JP2005278660A - モータ連動型のシャッタ機構および遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】
この発明は、スプロケットに通じる供給口を開閉するシャッタの構造に際して、スプロケットを回転させるモータの回転力に連動させて開閉するモータ連動型のシャッタ機構を構成することにより、シャッタの構造とシャッタの制御とを簡素化して玉噛みの恐れがない安定した玉取り込み動作と低コスト化とを図る。
【解決手段】
この発明は、モータの駆動に基づいて回転し、外周面に送り爪を有するスプロケットと、該スプロケットを収納するケーシングとの環状対向面間に送り爪によって玉を周方向に回転送りする回転通路を設け、この回転通路に通じるケーシングの上部には上方より供給された玉を受け入れる供給口を設け、ケーシングの下部には回転通路に取り込まれた玉を下方に払い出す払出口を設けた玉取込装置であって、前記モータの正転に連動して前記供給口を開口し、前記モータの逆転に連動して前記供給口を閉鎖するシャッタを備えたモータ連動型のシャッタ機構を備える。
【選択図】 図7
この発明は、スプロケットに通じる供給口を開閉するシャッタの構造に際して、スプロケットを回転させるモータの回転力に連動させて開閉するモータ連動型のシャッタ機構を構成することにより、シャッタの構造とシャッタの制御とを簡素化して玉噛みの恐れがない安定した玉取り込み動作と低コスト化とを図る。
【解決手段】
この発明は、モータの駆動に基づいて回転し、外周面に送り爪を有するスプロケットと、該スプロケットを収納するケーシングとの環状対向面間に送り爪によって玉を周方向に回転送りする回転通路を設け、この回転通路に通じるケーシングの上部には上方より供給された玉を受け入れる供給口を設け、ケーシングの下部には回転通路に取り込まれた玉を下方に払い出す払出口を設けた玉取込装置であって、前記モータの正転に連動して前記供給口を開口し、前記モータの逆転に連動して前記供給口を閉鎖するシャッタを備えたモータ連動型のシャッタ機構を備える。
【選択図】 図7
Description
この発明は、例えばパチンコ玉を遊技媒体に用いたスロットマシンに内部構成されるような玉取込装置に内蔵されるモータ連動型のシャッタ機構に関し、さらに詳しくはパチンコ玉の取り込み構造および取り込み制御を簡素化したモータ連動型のシャッタ機構および遊技機に関する。
従来、遊技媒体にメダルを用いたスロットマシンがパチンコ遊技店、娯楽施設などに広く設置されている。これに対し、近年では遊技媒体にパチンコ玉を用いた各種のスロットマシンが提案されている(例えば特許文献1〜6参照)。スロットマシンの遊技媒体にパチンコ玉を用いるようにした場合は、パチンコ遊技店において次のようなメリットがある。
パチンコ遊技店では、パチンコ遊技機とスロットマシンとが併設されていることが多い。ここで、スロットマシンの遊技媒体であるメダルに代えてパチンコ玉を利用すれば、パチンコ遊技機とスロットマシンとの異機種の遊技機に共通する1種類の遊技媒体を有効利用することが可能になる。
このパチンコ玉の有効利用に伴ってパチンコ遊技店内では、パチンコ玉補給装置、計数装置、管理装置などをパチンコ遊技機とスロットマシンとで共通に用いることが可能になる。また、従来ではパチンコ遊技機とスロットマシンとでは、遊技媒体が異なるため並んで設置することは不可能であったが、遊技媒体を共通利用することによって、同じ遊技台列(島)に並列設置することが可能になる。
パチンコ玉を遊技媒体とするスロットマシンの前面には、掛け玉としてのパチンコ玉を貯留する遊技台の上皿と、パチンコ玉を遊技者に返却するための下皿とを備えている。遊技者によって遊技利用される掛け数が設定されると、遊技台の上皿に貯留されているパチンコ玉が、掛け数分に応じた数だけ内部に取り込まれ、その後、島内に配置されている玉回収装置へと回収される。一方、遊技者によって返却指示が行われると、遊技台の上皿に貯留されているパチンコ玉は遊技台の下皿に返却される。
この処理を実現するための構成がスロットマシンの玉取込装置である。ここで、スロットマシンの玉取込装置が掛け数設定前に予め上皿からパチンコ玉を取り込んでおく、いわゆる先取り込みを行う構成が提案されている。
このような先取り込み構成の場合、玉搬送通路内に取り込み貯留されるパチンコ玉が最大掛け数に対応する個数になっていることが確認された時点で遊技者による掛け数の選択が可能になり、掛け数を選択した直後からゲームを開始することが可能になる。つまり、玉回収装置へは掛け数が選択された後から掛け数分のパチンコ玉の実際の回収が開始され、ゲーム中にも行われるようになっている。
従来の玉取込装置では、予め玉を玉取込装置内に取り込み貯留させ、払い出し時に規定の払い出し個数になった払い出し完了時点で、玉通路上に例えば阻止部材を突出させて玉の通過を阻止する阻止手段によって玉の払い出しを止めている(特許文献1・2参照)。ところが、この場合は規定個数で止めるのが非常に難しく、制御も複雑になってしまう。
別の払い出し方式としてスプロケットを用いることが考えられている(特許文献3・4参照)。ところが、この場合は予めスプロケットの上流で玉を貯留しておかないと短時間で多くの玉を払い出すことができない。
かといって、スプロケットの上流で玉を貯留しても、このスプロケットによる払い出しに際しては、スプロケットと貯留通路から供給される落下速度とを同期させる必要があるため、スプロケットを用いた制御が複雑になってしまう(特許文献5参照)。
ことに、上皿からの玉の供給をシャッタで遮断させることによって、玉取込装置内のスプロケットに玉圧が掛かることがなくなり、玉取込装置内での玉詰まりを解消した安定した払い出しができるように図っている(特許文献6参照)。
ところが、次のような問題が生じていた。
(1)シャッタをソレノイド方式で制御した場合、玉の落下とシャッタの開閉動作とを同期させる必要があるので、制御が複雑化になってしまう。さらに、制御の仕方によってはシャッタが玉を噛み込んでしまう恐れがあった。
(2)上記の現象を回避するためにソレノイド方式に、高価なキープソレノイドを使用することが考えられるが、この場合はシャッタ構造がコスト高になってしまう問題を有していた。
(1)シャッタをソレノイド方式で制御した場合、玉の落下とシャッタの開閉動作とを同期させる必要があるので、制御が複雑化になってしまう。さらに、制御の仕方によってはシャッタが玉を噛み込んでしまう恐れがあった。
(2)上記の現象を回避するためにソレノイド方式に、高価なキープソレノイドを使用することが考えられるが、この場合はシャッタ構造がコスト高になってしまう問題を有していた。
そこでこの発明は、スプロケットに通じる供給口を開閉するシャッタを、スプロケットを回転させるモータの回転力に連動させて開閉することにより、シャッタの構造とシャッタの制御とを簡素化して安定した取り込み動作と低コスト化とを図ることができるモータ連動型のシャッタ機構および遊技機の提供を目的とする。
この発明は、モータの駆動に基づいて回転し、外周面に送り爪を有するスプロケットと、該スプロケットを収納するケーシングとの環状対向面間に送り爪によって玉を周方向に回転送りする回転通路を設け、この回転通路に通じるケーシングの上部には上方より供給された玉を受け入れる供給口を設け、ケーシングの下部には回転通路に取り込まれた玉を下方に払い出す払出口を設けた玉取込装置であって、前記モータの正転に連動して前記供給口を開口し、前記モータの逆転に連動して前記供給口を閉鎖するシャッタを備えたモータ連動型のシャッタ機構であることを特徴とする。
この発明によると、モータの駆動に基づいて供給口を開閉するモータ連動型のシャッタを備えているため、スプロケットを駆動するモータの駆動力を、シャッタの駆動源に兼用して1つのモータを有効利用することができる。従って、シャッタを駆動していた例えばソレノイド等の独立した開閉専用の駆動装置を省略できる。それゆえ、部品点数を削減してシャッタ構造が簡単になり、玉取込装置の低コスト化を図ることができる。
さらに、シャッタの制御に際しても、モータを正逆転させたときの正逆転方向にシャッタの開閉方向を連動させる機械的な連動構成のため、このシャッタの開閉動作をモータの正逆転動作に機械的に同期させることになり、電気的な同期制御が不要になる。このため、シャッタに対する電気的な開閉制御を省略できる。
前記モータの正転と逆転とを切換えることによって、供給口の開動作と閉動作とを実行する場合を述べたが、モータの回転方向はこれに限らず、モータ正転時の動作とモータ逆転時の動作を逆向きにして構築しても同様に達成できる。
この発明の別の構成では、モータの駆動に基づいて回転し、外周面に送り爪を有するスプロケットと、該スプロケットを収納するケーシングとの環状対向面間に送り爪によって玉を周方向に回転送りする回転通路を設け、この回転通路に通じるケーシングの上部には上方より供給された玉を受け入れる供給口を設け、ケーシングの下部には回転通路に取り込まれた玉を下方に払い出す払出口を設けた玉取込装置であって、前記モータの正転と逆転に連動して正転または逆転するシャッタ円盤を前記ケーシングに収納し、前記シャッタ円盤に形成したシャッタ部を、前記モータの正転時に供給口を開口する退避位置に移動させ、前記モータの逆転時に供給口を閉鎖する規制位置に移動させるモータ連動型のシャッタ機構であることを特徴とする。
前記モータの正逆転にシャッタ円盤を連動させる際は、モータの駆動力を伝達する回転軸上にシャッタ円盤を取り付けて、該シャッタ円盤を回転軸と一体に回転させれば、モータの駆動にシャッタ円盤を同期させて機械的に連動させることができる。
この発明によると、モータを正転させれば、このモータの正転に連動してシャッタ円盤が正転し、このシャッタ円盤と一体に正転するシャッタ部が供給口を開口するため、玉の流入を許容して供給口からケーシングの内方に通じる回転通路へと玉が1個ずつ供給される。
これに対し、モータを逆転させれば、該モータの逆転に連動してシャッタ円盤も逆転し、このシャッタ円盤と一体に逆転するシャッタ部が供給口を閉鎖する。このため、閉鎖された供給口に対しては上流から導かれた玉の流入を遮断する。この供給口への玉の流れを遮断しているときは、シャッタ部で上流からの玉圧を受け止めるためケーシング内方のスプロケットに玉圧が掛からず、該スプロケットを駆動するモータに加わる負荷を小さくできる。このため、スプロケットの安定した回転動作を確保できるほか、回転通路に導かれる玉の円滑な玉送りを実行できる。
この発明の別の構成では、モータの正転時にはシャッタ円盤を正転させて該シャッタ円盤のシャッタ部を、供給口を開口する退避位置に移動させて位置規制し、モータの逆転時にはシャッタ円盤を逆転させて該シャッタ円盤のシャッタ部を、供給口を閉鎖する閉鎖位置に移動させて位置規制する位置規制手段と、前記位置規制手段によって前記シャッタ部を、前記退避位置または閉鎖位置に位置規制させたときの該シャッタ部に加わる前記モータからの過剰伝達力を回避し、スプロケットへの回転力の伝達を許容する過剰伝達力回避手段とを備えてモータ連動型のシャッタ機構を構成することができる。
前記過剰伝達力回避手段は、その一例としてトルクリミッタを用いて構成することができる。このトルクリミッタを用いた場合は、モータの駆動力を伝達する回転軸上に中継部材として該トルクリミッタを取り付け、このトルクリミッタを介してシャッタ円盤を取り付ければ、回転軸と一体に回転するスプロケットはそのままモータの回転力を受けて回転させることができる。これに対し、シャッタ円盤はモータからの過剰伝達力をトルクリミッタによって回避させることができる。
この発明によると、モータの正逆転に連動させてスプロケットとシャッタ円盤を駆動する場合、連続的な回転を必要とするスプロケットに対してはそのままモータの駆動力を伝達させてスプロケットを正逆転させることができる。これに対し、連続的な回転を必要としないシャッタ円盤に対しては、モータの駆動中継位置に備えられるトルクリミッタなどの過剰伝達力回避手段によってシャッタ部が供給口を開または閉方向に回転して位置規制された時点で該シャッタ部に加わるモータからの過剰な伝達力を回避して、シャッタ円盤の回転を停止させることができる。
この結果、シャッタ円盤にはモータからの過剰な伝達力が加わらず、シャッタ円盤の回転に必要な回転力だけを伝達させるという保護機能を持たせることができる。このため、過剰伝達力回避手段を備えればモータ連動型の構成にしてもシャッタ部を円滑に開閉動作させ、スプロケットを円滑に回転駆動させることができる。
このように構成されたモータ連動型のシャッタ機構を遊技機に組込めば、玉の取り込み構造と取り込み制御とを簡素化できるため遊技機の低コスト化を図ることができる。
この発明によれば、スプロケットを駆動するモータの正逆転にシャッタの開閉動作を機械的に連動させる構成のため、1つのモータをシャッタの駆動源に兼用してシャッタ構造を簡単に構築できる。さらに、シャッタの制御においてもモータの正逆転に連動させてシャッタを開閉させるという機械的な動きだけで供給口を開閉動作できるため電気的な信号を要しなくなる。このため、シャッタの電気的な制御が不要になる。この結果、供給口でのシャッタによる玉噛みの恐れがない安定した玉取り込み動作が得られるだけでなく、シャッタ構造とシャッタ制御を簡素化して低コスト化を図ることができる。
この発明の一実施例を以下の図面に基づいて説明する。
図面はパチンコ玉(以下、玉と称す)を遊技媒体に用いて遊技利用されるスロットマシンを示し、図1において、このスロットマシン11は前面中央に3列の縦回転するリール部12を有し、その前面下部に左側よりスタートレバー13と、ストップボタン14と、掛け率を設定する掛け数設定ボタン(BET数ボタン)15とを有し、さらにその前面下部には上皿16と下皿17とを有している。
図面はパチンコ玉(以下、玉と称す)を遊技媒体に用いて遊技利用されるスロットマシンを示し、図1において、このスロットマシン11は前面中央に3列の縦回転するリール部12を有し、その前面下部に左側よりスタートレバー13と、ストップボタン14と、掛け率を設定する掛け数設定ボタン(BET数ボタン)15とを有し、さらにその前面下部には上皿16と下皿17とを有している。
上皿16は遊技利用するために多くの玉を貯留しておく玉貯留部としての役目を有し、ここに多数個の玉を貯留させた状態で遊技利用される。この遊技利用される度に、設定された玉数が順に内部に取り込まれる。また、遊技者が遊技を途中で止めた場合や受け付け拒否された玉は盤面裏側の図示しない返却通路を介して下皿17へと返却される。
ところで、上皿16から玉をスロットマシン11の内部に取り込むために、該スロットマシン11の盤面裏側には、図2〜図5に示すように、玉取込装置21を配設している。
この玉取込装置21は盤面裏側の図示しない供給通路を介して上皿16に接続され、また盤面裏側の図示しない払い出し通路を介して図示しない玉回収装置に接続される。
この玉取込装置21は盤面裏側の図示しない供給通路を介して上皿16に接続され、また盤面裏側の図示しない払い出し通路を介して図示しない玉回収装置に接続される。
次に、玉取込装置21の構造について具体的に説明する。
この玉取込装置21は駆動モータMを保持するケーシング22と、これと対向する側面カバー23との対向面間に玉を取り込んで貯留および払い出すためのスプロケット24を内蔵して一体に構成している。
この玉取込装置21は駆動モータMを保持するケーシング22と、これと対向する側面カバー23との対向面間に玉を取り込んで貯留および払い出すためのスプロケット24を内蔵して一体に構成している。
このスプロケット24は玉を1個ずつ区切って回転送りするための送り爪25を外周面に等分配設し、一端面には駆動モータMからの駆動力を伝達させるための大径ギヤ26と、該スプロケット24の回転位置を検知させるスリット27とを有している。
このスプロケット24の軸方向に長い回転軸28を一体に取付け、この回転軸28をケーシング22と側面カバー23との間に軸支させて、該スプロケット24を回転自由に軸支している。そして、このスプロケット24を収納するケーシング22の内周面とスプロケット24の外周面とが対向する環状対向面間に、図6に示すように、玉Pを1個ずつスプロケット24の送り爪25によって回転送りする玉送り空間としての回転通路29を構成している。
前記回転通路29に通じるケーシング22の上部には上方より供給された玉を1個ずつ受け入れる供給口30を開口し、ケーシング22の下部には該回転通路29に取り込まれた玉Pを1個ずつ下方に払い出す払出口31を開口している。
供給口30には近接センサなどの玉有無検知センサS1を配設し、この玉有無検知センサS1により回転通路29に玉Pが供給されたことを検知する。さらに、払出口31には近接センサなどの玉計数検知センサS2を配設し、この玉計数検知センサS2によって回転通路29から玉Pが払い出された数を計数する。
さらに、ケーシング22にはスプロケット24の周方向に等分して切欠き形成されたスリット27を検知するための回転位置検知センサS3を、取付け板32を介して取付けている。この回転位置検知センサS3により、スプロケット24の回転位置を検知する。
駆動モータMは、ケーシング22の外端部側に取付けられ、これより内端部側に突出させた該駆動モータMの主軸に小径ギヤ33を連結し、この小径ギヤ33をスプロケット24の大径ギヤ26に噛合させて、該駆動モータMを正逆転したときの駆動力をスプロケット24に正逆転自由に伝達する。
ところで、玉Pの高速払い出しを実現するために前記駆動モータMを駆動源にして各部を連動させる連動構成を有している。この連動構成は1つの駆動モータMを正逆転させたときの動きに連動して回転するスプロケット24の正逆転動作と、同駆動モータMの正逆転に連動して供給口30を開閉する入口シャッタ機構34の開閉動作とを連動させる構成である。
この連動構成のスプロケット24は、駆動モータMの正逆転に連動させて正逆転させ、さらに駆動モータMの回転量に応じてスプロケット24の回転量も規定量だけ回転させる。そして、駆動モータMの回転を停止した時には同じくスプロケット24の回転も停止させる。
同じく連動構成を有する入口シャッタ機構34は、スプロケット24の回転軸28上に取付けられるトルクリミッタ36と、このトルクリミッタ36を介して取付けられるシャッタ円盤37とから構成される。
このトルクリミッタ36は内筒と外筒とを重合させた重合構造を有し、このうち内筒の一端面にU字形に切欠き形成した係止凹部38が回転軸28上に貫通して一体化した回り止めピン39に係止されて一体に連結され、外筒の端面に回り止め用に突出する連結突起40がシャッタ円盤37の一端面に形成された連結凹部41(図5参照)に凹凸対応して一体に連結される。そして、駆動モータMの回転力を受けて回転軸28が正転あるいは逆転したとき、このトルクリミッタ36は、ある値以上の過大な回転トルクが作用したときには、重合構造の筒体間に滑りが生じて回転トルクの伝達を遮断する働きを持たせている。
前記シャッタ円盤37は回転軸28上に回転自由に軸支され、スプロケット24と側面カバー23との対向面間に介在される大径の円盤を有している。そして、この大径のシャッタ円盤37の外周面の一部に小さな扇形のシャッタ部37aを突出させて形成している。このシャッタ部37aが後述する駆動モータMの正逆転に基づいて回転動作したとき供給口30を開閉する。
上述のシャッタ部37aは駆動モータMを正転させたとき、図7に示すように、スプロケット24の回転軸28と同軸上のシャッタ円盤37と一体に正転し、側面カバー23の内周面の一部に段付き形成された開位置係止段部42にシャッタ円盤37上のシャッタ部37aの一端部が当接してシャッタ開方向の回転が係止され、供給口30は開状態に維持される。そして、シャッタ円盤37に必要以上の過剰回転力が加わったときはトルクリミッタ36の過剰伝達力回避作用によって、その過負荷は吸収解消される。
これに対し、駆動モータMを逆転させたときは、図8に示すように、スプロケット24の回転軸28と同軸上のシャッタ円盤37が逆転し、側面カバー23の内周面の一部に段付き形成された閉位置係止段部43にシャッタ円盤37上のシャッタ部37aの他端部が当接してシャッタ閉方向の回転が係止され、供給口30は閉状態に維持される。そして、シャッタ円盤37に必要以上の過剰回転力が加わったときはトルクリミッタ36の過剰伝達力回避作用によって、その過負荷は吸収解消される。
出口シャッタ機構35は、シャッタレバー44と、復帰バネ45と、支点軸46とから構成される。
前記シャッタレバー44は玉Pの球面両側に接触する程度の間隔に凹形状の両レバー片47を突出させている。この凹形状の基端部に前記支点軸46を貫通させ、この支点軸46を、図9に示すように、払出口31近傍のケーシング22に取付けてシャッタレバー44を回転自由に軸支し、支点軸46上には復帰バネ45を巻回して、両レバー片47を該復帰バネ45の付勢力によって回転通路29と払出口31とが交差する払出口31の直前の位置に起立させて回転通路29を閉鎖する如く上向きに付勢させている。そして、この起立位置ではケーシング22の内端面に突出形成したレバー係止突起48に両レバー片47の先端部が位置決めされて該両レバー片47は起立姿勢位置に維持されている。この起立位置からシャッタレバー44は支点軸46を回動支点に払出口31側に傾倒許容して設けられ、傾倒した位置では該両レバー片47が払出口31を閉鎖した状態になる。
前記シャッタレバー44は玉Pの球面両側に接触する程度の間隔に凹形状の両レバー片47を突出させている。この凹形状の基端部に前記支点軸46を貫通させ、この支点軸46を、図9に示すように、払出口31近傍のケーシング22に取付けてシャッタレバー44を回転自由に軸支し、支点軸46上には復帰バネ45を巻回して、両レバー片47を該復帰バネ45の付勢力によって回転通路29と払出口31とが交差する払出口31の直前の位置に起立させて回転通路29を閉鎖する如く上向きに付勢させている。そして、この起立位置ではケーシング22の内端面に突出形成したレバー係止突起48に両レバー片47の先端部が位置決めされて該両レバー片47は起立姿勢位置に維持されている。この起立位置からシャッタレバー44は支点軸46を回動支点に払出口31側に傾倒許容して設けられ、傾倒した位置では該両レバー片47が払出口31を閉鎖した状態になる。
前記両レバー片47の起立姿勢はスプロケット24が正転したとき、該スプロケット24の送り爪25を凹形状に跨いで接触せず、両レバー片47は回転通路29上で起立状態を維持する。ところが、図10および図11に示すように、スプロケット24が供給された玉Pを正転(図中右回転)送りしたときは、この正転送りされる玉Pが両レバー片47を押し倒して傾倒させるため、両レバー片47は払出口31を傾倒すると同時に閉鎖することになり、回転通路29上の玉Pは払出口31に払い出されず、そのまま回転通路29を通過して最初の玉は360度回転送りされる。
このため、駆動モータMを正転させてスプロケット24を1回正転させれば、図12に示すように、スプロケット24の全周上に玉Pを貯留させることができる。このスプロケット24の玉供給時の回転量は1回転に限らず、複数回転させれば、スプロケット24上に玉Pの貯留漏れがない信頼性の高い貯留が図れる。
この玉貯留状態からスプロケット24を逆転させたときは、図13および図14に示すように、反供給方向に回転送りされる玉圧を受けて両レバー片47がレバー係止突起48に位置決めされて起立された状態を維持する。このため、回転通路29は両レバー片47により閉鎖されると同時に払出口31を開口する。従って、回転通路29は貯留通路から払出通路に切換えられてスプロケット24に逆転送りされる玉Pは回転通路29を逆転送りされて両レバー片47に至ったとき、該両レバー片47に下向きに送りガイドされて払出口31より1個ずつ順に払い出される。
この場合、両レバー片47の形状は回転通路29上において、ほぼ横向きに回転送りされる玉を受け止めて、これより真下に開口する払出口31へと払い出しガイドするのに適した90度下向きに方向変換させる円弧形のガイド部49に弯曲形成している。これにより、ここに導かれた玉Pは回転通路29から高速に払い出されても円弧形のガイド部49に沿って払出口31へと円滑に払い出される。
さらに、円弧形のガイド部49の玉Pの両側に接触する接触面は、図15に示すように、円弧形のガイド部49の内側を玉Pの球面に面接触対応するテーパ面の面接触ガイド部50に形成している。これにより、払い出される玉Pは面接触ガイド部50に沿って円滑に払い出しガイドされる。
同じく、供給方向の玉Pと接触する側の両レバー片47の内側の面も玉Pの球面に面接触対応するテーパ面の面接触ガイド部51(図11参照)に形成している。これにより、供給される玉Pは面接触ガイド部51に面接触ガイドされて安定して両レバー片47上を通過する。
このように、駆動モータMを正転させて玉Pを取り込むときは、スプロケット24を回転させてケーシング22内の上下方向の半回転長さを単に玉の送り通路に用いるのではなく、スプロケット24が1回転する全周長さを玉の貯留通路に用いて、取り込んだ玉Pを払い出し待機状態に貯留することにより、貯留動作と払い出し動作とを別々に独立して行えるようにしている。これにより、玉Pを払い出すときは玉が供給されないため、供給玉の落下速度に同期させる必要がなくなり、この結果、後述する高速の玉の払い出しが可能になる。
上述の高速の玉の払い出しに際しては、予め玉を先取り込みする貯留動作を行う。この貯留動作は駆動モータMを正転させたときに該駆動モータMの正転力を入口シャッタ機構34に伝達させて、シャッタ円盤37とともにシャッタ部37aを開方向に回転させることにより上部の供給口30を開口し、かつ駆動モータMの正転力により供給方向に回転送りされる玉圧を受けた出口シャッタ機構35のシャッタレバー44が傾倒して下部の払出口31を閉鎖する。これにより、スプロケット24の送り爪25間に玉Pをそれぞれ保持させて回転通路29上の全周囲に取り込んだ玉Pを貯留させる貯留専用の回転通路に切換えて玉Pを貯留させることができる。
これに対し、駆動モータMを逆転させたときは、該駆動モータMの逆転力をシャッタ円盤37のシャッタ部37aに伝達させて上部の供給口30を閉鎖し、かつ駆動モータMの逆転力により反供給方向の玉圧を受けた出口シャッタ機構35のシャッタレバー44は起立方向の玉圧が加わり、傾倒方向の力が加わらないため起立維持されると同時に、下部の払出口31を開口維持しているため回転通路29上に取り込まれている玉Pを下部の払出口31より連続的に払い出させる払い出し専用の回転通路に切換えることができる。
図16は玉取込装置21の制御回路ブロック図を示し、スロットマシン11の全体の制御を行う主基板161に接続された制御基板162の制御に基づいて玉取込装置21を制御する。この制御基板162は駆動モータMを正転・逆転・停止制御し、その制御情報として玉有無検知センサS1の検知信号によって玉が玉取込装置21に供給可能であることを確認し、玉計数検知センサS2の検知信号によって払い出した玉数を計数し、回転位置検知センサS3の検知信号によってスプロケット24の回転量を確認する各々の情報を各センサS1〜S3の検知信号によって受信する。
さらに、制御基板162は玉の供給開始時のスプロケット24の回転停止位置を、該スプロケット24の送り爪25間の凹溝が供給口30に対応して玉を受け入れる位置(図9参照)に設定するほか、スプロケット24を正転送りさせて回転通路29上への玉の供給を完了したとき、この供給された玉Pにシャッタレバー44が接触しない起立姿勢の位置に前記スプロケット24の回転停止位置を設定する。これにより、貯留完了時点で常にシャッタレバー44は起立姿勢を維持しているので、貯留完了と同時に次の玉の払い出し待機状態が得られるように設定している。
また、制御基板162は玉Pを貯留するときのスプロケット24の正転速度を供給口30に供給される玉Pの供給速度に同期させて回転制御するが、玉の供給を必要としない玉の払い出し時にはスプロケット24の回転を玉の供給速度に同期制御させる必要がないので高速回転にして払い出しを実行する。
さらに、回転通路29に取り込み待機させたときの最大の貯留玉数を最大の払い出し玉数に設定している。このため、制御基板162は最大払い出し設定数の玉数を回転通路29に貯留させておいて、駆動モータMを逆転させて玉Pを払い出す玉払い出し時に、払い出し設定数に応じたスプロケットの回転量を回転させるように設定している。
つまり、玉の払い出し時にスプロケット24の回転量に応じて回転通路29に貯留されている貯留玉の最大払い出し設定数を上限として、それ以下の任意の玉数を払い出すことができる。従って、例えば予め払い出し設定数を15玉、10玉、5玉などのように数種類に設定していれば、その数種類に応じたスプロケットの回転量にて設定された玉数を払い出すことができる。
ことに、制御基板162は1つの駆動モータMを正逆転させるだけで、スプロケット24の正逆転と、供給口30と払出口31との開閉とを全て連動させて実行できる構成を有し、それゆえ制御基板162が正転指令あるいは逆転指令させる駆動モータMの切換え制御だけで、回転通路29を貯留専用の回転通路と払い出し専用の回転通路とに切換えることができる切換え機能を有している。このため、簡単な制御で玉取込装置21を構築できる。
このように構成された玉取込装置21の取り込み処理動作を図17のフローチャートを参照して説明する。
先ず、遊技者によってスロットマシン11の上皿16に玉Pが入れられたかどうか玉有無検知センサS1で確認し、玉有無検知センサS1が玉無しと検知した場合は、遊技者によってスロットマシン11の上皿16に玉が入れられるまで待機する(ステップn1)。
先ず、遊技者によってスロットマシン11の上皿16に玉Pが入れられたかどうか玉有無検知センサS1で確認し、玉有無検知センサS1が玉無しと検知した場合は、遊技者によってスロットマシン11の上皿16に玉が入れられるまで待機する(ステップn1)。
一方、遊技者によって玉Pが上皿16に入れられると、玉Pは図示しない供給通路より玉取込装置21に入り、玉有無検知センサS1を通過する。このとき、玉有無検知センサS1が玉有りと検知した時点で制御基板162は駆動モータMを正転させ、この駆動モータMの正転にスプロケット24が同期して正転する。このスプロケット24の正転により玉Pは送り爪25によって玉取込装置21内の回転通路29に導かれる。
このとき、回転通路29へと玉Pが8個(図6参照)送られて貯留された時、図10および図11に示すように、玉Pがシャッタレバー44の両レバー片47を押し倒しながら通過して払出口31に落下することなく、安定して貯留される。
この場合、シャッタレバー44は復帰バネ45によって起立姿勢が維持され、該シャッタレバー44の先端の両レバー片47が回転通路29と直交した状態にあるので、ここを通過する玉Pがシャッタレバー44のバネ力に抗して両レバー片47を下側に抑えつけながら通過する。結果的に通過する玉Pが浮き上がろうとするシャッタレバー44を抑えつけながら通過することになり、その抑えつけた状態が玉毎に連続的に繰返されて玉はスプロケット24の回転方向に順に貯留される。
また、両レバー片47を押し倒して通過するとき、両レバー片47の内側に形成されたテ−パ部分の面接触ガイド部51に面接触しながら玉Pは両レバー片47に挟まれる如く接触しつつスプロケット24の回転に伴って円滑に通過する。このように、スプロケット24を正転させて供給された玉Pを先取り込みして貯留しておく。
回転通路29に玉Pが最大(15個)貯留された状態の払出口31の部分に位置する貯留玉はスプロケット24の送り爪25と、シャッタレバー44の両レバー片47との上下間に挟まれて(図11参照)、払出口31に落下することはない(ステップn2)。
そして、回転位置検知センサS3によってスプロケット24の回転位置を、該スプロケット24に形成されているスリット27の検知回数をN=N+1のようにカウントして検知する(ステップn3)。
そして、前記回転位置検知センサS3がスリット27を何回遮光したのかを確認し(ステップn4)、
例えば7回(スプロケット2回転分)以上遮光したら先取り込みした供給玉の貯留動作完了のため駆動モータMを停止し、玉の取り込み処理を終了する(ステップn5)。
例えば7回(スプロケット2回転分)以上遮光したら先取り込みした供給玉の貯留動作完了のため駆動モータMを停止し、玉の取り込み処理を終了する(ステップn5)。
もし、ステップn4の回転位置検知センサS3が、スリット27を何回遮光したのかを確認したとき、7回より少ない場合は、回転位置検知センサS2が正常に検知できているのかの確認を行なう(ステップn6)。
ステップn6で回転位置検知センサS3が正常に検知できていれば、再び駆動モータMを正転させ、回転通路29に玉Pを取り込んで貯留する。
もし、ステップn6で回転位置検知センサS3が正常に検知できていないのであれば、回転位置検知センサS3が壊れているか駆動モータMに不具合が生じて回転しないのでエラーを出力する(ステップn7)。
この玉取り込み処理の説明では、回転位置検知センサS3がスリット27を7回以上遮光した場合を設定したが、これに限るものではなく、回転通路29にスプロケット24の送り爪分(15個)だけ取り込んで貯留できればよい。
次に、玉の払い出し処理動作を図18のフローチャートを参照して説明する。
前記先取り込みした貯留完了状態において、スロットマシン11を遊技するときに決める掛け数設定ボタン15が遊技者によって押下されたとき、制御基板162は駆動モータMを逆転させ、この駆動モータMの逆転にスプロケット24が同期して逆転する。このスプロケット24の逆転により回転通路29に貯留されていた玉Pは、スプロケット24の送り爪25によって反供給方向に回転送りされて回転通路29の下部に開口する払出口31へと導かれ、ここで両レバー片47に形成された円弧形のガイド部49およびその内側の面接触ガイド部50に安定してガイドされて、払出口31より真下に勢いよく払い出される(ステップn8)。
前記先取り込みした貯留完了状態において、スロットマシン11を遊技するときに決める掛け数設定ボタン15が遊技者によって押下されたとき、制御基板162は駆動モータMを逆転させ、この駆動モータMの逆転にスプロケット24が同期して逆転する。このスプロケット24の逆転により回転通路29に貯留されていた玉Pは、スプロケット24の送り爪25によって反供給方向に回転送りされて回転通路29の下部に開口する払出口31へと導かれ、ここで両レバー片47に形成された円弧形のガイド部49およびその内側の面接触ガイド部50に安定してガイドされて、払出口31より真下に勢いよく払い出される(ステップn8)。
そして、回転位置検知センサS3によってスプロケット24の回転位置を、該スプロケット24に形成されているスリット27の検知回数をN=N+1のようにカウントして検知する(ステップn9)。
回転位置検知センサS3がスリット27を何回遮光したのかを確認し(ステップn10)、
予め設定した規定回数を遮光したら駆動モータMの逆転を停止させる(ステップn11)。
予め設定した規定回数を遮光したら駆動モータMの逆転を停止させる(ステップn11)。
もし、ステップn10で回転位置検知センサS3が、スリット27を何回遮光したのかを確認したとき、予め設定した規定回数より少ない場合は、回転位置検知センサS3が正常に検知できているのかの確認を行なう(ステップn12)。
ステップn13で回転位置検知センサS3が正常に検知できていれば、再び駆動モータMを逆転させ、貯留した玉を玉取込装置21内から払い出す。もし、ステップn12で回転位置検知センサS3が正常に検知できていないのであれば、回転位置検知センサS3が壊れているか駆動モータMに不具合が生じて回転しないのでエラーを出力する(ステップn13)。
ステップn11で駆動モータMを停止させたときは、玉計数検知センサS2が玉取込装置21から払い出した玉数が予め設定された規定個数分であることを検知したのかを確認し、規定個数分を検知して規定個数分の玉数が払い出されていれば払い出し処理を終了する(ステップn14)。
もし、ステップn14で玉計数検知センサS2が玉取込装置21から払い出した玉が、予め設定した規定個数分の玉数を検知できていない場合は、一定時間待機させ、玉計数検知センサS2が予め設定した規定個数分の玉数を検知するのを待つ(ステップn15)。
一定時間経過しても玉計数検知センサS2が予め設定した規定個数分の玉数を検知しなかった場合は、玉計数検知センサS2が壊れているか玉取込装置21内に玉が取り込めていないのでエラーを出力する(ステップn16)。
ここで玉取込装置21内に玉Pが取り込めていない場合は、エラーを出力するようにしたが、スロットマシン11の盤面裏側に設置される図示しない賞球装置から不足分の玉数を払い出すようにしてもよい。
上述のフローチャートの規定個数については、遊技者によって遊技する掛け数を決めるためにスロットマシン11の掛け数設定ボタン(例えば、1BETボタンとMAXBETボタンとの2種類を選択)15が押下されるが、このとき1BETボタンの押下回数が1回の場合は規定個数の玉数が5個、2回の押下回数の場合は規定個数の玉数が10個、MAXBETボタンが押下された場合は規定個数の玉数が15個と設定するが、このような玉数の設定は、これに限るものではなく、任意に設定できる。また、ボタンが押下される規定回数も同様である。
上述のように、玉取込装置は玉の先取り込み動作と払い出し動作とを別々に動作させることができるため、玉の払い出し時は供給動作を省略でき、玉の払い出し動作のみでよい。このため、供給側の玉の落下速度にスプロケットの回転を同期制御させる必要がなくなり、スプロケットを高速に回転させることができる。それゆえ、スプロケットを高速に逆転させれば格段に高速化した玉の払い出しを実現できる。
さらに、玉の先取り込みに際しては、駆動モータの取り込み駆動に連動させてスプロケットを取り込み方向に回転させると同時に、供給口を開口させて玉の取り込み動作に移ることができるモータ連動型の入口シャッタ機構を備えているため、シャッタ構造を簡単化して玉取込装置の低コスト化を図ることができる。
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明のモータは、実施例の駆動モータMに対応し、
以下同様に、
シャッタは、シャッタ部37aに対応し、
モータ連動型のシャッタ機構は、入口シャッタ機構34に対応し、
位置規制手段は、開位置係止段部42と閉位置係止段部43に対応し、
過剰伝達力回避手段は、トルクリミッタ36に対応し、
遊技機は、スロットマシン11に対応するも、この発明は請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
この発明のモータは、実施例の駆動モータMに対応し、
以下同様に、
シャッタは、シャッタ部37aに対応し、
モータ連動型のシャッタ機構は、入口シャッタ機構34に対応し、
位置規制手段は、開位置係止段部42と閉位置係止段部43に対応し、
過剰伝達力回避手段は、トルクリミッタ36に対応し、
遊技機は、スロットマシン11に対応するも、この発明は請求項に記載される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、上述の一実施例のシャッタ円盤37は、供給口30の開閉に適用したシャッタ部37aの説明を行ったが、これに限らず払出口31に応じたシャッタ形状をシャッタ円盤37に備えれば適用することができる。さらに、玉取込装置21はスロットマシン11に適用する説明を行なったが、パチンコ遊技機の賞球払出装置などにも適用できる。
11…スロットマシン
21…玉取込装置
24…スプロケット
30…供給口
34…入口シャッタ機構
36…トルクリミッタ
37…シャッタ円盤
37a…シャッタ部
42…開位置係止段部
43…閉位置係止段部
M…駆動モータ
21…玉取込装置
24…スプロケット
30…供給口
34…入口シャッタ機構
36…トルクリミッタ
37…シャッタ円盤
37a…シャッタ部
42…開位置係止段部
43…閉位置係止段部
M…駆動モータ
Claims (4)
- モータの駆動に基づいて回転し、外周面に送り爪を有するスプロケットと、該スプロケットを収納するケーシングとの環状対向面間に送り爪によって玉を周方向に回転送りする回転通路を設け、この回転通路に通じるケーシングの上部には上方より供給された玉を受け入れる供給口を設け、ケーシングの下部には回転通路に取り込まれた玉を下方に払い出す払出口を設けた玉取込装置であって、
前記モータの正転に連動して前記供給口を開口し、前記モータの逆転に連動して前記供給口を閉鎖するシャッタを備えたモータ連動型のシャッタ機構。 - モータの駆動に基づいて回転し、外周面に送り爪を有するスプロケットと、該スプロケットを収納するケーシングとの環状対向面間に送り爪によって玉を周方向に回転送りする回転通路を設け、この回転通路に通じるケーシングの上部には上方より供給された玉を受け入れる供給口を設け、ケーシングの下部には回転通路に取り込まれた玉を下方に払い出す払出口を設けた玉取込装置であって、
前記モータの正転と逆転に連動して正転または逆転するシャッタ円盤を前記ケーシングに収納し、前記シャッタ円盤に形成したシャッタ部を、前記モータの正転時に供給口を開口する退避位置に移動させ、前記モータの逆転時に供給口を閉鎖する規制位置に移動させるモータ連動型のシャッタ機構。 - モータの正転時にはシャッタ円盤を正転させて該シャッタ円盤のシャッタ部を、供給口を開口する退避位置に移動させて位置規制し、モータの逆転時にはシャッタ円盤を逆転させて該シャッタ円盤のシャッタ部を、供給口を閉鎖する閉鎖位置に移動させて位置規制する位置規制手段と、
前記位置規制手段によって前記シャッタ部を、前記退避位置または閉鎖位置に位置規制させたときの該シャッタ部に加わる前記モータからの過剰伝達力を回避し、スプロケットへの回転力の伝達を許容する過剰伝達力回避手段と、
を備えた請求項2記載のモータ連動型のシャッタ機構。 - 請求項1〜3記載のいずれかのモータ連動型のシャッタ機構を搭載した遊技機。
Priority Applications (1)
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JP2004092721A JP2005278660A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | モータ連動型のシャッタ機構および遊技機 |
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Publications (1)
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JP2004092721A Pending JP2005278660A (ja) | 2004-03-26 | 2004-03-26 | モータ連動型のシャッタ機構および遊技機 |
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2004
- 2004-03-26 JP JP2004092721A patent/JP2005278660A/ja active Pending
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