが乗り上げるカム面40b(図6参照)が形成されている。
ロックレバー39と支持ブラケット37との間には、付勢部材としての引張りスプリング41が介挿され、引張りスプリング41の付勢力によって、ロックレバー39はその係合部39bを係合フック40の係合溝40aに係合する方向に付勢されている。これによって、通常は、図3に示すように、ロックレバー39の係合部39bが係合フック40の係合溝40aに係合され、シートクッションフレーム23を略水平なシート着座位置に保持している。
上記した係合部39bを有するロックレバー39、係合溝40aを有する係合フック40および引張りスプリング41等によって、シートクッションフレーム23(シートクッション21)の回動をロックするロック機構43を構成している。
シートクッションフレーム23の後方には、ロアブラケット51が車両フロア20上に設置され、ロアブラケット51にシートバックフレーム24に一体的に取付けられたアッパブラケット52が、リクライナ機構53を介して回動可能に支持されている。リクライナ機構53は、シートバックフレーム24、すなわち、シートバック22の傾斜角を調整し、所定位置で保持するものである。リクライナ機構53は、シートバックフレーム24を所定の角度位置にロック保持するロック機構(図示せず)を内蔵している。また、リクライナ機構53は、ロアブラケット51の側端部にロック解除レバー54を備え、ロック解除レバー54をシートクッション21に着座する乗員によって、手前側(図3の矢印b方向)に引張り操作することにより、ロック機構が解除され、シートバックフレーム24は図略のスプリングの付勢力によって前方に傾倒されるようになっている。
リクライナ機構53のロック解除レバー54には、図4に詳細図示するように、シートバックフレーム24の回動中心を中心とした円弧状の長孔54aが形成され、この円弧状長孔54aにスライド体55が、円弧状長孔54aに沿ってスライド可能に係合されている。スライド体55には、一端を作動リンク部材34に連結され、ロアブラケット51に設けられたワイヤガイド56にガイドされたワイヤ35の他端が連結されている。これにより、作動リンク部材34が回動されると、スライド体55がワイヤ35を介して引張られ、円弧状長孔54a内をスライドされるようになる。ここで、シートクッション21がシート着座位置に位置決めされている状態においては、スライド体55と円弧状長孔54aの端部との間には所要量の遊びCが設けられており、この遊びCの作用により、作動リンク部材34の回動によってスライド体55がワイヤ35を介して引張られると、スライド体55は円弧状長孔54a内をスライドし、そして、所要量だけスライドすると、スライド体55は円弧状長孔54aの端部に係合して、ロック解除レバー54をロック機構を解除する方向に回動させるようになっている。
すなわち、図7に概略的に示すように、シートクッション21が所定角度θ1だけ跳ね上げられると、ワイヤ35によって引張られるスライド体55が円弧状長孔54aの端部に係合し、ロック解除レバー54を回動してロック機構を解除するように構成されている。これにより、ロック機構の解除によって図略のスプリングの付勢力によって前方に傾倒されるシートバック22に保持されたヘッドレスト58を、シートクッション21の後面に当接させ、その後は、シートクッション21の跳ね上げ動作につれてシートバック22を傾倒させるようになっている。かかるシートクッション21の跳ね上げ時に、ヘッドレスト58がシートクッション21の後面をスムーズに滑ることができるようにするために、シートクッション21の後面に樹脂パネル等を貼付けることが好ましい。
なお、図2および図3において、59は、ヘッドレスト58をシートバックフレーム24に保持するステーを示す。
次に、上記した実施の形態に係る車両用シート装置の動作について説明する。リヤシート10の使用時においては、ロックレバー39の係合部39bが固定フレーム30に設けた係合フック40の係合溝40aに係合され、図3および図7(A)に示すように、シートクッションフレーム23(シートクッション21)は略水平なシート着座位置に保持されている。また、シートバックフレーム24(シートバック22)は、リクライナ機構53により所定の角度位置に保持されている。
しかる状態において、荷室14のスペースを拡大する場合には、後部乗降口16に対応してシートクッションフレーム23の側端部23bに配設された剛体からなる操作レバー38を、引張りスプリング41の付勢力に抗して上方向(図3の矢印a方向)に操作すると、まず、操作レバー38と一体にロックレバー39が回動され、図6に示すように、ロックレバー39の係合部39bが係合フック40の係合溝40aから離脱され、シートクッションフレーム23が回動可能となる。そして、ロックレバー39のストッパ部39aが支持ブラケット37の凹部37aの端部に係合すると、操作レバー38の引き続く上方への操作によって、シートクッションフレーム23がトルクスプリング33の付勢力に抗してヒンジピン32を中心にして回動され、跳ね上げられる。このように、操作レバー38の上方向へのワンタッチ操作によって、ロック機構43のロック解除動作とシートクッションフレーム23の跳ね上げ動作が連動して実行される。
この際、操作レバー38が剛体にて構成されているので、操作レバー38の操作によって、ロック機構43のロック解除動作後、シートクッションフレーム23の跳ね上げ動作を一連の操作で簡単かつ確実に行うことができる。
シートクッションフレーム23の回動により、ヒンジピン32とともに作動リンク部材34が回動され、ワイヤ35が引張られる。これにより、ワイヤ35に連結されたスライド体55が、リクライナ機構53のロック解除レバー54の円弧状長溝54a内を遊びC分だけスライドする。作動リンク部材34が所定角度回動されると、スライド体55が円弧状長溝54aの端部に係合し、スライド体55の運動がロック解除レバー54に伝達され、ロック解除レバー54がリクライナ機構53のロック機構を解除する方向(図3の矢印b方向)に回動操作される。
これにより、図7(A)に示すように、シートクッション21が所定角度θ1だけ跳ね上げられると、ロック解除レバー54が回動操作されてロック機構が解除され、シートバック22は図略のスプリングの付勢力によって前方に傾倒され、シートクッション21の後面にシートバック22のヘッドレスト58が当接される。そして、その後は、シートクッション21の跳ね上げ動作につれて、ヘッドレスト58がシートクッション21の後面を滑るようにして、シートバック22が傾倒される。このようにして、シートクッション21が所定角度θ2回動され、シートクッション21およびシートクッションフレーム23が、図7(B)および図3の2点鎖線に示すように、略垂直状態まで跳ね上げられると、シートバック22は、車両前方へ略水平状態となるまで倒される。すなわち、シートバック22は、シートクッション21の跳ね上げによって生じた空間部に略水平状態で格納され、シートバック22の背面が荷室14のフロアと略面一となり、荷室14のスペースを拡大できるようになる。この際、トルクスプリング33によるシートクッション21の付勢力は、図7(B)に示すように、シートクッション21がシートバック22のヘッドレスト58に当接することによって受け止められ、シートクッション21は跳ね上げられた姿勢を維持される。
リヤシート10を使用時の状態に戻す場合は、シートバック22の上端部を持上げて、シートバック22を図略のスプリングの付勢力に抗して車両後方へ回動し、所定の角度状態に起立させる。かかるシートバック22の起立動作に伴って、シートクッション21がトルクスプリング33の付勢力によってヒンジピン32を中心にして図7の時計回りに回動される。シートクッション21が所定角度回動されると、ロックレバー39の係合部39bが係合フック40のカム面40bに乗り上げ、そして、さらにシートクッション21が略水平状態になるまで回動されると、引張りスプリング41の付勢力によって係合部39bが係合フック40の係合溝40aに係合され、シートクッション21がシート着座位置にロック保持される。
なお、リヤシート10のヘッドレスト58が、シートバック22に対して上下方向に位置調整される構成のものにおいては、リヤシート10の格納時に、ヘッドレスト58をシートバック22に最も接近した位置まで引込める必要がある。このために、図には示されていないが、ヘッドレスト58を任意の位置でロック保持するヘッドレストロック機構を設け、このヘッドレストロック機構が解除された場合には、ヘッドレスト58をスプリングの付勢力によってシートバック22に最も接近した位置まで自動的に引込めるように構成するとよい。
そして、この場合には、ヘッドレストロック機構をシートクッション21の跳ね上げ動作に連動して解除するために、上記した作動リンク部材34にもう1本ワイヤを連結し、このワイヤをシートバック22内を通してヘッドレストロック機構に連結し、図8の変形例に示すように、リクライナ機構53のロック解除レバー54が操作される(θ1)前の、例えば、シートクッション21が所定角度θ0(θ0<θ1)だけ跳ね上げられた際に、ヘッドレストロック機構を解除するようにすればよい。これにより、ヘッドレスト58を確実に引込めた状態で、シートバック22を傾倒することができる。
上記した実施の形態によれば、シートクッション21の回動をロックするロック機構43と、シートクッション21の側面に回動可能に設けられ一操作によりロック機構43を解除するとともにシートクッション21を跳ね上げ方向に回動させる剛体からなる操作レバー38とを備えているので、操作レバー38をシートクッション21を跳ね上げる方向に持上げるだけの簡単な操作によって、ロック機構43の解除動作とシートクッション21の跳ね上げ動作をワンタッチで簡単に行うことができる。しかも、操作レバー38が剛体にて構成されているので、操作レバー38によって、ロック機構43のロック解除動作後、シートクッションフレーム23の跳ね上げ動作を一連の操作で簡単かつ確実に行うことができる。
また、上記した実施の形態によれば、操作レバー38は、車両の後部乗降口16に対応した位置に配設されているので、マニュアル等を参照するまでもなく、乗降時に容易に目に付く操作レバー38を操作するだけの単純な手順で、シートクッション21を回動させることができる。
また、上記した実施の形態によれば、ロック機構43は、シートクッション21に操作レバー38と一体に回動可能に支持されたロックレバー39と、固定フレーム30に設けられ、ロックレバー39の係合部39bに係脱可能に係合する係合溝40aを備えた係合フック40と、係合部39bを係合溝40aに係合する方向にロックレバー39を付勢するスプリング41とによって構成されているので、操作レバー38に連動してロックレバー39をスプリング41に抗して回動させることによって、ロックレバー39の係合部39bを係合フック40の係合溝40aより容易に係合を解除することができる。
また、上記した実施の形態によれば、シートクッション21は、スプリング33によってシート着座位置方向に付勢され、シートクッション21が前方に跳ね上げられた際は、シートクッション21の跳ね上げに連動して傾倒されるシートバック22のヘッドレスト58に当接してシート着座位置方向への倒れを防止されるように構成されているので、リヤシート10の格納時には、シートクッション21をシートバック22によって、跳ね上げ状態に保持できるとともに、シートバック22を起立させる復帰動作によって、シートクッション21をシート着座位置へ自動的に回動させることができる。
さらに、上記した実施の形態によれば、シートバック22には、リクライナ機構53のロックを解除するロック解除レバー54が回動可能に設けられ、シートクッション21の回動運動はワイヤ35によってロック解除レバー54に遊びCを有して伝達するようになっているので、シートクッション21が所定の角度まで回動されたとき、リクライナ機構53のロック機構を操作してシートバック22の傾倒動作を開始させることができ、これによって、シートクッション21とシートバック22を的確に連動させて格納することができる。
上記した実施の形態においては、シートクッション21の回動動作をワイヤ35によってリクライナ機構53に伝達してロックを解除する例について述べたが、ワイヤ35の他に、ケーブルやロープ等他の伝達部材を用いることもできる。
以上、本発明の車両用シート装置を実施の形態に即して説明したが、本発明は実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
車両用シート装置を備えたワンボックスカーの側面図である。 本発明の実施の形態を示す車両用シート装置の骨組図の斜視図である。 本発明の実施の形態を示す車両用シート装置の骨組図の側面図である。 図3の一部を拡大した図である。 図2の5方向から見た図である。 シートクッションのロック状態が解除された状態を示すシートクッションの側面図である。 シートクッションとシートバックの動作関係状態を示す関係図で、(A)はリヤシートの使用状態を、(B)はリヤシートの格納状態を示している。 本発明の変形例を示すシートクッションとシートバックとヘッドレストの動作関係状態を示す関係図である。
符号の説明
10…リヤシート、12…ワンボックスカー、14…荷室、16…後部乗降口、20…車両フロア、21…シートクッション、22…シートクッション、23…シートクッションフレーム、24…シートバックフレーム、32…ヒンジピン、33…付勢部材(トルクスプリング)、34…作動リンク部材、35…伝達部材(ワイヤ)、36…回転軸、38…操作レバー、39…ロックレバー、39a…係合部、40…係合フック、40a…係合溝、41…付勢部材(引張りスプリング)、43…ロック機構、53…リクライナ機構、54…ロック解除レバー、55…スライド体、58…ヘッドレスト、C…遊び。

Claims (5)

  1. リヤシートのシートクッションを車両フロアに対して前端部を中心に回動可能に装着し、前記シートクッションを起立可能に構成し、起立した前記シートクッションの後部に、シートバックを前方に倒して格納するように構成したダブルフォールド機能を有する車両用シート装置において、
    前記シートクッションの回動をロックするロック機構と、
    前記シートクッションの側面に回動可能に設けられ、一操作により前記ロック機構を解除するとともに、前記シートクッションを跳ね上げ方向に回動させる剛体からなる操作レバーと、
    を備えたことを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項1において、前記操作レバーは、車両の乗降口に対応した位置に配設されていることを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記ロック機構は、前記シートクッションに前記操作レバーと一体に回動可能に支持されたロックレバーと、前記車両フロア側に設けられ、前記ロックレバーに係脱可能に係合する係合フックと、前記ロックレバーを前記係合フックに係合する方向に付勢する付勢部材とによって構成されていることを特徴とする車両用シート装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項において、前記シートクッションは、付勢部材によってシート着座位置方向に付勢され、前記シートクッションが前方に跳ね上げられた際は、シートクッションの跳ね上げに連動して傾倒されるシートバックのヘッドレストに当接して前記シート着座位置方向への倒れを防止されるように構成されていることを特徴とする車両用シート装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項において、前記シートバックには、リクライナ機構のロックを解除するロック解除レバーが回動可能に設けられ、前記シートクッションの回動運動を伝達部材によって前記ロック解除レバーに遊びを有して伝達するように構成されていることを特徴とする車両用シート装置。
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