JPH024811Y2 - - Google Patents

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JPH024811Y2
JPH024811Y2 JP16544682U JP16544682U JPH024811Y2 JP H024811 Y2 JPH024811 Y2 JP H024811Y2 JP 16544682 U JP16544682 U JP 16544682U JP 16544682 U JP16544682 U JP 16544682U JP H024811 Y2 JPH024811 Y2 JP H024811Y2
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JP
Japan
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door
guide rail
sliding member
sliding
arms
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JP16544682U
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JPS5967464U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両用スライドドアのスライドチエ
ツク機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、リンクアーム式のドア振出し機構を有す
る車両のスライドドアでは、ドアの2方向の作
動、すなわちドアの振出し又は引込みと、ドアの
車体に対する平行移動とが同時に起らないよう
に、例えば実公昭46−9684号公報や特開昭54−
22619号公報が示すように種々の機構が開示され
ている。
[考案の目的] 然し、従来の機構は一般に構造が複雑で部品点
数が多く、実用化の容易なものは少ない。
この考案は部品点数が少なく構造が簡単であ
り、組付工数が少なくかつ作動が確実なスライド
ドアのスライドチエツク機構の提供を目的とす
る。
[考案の構成] 上述した目的を達成するために本考案は、ドア
内面に固着された水平のガイドレールと、該ガイ
ドレールに相対移動可能に取付けられた滑動部材
と、夫々一端が前記滑動部材に垂直軸により枢着
されかつ他端が車体側に設けたアームブラケツト
に同じく垂直軸により枢着されて前記滑動部材お
よびアームブラケツトとで平行リンク機構を構成
する2本のアームとを包含し、ドアを閉じたとき
ドアの外面が車体外面とほぼ同一面とされ、ドア
を開くとき前記両アームによりドアが車体外方に
振出された後、ガイドレールと滑動部材の相対移
動によりドアが車体の前後方向に滑動案内される
車両用スライドドアにおいて、前記2本のアーム
のいずれか一方のアームの滑動部材側枢着端に扇
型のチエツクプレートを前記ガイドレールと平行
に取付け、該チエツクプレートと前記ガイドレー
ル間において、前記滑動部材に、ドアが閉じた位
置から外方振出し位置間にあるときガイドレール
の閉鎖側移動端に設けたピン孔に嵌入してガイド
レールと滑動部材の相対移動を阻止し、かつドア
が外方振出し位置にあるとき前記ピン孔から離脱
すると同時にチエツクプレートに形成した溝に嵌
入して前記両アームを振出し位置に保持するとと
もに、ガイドレールと滑動部材の相対移動を許容
するピンを配設してなる車両用スライドドアのス
ライドチエツク機構とされる。
[実施例] 以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。第1図はスライドドア1を有する車両の
右側面図を示し、第2図はスライドドア1の振出
し及びスライド(前後方向の移動)動作を示すス
ライドドア1の平面図でBは振出し量、Dはスラ
イド量を示す。第3図はスライドドア1の振出し
状態を示す斜視図で、同第3図中Aで示す部分が
この考案の主要部に関し、第4図乃至第11図に
その詳細を示す。第3図において、車体2にはア
ームブラケツト3が図示しないボルトにより取り
つけられている。アームブラケツト3には図示し
ない2本の垂直方向のアームシヤフトが設けら
れ、このアームシヤフトに等長の2本のアーム
4,5の一端が回動可能に取りつけられている。
アーム4,5の他端は滑動部材6に垂設された2
本のアームシヤフト7,8にそれぞれ回動可能に
取りつけられている。この際アーム4,5は平行
関係を保つてアームブラケツト3及び滑動部材6
に取りつけられている。すなわちアームブラケツ
ト3、アーム4,5及び滑動部材6は平行リンク
機構9を構成する(第2図、第3図参照)。従つ
てアーム4,5がアームブラケツト3に対しスイ
ングすると滑動部材6は平行運動することにな
る。
スライドドア1の内面にはガイドレール10が
ドアの前後方向にわたつて水平に固着され、第6
図に示すように、その上、下部レール部材10
a,10aに設けたガイド溝11,11には滑動
部材6に取りつけた上、下各2個の車輪12がガ
イド溝11,11を上、下側から挟みつけて転動
可能に嵌り込んでいる。すなわちスライドドア1
はガイドレール10を介して滑動部材6に支持さ
れ、車両の前後方向に移動可能となつている。な
お、滑動部材6はガイドレール10の下部レール
部材10aに対面する水平フランジ部6aを有し
ている。
一方、アーム5の滑動部材6側のボス部5a
(第7図、第8図参照)の上端には扇形のチエツ
クプレート13がガイドレール10の下部レール
部材10aと平行に取りつけられ、このチエツク
プレート13は滑動部材6の水平フランジ部6a
の下側に位置し(第4図、第6図参照)、その一
隅に第11図に示す底面が楔状に傾斜した溝(以
下、楔状溝という)14が設けられている。
一方、滑動部材6の水平フランジ部6aには楔
状溝14に嵌入可能のピン15がその軸方向に移
動可能に支持され、又ガイドレール10の閉鎖側
移動端下面にもピン15が嵌入可能の有底のピン
孔16が設けられている。楔状溝14、ピン孔1
6及びピン15の位置関係はスライドドア1が閉
鎖の位置にある時は(第4図、第6図参照)ピン
15の下端はチエツクプレート13の上面に接触
しており、ピン15の上端部はガイドレール10
のピン孔16に嵌入している。この状態はスライ
ドドア1の外面が車体2外面とほぼ同一面の閉鎖
の位置から外方に振り出されて第2図に示す所定
の振出し量B(これに対応するアーム4,5の回
動角はαである)に達するまで保持される。そし
てスライドドア1が振出し量Bまで振り出される
と、すなわちアーム4,5が角α回動するとピン
15の直下にチエツクプレート13の楔状溝14
が位置するようになり、ピン15は滑動部材6の
水平フランジ部6aに取り付けた板ばね17の弾
力により降下し、その上端はレール10のピン孔
16から完全に脱出し、その下端部はチエツクプ
レート13の楔状溝14に嵌入する(第11図の
ピン15参照)。従つてアーム4,5は回動角α
の状態(スライドドア1は振出し量Bの状態)に
保持される。なお、ピン15にはリング溝15a
が設けられ、これに板ばね17のフオーク部17
aが係合している。
上記の構成によりスライドドア1の閉鎖状態及
び振出し運動中ではピン15はその上端がガイド
レール10のピン孔16に嵌入し、かつ下端がチ
エツクプレート13の上面に接触して軸方向移動
を規制されているので、ガイドレール10従つて
スライドドア1は滑動部材6に対し移動すること
はできない。又スライドドア1が所定の振出し量
Bまで振出されるとピン15の直下にチエツクプ
レート13の楔状溝14が位置し、ピン15は板
ばね17の作用でその上端がガイドレール10の
ピン孔16から脱け出し、下端部が楔状溝14に
嵌入するのでアーム4,5は回転不能となると同
時にスライドドア1は滑動部材6に対して移動可
能になる。ここでスライドドア1を後方に押せば
第2図に示すDの距離だけ移動して全開の状態と
なる。距離Dは図示しないストツパで規制され
る。なお、スライドドア1が距離Dを移動する
間、ピン15はガイドレール10の下面によつて
軸方向移動を規制されており、ピン15がチエツ
クプレート13の楔状溝14から脱け出る恐れは
ない。したがつて、アーム4,5は回動角αの状
態に確実に保持される。
全開のスライドドア1を閉鎖するにはスライド
ドア1を距離Dだけ前方に押しやる(前方への距
離Dの移動も図示しないストツパで規制されてい
る)と、移動端においてピン15の直上にガイド
レール10のピン孔16が位置するようになる。
したがつて、この状態でスライドドア1を車体2
側に押すとアーム4,5が回動し、ピン15の下
端はチエツクプレート13の楔状溝14の斜面1
4aに沿つて上方に移動し楔状溝14から脱け出
てチエツクプレート13の上面13aにのつか
る。同時にピン15の上端部はレール10のピン
孔16に嵌入する。その後、アーム4,5は回動
自在となり、スライドドア1は滑動部材6に対し
移動不可能の状態で車体2側に引込まれる。な
お、ピン15が嵌入する溝14は本実施例のごと
き楔状の斜面を必ずしも必要とするものではな
く、嵌入するピン15の形状に対して確実に作動
出来る凹面状であれば良い。
[考案の作用及び効果] この考案は上述のように、ドアに固着されたガ
イドレールと、これに対し相対移動可能な滑動部
材と、夫々一端が前記滑動部材に枢着されかつ他
端が車体側のアームブラケツトに枢着され、前記
滑動部材およびアームブラケツトとで平行リンク
機構を構成する2本のアームが取付けられ、ドア
を振出し、引込み、及び前後方向へのスライドを
させてドア開閉する車両用スライドドアにおい
て、前記2本のアームのいずれか一方のアームの
滑動部材側枢着端に扇形のチエツクプレートを前
記ガイドレールと平行に取付け、該チエツクプレ
ートと前記ガイドレール間において、前記滑動部
材に、ドアが閉じた位置から外方振出し位置間に
あるときガイドレールの閉鎖側移動端に設けたピ
ン孔に嵌入してガイドレールと滑動部材の相対移
動を阻止し、かつドアが外方振出し位置にあると
き前記ピン孔から離脱すると同時にチエツクプレ
ートに形成した溝に嵌入して前記両アームを振出
し位置に保持するとともに、ガイドレールと滑動
部材の相対移動を許容するピンを配設してなるス
ライドチエツク機構としたので、簡単な構成にも
かかわらずスライドドアの閉鎖位置から同ドアの
振出し及び振出し位置からドアの開放までの作動
及びこの逆の作動が確実、円滑に行われる。又構
成が簡単であるので製作工数及び組付工数も少な
くなつてコストダウンにも寄与する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図はスライドドアを主体とした車両の右側面図、
第2図はスライドドアの作動状態を示す平面図、
第3図はスライドドアの振出し状態を示す斜視
図、第4図は第3図A部の正面図、第5図は第4
図の−線における平断面図、第6図は第4図
の−線における側断面図、第7図はアームの
平面図、第8図はアームの正面図、第9図はピン
の正面図、第10図はばね板の平面図、第11図
はピンの位置を示す正断面図である。 1……スライドドア、2……車体、3……アー
ムブラケツト、4,5……アーム、10……ガイ
ドレール、13……チエツクプレート、14……
溝、15……ピン、16……ピン孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア内面に固着された水平のガイドレールと、
    該ガイドレールに相対移動可能に取付けられた滑
    動部材と、夫々一端が前記滑動部材に垂直軸によ
    り枢着されかつ他端が車体側に設けたアームブラ
    ケツトに同じく垂直軸により枢着されて前記滑動
    部材およびアームブラケツトとで平行リンク機構
    を構成する2本のアームとを包含し、ドアを閉じ
    たときドアの外面が車体外面とほぼ同一面とさ
    れ、ドアを開くとき前記両アームによりドアが車
    体外方に振出された後、ガイドレールと滑動部材
    の相対移動によりドアが車体の前後方向に滑動案
    内される車両用スライドドアにおいて、前記2本
    のアームのいずれか一方のアームの滑動部材側枢
    着端に扇形のチエツクプレートを前記ガイドレー
    ルと平行に取付け、該チエツクプレートと前記ガ
    イドレール間において、前記滑動部材に、ドアが
    閉じた位置から外方振出し位置間にあるときガイ
    ドレールの閉鎖側移動端に設けたピン孔に嵌入し
    てガイドレールと滑動部材の相対移動を阻止し、
    かつドアが外方振出し位置にあるとき前記ピン孔
    から離脱すると同時にチエツクプレートに形成し
    た溝に嵌入して前記両アームを振出し位置に保持
    するとともに、ガイドレールと滑動部材の相対移
    動を許容するピンを配設してなることを特徴とす
    る車両用スライドドアのスライドチエツク機構。
JP16544682U 1982-10-29 1982-10-29 車両用スライドドアのスライドチエツク機構 Granted JPS5967464U (ja)

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JP16544682U JPS5967464U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 車両用スライドドアのスライドチエツク機構

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Publication Number Publication Date
JPS5967464U JPS5967464U (ja) 1984-05-07
JPH024811Y2 true JPH024811Y2 (ja) 1990-02-06

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JP16544682U Granted JPS5967464U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 車両用スライドドアのスライドチエツク機構

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