JP4623846B2 - シャッターのストッパー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルディングや倉庫などの建築物の開口部を開閉する建築用シャッター装置にかかるもので、特に大間口の開口部に設置する防火シャッターにおける回動可能なガイドレールの動作を確実にするシャッターのストッパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビルや倉庫などの大部屋等には、火災等の異常事態に対処するため防火シャッターの設置が義務付けられている。現状のシャッターでは大間口に対応できないため、間口が広い場合には、開口部の所定位置にガイドレール(中柱)を設けて複数連のシャッターを並設するが、中柱としてのガイドレールを固定式にすると、平常時に通行の邪魔になる。そのため、このガイドレールを回動可能に取り付け、シャターの巻上げ上昇時には、ガイドレールを天井部に収納し、火災等の異常時に火災センサ等の信号を受け、シャッター開閉機のブレーキを開放してシャッターの自重降下にしたがってガイドレールを回動させて床面に直立させるようにした防火シャッターが提案されている(特開平10−153060号公報参照)。
【0003】
このようなシャッター装置では、火災発生時に生ずる風圧等によりシャッターカーテンがあおられガドレールががたつくことがあるので、直立状態のガイドレール上下端にストッパー機構を設けて固定することが知られている。上部ストッパー機構としては、特開平11−22346号公報に示すように、天井側に設けた案内レールとガイドレール側壁との間にリンクを渡し、リンク上端の走行ローラを案内レールに遊合し、リンクの下端をガイドレールの側面に固着すると共に、案内レール上の所定位置に走行ローラのストッパを設けて、シャッター下降にしたがってガイドレールが直立姿勢になったとき、走行ローラがストッパーに当たってそれ以上の移動を規制するようにしている。また、下部ストッパー機構は、ガイドレールの下端近くに設けたソレノイドと、ラッチピンと、床面の凹所とで構成させ、ソレノイド励磁によってラッチピンを床面の凹所に係合させてガイドレール下端をロックするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のストッパー装置においては、上部ストッパー機構としてリンクを使用しているため、その機構が複雑になり構成部品も多くなり、また、レールロックする下部スットパー機構においても、ソレノイドを使用するなど、その機構が複雑になり構成部品も多くなるのでコストが高くなるという問題があった。
本発明は上述した従来の問題点に鑑みなされたもので、動作が確実で、しかも構造が簡単でコストが安価なシャッターのストッパー装置を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、建築物の開口部における天井内の巻取軸に巻付けられたシャッターカーテンと、シャッターケースの一端に支持され、シャッターカーテンの少なくとも一側をガイドしながらシャッターカーテンの昇降に追従して上記開口部の垂直面内に回動するガイドレールと、シャッターカーテンの昇降動をガイドレールの回動に変換するため前記ガイドレール内部に傾動自在に取り付けられた補助アームと、を備えた建築用シャッター装置であって;前記ガイドレールは、天井のマグサ部内に固定されたレールブラケットに軸支され、垂直位置にて当接するレール上部ストッパ機構を有し;前記シャッターカーテン閉鎖時におけるガイドレールの下端側には、前記ガイドレールの下端を床面に固定すためレール下部ストッパー機構が設けられていることを特徴とする。
【0006】
前記レール上部ストッパー機構は、前記レールブラケットの外側に固着されたストッパーと、該ストッパーと相対するガイドレールの位置に固定されたブラケットと、該ブラケットに螺合された調整ボルトと、を有し;前記ストッパーは、前記左右一対のガイドレールの召し合わせ面と直交す鉛直面上で、かつ回転可動レールが干渉しない面に垂下され、前記調整ボルトは、前記ストッパーに対する進出量が調整可能に構成されていることを特徴とする。
【0007】
また、前記補助アームは、前記ガイドレールの下端より上方の所定位置を回動支点としてシャッターカーテン閉鎖時の座板近くに達する長さを有し、前記回動支点にはシャッターカーテンが所定高さ以上にあるとき座板上面に当接する支点ローラを設けると共に、当該アームの下端にはシャッターカーテンの上昇または降下のほぼ全期間に渡って座板上面に当接する先端ローラを備えており;前記ガイドレール内にはシャッターカーテンが所定高さに達したとき、ガイドレールに対する補助アームの傾動角度を規制するストッパーを設ける一方、前記座板の少なくとも一側縁部には、シャッタカーテンの下降端で補助アームの先端ローラを抱持してシャッターカーテン閉鎖状態を保持するローラロック機構を形成させたことを特徴とする。
【0008】
さらに、前記下部ストッパー機構は、前記ガイドレールの先端部に設けた保持筒と、保持筒内に挿合されて常時下方に突出傾向を付与されたロックピンと、前記ロックピンの上端と補助アームとの間に掛け渡したワイヤと、前記ワイヤの途中に設けたガイドバーと、前記ロックピンに対応して建築物の床面に設けた落としつぼとからなり、前記ガイドレールが直立しシャッターカーテンが閉止されたとき、前記落としつぼにロックピンが係合されるようにしたレールロック機構を備えていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシャッターのストッパー装置の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のシャッター装置の縦断側面図図2図1においてガイドレールをマグサケース内に収納した状態の断面図である。
本発明の建築用シャッター装置は、建築物の開口部における天井52内の軸受けブラケットの副軸3を経て巻取軸に巻付けられて昇降するシャッターカーテン20と、マグサケース5内に設けたレールシャフト(支軸)11に支持され、シャターカーテン20の動きに追従して開口部垂直面内に回動し、シャター上昇後にはシャッターケース内に水平状に収納されるガイドレール10と、シャッターカーテン20の動きをガイドレール10の回動に変換するための補助アーム15とを備えている。
なお、図中、5aはマグサケース蓋、5bはダンパー、5cはラッチ、6はレールブラケット、10はガイドレール(回動レール)、11はレールシャフト15はガイドレール10内に傾動自在に設けた補助アーム、21は座板、25はレールカバー、26は切り欠き、51は床面である。
【0010】
ビルディングや倉庫などの大きな開口部に、通常幅広のシャッターカーテン20と幅狭のシャッターカーテン連装させる幅広のシャッターカーテン20は、その両側部がガイドレール10、10によってガイドされるが、幅狭のシャッターカーテンは、一側がガイドレール10にガイドされ、他側が固定レール(図示省略)によってガイドされる。ただし、つの広幅のシャッターカーテン20のみ、または広幅のシャッターカーテン20を2基またはそれ以上連装してもよい。
【0011】
図3は、シャッターカーテンの閉鎖時におけるガイドレール10、10の召し合わせ部分の拡大横断面を示す。
各カイドレール10は、2本のガイドレール本体10a、10aを向かい合わせ、レールシャフト11を挿通するレール本体の上端付近をツナギ材19でつなぐ以外は、レール本体間にシャッターカーテンをガイドするスリット10bが形成されている。また、シャッターカーテン20が完全に降下して隣接する2本のガイドレール10、10が垂直になったとき、レール本体10a、10aの対向面が互いに密に係合できるように凹部13a、凸部13bを形成させ、さらに、各レール本体10a、10aの内部には前記補助アーム15を支持するプレート14を設けている。図中、16は補助アームの支軸、17は支点ローラ、18は先端ローラ、28は図11について後述する下部ストッパー機構のピン保持筒である。
【0012】
シャッター装置は、シャッターカーテン20の巻取り上昇時に図示しない火災センサ等からの火災信号を受けると、ケース蓋5aが開き、シャッターブレーキの開放と同時に、シャッターカーテン20が降下し、ガイドレール10が回動して開口部50を閉鎖するようになっている。ガイドレール10は上端側に上部ストッパー機構7、下端側にローラロック機構22及び下部ストッパー機構30を備えている。次にこれらの機構について順次説明する。
【0013】
はガイドレール上部のストッパー機構の拡大側面図、図5は図の正面図、図は図の左方のガイドレールを回動させた状態の正面図である。
(上部ストッパー機構7) この機構7は、ガイドレール10、10が垂直に停止したとき、それ以上の回動を制止して直立状態を保つためのもので、レールブラケット6の外側に固着したストッパー8と、ガイドレール10、10の上端近くの側面、すなわち、召し合わせ面と直交する面で、ストッパー8と対向する位置に設けた調節ボルト9付きのブラケット9aとからなっている。
【0014】
に示すように、ガイドレール10、10が回動して垂直になった場合には、調節ボルト9、9の先端とストッパー8とが当接する。従って、設定時にガイドレール10を垂直な位置にして調節ボルト9をストッパー8とが当接するように進出量を調整してやれば、その後は自動的にガイドレール10の垂直位置が保たれる。このように、シャッターカーテン閉鎖時におけるガイドレール10の垂直状態を保持することによって、図11について後述するように、下部ストッパー機構30におけるロックピン31と落とつぼ35との位置合わせを自動的に確保する。なお、この上部ストッパー機構7は、リンク機構のような複雑な機構を必要とせずブラケット9aや調節ボルト9だけで構成されているので、安価で、しかも確実に機能を果たすことができる。
【0015】
は、図のB−B線より見たガイドレール本体下部の正面図である。
ガイドレール10は図3に示したように、ほぼコ字形断面のガイドレール本体10a、10aをスリット10bを介して向かい合わせたものである。ガイドレール本体10a、10aの内部には、シャッタカーテン20の上下動きをガイドレール10の回動に変換するためクランク状に屈曲させた補助アーム15、15を備え、かつ、その回動範囲内に補助アームの傾斜角度を規制するストッパ27、27を設けている。
この補助アーム15は、ガイドレール10の下端より上方の所定位置を回動支点とし、シャッターカーテン閉鎖時の座板21の近くに達する長さを有するクランク形をなして、ガイドレール内に傾動自在に取り付けられている。回動支点であるアーム支軸16には、シャッターカーテン20が所定高さ以上にあるとき座板21の上面(リップ付き上面)に当接する支点ローラ17を設け、補助アームの下端にはシャッターカーテンの上昇又は降下のほぼ全期間に渡って座板上面に当接する先端ローラ18を備えている。
【0016】
補助アーム15は、長辺側15aと短辺側15bとをクランク状に屈曲させて一体化してあるので、短辺側15bの支点ローラ17と長編側15aの先端ローラ18とを結ぶ線はガイドレール10の直立時に垂線より傾けた状態に設定して、シャッターカーテン20の昇降に従って回動するガイドレール10内での補助アーム15の傾動を円滑にする。また、長辺側15aの外面にレールカバー25を固着すると共に、レールカバー25の下端には昇降する座板21との干渉を避けるための切り欠き26を形成させている(図7、12)。補助アーム15の短辺側15bは、ガイドレールの垂直起立時には上記ストッパー27から離れた位置に静止され(図)、シャッターカーテンが所定高さに巻き上げられてガイドレールが回動したときに、ストッパー27に当接するようになっている(図b)。
【0017】
(ローラロック機構) ローラロック機構22は、図7に示すように、シャッタカーテン20の下降端で補助アーム15の先端ローラ18を抱持してシャッタカーテン閉鎖状態を保持するためのもので、座板21の一側縁部に形成された水平部21aに続き補助アーム15の先端ローラ18を案内する斜面部24と、斜面部24の上に形成された先端ローラ抱持部又はチャンネル形抱持部23とから構成されている。
シャッターカーテン20の上昇始めには、図8(a)について後述するように、抱持部23に保持されていた補助アーム15の先端ローラ18を、斜面部24を経て座板の水平部21aに導き、また、シャッターカーテン20の下降時には、座板の水平部21aにある先端ローラ18を斜面部24から抱持部23に導いてロックする。このように、補助アーム15の先端ローラ18は、抱持部23から水平部21aにスムーズに出入りできるので、ガイドレール10の下端を自動的にロックしたり解除したりすることができる。この機構は、先端ローラ18を抱持するため、後述する下部ストッパー機構30が何らかの原因で機能しなくなった場合でもレール本体を固定することが可能である。
【0018】
(下部ストッパー機構) 図11はガイドレール下端を床面51に固定(レールロック)する下部ストッパー機構30を示すもので、(a)はロック状態の断面図、(b)はアンロック状態の断面図である。
この機構30は、ガイドレールの先端部に設けた保持筒28と、保持筒内に縮設されバネ32により常時下方に突出傾向を付与されたロックピン31と、ロックピンの上端と補助アームとの間に掛け渡したワイヤ29と、ワイヤの途中に設けたガイドバー33と、前記ロックピン31に対応して建築物の床面51に設けた落としつぼ35とからなる。ガイドレール10が直立しシャッタカーテン20が閉鎖されたとき、前記落としつぼ35にロックピン31が係合されて、直立させたガイドレールをロックする。また、シャッターカーテン20が上昇すると、補助アーム15の傾動によりワイヤ29を引張りロックピン31を落としつぼ35から離脱させて、ガイドレール10を回動可能にする。
【0019】
次に本装置の動作を説明する。
シャッターカーテン20は、図1に示すように、巻上げ上昇時にはブレーキ装置を備えたモータ1の駆動により巻取軸に巻き取られ、上昇途中または完了時には不用意にシャッターカーテン20が降下しないように回転が阻止される。
シャッターカーテン20を下降させる場合は、巻取軸2を逆転させるが、前述のように、火災等の異常時には、火災センサ等(図示省略)が作動して自動的にブレーキが解除され、シャッターカーテン20が自重で閉鎖するように設定されている。
【0020】
このシャッターカーテン20を上昇させる場合には、まず、スイッチを入れモータ1を駆動してシャッターカーテン20の巻き取りを開始する。図の状態より図(a)の状態になると、座板21が少し上昇するがガイドレール10はまだ動かない。座板21が少し上昇したとき、補助アーム15も動かないので、補助アーム15の先端ローラ18は、抱持部23から出て斜面部24に誘導されてアンロック状態となることで、補助アーム15が内方向に回動するようになる。
【0021】
さらに上昇して、図(b)の位置になると、補助アーム15の短辺15bがストッパー27に当接して、補助アーム15がこれ以上回動しない状態になると共に、補助アーム15に接続されているワイヤ29が引張られ落しつぼ35よりロックピン31を抜くようになる。引き続くシャッタカーテン20の上昇により、補助アーム15によりストッパー27が押し上げられるので、ガイドレール10が徐々に回動する(図9(a)、図12)。そしてシャッターが完全に開くと、ガイドレール10は建築物の開口上部に水平状になって収納される(図10)。
【0022】
(a)は、補助アーム15の支点ローラ17が座板側のローラ抱持部23から離脱する位置までシャッターカーテン20を上昇させた状態を示しており、シャッターカーテン20が少し上昇しいるがガイドレール10は床面上に静止している。
(a)の状態から、さらにシャッターカーテンを上昇させると、先端ローラ18を座板21上に転動させながら補助アーム15を図の反時計方向に回動させて、図8(b)の姿勢に移る。すなわち、補助アームの短辺側15bがストッパ27に当って回動を制止され、ガイドレール10に対して、補助アーム15がこれ以上回動しない。この間の補助アーム15の傾動によりワイヤ29を引張って落しつぼ35よりロックピン31を引き抜くが、シャッターカーテン20の開き動作は、補助アーム15を傾動させるだけであるので、大きな力を必要としない。
(b)の状態からシャッターカーテン20を上昇させると、座板21、先端ローラ18を介して上昇力Fが補助アームの支点ローラ17に伝わり、その水平分力でガイドレール10を回動させることになる。
【0023】
は、図に続くシャッターカーテン20の開き動作を示すもので、(a)はシャッターカーテンの上昇によりガイドレールを約10゜傾けた状態、(b)は約35゜傾けた状態、(c)は約65゜傾けた状態の正面図、図11は、シャッターカーテン上昇途中のガイドレール10の斜視図である。
補助アームの短辺側15bがストッパー27に当接した後は、図(a)に示すように、シャッターカーテン20の上昇により補助アーム15を介してガイドレール10を回動させる。次いで、図(b)の状態になると、補助アームの支点17が座板21に当接するため、上昇力を支点ローラ17と先端ローラ18で受けてガイドレール10を回動させる。この場合に受ける応力は、補助アーム15が内側に回動してその先端部ローラ18が座板21の内側に来ているので、従来のものに比べて小さな荷重で済む。すなわち、シャッターカーテン20の巻き上げ力は補助アーム15を介して斜め方向に押し上げ、その水平分力でガイドレール10を回動させる。この場合、シャッターカーテンに生じる応力は補助アームの先端ローラ18が座板21の上に支持されているので、比較的小さな応力ですむものである。
【0024】
シャッターカーテン20の下降が完了してガイドレール10が垂直になると、補助アーム15が回動し、先端ローラ18は座板21の上面を転動して、斜面部24の入口に達するようになる。そして、シャッターカーテンが床面51まで降下すると、補助アーム10の先端ローラ18は斜面部24を昇り、抱持部23の中に収納される。この抱持部23の中では、先端ローラ18は左右方向に動くことができずロック状態となる(図)。一方、ガイドレール10の下端部からロックピン31が圧縮バネ32の付勢力によって突出し、建築物の床面51に設けた落としつぼ35に係合して、ガイドレール10を確実にロックするので、ガイドレール10は安定し、火災時の風圧などでもシャッターカーテンがばたつくことがない。また、シャッターカーテン20が上昇すると、補助アーム15の傾動時にワイヤ29に引かれてロックピン31が落としつぼ35から抜けて、ガイドレール10を回動可能にする。
【0025】
【発明の効果】
上記のように、本発明は、建築物の開口部における天井内の巻取軸に巻付けられたシャッターカーテンと、シャッターケースの一端に支持され、シャッターカーテンの昇降に追従して回動するガイドレールと、シャッターカーテンの昇降動をガイドレールの回動に変換するためガイドレール内部に取り付けられた補助アームとを備え、前記ガイドレールは、天井のマグサ部内に固定されたレールブラケットに軸支され、垂直位置にて当接するレール上部ストッパ機構を設けると共に、ガイドレールの下端側には、ガイドレールの下端を床面に固定すためレール下部ストッパー機構を設けているので、シャッターカーテンを閉鎖したのちは、火災発生時の風圧等によってもシャッターカーテン及びガドレールにがたつきを起こすことがない。
【0026】
また、上部ストッパー機構は、ガイドレールを支持するレールブラケット側のストッパーに対し、ガイドレール上端近くに設けた調整ボルトを当接させることによって、シャッターカーテン閉鎖時におけるガイドレールの垂直状態を保持すると共に、下部ストッパー機構におけるロックピンと落とつぼとの位置合わせを自動的に確保することができる。
さらに、下部ストッパー機構は、シャッターカーテンの閉じ完了時にシャッターカーテンの一側縁部に垂直に立設したガイドレールの下端に設けたロックピンが、床面に設けた落しつぼに確実に係合してガイドレールの下端をロックすることができ、また、シャッターカーテンの開き動作の始動時に連動して前記ロックピンが床面に設けた落しつぼから抜けて、ガイドレールを回動可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用シャッター装置の縦断側面図である。
【図】図においてガイドレールをマグサケース内に収納した状態の断面図である。
【図イドレール召し合わせ部分の拡大横断面図である。
【図】上部ストッパー機構の拡大側面図である。
【図】図の正面図である。
【図】図の左方のガイドレールを回動させた状態の正面図である。
【図】図のB−B線より矢印方向に見たガイドレール本体下部の正面図である。
【図】シャッターカーテンの開き動作を示すもので、(a)はガイドレール内に設けた補助アームの支点ローラが座板側のローラロック部から離脱する位置までシャッターカーテンを上昇させた状態の正面図、(b)はシャッターカーテンの上昇につれて補助アームがストッパに当って回動を制止された状態の正面図である。
【図】図8に続くシャッターカーテンの開き動作を示すもので、(a)はシャッターカーテンの上昇によりガイドレールを10゜傾けた状態、(b)は35゜傾けた状態、(c)は65゜傾けた状態の正面図である。
【図10】シャッターカーテンが完全に上昇してガイドレールをマグサ内に収納した状態の正面図である。
【図11】ガイドレールをロックする下部ストッパー機構を示すもので、(a)はロック状態の断面図、(b)はアンロック状態の断面図である。
【図12】シャッターカーテン上昇途中のガイドレールの斜視図である。
【図13】シャッターカーテンの上昇時の応力を示すグラフである。
【符号の説明】
1 モーター 2 巻取軸 3 副軸
4 軸受けブラケット 5 マグサケース 5a ケース蓋
5b ダンパー 5c ラッチ
6 レールブラケット 7 上部ストッパー機構 8 ストッパー
9 調節ボルト 9a ブラケット 10 ガイドレール
10a ガイドレール本体 10b スリット
11 レールシャフト 13a 凹部
13b 凸部 14 プレート 15 補助アーム
16 アーム支軸 17 支点ローラ 18 先端ローラ
19 ツナギ 20 シャッターカーテン 21 座板
22 ローラロック機構 23 先端ローラ抱持部 24 斜面部
25 レールカバー 26 切り欠き 27 ストッパ
28 ピン保持筒 29 ワイヤ
30 下部ストッパー機構 31 ピン 32 バネ
33 ガイドバー 35 落としつぼ
51床面 52 天井

Claims (4)

  1. 建築物の開口部における天井内の巻取軸に巻付けられ下端に座板を有するシャッターカーテンと、シャッターケースの一端に支持され、シャッターカーテンの少なくとも一側をガイドしながらシャッターカーテンの昇降に追従して上記開口部の垂直面内に回動するガイドレールと、シャッターカーテンの昇降動をガイドレールの回動に変換するため前記ガイドレール内部に傾動自在に取り付けられた補助アームと、を備えたシャッターのストッパー装置であって、
    前記ガイドレールは、天井のマグサ部内に固定されたレールブラケットに軸支され、垂直位置にて当接するレール上部ストッパ機構を有し、前記シャッターカーテン閉鎖時におけるガイドレールの下端側には、前記ガイドレールの下端を床面に固定すため下部ストッパー機構が設けられており,
    前記補助アームは、前記ガイドレールの下端より上方の所定位置を回動支点としてシャッターカーテン閉鎖時の座板近くに達する長さを有し、前記回動支点にはシャッターカーテンが所定高さ以上にあるとき座板上面に当接する支点ローラを設けると共に、当該アームの下端にはシャッターカーテンの上昇または降下のほぼ全期間に渡って座板上面に当接する先端ローラを備えており、
    前記ガイドレール内にはシャッターカーテンが所定高さに達したとき、ガイドレールに対する補助アームの傾動角度を規制するストッパーを設け、
    さらに、前記補助アームは、一端が回動支点となる短辺と前記短辺の他端と連接する長辺とをクランク状に屈曲し一体化させたものであり、
    前記短辺は、シャッターカーテンが所定高さに巻き上げられガイドレールが回動したときに、ストッパーに当接することを特徴とする
    シャッターのストッパー装置。
  2. 前記レール上部ストッパー機構は、前記レールブラケットの外側に固着されたストッパーと、該ストッパーと相対するガイドレールの位置に固定されたブラケットと、該ブラケットに螺合された調整ボルトと、を有し、
    前記ストッパーは、前記左右一対のガイドレールの召し合わせ面と直交す鉛直面上で、かつ回転可動レールが干渉しない面に垂下され、
    前記調整ボルトは、前記ストッパーに対する進出量が調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャッターのストッパー装置。
  3. 前記座板の少なくとも一側縁部には、シャッターカーテンの下降端で補助アームの先端ローラを抱持してシャッターカーテン閉鎖状態を保持するローラロック機構を形成させたことを特徴とする請求項1に記載のシャッターのストッパー装置。
  4. 前記下部ストッパー機構は、前記ガイドレールの先端部に設けた保持筒と、保持筒内に挿合されて常時下方に突出傾向を付与されたロックピンと、前記ロックピンの上端と補助アームとの間に掛け渡したワイヤと、前記ワイヤの途中に設けたガイドバーと、前記ロックピンに対応して建築物の床面に設けた落としつぼとからなり、前記ガイドレールが直立しシャッターカーテンが閉止されたとき、前記落としつぼにロックピンが係合してガイドレール下端を床面に固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシャッターのストッパー装置。
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