JP2000080867A - 開閉体装置および開閉体の閉鎖方法 - Google Patents

開閉体装置および開閉体の閉鎖方法

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JP2000080867A
JP2000080867A JP10183087A JP18308798A JP2000080867A JP 2000080867 A JP2000080867 A JP 2000080867A JP 10183087 A JP10183087 A JP 10183087A JP 18308798 A JP18308798 A JP 18308798A JP 2000080867 A JP2000080867 A JP 2000080867A
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closing
shutter curtain
closing body
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Kensho Iwase
憲昭 岩瀬
Hironori Nakamura
博紀 中村
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Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被遮断部を開閉体で閉鎖するとき、被遮断部
に物体が存在していても、物体および開閉体の損傷を防
止できる開閉体装置および開閉体の閉鎖方法を提供する
こと。 【解決手段】 開閉体装置である防災用シャッターの開
閉体になっているシャッターカーテン5は、硬質部であ
るスラット連設体19と軟質部である可撓性シート20
とからなり、火災時に巻取部8から自重で繰り出し下降
するシャッターカーテン5が被遮断部である出入口4の
床面7に存在していた物体に当たっても、シート20の
撓み変形だけですみ、物体およびシャッターカーテン5
の損傷が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉体装置および
その開閉体の閉鎖方法に係り、例えば、防火、防煙のた
めの防災用シャッターを含む建物用シャッターや、引き
戸、可動間仕切り、開き戸等に利用できるものである。
【0002】
【背景技術】従来、開閉体装置としての建物用シャッタ
ーは、上下動することにより被遮断部である出入口を開
放、閉鎖するシャッターカーテンを有し、出入口に配設
された開閉体となっているこのシャッターカーテンは、
所定厚さの金属板からなるスラットを多数連設して形成
されたスラット連設体と、このスラット連設体の閉鎖側
の先端に連結された同じく金属製の座板とにより形成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の建物用シャッタ
ーのシャッターカーテンは、全体が鋼板製の硬質部とな
っているため、シャッターカーテンが下降して出入口を
閉鎖するとき、シャッターカーテンの真下に物体が存在
すると、その硬さによりこの物体が損傷したり、物体へ
の衝突によってシャッターカーテン自体が損傷するおそ
れがあった。また、シャッターカーテンの全体重量が物
体に作用するため、シャッターカーテンの下からの物体
の取り出しは困難であった。
【0004】本発明の目的は、建物用シャッターのシャ
ッターカーテン等の開閉体が出入口等の被遮断部を閉じ
るときに物体の損傷や開閉体の損傷を防止できるように
なる開閉体装置および開閉体の閉鎖方法を提供するとこ
ろにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る開閉体装置
は、被遮断部に配設され、この被遮断部を開放、閉鎖す
る開閉体と、この開閉体の閉鎖側への移動を止めるスト
ッパ手段とを含んで構成された開閉体装置であって、開
閉体は硬質部と軟質部とを有し、軟質部は硬質部の少な
くとも一部よりも閉鎖側に配置され、ストッパ手段は、
この軟質部が被遮断部の縁部に接触したときに開閉体の
閉鎖側への移動を止めるものとなっていることを特徴と
するものである。
【0006】この開閉体装置によると、開閉体の軟質部
が被遮断部の縁部に接触したとき、開閉体の閉鎖側への
移動はストッパ手段で止められるため、被遮断部の縁部
への軟質部の接触で被遮断部の遮断性を確保できるとと
もに、被遮断部に物体が存在していた場合には、軟質部
がこの物体に当たって変形した状態で開閉体の閉鎖移動
が停止するため、物体が損傷することおよび開閉体が損
傷することを有効に防止できる。また、このとき、軟質
部は物体の形状に倣って変形しつつ被遮断部の縁部に接
触するため、被遮断部を開閉体で確実に遮断することが
できる。さらに、開閉体の閉鎖移動が下向きである場合
には、ストッパ手段で開閉体の閉鎖移動が止められるた
め、軟質部に当たっている物体には開閉体の全体重量は
作用せず、このため、物体の取り出しを容易に行える。
【0007】開閉体の一例は建物用シャッターの上下動
するシャッターカーテンである。このシャッターカーテ
ンの場合には、軟質部を例えば可撓性シートとし、この
シートでシャッターカーテンの下部を形成することがで
きる。これによると、可撓性シートの下端がシャッター
カーテンで開放、閉鎖される被遮断部になっている出入
口の下縁部に達すると、シャッターカーテンの下降はス
トッパ手段で停止されることになる。
【0008】なお、以上の可撓性シートには中桟等の補
強部材を設けてもよい。
【0009】また、この可撓性シートの上端が結合され
る前記硬質部としての座板は、被遮断部の幅方向に連続
した長尺の通しのものでもよく、被遮断部の幅方向に分
割され、複数並設された短尺のものでもよい。
【0010】また、以上の本発明に係る開閉体装置にお
いて、前記硬質部よりも前記閉鎖側とは反対側には別の
軟質部、硬質部が設けられ、これらによってシャッター
カーテン等の開閉体が構成されていてもよい。
【0011】また、本発明に係る開閉体装置は、被遮断
部に配設され、この被遮断部を開放、閉鎖する開閉体
と、この開閉体の閉鎖側への移動を止めるストッパ手段
とを含んで構成された開閉体装置であって、開閉体は第
1硬質部と軟質部と第2硬質部とを有し、軟質部は第1
硬質部の少なくとも一部よりも閉鎖側に配置され、第2
硬質部は軟質部の閉鎖側の端部に配置され、ストッパ手
段は、この第2硬質部が被遮断部の縁部に接触したとき
に開閉体の閉鎖側への移動を止めるものとなっているこ
とを特徴とするものである。
【0012】この開閉体装置では、開閉体の第2硬質部
が被遮断部の縁部に接触したときに開閉体の閉鎖側への
移動はストッパ手段で止められるため、被遮断部の縁部
への第2硬質部の接触で被遮断部を一層確実に遮断でき
るとともに、被遮断部に物体が存在していた場合は、第
2硬質部がこの物体に当たると軟質部が変形するため、
この変形で物体への衝突の衝撃が緩和され、物体の損傷
および開閉体の損傷が防止されることになる。また、開
閉体の閉鎖移動が下向きである場合には、ストッパ手段
で開閉体の全体重量が物体に作用するのをなくすことが
できるため、物体の取り出しを容易に行える。
【0013】この開閉体装置における開閉体が建物用シ
ャッターの上下動するシャッターカーテンである場合に
も、軟質部を可撓性シートとすることができ、シャッタ
ーカーテンの下部を形成するこのシートの下端に設ける
第2硬質部を座板とすることができる。
【0014】この可撓性シートにも中桟等の補強部材を
設けてもよい。
【0015】また、この開閉体装置においても、第1硬
質部よりも前記閉鎖側とは反対側には別の軟質部、硬質
部が設けられ、これらによってシャッターカーテン等の
開閉体が構成されていてもよい。
【0016】以上のそれぞれの開閉体装置を含めて、開
閉体装置の開閉体が建物用シャッターのシャッターカー
テンであって、軟質部が可撓性シートである場合には、
このシートはシャッターカーテンで開放、閉鎖される出
入口の幅方向に連続した1枚のものでもよく、また、出
入口の幅方向に並設された複数枚でもよい。
【0017】また、この建物用シャッターが防火、防煙
のための防災用シャッターである場合や、工場の例えば
フォークリフト等が出入りする出入口に配置される工場
用シャッター等の場合には、可撓性シートを出入口の幅
方向に並設された複数枚とするとともに、これらのシー
トのうちの少なくとも1枚をめくり自在とし、このシー
トのめくりにより開閉体に開口部が形成されるようにし
てもよい。このようにすると、シートのめくりによって
形成された開口部を、防災用シャッターの場合には火災
時等の非常時において、シャッターカーテンで仕切られ
た一方の区域から他方の区域に脱出するための脱出口と
することができ、また、工場用シャッターの場合には、
出入口の一部だけを例えば人の出入りのために開け、出
入口の大部分を閉めておくことにより、工場内外への空
気の流通を抑制して工場内の温度を一定にするなどを達
成できるようになる。
【0018】なお、めくり自在のシートは他のシートに
対して前記遮断部の幅方向に重ね代をもって配置しても
よく、また、重ね代なしで配置してもよい。
【0019】また、めくり自在のシートは1枚だけでも
よいが、出入口の幅方向に複数枚設けてもよく、また、
めくり自在のシートをシャッターカーテンの厚さ方向に
複数枚設け、これら全部のシートをめくることにより前
記開口部が形成されるようにしてもよい。めくり自在の
シートをシャッターカーテンの厚さ方向に複数枚設けた
場合には、防災用シャッターについてはそれだけ火や煙
の有効な遮断を実現でき、工場用シャッターについては
工場内の温度の一定化をそれだけ有効に達成できるよう
になる。
【0020】また、本発明に係る開閉体装置は、被遮断
部に配設され、この被遮断部を開放、閉鎖する開閉体
と、この開閉体の閉鎖側への移動を止めるストッパ手段
とを含んで構成された開閉体装置であって、開閉体の閉
鎖側の先部の少なくとも一部は可動体となっており、ス
トッパ手段は、この可動体が被遮断部の縁部に接触した
ときに前記開閉体の閉鎖側への移動を止めるものとなっ
ているとともに、可動体は、開閉体の開放、閉鎖の方向
への変位成分を有して移動可能となっていることを特徴
とするものである。
【0021】この開閉体装置によると、可動体が被遮断
部の縁部に接触すると開閉体の閉鎖側への移動はストッ
パ手段で止められるため、被遮断部を開閉体で遮断でき
ることになり、また、被遮断部に物体が存在していた場
合には、可動体がこの物体に当たると、可動体は物体か
らの反力で開放側への変位成分を有しながら移動するた
め、物体への衝突の衝撃は緩和され、物体の損傷および
開閉体の損傷は防止される。また、開閉体の閉鎖移動が
下向きである場合には、開閉体の全体重量が物体に作用
するのをストッパ手段でなくすことができるため、物体
の取り出しを容易に行える。
【0022】この開閉体装置において、可動体はヒンジ
等による回動中心部を中心に回動するものでもよく、ス
ライダのように開閉体の開放、閉鎖方向と同じ方向にス
ライドできるものでもよく、物体に当たったときに開閉
体の開放、閉鎖方向への変位成分を有して移動できるも
のであれば任意なものでよい。
【0023】以上のそれぞれの開閉体装置において、開
閉体の閉鎖側への移動を止めるストッパ手段は任意な構
造、形式のものを採用でき、開閉体が建物用シャッター
のシャッターカーテンである場合には、このストッパ手
段は、建物用シャッターに設けられる電気信号または機
械的リミット装置からの物理的な力によって作動するブ
レーキでもよく、シャッターカーテンの上下動を案内す
るためのガイドレールに設けたシャッターカーテン用鍵
部材や係止部材を含むストッパ部材でもよく、シャッタ
ーカーテンと巻取部とを連結し、自重で巻取部から繰り
出し下降したシャッターカーテンをそれ以上回転しない
平衡状態に巻取部に吊り下げ支持する吊り元部材でもよ
く、ストッパ手段を建物用シャッターの駆動形式等に応
じて任意に決めることができる。
【0024】また、本発明に係る開閉体の閉鎖方法は、
被遮断部に配設され、この被遮断部を開放、閉鎖する開
閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方法であって、この
開閉体を、硬質部とこの硬質部よりも閉鎖側に配置され
た軟質部とを含んで構成し、この軟質部が被遮断部の縁
部に接触したときに開閉体の閉鎖移動を一旦停止させ、
この後、軟質部を変形させながらこの開閉体を再度閉鎖
移動させることを特徴とするものである。
【0025】この開閉体の閉鎖方法によると、開閉体の
閉鎖移動は軟質部が被遮断部の縁部に接触したときに一
旦停止するため、被遮断部の縁部への軟質部の接触で被
遮断部の遮断性を確保できるとともに、このときに被遮
断部に物体が存在していても、軟質部の変形により物体
への衝突による衝撃は緩和されて物体の損傷および開閉
体の損傷を防止できることと、一旦停止している間に物
体の除去を行えることとを達成できる。また、開閉体
は、一旦停止後、軟質部を変形させながら再度閉鎖移動
するため、最後は変形した軟質部を介して硬質部が被遮
断部の縁部に当接することになり、この結果、被遮断部
の遮断性を高めることができる。
【0026】この開閉体の閉鎖方法を建物用シャッター
の上下動するシャッターカーテンに適用した場合には、
軟質部をシャッターカーテンの下部を形成する可撓性シ
ートとすることができる。
【0027】このようにこの開閉体の閉鎖方法を建物用
シャッターのシャッターカーテンに適用した場合には、
シャッターカーテンの一旦停止はタイマー等を使用した
シャッターカーテンの駆動制御装置の制御によっても行
え、また、火災等によって環境温度が一定値以上に上昇
したときに溶解する熱ヒューズや熱で変形する形状記憶
金属等を使用した機械的構造によっても行える。
【0028】また、本発明に係る開閉体の閉鎖方法は、
被遮断部に配設され、この被遮断部を開放、閉鎖する開
閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方法であって、この
開閉体の閉鎖側の先部には開放、閉鎖の方向への変位成
分を有して可動自在となった可動体が設けられ、この可
動体が被遮断部の縁部に接触したときに開閉体の閉鎖移
動を一旦停止させ、この後、開閉体をさらに閉鎖移動さ
せることを特徴とするものである。
【0029】この開閉体の閉鎖方法によると、開閉体の
閉鎖移動は可動体が被遮断部の縁部に接触したときに一
旦停止するため、被遮断部の縁部への可動体の接触で被
遮断部の遮断性を確保できるとともに、このときに被遮
断部に物体が存在していても、可動体の開放側への変位
成分をもった移動により物体への衝突による衝撃は緩和
され、このため物体の損傷および開閉体の損傷を防止で
き、また、可動体を開放側へ移動させることにより物体
を除去できるようになる。
【0030】この開閉体の閉鎖方法においても、開閉体
が建物用シャッターのシャッターカーテンである場合に
このシャッターカーテンを一旦停止させることは、タイ
マー等を使用したシャッターカーテンの駆動制御装置の
制御によっても行え、また、火災等によって環境温度が
一定値以上に上昇したときに溶解する熱ヒューズや熱で
変形する形状記憶金属等を使用した機械的構造によって
も行える。
【0031】なお、この開閉体の閉鎖方法において、開
閉体の閉鎖側の先部に設けられる可動体は、例えば、箱
状のスライダのように開閉体の開放、閉鎖方向と同じ方
向にスライドできるものでもよく、また、ヒンジ等の回
動中心部を中心に回動できるようになっているものでも
よく、その構造、形状は任意である。また、可動体は、
可動体が被遮断部の縁部に接触した後に開閉体がさらに
閉鎖移動したとき、可動体を除いた開閉体の残りの部分
だけが可動体に対して閉鎖移動できるようになっている
ものでもよく、また、被遮断部の縁部に接触した可動体
が屈曲変形等しながら開閉体の閉鎖移動が行われるよう
にものになっているものでもよい。
【0032】以上のそれぞれの開閉体の閉鎖方法におい
て、開閉体の閉鎖移動の一旦停止は1回だけでもよく、
一旦停止後に閉鎖移動させて再度一旦停止させるように
してもよく、一旦停止を複数回繰り返してもよい。
【0033】また、一旦停止後の開閉体の閉鎖移動速度
は一旦停止前の速度と同じにしてもよく、これより遅く
してもよく、速くしてもよい。
【0034】また、本発明に係る開閉体の閉鎖方法は、
被遮断部に配設され、この被遮断部を開放、閉鎖する開
閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方法であって、この
開閉体の閉鎖側の先端が被遮断部の縁部から一定距離に
達したとき、開閉体の閉鎖移動速度をそれまでの速度よ
りも低下させ、これ以後、開閉体の閉鎖移動を維持させ
ることを特徴とするものである。
【0035】この開閉体の閉鎖方法によると、開閉体の
閉鎖側の先端が被遮断部の縁部から一定距離に達する
と、開閉体の閉鎖移動速度は低下するため、被遮断部に
物体が存在していた場合、物体への開閉体の衝突速度を
遅くすることができ、あるいは、開閉体が衝突する前に
物体を被遮断部から除去することができ、このため、物
体の損傷および開閉体の損傷を防止できる。
【0036】なお、この開閉体の閉鎖方法において、被
遮断部の縁部から一定距離に達した開閉体が低下した速
度で閉鎖移動した後は、この低下速度で一定距離移動し
てからまたは一定時間経過してから閉鎖速度を速くして
もよい。これによると、被遮断部から物体を除去した後
に開閉体を高速で閉鎖移動させることができるようにな
り、それだけ、開閉体と物体との衝突による物体の損傷
および開閉体の損傷を有効に防止しながら、開閉体によ
る被遮断部の遮断を早めることができる。
【0037】さらに、本発明に係る開閉体の閉鎖方法
は、被遮断部に配設され、この被遮断部を開放、閉鎖す
る開閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方法であって、
この開閉体を、硬質部とこの硬質部よりも閉鎖側に配置
された軟質部とを含んで構成し、この軟質部が前記被遮
断部の縁部に接触したときに開閉体の閉鎖移動速度をそ
れまでの速度よりも低下させ、これ以後、軟質部を変形
させながら低下した速度で開閉体を閉鎖移動させること
を特徴とするものである。
【0038】この開閉体の閉鎖方法でも開閉体の閉鎖移
動速度は低下せしめられるため、上記開閉体の閉鎖方法
と同様な作用効果を達成できるとともに、開閉体の閉鎖
移動速度は軟質部が被遮断部の縁部に接触してから低下
するため、低下速度で開閉体が閉鎖移動しているあいだ
中、被遮断部の遮断性を確保できる。
【0039】これらの開閉体の閉鎖方法のように開閉体
の閉鎖移動速度を途中から低下させるためには、開閉体
が駆動制御装置で駆動される場合には、この駆動制御装
置で閉鎖移動速度を低下させてもよく、また、開閉体の
移動経路中に機械的な部品による速度低下手段を設け、
この手段によって開閉体の閉鎖移動速度を低下させるよ
うにしてもよい。
【0040】後者は、開閉体の開放、閉鎖の移動が駆動
制御装置で行われる構成となっている場合と、駆動源を
使用しない手動や自重等で行われる構成となっている場
合との両方について適用でき、また、後者は前者よりも
比較的簡単な構造で実現できるという効果を有する。
【0041】開閉体が建物用シャッターの上下動するシ
ャッターカーテンである場合において、後者を採用した
ときは、前記速度低下手段は、シャッターカーテンに対
して不動となっている不動部材と、このシャッターカー
テンとのうちの少なくとも一方に設けられる。
【0042】ここでいう不動部材とは、例えば、シャッ
ターカーテンの開放、閉鎖移動を案内するガイドレール
や、シャッターカーテンが開放、閉鎖移動する際に出入
りするまぐさが形成されている部材、あるいは、巻取式
シャッターカーテンの巻取部を両側で支持し、巻き取ら
れたシャッターカーテンの端面と対面するブラケット等
である。
【0043】不動部材がガイドレールである場合におけ
る速度低下手段の具体的一例は、ガイドレールの内部に
配置されてシャッターカーテンの側部と接触する摩擦部
材であり、また、他の例は、ガイドレールの内部に配置
されるとともに、シャッターカーテンの閉鎖側の先端に
取り付けられ若しくはシャッターカーテンの閉鎖側の先
端と対向して被遮断部側に設けられたばね等の弾性部材
であり、これ以外にも任意な部品からなる速度低下手段
を採用できる。また、不動部材がまぐさが形成されてい
る部材である場合における速度低下手段の具体的一例
は、シャッターカーテンがまぐさから一定量出たときに
まぐさ周縁部に接触してシャッターカーテンの速度を低
下させる接触部をシャッターカーテンに設けることであ
る。
【0044】さらに、不動部材を上記ブラケットとした
場合における速度低下手段の具体例は、巻取部から大部
分が繰り出し下降して巻取部に僅かに残っているシャッ
ターカーテンの端面と対面するブラケットの所定箇所
に、摩擦部材等のシャッターカーテンの端面と接触する
接触部材を配置し、シャッターカーテンの残りの繰り出
し下降時に、シャッターカーテンとの間で相対移動が生
ずるこの接触部材によってシャッターカーテンの速度を
低下させることである。
【0045】なお、不動部材が上記ガイドレールやブラ
ケットのように左右2個または複数個ある部材である場
合には、速度低下手段はこれらの全部に設けてもよく、
これらのうちの一部の部材だけに設けてもよい。
【0046】以上のように開閉体の閉鎖移動速度を低下
させるようにした場合において、開閉体が建物用シャッ
ターの上下動するシャッターカーテンであって、このシ
ャッターカーテンを、硬質部と、この硬質部よりも閉鎖
側に配置された軟質部とを含んで構成するときは、軟質
部をシャッターカーテンの下部を形成する可撓性シート
とすることができる。
【0047】以上説明したそれぞれの本発明において、
開閉体が建物用シャッターのシャッターカーテンである
場合であって、このシャッターカーテンの構成部材とし
て軟質部が含まれる場合には、この軟質部をそれぞれ前
述した可撓性シートとしてもよいが、これに限らず例え
ばゴムやスポンジ等の多孔質体による弾性部材としても
よく、これらが適用される建物用シャッターはシャッタ
ーカーテンの開放、閉鎖の方向が上下方向ではなく、左
右方向や水平方向でもよく、上下方向である場合にも、
閉鎖の方向が下方向ではなく、上方向でもよい。また、
軟質部を可撓性シートとした場合には、このシートは袋
状としてもよく、また、その内部にばね等の弾性部材を
収納してよい。
【0048】また、本発明は、開閉体が建物用シャッタ
ーのシャッターカーテンである場合において、その建物
用シャッターは窓用シャッター、店舗等の出入口用シャ
ッター、車庫用シャッター、防災用シャッター等の任意
な用途に使用されるシャッターでよく、また、その構
造、形式は、複数のスラットによるスラット式、単数ま
たは複数のパネルによるパネル式、リンクで連結された
複数のパイプによるパイプ式等でもよく、さらに、本発
明は、巻き取り格納式シャッター、パネル分離並べ格納
式シャッター、スライディング型のオーバーヘッドドア
式シャッター等の任意なタイプのシャッターに適用でき
る。
【0049】本発明を防災用シャッターに適用し、この
防災用シャッターの開閉体であるシャッターカーテンに
軟質部としての可撓性シートを使用するときは、この可
撓性シートは防火性、防煙性を備えていることが求めら
れる。このため、可撓性シートは、例えば、シリカクロ
スやガラスクロス、ワイヤメッシュ等の不燃性、耐火性
生地に耐火塗料等の耐火被覆材を被覆形成したものとす
ることができる。
【0050】本発明を防災用シャッター以外の建物用シ
ャッターに適用する場合には、可撓性シートは塩化ビニ
ル、ポリエステル等の合成樹脂製や木綿や絹等の天然素
材製でもよく、また、ワイヤメッシュ製でもよく、これ
らの混紡でもよい。
【0051】また、本発明は、建物用シャッター以外の
開閉体、例えば、引き戸、可動間仕切り、開き戸等にも
適用でき、開閉体の開放、閉鎖の方向は、上下方向、左
右方向、水平方向、回転方向のいずれであってもよい。
【0052】また、これらの開閉体が硬質部と軟質部と
を有するものであるときは、硬質部は、金属製、合成樹
脂製、木製、セラミック製、これらの複合体でもよく、
軟質部は、可撓性シート、ゴムやスポンジ等の多孔質体
による弾性部材でもよい。軟質部を可撓性シートとした
場合には、このシートを袋状とし、その内部にばね等の
弾性部材を収納してもよい。
【0053】さらに、開閉体で開放、閉鎖される被遮断
部は、開閉体の種類、用途に応じて決まるものであっ
て、例えば、出入口、窓、非常口、通路、通用門等でも
よい。そして、開閉体装置は、自動駆動式のものでもよ
く、手動や自重で開閉体を移動させる非自動駆動式のも
のでもよい。
【0054】また、本発明において、建物用シャッター
のシャッターカーテンを含む開閉体が硬質部と軟質部を
含んで構成される場合、軟質部等は硬質部等に後付け作
業で取り付けるようにしてもよい。これによると、既設
の開閉体装置にも本発明を適用できるようになる。
【0055】これを具体的に説明すると、開閉体が建物
用シャッターのシャッターカーテンである場合、軟質部
としての可撓性シートを硬質部である既設のシャッター
カーテンの座板に取り付けてもよく、また、可撓性シー
トの高さ寸法に相当する既設のシャッターカーテンのス
ラット連設体と座板の部分を取り外し、この代わりに可
撓性シートを取り付けてもよい。
【0056】また、以上説明した本発明において、開閉
体に軟質部としての可撓性シートを設ける場合には、こ
の可撓性シートの全部または一部を透明としてもよい。
これによると、可撓性シートの透明部を通して開閉体で
遮断された被遮断部の向こう側を視認できるようにな
り、開閉体装置が防災用シャッターの場合には火災時等
の非常時の避難に有効となる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、建物の防災区画に配置され
る防災用シャッターの正面図で、天井1と床2を断面で
示してある。この防災用シャッターは、天井1、床2、
左右の壁3で囲まれた被遮断部である出入口4を開放、
閉鎖するシャッターカーテン5を有し、このシャッター
カーテン5は左右のガイドレール6に案内されて上下動
し、出入口4の下側の縁部になっている床面7にシャッ
ターカーテン5の下端が当接することにより、出入口4
は閉鎖される。
【0058】通常時、シャッターカーテン5は天井1の
内部に配置された巻取部8に巻き取られており、この巻
き取りと巻取部8からのシャッターカーテン5の繰り出
しのために、巻取部8にスプロケット、チェーン等によ
る駆動力伝達手段を介して開閉機9が接続され、この開
閉機9はモータ10とブレーキ11からなる。モータ1
0を図示しないスイッチ等の駆動手段で駆動させること
により、シャッターカーテン5は回転する巻取部8に巻
き取られて上昇するため出入口4を開放し、この後に巻
取部8の回転を停止させたブレーキ11の解除が行われ
ると、シャッターカーテン5は巻取部8を回転させなが
ら自重で繰り出し下降し、これにより出入口4は閉鎖さ
れる。
【0059】開閉機9に隣接して自動閉鎖装置12と制
御装置13と手動閉鎖装置14とが配置され、自動閉鎖
装置12には制御装置13を介して天井面に取り付けら
れた火災検出センサ15が接続され、手動閉鎖装置14
には壁面に配置されたレバー等による手動機16が機械
的に接続されている。センサ15が火災の発生による煙
または熱を検出すると、センサ15からの信号で制御装
置13を介して自動閉鎖装置12はブレーキ11を解除
し、また、手動機16を手動操作した場合には手動閉鎖
装置14はブレーキ11を解除し、これにより、シャッ
ターカーテン5は上述の通り巻取部8から自重で繰り出
し下降する。
【0060】開閉機9の近辺には充電器17とカウンタ
18も配置され、充電器17は火災発生時等の非常時用
電源であり、カウンタ18は、ブレーキ11の解除でシ
ャッターカーテン5が繰り出し下降したときの巻取部8
の回転が伝達されて回転するモータ10の駆動軸の回転
数を検出するためのものである。ブレーキ11が解除さ
れてシャッターカーテン5が下降し始めるとその下降量
はカウンタ18で常時検出され、シャッターカーテン5
の下端が床面7に当接して出入口4が閉鎖されると、カ
ウンタ18からの信号に基づき制御装置13はブレーキ
11を自動復帰させ、これにより、シャッターカーテン
5はその位置で停止する。
【0061】図1の実施形態のシャッターカーテン5
は、多数のスラットを上下に連設することにより形成さ
れたスラット連設体19と、このスラット連設体19の
下端に結合されて垂下された可撓性シート20とからな
る。それぞれのスラットは金属製であるためスラット連
設体19は硬質部であり、これに対してシャッターカー
テン5の下部を形成している可撓性シート20は軟質部
である。このシート20は、例えば、シリカクロスまた
はガラスクロスに耐火被覆材としての耐火塗料を塗布し
たもので形成されている。
【0062】図1の実施形態では、スラット連設体19
の上端は吊り元部材21を介して巻取部8に連結され、
また、左右のガイドレール6の内部には、スラット連結
体19の側部だけではなく、可撓性シート20の側部も
摺動自在に挿入されており、このシート20のガイドレ
ール6からの抜け出し防止のため、シート20の側部に
ガイドレール6の内部に摺動自在に係合する係合部材を
設けてもよい。
【0063】前述した通り、火災発生によりブレーキ1
1が解除されてシャッターカーテン5が自重で巻取部8
から繰り出し下降したとき、この下降量が、床面7に可
撓性シート20の下端が達するまでになると、カウンタ
13からの信号に基づくブレーキ11の自動復帰により
シャッターカーテン5の下降は停止される。このため、
本実施形態において、出入口4を開放、閉鎖する開閉体
であるシャッターカーテン5の下降を停止させるための
ストッパ手段は、ブレーキ11である。
【0064】可撓性シート20の下端が床面7に接触す
ると、出入口4は遮断されてシャッターカーテン5で仕
切られる一方の区域と他方の区域は非連通状態となるた
め、これらの区域間で煙や炎が流通することはなく、シ
ャッターカーテン5は防煙、防火機能を発揮する。
【0065】また、シャッターカーテン5が下降してく
る床面7上に可撓性シート20の上下寸法よりも高さが
低い物体が存在していた場合には、この物体に可撓性シ
ート20が当たり、このシート20は軟質故に撓み変形
してシャッターカーテン5の全体重量は物体に作用しな
いため、自重で下降するシャッターカーテン5によって
物体が損傷することはなく、シャッターカーテン5も物
体からの反力で損傷することはない。そして、シート2
0は物体の形状に倣い変形したまま床面7に接触するた
め、物体の部分を除いて出入口4を有効に遮断すること
ができる。また、ブレーキ11の自動復帰によりシャッ
ターカーテン5の全体は巻取部8から吊り下げ支持状態
となっているため、物体の取り出しを容易に行える。
【0066】図2の実施形態では、可撓性シート20の
ほぼ中央に左右方向に延びる切れ目(スリット)22を
形成している。これによると、シート20の下端に物体
が当たったとき、シート20の撓み変形は発生し易くな
り、物体の損傷およびシャッターカーテンの損傷は一層
有効に防止される。
【0067】図3の実施形態では、可撓性シート20を
出入口4の幅方向に重ね代をもって並設された複数の可
撓性短幅シート23で形成している。これらのシート2
3は上端のみがスラット連設体19に結合されている。
この実施形態によると、物体に当たった特定の短幅シー
ト23だけが撓み変形するため、可撓性シート20全体
としては一層撓み易くなっている。また、この実施形態
ではそれぞれの短幅シート23の側辺と下辺とに切れ目
(スリット)24を形成しており、これによっても短幅
シート23の撓み変形は一層生じ易くなっている。
【0068】図4の実施形態のシャッターカーテン5
は、可撓性シート20の下端に金属製の座板25を結合
することにより形成されている。すなわち、この実施形
態では、スラット連設体19は第1硬質部、可撓性シー
ト20は軟質部、座板25は第2硬質部である。この実
施形態によると、シャッターカーテン5で出入口4が遮
断されたとき、座板25が床面7に接触するため、出入
口4の遮断性は向上し、また、下降中のシャッターカー
テン5の座板25にシート20と座板25の合計の上下
寸法よりも高さが低い物体が当たると、可撓性シート2
0は撓み変形し、したがってこのとき物体に作用する荷
重はシート20と座板25の合計重量分だけであるた
め、物体の損傷およびシャッターカーテン5の損傷を防
止できる。そして、物体を取り出すときは、座板25を
除くシャッターカーテン5の全体重量はストッパ手段で
ある前記ブレーキ11によって物体に作用していないた
め、この取り出しを容易に行える。
【0069】なお、座板25は、通常のシャッターカー
テンの座板のように断面逆T字状、断面逆L字状でもよ
く、また、中空や中実の断面矩形、断面円形、断面楕円
等でもよく、さらに、例えば棒状とした座板を可撓性シ
ート20の袋状に丸めた下端に収納してもよい。また、
可撓性シート20の袋状に丸めた下端の内部に金属球や
砂等を詰め、この部分を第2硬質部としてもよい。
【0070】図5の実施形態では、座板25を出入口4
の幅方向に分割された複数の短寸座板26の並設で形成
している。これによると、座板は出入口4の幅方向に連
続した1本ではないため、物体への当たりが生じたと
き、可撓性シート20は図4の実施形態よりも有効に撓
み変形する。図5の実施形態の場合、隣接する短寸座板
26同士は互いに分離させてもよく、ヒンジ、可撓性合
成樹脂等による連結部材27で互いに屈曲自在に連結し
てもよい。
【0071】図6と図7は、座板25を出入口4の幅方
向に分割されかつ分離している複数の短寸座板28,2
9の並設で形成した場合を示し、隣接する短寸座板28
同士、29同士は、これらの図で示すように互いに噛み
合い状態で並設してもよい。また、図8の実施形態で示
すように、座板25を隣接する短寸座板30同士の噛み
合わせで形成する場合、シャッターカーテン5の厚さ方
向に短寸座板30の一部30A同士が重なるようにして
もよい。これによると、シャッターカーテン5で出入口
4を遮断したとき、シャッターカーテン5の厚さ方向に
煙や炎が座板25の分割、分離部分を通過してしまうの
を防止できる。
【0072】図9の実施形態で示されたシャッターカー
テン5は、下部の幅方向の一部、図示例では下部の幅方
向中央が欠部31となった門形状のスラット連結体32
と、上端のみがスラット連結体32に結合されて欠部3
1に配置された可撓性シート33と、スラット連結体3
2の欠部31部分を除く下端に取り付けられた座板34
と、可撓性シート33の下端に取り付けられた座板35
とで形成されている。すなわち、この実施形態のシャッ
ターカーテン5は、硬質部であるスラット連設体32の
一部だけのシャッターカーテン閉鎖側の端部に、軟質部
である可撓性シート33が配置されて形成されたもの
で、シート33の両側はスラット連設体32による硬質
部となっているものである。このシャッターカーテン5
は、その防災シャッターの用途、種類等により、床面7
に置かれる物体の位置がだいたい決まっている場合に適
しており、その位置の真上に可撓性シート33を設ける
ようにする。
【0073】また、この実施形態によると、可撓性シー
ト33はめくり自在になっているため、火災時等の非常
時において、出入口4がシャッターカーテン5で遮断さ
れていても、シート33をめくることによりシャッター
カーテン5に欠部31による開口部を形成でき、この開
口部を脱出口とすることができる。
【0074】なお、図9のX−X線断面図である図10に
示すように、可撓性シート33はシャッターカーテン5
の厚さ方向に2枚設けてもよく、1枚でもよい。また、
シート33の下端の座板35は省略してもよい。さら
に、欠部31を左右のガイドレール6間の内幅寸法と同
じとし、この欠部31に被せられる可撓性シート33の
両側のスラット連結体の細幅部分だけがガイドレール6
の内部に挿入されるようにしてもよい。
【0075】また、図9の実施形態において、シート3
3の下端の座板35が床面7に接触したときにシャッタ
ーカーテン5の下降を止めるストッパ手段は、図1で説
明したブレーキ11でもよく、また、シート33の座板
35が床面7に接触したときにシャッターカーテン5の
座板34を床面7に当接させることにより、この座板3
4をシャッターカーテン5のそれ以上の下降を止めるた
めのストッパ手段としてもよい。
【0076】図11は、図9と同じく非常時の脱出口と
なる開口部を形成できる実施形態のシャッターカーテン
5を示す。スラット連結体19の下端から垂下された可
撓性シート20は、出入口4の幅方向に重ね代をもって
並設された2枚の短幅可撓性シート36と、さらに短寸
の可撓性シート37とからなり、これらのシート36,
37は上端のみがスラット連結体19の結合されている
ため、シート37はシート36からめくり自在である。
このめくりにより、シャッターカーテン5に脱出用の開
口部を形成できる。
【0077】図12の実施形態のシャッターカーテン5
は、他の短寸可撓性シート38からめくり自在となった
短寸可撓性シート39を出入口4の幅方向に複数枚とし
たものである。図11、図12に示されているように、
シート36〜39の下端に硬質部である座板40を取り
付けてもよく、省略してもよい。また、めくり自在のシ
ート37,39は、図シャッターカーテン5の厚さ方向
に2枚設けてもよい。また、図11の実施形態における
シート36と37のうちの一方だけ、図12の実施形態
におけるシート38と39のうちの一方だけにそれぞれ
座板をもうけてもよく、また、めくり自在のシート以外
の複数のシートにめくり自在のシートの下端を横断する
通しの座板を設けてもよい。
【0078】図13と図14は、パネル式防災用シャッ
ターの場合を示しており、これらの実施形態における自
重で下降するシャッターカーテン45の硬質部は、金属
製のパネル46を上下に複数連設したパネル連設体47
で形成されている。
【0079】図13の実施形態のシャッターカーテン4
5では、最下部のパネル46が欠部48を有する門形状
に形成され、この欠部48に、出入口4の幅方向に重ね
代をもって並設された複数の短寸可撓性シート49が、
その上端のみが最下部のパネル46に結合されて配置さ
れており、これらのシート49がシャッターカーテン4
5の軟質部となっいる。それぞれのシート49の下端に
は、パネル連設体47を第1硬質部としたときの第2硬
質部となっている座板50が取り付けられている。
【0080】図14の実施形態のシャッターカーテン4
5では、最下部のパネル46に、出入口4の幅方向に重
ね代をもって並設された複数の短寸可撓性シート51が
垂下した状態で取り付けられ、それぞれのシート51は
上端だけが最下部のパネル46に結合されており、これ
らのシート51により、シャッターカーテン45の下部
の軟質部が形成されている。
【0081】図13、図14の実施形態において、シャ
ッターカーテン45の上下動を案内する左右のガイドレ
ール52の内部には、図13では座板50が、図14で
はシート51の下端がそれぞれ床面7に達したときに、
シャッターカーテン45の側部に突設された突起53が
当接してシャッターカーテン45のそれ以上の下降を止
めるストッパ部材54が設けられており、これらの突起
53とストッパ部材54がこれらの実施形態におけるス
トッパ手段となっている。
【0082】なお、図13の実施形態において、最下部
のパネル46におけるシート49の両端部の下端が床面
7に達したときにこの両端部でシャッター45の下降を
止めるようにすることにより、ストッパ手段をこの両端
部としてもよい。
【0083】これらのパネル式防災用シャッターにおい
ても、座板50とシート51の下端がそれぞれ床面7に
接触するとシャッターカーテン45によって出入口4は
遮断されるとともに、下降中のシャッターカーテン45
が床面7に存在していた物体に当たった場合には、シー
ト49,51に撓み変形が生ずることにより物体の損傷
およびシャッターカーテン45の損傷が防止される。
【0084】また、シート49,51はそれぞれめくり
自在であるため、このめくりによってシャッターカーテ
ン45に脱出口となる開口部を形成できる。なお、図1
3の座板50は省略してもよく、図14のシート51の
下端には座板を取り付けてもよい。
【0085】また、図11、図12、図13、図14の
実施形態のように、他のシートからめくり自在となった
シートが設けられるシャッターカーテンでは、これらの
シートに取り付けた座板同士、またはこれらのシート同
士、またはシートと、このシートに隣接する他のシート
に取り付けた座板とにマグネットを設け、シートをめく
る時以外はこれらのマグネットで座板間、シート間の気
密性を確保するようにしてもよい。
【0086】また、図9の実施形態の場合には、欠部3
1に配置されたシート33の両側部と、これらの両側部
と対応するスラット連設体32の部分とに、図13の実
施形態の場合には、欠部48に配置された複数のシート
49のうちの両端部の2枚のシート49の外側の側部
と、これらの側部と対応するパネル46の部分とに、そ
れぞれマグネットを設けてもよい。
【0087】さらに、このようなマグネットは、図9の
実施形態において、シート33の座板35の両端部と、
これらの両端部と対応するスラット連設体32の座板3
4の端部とに、スラット連設体32に座板34が取り付
けられていない場合には、シート33の座板35の両端
部と、これらの両端部と対応するスラット連設体32の
部分とに、シート33に座板35が取り付けられていな
い場合には、シート33の下端両端部と、これらの下端
両端部に対応するスラット連設体32の座板34の端部
とに、それぞれ設けてもよい。
【0088】図15は、開閉体が引き戸55である場合
の実施形態である。引き戸55は、ガイドレールになっ
ている上枠56、下枠57に沿って手動または図示しな
い自動駆動装置で左右動し、出入口58を開放、閉鎖す
る。引き戸55の本体59は金属等からなる硬質部であ
り、この本体59の閉鎖側の端部に軟質部であるゴム等
による弾性部材60が取り付けられている。引き戸55
を防災用とするときは、弾性部材60を耐熱性、耐火性
を有する例えば合成樹脂製とすればよい。上枠56には
下向きにストッパ部材61が突設され、引き戸55の開
放側の端部上部には上向きに突起62が突設されてい
る。
【0089】弾性部材60が出入口58の図中右側の縁
部を形成している縦枠63に当接すると、突起62はス
トッパ部材61に当たってそれ以上の引き戸55の移動
を止める。このため、この実施形態ではストッパ部材6
1と突起62がストッパ手段の構成部材となっている。
【0090】このストッパ手段で引き戸55の閉鎖移動
が停止せしめられたとき、弾性部材60は縦枠63に接
触するため、出入口58の遮断性は確保される。また、
出入口58に物体が存在しているときに引き戸55が閉
鎖移動してくると、弾性部材60が物体に当たるため衝
突の衝撃は緩和され、物体の損傷および引き戸55の損
傷は防止される。
【0091】なお、図15の実施形態では引き戸55の
本体59に貫通口64が形成され、この貫通口64に上
端のみが本体59に結合された不燃性、耐火性の可撓性
シート65がめくり自在に配置されている。このため、
この実施形態では、火災時等においてシート65をめく
ることにより、出入口58を遮断した防災用引き戸55
の貫通口64を脱出口とすることができる。
【0092】また、図面では示されていないが、本体5
9の閉鎖側の端部の上下全長に弾性部材60を取り付け
るのではなく、本体59の閉鎖側の端部に上部を除いて
切欠部を形成し、この切欠部だけに弾性部材60を取り
付け、引き戸55の閉鎖移動を、弾性部材60が縦枠6
3に接触したときに切欠されていない本体59の上部が
縦枠63に当接することにより、停止させるようにして
もよい。この場合のストッパ手段は、縦枠63に当接す
る本体59の上部となる。
【0093】図16は、開閉体が開き戸75になってい
る実施形態の場合である。ヒンジ76を中心に手動また
は図示しない自動駆動装置で回動して出入口77を開
放、閉鎖する開き戸75の上端からは、出入口77の上
側の縁部を形成する上枠78の当て部79に当接して開
き戸75のそれ以上の閉鎖回動を止める突起80が突設
されている。また、開き戸75は硬質部である本体81
と、図16のXVII−XVII線断面図である図17に示され
ている通り、本体81の閉鎖側の端部に固定された軟質
部としての弾性部材82とからなる。開き戸75の閉鎖
回動によって図17の通り弾性部材82が出入口77の
側部の縁部を形成している縦枠83に接触したとき、突
起80は当て部79に当接して開き戸75の閉鎖回動を
止める。このため、この実施形態のストッパ手段は、当
て部79と突起80からなる。
【0094】この実施形態でも、弾性部材82の縦枠8
3への接触によって出入口77の遮断性が確保されると
ともに、閉鎖回動中の開き戸75が出入口77に存在し
ていた物体に当たったときには、その衝撃は物体が当た
る弾性部材82で緩和され、物体の損傷および開き戸7
5の損傷は防止される。
【0095】なお、開き戸75が防災用である場合に
は、本体81に形成された貫通口84を脱出口とするた
め、この貫通口84に不燃性、耐火性の可撓性シート8
5をめくり自在に配置してもよい。
【0096】次ぎに説明するそれぞれの実施形態は、再
び開閉体が防災用シャッターを含む建物用シャッターの
シャッターカーテンの場合である。
【0097】図18、図19の実施形態において、上下
動することにより出入口を開放、閉鎖する開閉体となっ
ているシャッターカーテン95は、硬質部であるスラッ
ト連設体96と、このスラット連設体96の下端に取り
付けられた可動体97とを含んで形成されている。可動
体97は、スラット連設体96に固定された不動部材9
7Aと、この不動部材97Aにヒンジ98でシャッター
カーテン95の移動方向と同じ上下方向に回動自在に連
結された回動部材97Bとからなる。天井には、図1の
巻取部8にシャッターカーテン95が巻き取られている
ときに回動部材97Bを係止する係止部材99が配置さ
れている。
【0098】この係止部材99は、図1のセンサ15で
火災発生が検出されたときに制御装置13からの信号で
作動するソレノイド等による駆動体100に連結され、
火災発生により係止部材99は駆動体100で後退せし
められて回動部材97Bの係止を解除するため、図1の
ブレーキ11の解除に伴ってシャッターカーテン95は
巻取部8から自重で繰り出し下降し、この下降量が回動
部材97Bの下端が床面7に接触する量に達すると、図
1のカウンタ18からの信号によりブレーキ11が自動
復帰し、シャッターカーテン95の下降を停止させる。
このため、この実施形態において、可動体97が床面7
に達したときにシャッターカーテン95の閉鎖移動を止
めるストッパ手段は、ブレーキ11となっている。
【0099】回動部材97Bが床面7に接触することに
より、シャッターカーテン95で開放、閉鎖される出入
口の遮断性がシャッターカーテン95で確保され、ま
た、下降中のシャッターカーテン95が床面7に存在し
ていた物体に当たったときには、物体に当たる回動部材
97Bが図19の2点鎖線で示すように上向きに回動す
るため、このときの衝撃を緩和でき、物体の損傷および
シャッターカーテン95の損傷を防止できる。また、物
体の高さが図19における回動部材97Bの上下寸法よ
りも小さいときには、ストッパ手段としてのブレーキ1
1によって回動部材97Bの重量を除くシャッターカー
テン95の全体重量が物体に作用することはないため、
物体の取り出しを容易に行える。
【0100】なお、回動部材97Bをヒンジ98を中心
に自重で自然回動させたときに、回動部材97Bの不動
部材97A側の端部形状等によって、図19のように回
動部材97Bが不動部材97Aに対して屈曲角度を有す
るようにしておくと、物体への当たりによる回動部材9
7Bの2点鎖線への回動を確実に行わせることができ
る。また、ストッパ手段は、図20のようにガイドレー
ル6の内部途中に設けたストッパ部材101でもよく、
図21のようにガイドレール6の内部に床面7から立設
させたバー部材102でもよい。
【0101】また、図20のストッパ部材101による
ストッパ手段、図21のバー部材102によるストッパ
手段は、図1〜図14の実施形態に係る建物用シャッタ
ーにも適用できる。
【0102】図22、図23の実施形態の係るシャッタ
ーカーテン95は、図18、図19の実施形態と同じ
く、スラット連設体96と可動体97とを含んで形成さ
れているが、この実施形態の可動体97は、スラット連
設体96に上端がヒンジ103で上下回動自在に連結さ
れた第1回動部材97Cと、第1回動部材97Cに上端
がヒンジ104で上下回動自在に連結された第2回動部
材97Dと、スラット連設体96と第2回動部材97D
とに架設され、第1および第2回動部材97C,97D
の重量を上向きに引っ張るばね105とで構成されてお
り、ばね105のばね力は第1および第2回動部材97
C,97Dの合計重量よりも小さい。
【0103】この実施形態でも、天井の係止部材99に
係止されていた第2回動部材97Dが火災の発生で係止
部材99から外れ、シャッターカーテン95が図1巻取
部8から自重で繰り出し下降して第2回動部材97Dの
下端が図23のように床面7に接触すると、図1のブレ
ーキ11または図20のストッパ部材101または図2
1のバー部材102によるストッパ手段によってシャッ
ターカーテン95のそれ以上の下降は止められる。この
ため、この実施形態でも図18、図19の実施形態と同
じ作用効果を得られる。
【0104】特にこの実施形態では、床面7に存在して
いる物体の高さが大きい場合にも対処できるように図2
3での可動体97の上下寸法を大きくし、このため、可
動体97の重量が大きくなっても、可動体97の重量を
ばね105で上向きに引き上げているため、可動体97
が物体に当たったときに可動体97の全部の重量が物体
に作用することはなく、また、可動体97の重量の一部
だけが物体に作用するため、物体の取り出しを容易に行
えるという効果を得られる。
【0105】なお、図18、図19の実施形態と図2
2、図23の実施形態において、シャッターカーテン9
5を防災仕様とするときには、ヒンジ98,103,1
04の部分で煙、炎がシャッターカーテン95を通過す
るのを防止するため、スラット連設体96の下端から可
動体97全体に亘って不燃性、耐火性の可撓性シートを
被せてもよい。
【0106】図24、図25の実施形態に係るシャッタ
ーカーテン95もスラット連設体96と可動体97とを
含んで形成されているが、可動体97は中空の箱部材9
7Eとなっており、この箱部材97Eの内部にスラット
連設体96の下端に形成された水平の係止部106が挿
入されている。このため、箱部材97Eは、スラット連
設体96に対して上下動可能である。シャッターカーテ
ン95が図1の巻取部8に巻き取られている通常時に
は、図24のように箱部材97Eは、係止部106が箱
部材97Eの内部上面に係止しているためスラット連設
体96から垂下した状態となっており、火災の発生でシ
ャッターカーテン95が巻取部8から自重で繰り出し下
降したときもこのままの状態で箱部材97Eは下降し、
箱部材97Eが床面7に接触すると、図1のブレーキ1
1または図20のストッパ101または図21のバー部
材102によるストッパ手段でシャッターカーテン95
の下降は止められる。
【0107】この実施形態では、箱部材97Eが床面7
に接触することによりシャッターカーテン95で開放、
閉鎖される出入口の遮断性が確保されるとともに、下降
中のシャッターカーテン95が床面7上の物体に当たっ
たときには、箱部材97Eはスラット連設体96に対し
て相対的に上昇するため、シャッターカーテン95の全
体重量は物体に作用しない。このため、物体の損傷およ
びシャッターカーテン95の損傷を防止でき、また、物
体の取り出しも容易に行える。なお、箱部材97Eの上
下寸法を大きくすることにより、高さの大きな物体にも
対処できるようになる。
【0108】なお、以上説明した図1〜図14の実施形
態および図18〜図25の実施形態において、シャッタ
ーカーテンのそれ以上の下降を止めるためのストッパ手
段は、図1の巻取部8とシャッターカーテンとを連結
し、シャッターカーテンの下降の最後にシャッターカー
テンを巻取部8から平衡状態で吊り下げ支持することに
なる吊り元部材21としてもよい。
【0109】図26、図27の実施形態のシャッターカ
ーテン115は、スラット連設体116と、このスラッ
ト連設体116の下端に結合された座板117と、この
座板117に上端が結合されて垂下された可撓性シート
118とを含んで形成されている。このため、この実施
形態では、スラット連設体116と座板117とでシャ
ッターカーテン115の硬質部が形成され、シート11
8でシャッターカーテン115の下部の軟質部が形成さ
れている。シャッターカーテン115を防災仕様とする
ときは、シート118を不燃性、耐火性とする。この実
施形態ではシート118はシャッターカーテン115の
厚さ方向に3枚あり、両側の2枚に対して中央の1枚は
シャッターカーテン115で開放、閉鎖される出入口の
幅方向に重ね代をもってずれて配置されており、両側の
2枚をめくることにより、火災発生時等の非常時に脱出
口としての開口部をシャッターカーテン115に形成で
きるようになっている。
【0110】この実施形態において、図1の巻取部8に
巻き取られていたシャッターカーテン115は、火災の
発生が図1のセンサ15で検出されて図1のブレーキ1
1が解除されることにより、自重で繰り出し下降し、こ
の下降量が、図26で示すようにシート118の下端が
床面7に達した量になったことが図1のカウンタ18で
検出されると、ブレーキ11の自動復帰でシャッターカ
ーテン115の下降は停止する。この後、一定時間経過
すると図1の制御装置13のタイマーでブレーキ11は
再度解除され、このためシャッターカーテン115は再
び自重で下降し、この下降量が、図27に示すように落
下して扁平変形したシート118を介して座板117が
床面7に達する量になったとき、シャッターカーテン1
15の下降は停止する。この下降停止時には、巻取部8
でのシャッターカーテン115の巻き残しがあってもよ
く、なくてもよい。
【0111】この実施形態によると、シャッターカーテ
ン115が図26の状態になると、それ以降、シャッタ
ーカーテン115で開放、閉鎖される出入口の遮断性を
確保できるとともに、図26の状態になるまでにシート
118の上下寸法よりも高さが低い床面7上の物体にシ
ャッターカーテン115が当たっても、シート118は
撓み変形してシャッターカーテン115の全体重量は物
体に作用しないため、物体の損傷およびシャッターカー
テン115の損傷を防止でき、また、シャッターカーテ
ン115はブレーキ11で図26に示すように吊り下げ
停止状態となるため、物体の取り出しを容易に行える。
【0112】また、シャッターカーテン115は図26
の状態に一旦停止した後に再び下降して図27の状態と
なるため、座板117は変形したシート118を介して
床面7に当接することになる。このため、これ以後は出
入口を座板117で確実に遮断することができる。
【0113】なお、この実施形態において、シャッター
カーテン115が図27の状態になったときにシャッタ
ーカーテン115のそれ以上の下降を停止させるために
は、シャッターカーテン115が図27の状態になった
とき、図1で示す巻取部8とスラット連設体116とを
連結する図1の吊り元部材21が巻取部8から全部繰り
出された状態となるようにすることによっても実現でき
る。
【0114】また、シャッターカーテン115を図26
の状態から一旦停止後に図27の状態にするためには、
図28および図29で示した構成を採用してもよい。
【0115】図28では、巻取部8に吊り元部材21の
先端をボルト、リベット等の結合具120で結合すると
ともに、吊り元部材21の途中を熱ヒューズ121で巻
取部8に結合し、巻取部8には熱ヒューズの溶解を検出
する図示しないヒューズセンサを配置しておく。図28
は、図1のブレーキ11の解除でシャッターカーテン1
15が巻取部8から自重で繰り出し下降した後、ブレー
キ11の自動復帰で図26の状態になったときを示して
いる。図26の状態において、火災の拡大により熱ヒュ
ーズ121が溶解すると、これがヒューズセンサで検出
され、このセンサからの信号でブレーキ11は再度解除
され、この後、吊り元部材21が全部繰り出されるまで
シャッターカーテン115は巻取部8から自重で下降
し、図27の状態となる。
【0116】なお、この実施形態の場合、熱ヒューズ1
21を吊り元部材21とは別の箇所に配置して巻取部8
への吊り元部材21の結合に使用しなくてもよく、ま
た、熱ヒューズを使用せず、火災の拡大で防災シャッタ
ー周辺の温度が一定値以上になったことを検出する温度
センサを巻取部8やその他の場所に配置し、この温度セ
ンサからの信号でブレーキ11を解除することによりシ
ャッターカーテン115を図26の状態から図27の状
態にするようにしてもよい。
【0117】図29では、巻取部8に円周方向に延びる
溝122を形成し、この溝122に吊り元部材21の端
部を巻取部8に結合する結合具120を摺動自在に挿入
し、溝122に配置した熱ヒューズ123で結合具12
0の摺動を止めている。図29は、図1のブレーキ11
の解除でシャッターカーテン115が巻取部8から自重
で繰り出し下降した後、ブレーキ11の自動復帰で図2
6の状態になったときを示している。図26の状態にお
いて、火災の拡大により熱ヒューズ123が溶解する
と、シャッターカーテン115の自重で結合具120は
溝122の終端まで摺動し、その位置で吊り元部材21
とシャッターカーテン115は停止し、図27の状態と
なる。
【0118】この実施形態によると、図26から図27
の状態にするためには、ブレーキ11の解除によって巻
取部8を回転自在とすることを必要としない。
【0119】なお、熱ヒューズは以上のように巻取部8
に配置するのではなく、シャッターカーテン115の上
下動を案内するガイドレールに配置し、熱ヒューズに係
止されて一旦停止したシャッターカーテン115の下降
が熱ヒューズの溶解で始まるようにしてもよい。
【0120】また、以上のようにシャッターカーテンの
下降を一旦停止させることは、図24、図25の箱部材
97Eによる可動体97を設けたシャッターカーテン9
5の実施形態についても実施できる。
【0121】これを具体的に説明すると、箱部材97E
が床面7に達してシャッターカーテン95が図25に示
す状態になったとき、それまでのシャッターカーテン9
5の下降量を検出している図1のカウンタ18からの信
号に基づき自動復帰するブレーキ11により、シャッタ
ーカーテン95の下降を停止させる。この後、図26、
図27の実施形態と同様に、一定時間経過すると図1の
制御装置13のタイマーでブレーキ11を再度解除し、
これによりシャッターカーテン95は、箱部材97Eを
除いたスラット連設体96だけが再び自重で下降し、ス
ラット連設体96の下端の水平係止部106が箱部材9
7Eの内部底面まで落下して二点鎖線106’の状態と
なる。
【0122】この実施形態によると、シャッターカーテ
ン95の一旦停止の前に、箱部材97Eがシャッターカ
ーテン95で遮断される出入口に存在していた物体に当
たったときは、箱部材97Eがスラット連設体96に対
して相対的に上昇することにより、物体の損傷およびシ
ャッターカーテン95の損傷が防止されるとともに、シ
ャッターカーテン95が一旦停止したときは箱部材97
Eが床面7に接触しているため、これ以後の出入口の遮
断性を確保でき、また、一旦停止している間は、箱部材
97Eの重量だけが物体に作用しているため、この箱部
材97Eだけを持ち上げることによって物体を出入口か
ら簡単に取り除くことができる。
【0123】なお、この実施形態において、一旦停止後
にスラット連設体96を再度下降させることは、図28
や図29で示した機械的構造によっても実現でき、ま
た、前述したと同様に、ガイドレールに熱ヒューズを設
けることによっても実現できる。
【0124】また、一旦停止させるシャッターカーテン
95に設ける可動体97は、図24、図25の箱部材9
7Eによる可動体97だけではなく、図18、図19の
不動部材97Aと回動部材97Bとからなる可動体97
や、図22、図23の第1回動部材97Cと第2回動部
材97Dとばね105とからなる可動体97としてもよ
い。
【0125】したがって、シャッターカーテン95の一
旦停止後の可動体97は、この後にシャッターカーテン
95の下降が始まっても、床面7にそのまま不動状態で
接触しているものでもよく、床面7に接触したままで全
体として屈曲等の変形するものでもよい。
【0126】図30の実施形態のシャッターカーテン1
25は、スラット連設体126と座板127で形成され
ている。ガイドレール6の内部には床面7から所定長さ
となった摩擦部材128が立設され、この摩擦部材12
8は、例えば硬質ゴムからなる。火災の発生で図1のブ
レーキ11が解除され、これより巻取部8からシャッタ
ーカーテン125が自重で繰り出し下降し、座板127
が図30に示すように摩擦部材128の高さに達する
と、座板127の側面が摩擦部材128に接触しながら
シャッターカーテン125は下降するため、摩擦部材1
28はシャッターカーテン125の下降速度を低下させ
る速度低下手段129となり、これ以後、シャッターカ
ーテン125は速度を低下させて下降し、出入口4を遮
断する。
【0127】このため、床面7に摩擦部材128の高さ
よりも低い物体が存在しているときは、この物体へのシ
ャッターカーテン125の衝突は低速で行われ、物体の
損傷およびシャッターカーテン125の損傷は防止され
る。
【0128】図31は速度低下手段129の別実施形態
を示す。この実施形態では、座板127が当接すると撓
み変形するばね130がガイドレール6の内部に配置さ
れている。シャッターカーテン125はばね130を圧
縮しながら下降するため、ばね130はシャッターカー
テン125の下降速度を低下させる速度低下手段129
となる。なお、ばね130は、座板127の下面に下向
きに取り付けてもよい。
【0129】図32、図33は速度低下手段129のさ
らなる別実施形態を示す。ガイドレール6の内部には床
面7から立設されたラック部材131が配置され、座板
127には、ピニオン132が座板127に回転不能に
取り付けられた軸133を中心に回転自在に設けられて
いる。また、図33に示す通り、軸133にはゼンマイ
式ばね134が巻回され、このばね134の一端は軸1
33に結合され、他端はピニオン132に結合されてい
る。このため、火災の発生でシャッターカーテン125
が下降し、座板127がラック部材131の高さに達す
ると、ラック部材131に噛合したピニオン132の回
転でばね134は巻き始められる。このため、シャッタ
ーカーテン125の下降速度は低下し、ラック部材13
1とピニオン133とばね134とで速度低下手段12
9が形成されていることになる。なお、図31の実施形
態と図32、図33の実施形態では、図30の実施形態
で説明したのと同じ作用効果を得られるとともに、シャ
ッターカーテン125の下降によりばね130,134
が蓄圧され、反発のばね力が次第に蓄えられるため、床
面7に存在していて座板127が当たった物体を取り出
すとき、シャッターカーテン125を小さな力で持ち上
げることができ、したがって物体の取り出しを容易に行
える。
【0130】なお、図32、図33の実施形態におい
て、ラック部材131をシャッターカーテン125に取
り付け、ピニオン132をガイドレール6に配置しても
よい。図34の実施形態のシャッターカーテン135
は、スラット連設体126と座板127とからなる硬質
部の下端に軟質部としての可撓性シート136を垂下状
態で結合したものである。この実施形態でも摩擦部材1
30のよる速度低下手段129が使用され、シート13
6の下端が床面7に接触したとき、速度低下手段129
でシャッターカーテン135の下降速度は低下し、シー
ト136を撓み変形させてシャッターカーテン135は
下降する。このため、速度が低下したシャッターカーテ
ン135の下降は、シート136で出入口4を常に遮断
した状態で行われる。
【0131】なお、シート136は、シャッターカーテ
ン135を防災仕様とするときは不燃性、耐火性を有す
るものとする。また、速度低下手段129は、図31や
図32、図33によるものでもよい。
【0132】
【発明の効果】本発明によると、出入口等の被遮断部を
建物用シャッターのシャッターカーテン等の開閉体で閉
鎖するとき、被遮断部に物体が存在していても、物体の
損傷および開閉体の損傷を防止できるという効果を得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開閉体装置である建物用シャッターの全体を天
井と床を断面で示した正面図である。
【図2】軟質部である可撓性シートに切れ目を設けた実
施形態を示す正面図である。
【図3】分割型の可撓性シートに他の切れ目を設けた実
施形態を示す正面図である。
【図4】可撓性シートの下端に座板を取り付けた実施形
態を示す正面図である。
【図5】座板を分割型とした実施形態を示す正面図であ
る。
【図6】他の分割型の座板の実施形態を示す正面図であ
る。
【図7】さらに他の分割型の座板の実施形態を示す正面
図である。
【図8】さらなる別の分割型の座板の実施形態を示す正
面図である。
【図9】硬質部であるスラット連設体の一部の下部に可
撓性シートを配置した実施形態を示す正面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【図11】めくり自在の可撓性シートにより脱出口用の
開口部を形成できるシャッターカーテンの実施形態を示
す正面図である。
【図12】めくり自在とした可撓性シートを複数枚とし
たシャッターカーテンの実施形態を示す正面図である。
【図13】シャッターカーテンがパネル式となった建物
用シャッターの実施形態を示す正面図である。
【図14】さらに他のタイプのパネル式建物用シャッタ
ーの実施形態を示す正面図である。
【図15】開閉体が引き戸である場合の実施形態を示す
正面図である。
【図16】開閉体が開き戸である場合の実施形態を示す
正面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線断面図である。
【図18】シャッターカーテンに可動体が設けられてい
る実施形態を示し、シャッターカーテンの下降前を示す
側断面図である。
【図19】図18のシャッターカーテンが下降した後を
示す側断面図である。
【図20】図18、図19の実施形態でシャッターカー
テンの下降を止めるストッパ手段の実施形態を示す正面
図である。
【図21】他のストッパ手段の実施形態を示す正面図で
ある。
【図22】他の可動体の実施形態を示す図18と同様の
図である。
【図23】図22の実施形態における図19と同様の図
である。
【図24】さらに他の可動体の実施形態を示す図18と
同様の図である。
【図25】図24の実施形態における図19と同様の図
である。
【図26】シャッターカーテンの下降を一旦停止させる
実施形態を示す側断面図である。
【図27】図26の実施形態において再度シャッターカ
ーテンを下降させた後を示す側断面図である。
【図28】図26、図27の実施形態においてシャッタ
ーカーテンを再度下降させるための構造を示す側断面図
である。
【図29】図28とは異なる構造の実施形態を示す側断
面図である。
【図30】速度低下手段でシャッターカーテンの下降速
度を低下させる実施形態を示す正面図である。
【図31】他の速度低下手段の実施形態を示す正面図で
ある。
【図32】さらに他の速度低下手段の実施形態を示す正
面図である。
【図33】図32のピニオンにゼンマイ式ばねが設けら
れていることを示す正面図である。
【図34】図30の実施形態に可撓性シートを設けた実
施形態を示す正面図である。
【符号の説明】
4,58,77 被遮断部である出入口 5,45,95,115,125,135 開閉体であ
るシャッターカーテン 6 ガイドレール 7 被遮断部の縁部である床面 11 ストッパ手段であるブレーキ 19,32,96,116,126 硬質部であるスラ
ット連設体 20,33,49,51,118,136 軟質部であ
る可撓性シート 25,37 硬質部である座板 55 開閉体である引き戸 75 開閉体である開き戸 97 可動体 101 ストッパ手段であるストッパ部材 102 ストッパ手段であるバー部材 129 速度低下手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E06B 9/204 C Fターム(参考) 2E042 AA01 BA02 CA01 CA02 CA04 CA08 CA12 CB00 CB04 CB05 CB07 CB09 CB17 CC00 CC08 DA01 DB01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被遮断部に配設され、この被遮断部を開
    放、閉鎖する開閉体と、この開閉体の閉鎖側への移動を
    止めるストッパ手段とを含んで構成された開閉体装置で
    あって、前記開閉体は硬質部と軟質部とを有し、軟質部
    は硬質部の少なくとも一部よりも閉鎖側に配置され、前
    記ストッパ手段は、この軟質部が前記被遮断部の縁部に
    接触したときに前記開閉体の閉鎖側への移動を止めるも
    のとなっていることを特徴とする開閉体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の開閉体装置において、
    前記開閉体は建物用シャッターの上下動するシャッター
    カーテンであり、前記軟質部はこのシャッターカーテン
    の下部を形成している可撓性シートであることを特徴と
    する開閉体装置。
  3. 【請求項3】 被遮断部に配設され、この被遮断部を開
    放、閉鎖する開閉体と、この開閉体の閉鎖側への移動を
    止めるストッパ手段とを含んで構成された開閉体装置で
    あって、前記開閉体は第1硬質部と軟質部と第2硬質部
    とを有し、軟質部は第1硬質部の少なくとも一部よりも
    閉鎖側に配置され、第2硬質部は軟質部の閉鎖側の端部
    に配置され、前記ストッパ手段は、この第2硬質部が前
    記被遮断部の縁部に接触したときに前記開閉体の閉鎖側
    への移動を止めるものとなっていることを特徴とする開
    閉体装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の開閉体装置において、
    前記開閉体は建物用シャッターの上下動するシャッター
    カーテンであり、前記軟質部はこのシャッターカーテン
    の下部を形成している可撓性シートであり、第2硬質部
    はこの可撓性シートの下端に取り付けられた座板である
    ことを特徴とする開閉体装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または4に記載の開閉体装置に
    おいて、前記可撓性シートは前記被遮断部の幅方向に複
    数枚並設され、これらのシートのうちの少なくとも1枚
    はめくり自在となっており、このシートのめくりにより
    前記開閉体を貫通する開口部が形成されることを特徴と
    する開閉体装置。
  6. 【請求項6】 被遮断部に配設され、この被遮断部を開
    放、閉鎖する開閉体と、この開閉体の閉鎖側への移動を
    止めるストッパ手段とを含んで構成された開閉体装置で
    あって、前記開閉体の閉鎖側の先部の少なくとも一部は
    可動体となっており、前記ストッパ手段は、この可動体
    が前記被遮断部の縁部に接触したときに前記開閉体の閉
    鎖側への移動を止めるものとなっているとともに、前記
    可動体は、前記開放、閉鎖の方向への変位成分を有して
    移動可能となっていることを特徴とする開閉体装置。
  7. 【請求項7】 被遮断部に配設され、この被遮断部を開
    放、閉鎖する開閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方法
    であって、この開閉体を、硬質部とこの硬質部よりも閉
    鎖側に配置された軟質部とを含んで構成し、この軟質部
    が前記被遮断部の縁部に接触したときに前記開閉体の閉
    鎖移動を一旦停止させ、この後、前記軟質部を変形させ
    ながらこの開閉体を再度閉鎖移動させることを特徴とす
    る開閉体の閉鎖方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の開閉体の閉鎖方法にお
    いて、前記開閉体は建物用シャッターの上下動するシャ
    ッターカーテンであり、前記軟質部はこのシャッターカ
    ーテンの下部を形成している可撓性シートであることを
    特徴とする開閉体の閉鎖方法。
  9. 【請求項9】 被遮断部に配設され、この被遮断部を開
    放、閉鎖する開閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方法
    であって、この開閉体の閉鎖側の先部には前記開放、閉
    鎖の方向への変位成分を有して可動自在となった可動体
    が設けられ、この可動体が前記被遮断部の縁部に接触し
    たときに前記開閉体の閉鎖移動を一旦停止させ、この
    後、前記開閉体をさらに閉鎖移動させることを特徴とす
    る開閉体の閉鎖方法。
  10. 【請求項10】 被遮断部に配設され、この被遮断部を
    開放、閉鎖する開閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方
    法であって、この開閉体の閉鎖側の先端が前記被遮断部
    の縁部から一定距離に達したとき、開閉体の閉鎖移動速
    度をそれまでの速度よりも低下させ、これ以後、開閉体
    の閉鎖移動を維持させることを特徴とする開閉体の閉鎖
    方法。
  11. 【請求項11】 被遮断部に配設され、この被遮断部を
    開放、閉鎖する開閉体を閉鎖移動させる開閉体の閉鎖方
    法であって、この開閉体を、硬質部とこの硬質部よりも
    閉鎖側に配置された軟質部とを含んで構成し、この軟質
    部が前記被遮断部の縁部に接触したときに前記開閉体の
    閉鎖移動速度をそれまでの速度よりも低下させ、これ以
    後、前記軟質部を変形させながら低下した速度で開閉体
    を閉鎖移動させることを特徴とする開閉体の閉鎖方法。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の開閉体
    の閉鎖方法において、前記開閉体は建物用シャッターの
    シャッターカーテンであって、前記開閉体の閉鎖移動速
    度の低下は、前記シャッターカーテンに対して不動とな
    っている不動部材と、このシャッターカーテンとのうち
    の少なくとも一方に設けられた速度低下手段によりなさ
    れることを特徴とする開閉体の閉鎖方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の開閉体の閉鎖方法
    において、前記開閉体は建物用シャッターの上下動する
    シャッターカーテンであり、前記軟質部はこのシャッタ
    ーカーテンの下部を形成している可撓性シートであるこ
    とを特徴とする開閉体の閉鎖方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063599A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2007247306A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2007262784A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Bunka Shutter Co Ltd 開閉装置
JP2008231915A (ja) * 2008-05-28 2008-10-02 Bunka Shutter Co Ltd シャッター装置のシャッターカーテン停止装置

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