JP4460271B2 - 防犯用シャッター - Google Patents

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本発明は、事務所・倉庫荒らしなどの事態に対処するためにビルや倉庫などの建物の開口部に設置した防犯用のシャッター装置の施錠装置に関するものである。
ビルや倉庫などの開口部に火災などに対処するために防火シャッターを設置することを義務付けられている。この防火シャッターを構成するスラッターは通常金属製であることから、不燃であり防火への対処のみならず、構造的にも堅固であることから防犯性の点でも有効であることから防犯用シャッターとして多く用いられている。このビルや倉庫などの開口部に設置された防火・防犯シャッターの一般的に使用されているシャッターの施錠装置として、従来、床面に植設した逆Uボルトを床面まで下ろした状態の防犯シャッターの下端の座板に形成された孔に挿通し、この孔から突出する逆Uボルトの輪かん部に錠前を取付けて施錠することが行われている。
また、別タイプのシャッター装置の施錠装置として、図16に示すように、シャッターの下端に設けた座板は、離間自在の上座板50と下座板51とで構成されている。上座板50の長さ方向両端部には断面視略コ字状のフレーム材52が下向き開口状に設けてあり、フレーム材52にはリンク片53が上下方向に回動自在に枢着されている。下座板51の長さ方向両端部には断面視略コ字状のフレーム材54がフレーム材52と対向するように上向き開口状に設けてあり、フレーム材54には回動ラッチ片56が上下方向に回動自在に枢着されている。尚、リンク片53の回動支点と回動ラッチ片56の回動支点とは同一鉛直線上に位置している。
回動ラッチ片56は略平行四辺形あるいは菱形の形状を有する板状片であり、互いに平行状の上辺57、下辺58と、外側(開口部端部側)の斜辺59、内側(開口中央部側)の斜辺60とを有し、下方内側の角部61を介してフレーム材54に枢着されていると共に、上方外側の角部62がガイドレール65の溝内の内壁に向かって臨むようになっている。下座板51に設けたフレーム材54の底辺は水平状の当接面55を形成しており、回動ラッチ片56の下辺58が水平状となって当接面55に当接した場合には、回動ラッチ片56のさらなる下方への回動が規制される。
一端側をフレーム材52に枢着されたリンク片53の他端側は二又状となっており、かかる二又部が回動ラッチ片56の他端側と回動ラッチ片56の上方内側角部とが互いに回動自在に連結されている。したがって、上座板50と下座板51と両側部において屈曲自在に枢着されたリンク片53と回動ラッチ片56によって接離自在に連結され、シャッターの昇降時にはリンク片53と回動ラッチ片56とは拡開状となって下座板51は間隔を存して上座板50より吊持されている。上座板50と下座板51の間隔が狭まることでリンク片53と回動ラッチ片56とが屈曲して回動ラッチ片56の上方外側の角部62がガイドレール65の内壁面に向かって突出するように下方に回動する。
ガイドレール65の内壁面にはガイドレール65の下端部位を除いてガイドレール65の高さの略全体に延出するテープスイッチ63が配設してあり、このテープスイッチ63の下端部に近接してラッチ係止部64が水平状に突成してある。開口部の全閉時において、下座板51が床面に着床し、これに上座板50が上方から近接して当接すると、リンク片53および回動ラッチ片56がガイドレール65の内壁面に向かって屈曲し、回動ラッチ片56は、下辺58が水平状になってフレーム材54の当接面55に当接するまで下方に回動し、回動ラッチ片56の上方外側の角部62がガイドレール65の内壁面に向かって突出し、水平状の上辺57がラッチ係止部64の下方に位置することになる。符号67はシャッターのスラットである。
このようなシャッターの全閉状態において、シャッターを無理に持ち上げようとすると、下座板51に設けた回動ラッチ片56の上辺57が下方からラッチ係止部64に当接係止すると共に、回動ラッチ片56の下辺58がフレーム材54の水平状の当接面55に当接するので、この状態で回動ラッチ片56の回動が規制される。回動ラッチ片56と当接面55とは面で当接することで強度を負担するので、シャッターを持ち上げようとする力に良好に対応することができる。([特許文献1]の記載参照)
特開平11−350858号公報
また、図示されていないが、下げられたシャッターの下方部にハンドル操作でシャッターの座板の両側部からロッド棒を介してクレモンボルトが突出し、建物の開口部の両側のガイド溝又はガイド支柱のガイド溝に形成された受け座にはまってシャッターの上昇を止めるタイプのクレモン式の施錠装置を取付けたシャッターの施錠装置も知られている。
しかしながら、いずれのシャッターの施錠装置においても、近年増加している犯罪、シャッター下部の座板と床面との隙間にバールなどの工具の先端部を突っ込んで、シャッターを強引に持ち上げると云う犯罪行為に対しては、シャッターに設けられた施錠装置が簡単に壊されてシャッターが持ち上げられてしまい、建物の内部への侵入を防止することができなかった。
そこで本発明では、シャッターの全閉時に、建物の開口部に取付けたシャッターの昇降をガイドするシャッターのガイドレールに設けたアームの上部ストッパーとシャッターの座板に設けた座板ロックとの間にアームを突っ張り棒状に介装することにより、シャッター下部の座板と床面との隙間にバールを突っ込み、強引な力でシャッターをこじ開けるによってシャッターを持ち上げることのできないような対応策を講じた防犯用シャッターを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、建築物の開口部の両側のガイドレールに沿って昇降するシャッターと、前記シャッターの最下部に配設される座板と、を有する防犯用シャッターであって、前記ガイドレールには、上下方向のアームガイド溝と、前記アームガイド溝の下端の近傍に配設されるストッパー部材と、が設けられ、前記座板は、前記シャッターの全閉時に着床する第一の座板部材と、前記シャッターの全閉時以外において前記第一の座板部材を吊持する第二の座板部材と、を有し、前記第一の座板部材には、座板ロックが設けられ、前記第二の座板部材には、前記座板の長さ方向の座板アームガイド溝が設けられ、前記シャッターが全閉される際には、前記第一の座板部材が着床したのちに前記第二の座板部材が降下することで、座板ロックが座板アームガイド溝側に突出するようになっており、前記アームガイド溝と前記座板アームガイド溝には、アーム部材の端部がそれぞれ摺動可能に取付けられており、前記シャッターの全閉時には、前記アーム部材の一側端部が、前記アームガイド溝の下端側に移動して前記ストッパー部材に当接し、前記アーム部材の他側端部が、前記座板ロックに当接することで、前記ストッパー部材と、前記座板ロックとの間に、前記アームが突っ張り棒状に介装される、防犯用シャッターとするものである。上記目的を達成するため、本発明の請求項2に記載の発明は、アームは長さ調整自在であることを特徴とするものである。また、上記目的を達成するため、本発明の請求項3に記載の発明は、前記座板ロックと、前記第二の座板部材に設けられる座板アームガイドに、前記シャッターの全閉時に係止部材を挿通可能なロックピン孔を設けた、ことを特徴とするものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、シャッターの座板を構成する第一の座板部材に設けられた座板ロックの上片の上隅部に形成された座板ロックの当接部とアームの上部ストッパーのアームの上部ストッパーの当接部とに当接するアームと座板とシャッターのガイドレールとで三角形状の剛体を形成しているので、シャッターの座板の下部に加えられたシャッターを強引に持ち上げる力は、第一の座板部材に設けられた座板ロック座板ロックの当接部を経てアームの下部アームストッパーの当接部に作用し、この下部アームストッパーの当接部に作用する力は、アームのアームの上部当接部からシャッターのガイドレールに設けられたアームの上部ストッパーのアームの上部ストッパーの当接部に作用するので、アームが、座板の座板ロックとシャッターのガイドレールのアームの上部ストッパーとの間で突っ張り棒状態となり、シャッターが座板下からの力でこじ開けられるのを防止することができる。また、本発明の請求項2に記載の発明は、アームの長さを調整自在とすることにより、施工現場での対応を容易に行うことができる。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、シャッターの座板を構成する第一の座板部材に設けられた座板ロックの上片の上隅部に形成された座板ロックの当接部とアームの上部ストッパーのアームの上部ストッパーの当接部とに当接するアームと座板とシャッターのガイドレールとで三角形状の剛体とし、アームによる突っ張り棒状態により閉鎖されたシャッターの施錠装置としてより防犯性を高め、シャッターの閉鎖時のシャッターの中間部を押し上げて開けようとする外的な力でシャッターの座板を構成する第一の座板部材と第二の座板部材とが離間を防止すると共に、第一の座板部材に設けられた座板ロックの上片にロックピン孔を、また、第二の座板部材の座板アームガイドにロックピン孔をそれぞれ設け、シャッターの降下でシャッターの座板を構成する第一の座板部材の底部が床面に着地し、その後、第二の座板部材の折曲片が第一の座板部材の底部に当接した際に、前記座板ロックの上片のロックピン孔と座板アームガイドのロックピン孔とに屋内側から係止部材としてのロックピンを挿通して、第一の座板部材と第二の座板部材との離間を防止することができる。
シャッターの全閉時に、シャッター下部の座板と床面との隙間にバールを突っ込み、強引な力でシャッターをこじ開けるによってシャッターを持ち上げることを防止する目的を、建物の開口部に取付けたシャッターの昇降をガイドするシャッターのガイドレールに設けたアームの上部ストッパーとシャッターの座板に設けた座板ロックとの間にアームを突っ張り棒状に介装することで実現した。
本発明の実施の態様を図1〜15によって説明する。図1は、本発明の防犯用シャッターの降下して半閉状態を示す正面図で、図2は、本発明の防犯用シャッターの更に降下した状態を示す正面図で、図3は、本発明の防犯用シャッターの全閉状態を示す正面図で、図4は、図2のA部分の拡大図で、図5は、図1のB部分の拡大図で、図6は、本発明の防犯用シャッターの座板が床面に達した時の、アームの上部ストッパーとアームとの関係状態図で、図7は、本発明の防犯用シャッターの座板が床面に達した時の、座板ロックとアームの上部ストッパーとアームとの関係状態図で、図8は、図7で座板が更に降下した時の、座板ロックとアームの上部ストッパーとアームとの関係状態図で、図9は、本発明の本発明の防犯用シャッターの座板が床面に達した状態図である。
図10は、図9で座板が更に降下した時の、座板の状態図で、図11は、図9の概略平面図で、図12は、本発明の他の実施の態様で、長さ調節としたアームを示す図で、図13は、本発明の他の実施の態様で、座板ロックと座板アームガイドとをロックピンでロック前の状態側面図で、図14は、本発明の他の実施の態様で、座板ロックと座板アームガイドとをロックピンでロックした状態の概略側面図で、図15は、本発明の他の実施の態様で、座板ロックと座板アームガイドとをロックピンでロックした状態の概略断面図である。
複数枚のスラット6、6、・で構成されると共に、建物開口部上部の天井1内に収納されモーター等により駆動される巻取りシャフト2に取付けられ、下端に座板7を有するシャッター5は、建物開口部の両側部に設けた断面形状がコ字状のシャッターのガイドレール4、4の互いに向かい合う開口間に案内され、モーターにより駆動される巻取りシャフト2の巻き出し・巻戻しにより天井1と床面3との間で昇降され建物開口部を閉鎖又は開放するようになっている。
符号8はシャッター5の屋内側に取付けられるアームで、アーム8の一端に設けられたアームの下部のガイド軸13がシャッターの座板7に設けられた座板アームガイド11の座板アームガイド溝12に摺動可能に取付けられると共に端側面には、下部アームストッパーの当接部18を有する下部アームストッパー20が取付けられている。また、アーム8の他端に設けられたアームの上部のガイド軸15は、建物開口部の側部に設けられたシャッターのガイドレール4の屋内側の壁面に形成されたアームガイド溝10に摺動可能に取付けられている。なお、シャッターのガイドレール4の屋内側の壁面に形成されたアームガイド溝10は、天井1からシャッターのガイドレール4の中途までの長さで形成されていると共に、該アームガイド溝10の下端の近傍のシャッターのガイドレール4の溝内にはアームの上部ストッパーの当接部17を有するアームの上部ストッパー9が設けられている。
シャッターの座板7は、互いに遊嵌する第一の座板部材71と第二の座板部材72とから成っている。第一の座板部材71は、シャッター5の幅と同長で断面形状上向きのコ字状の溝体で、その上端の内側に折曲した折曲片711は互いに向き合っている。第一の座板部材71の断面形状上向きのコ字状の溝体の内側底面に取付けられた座板ロック14は、略四角形状で両上隅部に座板ロックの当接部19、19を有する板状体で、座板ロック14の上片は、後述する第二の座板部材72の折曲上面724と、この折曲上面724に取付けられた断面形状L字状の座板アームガイド11の底片とに形成されたスリット状の孔に挿通され、座板アームガイド11の底片の上面から僅か突出している(図9の記載参照)。なお、この座板ロック14は開口部の幅により、シャッター座板7の中央部に1個を付設する場合や、また、座板アームガイド11の外側に隣接して2個を付設する場合がある。
第二の座板部材72はシャッター5の幅と同長で、その上端部がシャッター5を構成する下端のスラット6に溶接又は適宜の取付手段により取付けられ、シャッターの座板7の第一の座板部材71の断面形状上向きのコ字状の溝体内に収納されると共に、第一の座板部材71の溝体上端の折曲片711にそれぞれ引掛かる折曲片723、723を有している。そして、この第二の座板部材72は、第一の座板部材71の溝体上端の折曲片711に引掛かる折曲片723を有する断面形状L字状の部材721と、第一の座板部材71の溝体上端の折曲片711に引掛かる折曲片723を有し断面形状クランク状の部材722とで構成されている。また、この断面形状クランク状の部材722の上面には、断面形状L字状の座板アームガイド11の底片が取付けられており、この座板アームガイド11には、アームの下部のガイド軸13を座板の長さ方向にガイドする座板アームガイド溝12が設けられている。
第一の座板部材71と第二の座板部材72とは互いに折曲片711と折曲片723とが距離aだけ離間自在となって引掛かりながら遊嵌しており、シャッター5が降下されて床面3にシャッターの座板7が到達した際、第一の座板部材71の底部が先ず床面3に着地し、そののち、第二の座板部材72の折曲片722が、離間する距離a分遅れて第一の座板部材71の底部に当接する。この当接により、第一の座板部材71の溝体の内側底面に取付けられた座板ロック14の上片は、第二の座板部材72の折曲上面724と、この折曲上面724に取付けられた断面形状L字状の座板アームガイド11の底片とに形成されたスリット状の孔に挿通され、座板アームガイド11の底片の上面から更にa分突出する(図10の記載参照)。
巻取りシャフト2を適宜の動力手段により駆動してシャッター5を降下させると、シャッター5の降下に伴ってアーム8の下部に設けられたアームの下部のガイド軸13は、シャッターの座板7の第二の座板部材72に設けられた座板アームガイド11の座板アームガイド溝12に摺動可能に取付けられており、また、アームの上部に設けられたアームの上部のガイド軸15は、建物開口部の側部に設けられたシャッターのガイドレール4の屋内側の壁面に形成されたアームガイド溝10に摺動可能に取付けられており、アーム8は天井1から昇降の途中まではシャッターの座板7に平行となって降下する。
シャッター5が降下してアームの上部のガイド軸15が、天井1からシャッターのガイドレール4の中途までの長さに形成されているアームガイド溝10の下端に到達すると、アームの上部のガイド軸15の摺動は止められる。そして、シャッター5が更に降下すると、アームの下部のガイド軸13は、シャッターの座板7の第二の座板部材72に設けられた座板アームガイド11の座板アームガイド溝12に摺動可能に取付けられているので、シャッター5の降下と共に降下し続ける。
したがって、アームの下部のガイド軸13の降下に伴ってアーム8はアームの上部のガイド軸15を回転軸として回転し始め、アーム8の長さが一定であることから、アーム8の回転に伴ってアームの下部のガイド軸13は、座板アームガイド11の座板アームガイド溝12内を摺動移動して、座板アームガイド11の座板アームガイド溝12の端部側に引き寄せられる。そして、シャッター5が更に降下して、シャッター5の座板7を構成する第一の座板部材71の底部が床面3に着地し、その後、第二の座板部材72の折曲片722が、離間する距離a分遅れて第一の座板部材71の底部に当接することによりその降下を停止する。
そして、第一の座板部材71の断面形状上向きのコ字状の溝体の内側底面に取付けられ、第二の座板部材72の折曲上面724と、この折曲上面724に取付けられた断面形状L字状の座板アームガイド11の底片とに形成されたスリット状の孔に挿通され、座板アームガイド11の底片の上面から僅か突出している座板ロック14上片は、第一の座板部材71と第二の座板部材72とが離間していた距離a分だけ更に突出する。すると、シャッター5の座板7を構成する第一の座板部材71の底部が床面3に着地の際、第二の座板部材72の折曲上面724と、この折曲上面724に取付けられた断面形状L字状の座板アームガイド11の底片とに形成されたスリット状の孔に挿通され、座板アームガイド11の底片の上面から僅か突出している座板ロック14上片に接近していた下部アームストッパーの当接部18は、座板ロック14の上片の上隅部に形成された座板ロックの当接部19に当接する。
そして、この下部アームストッパーの当接部18の座板ロックの当接部19への当接により、アームの上部当接部16は、アームガイド溝10の下端の近傍のシャッターのガイドレール4の溝内に設けられたアームの上部ストッパー9のアームの上部ストッパーの当接部17に当接する。このように、アーム8の端側面に取付けられた下部アームストッパーの当接部18とアームの上部当接部16は、それぞれシャッター5の座板7を構成する第一の座板部材71に設けられた座板ロック14の上片の上隅部に形成された座板ロックの当接部19とアームの上部ストッパー9のアームの上部ストッパーの当接部17とに当接することで、図8に示すように、シャッター5の座板7を構成する第一の座板部材71に設けられた座板ロック14の上片の上隅部に形成された座板ロックの当接部19とアームの上部ストッパー9のアームの上部ストッパーの当接部17とに当接するアーム8と座板7とシャッターのガイドレール4とで三角形状の剛体を形成する。なお、アームガイド溝10の長さは、座板7とアーム8との成す角度θが45度以上となる長さに規定される。
このように、シャッター5の座板7を構成する第一の座板部材71に設けられた座板ロック14の上片の上隅部に形成された座板ロックの当接部19とアームの上部ストッパー9のアームの上部ストッパーの当接部17とに当接するアーム8と座板7とシャッターのガイドレール4とで三角形状の剛体を形成しているので、シャッター下部の座板と床面との隙間にバールなどの工具の先端部を突っ込んで、シャッターを強引に持ち上げると云う犯罪行為に対して、シャッター5の座板7の下部に加えられたシャッターを強引に持ち上げる力は、第一の座板部材71に設けられた座板ロック14の座板ロックの当接部19を経てアーム8の下部アームストッパーの当接部18に作用し、この下部アームストッパーの当接部18に作用する力は、アーム8のアームの上部当接部16からシャッターのガイドレール4に設けられたアームの上部ストッパー9のアームの上部ストッパーの当接部17に作用し、アーム8が、座板7の座板ロック14とシャッターのガイドレール4のアームの上部ストッパー9との間で突っ張り棒状態となり、シャッターが座板下からの力でこじ開けられるのを防止することができる。
また、このようにアーム8による突っ張り棒状態により閉鎖されたシャッター5は、巻取りシャフト2を開放ボタンを押してシャッターの巻き上げ方向に駆動すると、シャッター5下部の座板7を構成する第一の座板部材71は床面に着いたままであるが、第2の座板部材72はシャッター5の巻き上げと共に若干上がる。すると、アーム8は第2の座板部材72に座板アームガイド11の座板アームガイド溝12にアームの下部のガイド軸13を介して取付けられていることから、アームの端側面に取付けられた下部アームストッパーの当接部18は、第一の座板部材71に設けられた座板ロック14の座板ロックの当接部19から外れる。そして、更にシャッター5の巻き上げによりアームの下部のガイド軸13は、座板アームガイド11の座板アームガイド溝12の端部から内側に摺動してロック状態が外れる。すると、アーム8のアームの上部当接部16はアームの上部ストッパー9のアームの上部ストッパーの当接部17とのロック状態から外れてアームガイド溝10を摺動して上昇するので、シャッター5を開放することができる。
なお、図12に示すように、建物開口部にシャッターの設置において、開口部の高さ及び開口幅において施工誤差に対応するため、アーム8を第一アーム81及び第二アーム82とで構成し第一アーム81と第二アーム82とを一方のアームに成形した長孔22と他方のアームに成形したネジ穴にアーム固定ボルト23により結合して長さ調節したアームを示している。また、図示していないが、ネジ式の入れ子式により長さ調節することも可能である。このようにアームの長さ調整をすることにより、施工現場での対応が容易に行うことができる。
また、シャッター5の座板7を構成する第一の座板部材71に設けられた座板ロック14の上片の上隅部に形成された座板ロックの当接部19とアームの上部ストッパー9のアームの上部ストッパーの当接部17とに当接するアーム8と座板7とシャッターのガイドレール4とで三角形状の剛体とし、アーム8による突っ張り棒状態により閉鎖されたシャッターの施錠装置としてより防犯性を高め、シャッターの閉鎖時のシャッターの中間部を押し上げて開けようとする外的な力でシャッターの座板7を構成する第一の座板部材71と第二の座板部材72とが離間を防止のため、図13〜15に示すように、第一の座板部材71に設けられた座板ロック14の上片にロックピン孔24を、また、第2の座板部材72に座板アームガイド11にロックピン孔25をそれぞれ設け、シャッター5の降下でシャッター5の座板7を構成する第一の座板部材71の底部が床面3に着地し、その後、第二の座板部材72の折曲片722が第一の座板部材71の底部に当接した際に、前記座板ロック14の上片のロックピン孔24と座板アームガイド11のロックピン孔25とに屋内側から係止部材としてのロックピン26を挿通して、第一の座板部材71と第二の座板部材72との離間を防止する。
そして、シャッターを開ける際には、巻取りシャフト2を開放ボタンを押してシャッターの巻き上げ方向に駆動する以前にこのロックピン26を抜き取ってから、記した方法によりシャッターを開ける。このようにシャッターの閉鎖時に、座板ロック14の上片のロックピン孔24と座板アームガイド11のロックピン孔25とに屋内側からロックピン26を挿通して、第一の座板部材71と第二の座板部材72との離間を防止することにより、シャッターの中間部を押し上げて開けようとする外的な力によるシャッターの開放を防止すると共に、このロックピン26を抜き取らない限りシャッターを開放することができないようにすることで、シャッターの施錠装置としてより防犯性を高める。
本発明の防犯用シャッターの降下して半閉状態を示す正面図である。 本発明の防犯用シャッターの更に降下した状態を示す正面図である。 本発明の防犯用シャッターの全閉状態を示す正面図である。 図2のA部分の拡大図である。 図1のB部分の拡大図である。 本発明の防犯用シャッターの座板が床面に達した時の、アームの上部ストッパーとアームとの関係状態図である。 本発明の防犯用シャッターの座板が床面に達した時の、座板ロックとアームの上部ストッパーとアームとの関係状態図である。 図7で座板が更に降下した時の、座板ロックとアームの上部ストッパーとアームとの関係状態図である。 本発明の本発明の防犯用シャッターの座板が床面に達した状態図である。 図9で座板が更に降下した時の、座板の状態図である。 図9の概略平面図である。 本発明の他の実施の態様で、長さ調節としたアームを示す図である。 本発明の他の実施の態様で、座板ロックと座板アームガイドとをロックピンでロック前の状態側面図である。 本発明の他の実施の態様で、座板ロックと座板アームガイドとをロックピンでロックした状態の概略側面図である。 本発明の他の実施の態様で、座板ロックと座板アームガイドとをロックピンでロックした状態の概略断面図である。 従来のシャッター装置の施錠装置の側面図である。
符号の説明
1 天井
2 巻取りシャフト
3 床面
4 シャッターのガイドレール、
5 シャッター
6 スラット
7 座板
71 第一の座板部材
72 第二の座板部材
8 アーム
81 第一アーム
82 第二アーム、
9 アームの上部ストッパー
10 アームガイド溝
11 座板アームガイド
12 座板アームガイド溝
13 アームの下部のガイド軸
14 座板ロック
15 アームの上部のガイド軸
16 アームの上部当接部
17 アームの上部ストッパーの当接部
18 下部アームストッパーの当接部
19 座板ロックの当接部
20 下部アームストッパー
21 ナット
22 長孔
23 アーム固定ボルト
24 ロックピン孔
25 ロックピン孔
26 ロックピン

Claims (4)

  1. 建築物の開口部の両側のガイドレールに沿って昇降するシャッターと、
    前記シャッターの最下部に配設される座板と、
    を有する防犯用シャッターであって、
    前記ガイドレールには、
    上下方向のアームガイド溝と、
    前記アームガイド溝の下端の近傍に配設されるストッパー部材と、が設けられ、
    前記座板は、
    前記シャッターの全閉時に着床する第一の座板部材と、
    前記シャッターの全閉時以外において前記第一の座板部材を吊持する第二の座板部材と、を有し、
    前記第一の座板部材には、座板ロックが設けられ、
    前記第二の座板部材には、前記座板の長さ方向の座板アームガイド溝が設けられ、
    前記シャッターが全閉される際には、前記第一の座板部材が着床したのちに前記第二の座板部材が降下することで、座板ロックが座板アームガイド溝側に突出するようになっており、
    前記アームガイド溝と前記座板アームガイド溝には、アーム部材の端部がそれぞれ摺動可能に取付けられており、
    前記シャッターの全閉時には、
    前記アーム部材の一側端部が、前記アームガイド溝の下端側に移動して前記ストッパー部材に当接し、
    前記アーム部材の他側端部が、前記座板ロックに当接することで、
    前記ストッパー部材と、前記座板ロックとの間に、前記アームが突っ張り棒状に介装される、
    防犯用シャッター。
  2. 前記アームは長さ調整自在であることを特徴とする請求項1に記載の防犯用シャッター。
  3. 前記座板ロックと、前記第二の座板部材に設けられる座板アームガイドに、前記シャッターの全閉時に係止部材を挿通可能なロックピン孔を設けた、ことを特徴とする請求項1または2に記載の防犯用シャッター。
  4. 前記座板ロックは板状体である、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の防犯用シャッター。
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