JP2908849B2 - 遊技機の景品玉払出装置 - Google Patents

遊技機の景品玉払出装置

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JP2908849B2 JP19689890A JP19689890A JP2908849B2 JP 2908849 B2 JP2908849 B2 JP 2908849B2 JP 19689890 A JP19689890 A JP 19689890A JP 19689890 A JP19689890 A JP 19689890A JP 2908849 B2 JP2908849 B2 JP 2908849B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、作動指令信号に基づいて電気的駆動源を
駆動し、該電気的駆動源の駆動により払出部材を作動さ
せて景品玉を払出す遊技機の景品玉払出装置に関するも
のである。
【従来の技術】
従来、作動指令信号に基づいて電気的駆動源、例えば
モータを駆動し、該モータの駆動により回転する払出部
材としてのスプロケットによって景品玉を払出す景品玉
払出装置を備えた遊技機、例えば、弾球遊技機が市場に
提供されていた。このような景品玉払出装置において
は、連続的に供給される景品玉をスプロケットの凹部に
係止してモータの駆動力により強制的に払出すように構
成されていた。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、景品玉払出装置に景品玉が連続して供給さ
れている状況においては、景品玉払出装置の先頭にある
景品玉が後続の多数の景品玉による圧力を受けているた
めに、その先頭の景品玉がモータによって強制的に回転
しているスプロケットの凹部にスムーズに移動し、景品
玉の払出動作が全体としてスムーズに行われるが、景品
玉払出装置に供給される景品玉が残り少なくなったと
き、例えば、景品玉の補給タイミングが遅れたとき、又
は玉抜き作業の終了間際等においては、先頭の景品玉に
かかる圧力が弱くなる。このため、モータによって強制
的に回転しているスプロケットの回転速度と景品玉の凹
部への移動のタイミングがずれて、スムーズな凹部への
移動が阻害され、景品玉の払出動作が全体としてスムー
ズに行われないという問題があった。また、景品玉の凹
部への移動がスムーズに行われないということは、景品
玉と凹部とが衝突する状態が出現し、このため、凹部を
形成するスプロケットの爪が摩耗し易いという問題もあ
った。 この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、景品玉の払出動作をスムーズ
に行うことができる遊技機の景品玉払出装置を提供する
ことにある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明において
は、 作動指令信号に基づいて電気的駆動源を駆動し、該電
気的駆動源の駆動により払出部材を作動させて景品玉を
払出す遊技機の景品玉払出装置において、 該景品玉払出装置の上流側であって1個の入賞玉によ
って払い出される景品玉数の景品玉を収納する位置より
上流側に景品玉の有無を検出する玉切れ検出器を設け、 該玉切れ検出器からの玉切れ信号に基づいて前記電気
的駆動源による払出速度を減速する減速手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【作用】
景品玉払出装置の上流側であって1個の入賞玉によっ
て払い出される景品玉数の景品玉を収納する位置より上
流側に設けられる玉切れ検出器が玉切れ信号を導出する
と、払出部材を駆動する電気的駆動源の払出速度が減速
される。このため、きわめて簡単な構成によって景品玉
払出装置へ供給される景品玉が残り少なくなっても払出
部材への景品玉の移動がスムーズに行われ、全体として
景品玉の払出動作がスムーズに行われる。また、払出部
材への景品玉の移動がスムーズに行われるため、払出部
材と景品玉との衝突を大幅に少なくすることができ、こ
れによって払出部材が摩耗することがない。このため、
長期間に亘って景品玉の安定的な払出動作が確保され
る。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。まず、第3図を参照して、この実施例が適用さ
れる遊技機の一例としてパチンコ遊技機について説明す
る。第3図は、パチンコ遊技機の正面図である。 図において、パチンコ遊技機1の額縁状に形成された
前面枠2の開口には、扉保持枠3が周設され、該扉保持
枠3には、ガラス板を有するガラス扉枠4及び前面扉板
5が一側を軸支されて開閉自在に取り付けられている。
ガラス扉枠4の後方には、遊技盤10が着脱自在に設けら
れている。また、前面扉板5の表面には、排出された景
品玉を貯留し、かつ打玉の発射位置に一個宛供給する打
球供給皿6が固定されている。打球供給皿6の上流側の
内部空間には、遊技に関連する効果音を発生するスピー
カ7が内蔵されている。また、前面枠2の下方部には、
打球発射機構の一部を構成する操作ハンドル8や、前記
打球供給皿6に貯留しきれなかった景品玉を貯留するた
めの余剰玉受皿9が設けらている。 次に、第3図及び第5図、第6図を参照して、遊技盤
10の構成について説明する。遊技盤10の表面には、発射
された打玉を誘導するための誘導レール11がほぼ円状に
植立され、該誘導レール11で区画された領域が遊技領域
12を構成している。遊技領域12のほぼ中央には、複数の
回転ドラム14a〜14cを有する可変表示装置13が設けられ
ている。この可変表示装置13の回転ドラム14a〜14cは、
ステッピングモータ15a〜15c(第7図参照)によって回
転駆動され、その停止位置を検出するために位置検出器
16a〜16c(第7図参照)も設けられている。なお、可変
表示装置13には、後述する大当り状態となったときの開
閉部材19a,19bの開放繰り返し回数を表示する継続回数
表示器17が設けられている。 また、可変表示装置13の下方には、ソレノイド20によ
って駆動される開閉部材19a,19bを有する可変入賞球装
置18が設けられている。可変入賞球装置18内には、特定
入賞口21と該特定入賞口21に付設される特定入賞玉検出
器22と、後述する大当り状態中に開閉部材19a,19bに受
入れられた入賞玉数を検出するための入賞玉検出器23と
が設けられている。この入賞玉検出器23によって検出さ
れた入賞玉数が入賞個数表示器24に表示されるようにな
っている。 また、可変入賞球装置18の上方及び下方左右には、始
動入賞玉検出器26a〜26cを内蔵する始動入賞口25a〜25c
が配設されている。更に、可変表示装置13の上部及び左
右両側と可変入賞球装置18の左右両側には、打玉を通常
の入賞とする通常入賞口27、28a,28b,29a,29bが配置さ
れている。 しかして、打玉が始動入賞口25a〜25cに入賞すること
により可変表示装置13の回転ドラム14a〜14cが回転開始
し、所定時間経過後、あるいは遊技者によるストップス
イッチの操作により、その回転を停止し、その停止時の
表示態様が予め定められた組み合せであるときに大当り
状態と判定されて可変入賞球装置18の開閉部材19a,19b
が一定時間(例えば、30秒)あるいは所定個数(例え
ば、10個)入賞するまで開放状態を続け、開閉部材19a,
19b内に設けられた特定入賞口21に入賞すると再度上記
した開放状態を繰り返すようになっている。 なお、上記した各入賞口や入賞球装置に入賞した入賞
玉によって払出される景品玉数は、すべて同一(例え
ば、13個)であってもよいし、特定の入賞口への入賞に
よるものだけ異なるように設定しても良い。本実施例の
場合には、上記始動入賞口25a〜25cのうち中央の始動入
賞口25aに入賞した入賞玉によって払い出される景品玉
数を7個と設定し、他の始動入賞口25b,25c及び開閉部
材19a,19bに入賞した入賞玉によって払い出される景品
玉数を13個と設定し、上記以外の他の入賞口27、28a,28
b、29a,29bへの入賞玉によって払い出される景品玉数を
10個と設定している。つまり、3種類の景品玉数に分類
されている。 更に、前記遊技盤10の遊技領域12の下方には、前記し
たいずれの入賞口、あるいは入賞球装置に入賞しなかっ
た打玉を取り入れるアウト口30が形成されていると共
に、前記した大当り状態となったときにその旨を報知す
る遊技効果ランプ31a,31bが設けられている。この遊技
効果ランプ31a,31bと同じ作用を奏するものとしてパチ
ンコ遊技機1の上部前面にも遊技効果ランプ32が設けら
れている。また、遊技領域12の外側であって、遊技盤10
の上部には、その一側に後述する景品玉払出装置70によ
って景品玉が払出されている旨を報知する払出動作中表
示器33、及び後述する玉欠乏検出器55の検出信号に基づ
いて払出すべき景品玉が欠乏した旨を報知する玉切れ表
示器34が設けられている。なお、払出動作中表示器33
は、入賞記憶がある状態で、景品玉検出器64からの玉切
れ信号又は後述する満タン検出器93がONしたときに点灯
して玉切れとなった旨又は払い出された景品玉が余剰玉
受皿9内にも満杯となった旨を報知するためにも使用さ
れる。 一方、遊技盤10の背面には、第5図に示すように入賞
玉集合カバー体35a,35bが取着されている。この入賞玉
集合カバー体35a,35bは、前記入賞口あるいは入賞球装
置に入賞した入賞玉を下方に誘導する誘導通路がその前
面側に形成されるものであり、この実施例においては、
上下2つに分割されて形成されている。また、上部の入
賞玉集合カバー体35aの後面には、中継端子板36が取着
されており、この中継端子板36に遊技盤10に設けられる
電気的部品であって前記可変表示装置13に設けられる電
気的部品を除く電気的部品(例えば、ソレノイド20、特
定入賞玉検出器22、入賞玉検出器23、始動入賞玉検出器
26a〜26c等)からの配線が集約して接続されるようにな
っている。 上記中継端子板36の上方には、遊技盤10に設けられる
可変表示装置13や可変入賞球装置18等の遊技動作を制御
する遊技制御基板37(第7図参照)を収納する遊技制御
基板ボックス38が配置されている。この遊技制御基板ボ
ックス38は、遊技盤10の裏面に取り付けられるボックス
取付部材39に開閉自在に取り付けられるものである。具
体的には、ボックス取付部材39の一側上下に形成された
軸支部41a,41bに遊技制御基板ボックス38の一側上下に
突設された支軸40a,40bを回転自在に軸支し、遊技制御
基板ボックス38の他側の上方をボックス取付部材39に回
動自在に設けられる回動押え片42によって係止し、遊技
制御基板ボックス38の他側下方に穿設された嵌合穴43に
下部の入賞玉集合カバー体35bに突設される嵌合突片44
を嵌合させて取り付けられるようになっている。なお、
遊技制御基板37は、配線45を介して前記中継端子板36と
接続され、また、図示しない配線によって可変表示装置
13と直接接続されるようになっている。更に、後述する
ように遊技制御基板37は、景品玉の払出動作を制御する
景品玉払出制御基板97とも接続されている。 次に、第4図を参照してパチンコ遊技機1の背面構造
について説明する。前記遊技盤10の裏面全体を覆うよう
に機構板50が配設されている。この機構板50は、周知の
ように、入賞玉を1個づつ処理し、その入賞玉に対応し
て所定個数の景品玉を払い出すための各種の機構が設け
られるものである。しかして、図示の機構板50において
は、その中央に正方形状の窓開口51が開設され、該窓開
口51に前記入賞玉集合カバー体35a,35bが対応してい
る。そして、この窓開口51から前記遊技制御基板ボック
ス38及び前記可変表示装置13の駆動部が後方に突出して
いる。また、機構板50の前面側に前記遊技盤10の入賞口
あるいは入賞球装置から落下する入賞玉を受け止めて一
側に集合せしめる入賞玉集合樋52が形成されている。こ
の入賞玉集合樋52は、入賞玉を一列に整列して流下させ
るようになっているが、その流下通路の途中には、通過
する入賞玉を検出する2つの入賞玉検出センサ53a,53b
が設けられている。入賞玉検出センサ53a,53bからの信
号は、後述する景品玉払出制御回路基板97に送られて後
述する景品玉払出装置70の動作を制御する。 一方、機構板50の後面側には、その上部に図示しない
補給機構から補給される景品玉を貯留する景品玉タンク
54が設けられ、該景品玉タンク54の下方に景品玉を整列
させて流下させる景品玉誘導樋57が設けられている。と
ころで、景品玉タンク54の出口部分には、景品玉タンク
54内に貯留される景品玉量が少なくなったことを検出す
る玉欠乏検出器55、56が設けられている。そして、一方
の玉欠乏検出器55は、前記玉切れ表示器34を点灯させる
機能を有し、他方の玉欠乏検出器56は、図示しない管理
コンピュータに補給指令信号を送り、景品玉タンク54に
景品玉を補給する機能を有している。 景品玉誘導樋57の下流には、景品玉の流下方向を180
度変更すると共に、その玉圧を弱めるカーブ樋58が接続
されている。カーブ樋58の屈曲部の側方には、パチンコ
遊技機1の前面側方に穿設された玉抜操作穴60(第3図
参照)から挿入される図示しない操作ピンに押圧されて
揺動する玉抜操作レバー59(第1A図参照)が軸支され、
該玉抜操作レバー59に係合するように作動部材61が軸支
されている。作動部材61は、第1A図に示すように一端部
が軸支されると共に、その他端部を前記玉抜操作レバー
59と係合し、その中央部を玉抜操作検出器62に対応させ
ている。しかして、玉抜操作レバー59が揺動操作された
ときに作動部材61が反時計方向に回動して玉抜操作検出
器62をONさせ、その信号に基づいて後述する景品玉払出
装置70のステッピングモータ83が逆回転するように制御
される。この制御動作については、後に詳述する。な
お、上記作動部材61は、通常の状態において、自重によ
り玉抜操作検出器62をONさせない方向に付勢されてい
る。また、玉抜操作検出器62は、景品玉の払出動作が行
われているときには、不能動化されている。 ところで、カーブ樋58の下流側は、垂直状の供給樋63
を構成し、この供給樋63には、玉切れ検出器としての景
品玉検出器64が取付部材65によって取り付けられ、供給
樋63を流下する景品玉を検出している。この景品玉検出
器64は、払出信号に基づいて払出されるべき景品玉数を
計数する機能と、供給樋63を流下する景品玉の有無を検
出する機能とを有している。また、本実施例において、
景品玉検出器64の取付位置は、少なくとも後述する玉載
置部79から景品玉検出器64までの距離が1個の入賞玉で
払い出されるべき最大の景品玉数を収納する位置(例え
ば、最大の払出景品玉数が15個の場合には、15個目に対
応する位置)に設定されている。これは、本実施例にお
いて、ある入賞玉の記憶に基づいて景品玉の払出が開始
されたときであって、途中で景品玉検出器64が景品玉を
検出しなくなった場合であっても、当該入賞記憶に基づ
く所定個数の景品玉をすべて払い出すように考慮したた
めである。なお、最大の払出景品玉数に対応するように
景品玉検出器64の取付位置を自由に変更できるようにし
ておいてもよい。 また、取付部材65は、景品玉検出器64の側面に当接す
ることにより景品玉検出器64を係止するものであるが、
その係止位置を正確に規制するために規制突起66が取付
部材65の近傍に設けられている。また、上記玉抜操作検
出器62及び景品玉検出器64からの配線は、景品玉検出器
62の側方で機構板50に取り付けられる中継端子板67に接
続されるようになっている。この中継端子板67には、後
述するステッピングモータ83からの配線も接続され、そ
の外部接続端子が景品玉払出制御基板97と接続されるよ
うになっている。 また、供給樋63の流下端には、この実施例の要部を構
成する景品玉払出装置70が接続されている。なお、供給
樋63は、景品玉払出装置70の供給通路の一部を構成して
いる。景品玉払出装置70は、主として供給通路72と、排
出通路75と、玉抜通路76と、電気的駆動源としてのステ
ッピングモータ83と、払出部材としてのスプロケット85
とから構成されており、ステッピングモータ83の回転に
より所定個数の景品玉を払い出すようになっている。そ
の構成については、後に詳述する。 景品玉払出装置70の下方には、該装置70から払い出さ
れた景品玉を誘導する景品玉排出樋87と玉抜樋88とが隣
接するように設けられている。景品玉排出樋87の下端に
は、誘導開口89が開設されて前記打球供給皿6と連通す
るようになっている。一方、玉抜樋88の流下端は、パチ
ンコ遊技機1の裏側に導かれており、玉抜樋88を落下す
る玉をパチンコ遊技機1の外に導くようになっている。 更に、前記誘導開口89の一側から景品玉が溢れるよう
に連絡樋90が構成され、その溢れた余剰の景品玉を連絡
樋90を介して前記余剰玉受皿9に誘導する余剰玉排出樋
91に導くようになっている。この余剰玉排出樋91の一側
には、満タン検知板92が揺動自在に設けられており、こ
れが余剰玉排出樋91に貯留された余剰玉によって押圧さ
れたときには、後述する打球発射装置94の打球モータ95
の駆動が停止されて、遊技が中断されるようになってい
ると共に、満タン検出器93がONして前記景品玉払出装置
70のステッピングモータ83の動作が停止され、それ以上
の景品玉の払出を停止するようになっている。 上記した構成以外に機構板50には、外部からの電源あ
るいは外部との情報をやり取りするための接続端子を有
するターミナル基板98や前記遊技盤10に設けられる可変
表示装置13や前記景品玉払出装置70の動作を制御する景
品玉払出制御基板97等が設けられている。前記ターミナ
ル基板98に設けられる接続端子には、例えば、図示しな
い管理コンピュータからパチンコ遊技機1への玉抜指令
信号や打球発射装置停止信号等の信号を伝達するための
信号線、及びパチンコ遊技機1から管理コンピュータへ
の前記玉欠乏検出器56による玉切れ信号や遊技盤10の前
面を覆うガラス扉の不正開放信号等の信号を伝達するた
めの信号線が接続される。また、前記遊技制御基板37と
景品玉払出制御基板97の詳細な構成については、後に詳
述する。 また、パチンコ遊技機1の裏面には、前記操作ハンド
ル8に対応するように打玉を弾発するための打球発射装
置94が設けられている。この打球発射装置94は、駆動源
としての打球モータ95と該打球モータ95を安定的に回転
するためのコンデンサ96とを含んでいる。 次に、第1A図及び第1B図を参照して、この実施例の要
部を構成する景品玉払出装置70の構成について詳細に説
明する。景品玉払出装置70は、第1B図に示すように、前
記機構板50に取り付ける取付板71と、駆動源としてのス
テッピングモータ83を取り付けるモータ取付板77によっ
て枠組構成される。取付板71には、前記供給樋63に連続
する供給通路72が形成され、該供給通路72の下流側に景
品玉の方向を後述する玉載置部79に向けて変化させる流
路変更部73が形成されている。流路変更部73のさらに下
方には、供給通路72の最先端のパチンコ玉の下部1点を
支持する玉支持部81bが形成され、該玉支持部81bの下方
に、スプロケット85が収納されるスプロケット収納部74
が形成されている。また、スプロケット収納部74の一側
には、景品玉の排出通路75が形成され、他側には玉抜通
路76が形成されている。そして、排出通路75は、前記景
品玉排出樋87に接続され、玉抜通路76は、前記玉抜樋88
に接続される。 一方、モータ取付板77の上部には、前記供給通路72を
流下してきたパチンコ玉を下方に向けてガイドするガイ
ド部78が突設され、このガイド部78の下方にパチンコ玉
1個が載置される玉載置部79が構成されている。玉載置
部79は、前記ガイド部78の下部側面に形成された玉受壁
80と、該玉受壁80の下方であって、前記玉支持部81bと
対応するように位置してパチンコ玉の他方の下部1点を
支持する玉支持部81aと、パチンコ玉の一方の下部1点
を支持する前記玉支持部81bとから構成されている。つ
まり、玉載置部79は、供給通路72で待機している景品玉
の玉圧を受け止める機能と、最先端のパチンコ玉の下部
を2点で支持する機能を有するものである。なお、モー
タ取付板77及び取付板71には、それぞれの玉支持部81a,
81bから排出通路75及び玉抜通路76に向けて円弧状のガ
イドリブ82a,82bが突設され、玉載置部79に載置されて
いたパチンコ玉が排出通路75に排出されるまでの間、及
び玉抜通路76に排出されるまでの間、その流下をガイド
するようになっている。 また、モータ取付板77の後面には、パルス信号がある
毎に所定角度回転するステッピングモータ83が取り付け
られ、そのモータ軸84は、モータ取付板77の前面に貫通
して位置し、その先端には、外周に複数の爪部86を有す
る合成樹脂製のスプロケット85が固着されている。スプ
ロケット85の爪部86は、パチンコ玉と外周面と係合する
ように凹状に形成されており、その爪部86が前記玉支持
部81a,81bの間に挿入された位置配置となっている。な
お、前記ステッピングモータ83は、停止状態において、
スプロケット85が常に第1B図に示される状態となるよう
にされている。このとき、第1B図に示されるように、爪
部86の凹状の低部が玉支持部81a,81bより低い位置とな
っているので、玉載置部79に載置されているパチンコ玉
は、玉支持部81a,81bで支持された状態となり、スプロ
ケット85には、玉圧が掛からないようになっている。 しかして、ステッピングモータ83が正回転することに
より、スプロケット85が第1A図に示す実線矢印方向(反
時計回転方向)に回転して景品玉を排出通路75に排出
し、ステッピングモータ83が逆回転することにより、ス
プロケット85が第1A図に示す二点鎖線矢印方向(時計回
転方向)に回転して景品玉を玉抜通路76に排出する。な
お、景品玉の払出が終了しステッピングモータ83が停止
した場合、前記玉載置部79の下流側の玉(点線で示す)
は、爪部86を乗り越えて落下する。なお、本実施例にお
いては、スプロケット85を合成樹脂で形成した理由は、
仮にスプロケット85を鋼等の金属で形成した場合には、
パチンコ玉の摩耗が激しくなり、この摩耗によりパチン
コ玉の直径が小さくなって入賞口等に入賞し易くなると
いう欠点を生ずることになり、この欠点を防止するため
である。 以上、説明したパチンコ遊技機1と景品玉払出装置70
は、前記したように、遊技制御基板37と景品玉払出制御
基板97とによって駆動制御されるものであるが、この遊
技制御基板37と景品玉払出制御基板97とは、第7図に示
すように配線接続される。遊技制御基板37には、遊技盤
10に設けられる可変表示装置13に係る電気的部品(ステ
ッピングモータ15a〜15c、位置検出器16a〜16c、継続回
数表示器17)からの配線やスピーカ7からの配線が直接
接続され、他の電気的部品(ソレノイド20、特定入賞玉
検出器22、入賞玉検出器23、始動入賞玉検出器26a〜26
c、遊技効果ランプ31a,31b、32、入賞個数表示器24)か
らの配線が中継端子板36を介して接続される。ただし、
第7図には、中継端子板36が省略してある。また、遊技
制御基板37には、景品玉払出制御基板97と接続される配
線102〜104も導出されている。なお、遊技制御基板37に
は、ターミナル基板98からの電源線も接続されている。 一方、景品玉払出制御基板97には、打球発射装置94の
打球モータ95からの配線、入賞玉検出センサ53a,53bか
らの配線105、満タン検出器93からの配線、機構板50前
面であって前記景品玉払出装置70に近い位置に設けられ
る中継端子板67からの配線、及びターミナル基板98と接
続する配線がそれぞれ接続されている。また、景品玉払
出制御基板97には、切換スイッチ99、リセットスイッチ
100、及び外部出力端子101とが設けられている。切換ス
イッチ99は、それがONとされているときに、前記景品玉
検出器64が玉切れ状態を検出した場合に打球モータ95の
駆動を停止させ、それがOFFとされているときに、景品
玉検出器64が玉切れ状態を検出しても打球モータ95の駆
動を停止させないように切り換えるものである。また、
リセットスイッチ100は、制御がエラー状態となって景
品玉払出動作が停止した場合にエラーになった原因を解
除し、景品玉払出動作制御を復旧させるものである。ま
た、電源OFF時にリセットスイッチ100を一定時間(例え
ば、5秒)押し続けることで、バックアップコンデンサ
を放電させ初期状態にすることもできる。更に、外部出
力端子101は、外部コンピュータに払出景品玉に係るデ
ータを伝送する配線が接続されるものである。 ところで、遊技制御基板37と景品玉払出制御基板97と
を接続する配線102〜104は、電源投入時に遊技制御基板
37から景品玉払出制御基板97へ払出景品玉数を設定する
ための設定入力信号(本実施例の場合には、7個と10個
と13個を設定するシリアルデータ)が伝送される配線10
2、始動入賞玉検出器26aからの入賞信号(7個用;以下
入賞信号Bという)が伝送される配線104、始動入賞玉
検出器26b,26c及び入賞玉検出器23からの入賞信号(13
個用;以下入賞信号Aという)が伝送される配線103で
ある。そして、伝送された入賞信号Aや入賞信号Bは、
景品玉払出制御基板97内の記憶手段に記憶される。ま
た、すべての入賞玉を検出する入賞玉検出センサ53a,53
bの信号は、配線105を介して伝送され、その2つのセン
サ信号を1組として1つの入賞信号(10個用;以下入賞
信号Cという)として認識されるようになっている。こ
の入賞信号Cも景品玉払出制御基板97内の記憶手段に記
憶される。 ところで、入賞玉信号Aを発生した入賞玉は、入賞玉
信号Cをも発生させるので、実際には、入賞玉信号A+
入賞玉信号Cによって13個の景品玉が排出される。同様
に入賞玉信号Bを発生した入賞玉は、入賞玉信号Cをも
発生させるので、入賞玉信号B+入賞玉信号Cによって
7個の景品玉が払出される。また、入賞玉信号Cだけに
基づいては、10個の景品玉が払出されるようになってい
る。なお、遊技制御基板37から景品玉払出制御基板97に
送られる信号としては、入賞玉信号だけとし、払出景品
玉数の設定は、景品玉払出制御基板97内で自由に又は固
定的に設定するようにしてもよい。 また、本実施例において、入賞玉又は景品玉の通過を
検出する入賞玉検出センサ53a,53b又は景品玉検出器64
は、第8A図及び第8B図に示す構造を有するものが使用さ
れている。第8A図及び第8B図には、景品玉検出器64を示
す。図において、景品玉検出器64は、長方形状の検出器
本体110と該検出器本体110を被覆する蓋体111とから構
成されている。検出器本体110及び蓋体111の前方部に
は、玉が通過し得る通過部112a,112bがそれぞれ形成さ
れている。検出器本体110の通過部112aは、有色透明な
合成樹脂によって構成されている。なお、上面を除く外
周には、光を遮るための表面加工(塗装でもよい)が施
され、通過部112aを構成する側壁のみが透明となるよう
にされている。 また、通過部112aの前方の反射板取付壁114の外周と
後述する係合突起117a,117bとの間に光を反射する反射
板113が挿入されている。また、通過部112aの後方に
は、検出基板123を収納する検出基板収容部115が形成さ
れている。検出基板収容部115の一側部には、突部116が
突設され、後述する切欠部126と位置合せされることに
より検出基板123の収納位置を正確にならしめている。
また、検出基板収容部115に連通するように受光器収容
部118と透光器収容部119とが前方に向って形成されてい
る。この受光器収容部118と透光器収容部119には、検出
基板123の前方に接続される受光器128と透光器127とが
それぞれ収納されるもので、その収納された状態で投光
器127と受光器128の先端部分が前記有色透明に構成され
た通過部112aの外周縁に臨むようになっている。検出器
本体110の前方には、蓋体111を取り付けるための係合突
起117a,117bが突設され、この係合突起117a,117bに係合
する係合穴120a,120bが蓋体111に穿設されている。 一方、蓋体111は、検出器本体110の上方から検出器本
体110を被覆するものであるが、その後端部分に前記検
出基板収容部115に収容された検出基板123の後方部分を
押える基板押え片121が形成されると共に、そのほぼ中
央に遮光板122が下方向に向って突設されている。この
遮光板122は、蓋体111が検出器本体に組み付けられたと
きに並列状に設置される投光器127と受光器128との間に
挿入されるもので、投光器127から発せられた光が直接
受光器128に到達しないように遮光するものである。 また、前記検出基板収容部115に収容される検出基板1
23には、その前方に投光器127と受光器128とが接続され
ると共に、検出回路を構成する多数の素子124が設けら
れている。また、検出基板123の一側部には、前記突部1
16と合致する切欠部126が形成され、検出基板123が所定
の位置に正確に組み付けられるようになっている。ま
た、検出基板123の後端は、検出器本体110から外側に突
出する端子部125を形成し、この端子部に配線(図示し
ない)が接続されるようになっている。 上記のように構成される景品玉検出器64は、第8B図に
示すように、投光器127から発せられた光が通過部112a
の通過空間を通って反射板113に反射され、再度通過部1
12aの通過空間を通って受光器128によって検出されるよ
うになっている。したがって、通過する玉があるときに
は、光を検出しないOFF状態となり、通過する玉が無い
ときには、光を検出するON状態となる。 以上、実施例に係る景品玉払出装置70を含むパチンコ
遊技機1の構成について説明してきたが、この実施例の
要部を構成する景品玉払出装置70の作用について第2A
図、第2B図、第9A図、第9B図、及び第10図を参照して説
明する。まず、通常の景品玉払出動作中の処理が第9A図
に示されている。すなわち、ステップS1〜ステップS3に
おいて、入賞玉信号A又は入賞玉信号B又は入賞玉信号
Cのいずれかの記憶値に基づいて景品玉の払出処理が開
始されているか否か(換言すれば、ステッピングモータ
83が駆動されているか否か)が判別され(ステップS
1)、開始されていると判別された場合には、景品玉検
出器64が玉切れを検出したか否かが判定され(ステップ
S2)、景品玉検出器64が玉切れでないと判定した場合に
は、景品玉払出処理が終了したか否かが判別され(ステ
ップS3)、終了した場合には、次の記憶値に基づく景品
玉の払出処理が開始されるべくステップS1に戻る処理を
繰り返している。 景品玉の払出動作の具体例としては、以下の通りであ
る。すなわち、通常ステッピングモータ83が景品玉を1
個払出す速度は、比較的速く、例えば、64mSに設定さ
れ、1つの入賞記憶に基づく払出動作と払出動作との間
のインターバル時間も比較的短く、例えば、120mSに設
定されている。したがって、13個の景品玉が払出されて
次の景品玉の払出動作が開始されるまでの時間は、952m
Sであり、7個の景品玉が払出されて次の景品玉の払出
動作が開始されるまでの時間は、568mSであり、10個の
景品玉が払出されて次の景品玉の払出動作が開始される
までの時間は、760mSである。いずれにしても1秒以下
である。また、このとき、入賞玉信号Aと入賞玉信号B
とに基づく入賞記憶がある場合には、それらを交互に払
い出し、それらの記憶が無くなった後に入賞玉信号Cに
基づく景品玉の払い出し動作が行われるように制御され
る。 一方、ステップS2において、景品玉検出器64によって
玉切れであると判定された場合には、ステッピングモー
タ83の回転速度を減速する処理が行われる(ステップS
4)。まず、景品玉検出器64による玉切れであるとの判
定は、第10図に示すように、通常景品玉の払出動作中に
おいて景品玉検出器64は、瞬間的な微小時間T2だけON
し、その後微小時間OFFとなる動作を繰り返しているも
のである。したがって、そのON・OFF動作がなくなって
から微小時間T2よりも長い時間T3だけONが継続したとき
には、景品玉検出器64を通過する景品玉がなくなったこ
とを意味するので、玉切れ状態であると判定される。同
様に後述するステップS7における景品玉検出器64の景品
玉装填の判定も微小時間T3だけOFFが継続したか否かで
判定される。 次に、ステッピングモータ83の回転速度を減速する理
由を説明すると、仮にステッピングモータ83の回転を通
常の払出動作における速度と同じにした場合であって、
玉欠乏検出器55からの補給指令信号があったにも拘ら
ず、景品玉が補給されないときには、景品玉誘導樋57内
の景品玉が払い出され景品玉払出装置70の上流側に滞留
される景品玉数が残り少なくなる。このような状態とな
った場合には、第2A図に示す先頭の景品玉P1に対して上
流側に位置する景品玉の圧力が少なくなると共に、第2B
図に示すように、速い速度で回転しているスプロケット
85の爪部86によって上方向に押出され、爪部86と爪部86
との間の凹部への景品玉のスムーズな移動が阻害され、
以後の景品玉の払出もスムーズに行われなくなる。ま
た、合成樹脂で形成されるスプロケット85の爪部86と鋼
球製の景品玉との衝突の繰り返しにより爪部86の摩耗が
激しくなる。このような景品玉のスムーズな移動が行わ
れない状態や爪部86の摩耗を防止するために、ステッピ
ングモータ83の回転速度を減速するものである。例え
ば、景品玉1個を払い出す速度を94mSとし、1つの入賞
記憶に基づく払出動作と払出動作との間のインターバル
時間も500mSとして、比較的長く設定する。 前記ステップS4でのステッピングモータ83の減速処理
が開始されると、ステッピングモータ83が所定角度回転
したか否かが判別される(ステップS5)。この所定角度
は、景品玉検出器64が玉切れを判定した時点で払い出す
べき景品玉数のうちの幾つの景品玉の払出を終了してい
たかによって異なる。例えば、13個記憶に基づく払出動
作が行われていたときであって、景品玉検出器64が玉切
れを判定した時点で10個の景品玉を払出終えていたとき
には、残りの3個を払い出す角度までステッピングモー
タ83を回転させる。そして、所定角度の回転が終了した
ときには、景品玉の払出処理を不能動化すべくステッピ
ングモータ83の駆動を不能動化する(ステップS6)。な
お、景品玉払出処理が不能動化されたときには、パチン
コ遊技機1の前面側に設けられるランプをスピーカ7等
で遊技者に報知するようにしてもよい。 景品玉払出動作の不能動化は、第10図に示すように景
品玉検出器64が景品玉の充填を検出するまで継続され
(ステップS7)、景品玉検出器64が景品玉の充填を検出
したときには、景品玉払出処理を能動化すべくステッピ
ングモータ83を能動化する(ステップS8)。この際の能
動化は、ステッピングモータ83の減速処理が解除された
状態で行われる。ステッピングモータ83の能動化は、自
動的に行われるようにしてもよいし、あるいは景品玉が
充填されたことを確認してから手動操作によって行って
もよい。 上記した作用は、通常の景品玉払出動作中においてス
テッピングモータ83が減速される場合を示したが、本実
施例においては、ステッピングモータ83を逆回転させて
玉抜き動作を素早く行うようにしているため、玉抜き動
作が終了する間際にも景品玉のスプロケット85へのスム
ーズな移動が行われなくなったり、景品玉と爪部86との
衝突現象が起きたりする。このため、ステッピングモー
タ83の減速処理は、第9B図に示す作用によって行われ
る。すなわち、玉抜き操作検出器62がONされたか否かが
判定され(ステップS9)、ONした場合には、ステッピン
グモータ83が逆方向に比較的速い回転速度で回転される
(ステップS10)。例えば、1個の景品玉を玉抜きする
時間が70mSと設定される。ステッピングモータ83が逆方
向に比較的速い回転速度で回転されると景品玉タンク54
又は景品玉誘導樋57に残留していた景品玉が玉抜通路76
及び玉抜樋88を介して玉抜きされ、遂には、景品玉検出
器64が玉切れ(ON状態)を検出するようになる(ステッ
プS11)。そして、景品玉検出器64が玉切れを検出した
ときには、ステッピングモータ83の回転速度を減速し
(ステップS12)、その後、タイマT1をセットする(ス
テップS13)。ステッピングモータ83の回転速度の減速
は、例えば、通常の玉抜き速度の約1/2とする。また、
タイマT1は、景品玉検出器64を通過した最後の玉が完全
に玉抜樋88に排出されるに十分な時間が設定され、例え
ば、4秒程度が設定される。そして、タイマT1が終了し
たときには(ステップS14)、ステッピングモータ83の
回転が停止されて玉抜動作が終了する(ステップS1
5)。 以上、実施例に係る景品玉払出装置70の作用について
説明してきたが、この実施例によれば、景品玉払出装置
70の上流側に設けられる玉切れ検出器としての景品玉検
出器64が玉切れ信号を導出すると、スプロケット85を回
転せしめるステッピングモータ83の回転速度が減速され
る。このため、景品玉払出装置70へ供給される景品玉が
残り少なくなってもスプロケット85の凹部への景品玉の
移動がスムーズに行われ、全体として景品玉の払出動作
がスムーズに行われる。また、スプロケット85の凹部へ
の景品玉の移動がスムーズに行われるため、凹部を形成
する爪部86と景品玉との衝突を大幅に少なくすることが
でき、これによって爪部86が摩耗することがない。この
ため、長期間に亘って景品玉の安定的な払出動作が確保
される。 なお、上記した実施例では、玉切れ信号を導出する景
品玉検出器64を供給樋63の中間部分であって最大の払出
景品玉数の最後尾に対応する位置に設けたものを示した
が、それよりも上流の供給樋63や景品玉誘導樋57のいず
れかの位置に設けてもよい。また、景品玉払出装置70に
使用されるモータもステッピングモータではなく、通常
のモータであってもよい。また、遊技機としてもパチン
コ遊技機1を示したが、景品として玉を払い出す形式の
遊技機、例えば、アレンジ式パチンコ遊技機や景品玉を
払出す形式の回動式遊技機であってもよい。
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、この発明
に係る遊技機の景品玉払出装置は、景品玉払出装置の上
流側であって1個の入賞玉によって払い出される景品玉
数の景品玉を収納する位置より上流側に設けられる玉切
れ検出器が玉切れ信号を導出すると、払出部材を駆動す
る電気的駆動源の払出速度が減速されるため、きわめて
簡単な構成によって景品玉払出装置へ供給される景品玉
が残り少なくなっても払出部材への景品玉の移動がスム
ーズに行われ、全体として景品玉の払出動作がスムーズ
に行われる。また、払出部材への景品玉の移動がスムー
ズに行われるため、払出部材と景品玉との衝突を大幅に
少なくすることができ、これによって払出部材が摩耗す
ることがなく、長期間に亘って景品玉の安定的な払出動
作が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、実施例に係る景品玉払出装置の構造を示す正
面図、第1B図は、第1A図A−A′線での断面図、第2A図
及び第2B図は、その景品玉払出装置において排出される
景品玉が少なくなったときのスプロケットと景品玉の関
係を示す正面図、第3図は、実施例に係る景品玉払出装
置が適用される遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の
正面図、第4図は、そのパチンコ遊技機の背面図、第5
図は、そのパチンコ遊技機の遊技盤の背面図、第6図
は、第5図B−B′線での断面図、第7図は、パチンコ
遊技機に設けられる電気的部品の配線図、第8A図及び第
8B図は、玉を検出する検出器の分解斜視図と分解平面
図、第9A図及び第9B図は、実施例に係る景品玉払出装置
のモータが減速処理を行う場合の動作を示すフロー図、
第10図は、景品玉検出器が玉切れ信号を判定する場合の
タイムチャートである。 1……パチンコ遊技機(遊技機) 64……景品玉検出器(玉切れ検出器) 70……景品玉払出装置 83……ステッピングモータ(電気的駆動源) 85……スプロケット(払出部材) 97……景品玉払出制御基板(減速手段を含む)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動指令信号に基づいて電気的駆動源を駆
    動し、該電気的駆動源の駆動により払出部材を作動させ
    て景品玉を払出す遊技機の景品玉払出装置において、 該景品玉払出装置の上流側であって1個の入賞玉によっ
    て払い出される景品玉数の景品玉を収納する位置より上
    流側に景品玉の有無を検出する玉切れ検出器を設け、 該玉切れ検出器からの玉切れ信号に基づいて前記電気的
    駆動源による払出速度を減速する減速手段を設けたこと
    を特徴とする遊技機の景品玉払出装置。
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