JP3268139B2 - 鍵盤楽器の鍵盤蓋 - Google Patents

鍵盤楽器の鍵盤蓋

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JP3268139B2
JP3268139B2 JP24189094A JP24189094A JP3268139B2 JP 3268139 B2 JP3268139 B2 JP 3268139B2 JP 24189094 A JP24189094 A JP 24189094A JP 24189094 A JP24189094 A JP 24189094A JP 3268139 B2 JP3268139 B2 JP 3268139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、電子ピアノな
どの鍵盤楽器に用いる鍵盤蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3および図4は、従来の鍵盤蓋を備え
た電子ピアノの裁断側面図であり、図3に示す鍵盤蓋3
0は、後端に設けた支軸31を中心に回動され、譜面立
てを兼ねるように鉛直方向から幾分後方に倒れ込んだ位
置に開放される。また、図4に示す鍵盤蓋40は、いわ
ゆるスライド蓋であり、閉塞状態から前部をわずかに持
ち上げた後、ピアノ本体41内に押し込まれ、これに収
納されることにより開放される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の鍵盤蓋30で
は、これを開放したときに、鍵盤蓋30全体が斜めに立
ち上がった状態となるため、特にコンパクトに形成され
た電子ピアノでは、デザイン的なバランスが悪くなると
共に、前方の視界を閉ざして演奏者に圧迫感を与えるな
どの不具合があった。また、後者の鍵盤蓋40では、こ
れを開放したときに、ほぼ水平にピアノ本体41内に収
納されるため、ピアノ本体41の奥行を長くする必要が
あり、電子ピアノ全体の奥行寸法が大きくなる不具合が
あった。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、鍵盤楽器の奥行寸法を大きくすることな
く、開放時の高さを低く押さえることができる鍵盤蓋を
提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明は、前半部と後半部とに2分割された前蓋および後
蓋を備え、前蓋は後蓋に対し回動自在に連結され、後蓋
は、楽器本体内にスライド自在に収納され、楽器本体に
は、前蓋および後蓋の開閉を案内するガイド手段が、更
に備えられており、ガイド手段は、前蓋の前後方向のス
ライドを案内する前スライドガイドと、後蓋のスライド
を案内する後スライドガイドとで構成され、前スライド
ガイドは、前蓋の半開き状態を許容するガイド幅を有す
ると共に、後端部に前蓋の回動を許容する拡幅部を有す
ことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】請求項1の鍵盤蓋は、前蓋をわずかに持ち上げ
た後、後蓋をスライドさせて楽器本体内に押し込むと共
に、前蓋を持ち上げるように回動させることにより、開
放される。この場合、前半部の前蓋と後半部の後蓋とに
2分割されているため、前蓋を譜面立て様に立て掛けた
状態では、通常の回動式鍵盤蓋のほぼ半分の高さとな
り、後蓋を楽器本体内に収納した状態では、後蓋の収納
スペースが通常のスライド式鍵盤蓋のほぼ半分となる。
また、後蓋は、後スライドガイドに案内され、後方にス
ライドして開放され、前蓋は、前スライドガイドに案内
され、半開き状態で後方にスライドした後回動して、開
放される。この場合、前後両スライドガイドは、楽器本
体に設けられているため、外部から見え難く、かつ単純
な構造にすることができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る鍵盤蓋が適用
された電子ピアノについて説明する。図1は電子ピアノ
の裁断側面図であり、この電子ピアノ1は、ピアノ本体
2と両脚部(図示省略)とで構成されている。ピアノ本
体2は、左右一対の腕木(側板)3、天板4、口棒5、
底板6および背板7により外殻が形成されており、内部
に鍵盤8や音響装置9等が収容されている。また、ピア
ノ本体2の前部には鍵盤蓋10が設けられており、この
鍵盤蓋10により鍵盤8が覆われている。
【0012】鍵盤蓋10は、前半部の前蓋12および後
半部の後蓋13から成る蓋本体11に、前蓋12の開閉
を案内する左右一対の回動アーム14と、後蓋13の開
閉を案内する左右一対のスライドガイド15とを備え
て、構成されている。蓋本体11は、前後2分割構造と
なっており、前蓋12および後蓋13は蝶番16によ
り、相互に回動自在に連結されている。前蓋12の前端
部は、下方に折り曲げられて口棒5との隙間を覆い、後
蓋13の後端部は、上方に折り曲げられて天板4との隙
間を覆うようになっている。
【0013】各回動アーム14は、「へ」字状に形成さ
れ、一端部が前蓋12の後部裏面に固定され、他端部が
支軸17を介して腕木3の内面に回動自在に取り付けら
れている。蓋本体11を開放すべく前蓋12を持ち上げ
て行くと、前蓋12は、回動アーム14の支軸17を中
心に回動し、天板4の前端に当接して、譜面立てを兼ね
る位置に開放される。なお、特に図示しないが、腕木3
の内面には、回動アーム14のストッパが設けられてお
り、回動アーム14がこのストッパに突き当たる蓋本体
11の閉塞状態では、後蓋13の前部が回動アーム14
に支持され、蓋本体11に加わる力に抗すると共に、前
蓋12と後蓋13とを面一に支持する。
【0014】各スライドガイド15は、後蓋13の後部
に取り付けられたガイドピン18が係合するガイド溝で
あり、腕木3の内面にほぼ水平に形成されている。蓋本
体11を開放すべく前蓋12を持ち上げて行くと、後蓋
13は、前部の動きを回動アーム14に規制されると共
に、後部の動きをスライドガイド15に規制され、前部
がいったん持ち上げられるようにして、ピアノ本体2内
に押し込まれてゆく。すなわち、蓋本体11が開放され
た状態では、後蓋13がピアノ本体2内に完全に収納さ
れ、前蓋12が口棒5に譜面立て様に立て掛けられる。
【0015】このように構成された鍵盤蓋10では、蓋
本体11が、前半部の前蓋12と後半部の後蓋13とに
2分割されているため、蓋本体11の開放に際し、前蓋
12を譜面立ての位置に立て掛けた状態では、通常の回
動式鍵盤蓋のほぼ半分の高さとなり、後蓋13をピアノ
本体2に収納した状態では、後蓋13の収容スペース
(奥行き)が、通常のスライド式鍵盤蓋のほぼ半分とな
る。したがって、演奏時における電子ピアノ1のデザイ
ン的なバランスが良好なものになり、かつ電子ピアノ1
自体の奥行寸法を小さくすることができる。すなわち、
デザインを損なうことなく、電子ピアノ1をコンパクト
に構成することができる。なお、スライドガイド15を
ガイド溝ではなく、後蓋13が載るような突出部材(角
材)で構成するようにしてもよい。また、ガイドピンに
代えてガイドローラを用いるようにしてもよい。
【0016】図2は、第2実施例に係る鍵盤蓋10を表
している。この鍵盤蓋10では、ガイド手段を、前スラ
イドガイド21と後スライドガイド22とで構成し、回
動アーム14を省略するようにしている。この場合、前
蓋12の後部が、第1ガイドピン23を介して前スライ
ドガイド21に係合すると共に、後蓋13の前部が第2
ガイドピン24を介して前スライドガイド21に、後部
が第3ガイドピン25を介して後スライドガイド22に
それぞれ係合している。後スライドガイド22は、第1
実施例のスライドガイド15と同様のものであり、前ス
ライドガイド21は、後スライドガイド22に比して幅
広に形成されている。また、前スライドガイド21の後
端部は上側に拡幅形成されており、この位置に前蓋12
の第1ガイドピン23が達したときに、第1ガイドピン
23が、蝶番16を中心に前スライドガイド21内で回
動するようになっている。
【0017】すなわち、蓋本体11を開放すべく、前蓋
12の前部を持ち上げながら押してゆくと、前蓋12の
第1ガイドピン23が前スライドガイド21の上壁に当
たって、前蓋12が半開きの状態で後方に押されてゆ
く。このとき後蓋13は、前後をそれぞれ前後両スライ
ドガイド21,22に案内されて、ピアノ本体2内に押
し込まれてゆく。後蓋13がピアノ本体2内に完全に収
納される位置までくると、第1ガイドピン23が、前ス
ライドガイド21の拡幅部分に達し、後蓋13が停止す
ると共に、前蓋12が譜面立ての位置に回動する。
【0018】この第2実施例によれば、第1実施例と同
様に、デザインを損なうことなく、電子ピアノ1をコン
パクトに構成することができると共に、蓋本体11の開
閉構造を単純化することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の鍵盤蓋によれば、
開放に際し、2分割された一方の前蓋が譜面立てを兼ね
るように立てかけられ、他方の後蓋が楽器本体内に収納
されるようになっているので、鍵盤楽器の奥行寸法を大
きくすることなく、開放時の高さを低く押さえることが
でき、鍵盤楽器全体をコンパクトでかつデザイン的にも
良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の鍵盤蓋を備える電子ピア
ノの裁断側面図である。
【図2】本発明の第2実施例の鍵盤蓋を備える電子ピア
ノの裁断側面図である。
【図3】従来の鍵盤蓋を備える電子ピアノの裁断側面図
である。
【図4】従来の鍵盤蓋を備える電子ピアノの裁断側面図
である。
【符号の説明】
1 電子ピアノ 2 ピアノ本体 8 鍵盤 10 鍵盤蓋 11 蓋本体 12 前蓋 13 後蓋 14 回動アーム 15 スライドガイド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10C 3/02 G10C 3/12 G10B 3/00 G10H 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前半部と後半部とに互いに2分割された
    前蓋および後蓋を備え、 前記前蓋は、前記後蓋に対し回動自在に連結され、 前記後蓋は、楽器本体内にスライド自在に収納され 前記楽器本体には、前記前蓋および前記後蓋の開閉を案
    内するガイド手段が、更に備えられており、 当該ガイド手段は、前記前蓋の前後方向のスライドを案
    内する前スライドガイドと、前記後蓋のスライドを案内
    する後スライドガイドとで構成され、 前記前スライドガイドは、前記前蓋の半開き状態を許容
    するガイド幅を有すると共に、後端部に当該前蓋の回動
    を許容する拡幅部を有する ことを特徴とする鍵盤楽器の
    鍵盤蓋。
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EP1460613B1 (en) * 2003-03-18 2009-08-26 Yamaha Corporation Electronic musical instrument
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