JP3084004B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3084004B2
JP3084004B2 JP09215940A JP21594097A JP3084004B2 JP 3084004 B2 JP3084004 B2 JP 3084004B2 JP 09215940 A JP09215940 A JP 09215940A JP 21594097 A JP21594097 A JP 21594097A JP 3084004 B2 JP3084004 B2 JP 3084004B2
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prize ball
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、景品玉払出装置を
駆動制御する景品玉払出制御基板を備えた弾球遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、景品玉払出装置を駆動制御する景
品玉払出制御基板を備えた弾球遊技機が市場に提供され
ていた。このような弾球遊技機においても、通常の機械
的な景品玉払出装置を有する弾球遊技機と同じように、
例えば、景品玉払出装置によって払い出された景品玉数
を、弾球遊技機に景品玉を補給する補給機構に設けられ
る計数装置、あるいは弾球遊技機の機構板に設けられる
入賞玉検出器からの信号によって管理コンピュータ等へ
出力するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パチン
コ玉を計数しながら払い出す景品玉払出装置又は該景品
玉払出装置を駆動制御する制御基板においては、当然の
ことながら、払い出されるパチンコ玉を計数する計数手
段が含まれているのであるから、この計数手段を利用す
れば、補給機構の計数装置や機構板の入賞玉検出器が不
要となる。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、景品玉払出装置又は制御
基板に含まれる払出パチンコ玉を計数する計数手段を利
用して外部に払出パチンコ玉に係るデータを出力するこ
とが可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明が採用した具体的な解決手段を図面を参
照して説明すると、図2及び図9に示すように、景品玉
払出装置70を駆動制御する景品玉払出制御基板97を
備えた弾球遊技機において、前記景品玉払出制御基板9
7には、外部に払出パチンコ玉に係るデータを出力する
外部出力端子101を設け、電源OFF時にリセットス
イッチを一定時間操作することでバックアップコンデン
サを放電させて前記景品玉払出制御基板の記憶手段の記
憶内容を初期状態にすることを特徴とするものである。
このように構成することにより、例えば、管理コンピュ
ータからの配線を景品玉払出制御基板97の外部出力端
子101に接続するだけで払出パチンコ玉に係るデータ
を管理コンピュータに伝送することができる。また、景
品玉払出制御基板97の記憶手段に記憶される記憶内容
をリセットスイッチの操作によって、簡単に消去するこ
とができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。まず、図5を参照して、
この実施形態が適用される遊技機の一例としてのパチン
コ遊技機について説明する。図5は、パチンコ遊技機の
正面図である。
【0006】図において、パチンコ遊技機1の額縁状に
形成された前面枠2の開口には、扉保持枠3が周設さ
れ、該扉保持枠3には、ガラス板を有するガラス扉枠4
及び前面扉板5が一側を軸支されて開閉自在に取り付け
られている。ガラス扉枠4の後方には、遊技盤10が着
脱自在に設けられている。また、前面扉板5の表面に
は、排出された景品玉を貯留し、かつ打玉の発射位置に
一個宛供給する打球供給皿6が固定されている。打球供
給皿6の上流側の内部空間には、遊技に関連する効果音
を発生するスピーカ7が内蔵されている。また、前面枠
2の下方部には、打球発射機構の一部を構成する操作ハ
ンドル8や、前記打球供給皿6に貯留しきれなかった景
品玉を貯留するための余剰玉受皿9が設けられている。
【0007】次に、図5及び図7、図8を参照して、遊
技盤10の構成について説明する。遊技盤10の表面に
は、発射された打玉を誘導するための誘導レール11が
ほぼ円状に植立され、該誘導レール11で区画された領
域が遊技領域12を構成している。遊技領域12のほぼ
中央には、複数の回転ドラム14a〜14cを有する可
変表示装置13が設けられている。この可変表示装置1
3の回転ドラム14a〜14cは、ステッピングモータ
15a〜15c(図9参照)によって回転駆動され、そ
の停止位置を検出するために位置検出器16a〜16c
(図9参照)も設けられている。なお、可変表示装置1
3には、後述する大当り状態となったときの開閉部材1
9a,19bの開放繰り返し回数を表示する継続回数表
示器17が設けられている。
【0008】また、可変表示装置13の下方には、ソレ
ノイド20によって駆動される開閉部材19a,19b
を有する可変入賞球装置18が設けられている。可変入
賞球装置18内には、特定入賞口21と該特定入賞口2
1に付設される特定入賞玉検出器22と、後述する大当
り状態中に開閉部材19a,19bに受入れられた入賞
玉数を検出するための入賞玉検出器23とが設けられて
いる。この入賞玉検出器23によって検出された入賞玉
数が入賞個数表示器24に表示されるようになってい
る。
【0009】また、可変入賞球装置18の上方及び下方
左右には、始動入賞玉検出器26a〜26cを内蔵する
始動入賞口25a〜25cが配設されている。更に、可
変表示装置13の上部及び左右両側と可変入賞球装置1
8の左右両側には、打玉を通常の入賞とする通常入賞口
27、28a,28b,29a,29bが配置されてい
る。
【0010】しかして、打玉が始動入賞口25a〜25
cに入賞することにより可変表示装置13の回転ドラム
14a〜14cが回転開始し、所定時間経過後、あるい
は遊技者によるストップスイッチの操作により、その回
転を停止し、その停止時の表示態様が予め定められた組
み合せであるときに大当り状態と判定されて可変入賞球
装置18の開閉部材19a,19bが一定時間(例え
ば、30秒)あるいは所定個数(例えば、10個)入賞
するまで開放状態を続け、開閉部材19a,19b内に
設けられた特定入賞口21に入賞すると再度上記した開
放状態を繰り返すようになっている。
【0011】なお、上記した各入賞口や入賞球装置に入
賞した入賞玉によって払出される景品玉数は、すべて同
一(例えば、13個)であってもよいし、特定の入賞口
への入賞によるものだけ異なるように設定しても良い。
本実施形態の場合には、上記始動入賞口25a〜25c
のうち中央の始動入賞口25aに入賞した入賞玉によっ
て払い出される景品玉数を7個と設定し、他の始動入賞
口25b,25c及び開閉部材19a,19bに入賞し
た入賞玉によって払い出される景品玉数を13個と設定
し、上記以外の他の入賞口27、28a,28b、29
a,29bへの入賞玉によって払い出される景品玉数を
10個と設定している。つまり、3種類の景品玉数に分
類されている。
【0012】更に、前記遊技盤10の遊技領域12の下
方には、前記したいずれの入賞口、あるいは入賞球装置
に入賞しなかった打玉を取り入れるアウト口30が形成
されていると共に、前記した大当り状態となったときに
その旨を報知する遊技効果ランプ31a,31bが設け
られている。この遊技効果ランプ31a,31bと同じ
作用を奏するものとしてパチンコ遊技機1の上部前面に
も遊技効果ランプ32が設けられている。また、遊技領
域12の外側であって、遊技盤10の上部には、その一
側に後述する景品玉払出装置70によって景品玉が払出
されている旨を報知する払出動作中表示器33、及び後
述する玉欠乏検出器55の検出信号に基づいて払出すべ
き景品玉が欠乏した旨を報知する玉切れ表示器34が設
けられている。なお、払出動作中表示器33は、入賞記
憶がある状態で、景品玉検出器64からの玉切れ信号又
は後述する満タン検出器93がONしたときに点灯して
玉切れとなった旨又は払い出された景品玉が余剰玉受皿
9内にも満杯となった旨を報知するためにも使用され
る。
【0013】一方、遊技盤10の背面には、図7に示す
ように入賞玉集合カバー体35a,35bが取着されて
いる。この入賞玉集合カバー体35a,35bは、前記
入賞口あるいは入賞球装置に入賞した入賞玉を下方に誘
導する誘導通路がその前面側に形成されるものであり、
この実施形態においては、上下2つに分割されて形成さ
れている。また、上部の入賞玉集合カバー体35aの後
面には、中継端子板36が取着されており、この中継端
子板36に遊技盤10に設けられる電気的部品であって
前記可変表示装置13に設けられる電気的部品を除く電
気的部品(例えば、ソレノイド20、特定入賞玉検出器
22、入賞玉検出器23、始動入賞玉検出器26a〜2
6c等)からの配線が集約して接続されるようになって
いる。
【0014】上記中継端子板36の上方には、遊技盤1
0に設けられる可変表示装置13や可変入賞球装置18
等の遊技動作を制御する遊技制御基板37(図9参照)
を収納する遊技制御基板ボックス38が配置されてい
る。この遊技制御基板ボックス38は、遊技盤10の裏
面に取り付けられるボックス取付部材39に開閉自在に
取り付けられるものである。具体的には、ボックス取付
部材39の一側上下に形成された軸支部41a,41b
に遊技制御基板ボックス38の一側上下に突設された支
軸40a,40bを回動自在に軸支し、遊技制御基板ボ
ックス38の他側の上方をボックス取付部材39に回動
自在に設けられる回動押え片42によって係止し、遊技
制御基板ボックス38の他側下方に穿設された嵌合穴4
3に下部の入賞玉集合カバー体35bに突設される嵌合
突片44を嵌合させて取り付けられるようになってい
る。なお、遊技制御基板37は、配線45を介して前記
中継端子板36と接続され、また、図示しない配線によ
って可変表示装置13と直接接続されるようになってい
る。更に、後述するように遊技制御基板37は、景品玉
の払出動作を制御する景品玉払出制御基板97とも接続
されている。
【0015】次に、図6を参照してパチンコ遊技機1の
背面構造について説明する。前記遊技盤10の裏面全体
を覆うように機構板50が配設されている。この機構板
50は、周知のように、入賞玉を1個づつ処理し、その
入賞玉に対応して所定個数の景品玉を払い出すための各
種の機構が設けられるものである。しかして、図示の機
構板50においては、その中央に正方形状の窓開口51
が開設され、該窓開口51に前記入賞玉集合カバー体3
5a,35bが対応している。そして、この窓開口51
から前記遊技制御基板ボックス38及び前記可変表示装
置13の駆動部が後方に突出している。また、機構板5
0の前面側に前記遊技盤10の入賞口あるいは入賞球装
置から落下する入賞玉を受け止めて一側に集合せしめる
入賞玉集合樋52が形成されている。この入賞玉集合樋
52は、入賞玉を一列に整列して流下させるようになっ
ているが、その流下通路の途中には、通過する入賞玉を
検出する2つの入賞玉検出センサ53a,53bが設け
られている。入賞玉検出センサ53a,53bからの信
号は、後述する景品玉払出制御回路基板97に送られて
後述する景品玉払出装置70の動作を制御する。
【0016】一方、機構板50の後面側には、その上部
に図示しない補給機構から補給される景品玉を貯留する
景品玉タンク54が設けられ、該景品玉タンク54の下
方に景品玉を整列させて流下させる景品玉誘導樋57が
設けられている。ところで、景品玉タンク54の出口部
分には、景品玉タンク54内に貯留される景品玉量が少
なくなったことを検出する玉欠乏検出器55、56が設
けられている。そして、一方の玉欠乏検出器55は、前
記玉切れ表示器34を点灯させる機能を有し、他方の玉
欠乏検出器56は、図示しない管理コンピュータに補給
指令信号を送り、景品玉タンク54に景品玉を補給する
機能を有している。
【0017】景品玉誘導樋57の下流には、景品玉の流
下方向を180度変更すると共に、その玉圧を弱めるカ
ーブ樋58が接続されている。カーブ樋58の屈曲部の
側方には、パチンコ遊技機1の前面側方に穿設された玉
抜操作穴60(図5参照)から挿入される図示しない操
作ピンに押圧されて揺動する玉抜操作レバー59(図1
参照)が軸支され、該玉抜操作レバー59に係合するよ
うに作動部材61が軸支されている。作動部材61は、
図1に示すように一端部が軸支されると共に、その他端
部を前記玉抜操作レバー59と係合し、その中央部を玉
抜操作検出器62に対応させている。しかして、玉抜操
作レバー59が揺動操作されたときに作動部材61が反
時計方向に回動して玉抜操作検出器62をONさせ、そ
の信号に基づいて後述する景品玉払出装置70のステッ
ピングモータ83が逆回転するように制御される。この
制御動作については、後に詳述する。なお、上記作動部
材61は、通常の状態において、自重により玉抜操作検
出器62をONさせない方向に付勢されている。また、
玉抜操作検出器62は、景品玉の払出動作が行われてい
るときには、不能動化されている。
【0018】ところで、カーブ樋58の下流側は、垂直
状の供給樋63を構成し、この供給樋63には、玉切れ
検出器としての景品玉検出器64が取付部材65によっ
て取り付けられ、供給樋63を流下する景品玉を検出し
ている。この景品玉検出器64は、払出信号に基づいて
払出されるべき景品玉数を計数する機能と、供給樋63
を流下する景品玉の有無を検出する機能とを有してい
る。また、本実施形態において、景品玉検出器64の取
付位置は、少なくとも後述する玉載置部79から景品玉
検出器64までの距離が1個の入賞玉で払い出されるべ
き最大の景品玉数を収納する位置(例えば、最大の払出
景品玉数が15個の場合には、15個目に対応する位
置)に設定されている。これは、本実施形態において、
ある入賞玉の記憶に基づいて景品玉の払出が開始された
ときであって、途中で景品玉検出器64が景品玉を検出
しなくなった場合であっても、当該入賞記憶に基づく所
定個数の景品玉をすべて払い出すように考慮したためで
ある。なお、最大の払出景品玉数に対応するように景品
玉検出器64の取付位置を自由に変更できるようにして
おいてもよい。
【0019】また、取付部材65は、景品玉検出器64
の側面に当接することにより景品玉検出器64を係止す
るものであるが、その係止位置を正確に規制するために
規制突起66が取付部材65の近傍に設けられている。
また、上記玉抜操作検出器62及び景品玉検出器64か
らの配線は、景品玉検出器62の側方で機構板50に取
り付けられる中継端子板67に接続されるようになって
いる。この中継端子板67には、後述するステッピング
モータ83からの配線も接続され、その外部接続端子が
景品玉払出制御基板97と接続されるようになってい
る。
【0020】また、供給樋63の流下端には、この実施
形態の要部を構成する景品玉払出装置70が接続されて
いる。なお、供給樋63は、景品玉払出装置70の供給
通路の一部を構成している。景品玉払出装置70は、主
として供給通路72と、排出通路75と、玉抜通路76
と、電気的駆動源としてのステッピングモータ83と、
払出部材としてのスプロケット85とから構成されてお
り、ステッピングモータ83の回転により所定個数の景
品玉を払い出すようになっている。その構成について
は、後に詳述する。
【0021】景品玉払出装置70の下方には、該装置7
0から払い出された景品玉を誘導する景品玉排出樋87
と玉抜樋88とが隣接するように設けられている。景品
玉排出樋87の下端には、誘導開口89が開設されて前
記打球供給皿6と連通するようになっている。一方、玉
抜樋88の流下端は、パチンコ遊技機1の裏側に導かれ
ており、玉抜樋88を落下する玉をパチンコ遊技機1の
外に導くようになっている。
【0022】更に、前記誘導開口89の一側から景品玉
が溢れるように連絡樋90が構成され、その溢れた余剰
の景品玉を連絡樋90を介して前記余剰玉受皿9に誘導
する余剰玉排出樋91に導くようになっている。この余
剰玉排出樋91の一側には、満タン検知板92が揺動自
在に設けられており、これが余剰玉排出樋91に貯留さ
れた余剰玉によって押圧されたときには、後述する打球
発射装置94の打球モータ95の駆動が停止されて、遊
技が中断されるようになっていると共に、満タン検出器
93がONして前記景品玉払出装置70のステッピング
モータ83の動作が停止され、それ以上の景品玉の払出
を停止するようになっている。
【0023】上記した構成以外に機構板50には、外部
からの電源あるいは外部との情報をやり取りするための
接続端子を有するターミナル基板98や前記遊技盤10
に設けられる可変表示装置13や前記景品玉払出装置7
0の動作を制御する景品玉払出制御基板97等が設けら
れている。前記ターミナル基板98に設けられる接続端
子には、例えば、図示しない管理コンピュータからパチ
ンコ遊技機1への玉抜指令信号や打球発射装置停止信号
等の信号を伝達するための信号線、及びパチンコ遊技機
1から管理コンピュータへの前記玉欠乏検出器56によ
る玉切れ信号や遊技盤10の前面を覆うガラス扉の不正
開放信号等の信号を伝達するための信号線が接続され
る。また、前記遊技制御基板37と景品玉払出制御基板
97の詳細な構成については、後に詳述する。
【0024】また、パチンコ遊技機1の裏面には、前記
操作ハンドル8に対応するように打玉を弾発するための
打球発射装置94が設けられている。この打球発射装置
94は、駆動源としての打球モータ95と該打球モータ
95を安定的に回転するためのコンデンサ96とを含ん
でいる。
【0025】次に、図1及び図2を参照して、この実施
形態の要部を構成する景品玉払出装置70の構成につい
て詳細に説明する。景品玉払出装置70は、図2に示す
ように、前記機構板50に取り付ける取付板71と、駆
動源としてのステッピングモータ83を取り付けるモー
タ取付板77によって枠組構成される。取付板71に
は、前記供給樋63に連続する供給通路72が形成さ
れ、該供給通路72の下流側に景品玉の方向を後述する
玉載置部79に向けて変化させる流路変更部73が形成
されている。流路変更部73のさらに下方には、供給通
路72の最先端のパチンコ玉の下部1点を支持する玉支
持部81bが形成され、該玉支持部81bの下方に、ス
プロケット85が収納されるスプロケット収納部74が
形成されている。また、スプロケット収納部74の一側
には、景品玉の排出通路75が形成され、他側には玉抜
通路76が形成されている。そして、排出通路75は、
前記景品玉排出樋87に接続され、玉抜通路76は、前
記玉抜樋88に接続される。
【0026】一方、モータ取付板77の上部には、前記
供給通路72を流下してきたパチンコ玉を下方に向けて
ガイドするガイド部78が突設され、このガイド部78
の下方にパチンコ玉1個が載置される玉載置部79が構
成されている。玉載置部79は、前記ガイド部78の下
部側面に形成された玉受壁80と、該玉受壁80の下方
であって、前記玉支持部81bと対応するように位置し
てパチンコ玉の他方の下部1点を支持する玉支持部81
aと、パチンコ玉の一方の下部1点を支持する前記玉支
持部81bとから構成されている。つまり、玉載置部7
9は、供給通路72で待機している景品玉の玉圧を受け
止める機能と、最先端のパチンコ玉の下部を2点で支持
する機能を有するものである。なお、モータ取付板77
及び取付板71には、それぞれの玉支持部81a,81
bから排出通路75及び玉抜通路76に向けて円弧状の
ガイドリブ82a,82bが突設され、玉載置部79に
載置されていたパチンコ玉が排出通路75に排出される
までの間、及び玉抜通路76に排出されるまでの間、そ
の流下をガイドするようになっている。
【0027】また、モータ取付板77の後面には、パル
ス信号がある毎に所定角度回転するステッピングモータ
83が取り付けられ、そのモータ軸84は、モータ取付
板77の前面に貫通して位置し、その先端には、外周に
複数の爪部86を有する合成樹脂製のスプロケット85
が固着されている。スプロケット85の爪部86は、パ
チンコ玉の外周面と係合するように凹状に形成されてお
り、その爪部86が前記玉支持部81a,81bの間に
挿入された位置配置となっている。なお、前記ステッピ
ングモータ83は、停止状態において、スプロケット8
5が常に図2に示される状態となるようにされている。
このとき、図2に示されるように、爪部86の凹状の低
部が玉支持部81a,81bより低い位置となっている
ので、玉載置部79に載置されているパチンコ玉は、玉
支持部81a,81bで支持された状態となり、スプロ
ケット85には、玉圧が掛からないようになっている。
【0028】しかして、ステッピングモータ83が正回
転することにより、スプロケット85が図1に示す実線
矢印方向(反時計回転方向)に回転して景品玉を排出通
路75に排出し、ステッピングモータ83が逆回転する
ことにより、スプロケット85が図1に示す二点鎖線矢
印方向(時計回転方向)に回転して景品玉を玉抜通路7
6に排出する。なお、景品玉の払出が終了しステッピン
グモータ83が停止した場合、前記玉載置部79の下流
側の玉(点線で示す)は、爪部86を乗り越えて落下す
る。なお、本実施形態においては、スプロケット85を
合成樹脂で形成した理由は、仮にスプロケット85を鋼
等の金属で形成した場合には、パチンコ玉の摩耗が激し
くなり、この摩耗によりパチンコ玉の直径が小さくなっ
て入賞口等に入賞し易くなるという欠点を生ずることに
なり、この欠点を防止するためである。
【0029】以上、説明したパチンコ遊技機1と景品玉
払出装置70は、前記したように、遊技制御基板37と
景品玉払出制御基板97とによって駆動制御されるもの
であるが、この遊技制御基板37と景品玉払出制御基板
97とは、図9に示すように配線接続される。遊技制御
基板37には、遊技盤10に設けられる可変表示装置1
3に係る電気的部品(ステッピングモータ15a〜15
c、位置検出器16a〜16c、継続回数表示器17)
からの配線やスピーカ7からの配線が直接接続され、他
の電気的部品(ソレノイド20、特定入賞玉検出器2
2、入賞玉検出器23、始動入賞玉検出器26a〜26
c、遊技効果ランプ31a,31b、32、入賞個数表
示器24)からの配線が中継端子板36を介して接続さ
れる。ただし、図9には、中継端子板36が省略してあ
る。また、遊技制御基板37には、景品玉払出制御基板
97と接続される配線102〜104も導出されてい
る。なお、遊技制御基板37には、ターミナル基板98
からの電源線も接続されている。
【0030】一方、景品玉払出制御基板97には、打球
発射装置94の打球モータ95からの配線、入賞玉検出
センサ53a,53bからの配線105、満タン検出器
93からの配線、機構板50前面であって前記景品玉払
出装置70に近い位置に設けられる中継端子板67から
の配線、及びターミナル基板98と接続する配線がそれ
ぞれ接続されている。また、景品玉払出制御基板97に
は、切換スイッチ99、リセットスイッチ100、及び
外部出力端子101とが設けられている。切換スイッチ
99は、それがONとされているときに、前記景品玉検
出器64が玉切れ状態を検出した場合に打球モータ95
の駆動を停止させ、それがOFFとされているときに、
景品玉検出器64が玉切れ状態を検出しても打球モータ
95の駆動を停止させないように切り換えるものであ
る。また、リセットスイッチ100は、制御がエラー状
態となって景品玉払出動作が停止した場合にエラーにな
った原因を解除し、景品玉払出動作制御を復旧させるも
のであるまた、電源OFF時にリセットスイッチ10
0を一定時間(例えば、5秒)押し続けることで、バッ
クアップコンデンサを放電させ初期状態にすることもで
きる。更に、外部出力端子101は、外部コンピュータ
に払出景品玉に係るデータを伝送する配線が接続される
ものである。
【0031】ところで、遊技制御基板37と景品玉払出
制御基板97とを接続する配線102〜104は、電源
投入時に遊技制御基板37から景品玉払出制御基板97
へ払出景品玉数を設定するための設定入力信号(本実施
形態の場合には、7個と10個と13個を設定するシリ
アルデータ)が伝送される配線102、始動入賞玉検出
器26aからの入賞信号(7個用;以下入賞信号Bとい
う)が伝送される配線104、始動入賞玉検出器26
b,26c及び入賞玉検出器23からの入賞信号(13
個用;以下入賞信号Aという)が伝送される配線103
である。そして、伝送された入賞信号Aや入賞信号B
は、景品玉払出制御基板97内の記憶手段に記憶され
る。また、すべての入賞玉を検出する入賞玉検出センサ
53a,53bの信号は、配線105を介して伝送さ
れ、その2つのセンサ信号を1組として1つの入賞信号
(10個用;以下入賞信号Cという)として認識される
ようになっている。この入賞信号Cも景品玉払出制御基
板97内の記憶手段に記憶される。ところで、入賞玉信
号Aを発生した入賞玉は、入賞玉信号Cをも発生させる
ので、実際には、入賞玉信号A+入賞玉信号Cによって
13個の景品玉が排出される。同様に入賞玉信号Bを発
生した入賞玉は、入賞玉信号Cをも発生させるので、入
賞玉信号B+入賞玉信号Cによって7個の景品玉が払出
される。また、入賞玉信号Cだけに基づいては、10個
の景品玉が払出されるようになっている。なお、遊技制
御基板37から景品玉払出制御基板97に送られる信号
としては、入賞玉信号だけとし、払出景品玉数の設定
は、景品玉払出制御基板97内で自由に又は固定的に設
定するようにしてもよい。
【0032】また、本実施形態において、入賞玉又は景
品玉の通過を検出する入賞玉検出センサ53a,53b
又は景品玉検出器64は、図10及び図11に示す構造
を有するものが使用されている。図10及び図11に
は、景品玉検出器64を示す。図において、景品玉検出
器64は、長方形状の検出器本体110と該検出器本体
110を被覆する蓋体111とから構成されている。検
出器本体110及び蓋体111の前方部には、玉が通過
し得る通過部112a,112bがそれぞれ形成されて
いる。検出器本体110の通過部112aは、有色透明
な合成樹脂によって構成されている。なお、上面を除く
外周には、光を遮るための表面加工(塗装でもよい)が
施され、通過部112aを構成する側壁のみが透明とな
るようにされている。
【0033】また、通過部112aの前方の反射板取付
壁114の外周と後述する係合突起117a,117b
との間に光を反射する反射板113が挿入されている。
また、通過部112aの後方には、検出基板123を収
納する検出基板収容部115が形成されている。検出基
板収容部115の一側部には、突部116が突設され、
後述する切欠部126と位置合せされることにより検出
基板123の収納位置を正確にならしめている。また、
検出基板収容部115に連通するように受光器収容部1
18と透光器収容部119とが前方に向って形成されて
いる。この受光器収容部118と透光器収容部119に
は、検出基板123の前方に接続される受光器128と
透光器127とがそれぞれ収納されるもので、その収納
された状態で投光器127と受光器128の先端部分が
前記有色透明に構成された通過部112aの外周縁に臨
むようになっている。検出器本体110の前方には、蓋
体111を取り付けるための係合突起117a,117
bが突設され、この係合突起117a,117bに係合
する係合穴120a,120bが蓋体111に穿設され
ている。
【0034】一方、蓋体111は、検出器本体110の
上方から検出器本体110を被覆するものであるが、そ
の後端部分に前記検出基板収容部115に収容された検
出基板123の後方部分を押える基板押え片121が形
成されると共に、そのほぼ中央に遮光板122が下方向
に向って突設されている。この遮光板122は、蓋体1
11が検出器本体に組み付けられたときに並列状に設置
される投光器127と受光器128との間に挿入される
もので、投光器127から発せられた光が直接受光器1
28に到達しないように遮光するものである。
【0035】また、前記検出基板収容部115に収容さ
れる検出基板123には、その前方に投光器127と受
光器128とが接続されると共に、検出回路を構成する
多数の素子124が設けられている。また、検出基板1
23の一側部には、前記突部116と合致する切欠部1
26が形成され、検出基板123が所定の位置に正確に
組み付けられるようになっている。また、検出基板12
3の後端は、検出器本体110から外側に突出する端子
部125を形成し、この端子部に配線(図示しない)が
接続されるようになっている。
【0036】上記のように構成される景品玉検出器64
は、図11に示すように、投光器127から発せられた
光が通過部112aの通過空間を通って反射板113に
反射され、再度通過部112aの通過空間を通って受光
器128によって検出されるようになっている。したが
って、通過する玉があるときには、光を検出しないOF
F状態となり、通過する玉が無いときには、光を検出す
るON状態となる。
【0037】以上、実施形態に係る景品玉払出装置70
を含むパチンコ遊技機1の構成について説明してきた
が、この実施形態の要部を構成する景品玉払出装置70
の作用について図3、図4、図12、図13、及び図1
4を参照して説明する。まず、通常の景品玉払出動作中
の処理が図12に示されている。すなわち、ステップS
1〜ステップS3において、入賞玉信号A又は入賞玉信
号B又は入賞玉信号Cのいずれかの記憶値に基づいて景
品玉の払出処理が開始されているか否か(換言すれば、
ステッピングモータ83が駆動されているか否か)が判
別され(ステップS1)、開始されていると判別された
場合には、景品玉検出器64が玉切れを検出したか否か
が判定され(ステップS2)、景品玉検出器64が玉切
れでないと判定した場合には、景品玉払出処理が終了し
たか否かが判別され(ステップS3)、終了した場合に
は、次の記憶値に基づく景品玉の払出処理が開始される
べくステップS1に戻る処理を繰り返している。
【0038】景品玉の払出動作の具体例としては、以下
の通りである。すなわち、通常ステッピングモータ83
が景品玉を1個払出す速度は、比較的速く、例えば、6
4mSに設定され、1つの入賞記憶に基づく払出動作と
払出動作との間のインターバル時間も比較的短く、例え
ば、120mSに設定されている。したがって、13個
の景品玉が払出されて次の景品玉の払出動作が開始され
るまでの時間は、952mSであり、7個の景品玉が払
出されて次の景品玉の払出動作が開始されるまでの時間
は、568mSであり、10個の景品玉が払出されて次
の景品玉の払出動作が開始されるまでの時間は、760
mSである。いずれにしても1秒以下である。また、こ
のとき、入賞玉信号Aと入賞玉信号Bとに基づく入賞記
憶がある場合には、それらを交互に払い出し、それらの
記憶が無くなった後に入賞玉信号Cに基づく景品玉の払
い出し動作が行われるように制御される。
【0039】一方、ステップS2において、景品玉検出
器64によって玉切れであると判定された場合には、ス
テッピングモータ83の回転速度を減速する処理が行わ
れる(ステップS4)。まず、景品玉検出器64による
玉切れであるとの判定は、図14に示すように、通常景
品玉の払出動作中において景品玉検出器64は、瞬間的
な微小時間T2だけONし、その後微小時間OFFとな
る動作を繰り返しているものである。したがって、その
ON・OFF動作がなくなってから微小時間T2よりも
長い時間T3だけONが継続したときには、景品玉検出
器64を通過する景品玉がなくなったことを意味するの
で、玉切れ状態であると判定される。同様に後述するス
テップS7における景品玉検出器64の景品玉装填の判
定も微小時間T3だけOFFが継続したか否かで判定さ
れる。
【0040】次に、ステッピングモータ83の回転速度
を減速する理由を説明すると、仮にステッピングモータ
83の回転を通常の払出動作における速度と同じにした
場合であって、玉欠乏検出器55からの補給指令信号が
あったにも拘らず、景品玉が補給されないときには、景
品玉誘導樋57内の景品玉が払い出され景品玉払出装置
70の上流側に滞留される景品玉数が残り少なくなる。
このような状態となった場合には、図3に示す先頭の景
品玉P1 に対して上流側に位置する景品玉の圧力が少な
くなると共に、図4に示すように、速い速度で回転して
いるスプロケット85の爪部86によって上方向に押出
され、爪部86と爪部86との間の凹部への景品玉のス
ムーズな移動が阻害され、以後の景品玉の払出もスムー
ズに行われなくなる。また、合成樹脂で形成されるスプ
ロケット85の爪部86と鋼球製の景品玉との衝突の繰
り返しにより爪部86の摩耗が激しくなる。このような
景品玉のスムーズな移動が行われない状態や爪部86の
摩耗を防止するために、ステッピングモータ83の回転
速度を減速するものである。例えば、景品玉1個を払い
出す速度を94mSとし、1つの入賞記憶に基づく払出
動作と払出動作との間のインターバル時間も500mS
として、比較的長く設定する。
【0041】前記ステップS4でのステッピングモータ
83の減速処理が開始されると、ステッピングモータ8
3が所定角度回転したか否かが判別される(ステップS
5)。この所定角度は、景品玉検出器64が玉切れを判
定した時点で払い出すべき景品玉数のうちの幾つの景品
玉の払出を終了していたかによって異なる。例えば、1
3個記憶に基づく払出動作が行われていたときであっ
て、景品玉検出器64が玉切れを判定した時点で10個
の景品玉を払出終えていたときには、残りの3個を払い
出す角度までステッピングモータ83を回転させる。そ
して、所定角度の回転が終了したときには、景品玉の払
出処理を不能動化すべくステッピングモータ83の駆動
を不能動化する(ステップS6)。なお、景品玉払出処
理が不能動化されたときには、パチンコ遊技機1の前面
側に設けられるランプやスピーカ7等で遊技者に報知す
るようにしてもよい。
【0042】景品玉払出動作の不能動化は、図14に示
すように景品玉検出器64が景品玉の充填を検出するま
で継続され(ステップS7)、景品玉検出器64が景品
玉の充填を検出したときには、景品玉払出処理を能動化
すべくステッピングモータ83を能動化する(ステップ
S8)。この際の能動化は、ステッピングモータ83の
減速処理が解除された状態で行われる。ステッピングモ
ータ83の能動化は、自動的に行われるようにしてもよ
いし、あるいは景品玉が充填されたことを確認してから
手動操作によって行ってもよい。
【0043】上記した作用は、通常の景品玉払出動作中
においてステッピングモータ83が減速される場合を示
したが、本実施形態においては、ステッピングモータ8
3を逆回転させて玉抜き動作を素早く行うようにしてい
るため、玉抜き動作が終了する間際にも景品玉のスプロ
ケット85へのスムーズな移動が行われなくなったり、
景品玉と爪部86との衝突現象が起きたりする。このた
め、ステッピングモータ83の減速処理は、図13に示
す作用によって行われる。すなわち、玉抜き操作検出器
62がONされたか否かが判定され(ステップS9)、
ONした場合には、ステッピングモータ83が逆方向に
比較的速い回転速度で回転される(ステップS10)。
例えば、1個の景品玉を玉抜きする時間が70mSと設
定される。ステッピングモータ83が逆方向に比較的速
い回転速度で回転されると景品玉タンク54又は景品玉
誘導樋57に残留していた景品玉が玉抜通路76及び玉
抜樋88を介して玉抜きされ、遂には、景品玉検出器6
4が玉切れ(ON状態)を検出するようになる(ステッ
プS11)。そして、景品玉検出器64が玉切れを検出
したときには、ステッピングモータ83の回転速度を減
速し(ステップS12)、その後、タイマT1をセット
する(ステップS13)。ステッピングモータ83の回
転速度の減速は、例えば、通常の玉抜き速度の約1/2
とする。また、タイマT1は、景品玉検出器64を通過
した最後の玉が完全に玉抜樋88に排出されるに十分な
時間が設定され、例えば、4秒程度が設定される。そし
て、タイマT1が終了したときには(ステップS1
4)、ステッピングモータ83の回転が停止されて玉抜
動作が終了する(ステップS15)。
【0044】以上、実施形態に係る景品玉払出装置70
の作用について説明してきたが、この実施形態によれ
ば、景品玉払出装置70を駆動制御する景品玉払出制御
基板97に、外部に払出パチンコ玉に係るデータを出力
する外部出力端子101を設けたので、例えば、管理コ
ンピュータからの配線を景品玉払出制御基板97の外部
出力端子101に接続するだけで払出パチンコ玉に係る
データを管理コンピュータに伝送することができる。
【0045】なお、上記した実施形態では、玉切れ信号
を導出する景品玉検出器64を供給樋63の中間部分で
あって最大の払出景品玉数の最後尾に対応する位置に設
けたものを示したが、それよりも上流の供給樋63や景
品玉誘導樋57のいずれかの位置に設けてもよい。ま
た、景品玉払出装置70に使用されるモータもステッピ
ングモータではなく、通常のモータであってもよい。ま
た、遊技機としてもパチンコ遊技機1を示したが、景品
として玉を払い出す形式の遊技機、例えば、アレンジ式
パチンコ遊技機や景品玉を払出す形式の回動式遊技機で
あってもよい。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、景品玉払出装置を駆動制御する
景品玉払出制御基板に、外部に払出パチンコ玉に係るデ
ータを出力する外部出力端子を設け、電源OFF時にリ
セットスイッチを一定時間操作することでバックアップ
コンデンサを放電させて前記景品玉払出制御基板の記憶
手段の記憶内容を初期状態にするので、例えば、管理コ
ンピュータからの配線を景品玉払出制御基板の外部出力
端子に接続するだけで払出パチンコ玉に係るデータを管
理コンピュータに伝送することができると共に、景品玉
払出制御基板の記憶手段に記憶される記憶内容をリセッ
トスイッチの操作によって、簡単に消去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る景品玉払出装置の構造を示す正
面図である。
【図2】図1のA−A′線での断面図である。
【図3】景品玉払出装置において排出される景品玉が少
なくなったときのスプロケットと景品玉の関係を示す正
面図である。
【図4】同じく、景品玉払出装置において排出される景
品玉が少なくなったときのスプロケットと景品玉の関係
を示す正面図である。
【図5】実施形態に係る景品玉払出装置が適用される遊
技機の一例としてのパチンコ遊技機の正面図である。
【図6】そのパチンコ遊技機の背面図である。
【図7】そのパチンコ遊技機の遊技盤の背面図である。
【図8】図7のB−B′線での断面図である。
【図9】パチンコ遊技機に設けられる電気的部品の配線
図である。
【図10】玉を検出する検出器の分解斜視図である。
【図11】その検出器の分解平面図である。
【図12】実施形態に係る景品玉払出装置のモータが減
速処理を行う場合の動作を示すフロー図である。
【図13】同じく、実施形態に係る景品玉払出装置のモ
ータが減速処理を行う場合の動作を示すフロー図であ
る。
【図14】景品玉検出器が玉切れ信号を判定する場合の
タイムチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 64 景品玉検出器 70 景品玉払出装置 83 ステッピングモータ(駆動源) 85 スプロケット 97 景品玉払出制御基板100 リセットスイッチ 101 外部出力端子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】品玉払出装置を駆動制御する景品玉払
    出制御基板を備えた弾球遊技機において、 前記景品玉払出制御基板には、外部に払出パチンコ玉に
    係るデータを出力する外部出力端子を設け、電源OFF
    時にリセットスイッチを一定時間操作することでバック
    アップコンデンサを放電させて前記景品玉払出制御基板
    の記憶手段の記憶内容を初期状態にすることを特徴とす
    る弾球遊技機。
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