JP2895416B2 - 上開き扉の開閉装置 - Google Patents

上開き扉の開閉装置

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JP2895416B2
JP2895416B2 JP11374795A JP11374795A JP2895416B2 JP 2895416 B2 JP2895416 B2 JP 2895416B2 JP 11374795 A JP11374795 A JP 11374795A JP 11374795 A JP11374795 A JP 11374795A JP 2895416 B2 JP2895416 B2 JP 2895416B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボックスの前面開口
部を閉じた扉を上方へ回動させて水平にし、その後ボッ
クスの奥側へ移動させて収納するようにした上開き扉の
開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の開閉装置は、前面が開口
したボックスの両側壁内面の上端部に設けられた前後方
向に延びる一対のガイドレールと、各ガイドレールにそ
れぞれ移動自在に設けられ、扉の上端部を回動自在に支
持するブラケットとを備えており、ボックスの前面開口
部を閉じた扉を水平になるまで上方へ回動させ、その後
ボックスの奥側へ移動させることによってボックスの前
面開口部を開くようになっている。逆に、ボックス内に
収容された扉を手前に引き出して下方へ回動させること
により、ボックスの前面開口部を閉じるようになってい
る。
【0003】ところで、扉を閉回動させる場合、扉が急
速に下方へ回動すると非常に危険である。そこで、従来
の開閉装置においては、ブラケットと扉との間に扉の下
方への急速回動に抵抗する緩衝手段を設けている。例え
ば、実公昭58ー49674号公報に記載のものにおい
ては、ブラケットと扉との回動軸の回りにコイルばねを
配置し、このコイルばねによって扉の下方への急速回動
を阻止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の従来
の開閉装置においては、コイルばねが回動軸の回りに配
置されているので、扉に対する回転モーメントとして小
さな回転モーメントしか得られない。このため、扉の重
量が比較的大きい場合には、対応することができないと
いう問題があった。
【0005】勿論、線径の大きいコイルばねを用いれ
ば、比較的大重量の扉にも対応することができるが、線
径を大きくすると、それに応じてコイルばねの直径が大
きくなる。コイルばねの直径が大きくなると、コイルば
ねと扉との干渉を避けるために、ブラケットと扉との回
動軸を扉からボックスの奥側へ大きく離して配置する必
要がある。ところが、そのように配置すると、扉が回動
するときにボックスの天壁に干渉してしまう。このよう
な干渉は、天壁に凹部を形成したり、扉と天壁との間に
大きな隙間を形成することによって回避することができ
るが、そのようにすると見栄えが悪化するという問題が
ある。
【0006】そこで、この出願の発明者は、例えばリン
ク機構を有する緩衝手段を用い、この緩衝手段の一端部
と他端部とを、扉とブラケットとの回動軸から下方へ離
れた箇所にそれぞれ連結することを考えた。このように
すれば、扉に対して大きな回転抵抗力が得られるからで
ある。ところが、そのようにすると、ブラケットの下端
部に扉の大きな重量が作用するためブラケットが変形
し、この結果扉の前後方向への移動に対する円滑さが徐
々に失われという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記諸事情
を考慮してなされたもので、請求項1に係る発明は、前
面部が開口したボックスの両側壁内面の上端部に配置さ
れた前後方向に延びる一対のガイドレールと、各ガイド
レールにそれぞれ移動自在に支持され、上記ボックスの
前面開口部を閉じる扉の上端部を回動自在に支持する一
対のブラケットと、このブラケットと上記扉とに一端部
と他端部とがそれぞれ連結され、扉の下方への急速回動
に抵抗する緩衝手段とを備えた上開き扉の開閉装置にお
いて、上記緩衝手段の上記ブラケットおよび上記扉との
連結箇所を、ブラケットと扉との回動連結部から下方に
離して配置し、上記緩衝手段の連結箇所を間に挟んだ上
記ブラケットの下端部の前後両側部に上記ボックスの側
壁内面に転がり接触する転動体を回転自在に設けたこと
を特徴としている。この場合、上記ブラケットを上記ボ
ックスの側壁内面に沿う縦平板部を有するものとし、こ
の縦平板部の下端部の前後両側部に上記転動体を設ける
ようにするのが望ましい。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明において、扉の重量によっ
てブラケットが変形しようとするとき、ボックスの側壁
内面に接触する転動体がこれを阻止する。また、転動体
は側壁内面に転がり接触するので、転動体の接触によっ
て扉の前後方向への移動が阻害されることもない。請求
項2に係る発明においては、ブラケットの縦平板部が側
壁内面に沿っているので、ボックス内部の収納空間を有
効に利用することができる。しかも、縦平板部は、平板
状であるが故に変形し易いが、その変形を転動体が阻止
する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1〜図
3を参照して説明する。図1〜図3において符号1は、
前面が開口した直方体状をなすボックスであり、符号2
はボックス1の前面開口部を開閉する扉である。そし
て、ボックス1と扉2との間に扉2の開閉装置3が設け
られている。この場合、開閉装置3は、左右両側に対を
なして設けれてが、左右の対は左右対称である点を除き
同一に構成されている。そこで、ここでは一方の側の開
閉装置3についてのみ説明することとする。
【0010】上記ボックス1の側壁1aの内面上端部に
は、ボックス1の前後方向に延びるガイドレール31が
設けられている。このガイドレール31には、ブラケッ
ト32がガイドレール31に沿って移動自在に支持され
ている。ブラケット32は、ボックス1の側壁1aに沿
う縦平板部32aと、この縦平板部32aの上端部から
ボックス1の天壁1bに沿って側壁1aから離れるよう
に延びる横平板部32bとからなるものであり、縦平板
部32aの外側を向く面の中央やや上側にはリテーナ3
3が固定されている。このリテーナ33は、ガイドレー
ル31に鋼球等のボール34を介して移動自在に支持さ
れており、これによってブラケット32がガイドレール
31に移動自在に支持されている。
【0011】上記扉2とブラケット3との間には、スラ
イド蝶番35が設けられている。このスライド蝶番35
は、周知のものと同様に構成されており、本体部35a
と、この本体部35aにアーム35bを介して回動自在
に、しかも回動中心が回動角度に応じて変化するように
連結されたカップ部35cとを備えている。そして、本
体部35aがブラケット32の横平板部32bの下面に
固定され、カップ部35cが扉2の上端部内面に固定さ
れている。このスライド蝶番35により、扉2がブラケ
ット32に回動自在に、しかも扉2の上端部が天壁1b
に緩衝しないように回動自在に連結されている。
【0012】上記扉2とブラケット32との間には、リ
ンク機構を有するダンパ(緩衝手段)36が設けられて
いる。このダンパ36は、周知のものと同様に構成され
ているのでその説明は省略するが、扉2の急速な回動に
抵抗して低速で回動させるように構成されている。この
場合、ダンパ36は、扉2の下方の回動に対してのみ抵
抗するようなものであってもよく、あるいは上下両方向
への回動に対して抵抗するようなものであってもよい。
また、ダンパ36は、扉2の急速回動に対して効率的に
抵抗することができるよう、その一端部と他端部とが、
扉2とブラケット32との回動連結箇所から下方へ離れ
た箇所にそれぞれ固定されている。
【0013】また、ブラケット32の縦平板部32aの
下端部には、その前後両側部には、上下方向に延びる軸
線を中心として回転する転動体37,37が設けられて
いる。転動体37としては、この実施例のように円柱状
をなすコロを用いるのが望ましいが、球を用いてもよ
い。この転動体37は、ブラケット32の前後方向への
移動に伴って側壁1aに転がり接触するようになってい
る。なお、符号38は案内ロールであり、扉2をボック
ス1の奥側へ移動させる際に、扉2に転がり接触してこ
れを支持するものである。
【0014】上記構成の開閉装置3においては、扉2が
下方へ回動するとき、ブラケット32がダンパ36を介
して伝達される扉2の重量によって変形力を受ける。例
えば、ブラケット32の前後の側部が内外方向へ向かう
ような捩り変形力を受ける。また、ブラケット32の外
側の面にガイドレール31が連結される一方、内側の面
にダンパ36が連結されており、ガイドレール31とダ
ンパ36とが、ボックス1の内外方向(図3において左
右方向)に離れている。このため、ブラケット32の下
端部には、そこを外側へ向かって押すような力が作用す
る。しかるに、これらの力は、転動体37を介してボッ
クス1の側壁1aによって支持される。したがって、ブ
ラケット32の変形を防止することができる。よって、
扉2を長期にわたって円滑に前後方向へ移動させること
ができる。
【0015】また、扉2をボックス1の奥側へ移動させ
る場合において、扉2の左右いずれか一方の側部だけを
押すと、扉2が傾斜して円滑に移動させることが困難に
なることがあるが、この開閉装置3においては、転動体
37によって扉2の傾斜が防止されるとともに、転動体
37によってブラケット32が前後方向に案内される。
したがって、扉2をボックス1の奥側へ円滑に移動させ
ることができる。
【0016】さらに、転動体37によってブラケット3
2が変形するのを防止することができるので、ブラケッ
ト32として薄い板材を用いることができ、縦平板部3
2aが用いられいる。そして、この縦平板部32aを側
壁1aに沿って配置することにより、ボックス1の内部
空間を有効に利用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、扉の下方への回動に対して効率的に抵抗す
ることができ、しかもブラケットの変形を防止して扉の
前後方向への移動を長期にわたって良好なものとするこ
とができる、しかもブラケットの前後方向への移動を転
動体が案内するので、扉の前後方向への移動をより一層
円滑にすることができるという効果が得られる。また、
請求項2に係る発明によれば、ボックスの内部空間を有
効に利用することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を、扉を閉じた状態で示す
側面図である。
【図2】同実施例を、扉を閉じた状態で示す側面図であ
る。
【図3】図2のX矢視図である。
【符号の説明】
1 ボックス 1a 側壁 2 扉 3 開閉装置 31 ガイドレール 32 ブラケット 35 スライド蝶番 36 ダンパ(緩衝手段) 37 転動体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面部が開口したボックスの両側壁内面
    の上端部に配置された前後方向に延びる一対のガイドレ
    ールと、各ガイドレールにそれぞれ移動自在に支持さ
    れ、上記ボックスの前面開口部を閉じる扉の上端部を回
    動自在に支持する一対のブラケットと、このブラケット
    と上記扉とに一端部と他端部とがそれぞれ連結され、扉
    の下方への急速回動に抵抗する緩衝手段とを備えた上開
    き扉の開閉装置において、上記緩衝手段の上記ブラケッ
    トおよび上記扉との連結箇所を、ブラケットと扉との回
    動連結部から下方に離して配置し、上記緩衝手段の連結
    箇所を間に挟んだ上記ブラケットの下端部の前後両側部
    に、上記ボックスの側壁内面に転がり接触する転動体を
    回転自在に設けたことを特徴とする上開き扉の開閉装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ブラケットが上記ボックスの側壁内
    面に沿う縦平板部を有しており、この縦平板部の下端部
    の前後両側部に上記転動体が設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の上開き扉の開閉装置。
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