JPH0452399Y2 - - Google Patents
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- JPH0452399Y2 JPH0452399Y2 JP2331685U JP2331685U JPH0452399Y2 JP H0452399 Y2 JPH0452399 Y2 JP H0452399Y2 JP 2331685 U JP2331685 U JP 2331685U JP 2331685 U JP2331685 U JP 2331685U JP H0452399 Y2 JPH0452399 Y2 JP H0452399Y2
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- swinging
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 11
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 10
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、火災時等において発生した煙の拡散
を防止するためシート体が天井から降下して天井
を所定区画に仕切るようにした防煙スクリーンの
ガイド構造に関するものである。
を防止するためシート体が天井から降下して天井
を所定区画に仕切るようにした防煙スクリーンの
ガイド構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点]
今日、所定の天井面積を有するビル等の建造物
には、火災等の非常時に発生する煙が天井を這い
ながら拡散するのを防止するため、何らかの防煙
手段を講じなければならないことが建築基準法の
うえからも定められている。この様な防煙手段の
なかには、煙感知器等の感知器からの指令に応動
して自動的にシート体を天井から降下せしめて、
天井を所定面積の防煙区画に仕切るようにしたも
のが知られている。しかるにこの様なものにおい
ては、シート体のガイドをする揺動アームも常時
は天井内に収容されていて、煙感知に伴うシート
体の下降と共に垂下する様にすることが望まれ、
そこで、本考案の出願人は、実公昭57−57709号
公報に示す如き技術を開発し既に幾多の実施実績
がある。しかるにこのものにおいて、揺動アーム
は、揺動アームに設けた走行体が、下降する座板
に支承されながら転動することでシート体の下降
に連動して揺動するようになつているので、座板
の下降速度に対する揺動アームの収納姿勢から垂
下姿勢への回動速度が速くなり、特に垂下姿勢に
近くなると座板による支承作用を殆ど受けず、こ
の結果、揺動アームは勢いよく建物の壁や隣側防
煙スクリーンの揺動アームに衝接し、このため揺
動アームは反力を受けて内側に偏位して傾斜状態
になつてしまうことがあり、この場合、ここから
煙が漏洩することとなつて、防煙性能を充分発揮
できないことがあり問題になつていた。
には、火災等の非常時に発生する煙が天井を這い
ながら拡散するのを防止するため、何らかの防煙
手段を講じなければならないことが建築基準法の
うえからも定められている。この様な防煙手段の
なかには、煙感知器等の感知器からの指令に応動
して自動的にシート体を天井から降下せしめて、
天井を所定面積の防煙区画に仕切るようにしたも
のが知られている。しかるにこの様なものにおい
ては、シート体のガイドをする揺動アームも常時
は天井内に収容されていて、煙感知に伴うシート
体の下降と共に垂下する様にすることが望まれ、
そこで、本考案の出願人は、実公昭57−57709号
公報に示す如き技術を開発し既に幾多の実施実績
がある。しかるにこのものにおいて、揺動アーム
は、揺動アームに設けた走行体が、下降する座板
に支承されながら転動することでシート体の下降
に連動して揺動するようになつているので、座板
の下降速度に対する揺動アームの収納姿勢から垂
下姿勢への回動速度が速くなり、特に垂下姿勢に
近くなると座板による支承作用を殆ど受けず、こ
の結果、揺動アームは勢いよく建物の壁や隣側防
煙スクリーンの揺動アームに衝接し、このため揺
動アームは反力を受けて内側に偏位して傾斜状態
になつてしまうことがあり、この場合、ここから
煙が漏洩することとなつて、防煙性能を充分発揮
できないことがあり問題になつていた。
[問題を解決する手段]
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点
を一掃することができる防煙スクリーンの揺動ア
ーム構造を提供することを目的として創案された
ものであつて、一端部が天井側に揺動自在に枢支
せしめられた揺動アームに、シート体下端に設け
た座板に水平方向転動自在に支承された上側走行
体と、基端部が揺動アームに揺動自在に枢支さ
れ、かつ前記上側走行体よりも揺動アームの揺動
先端側に位置する作動腕と、該作動腕の揺動を揺
動アームに対して略垂直状となる規制姿勢で規制
するストツパと、作動腕の先端部に取付けられ、
かつ前記上側走行体よりも下方位置でかつ座板長
手方向内側において座板に水平方向転動自在に支
承された下側走行体とを設けて、揺動アームを、
座板の下降に連繋して上側走行体、下側走行体に
よる支承作動を順次受けながら天井に収納された
収納姿勢から略垂直状に垂下した垂下姿勢に変姿
するように構成したことを特徴とするものであ
る。
を一掃することができる防煙スクリーンの揺動ア
ーム構造を提供することを目的として創案された
ものであつて、一端部が天井側に揺動自在に枢支
せしめられた揺動アームに、シート体下端に設け
た座板に水平方向転動自在に支承された上側走行
体と、基端部が揺動アームに揺動自在に枢支さ
れ、かつ前記上側走行体よりも揺動アームの揺動
先端側に位置する作動腕と、該作動腕の揺動を揺
動アームに対して略垂直状となる規制姿勢で規制
するストツパと、作動腕の先端部に取付けられ、
かつ前記上側走行体よりも下方位置でかつ座板長
手方向内側において座板に水平方向転動自在に支
承された下側走行体とを設けて、揺動アームを、
座板の下降に連繋して上側走行体、下側走行体に
よる支承作動を順次受けながら天井に収納された
収納姿勢から略垂直状に垂下した垂下姿勢に変姿
するように構成したことを特徴とするものであ
る。
そして本考案は、この構成によつて、シート体
の下降に連動して揺動アームが下動するようにし
たものでありながら、揺動アームが傾斜状になつ
たりすることなく、常に正確に垂下姿勢に変姿で
きるようにしたものである。
の下降に連動して揺動アームが下動するようにし
たものでありながら、揺動アームが傾斜状になつ
たりすることなく、常に正確に垂下姿勢に変姿で
きるようにしたものである。
[実施例]
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は天井2に内装されたケ
ース体であつて、該ケース体1には巻取軸3が軸
承されている。この巻取軸3にはシート体4が巻
装せしめられている。そして、図示しない煙感知
器の感知に応動してブレーキ制動が解除される
と、巻取軸3は、シート体4の下端縁に設けた座
板5の自重によつて自動的に回動し、シート体4
を下降せしめるようになつている。
する。図面において、1は天井2に内装されたケ
ース体であつて、該ケース体1には巻取軸3が軸
承されている。この巻取軸3にはシート体4が巻
装せしめられている。そして、図示しない煙感知
器の感知に応動してブレーキ制動が解除される
と、巻取軸3は、シート体4の下端縁に設けた座
板5の自重によつて自動的に回動し、シート体4
を下降せしめるようになつている。
一方、6は揺動アームであつて、該揺動アーム
6はケース体4の左右両端部に枢軸7を介して揺
動自在に枢支せしめられていて、後述するよう
に、天井2内に水平状に収納される収納姿勢と天
井2から略垂直状に垂下する垂下姿勢とに揺動変
姿できるようになつている。揺動アーム6は、垂
下姿勢での平面視において、内側辺(収納姿勢で
は上辺となる)を、シート体4が挿通すれば足る
ようシート体4側に一体的に折曲形成せしめて対
向縁がシート体4の幅狭なガイド6aを形成する
シール片6bとし、かつ外側辺は、座板5が嵌入
できるよう開口状に形成されている。そして、後
述するように、シート体4がケース体1内に収納
される状態で、座板5の揺動アーム6への下側か
らの嵌入が、シール辺6bによつて邪魔されるこ
となく許容せしめられるようになつている。また
揺動アーム6の開口端縁には鍔部6cが一体形成
されている。さらにシール片6bの下端部には、
座板5が貫挿可能な幅広な切欠6dが形成されて
いる。ここで、8はガイド6aに設けたスポンジ
質弾性体からなるシール材であつて、シート体4
とガイド6aとの間隙を、シート体4の摺動を許
容する状態でシールするものである。
6はケース体4の左右両端部に枢軸7を介して揺
動自在に枢支せしめられていて、後述するよう
に、天井2内に水平状に収納される収納姿勢と天
井2から略垂直状に垂下する垂下姿勢とに揺動変
姿できるようになつている。揺動アーム6は、垂
下姿勢での平面視において、内側辺(収納姿勢で
は上辺となる)を、シート体4が挿通すれば足る
ようシート体4側に一体的に折曲形成せしめて対
向縁がシート体4の幅狭なガイド6aを形成する
シール片6bとし、かつ外側辺は、座板5が嵌入
できるよう開口状に形成されている。そして、後
述するように、シート体4がケース体1内に収納
される状態で、座板5の揺動アーム6への下側か
らの嵌入が、シール辺6bによつて邪魔されるこ
となく許容せしめられるようになつている。また
揺動アーム6の開口端縁には鍔部6cが一体形成
されている。さらにシール片6bの下端部には、
座板5が貫挿可能な幅広な切欠6dが形成されて
いる。ここで、8はガイド6aに設けたスポンジ
質弾性体からなるシール材であつて、シート体4
とガイド6aとの間隙を、シート体4の摺動を許
容する状態でシールするものである。
9は揺動アーム6における切欠6dの上部位置
内側に設けた上側走行体であつて、該上側走行体
9の取付け位置よりも枢軸7側(上側)に前記シ
ール片6bが設けられることとなるが、おの上側
走行体9は、座板5の上面に対向するようになつ
ている。一方、揺動アーム6の前記上側走行体9
取付け位置よりも揺動先端側(下側)には、作動
腕10の基端部が支軸10aを介して上下揺動自
在に枢支されているが、該作動腕10の先端部に
は、座板5の両側面に形成したガイド溝5aを転
動する下側走行体11がそれぞれ軸承せしめられ
ており、これによつて下側走行体11は、上側走
行体9よりも下方位置でかつ座板長手方向内側に
位置するようになつている。そして揺動アーム6
は、シート体4のケース体1内への収納時におい
ては、上側走行体9が座板5の上面に上側から接
当していることで座板5に支承されて、前述した
ように座板5を揺動アーム6に内嵌せしめる状態
で天井2に収納される前記収納姿勢になつてい
る。この状態からシート体4が下降すると、上側
走行体9は座板5の上面を座板長手方向端側に向
けて転動し、これによつて揺動アーム6は、下降
する座板5による支承作用を受けながら順次下動
することとなる。このときの下側走行体11がガ
イド溝5aを転動することによつて、作動腕10
は支軸10a回りに回動する。そして、座板の下
降途中において、作動腕10が揺動アーム6に対
して略直角になるまで回動してストツパ12によ
つてこれ以上の回動が規制された時点で、今度は
揺動アーム6は、下側走行体11を介した座板5
支承作用を受けながら下動、しシート体4が最下
端まで下降したとき、揺動アーム6は略鉛直状に
垂下した垂下姿勢となるように構成されており、
この状態では、鍔部6cは建物の壁に密接する
か、あるいは隣接のシート体4における揺動アー
ム6の鍔部6cに密接する(本実施例の場合)様
になつている。
内側に設けた上側走行体であつて、該上側走行体
9の取付け位置よりも枢軸7側(上側)に前記シ
ール片6bが設けられることとなるが、おの上側
走行体9は、座板5の上面に対向するようになつ
ている。一方、揺動アーム6の前記上側走行体9
取付け位置よりも揺動先端側(下側)には、作動
腕10の基端部が支軸10aを介して上下揺動自
在に枢支されているが、該作動腕10の先端部に
は、座板5の両側面に形成したガイド溝5aを転
動する下側走行体11がそれぞれ軸承せしめられ
ており、これによつて下側走行体11は、上側走
行体9よりも下方位置でかつ座板長手方向内側に
位置するようになつている。そして揺動アーム6
は、シート体4のケース体1内への収納時におい
ては、上側走行体9が座板5の上面に上側から接
当していることで座板5に支承されて、前述した
ように座板5を揺動アーム6に内嵌せしめる状態
で天井2に収納される前記収納姿勢になつてい
る。この状態からシート体4が下降すると、上側
走行体9は座板5の上面を座板長手方向端側に向
けて転動し、これによつて揺動アーム6は、下降
する座板5による支承作用を受けながら順次下動
することとなる。このときの下側走行体11がガ
イド溝5aを転動することによつて、作動腕10
は支軸10a回りに回動する。そして、座板の下
降途中において、作動腕10が揺動アーム6に対
して略直角になるまで回動してストツパ12によ
つてこれ以上の回動が規制された時点で、今度は
揺動アーム6は、下側走行体11を介した座板5
支承作用を受けながら下動、しシート体4が最下
端まで下降したとき、揺動アーム6は略鉛直状に
垂下した垂下姿勢となるように構成されており、
この状態では、鍔部6cは建物の壁に密接する
か、あるいは隣接のシート体4における揺動アー
ム6の鍔部6cに密接する(本実施例の場合)様
になつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、シート体4が巻取軸3に巻取られた状態で
は、前述したように揺動アーム6は、上側走行体
9が座板5の上面に接当支承せしめられることで
収納姿勢に保持されているが、火災等の非常時に
煙感知がなされると、巻取軸3のブレーキ制動が
解除され、これによつて巻取軸3は、座板5の重
さにより回動してシート体4を自動的に繰り出す
ことになるが、このとき揺動アーム6は、座板5
の下降に連動してシート体4をガイドしながら自
動的に下動し、垂下姿勢に変姿することになる。
即ち、座板5の下降により、揺動アーム6は、下
降途中までは上側走行体9の座板5上面の転動に
よつて座板5に支承される状態で下降していき、
作動腕10がストツパ12によつて回動規制され
るまで下降すると、今度は揺動アーム6は、下側
走行体11の座板5側面のガイド溝5aの転動に
よつて座板5に支承される状態で前記垂下姿勢に
下降することになる。
て、シート体4が巻取軸3に巻取られた状態で
は、前述したように揺動アーム6は、上側走行体
9が座板5の上面に接当支承せしめられることで
収納姿勢に保持されているが、火災等の非常時に
煙感知がなされると、巻取軸3のブレーキ制動が
解除され、これによつて巻取軸3は、座板5の重
さにより回動してシート体4を自動的に繰り出す
ことになるが、このとき揺動アーム6は、座板5
の下降に連動してシート体4をガイドしながら自
動的に下動し、垂下姿勢に変姿することになる。
即ち、座板5の下降により、揺動アーム6は、下
降途中までは上側走行体9の座板5上面の転動に
よつて座板5に支承される状態で下降していき、
作動腕10がストツパ12によつて回動規制され
るまで下降すると、今度は揺動アーム6は、下側
走行体11の座板5側面のガイド溝5aの転動に
よつて座板5に支承される状態で前記垂下姿勢に
下降することになる。
この様に、本考案では、シート体4の下降に伴
い、揺動アーム6は、下降途中までは上側走行体
9による転動支承作用によつて座板5の下降に合
せて下動し、途中から下側走行体11による転動
支承作用によつて座板の下降に合せて下動するこ
とによつて、収納姿勢から垂下姿勢に自動的に変
姿することとなるが、この場合、下側走行体11
が上側走行体9よりも下方でかつ座板長手方向内
側に設けられているので、揺動アーム6が垂下姿
勢になる直前の段階でも、揺動アーム6は、内側
に位置した下側走行体11による座板5からの支
承作用を受けることとなる。従つて、揺動アーム
6は、従来のものの如く勢い良く揺動して隣側の
揺動アーム6に衝接して反発してしまう様なこと
が全くなくなり、常に正確な垂下姿勢となり、も
つて、下降した揺動アーム6が傾斜状になつて煙
が漏洩してしまうようなことがなく、極めて防煙
性能が優れたものとすることができる。
い、揺動アーム6は、下降途中までは上側走行体
9による転動支承作用によつて座板5の下降に合
せて下動し、途中から下側走行体11による転動
支承作用によつて座板の下降に合せて下動するこ
とによつて、収納姿勢から垂下姿勢に自動的に変
姿することとなるが、この場合、下側走行体11
が上側走行体9よりも下方でかつ座板長手方向内
側に設けられているので、揺動アーム6が垂下姿
勢になる直前の段階でも、揺動アーム6は、内側
に位置した下側走行体11による座板5からの支
承作用を受けることとなる。従つて、揺動アーム
6は、従来のものの如く勢い良く揺動して隣側の
揺動アーム6に衝接して反発してしまう様なこと
が全くなくなり、常に正確な垂下姿勢となり、も
つて、下降した揺動アーム6が傾斜状になつて煙
が漏洩してしまうようなことがなく、極めて防煙
性能が優れたものとすることができる。
一方、何事もなく非常事態が解除された場合に
は、図示しない巻上げハンドル等によつて巻取軸
3を逆回動せしめてシート体4を巻取れば、前記
下降作動とは逆作用によつて揺動アーム6は天井
2に収納せしめられることになるが、この場合、
下側走行体11が内側に位置しているので、座板
5が上昇する場合に、揺動アーム6は、上方に平
行移動する座板5によつて収納姿勢への回動側に
向く横方向の力が加わることになり、従つて揺動
アーム6は極めてスムーズに収納姿勢側に向けて
上動することになる。
は、図示しない巻上げハンドル等によつて巻取軸
3を逆回動せしめてシート体4を巻取れば、前記
下降作動とは逆作用によつて揺動アーム6は天井
2に収納せしめられることになるが、この場合、
下側走行体11が内側に位置しているので、座板
5が上昇する場合に、揺動アーム6は、上方に平
行移動する座板5によつて収納姿勢への回動側に
向く横方向の力が加わることになり、従つて揺動
アーム6は極めてスムーズに収納姿勢側に向けて
上動することになる。
またこの場合揺動アーム6は、下降する場合と
は逆に、上昇途中からは上側走行体9による転動
支承作用を受けることになるが、下側走行体11
は、作動腕10が漸次水平方向に揺動して揺動ア
ーム6に収容される状態になるので、垂下姿勢で
内側に位置するよう下側走行体11を設けたもの
でありながら、天井2への収納時において、内側
に位置する下側走行体11が上方に大きく突出し
てしまうような不都合がなく、従つて、ケース体
1自体の高さを小さくし得て、軽量コンパクトな
ものとすることができる。
は逆に、上昇途中からは上側走行体9による転動
支承作用を受けることになるが、下側走行体11
は、作動腕10が漸次水平方向に揺動して揺動ア
ーム6に収容される状態になるので、垂下姿勢で
内側に位置するよう下側走行体11を設けたもの
でありながら、天井2への収納時において、内側
に位置する下側走行体11が上方に大きく突出し
てしまうような不都合がなく、従つて、ケース体
1自体の高さを小さくし得て、軽量コンパクトな
ものとすることができる。
さらに、本実施例ではシール片6bによつてガ
イド6aが幅狭になつているので、ここからの煙
の漏洩も防止できて、一段と優れた防煙性能を有
するものとすることができて好都合である。
イド6aが幅狭になつているので、ここからの煙
の漏洩も防止できて、一段と優れた防煙性能を有
するものとすることができて好都合である。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでな
いことは勿論であつて、要は下降途中で転動支承
作用をなす下側走行体が上側走行体よりも内側に
位置して設けられているものであればよいもので
ある。
いことは勿論であつて、要は下降途中で転動支承
作用をなす下側走行体が上側走行体よりも内側に
位置して設けられているものであればよいもので
ある。
[作用効果]
以上要するに、本考案は、叙述の如く構成され
たものであるから、揺動アームは、下降途中まで
は上側走行体による転動支承作用を受け、また作
動腕が揺動アームに対して略垂直状態となつた以
降は下側走行体による転動支承作用を受けること
によつて、座板の下降に伴い、ガイド作用を成し
ながら収納姿勢から垂下姿勢まで下動することに
なるが、その下降途中からの転動支承作用を成す
下側走行体が、上側走行体よりも座板長手方向内
側に位置するように構成されているので、揺動ア
ームは、垂下姿勢近くにまで下動したときも、下
側走行体による転動支承作用を受けることにな
り、この結果、揺動アームが必要以上に勢い良く
回動するようなことがない。従つて、垂下姿勢に
なる揺動アームが激しく壁等に衝接して傾斜状に
なつてしまうことなく、常に正確な垂下姿勢に変
姿することになり、もつて極めて優れた防煙性能
を具備することができる。しかも、座板を上昇せ
しめた場合、揺動アームは、座板長手方向内方に
位置する下側走行体によつて横方向の分力を受け
て、極めてスムーズに収納姿勢側に向けて回動す
ることになるという優れた作用効果も合せ奏する
ものである。
たものであるから、揺動アームは、下降途中まで
は上側走行体による転動支承作用を受け、また作
動腕が揺動アームに対して略垂直状態となつた以
降は下側走行体による転動支承作用を受けること
によつて、座板の下降に伴い、ガイド作用を成し
ながら収納姿勢から垂下姿勢まで下動することに
なるが、その下降途中からの転動支承作用を成す
下側走行体が、上側走行体よりも座板長手方向内
側に位置するように構成されているので、揺動ア
ームは、垂下姿勢近くにまで下動したときも、下
側走行体による転動支承作用を受けることにな
り、この結果、揺動アームが必要以上に勢い良く
回動するようなことがない。従つて、垂下姿勢に
なる揺動アームが激しく壁等に衝接して傾斜状に
なつてしまうことなく、常に正確な垂下姿勢に変
姿することになり、もつて極めて優れた防煙性能
を具備することができる。しかも、座板を上昇せ
しめた場合、揺動アームは、座板長手方向内方に
位置する下側走行体によつて横方向の分力を受け
て、極めてスムーズに収納姿勢側に向けて回動す
ることになるという優れた作用効果も合せ奏する
ものである。
図面は、本考案に係る防煙スクリーンの揺動ア
ーム構造の一実施例を示したものであつて、第1
図は防煙スクリーンの変姿状態を示す作用説明
図、第2図は下降状態を示す縦断側面図、第3図
は同上要部の底面図、第4図は垂下姿勢を示す要
部斜視図、第5図は下動途中を示す要部斜視図、
第6図は要部断面図である。 図中、1はケース体、2は天井、3は巻取軸、
4はシート体、5は座板、6は揺動アーム、6a
はガイド、6bはシール片、7は枢軸、8はシー
ル材、9は上側走行体、10は作動腕、11は下
側走行体、12はストツパである。
ーム構造の一実施例を示したものであつて、第1
図は防煙スクリーンの変姿状態を示す作用説明
図、第2図は下降状態を示す縦断側面図、第3図
は同上要部の底面図、第4図は垂下姿勢を示す要
部斜視図、第5図は下動途中を示す要部斜視図、
第6図は要部断面図である。 図中、1はケース体、2は天井、3は巻取軸、
4はシート体、5は座板、6は揺動アーム、6a
はガイド、6bはシール片、7は枢軸、8はシー
ル材、9は上側走行体、10は作動腕、11は下
側走行体、12はストツパである。
Claims (1)
- 一端部が天井側に揺動自在に枢支せしめられた
揺動アームに、シート体下端に設けた座板に水平
方向転動自在に支承された上側走行体と、基端部
が揺動アームに揺動自在に枢支され、かつ前記上
側走行体よりも揺動アームの揺動先端側に位置す
る作動腕と、該作動腕の揺動を揺動アームに対し
て略垂直状となる規制姿勢で規制するストツパ
と、作動腕の先端部に取付けられ、かつ前記上側
走行体よりも下方位置でかつ座板長手方向内側に
おいて座板に水平方向転動自在に支承された下側
走行体とを設けて、揺動アームを、座板の下降に
連繋して上側走行体、下側走行体による支承作動
を順次受けながら天井に収納された収納姿勢から
略垂直状に垂下した垂下姿勢に変姿するように構
成したことを特徴とする防煙スクリーンにおける
ガイド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331685U JPH0452399Y2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2331685U JPH0452399Y2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140096U JPS61140096U (ja) | 1986-08-30 |
JPH0452399Y2 true JPH0452399Y2 (ja) | 1992-12-09 |
Family
ID=30516442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2331685U Expired JPH0452399Y2 (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0452399Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4623846B2 (ja) * | 2001-03-08 | 2011-02-02 | トステム鈴木シャッター株式会社 | シャッターのストッパー装置 |
JP4623845B2 (ja) * | 2001-03-08 | 2011-02-02 | トステム鈴木シャッター株式会社 | 建築用シャッター装置 |
-
1985
- 1985-02-20 JP JP2331685U patent/JPH0452399Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61140096U (ja) | 1986-08-30 |
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