JPH0330931Y2 - - Google Patents

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JPH0330931Y2
JPH0330931Y2 JP1985173623U JP17362385U JPH0330931Y2 JP H0330931 Y2 JPH0330931 Y2 JP H0330931Y2 JP 1985173623 U JP1985173623 U JP 1985173623U JP 17362385 U JP17362385 U JP 17362385U JP H0330931 Y2 JPH0330931 Y2 JP H0330931Y2
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coin
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動販売機や両替機、あるいは硬貨
型のメダルを使用するスロツトマシン等のゲーム
機において、硬貨やメダル(以下これらをコイン
と総称する)を排出口に送り出すためのコイン払
い出し装置に関し、特に、円盤を水平方向に回転
させ、その際の遠心力を利用してコインを払い出
すようにしたコイン払い出し装置に関する。
[従来の技術] 従来使用されてきたコイン払い出し装置は、払
い出すコインを多数収容したバケツトの中に、モ
ータによつて駆動される回転円盤が水平に対して
例えば60゜程度傾斜して配置され、バケツト内の
コインの重量が回転円盤の下側に直接加えられて
回転円盤に大きな負荷を与える構造となつていた
ので、回転円盤の駆動を高速化してコインの払い
出し効率を向上させることが困難であつた。
そこで、回転円盤を水平方向に回転させ、その
際の遠心力を利用してコインを払い出すようにす
ることで、回転円盤の駆動を高速化し、コイン払
い出し効率を格段に向上させることを可能にした
コイン払い出し装置が提案され、本出願人により
特許出願されている。(特願昭60−108401号)。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記の回転円盤を水平方向に回
転させるコイン払い出し装置にあつては、円盤を
高速で回転させるため、回転円盤上に載置された
コインの数が多い場合には、コインが重なりやす
く、特にコインが部分的に重なり合つて上側のコ
インが傾いていると、払い出し口においてコイン
詰まりが生じやすいという問題があつた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
もので、回転円盤上に供給されるコインの量を調
節してコインの重なりが生じにくくすることによ
り、払い出し口におけるコイン詰まりの発生を防
止するコイン払い出し装置を提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本考案は、底部に
開口が形成されたコイン収容バケツトと、該バケ
ツトの下方にほぼ水平に回転駆動されるように配
置され、バケツトの開口から供給されたコインを
遠心力で外方に移動させる回転円盤と、この円盤
の回転により外方に移動したコインの外縁を受け
止めながらコインを排出口まで案内する案内板
と、上記開口の上方でバケツト内のコインを受け
止める規制板とを備えたコイン払い出し装置にお
いて、前記回転円板上に、前記バケツトの底部開
口内を自由に移動できるコイン数調節部材を複数
個配置したものである。
[実施例] 以下、添付図面に示す本考案の実施例について
説明する。
第1図は本考案によるコイン払い出し装置の全
体構造を示す斜視図であり、図示のコイン払い出
し装置は、スロツトマシン等の本体内にほぼ水平
に設置される矩形の基盤1上に側壁2を四方に立
設して形成したケーシング3を有し、その内側に
底部が円形に繰り抜かれた漏斗状のコイン収容バ
ケツト4を固定している。このバケツト4の底部
に形成れた円形開口5の中心には、バケツト4内
の所定の高さまで延びた支柱6が配置され、支柱
6の下端には円形のフランジ6aが形成されて後
述の回転円盤9上に固定されており、支柱6は基
盤1の下側に設けられたモータ7を駆動源とする
ギアボツクス8により、回転円盤9と一体に回転
する。
バケツト4の下方で基盤1上には、上記の支柱
6を立設した円盤9が水平方向に回転可能に配置
されると共に、回転円盤9の外周縁を取り囲むよ
うに円筒状に形成された案内板10が固着されて
いる。この案内板10は、回転円盤9が回転でき
るようにその外周縁に近接した位置に立設される
が、円盤9の外周縁と案内板10との間には、コ
イン11の半径以下の隙間があつてもよい。また
第2図に明らかなように、案内板10の一部は、
回転円盤9上に入り込んだ屈曲部10aとして形
成され、この屈曲部10aの下縁にコイン排出用
の横長スリツト12が設けられている。このスリ
ツト12の高さと幅は、横向きのコイン11が一
枚だけ通過できるように設定されている。
一方、バケツト4の底部開口5内には複数個の
小球体13が配置される。各球体13は、回転円
盤9上でバケツト4の底部開口内を自由に移動で
きる大きさであれば任意の寸法・材質でよいが、
重さや硬度あるいは経済性等の点でパチンコ球が
好適である。これら複数個の小球体13は、装置
の作動時には円盤9の回転によりバケツト4の開
口内周に沿つて並び、第3図に示すようにバケツ
ト4の底部開口5から回転円盤9上に落下したコ
イン11の外方への通路を阻む障壁として作用
し、回転円盤9の外周側に移動するコイン11の
数を調節する部材として設けられている。
すなわち、バケツト4に収容されたコイン11
は、開口5を通つて回転円盤9上に落下し、円盤
9の回転による遠心力で外方に移動しようとする
が、回転円盤9上でバケツト4の底部開口5の内
周に沿つて並んでいる複数個の球体13により外
方への移動を阻まれ、この球体9の間隙を通過し
たコインだけが回転円盤9の外縁まで移動でき
る。従つて、回転円盤9の外縁まで移動できるコ
インの数はバケツト4の底部開口5内で回転円盤
9上に載置される球体13の個数によつて定めら
れる。具体的には、球体13の数が多くなれば、
回転円盤9上を外方に移行してその外縁に載置さ
れるコイン11の数は少なくなり、逆に球体13
の数が少なくなれば、回転円盤9上を外方に移行
してその外縁に載置されるコイン11の数が多く
なる。従つて、適当な数(例えばパチンコ球の場
合20個程度)の球体13をバケツト4の底部開口
5内に入れることにより、回転円盤9上に位置す
るコイン11の数を重なりが生じない適度な量に
規制することができる。また、球体13は回転円
盤9上をバケツト4の底部開口5の内周に沿つて
回転しながら移動することにより、バケツト4の
底部開口5から落し込まれるコイン11を撹拌す
る働きもある。
次に第3図に示すように、回転円盤9は、ギア
ボツクス8の出力軸8aに固定連結された取付台
14の上に載置され、且つ支柱6の下端フランジ
6aと取付台14との間でビスにより締付け固定
されている。また、支柱6の下端フランジ6a上
面には、バケツト4の底部開口5から落し込まれ
るコイン11を撹拌するためのピン15が突設さ
れる一方、支柱6の上端部には円形の規制板16
が水平方向に回転自在に取り付けられ、この規制
板16は回転円盤9とは一体に回転しないように
なつている。これは、バケツト4内に収容された
多数のコイン11を規制板16で受け止めること
により、コインの重量による負荷が回転円盤9に
直接加わらないようにすると共に、規制板16が
多数のコインに取り囲まれても回転円盤9がこれ
と無関係に回転できるようにするためである。
次に、案内板10に形成されたスリツト12の
外側近傍には、弾性材料で作られた(例えばゴム
製の)ローラ21が配置されている。このローラ
21は、スリツト12から排出されたコイン11
をシユート22に送り出すために設けられ、この
ローラを固定したシヤフト23に巻回したベルト
24を介して、ギアボツクス8の出力軸8bによ
り回転駆動される。なお、第1図のようにローラ
21を回転円盤9の上方に配置する場合には、ロ
ーラ21を回転円盤9に接触させないようにする
ことが好ましいが、回転円盤9とローラ21の回
転数を相対的に調節し、両者の回転が互いに干渉
されないようにすれば、これらを接触させてもよ
い。
ローラ21とシユート22の入口との間で、ロ
ーラ21によつて送り出されたコイン11と接触
する基盤1上の位置に穿設した長孔からコインセ
ンサピン25が突出している。このコインセンサ
ピン25は、引張りスプリング26により支軸2
7を中心として反時計方向に付勢されたレバー2
8に立設されており、ローラ21によつて送り出
されたコイン12は、コインセンサピン25に当
接してこれを押すことでレバー28を時計方向に
回動させた後、シユート22に到達するようにな
つている。レバー28の回動はコイン11の通過
毎に繰り返されるので、その回数を計数するため
の光センサ29が基盤1に取り付けられ、ローラ
21で送り出されたコインの枚数を検出するよう
にしている。
図示の実施例は上記のように構成されているの
で、その作用は次の通りである。
まず、所定枚数のコインを払い出すため、回転
円盤9がモータ7によりギアボツクス8を介して
回転駆動されると、バケツト4内に収容されてい
るコイン11は、規制板16の下側から底部開口
5を通つて回転円盤9上に落し込まれる。開口5
から回転円盤9の上面に移行したコインは、円盤
9上でバケツト4の開口周縁に沿つて回転しなが
ら移動する複数個の球体13により外方への移動
を規制され、複数個の球体13の間にコイン11
の通過できる間隙が形成された時に円盤9の回転
による遠心力で外周側に移動する。そして、コイ
ンの外周縁が案内板10に受け止められた後、コ
インは案内板10の内壁面に沿つて回転円盤9と
共に回転しながら排出側に向かつて移動する。
このコイン移動時には、適宜個数の球体13が
バケツト4の開口5内に存在することにより、回
転円盤9と共に移動するコイン11は互いに重な
らず、全ての回転円盤9上に載置されるような数
に制限される。従つて、排出用スリツト12にお
けるコイン詰まりの発生が防止される。また、球
体13が回転円盤9上を移動することでバケツト
4の底部開口5から落し込まれるコイン11が撹
拌され、バケツト4の出口でのコイン詰まりの発
生も防止される。
上記案内板10の内壁面に沿つて排出側に移動
してきたコイン11は、屈曲部10aに来ると一
枚ずつスリツト12を通り、案内板10の外側に
排出される。排出されたコインは、回転している
ローラ21によつて付勢され、シユート22を通
つてスロツトマシン等の外側に通じた受け皿に払
い出されるが、ローラ21からシユート22に至
る途中で、コインはセンサピン25を押してレバ
ー28を回動させ、これを光センサ29が検出す
る。円盤9が回転している間は、上述のようにし
てコイン11が順次払い出され、その都度レバー
28が回動して光センサ29を作動させ、この光
センサ29からのパルス信号が図示しない制御回
路に入力されることで、払い出されたコインの枚
数がカウントされ、所定の枚数に達した時モータ
7による回転円盤9の駆動が停止され、コインの
払い出し動作が終了する。
以上、図示の実施例について説明したが、本考
案はこれに限られるものではなく、特に、バケツ
トの底部開口内に配置されるコイン数調節部材は
パチンコ球等の小球体に限らず、パチンコ球と同
程度の直径の円形断面を有する円柱体や、他の任
意の形状でよい。
[考案の効果] 以上のように、本考案は、底部に開口が形成さ
れたコイン収納バケツトと、該バケツトの下方に
ほぼ水平に回転駆動されるように配置され、バケ
ツトの開口から供給されたコインを遠心力で外方
に移動させる回転円盤と、この円盤の回転により
外方に移動したコインの外縁を受け止めながらコ
インを排出口まで案内する案内板と、開口の上方
でバケツト内のコインを受け止める規制板とを備
えたコイン払い出し装置において、回転円盤9上
でバケツト4の底部開口内を自由に移動できるコ
イン数調節部材を複数個配置したものであるか
ら、バケツトから回転円盤上に供給されて移動す
るコインの数を重なりが生じにくい量に規制でき
ると共に、コイン数調節部材の数を増減すること
でコインの数を調節して払い出し口におけるコイ
ン詰まりの発生を防止することができ、また、コ
イン数調節部材の撹拌作用でバケツトの開口付近
でのコイン詰まりの発生も防止できるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は実施例の平面図、第3図は第2図の−線断
面図である。 1……基盤、2……側壁、3……ケーシング、
4……コイン収容バケツト、5……開口、6……
支柱、7……モータ、8……ギアボツクス、9…
…回転円盤、10……案内板、11……コイン、
12……スリツト、13……球体、14……取付
台、15……ピン、16……規制板、21……ロ
ーラ、22……シユート、23……シヤフト、2
4……ベルト、25……コインセンサピン、26
……スプリング、27……支軸、28……レバ
ー、29……光センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 底部に開口が形成されたコイン収容バケツト
    と、該バケツトの下方にほぼ水平に回転駆動さ
    れるように配置され、該バケツトの開口から供
    給されたコインを遠心力で外方へ移動させる回
    転円盤と、該回転円盤の回転により外方へ移動
    したコインの外縁を受け止めながらコインを排
    出口まで案内する案内板と、前記開口の上方で
    バケツト内のコインを受け止める規制板とを備
    えたコイン払い出し装置において、前記回転円
    盤上に、前記バケツトの底部開口内を自由に移
    動できるコイン数調節部材を複数個配置したこ
    とを特徴とするコイン払い出し装置。 (2) 前記コイン数調節部材は小球体から成ること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のコイン払い出し装置。 (3) 前記小球体はパチンコ玉であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第2項記載のコイ
    ン払い出し装置。
JP1985173623U 1985-11-13 1985-11-13 Expired JPH0330931Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985173623U JPH0330931Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985173623U JPH0330931Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS6284859U JPS6284859U (ja) 1987-05-30
JPH0330931Y2 true JPH0330931Y2 (ja) 1991-06-28

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ID=31111257

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JP1985173623U Expired JPH0330931Y2 (ja) 1985-11-13 1985-11-13

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01213779A (ja) * 1987-06-18 1989-08-28 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 硬貨処理装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5892083A (ja) * 1981-11-26 1983-06-01 株式会社川辺工作所 硬貨選別機における被選別硬貨供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5836718Y2 (ja) * 1979-04-19 1983-08-18 東北金属工業株式会社 粉粒体用ホッパ−
JPS58117562U (ja) * 1982-02-01 1983-08-11 フジ技研株式会社 硬貨選別計数機などの硬貨移送装置

Patent Citations (1)

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JPS5892083A (ja) * 1981-11-26 1983-06-01 株式会社川辺工作所 硬貨選別機における被選別硬貨供給装置

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JPS6284859U (ja) 1987-05-30

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