JP3842958B2 - 遊技球の連続投入装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1ゲーム毎に投入すべきパチンコ球等の単位球数を複数とした遊技機のための遊技球の改良された連続投入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
メダル等に比べて取扱の容易なパチンコ球を様々な遊技機に応用する見地から、任意の球数を一単位として取り込む遊技機が提案されているが、このような遊技機においてはゲームの掛率を変更可能とする等のため複数単位の遊技球を一度に投入装置から取り込めることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、複数単位の遊技球を取り込むには投入ボタンの押し下げを繰り返す等の煩雑な動作が必要であった。また取り込んだ遊技球の実数が確認されていないと、一旦投入した遊技球を投入口から回収し、精算ボタンを押して不当に返却を得る等の不正行為が行なわれるおそれがある。
【0004】
本発明は、連続的な投入動作により、複数単位の遊技球を容易に遊技機に取り込むことができ、さらに機構を複雑にすることなく不正行為を有効に防止できる装置を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1ゲームごとに投入すべきパチンコ球等の単位球数を複数とした遊技機のための遊技球の連続投入装置において、球通過センサー下流で単位球数の遊技球を受入れることのできる複数本の溝部を有する回転体を設け、該溝部の各遊技球の貯溜位置に対応して単位球数分の球確認センサーを設け、球通過センサーが所定球数の通過を確認し、遊技機流入ガイド末端の球シャッターが閉じた後にさらに球確認センサーで単位球数の存在が確認された状態で投入スイッチが押し下げられると遊技球の取込を開始し、前記単位球数分の球確認センサーの出力がOFFとなった時点で投入登録処理を行う遊技球の連続投入装置により、上記の目的を達成する。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の連続投入装置を用いて単位球数を複数とした遊技機を構成する場合の全体の構成を示す。この図において、1は装置本体、2は貯溜タンク、3は整流樋、4は整流送出装置、5は流下樋、6は賞球排出装置、8は主排出路、9は球皿上部入り口、10は球皿下部入り口、11は本発明の連続投入装置である。
【0007】
図2、3は連続投入装置の内部構成を示す。この機構の一部は、同じ出願人の特願平10−374753号明細書に記載されている。31は遊技機前面の球皿上部から連通する遊技機流入口であり、該流入口31から横向きに設けられた傾斜した遊技球流入ガイド32の末端にはソレノイド33により開閉可能な球シャッター34が設けられ、さらに遊技球をカウントする球センサ35を経て取付け面と垂直な仕切板36の開口部に連通している。
【0008】
回転体40は、前記遊技球流入ガイド32と平行であって、回転板41、42を介して図示しないステッピングモータ43により駆動される回転軸44上に固定されており、その周面に、前記流入ガイド32の延長線上の位置で単位球数の遊技球Bを受け入れることのできる複数本の溝部45を有する。46は内部に回転体40を収容する中空円筒形のドラムであり、装置背面の遊技球流出口47に向かって開放されている。回転板41の外周部には例えば60度間隔で穴が設けられており、回転確認センサ48がこの穴を検出することにより回転体40の回転を確認する。
【0009】
50は余りの遊技球を球皿下部に返却するための遊技球返却ソレノイドであり、通路シャッター51を開放して所定位置にある回転体40の溝部45を、下方に傾斜する通路52を介して前面の球皿下部に開口した遊技球返却口53に連通させる。通路センサー54は溝部45の出口付近にあり、通路52に遊技球が充満していないかを確認する。
【0010】
55は回転体40に取り込むべき単位球数の遊技球を確認するために設けられた球確認センサー(例えば反射センサー)である。球確認センサー55は流入ガイド32の延長線上で通路シャッター51にせき止められた遊技球の各貯溜位置に対応して設けられ、その位置の遊技球の有無を確認する。図2の例では単位球数が5個であるので5個の球確認センサーが設けられている。
【0011】
【作用】
図示しない球皿上部に存在する遊技球Bは遊技球流入口31を通って流入ガイド32内を自重により流下し、開放された球シャッター34を通過し、仕切板36の開口部にいたる。このとき回転体40の溝部45のうちの一つは前記仕切板36の開口部に対応した位置にあり、ドラム46と共に上流側から連続した流路を形成しているので、遊技球Bは該溝部45とドラム46の間に流下し、回転体40の末端で通路シャッター51に阻止されてその位置に蓄積される。そして球検出センサー35が単位球数(この例では5個)の通過を検知すると、ソレノイド33が作動して球シャッター34が閉鎖され、さらに球確認センサー49が5球の存在を確認したときに遊技球投入信号待ちの状態となる。(図4参照)
【0012】
遊技者が遊技機前面の遊技球投入ボタンを押し下げると、クレジット等に関する所定の処理を行ない、投入装置へ作動信号が送られる。これによりステッピングモータが付勢されて、回転体40を溝部45の1個分に対応する角度だけ回転し、次の所定球数の取り込みを開始できる状態で停止する。この回転開始の時には球確認センサー55の信号は全てONであり、回転中に溝部45とのずれが一定角度に達してセンサー55の信号がOFFとなった時に装置は単位球数の取り込みが完了したと判定し、投入単位の登録を行なう。
【0013】
登録が行なわれるとゲームの有効ラインの表示がなされ遊技者がスタートスイッチを押すことによりゲームを開始できる状態になる。一方、回転体40が所定角度回転したことを回転確認センサー48が検知すると再び球シャッター34が開口され、遊技者が投入ボタンを押していれば再び上記の登録を繰り返すことができる。従って遊技者は投入ボタンを一定時間以上押しつづけることで、複数単位の球を連続して投入することができる。
【0014】
この種の遊技機では遊技球に糸をつける等の方法で一旦投入した遊技球を回収し、その後精算ボタンを押して余分の払戻しを得る行為が行われることがあり、もし球通過センサーのカウント数と回転体40のにより遊技球の投入確認を行なうとすれば、精算ボタンが押された時は不正行為を防ぐために回転体40を逆回転させて遊技球を返却する必要が生じる。
【0015】
しかし本発明では球確認センサー55を新たに設け、回転体40の回転開始後にセンサー55の信号がOFFになった時点で登録を行なうので、回転体40に取り込まれる遊技球の実数は確認されており、精算時には通路シャッター51を開放すると共に登録された遊技球数を賞球口から払い戻すことで余り球を返却することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の連続投入装置では連続的な投入動作により、2単位以上の遊技球を容易に遊技機に取り込むことができる。また精算時に回転体を逆回転させて内部に取り込んだ球を返却する必要がないので、複雑な回転制御が不要となり耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連続投入装置を使用した遊技機の一例を示す背面図
【図2】 本発明の連続投入装置の縦断面図
【図3】 図2のA−A面における断面図
【図4】 投入登録手順を示す流れ図
【符号の説明】
11 連続投入装置
35 球通過センサー
49 球確認センサー
Claims (1)
- 1ゲームごとに投入すべきパチンコ球等の単位球数を複数とした遊技機のための遊技球の連続投入装置において、球通過センサー下流で単位球数の遊技球を受入れることのできる複数本の溝部を有する回転体を設け、該溝部の各遊技球の貯溜位置に対応して単位球数分の球確認センサーを設け、球通過センサーが所定球数の通過を確認し、遊技機流入ガイド末端の球シャッターが閉じた後にさらに球確認センサーで単位球数の存在が確認された状態で投入スイッチが押し下げられると遊技球の取込を開始し、前記単位球数分の球確認センサーの出力がOFFとなった時点で投入登録処理を行う遊技球の連続投入装置。
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JP2000179310A JP3842958B2 (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 遊技球の連続投入装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000179310A JP3842958B2 (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 遊技球の連続投入装置 |
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