JP3622106B2 - 防火シャッタ−における開閉機の増速起動トルク増加装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシャッタ−カ−テン及び座板の重さを助けに自重で下降して開口部を閉鎖する防火シャッタ−における開閉機の増速起動トルク増加装置に関するものである。本明細書において、「開閉機の増速起動トルク」とは、開口部全開時に、開閉機自体(ギヤ、ロ−タ等の内部部品)の慣性や、ギヤ部のグリスの粘性、あるいは各部位の摩擦等に打ち勝って開閉機を回し始めるための所定のトルクを意味する。通常は、開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テンの重量及び座板の重量による下向きトルクによって開閉機の増速起動トルクを手当している。
【0002】
【従来の技術】
ビル等の建物に設置が義務づけられている防火シャッタ−は、煙感知器や熱感知器等の感知手段と自動閉鎖装置を備えており、感知手段からの火災発生信号によって防火シャッタ−を自動的に閉鎖して、火災による熱気流や煙の拡散を遮断して延焼を防止している。そして、防火シャッタ−のシャッタ−カ−テンには耐火性が要求されることから、防火シャッタ−のシャッタ−カ−テンはスチ−ル等の金属製のスラットから形成されている。
【0003】
しかしながら、このような金属製スラットからなる重量のあるシャッタ−カ−テンが自重降下した場合には、相当の荷重がシャッタ−カ−テンの最下端に設けた座板に作用するため、逃げ遅れやアクシデント等によって万が一人間が降下するシャッタ−カ−テンの下に挟まれた場合についても考慮することが望ましい。
【0004】
このような要請から、シャッタ−カ−テンを軽量の耐火シ−トで構成する防火用シ−トシャッタ−が登場して来ている。ところが、シ−トからなるシャッタ−カ−テンは軽量であるため、開閉機の増速起動トルクの不足から、開閉機のブレ−キを解除してもシャッタ−カ−テンが降下しない場合がある。したがって、火災感知に対応して確実にシャッタ−カ−テンを降下させるためには、座板を重くすることで開閉機の増速起動トルクを増加させてシャッタ−を自重降下させる必要がある。しかしながら、該座板による重量は開口部全閉時まで継続して付加されるので、座板を重くすると人間がシャッタ−に挟まれた場合の荷重が大きいという問題がある。
【0005】
すなわち、防火シャッタ−を確実に降下させて防火・防煙機能を確保するためにはシャッタ−カ−テン及び座板を重くすることが好ましく、一方、降下するシャッタ−カ−テンの下方に人間がいる場合を想定するならばシャッタ−カ−テン・座板は極力軽量であることが望ましい。したがって、シャッタ−カ−テンの確実な降下とシャッタ−カ−テン及び座板の軽量化という相入れない二つの課題が要求されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した課題に対応するべく創案されたものであって、シャッタ−カ−テン及び座板の重量に頼ることなく開閉機の増速起動トルクを増加させることで、シャッタ−カ−テン降下時の始動動作を円滑に行うことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明が採用した技術手段は、建物開口部上方に収納されたシャッタ−カ−テンが該開口部の左右両側に立設したガイドレ−ルに案内されながら自重で下降して該開口部を閉鎖する防火シャッタ−において、該シャッタ−には、開口部全開時の上限停止位置から開閉機を回転起動させる下向きトルク付加機構を設け、該トルク付加機構は該シャッタ−カ−テンが上限停止位置から所定距離降下するまで作用することを特徴とするものである。
【0008】
このようなトルク付加機構を設けることで、開閉機増速トルクを増加させることができ、上限停止位置からスム−ズにシャッタ−カ−テンを自重降下させることができる。本発明に係るトルク付加機構は、シャッタ−カ−テンの大半を巻き取って負荷が軽い上限付近のみで作動するので、トルク負荷機構を設けても開閉機の負担は増加しない(通常、シャッタ−の最大負荷は下限から約1m位の位置であり、座板を重くしたような場合には、かかる部位で開閉機に大きな負担がかかる。しかしながら、本発明では、かかる位置では、トルク負荷機構は作用しないので開閉機に負担をかけることがない。)。
【0009】
本願に係る開閉機増速トルク増加装置は、布製の防火シャッタ−や、シャッタ−カ−テンの下端数十cmを布製にしたような防火シャッタ−に好適に適用される。これらの防火シャッタ−では、金属製スラットからなる防火シャッタ−に比べて、上限での下向きトルクが特に小さいからである。
【0010】
下向きトルク付加機構は、開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分(座板を含む)に作用してこれらを強制的に下方に降下させる手段である。
【0011】
強制下方降下手段は、開口部全開時に、座板に載置したウエイトである。ウエイトの一つの態様としては、開口部全開時には、該座板にウエイトを載置することで座板の起動トルクを増大させ、該座板が降下し始めると該ウエイトが開口部上方に設けたまぐさ部に係止するようにしたことを特徴とする。シャッタ−カ−テンが所定距離下降すると該ウエイトはまぐさ部に取り残されるので、ウエイトによる下向きトルク付加機構は上限付近のみで作用する。
【0012】
ウエイトの他の態様としては、該ウエイトは本体と該本体の上端面を対向状に延出して形成した延出部を有しており、開口部全開時には、該ガイドレ−ルの溝内に位置して該座板の長さ方向両端部にウエイトを該延出部を介して係止吊持させることで座板の起動トルクを増大させ、該ウエイトの該延出部にはシャッタ−カ−テンを挿通させるスリットを形成してなることを特徴とする。座板より吊持されたウエイトは、シャッタ−カ−テンが所定距離下降すると座板よりも先に床面に当接し、それ以降はウエイトによる下向きトルクは作用しない。また、このものにおいて、シャッタ−カ−テンを上方の金属製スラット部と下方のシ−ト部から構成した場合には、該ウエイトを金属製スラット部のストッパとして機能させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は防火シ−トシャッタ−の概略正面図および側面図であって、シ−トシャッタ−は可撓性のシ−トから構成されるシャッタ−カ−テン1と、シャッタ−カ−テン1を巻装する巻取シャフト2と、開口部左右に立設されたガイドレ−ル3とから構成されている。シャッタ−カ−テン1は常時は下降が規制された状態で巻取シャフト2に巻装されており、感知手段からの火災発生信号によって自動閉鎖装置が作動して制動手段が解除され、シャッタ−カ−テン1の下端部に設けた座板4の重さを助けに、ガイドレ−ル3の溝部に案内されながら自重で下降して開口部を区画する。
【0015】
図2は開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分に作用してこれらを強制的に下方に降下させる手段の第一の実施の形態を示す側面図である。開口部上方には対向する二つのまぐさ部材5、5を設けることでまぐさ部が形成されており、まぐさ部材5にはばね材として例示する圧縮スプリング6が下方に向かって垂下状に配設してある。まぐさ部材5、5は側面視において略L字状の本体5a、5aと本体5a、5aの上端より互いに近接するように水平状に延出する水平辺5b、5bと、水平辺5b、5bの延出端部を上方に向かって立上り状に延出してなる立上り辺5c、5cとから構成されている。
【0016】
圧縮スプリング6はまぐさ部材5の水平辺5bに取り付けられており、開口部全開時には座板4の水平状の上面4aに圧縮スプリング6の下端が当接して、圧縮スプリング6を上方に向かって押圧圧縮するようになっている。したがって、開口部全開時において、座板4は圧縮された圧縮スプリング6によって下方に向かって付勢されている。
【0017】
図3(a)は開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分に作用してこれらを強制的に下方に降下させる手段の第二の実施の形態を示す側面図である。図3(b)に示すように座板4の水平状の上面4aにはばね材として例示する板ばね60が設けてある。板ばね60は上方に向かって互いに離隔しながら傾斜状に延出する辺60a、60aを有し、傾斜辺60aの上端部位を略水平状に延出させることで当接辺60b、60bが形成されている。開口部全開時には座板4の水平状の上面4aに取り付けた板ばね60の当接辺60bが、まぐさ部5、5の水平辺5b、5bに当接して、板ばね60を押圧圧縮するようになっている。したがって、開口部全開時において座板4は圧縮された板ばね60によって下方に向かって付勢されている。
【0018】
図4(a)、(b)は開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分に作用してこれらを強制的に下方に降下させる手段の第三の実施の形態を示す側面図および部分斜視図である。開口部全開時において、座板4には箱形のウエイト7を載せることで起動トルクを増大させ、座板4が降下し始めた後でウエイト7をまぐさ部材5に係止させるようにしている。ウエイト7は座板4の長さ方向に沿って延出する水平状の底辺7aと、底辺7aの二つの長辺を上方に延出してなる前壁7b、後壁7cと、前後壁7b、7cの上端部を折り返し折曲してなる係止辺7d、7dとから形成される。ウエイト7の底辺7aにはシャッタ−カ−テン1を挿通させるスリットが形成されていると共に、ウエイト7の上面部位は開口状となっている。開口部全開時には、シャッタ−カ−テン1がウエイト7を上下方向に挿通すると共に、ウエイト7の底辺7aが座板4の上面4aに当接載置している。ウエイト7の重さを助けに座板4が下降し始めると、ウエイト7の上端に形成した係止辺7dがまぐさ部材5の立上り辺5cに係止して、ウエイト7はまぐさ部に取り残される。
【0019】
図5は開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分に作用してこれらを強制的に下方に降下させる手段の第四の実施の形態を示す図であり、(a)は開口部全開時における開口部の一部切欠き正面図及び座板の一端側の斜視図、(b)は開口部全閉時における開口部の一部切欠き正面図及び座板の一端側の斜視図である。第四の実施の形態に係るシャッタ−カ−テン1が図1に示すシャッタ−カ−テンと異なる点は、シャッタ−カ−テン1は、開口部全閉時においてシャッタ−カ−テン下端より所定高さ(例えば数十cm)までの面域を占める耐火シ−ト1aと、シャッタ−カ−テンの耐火シ−ト1a以外の面域を占める金属製スラット1bとから構成されることである。
【0020】
開口部全開時において、座板4の長さ方向端部にはウエイト70、70が設けてある。ウエイト70は直方体状の本体70aを有し、長尺状の本体70aはガイドレ−ル3の溝内を下方に向かって延出することで座板4の移動の妨げにならないようになっている。本体70a、70aの上端面70bを対向状に延出して延出部が形成されており、延出部には耐火シ−ト1aを挿通させるスリット70cが形成されている。耐火シ−ト1aの上側に設けられた金属製スラット1bの長さは耐火シ−ト1aの長さより大きい寸法を有していると共に、本体70aの高さは耐火シ−ト1aの高さに略対応する寸法となっており、開口部全閉時において、本体70aの上端面70bに金属製スラット1bの長さ方向両端部下端が当接するようになっている。したがって、本体70aは金属製スラット1bのストッパとしての機能をも有する。もっとも、第四の実施の形態に係る座板の起動トルク増大機構は、図1に示すシャッタ−カ−テンに適用することもできる(この場合、ウエイト70はストッパとしての機能を有しない。)。
【0021】
図6(a)は巻取シャフト2の従動側端部を示しており、開口部全開時にシャッタ−の回転部分に対してシャッタ−カ−テンを下降させる方向の回転トルクを付加する手段の第一の実施の形態を示す図である。巻取シャフト2の他端側は開閉機8によって回転駆動される駆動側端部となっており、巻取シャフト2の従動側端部は軸部2aを介して軸受9に回転自在に支持されている。軸部2aには円筒状のストッパ10が外嵌されていると共に、ストッパ10にはさらにコイルスプリング11が外嵌されている。
【0022】
ストッパ10の一端側には割りピン2bを受け入れる長孔状のスリット10aが設けられ、割りピン2bで回り止めすることで軸部2aとストッパ10とは同時に回転するようになっており、かつストッパ10はスリット10aを介して軸方向に移動可能である。ストッパ10の他端側にはスプリング11の係止部11aに係止する係止片10bが形成してある。
【0023】
図6(a)の状態において、巻取シャフト2が巻上方向に回転すると、ストッパ10がコイルスプリング11に案内されて右方向へ移動し、シャッタ−カ−テン1の巻取時において開口部全開時に近づくと、ストッパ10の係止片10bがスプリングエンドの係止部11aに係止して、コイルスプリング11の反発力がストッパ10、軸部2aを介して巻取シャフト2に蓄勢されるようになっている。したがって、図6(b)に示すような開口部全開時において、開閉機8のブレ−キが解除されると、巻取シャフト2の回動規制が解除されて、巻取シャフト2はスプリング11の反発力によってシャッタ−カ−テン繰り出し方向に勢いよく回転始動する。
【0024】
図7は開口部全開時にシャッタ−の回転部分に対してシャッタ−カ−テンを下降させる方向の回転トルクを付加する手段の第二の実施の形態を示す図である。従動側ブラケット9aには渦巻ばね110が設けてあり、巻取シャフト2の従動側端部にはピン12が径方向に移動自在に突設されており、ピン12は渦巻ばね110に沿って上下する。開口部全閉時から巻取シャフト2を巻上方向に回転させると、最初はピン12が渦巻ばね110のらせんに沿って内側に移動し、最後の一回転の時に、渦巻ばね110の係止部110aとピン12が係止して、渦巻ばね110を一回締める。こうすることで、巻取シャフト2にはシャッタ−カ−テンを下向きに下降させるような回転トルクが加わる。
【0025】
実施の形態においてはシ−トシャッタ−を中心として説明してきたが、全ての実施の形態は図5に示したようなシャッタ−カ−テンの下端の所定高さ(数十cm)のみをシ−トとしたような防火シャッタ−に採用することもできる。また、このようなものにおいて、シャッタ−カ−テンの降下し過ぎ(本来の全閉位置でシャッタ−カ−テンを停止させる)を規制するストッパを設けてもよい。ストッパが開口部全閉時においてシャッタ−重量を負担することで、シャッタ−カ−テン下端に全重量が作用することがない。ストッパとしては、ガイドレ−ルの下端側に設けられ、下端に位置する金属製スラットが当接するようにしたもの(例えばシ−トのみを挿通させるような細幅のガイドレ−ル)、ガイドレ−ル上方にまぐさ部に設けられ、開口部全閉時においてシャッタ−カ−テンと係合してシャッタ−カ−テンの重量を負担するようにしたもの、あるいは、開口部全閉位置においてシャッタ−カ−テンを繰り出す巻取シャフトの回転を規制する手段等が挙げられる。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、建物開口部上方に収納されたシャッタ−カ−テンが該開口部の左右両側に立設したガイドレ−ルに案内されながら自重で下降して該開口部を閉鎖する防火シャッタ−において、該シャッタ−には、開口部全開時の上限停止位置から開閉機を回転起動させる下向きトルク付加機構を設け、該トルク付加機構は該シャッタ−カ−テンが上限停止位置から所定距離降下するまで作用するようにしたことを特徴とするので、シャッタ−カ−テン及び座板の重量に頼ることなく開閉機の増速起動トルクを増加させることで、シャッタ−カ−テン降下時の始動動作を円滑に行うことができる。したがって、本発明によれば、シャッタ−カ−テンの確実な降下とシャッタ−カ−テン及び座板の軽量化という相入れない二つの課題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は防火シ−トシャッタ−の概略正面図、(b)は図1(a)の側面図である。
【図2】開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分を強制的に下方に降下させる手段の第一の実施の形態を示す図であって、開口部全開時におけるまぐさ部の側面図である。
【図3】開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分を強制的に下方に降下させる手段の第二の実施の形態を示す図であって、(a)は開口部全開時におけるまぐさ部の側面図、(b)は座板の部分斜視図である。
【図4】開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分を強制的に下方に降下させる手段の第三の実施の形態を示す図であって、(a)は開口部全開時におけるまぐさ部の側面図、(b)はウエイトを載置した座板の部分斜視図である。
【図5】開口部全開時に巻取シャフトから垂下したシャッタ−カ−テン部分を強制的に下方に降下させる手段の第四の実施の形態を示す図であり、(a)は開口部全開時における開口部の一部切欠き正面図および座板の一端側の斜視図、(b)は開口部全閉時における開口部の一部切欠き正面図および座板の一端側の斜視図である。
【図6】開口部全開時にシャッタ−の回転部分に対してシャッタ−カ−テンを下降させる方向の回転トルクを付加する手段の第一の実施の形態を示す図であり、(a)は巻取シャフトの従動側端部を示す図、(b)は開口部全開時におけるシャッタ−の側面図である。
【図7】開口部全開時にシャッタ−の回転部分に対してシャッタ−カ−テンを下降させる方向の回転トルクを付加する手段の第二の実施の形態を示す図であり、(a)は巻取シャフトの従動側端部を示す正面図および側面図、(b)は渦巻ばねを示す図である。
【符号の説明】
1 シャッタ−カ−テン
2 巻取シャフト
3 ガイドレ−ル
4 座板
5 まぐさ部材
6 圧縮スプリング
60 板ばね
7 ウエイト
70 ウエイト
11 コイルスプリング
110 渦巻ばね
Claims (4)
- 建物開口部上方に収納されたシャッタ−カ−テンが該開口部の左右両側に立設したガイドレ−ルに案内されながら自重で下降して該開口部を閉鎖する防火シャッタ−において、該シャッタ−には、開口部全開時の上限停止位置から開閉機を回転起動させる下向きトルク付加機構を設け、前記下向きトルク付加機構は、開口部全開時に該座板に載置されたウエイトであって、該座板が降下し始めると該ウエイトが開口部上方に設けたまぐさ部に係止するようにしたことを特徴とする開閉機の増速起動トルク増加装置。
- 建物開口部上方に収納されたシャッタ−カ−テンが該開口部の左右両側に立設したガイドレ−ルに案内されながら自重で下降して該開口部を閉鎖する防火シャッタ−において、該シャッタ−には、開口部全開時の上限停止位置から開閉機を回転起動させる下向きトルク付加機構を設け、前記下向きトルク付加機構は、開口部全開時に該ガイドレ−ルの溝内に位置して該座板の長さ方向両端部に設けたウエイトであって、該ウエイトは本体と該本体の上端面を対向状に延出して形成した延出部を有しており、該延出部を介して該座板の長さ方向両端部に係止吊持されていると共に、該延出部にはシャッタ−カ−テンを挿通させるスリットを形成してなることを特徴とする開閉機の増速起動トルク増加装置。
- 前記シャッタ−カ−テンは耐火シ−トから形成されていることを特徴とする請求項1,2いずれかに記載の開閉機の増速起動トルク増加装置。
- 前記シャッタ−カ−テンは開口部全閉時においてシャッタ−カ−テン下端より所定高さまでの面域を占める耐火シ−トと、シャッタ−カ−テンの耐火シ−ト以外の面域を占める金属製スラットとから構成されていることを特徴とする請求項1,2いずれかに記載の開閉機の増速起動トルク増加装置。
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JP19666098A JP3622106B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 防火シャッタ−における開閉機の増速起動トルク増加装置 |
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