JPS629588Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外観をすつきりさせると共にプレーヤ
装置の操作がし易い前面ガラス開閉装置に関する
ものである。

従来、第１図に示すごとく、左右開閉の前面扉
１１の上端に上下開閉の天面扉１２の前端を当接
させるラツクに於ては外観がすつきりして良い
が、前面操作型のプレーヤ８では前面扉１１が邪
魔になり、操作しにくい欠点があつた。第２図に
示すごとく、左右開閉の前面扉７の上端に上下開
閉のくの字型天面扉９の先端を当接させるラツク
に於ては前面扉を低くしてプレーヤ８の操作をし
易くしているが、天面扉がいささかオーバーデコ
レーシヨンになることや、重量が増すことや、な
によりも外観が重苦しくなる欠点があつた。

本考案は上記欠点を取除く為に考案されたもの
で図面に示す実施例について説明すれば、第３
図、第４図に示すごとく、低い前面扉７の上方に
前面ガラス２を配置し、プレヤー部前面ガラス２
の左右上端後方に、前面ガラス２と直角方向に支
持レバー１を取付け、支持レバー１の中間部に設
けた支点孔３を、側板４，４に取付けた回動軸
５，５に嵌入し、後縁をラツク後板１０に枢着し
た天面扉６の内面に前記支持レバー１の後端を当
接せる前面ガラス開閉装置である。猶回動軸５は
第５図に示すごとく、支点孔３に遊嵌合するよう
に管状回動軸５を挿入し、回動軸５をボルト１
３、ナツト１４にて側板４に取付けるものであ
る。

本考案は上記のごとき構造になつているので、
第３図に示すごとく、天面扉６を閉める時は支持
レバー１の上面に天面扉の内面が当接し、前面ガ
ラス２が前面扉７の上方に位置しているが、第４
図に示すごとく、天面扉６を上方に開けようとす
る時は支持レバー１の支点孔３を軸として前面ガ
ラス２が自重により下方内側に収納され、支持レ
バー１が回動して支持レバー１の後端が天面扉６
の内面に当接しているが、天面扉６を上方に開く
時は支持レバー１の当接が離れ、前面操作型のプ
レーヤ８は前面ガラス２に邪魔されることがなく
操作しやすい。天面扉６を閉じる動作に伴ない、
支持レバー１の後端が天面扉６の内面に当接し、
前面ガラス２収納部から引上げ第３図の状態にな
る。

本考案は以上に述べた如く、天面扉６を閉じた
時の外観がすつきりすると共に、天面扉６を開い
て前面操作型のプレーヤ８を操作する時は操作し
やすい両方の利点をもつた考案で、実用上極めて
有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来のラツク構成図、第３
図、第４図は本考案のラツク構成図、第５図は前
面ガラス取付け部分拡大図。 １は支持レバー、２は前面ガラス、３は支点
孔、４は側板、５は回動軸、６は天面扉、１０は
後板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. プレヤー部前面ガラス２の左右上端後方に直角
   方向に支持レバー１を取付け、支持レバー１の中
   間部に設けた支点孔３を、側板４，４に取付けた
   回動軸５，５に嵌入し、後縁をラツク後板１０に
   枢着した天面扉６の内面に、前記支持レバー１の
   後端を当接せる前面ガラス開閉装置。