JP2608038B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2608038B2
JP2608038B2 JP7117698A JP11769895A JP2608038B2 JP 2608038 B2 JP2608038 B2 JP 2608038B2 JP 7117698 A JP7117698 A JP 7117698A JP 11769895 A JP11769895 A JP 11769895A JP 2608038 B2 JP2608038 B2 JP 2608038B2
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balls
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茂 市原
健治 高木
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機の各入賞口
に対して排出される賞品球数を設定するようにしたパチ
ンコ機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機における賞品球数の設
定・変更は、例えば特開昭54−54742号公報,特
開昭58−32786号公報等に記載されたように、賞
品球ケースあるいは賞品球ケース内において排出される
賞品球数を設定する玉止め片の取替交換により行なって
いた。そのため、その作業が複雑であった。
【0003】また、玉溜と賞品球排出口との連結路の途
中に計数歯車を臨ませると共に該計数歯車をパルスモー
タに連結し、パチンコ機の各セーフ孔毎に配設された検
出スイッチに発信パルス数が異なる発信器を介してパル
スモータに接続し、セーフ孔にパチンコ球が入賞した場
合に、セーフ孔に応じたパルス数を発信させてパルスモ
ータを回転させ、計数歯車をパルス数に応じた角度だけ
回転することにより、セーフ孔によって異なる数の賞品
球を排出するようにした賞品球排出装置が特開昭57−
211377号として知られている。
【0004】しかしながら、このものは、パチンコ機裏
面に配設された玉溜と賞品球排出口との連結路の途中へ
臨むように直接パチンコ機裏面に計数歯車を配置すると
共に該計数歯車にパルスモータに連結し、パルスモータ
をパチンコ機裏面に配設するため、連結路の途中に計数
歯車を臨ませるための切欠を設ける必要があり、パチン
コ機裏面における計数歯車の配設位置とパルスモータの
配設位置とをそれぞれ考慮して取り付けなければならな
いため、賞品球排出装置のパチンコ機本体への取り付け
作業が複雑であり、時間を要するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、入賞
口に設定されている排出される賞品球の数を選択的に様
々な数にそれぞれ切り換えることにより新規な趣向性を
遊技者に付与することができ、賞球排出装置のパチンコ
機本体に対する装着を容易に行うことを可能とするパチ
ンコ機を提供することにある。
【0006】
【課題が解決をするための手段】本発明のパチンコ機
は、上記課題を解決するために、パチンコ機の遊技盤
(4)に配設された入賞口(14),(15),(1
6)の別に対応して排出される賞品球の数を異ならせて
設定する排出賞品球数設定手段(PS2),(42)
と、該排出賞品球数設定手段(PS2),(42)によ
り設定された排出される賞品球の数を選択的に切り換え
る排出賞品球数切換手段(S1),(S2),(S
3),(42)とを設けると共に、前記排出賞品球数切
換手段(S1),(S2),(S3),(42)の指令
に基づいて賞品球を排出する賞品球排出装置を設け、前
記賞品球排出装置に、賞品球が整列された賞球ケース
(66)と、前記賞球ケース(66)と一体に配設され
た収納ボックス(67)と、前記収納ボックス(67)
内に回動自在に軸支されると共に、回転により前記賞球
ケース(66)内の賞品球を受けると共に解放して賞品
球を排出する球受回転体(68)とを設けたことを特徴
とする。
【0007】
【作用】排出賞品球数設定手段(PS2),(42)
は、パチンコ機の遊技盤(4)に配設された入賞口(1
4),(15),(16)の別に対応して排出される賞
品球の数を異ならせて設定する。排出賞品球数切換手段
(S1),(S2),(S3),(42)は、排出賞品
球数設定手段(PS2),(42)により設定された排
出される賞品球の数を選択的に切り換える。賞品球排出
装置は、排出賞品球数切換手段(S1),(S2),
(S3),(42)の指令に基づき、球受回転体(6
8)の回転により賞球ケース(66)内の賞品球を受け
ると共に解放することにより賞品球を排出する。賞球ケ
ース(66)と収納ボックス(67)とを一体とし、球
受回転体(68)を収納ボックス(67)内に回動自在
に設けた構成は、賞球排出装置のパチンコ機本体に対す
る装着を容易とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1において、1はパチンコ球の基枠2の
前面に蝶番により開閉自在に装着されたガラス板3を設
けたガラス枠であり、基枠2にはガラス板3を通して覗
かれる遊技盤4が装着され、遊技盤4の遊技部4aがガ
イドレール5により囲まれている。
【0010】遊技盤4の前面には中央付近に入賞体とな
る複数のチャッカー6,7,8が横方向に間隔を置いて
並設され、チャッカー7の下方にはチャッカー6,7,
8へのセーフ球の入賞により拡開する開閉板9を有する
下部入賞装置10が設けられ、下部入賞装置10の両側
には入賞体となる開閉羽根11,11を備えたチューリ
ップ式チャッカー12,12が設けられ、下部入賞装置
10の下部にはアウト球受口13が設けられている。
【0011】パチンコ機の基枠2には、下部入賞装置1
0にセーフ球が入賞した時に排出する賞品球数及び入賞
条件となる下部入賞装置10が閉じるまでの入賞球のカ
ウント数あるいは開閉板9の拡開時間を、賞品球数が多
いと下部入賞装置10が閉じるまでの入賞球を少なくす
ると共に、賞品球数が少ないと下部入賞装置10が閉じ
るまでの入賞球を多くするように、遊技者が一個単位で
賞品球数を連続的に選択変更自在とする設定切換操作手
段となる設定スイッチPS1が設けられている。
【0012】パチンコ機の遊技盤4には、図2に示すよ
うに、複数のチャッカー6,7,8に相当する位置に対
応して複数の入賞口14,15,16が設けられ、下部
入賞装置10に相当する位置に対応して下部入賞口17
が設けられ、チューリップ式チャッカー12,12に相
当する位置に対応して側部入賞口18,18が設けられ
ている。
【0013】また、遊技盤4の裏面には複数の入賞口1
4,15,16の下部にそれぞれ入賞球検出手段となる
落入球検出スイッチS1,S2,S3がそれぞれ設けら
れ、下部入賞口17の下部には球検出スイッチS4が設
けられ、側部入賞口18,18の下部には落入球検出ス
イッチS5,S5が設けられている。
【0014】遊技盤4の裏面下方には複数の入賞口1
4,15,16,17,18に入賞したセーフ球を図示
しない入賞球誘導路を介して集合するセーフ球集合樋1
9が設けられ、セーフ球集合樋19の排出口19aの下
部にはセーフ球検出スイッチS6が設けられている。
【0015】さらに、遊技盤4の裏面には図3に示すよ
うに、縦方向に球通路20を形成した賞球ケース21が
設けられ、賞球ケース21の上端には賞球タンク22が
設けられ、賞球ケース21下端の賞球排出口23の下部
には球受皿24が設けられている。
【0016】賞球ケース21の側部には排出賞球数設定
手段となる複数の賞球数設定用ソレノイドSOL1,S
OL2,SOL3,SOL4,SOL5,SOL6,S
OL7,SOL8,SOL9が下方より順に賞球ケース
21の長手方向に沿って設けられ、排出賞球数設定手段
の賞球数設定用ソレノイドSOL1の下部には賞球排出
手段となる排出用ソレノイドSOL10が設けられてい
る。
【0017】複数の賞球数設定用ソレノイドSOL1〜
SOL9はそれぞれ操作杆25を有し、操作杆25の先
端には賞球ケース21の球通路20を閉鎖することによ
り賞球ケース21内のパチンコ球Pを係止するストッパ
26が設けられ、排出用ソレノイドSOL10は排出賞
球数設定手段と同様に操作杆27を有し、操作杆27の
先端には賞球ケース21内のパチンコ球Pの係止を解放
することにより、パチンコ球Pを球受皿24に排出する
ストッパ28が設けられ、賞球ケース21の側壁には複
数の賞球数設定用ソレノイドSOL1〜SOL9の各ス
トッパ26及び排出用ソレノイドSOL10のストッパ
28が側方より出入りするための複数の通孔29が形成
されている。
【0018】図3に示すように、複数の賞球数設定用ソ
レノイドSOL1〜SOL9の各ストッパ26が賞球ケ
ース21の通孔29より後退され、ストッパ26による
球通路20のパチンコ球Pの係止が解放された状態で、
排出用ソレノイドSOL10のストッパ28が賞球ケー
ス21の通孔29より球通路20内に突出し、ストッパ
28により球通路20内の最も下方に位置するパチンコ
球Pを係止することにより、賞球排出の待機状態とな
る。
【0019】遊技盤4の複数の入賞口14,15,16
へのセーフ球の入賞による落入球検出スイッチS1〜S
3の作動より、複数の入賞口14,15,16にそれぞ
れ対応した任意の賞球数設定用ソレノイドSOL1〜S
OL9のどれか1つが励磁され、励磁された賞球数設定
用ソレノイドのストッパ26が賞球ケース21の通孔2
9より球通路20内に突出し、突出したストッパ26に
より、排出する設定数以外の上部のパチンコ球Pが係止
されると共に、セーフ球検出スイッチS6の作動によっ
て排出用ソレノイドSOL10が非励磁とされ、排出用
ソレノイドSOL10のストッパ28が賞球ケース21
の通孔29より後退され、排出用ソレノイドSOL10
のストッパ28による球通路18内の最も下方のパチン
コ球Pの係止が解放されることにより、球受皿24への
任意の賞球数の排出動作が行われ、賞球排出動作完了後
は直ちにの賞球排出の待機状態に復帰される。
【0020】さらに、遊技盤4の複数の入賞口14,1
5,16へのセーフ球の入賞により下部入賞装置10の
開閉板9が拡開され、下部入賞装置10へセーフ球が入
賞すると、球検出スイッチS4により、遊技者が設定ス
イッチPS1を操作することにより設定された賞球数設
定用ソレノイドSOL1〜SOL9のうちのどれか1つ
が励磁されると共に、セーフ球検出スイッチS6によっ
て排出用ソレノイドSOL10が非励磁され、遊技者が
設定した賞球数の排出動作が行われる。
【0021】遊技盤4の複数の入賞口14,15,16
へのセーフ球の入賞により拡開する下部入賞装置10
は、図4に示すように、開口部30を有する入賞部取付
枠31の裏面に一体に球誘導樋32が形成され、球誘導
樋32の排出口の下部には球検出スイッチS4が設けら
れ、入賞部取付枠31には開口部30に開閉板9が軸3
3により回動自在に装着されている。
【0022】開閉板9の側板34には支軸35が形成さ
れ、側板34の支軸35には開閉板操作体36の係合凹
部37が係合され、開閉板操作体36には入賞部取付枠
31の裏面に形成された後方箱部38に装着した開閉用
ソレノイドSOL11のプランジャー39の下端が連結
され、プランジャー39には開閉板操作体36を下方に
付勢する復帰用スプリング40が装着されている。
【0023】遊技盤4の入賞口15にセーフ球が入賞し
た場合には、落入球検出スイッチS2がONとなり、次
いでセーフ球は図示しない入賞球誘導路を通ってセーフ
球集合樋19に誘導され、セーフ球集合樋19の排出口
19aの下部に設けたセーフ球検出スイッチS6がセー
フ球を検出すると、落入球検出スイッチS2によって図
3の賞球数設定用ソレノイドSOL8が励磁され、賞球
数設定用ソレノイドSOL8のストッパ26が賞球ケー
ス21の通孔29を通って球通路20内に突出され、排
出されるべき賞球数以外の球通路20内のパチンコ球P
がストッパ26により係止される。
【0024】次いで、セーフ球検出スイッチS6によっ
て排出用ソレノイドSOL10が非励磁となり、排出用
ソレノイドSOL10のストッパ28が賞球ケース21
の通孔29を通って球通路20内より後退され、球通路
20内の最も下方に位置するパチンコ球Pのストッパ2
8による係止を解放することにより、球受皿24には8
個の賞品球のパチンコ球Pが排出される。
【0025】また、遊技盤4の入賞口14にセーフ球が
入賞した場合には、落入球検出スイッチS1がONとな
り、次いでセーフ球検出スイッチS6がセーフ球を検出
すると、落入球検出スイッチS1によって図3の賞球数
設定用ソレノイドSOL5が励磁され、賞球数設定用ソ
レノイドSOL5のストッパ26が賞球ケース21の通
孔29を通って球通路20内に突出され、排出されるべ
き賞球数以外の球通路20内のパチンコ球Pがストッパ
26により係止される。次いで、セーフ球検出スイッチ
S6によって排出用ソレノイドSOL10が非励磁とな
り、排出用ソレノイドSOL10のストッパ28が賞球
ケース21の通孔29を通って球通路20内より後退さ
れ、排出用ソレノイドSOL10のストッパ28による
パチンコ球Pの係止を解放することにより、球受皿24
には5個の賞品球数のパチンコ球Pが排出されるように
なっている。
【0026】さらに、遊技盤4の入賞口16にセーフ球
が入賞した場合には、落入球検出スイッチS3がONと
なり、次いでセーフ球検出スイッチS6がセーフ球を検
出すると、落入球検出スイッチS3の作動によって図3
の賞球数設定用ソレノイドSOL3が励磁され、賞球数
設定用ソレノイドSOL3のストッパ26が賞球ケース
21の通孔29を通って球通路20内に突出され、排出
されるべき賞球数以外の球通路20内のパチンコ球Pが
ストッパ26により係止される。次いで、セーフ球検出
スイッチS6の作動によって排出用ソレノイドSOL1
0が非励磁となり、排出用ソレノイドSOL10のスト
ッパ28が賞球ケース21の通孔29を通って球通路2
0内より後退され、排出用ソレノイドSOL10のスト
ッパ28によるパチンコ球Pの係止を解放することによ
り、球受皿24には3個の賞品球となるパチンコ球Pが
排出される。
【0027】そして、球受皿24に賞品球が排出された
後、排出用ソレノイドSOL10が励磁され、排出用ソ
レノイドSOL10のストッパ28が賞球ケース21の
通孔29を通って球通路20内に突出され、次いで、励
磁された賞球数設定用ソレノイドSOL8,SOL5あ
るいはSOL3が非励磁となり、賞球数設定用ソレノイ
ドSOL8,SOL5あるいはSOL3のストッパ26
が賞球ケース21の通孔29を通って球通路20内より
後退され、賞球数設定用ソレノイドSOL8,SOL5
あるいはSOL3のストッパ26によるパチンコ球Pの
係止を解放することにより、賞球タンク22より賞球ケ
ース21の球通路20にパチンコ球Pが供給されると共
に、排出用ソレノイドSOL10のストッパ28により
球通路20内のパチンコ球Pが係止されて賞球排出の待
機状態とされる。
【0028】また、遊技盤4の複数の入賞口14,1
5,16へのセーフ球の入賞により開閉用ソレノイドS
OL11が励磁され、下部入賞装置10の開閉板9が開
閉板操作体36を介して拡開され、下部入賞装置10の
開口部30が開放される。
【0029】パチンコ機の基枠2の前面に設けた設定ス
イッチPS1を遊技者が操作することにより、球一個単
位で連続して賞球数設定用ソレノイドSOL1〜SOL
9が選択され、開閉板9の拡開された下部入賞装置10
の開口部30にセーフ球が入賞すると、球検出スイッチ
S4によって排出される賞品球数に対応した賞球数設定
用ソレノイドSOL8が励磁され、セーフ球検出スイッ
チS6によって排出用ソレノイドSOL10が非励磁と
されるように設定される。この際、下部入賞装置10の
開閉板9が拡開されている期間は球検出スイッチS4に
よってセーフ球が2個検出されるまでとされる。この設
定状態において、開閉板9の拡開された下部入賞装置1
0の開口部30にセーフ球が入賞した場合には、セーフ
球が球検出スイッチS4により検出された後、セーフ球
の発生をセーフ球検出スイッチS6が検出すると、球検
出スイッチS4によって図3の賞球数設定用ソレノイド
SOL8が励磁されると共に、セーフ球検出スイッチS
6によって排出用ソレノイドSOL10が非励磁とさ
れ、球受皿24には8個の賞品球のパチンコ球Pが排出
され、その後、排出用ソレノイドSOL10が励磁され
ると共に、賞球数設定用ソレノイドSOL8が非励磁さ
れて賞球排出の待機状態とされる。下部入賞装置10の
開口部30に入賞したセーフ球が球検出スイッチS4に
よって2個検出されると、開閉用ソレノイドSOL11
が非励磁となり、開閉用ソレノイドSOL11のプラン
ジャー39が復帰用スプリング40により下方に移動さ
れ、開閉板9が開閉板操作体36を介して回動され、下
部入賞装置10の開口部30が開閉板9により閉鎖され
る。
【0030】基枠2の前面に設けた設定スイッチPS1
を遊技者がさらに操作することにより、排出される賞品
球数に対応した賞球数設定用ソレノイドSOL5が励磁
されるように設定され、この際、下部入賞装置10の開
閉板9を拡開される期間は球検出スイッチS4がセーフ
球を5個検出されるまでとする。
【0031】この設定状態において、開閉板9の拡開さ
れた下部入賞装置10の開口部30にセーフ球が入賞し
た場合には、セーフ球を球検出スイッチS4により検出
した後、セーフ球の発生をセーフ球検出スイッチS6が
検出すると、球検出スイッチS4の作動によって第3図
の賞球数設定用ソレノイドSOL5が励磁されると共
に、セーフ球検出スイッチS6の作動によって排出用ソ
レノイドSOL10が非励磁とされ、球受皿24には5
個の賞品球数のパチンコ球Pが排出され、その後、排出
用ソレノイドSOL10が励磁されると共に、賞球数設
定用ソレノイドSOL5が非励磁とされて賞球排出の待
機状態とされる。下部入賞装置10の開口部30へ入賞
したセーフ球が球検出スイッチS4によって5個検出さ
れると、開閉用ソレノイドSOL11が非励磁となり、
下部入賞装置10の開口部30が開閉板9により閉鎖さ
れる。
【0032】基枠2の前面に設けた設定スイッチPS1
を遊技者がさらに選択操作することにより、賞球数設定
用ソレノイドSOL3が励磁されるように設定され、こ
の際、下部入賞装置10の開閉板9が拡開される期間は
球検出スイッチS4がセーフ球を8個検出されるまでと
される。
【0033】この設定状態において、開閉板9の拡開さ
れた下部入賞装置10の開口部30にセーフ球が入賞し
た場合には、セーフ球を球検出スイッチS4により検出
した後、セーフ球の発生をセーフ球検出スイッチS6が
検出すると、球検出スイッチS4によって図3の賞球数
設定用ソレノイドSOL3が励磁された後に、セーフ球
検出スイッチS6によって排出用ソレノイドSOL10
が非励磁とされ、球受皿24には3個の賞品球数のパチ
ンコ球Pが排出され、その後、排出用ソレノイドSOL
10が励磁されると共に、賞球数設定用ソレノイドSO
L3が非励磁とされて賞球排出の待機状態とされる。下
部入賞装置10の開口部30へ入賞したセーフ球が球検
出スイッチS4により8個検出されると、開閉用ソレノ
イドSOL11が非励磁となり、下部入賞装置10の開
口部30が開閉板9により閉鎖される。
【0034】パチンコ機の遊技盤4に設けたチューリッ
プ型チャッカー12にセーフ球が入賞した際には、落入
球検出スイッチS5がONとなり、セーフ球検出スイッ
チS6がセーフ球を検出すると、予め設定された賞球数
設定用ソレノイドSOL1〜SOL9の中のどれか1つ
が落入球検出スイッチS5の作動によって励磁されると
共に、セーフ球検出スイッチS6の作動によって排出用
ソレノイドSOL10が非励磁とされ、球受皿24には
設定された個数の賞品球が排出される。
【0035】図5は、パチンコ機の入賞装置の概略ブロ
ック図を示し、遊技盤4の複数の入賞口14,15,1
6の落入球検出スイッチS1,S2,S3と、落入球検
出スイッチS5及び設定用スイッチPS1が入力検出部
41にそれぞれ接続され、入力検出部41にはセーフ球
検出スイッチS6が接続され、入力検出部41は複数の
賞球数設定用ソレノイドSOL1〜SOL9,排出用ソ
レノイドSOL10及び開閉用ソレノイドSOL11を
それぞれ制御する制御部42に接続されている。
【0036】制御部42には賞球数設定用ソレノイドS
OL1,SOL2,SOL3,SOL4,SOL5,S
OL6,SOL7,SOL8,SOL9と、排出用ソレ
ノイドSOL10と、カウンタ43を介して開閉用ソレ
ノイドSOL11がそれぞれ接続され、カウンタ43に
は球検出スイッチS4が接続されている。
【0037】図6は、パチンコ機の入賞装置の回路の概
略ブロック図を示し、落入球検出スイッチS1,S2,
S3と、球検出スイッチS4と、セーフ球検出スイッチ
S6及び設定スイッチPS1は、これらスイッチの開閉
状態に応じたレベルの各種入賞表示信号を出力する図示
しない装置検知部を介して入出力回路44の入力ポート
に接続され、入出力回路44が制御手段としての中央処
理装置(以下、CPUという)45に接続されている。
【0038】CPU45はデータバス,アドレスバス及
びコントロールバスを介して入出力回路46の入力ポー
トに接続され、入出力回路46の出力ポートからはCP
U45からの入賞表示信号等に応じた制御出力が出力さ
れ、出力ポートが賞球数設定用ソレノイドSOL1〜S
OL9と、排出用ソレノイドSOL10と、開閉用ソレ
ノイドSOL11にそれぞれ接続され、第6図において
点線で囲んだ部分が入賞装置の制御部42を構成する。
【0039】図7は、パチンコ遊技開始時あるいはパチ
ンコ遊技中に、下部入賞装置10の開口部30にセーフ
球の入賞した時に排出する賞品球数を遊技者が設定する
場合のCPU45において実行される制御プログラムの
概略フローチャートを示す。
【0040】まず、ステップ101において遊技を開始
し、次いで、ステップ102に移行して遊技終了か否か
を判定し、ステップ102において遊技終了がNOであ
る時にはステップ103に移行して設定操作をするか否
かを判定し、ステップ103において設定操作するがY
ESの時にはステップ104に移行して設定スイッチP
S1により設定操作を行い、次いでステップ105に移
行して下部入賞装置10の開口部30にセーフ球が入賞
した時に排出される賞球数を8個に設定するか否かを判
定する。ステップ102において遊技終了がYESの時
にはステップ106に移行して初期設定を行い、遊技は
終了となる。
【0041】ステップ105において、賞球数8個設定
がYESの時にはステップ107に移行して賞球数設定
用ソレノイドSOL8をONLINEし、次いでステッ
プ108に移行してセーフ球検出スイッチS6がセーフ
球の検出を行い、次いで、ステップ109に移行して賞
球数設定用ソレノイドSOL8がONLINEか否かを
判定し、ステップ103において設定操作するがNOの
時にはステップ108に移行する。
【0042】ステップ105において、賞球数8個設定
がNOの時にはステップ110に移行して下部入賞装置
10の開口部30にセーフ球が入賞した時に排出される
賞球数を5個に設定するか否かを判定し、ステップ11
0において賞球数5個設定がYESの時にはステップ1
11に移行して賞球数設定用ソレノイドSOL5をON
LINEし、次いでステップ108に移行する。ステッ
プ110において賞球数5個設定がNOの時にはステッ
プ112に移行して下部入賞装置10の開口部30にセ
ーフ球が入賞した時に排出される賞球数を3個に設定す
るか否かを判定し、ステップ112において賞球数3個
設定がYESの時にはステップ113に移行して賞球数
設定用ソレノイドSOL3をONLINEし、次いでス
テップ108に移行する。ステップ112において賞球
数3個設定がNOの時にはステップ108に移行する。
【0043】ステップ109において賞球数設定用ソレ
ノイドSOL8のONLINEがYESの時にはステッ
プ114に移行して賞球数設定用ソレノイドSOL8を
励磁し、次いでステップ115に移行して排出用ソレノ
イドSOL10を非励磁し、次にステップ116に移行
して設定個数の賞品球を排出し、さらにステップ102
に移行する。
【0044】ステップ109において賞球数設定用ソレ
ノイドSOL8のONLINEがNOの時にはステップ
117に移行して賞球数設定用ソレノイドSOL5がO
NLINEか否かを判定し、ステップ117において賞
球数設定用ソレノイドSOL5のONLINEがYES
の時にはステップ118に移行して賞球数設定用ソレノ
イドSOL5を励磁し、次いでステップ115に移行す
る。ステップ117において賞球数設定用ソレノイドS
OL5のONLINEがNOの時にはステップ119に
移行して賞球数設定用ソレノイドSOL3がONLIN
Eか否かを判定し、ステップ119において賞球数設定
用ソレノイドSOL3のONLINEがYESの時には
ステップ120に移行して賞球数設定用ソレノイドSO
L3を励磁し、次いでステップ115に移行する。ステ
ップ119において賞球数設定用ソレノイドSOL3の
ONLINEがNOの時には直接ステップ115に移行
する。
【0045】すなわち、遊技者がパチンコ機の基枠2に
設けた設定スイッチPS1を操作し、遊技盤4の複数の
入賞口14,15,16へのセーフ球の入賞によって下
部入賞装置10の開閉板9を拡開した下部入賞装置10
の開口部30にセーフ球が入賞した時に排出される賞球
数を8個または5個あるいは3個に設定する。
【0046】前述のように、下部入賞装置10の開放し
た開口部30にセーフ球が入賞し、セーフ球を球検出ス
イッチS4により検出した後、セーフ球の発生をセーフ
球検出スイッチS6が検出すると、球検出スイッチS4
によって設定した賞球数設定用ソレノイドSOL8また
はSOL5あるいはSOL3を励磁し、セーフ球検出ス
イッチS6によって排出用ソレノイドSOL11を非励
磁し、球受皿24に8個または5個あるいは3個の賞品
球を排出し、設定スイッチPS1により賞球数を8個に
設定すると、下部入賞装置10の閉鎖までに開口部30
に入賞するセーフ球の球数が2個までとなり、賞球数を
5個に設定すると、下部入賞装置10の閉鎖までは開口
部30に入賞するセーフ球の球数が5個までとなり、賞
球数を3個に設定すると、下部入賞装置10の閉鎖まで
に開口部30に入賞するセーフ球の球数が8個までとな
る。
【0047】落入球検出スイッチS1,S2,S3によ
るセーフ球の検出は、対応する賞球排出動作が完了する
までCPUの記憶手段により記憶され、2つの入賞口に
同時に入賞した時あるいは下部入賞装置10の開口部3
0が拡開中に入賞口のどれか1つにセーフ球が入賞した
時にはその状態がCPUの記憶手段により記憶され、入
賞口14,15,16への入賞に係わる下部入賞装置1
0の開閉板9の拡開動作が完了された後、続いて入賞口
14,15,16へのセーフ球の入賞に対応する下部入
賞装置10の開閉板9の拡開動作が行われる。
【0048】図8は、パチンコ機の入賞装置の制御部の
第2実施例を示す要部ブロック図であり、パチンコ機の
基枠2に設けた設定スイッチPS1により遊技者が設定
する下部入賞装置10の開閉板9の拡開する期間を下部
入賞装置10の開口部30に入賞するセーフ球のカウン
ト数により行わず、タイマーTにより行うようにしたも
ので、第8図に示した球検出スイッチS4を接続したカ
ウンタ43の代りにタイマーTが設けられ、他の構成は
図5に示す第1実施例と全く同様のため同一部位には同
一符号を付して説明を省略する。
【0049】この実施例において、パチンコ機の基枠2
に設けた設定スイッチPS1を遊技者が操作設定、例え
ば、設定1では下部入賞装置10の開口部30にセーフ
球が入賞した時に8個の賞品球数で、下部入賞装置10
の開閉板9が3秒間拡開し、設定2では下部入賞装置1
0の開口部30にセーフ球が入賞した時に5個の賞品球
数で、下部入賞装置10の開閉板9が5秒間拡開し、設
定3では下部入賞装置10の開口部30にセーフ球が入
賞した時に3個の賞品球数で、下部入賞装置10の開閉
板9が10秒間拡開し、設定4では下部入賞装置10の
開口部30にセーフ球が入賞した時に1個の賞品球数
で、下部入賞装置10の開閉板9が60秒間拡開するよ
うに構成する。
【0050】また、下部入賞装置10は設定した賞品球
数に応じた拡開時間に達するとタイマーTにより直ちに
開閉用ソレノイドSOL11を非励磁とし、下部入賞装
置10の開口部30は開閉板9により閉塞される。
【0051】図9は、実施例におけるパチンコ機の裏面
を示し、下部入賞装置10にセーフ球が入賞した時に排
出する賞品球数及び入賞条件となる下部入賞装置10の
開口部30への入賞球のカウント数あるいは開閉板9の
拡開時間を、賞品球数が多いと下部入賞装置10の開口
部30が閉じるまでの入賞球を少なくすると共に、賞品
球数が少ないと下部入賞装置10の開口部30が閉じる
までの入賞球を多くするように選択変更自在な設定切換
操作手段となるパチンコ機の基枠の裏面に設けた設定ス
イッチPS2によって遊技場の管理者が操作するように
したものである。
【0052】この実施例における他の構成は図2に示す
実施例と全く同一のため、同一部位には同一符号を付し
て説明を省略する。また、図6に示す設定スイッチPS
1に代えて設定スイッチPS2が入出力回路44の入力
ポートを介して制御部42に接続され、他の構成は図6
に示す実施例と全く同一である。なお、設定スイッチP
S2及び制御部42により排出賞品球数設定手段が構成
され、各入賞口14乃至16に対応して配設されている
落入球検出スイッチS1乃至S3及び制御部42により
排出賞品球数切換手段が構成される。
【0053】図10はこの実施例のパチンコ遊技開始前
に遊技場の管理者が下部入賞装置10に入賞した時に排
出する賞品球数を設定する場合のCPUにおいて実行さ
れる制御プログラムの概略フローチャートを示す。
【0054】まず、ステップ201において設定スイッ
チPS2により設定操作を行い、次いでステップ202
に移行して下部入賞装置10の開口部30にセーフ球が
入賞した時に排出される賞球数を8個に設定するか否か
を判定し、ステップ202において賞球数8個設定がY
ESの時にはステップ203に移行して賞球数設定用ソ
レノイドSOL8をONLINEし、次いでステップ2
04に移行して設定しなおしか否かを判定し、ステップ
204において設定しなおしがYESである時にはステ
ップ201にループする。
【0055】ステップ202において賞球数8個設定が
NOの時にはステップ205に移行して下部入賞装置1
0の開口部30にセーフ球が入賞した時排出される賞球
数を5個に設定するか否かを判定し、ステップ205に
おいて賞球数5個設定がYESの時にはステップ206
に移行して賞球数設定用ソレノイドSOL5をONLI
NEし、次いでステップ204に移行し、ステップ20
5において賞球数5個設定がNOの時にはステップ20
7に移行して下部入賞装置10の開口部30にセーフ球
が入賞した時に排出される賞球数を3個に設定するか否
かを判定し、ステップ207において賞球数3個設定が
YESの時にはステップ208に移行して賞球数設定用
ソレノイドSOL3をONLINEし、次いでステップ
204に移行する。ステップ207において賞球数3個
設定がNOの時には直接ステップ204に移行する。
【0056】ステップ204において設定しなおしがN
Oの時にはステップ209に移行して遊技を開始し、次
いでステップ210に移行して遊技終了か否かを判定
し、ステップ210において遊技終了がNOである時に
はステップ211に移行してセーフ球検出スイッチS6
がセーフ球の検出を行い、次いでステップ212に移行
して賞球数設定用ソレノイドSOL8がONLINEか
否かを判定し、次いでステップ212において賞球数設
定用ソレノイドSOL8のONLINEがYESの時に
はステップ213に移行して賞球数設定用ソレノイドS
OL8を励磁し、次いでステップ214に移行して排出
用ソレノイドSOL10を非励磁し、次いでステップ2
15に移行して設定個数の賞品球を排出し、次いでステ
ップ211に移行する。ステップ210において遊技終
了がYESの時にはステップ216に移行して初期設定
を行い遊技は終了となる。
【0057】ステップ212において賞球数設定用ソレ
ノイドSOL8のONLINEがNOの時にはステップ
217に移行して賞球数設定用ソレノイドSOL5がO
NLINEか否かを判定し、ステップ217において賞
球数設定用ソレノイドSOL5のONLINEがYES
の時にはステップ218に移行して賞球数設定用ソレノ
イドSOL5を励磁し、次いでステップ214に移行す
る。
【0058】ステップ217において賞球数設定用ソレ
ノイドSOL5のONLINEがNOの時にはステップ
219に移行して賞球数設定用ソレノイドSOL5がO
NLINEか否かを判定し、ステップ219において賞
球数設定用ソレノイドSOL3のONLINEがYES
の時にはステップ220に移行して賞球数設定用ソレノ
イドSOL3を励磁し、ステップ219において賞球数
設定用ソレノイドSOL3のONLINEがNOの時に
はステップ214に移行する。
【0059】この実施例の作動は図5あるいは図8に示
す実施例と同様で、遊技場の管理者が予めパチンコ機基
枠2の裏面に設けた設定スイッチPS2を選択操作する
ことにより、下部入賞装置10の開口部30にセーフ球
が入賞した時に排出される賞球数及び賞球数に対応した
下部入賞装置10の開閉板9が拡開する期間をカウンタ
あるいはタイマーにより設定する。
【0060】なお、設定スイッチPS2はパチンコ機か
ら離れたホールの管理室等に設置するようにしてもよ
い。
【0061】実施例においてセーフ球発生時に排出され
る賞品球数は、セーフ球のカウント数あるいは開閉板の
拡開時間との関係において設定変更する場合のものであ
るが、単にパチンコ機が遊技場に設置されるに際し、当
該パチンコ機に設定される賞品球数をパチンコ機枠内に
設けた設定スイッチにおいて設定・変更する構成は上述
の実施例の前提となる基本的構成である。
【0062】すなわち、遊技盤面に複数の入賞口を配設
したパチンコ機において、入賞球検出手段と、入賞球検
出手段により作動する賞球排出手段と、パチンコ球一個
単位で連続的に選択変更自在な賞品球数設定切換操作手
段とを設けたパチンコ機という基本的構成により、特開
昭54−54142号公報,特開昭58−32786号
公報に示すように、従来、セーフ球の発生による入賞時
においてパチンコ機より排出される賞品球数の設定が、
形体的,構造的に賞品球数を定め、パチンコ機における
賞品球数の変更は、賞球ケース自体の交替あるいは賞球
ケース内に設置される玉止め片の取付位置を変換して行
なう構造であったものを設定スイッチの操作のみによっ
て簡単かつ迅速に当該パチンコ機における賞品球数が設
定・変更できることとしたものである。
【0063】賞品球数の設定を遊技場管理者においてで
なく、パチンコ機製造メーカーにおいて、製造時に、設
定スイッチのスイッチ操作により、当該パチンコ機にお
ける賞品球数を設定する場合には、メーカーが賞品球数
の異なる賞球ケースを各種ストックしておく必要がなく
なり、あるいはパチンコ機への規定外の賞球ケースの取
付ミスが発生しなくなる効果がある。
【0064】また、玉止め片の賞球ケース内における取
付位置の誤り、ミス設定後における設定変更作業の煩雑
さも回避できる効果がある。
【0065】図11は、賞球排出装置の第1実施例を示
し、賞球排出通路50を有する賞球排出樋51の側部に
は縦方向に球通路52を形成した賞球ケース53が設け
られ、賞球排出樋51の賞球排出通路50と賞球ケース
53の球通路52とが移動壁54により仕切られてい
る。
【0066】55は図示しない排出賞球数設定手段とな
るステップモータのモータ軸56に一体に軸止されたピ
ニオンであり、ピニオン55には縦方向のラック57が
噛み合って設けられ、ラック57の上端には賞球排出手
段となる排出用ソレノイドSOL12が設けられ、排出
用ソレノイドSOL12は上下方向に移動自在な操作杆
58を有し、操作杆58の上端には賞球ケース53内の
パチンコ球Pを係止する係止体59が設けられている。
【0067】移動壁54はラック57に連結されてお
り、移動壁54には賞球を賞球排出通路50に排出する
排出部60が形成され、排出用ソレノイドSOL12の
係止体59が上方に位置されて移動壁54に設けた係止
突部61と係止体59とが接近して排出部60の間隔が
狭くなった状態で賞球ケース53内のパチンコ球Pが排
出用ソレノイドSOL12の係止体59により係止され
て賞球排出の待機状態とされる。
【0068】賞球ケース53の側部上方には賞球ケース
53内のパチンコ球Pを係止する係止用ソレノイドSO
L13が設けられ、係止用ソレノイドSOL13は側方
に移動自在な操作杆62を有し、操作杆62の先端には
賞球ケース53内の球通路52を閉鎖することにより、
賞球ケース53内の排出されるべき賞球数以外のパチン
コ球Pを係止するストッパ63が設けられ、賞球ケース
53の側壁には係止用ソレノイドSOL13のストッパ
63が側方より出入りするための通孔64が形成されて
いる。
【0069】次に、この実施例の作動は、遊技盤4の複
数の入賞口14,15,16へのセーフ球の入賞によ
り、落入球検出スイッチS1,S2,S3がONし、複
数の入賞口14,15,16に対応してそれぞれ異なる
賞品球数の賞球を排出すると共に、開閉用ソレノイドS
OL11を励磁して下部入賞装置10の開閉板9を拡開
し、下部入賞装置10の開口部30にセーフ球が入賞す
ると、ステップモータが作動してピニオン55を回動
し、ピニオン55と噛み合うラック57を上下方向に移
動し、下部入賞装置10の開口部30にセーフ球の入賞
した時に排出される遊技者あるいは遊技場の管理者によ
り設定した賞球数の位置まで排出用ソレノイドSOL1
2及び移動壁54を上下に移動する。
【0070】次に、係止用ソレノイドSOL13を励磁
し、係止用ソレノイドSOL13のストッパ63を賞球
ケース53の通孔64より球通路52内に突出し、排出
されるべき賞球数以外の球通路52内のパチンコ球Pを
ストッパ63により係止する。
【0071】次いで、排出用ソレノイドSOL12を非
励磁し、排出用ソレノイドSOL12の係止体59を下
方に移動し、移動壁54の排出部60を開放することに
より、賞球ケース53の球通路52内の設定した賞品球
数のパチンコ球Pを排出部60を通って賞球排出樋51
の賞球排出通路50に排出し、設定した賞品球数のパチ
ンコ球Pを排出した後、排出用ソレノイドSOL12を
励磁し、係止用ソレノイドSOL13を非励磁とするこ
とにより賞球ケース53の球通路52内にパチンコ球P
を供給して賞球排出の待機状態とする。
【0072】図12は、請求項1に記載の発明に係る賞
球排出装置の第1実施例を示し、縦方向に球通路65を
形成した賞球ケース66の側部には収納ボックス67が
設けられ、収納ボックス67内には賞球ケース66寄り
に賞球排出手段となる回転体68が設けられ、回転体6
8は収納ボックス67の側板69に軸70を介して回動
自在に軸支され、回転体68の外周縁には賞球ケース6
6の球通路65内のパチンコ球Pを係合する係合切欠7
1が複数形成され、賞球ケース66の一方の側壁72に
は切欠部73が形成され、回転体68の一部が切欠部7
3を利用して球通路65内に突出されている。
【0073】収納ボックス67内の側板69には回転体
68の側部に回転係止用ソレノイドSOL14が装着さ
れ、回転係止用ソレノイドSOL14は横方向に移動自
在なプランジャー74を有し、プランジャー74の先端
には回転体68の回転を係止するストッパ75が設けら
れ、プランジャー74にはストッパ75を横方向に付勢
するスプリング76が装着され、ストッパ75はその上
端75aが軸77を介して側板69に回動自在に軸支さ
れ、その下端75b側部が回転係止用ソレノイドSOL
14のプランジャー74の先端に軸78を介して回動自
在に軸支されている。
【0074】賞球ケース66には回転体68の下部に回
転体68の回転により排出されるパチンコ球Pの通過を
検出する賞球数カウント用の近接スイッチS7が設けら
れ、近接スイッチS7は回転係止用ソレノイドSOL1
4に電気的に連絡されている。
【0075】そして、回転係止用ソレノイドSOL14
が非励磁で、回転係止用ソレノイドSOL14のプラン
ジャー74がスプリング76により前方に突出され、プ
ランジャー74の先端に設けたストッパ75が軸77を
中心に回動され、回転体68の外周縁に形成した係合切
欠71間の突出部がストッパ75の下端75b角部に係
合され、回転体68の回転をストッパ75が係止するこ
とにより、賞球ケース66の球通路65に突出する回転
体68の係合切欠71に1つのパチンコ球Pが係合され
ると共に、賞球ケース66内のパチンコ球Pは回転体6
8により係止されて賞球排出の待機状態とされる。
【0076】次に、この実施例の作用は、遊技盤4の複
数の入賞口14,15,16へのセーフ球の入賞によ
り、落入球検出スイッチS1,S2,S3がONし、複
数の入賞口14,15,16に対応してそれぞれ異なる
賞品球数の賞球を排出すると共に、開閉用ソレノイドS
OL11を励磁して下部入賞装置10の開閉板9を拡開
し、下部入賞装置10の開口部30にセーフ球が入賞す
ると、回転係止用ソレノイドSOL14を励磁し、回転
係止用ソレノイドSOL14のプランジャー74をスプ
リング76に抗して後方に移動し、プランジャー74の
先端に設けたストッパ75を軸77を中心に回動し、ス
トッパ75による回転体68の係止を解放する。次い
で、賞球ケース66内のパチンコ球Pの自重により回転
体68が軸70を中心に矢印a方向に回転し、回転体6
8の回転により賞球ケース66の球通路65のパチンコ
球Pを回転体68の係合切欠部71に順次1球ずつ係合
すると共に、回転体68の回転に伴って回転体68の係
合切欠71に係合したパチンコ球Pを1球ずつ順次排出
し、回転体68により排出されて球通路65を通過する
パチンコ球Pを近接スイッチS7により検出する。
【0077】遊技者あるいは遊技場の管理者により設定
された賞品球数のパチンコ球Pを近接スイッチS7が検
出すると、回転係止用ソレノイドSOL14を非励磁
し、回転係止用ソレノイドSOL14のプランジャー7
4をスプリング76により前方に移動し、プランジャー
74の先端に設けたストッパ75が軸77を中心に回動
し、ストッパ75を回転体68に係合することにより、
回転体68の回転をストッパ75が係止して賞球排出の
待機状態とする。
【0078】図13は、請求項1に記載の発明に係る賞
球排出装置の第2実施例を示し、賞球排出手段となる回
転体68には回転体68の係合切欠71と同数の透孔8
0が同一円周上に一定のピッチで複数穿設されている。
収納ボックス67内には回転体68の下方に位置して底
板81上に光電検出取付体82が設けられ、光電検出取
付体82の上端寄りには賞球ケース66に設けた賞球を
検出する近接スイッチS7の代わりに回転体68の回転
を検出するフォトカプラの光源83が設けられ、フォト
カプラは光源83と回転体68の透孔80を通過した光
源83からの投光を受光する図示しない受光素子とから
なり、フォトカプラが回転体68の回転を検出すること
により、回転体68の回転により排出する賞球数が検出
され、フォトカプラは回転係止用ソレノイドSOL14
に電気的に連絡されている。
【0079】次に、この実施例の作動は、図12に示す
第2実施例と同様に、回転係止用ソレノイドSOL14
を励磁してストッパ75による回転体68の係止を解放
することにより、回転体68が回転して賞球ケース66
内のパチンコ球Pを1球ずつ排出し、光電検出取付体8
2に設けたフォトカプラは回転体68の透孔80により
回転体68の回転を検出し、遊技者あるいは遊技場の管
理者により設定された賞品球数のパチンコ球Pを排出す
るのに相当した回転体68の回転をフォトカプラが検出
すると、回転係止用ソレノイドSOL14を非励磁し、
ストッパ75により回転体68の回転を係止して賞球排
出の待機状態とする。
【0080】そして、この実施例の他の構成及び作用は
図12に示す実施例と全く同様であるため、同一部位に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0081】なお、フォトカプラを回転体68の係合切
欠71に相当する位置に設ければ、回転体68の複数の
透孔80を設ける必要がない。
【0082】なお、各実施例における操作スイッチは、
この例のほかロータリスイッチによるものあるいはスナ
ップスイッチによるものなどによって接点のオン回数
(例えば5回接点オンとなれば賞品球数5個の設定、1
0回接点オンとなれば10個の設定)あるいはまた、そ
の接点のオン時間(例えばオン時間2秒なら賞品球数2
個の設定、10秒なら10個の設定)により、その賞品
球数を設定する手段でもよい。
【0083】
【発明の効果】本発明のパチンコ機によれば、パチンコ
機の遊技盤に設けられた入賞口の別に対応して排出され
る賞品球の数を異ならせて設定することができると共
に、入賞口に設定されている排出される賞品球の数を選
択的に様々な数にそれぞれ切り換ることができ、これに
より新規な趣向性を遊技者に付与することができる。
【0084】また、賞球ケースと収納ボックスとを一体
とし、球受回転体を収納ボックス内に回動自在に設けた
構成により賞球排出装置のパチンコ機本体に対する装着
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパチンコ機の概略正面図
【図2】同上の要部の概略背面図
【図3】同上の賞球排出装置の賞球排出待機状態の要部
切断正面図
【図4】同上の下部入賞装置の側断面図
【図5】同上の概略配線図
【図6】同上の回路の概略ブロック図
【図7】パチンコ機により実行される制御プログラムの
概略フローチャート
【図8】本発明の実施例に係るパチンコ機の概略配線図
【図9】本発明の実施例に係るパチンコ機の概略要部背
面図
【図10】同上のパチンコ機により実行される制御プロ
グラムの概略フローチャート
【図11】実施例における賞球排出装置の賞球排出待機
状態の要部切断正面図
【図12】本発明の実施例に係る賞球排出装置の第1実
施例を示す要部切断正面図
【図13】本発明の実施例に係る賞球排出装置の第2実
施例を示す要部切断正面図
【符号の説明】
1 ガラス枠 2 基枠 3 ガラス板 4 遊技盤 4a 遊技部 5 ガイドレール 6 チャッカー 7 チャッカー 8 チャッカー 9 開閉板 10 下部入賞装置 11 開閉羽根 12 チューリップ式チャッカー 13 アウト球受口 14 入賞口 15 入賞口 16 入賞口 17 下部入賞口 18 側部入賞口 19 セーフ球集合樋 19a 排出口 20 球通路 21 賞球ケース 22 賞球タンク 23 賞球排出口 24 球受皿 25 操作杆 26 ストッパ 27 操作杆 28 ストッパ 29 通孔 30 開口部 31 入賞部取付枠 32 球誘導樋 33 軸 34 側板 36 開閉板操作体 37 係合凹部 38 後方箱部 39 プランジャー 40 復帰用スプリング 41 入力検出部 42 制御部 43 カウンタ 44 入出力回路 45 中央処理装置 46 入出力回路 50 賞球排出通路 51 賞球排出樋 52 球通路 53 賞球ケース 54 移動壁 55 ピニオン 56 モータ軸 57 ラック 58 操作杆 59 係止体 60 排出部 61 係止突部 62 操作杆 63 ストッパ 64 通孔 65 球通路 66 賞球ケース 67 収納ボックス 68 回転体 69 側板 70 軸 71 係合切欠 72 側壁 73 切欠部 74 プランジャー 75 ストッパ 75a 上端 75b 下端 76 スプリング 77 軸 78 軸 80 透孔 81 底板 82 光電検出取付体 83 光源 T タイマー P パチンコ球 S1 落入球検出スイッチ S2 落入球検出スイッチ S3 落入球検出スイッチ S4 球検出スイッチ S5 落入球検出スイッチ S6 セーフ球検出スイッチ S7 近接スイッチ PS1 設定スイッチ PS2 設定スイッチ SOL1 賞球数設定用ソレノイド SOL2 賞球数設定用ソレノイド SOL3 賞球数設定用ソレノイド SOL4 賞球数設定用ソレノイド SOL5 賞球数設定用ソレノイド SOL6 賞球数設定用ソレノイド SOL7 賞球数設定用ソレノイド SOL8 賞球数設定用ソレノイド SOL9 賞球数設定用ソレノイド SOL10 排出用ソレノイド SOL11 開閉用ソレノイド SOL12 排出用ソレノイド SOL13 係止用ソレノイド SOL14 回転係止用ソレノイド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の遊技盤(4)に配設された
    入賞口(14),(15),(16)の別に対応して排
    出される賞品球の数を異ならせて設定する排出賞品球数
    設定手段(PS2),(42)と、該排出賞品球数設定
    手段(PS2),(42)により設定された排出される
    賞品球の数を選択的に切り換える排出賞品球数切換手段
    (S1),(S2),(S3),(42)とを設けると
    共に、前記排出賞品球数切換手段(S1),(S2),
    (S3),(42)の指令に基づいて賞品球を排出する
    賞品球排出装置を設け、前記賞品球排出装置に、賞品球
    が整列された賞球ケース(66)と、前記賞球ケース
    (66)と一体に配設された収納ボックス(67)と、
    前記収納ボックス(67)内に回動自在に軸支されると
    共に、回転により前記賞球ケース(66)内の賞品球を
    受けると共に解放して賞品球を排出する球受回転体(6
    8)とを設けたことを特徴とするパチンコ機。
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