JPH0627186Y2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH0627186Y2
JPH0627186Y2 JP1693992U JP1693992U JPH0627186Y2 JP H0627186 Y2 JPH0627186 Y2 JP H0627186Y2 JP 1693992 U JP1693992 U JP 1693992U JP 1693992 U JP1693992 U JP 1693992U JP H0627186 Y2 JPH0627186 Y2 JP H0627186Y2
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健吉 中島
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、所定の条件が成立す
ることにより、打球が入り難い第1状態と打球が入り易
い第2状態とに変化する大入賞装置を備えたパチンコ機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特別入賞口等と呼ばれる所定の入賞口へ
パチンコ球が入球することにより、入賞装置の入賞確率
を増大させる権利を確保し、上記所定の入賞口とは異る
始動口と呼ばれる入賞口へ入球することによりその権利
を行使するようにしたパチンコ機として特公平2−30
700号公報等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のパチン
コ機は、特別入賞口への入賞確率は常に一定なので、こ
の特別入賞口へ入賞し難くパチンコ遊技の魅力に欠けて
いた。従って、遊技者にすれば、入賞確率が高く、利益
獲得の期待感の持てるパチンコ機を切望している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み提案
されたもので、球の入球により特別装置を作動可能な特
別装置作動口と一般入賞になる外れ入賞口と上記特別装
置作動口又は外れ入賞口に球を振り分ける振分手段とを
有する入賞装置と、球が入賞し難い第1状態と極めて入
賞し易い第2状態とに変化する大入賞装置と、上記振分
手段に球を導入可能な特定入賞口とを少なくとも備え、
上記特定入賞口へ入球した球を振分手段に導いて特別装
置作動口又は外れ入賞口に流入させ、球が特別装置作動
口に流入すれば所定の条件で大入賞装置を第1状態から
第2状態に変化させる特別作動の権利を確保し、上記所
定の条件が終了するか、予め設定する特別条件が発生す
ると、上記特別作動の権利が消滅し、この特別作動の権
利の消滅により、前記振分手段を特別装置作動入賞口へ
流入する確率が増大するように制御するようにしたもの
である。
【0005】
【作用】特定入賞口へ入球した球が振分手段により特別
装置作動口と外れ入賞口とに振り分けられ、特別装置作
動口に入球して特別作動の権利確保状態であって且つ所
定の条件を満足すると、大入賞装置が打球の入り難い第
1状態から打球の入り易い第2状態に変化し、特別作動
の権利が消滅すると、振分手段が特別装置作動入賞口へ
入賞する確率が増大するように作動する。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面の実施例について説明す
ると、図1は本考案に係るパチンコ機の遊技盤2の正面
図であって、ガイドレール42で囲まれる遊技部43のほぼ
中央に中央入賞装置12を配設し、下方には打球が入り難
い第1状態と打球が極めて入り易い第2状態とに変化す
る大入賞装置である大入賞口44を形成した役物45を配設
し、更に上記役物45の下方にアウト口46を開設してあ
る。
【0007】上記中央入賞装置12は、左右の保留装置11
と中央の別遊技装置13とからなり、この別遊技装置13が
本考案における入賞装置を構成している。
【0008】先ず、保留装置11は、当該中央入賞装置12
の取付基板14に開口する箱枠状の飛入部15内に回動可能
なアングル状の回動板16を有し、この回動板16はソレノ
イドを駆動源17とするレバー機構18を介して約90度回
動可能である。また、取付基板14の前面には、球の径よ
りもやや大きくて球の流下が可能なように球通過領域6
を構成する前飾り板7を対向状に設け、この前飾り板7
に誘導部8を設ける。誘導部8は前飾り板7の背面に突
設した突起部9であって、この突起部9の上端縁9a
は、飛入部15の上端縁15aよりも下方に位置すると共
に、突起部9の上端縁9aに下り傾斜を設ける。
【0009】一方、飛入部15内に回動可能に収設した回
動板16は第1板部16aと第2板部16bとを有し、両板部
16a、16bは中央入賞装置12の中心方向に向って緩く下
り傾斜している。また、両板部16a、16bの傾斜下端側
の側面部には扇型の閉止板19が設けてある。従って、第
1板部16aが前向きに回動すると共に、第2板部16bが
下方に垂下する状態では、飛入部15の上半部分から飛入
した遊技球は、第1板部16aの上面を転動して飛入部15
の側壁20に設けた連通口21を通って取付基板14に設けた
通過出口22から別遊技装置13の前面に排出される。尚、
第2板部16bが垂下する状態では、該第2板部16bの裏
面に飛入部15の後壁23に設けた規制ボス24が当接して、
回動板16のこれ以上の回動を規制している。一方、ソレ
ノイドが励磁されて回動板16が上方に回動し、第1板部
16aが起立すると共に、第2板部16bが前向きに位置す
ると、閉止板19が連通口21を閉止する。従って、この状
態の時に飛入部15に飛入した遊技球は第2板部16bの上
面に支持されて、飛入部15内に保留することができる。
そして、ソレノイドを消磁すると、回動板16が前向きに
回動して保留した球を飛入部15の下半部分から遊技盤の
前面に排出する。
【0010】本考案における入賞装置を構成する別遊技
装置13は、取付基板14の後方にセンタープレート25を設
けて形成した円筒形の凹部26に、振分手段を構成する振
分回転部材27を回転可能に収設してあり、この振分回転
部材27の外周部には球が嵌入可能な深さの異なる複数の
切欠28を設ける。また、各切欠28は巾も夫々異なり、各
切欠28の前面側には見掛上の深さを同じにする覆い部を
設けてある。
【0011】センタープレート25の上方中央には、特別
装置を作動可能な特別装置作動口29を開設すると共に、
該特別装置作動口29の左右に一般入賞となる外れ入賞口
30r,30lを開設する。特別装置作動口29は、振分回転
部材27に設けた深さの最も浅い一つの切欠28(以下第1
当り切欠H1という)の深さに対応し、また、外れ入賞
口30のうちの一方、図示の実施例では図2に向って左側
の外れ入賞口30lは振分回転部材27に設けた他の2つの
当り切欠28(以下第2当り切欠H2、H3という)よりも
浅い円周上に位置し、振分回転部材27が時計回りに回転
するとき、第2当り切欠H2、H3に嵌入した球を左側の
外れ入賞口30lに落下させることなく特別装置作動口29
まで移送可能である。また、右側の外れ入賞口30rは残
りの切欠28に対応していて、振分回転部材27が反時計回
りに回転するとき、第1当り切欠H1以外に嵌入してい
る球を外れ入賞口30rからセンタープレート25の後方に
排出する。従って、振分回転部材27の回転方向によって
特別装置作動口29の入賞確率が異る。
【0012】また、上記振分回転部材27の前面をフロン
トカバー31で覆う。このフロントカバー31は、下方に振
分手段に球を導入するための特定入賞口32が開設してあ
り、前面には突起状の誘導ピン33をほぼV字状に列設し
て、前記球保留装置11の通過出口22から排出される球を
上記特定入賞口32に誘導可能になっている。また、この
フロントカバー31は透明であって、振分回転部材27と切
欠28に嵌入する球の状態を目視確認できるようになって
いる。
【0013】特定入賞口32の後方には特定入賞検出手段
34を設ける。この特定入賞検出手段34は、図示の実施例
によれば、揺動自在な揺動板35の前端部35aを特定入賞
口32の後方に臨ませ、該揺動板35の後端部35を光センサ
ー36の間に位置させて構成している。また、揺動板35に
磁石37を埋設すると共に、センタープレート25に吸着板
38を設けて、通常の状態では揺動板35の前端部35aが前
方に突出しており、球が特定入賞口32に入ると揺動板35
が後方に押圧されて揺動し、このとき光センサー36が検
知するようになっている。
【0014】更に、特定入賞口32の下縁にはひさし状の
球誘導棚39を設ける。この球誘導棚39の上面には、該棚
39の中央に載った球を特定入賞口32に誘導する後ろ下が
りの傾斜を設けると共に、中央から僅かにずれた球を左
右に排除する左右方向への下り傾斜を設けてある。
【0015】尚、取付基板14の上方部分には天入賞口40
を設けてある。また、上記保留装置11の後壁23の後方に
はランプ41を臨ませ、飛入部15を透過光で照明してい
る。
【0016】一方、前記した役物45は、基板47にソレノ
イド(SOL)を駆動源として回動自在な可動部材48を有
し、この可動部材48を基板47に設けた大入賞口44に臨ま
せて、打球が大入賞口44に入賞し難い第1状態と極めて
入賞し易い第2状態とに変換可能である。また、図示の
役物45は、大入賞口44の左右の基板47に始動口49を設
け、該始動口49に始動スイッチ(図示せず)を臨ませて
いる。
【0017】次に、上記のような中央入賞装置12及び役
物45を配設したパチンコ機における遊技を説明すると、
パチンコ機の初期状態では中央入賞装置12の振分回転部
材27はモータMを駆動源として反時計回りに一回転5秒
で回転すると共に、保留装置11のソレノイドは消磁して
いて、回動板16は第1板部16aが遊技盤2に対してほぼ
直角に延在するように位置し、第2板部16bが垂下した
状態にある。
【0018】遊技者が発射した打球は障害釘(図示せ
ず)に当りながら遊技部43を流下する。このとき保留装
置11の上方から流下してきた打球がガラス板寄りを通る
場合には、打球は前飾り板7に設けた誘導部8に衝突し
て反射するため、流下方向を遊技盤2に対して見込み方
向に変化させて飛入部15に入る。飛入部15に入った打球
は第1板部16aの傾斜により第1板部16aの上面を転動
して球通過出口22から別遊技装置13の前面に排出され、
フロントカバー31の前面を流下する。この打球が誘導ピ
ン33に誘導されて運良く球誘導棚39に載ると特定入賞口
32に入る。
【0019】特定入賞口32に入った打球は振分回転部材
27の何れかの切欠28に嵌入する。切欠28に嵌入した打球
は特定入賞口32の後方に臨む特定入賞検出手段34を切欠
28を通して作動させ、振分回転部材27の背面側に臨ませ
たランプなどの発光部材50を点灯ないし点滅させて、打
球が特定入賞口32に入ったことを遊技者に可視表示す
る。
【0020】そして、打球が嵌入した切欠28が運良く第
1当り切欠H1である場合には、該打球は上方に運ばれ
て特別装置作動口29に入球する。一方、他の切欠28に嵌
入した打球は右側の外れ入賞口30rに入球する。打球が
特別装置作動口29に入球すると、該特別装置作動口29に
臨ませた特別装置作動検出スイッチ51がオンしてMPU
等からなる特別装置(図示せず)が作動し、特別作動の
権利を確保する。そして、この権利確保状態のときに、
例えば打球が始動口49に入賞すると、始動口49に臨ませ
た始動スイッチがオンして所定の条件が満たされて、役
物45に設けた大入賞口44が約10秒間開放する。尚、こ
の大入賞口44に入賞する打球数を10カウントスイッチ
(図示せず)により計数して大入賞口44に10個の打球
が入賞すると当該動作を終了して大入賞口44を閉止す
る。大入賞口44が閉止後、再び始動口49に入賞すると上
記動作を再開する。大入賞口44が開放中に複数の打球が
始動口49に入賞した場合は、その入賞を時間待ち入賞と
して、開放動作終了後に引き続き定められた時間大入賞
口44を開放する。尚、上記時間待ち入賞は取付基板14の
上方部の背面側に臨ませたLEDなどからなる表示灯52
で可視表示する。
【0021】特別装置が作動中である権利確保状態のと
きに予め定める特別条件が発生すると、例えば、役物45
に設けた始動口49に8個の入賞があるか、または再び特
別装置作動口29に入球すると、権利が消滅して特別装置
の作動が停止する。
【0022】特別装置の作動が停止すると、振分回転部
材27の回転方向が逆転して時計回りとなる。この回転方
向では第1当り切欠H1及び第2当り切欠H2、H3の合
計3つの切欠28の何れかに嵌入すれば、嵌入した打球を
打球を左外れ入賞口30lに排出することなく特別装置作
動口29まで移送可能になり、残りの切欠28に嵌入した打
球は左外れ入賞口30lから排出される。従って、振分回
転部材27が時計回りの状態では特別装置作動口29の入賞
確率が増大する。尚、特別装置が作動中の動作は前記し
た反時計回りの場合と同様であるので説明を省略する。
【0023】そして、本実施例では、上記の振分回転部
材27の時計回りの動作を2回行なった後、振分回転部材
27の回転方向が元の反時計回りに戻り、上記のような各
動作を繰り返すように設定してある。尚、特別装置の作
動中が停止した時に、大入賞口44が開放中であれば、残
り時間または入賞球が10個になるまで大入賞口44の開
放を維持する。但し、時間待ち入賞球があった場合に
は、時間待ち入賞球の数に拘らず、1回のみ大入賞口44
の開放を行なう。
【0024】一方、遊技者が前面枠(図示せず)の前面
に設けた保留装置駆動スイッチ53を操作すると保留装置
11が作動する。即ち、駆動スイッチ53を操作すると、ソ
レノイドが励磁して回動板16を上向きに回動させ、第1
板部16aを起立させると共に、第2板部16bを遊技盤2
に対してほぼ直角になるまで上向きに回動させる。この
状態では飛入部15に飛入する打球を、第2板部16bの上
面に保持することができる。そして、再び保留装置駆動
スイッチ53を操作すると、ソレノイドが消磁されて回動
板16が下向きに回動して第2板部16bの上面に保持した
打球を落下させる。尚、大入賞口44の開放中に上記保留
装置駆動スイッチ53を操作しても保留装置11は作動せず
保留した球を落下させることはできない。保留装置11が
作動していない状態で飛入部15に飛入した球は第1板部
16aの上面を転動し、通過出口22を経由してフロントカ
バー31の前面に排出され、特定入賞口32を目指すことに
なる。
【0025】図7は上記のようなパチンコ遊技のフロー
チャートで、図8は制御系統の一例を示すブロック図で
ある。
【0026】電源を投入するとパワリセット回路54によ
り、Tフリップフロップ回路55、ラッチ回路56、レジス
ター回路57が夫々リッセトされ、モータドライブ回路57
を介してモータMが反時計回りに回転を開始する。この
反時計回りの回転は振分回転部材27に設けた切欠28のう
ち第1当り切欠H1のみが特別装置作動口29に球を移送
できる回転方向である。そして、遊技者の発射した打球
が特別装置作動口29に入球し、特別装置作動検出スイッ
チ51がオンすると検出回路59が検出信号を発する。この
検出信号をトリガとしてTフリップフロップ回路55が
“H”状態となって特別装置が作動したいわゆる権利状
態となる。この権利状態では、上記Tフリップフロップ
回路55の“H”出力がアンド回路60に加わる。一方、始
動口49に打球が入賞すると、この打球により始動検出ス
イッチ61がオンして検出回路62が“H”出力をアンド回
路60に送出する。アンド回路60では上記Tフリップフロ
ップ回路55の“H”出力と始動検出スイッチ61の検出回
路62の“H”出力とのアンドを取って“H”出力をラッ
チ回路56に送り、ラッチ回路56を“H”状態とする。そ
して、ラッチ回路56の“H”出力でソレノイドドライブ
回路63を作動させてソレノイドSOLを励磁し、大入賞口4
4を打球が入り易いように開放する。従って、権利状態
でなければ、始動口49に打球が入賞しても大入賞口44は
開放しない。また、アンド回路60の“H”出力はカウン
ター回路64を+1する。尚、権利状態中に始動口49に複
数の入賞球が有る場合には時間待ち入賞球として記憶回
路(図示せず)に最高8個まで記憶する。
【0027】大入賞口44の開放が開始すると、即ちラッ
チ回路56が“H”状態となると、タイマー回路65が作動
して計時を開始する。そして所定時間の例えば10秒間
が経過すると、該タイマー回路65は“H”出力をラッチ
回路56に送出してラッチ回路56をリセットし、ソレノイ
ドSOLの励磁を停止して大入賞口44を閉止する。
【0028】また、上記10秒間が経過する以前であっ
ても、大入賞口44に入賞する打球を10カウントスイッ
チ66及び検出回路67で検出し、検出信号を10カウント
制御回路68で計数して、カウント数が10になると上記
10カウント制御回路68は“H”出力をラッチ回路56に
送出してラッチ回路56をリッセトし、ソレノイドSOLの
励磁を停止して大入賞口44を閉止する。尚、上記タイマ
ー回路65の“H”出力はラッチ回路56のリセットと同時
に10カウント制御回路68もリッセトする。
【0029】Tフリップフロップ回路55が“H”状態の
とき、即ち権利状態のときに、再び特別装置作動口29に
打球が入球すると、Tフリップフロップ回路55は“L”
状態に反転して権利状態が消滅する。また、始動口49へ
の入賞により大入賞口44の開放を繰り返して上記カウン
ター回路64の計数値が8になると、該カウンター回路64
が“H”状態の終了信号を発する。この終了信号はオア
回路69を介してTフリップフロップ回路55をリセットす
るので、該Tフリップフロップ回路55が反転して“L”
状態となって権利状態が消滅する。このTフリップフロ
ップ回路55の“L”出力はカウンター回路64をリッセト
する。一方、上記Tフリップフロップ回路55の“L”出
力はインバータ70で反転されてレジスター回路57に入力
され、該レジスター回路57内の回転方向制御カウンタに
+1する。該カウンターが1のときは、レジスタ回路57
のQ1出力によりモータ回転方向制御回路71が作動して
モータMの回転方向が反転し、振分回転部材27を時計回
りに回転するようにする。振分回転部材27が時計回りに
回転すると、第1当り切欠H1及び第2当り切欠H2、H
3が有効になり、これらの切欠H1、H2、H3に嵌入した
打球を特別装置作動口29に移送可能になるので、特別装
置作動口29に入球する確率が3倍になって遊技者にとっ
て有利となる。
【0030】次いで、打球が特別装置作動口29に入賞す
ると、権利状態となって上記と同様に各回路が作動す
る。そして、遊技後、権利状態が消滅するとき、即ちT
フリップフロップ回路55が“H”から“L”へ反転する
とき、該Tフリップフロップ回路55の“L”出力をイン
バータ70で反転させた“H”信号は制御カウンターを+
1してカウント値を2とする。この状態でレジスタ回路
57はQ1出力を送出せず、モータMは回転方向を反転さ
せないで振分回転部材27の時計回りの回転を続行する。
【0031】更に、特別装置作動口29に打球が入球して
権利状態になると各回路が上記と同様に作動する。遊技
後、権利状態が消滅すると、Tフリップフロップ回路55
の“L”出力を反転した“H”信号が制御カウンター回
路64を+1すると、該制御カウンター回路64のカウント
値が3になり、レジスタ回路57のQ3出力がオア回路を
介してしてレジスター回路57をリセットする。このと
き、レジスター回路57のQ1出力によりモータ回転方向
制御回路71が作動してモータMの回転方向を反転させて
振分回転部材27の回転方向を反時計回りとする。尚、モ
ータMには、左巻と右巻の2種類のコイルが巻かれてお
り、入力端子が2つあるので、入力を切り換えることに
より回転方向を反転させている。
【0032】上記のようにすれば、遊技者に有利な振分
回転部材27の時計回りの回転を2回継続することがで
き、興趣に富むパチンコ機を提供することができる。
【0033】以上本考案を図面の実施例について説明し
たが、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限
り適宜に実施できる。例えば、特定入賞口を入賞装置で
ある中央入賞装置の上方に設けたり、入賞装置とは別個
に設けてもよい。
【0034】
【考案の効果】本考案は、特定入賞口へ入球した球を振
分手段に導いて特別装置作動口又は外れ入賞口に流入さ
せ、球が特別装置作動口に流入すれば所定の条件で大入
賞装置を第1状態から第2状態に変化させる特別作動の
権利を確保し、所定の条件が終了するか、予め設定する
特別条件が発生すると、特別作動の権利が消滅し、この
特別作動の権利の消滅により、振分手段を特別装置作動
入賞口へ流入する確率が増大するように制御しているの
で、特別作動の権利が消滅したときに再び権利状態とす
るための特別装置作動口に対する入賞の確率が増大する
ので継続して権利状態とすることが可能になるなど、遊
技性が著しく増大して興趣に富むパチンコ機を提供す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の概略正面図である。
【図2】中央入賞装置の正面図である。
【図3】中央入賞装置の背面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2のB−B線断面図である。
【図6】振分手段の一例を示す振分回転部材の正面図で
ある。
【図7】遊技の一例を示すフローチャートである。
【図8】制御系統のブロック図である。
【符号の説明】
2 遊技盤 12 入賞装置としての中央入賞装置 27 振分手段としての振分回転部材 29 特別装置作動口 30 外れ入賞口 32 特定入賞口 45 大入賞装置としての役物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球の入球により特別装置を作動可能な特
    別装置作動口と一般入賞になる外れ入賞口と上記特別装
    置作動口又は外れ入賞口に球を振り分ける振分手段とを
    有する入賞装置と、球が入賞し難い第1状態と極めて入
    賞し易い第2状態とに変化する大入賞装置と、上記振分
    手段に球を導入可能な特定入賞口とを少なくとも備え、
    上記特定入賞口へ入球した球を振分手段に導いて特別装
    置作動口又は外れ入賞口に流入させ、球が特別装置作動
    口に流入すれば所定の条件で大入賞装置を第1状態から
    第2状態に変化させる特別作動の権利を確保し、上記所
    定の条件が終了するか、予め設定する特別条件が発生す
    ると、上記特別作動の権利が消滅し、この特別作動の権
    利の消滅により、前記振分手段を特別装置作動入賞口へ
    流入する確率が増大するように制御するようにしたこと
    を特徴とするパチンコ機。
JP1693992U 1992-02-24 1992-02-24 パチンコ機 Expired - Lifetime JPH0627186Y2 (ja)

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