JP3129396B2 - 直径変更可能な円板体送出装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】 本発明は、投入されたバラ
積み状態の、同一種類の円板体を、一個づつ正確に外部
に送り出すための、円板体の送出装置に関する。本発明
は、具体的には、貨幣である円板形のコイン、あるい
は、ゲーム等に使用される円板形のメダルなど、同一種
類の円板体を、その直径の大きさに応じて、あらかじめ
手動で調節しておいて、正確に一個づつ、同一種類の円
板体を送り出すことが出来る、直径変更可能な円板体送
出装置に関する。本発明は、さらに具体的には、通貨で
ある種々の硬貨のうち、使用する硬貨の直径のサイズに
応じて、あらかじめ簡単な手動調節をすることにより、
その金種の硬貨を確実に一個づつ、外部に送り出すこと
が出来るようにした、直径変更可能な円板体送出装置に
関する。したがって、本発明は、複数種類の円板体を処
理するための装置、たとえば、メダル貸し出し機なども
含む自動販売機、通貨の両替機、メダル使用のゲーム装
置などに好適である、新規な直径変更可能な円板体送出
装置である。

【０００２】

【従来の技術】 これまでの円板体の送出装置として
は、種々のものが開発されている。たとえば、本件出願
人による、特公昭６２−４５５８８号公報などには、円
板体である硬貨の送出装置が開示されている。図６は、
従来の硬貨送出装置を示す斜視図であり、図７は、その
要部を拡大して示す斜視図である。この硬貨送出装置
は、水平に対し起立傾斜して設けられた、円形のベース
板２と、このベース板２に取り付けられた、送り出し用
の硬貨を貯留するための、横に開口をもつ鍋形のホッパ
５と、このホッパ５内に、水平に対し起立傾斜した位置
で、回転軸（図示を省略）の周りに回転される、回転デ
ィスク６と、を備えている。この回転ディスク６は、そ
の上面の中央部に設けられた、円板状の台部９と、この
台部９の外側である、回転ディスク６の外周部６ａの上
面に、円周方向に所定の間隔で突設された、複数個の硬
貨送り用のピン８と、を有している。

【０００３】また、この硬貨送出装置は、図示を省略し
たが、回転ディスク６の外周部６ａとベース板２との間
に、円周方向に互いに離間して挿入された、ベアリング
用の、複数個のボールを有している。これらボールは、
回転ディスク６の外周部６ａを、ベース板２の上に回転
自在に支持するための、支持装置、言い換えると、ベア
リング装置を構成している。さらに、この硬貨送出装置
は、前記台部９の外周縁９ａの上方に、先端部１０ａを
接するように設けられた、出口ナイフ１０を有すると共
に、この出口ナイフ１０の上縁１０ｂに取り上げられた
硬貨Ｃ（図６を参照）を、受け取って放出するための、
出口シュート１１を備え、さらに前記台部９の上には、
ホッパ５内の硬貨を攪はんするための、攪はん装置１５
を備えている。

【０００４】なお、出口ナイフ１０の上方には、ローラ
１３が対向して配置されている。このローラ１３は、枢
軸された逆Ｕ字形の作動腕１２に取り付けられ、この作
動腕１２は、図示を省略したが、たとえば、硬貨を計数
するための、スイッチのバネによって、付勢されてい
る。したがって、上方の出口部７を通過する硬貨Ｃが、
ローラ１３を、バネ（図示略）に抗して押し上げること
によって、硬貨計数用スイッチが作動され、硬貨Ｃの計
数が、行われるようになっている。図６、図７の上方に
示される、楕円形の１４はワイパで、上方の出口部７
に、硬貨Ｃが重なり合った状態で送り込まれるのを、防
止するためのものである。ワイパ１４は軟質のゴム製で
あり、固定ブロック１６を介在して、ベース板２に取り
付けられている。なお、１７はバネ板で、回転ディスク
６を囲む周囲壁であるフード１９に、ワイパ１４を、押
さえつけるためのものである。

【０００５】また、図６の下方に示される参照数字１
は、取り付け用のフレームで、両替え機やメダル交換機
などの所定位置に、硬貨送出装置を取り付けるためのも
のである。上述した、硬貨送出装置は、取り扱うべき硬
貨Ｃのサイズに対応した、円板状の台部９が、回転ディ
スク６の中央部に設けられると共に、複数個の硬貨送り
用のピン８が、回転ディスク６に突設され、これら台部
９と硬貨送りピン８とによって、硬貨Ｃの保持ポケット
をつくる。かくして、回転ディスク６をホッパ５内で回
転することによって、回転ディスク６の各保持ポケット
内に、硬貨送りピン８によって、ホッパ５内の硬貨Ｃを
１個づつ拾い上げて、上部の出口部７に送り、この出口
部７において、台部９の上方の外周縁９ａに、先端部１
０ａが接するように設けられている、出口ナイフ１０を
介在して、出口シュート１１に、硬貨Ｃを１個づつ送り
出している。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
の硬貨送出装置は、一種類のコイン専用、あるいは一種
類のメダル専用のもので、他の種類のコイン、メダルに
は適用できない、問題点があった。すなわち、これまで
の硬貨送出装置は、硬貨の種類が異なって、硬貨の直径
が異なると、送出装置の全体を、所望の硬貨の直径に合
わせて、全面的に変更する必要があった。具体的には、
ホッパ５に投入される同種の硬貨は、種類が異なると、
当然に直径が異なる。このため、回転ディスク６に配設
されるピン８の間隔や、このピン８と外周縁９ａとの間
隔、さらには、外周部６ａの幅サイズや、外周部６ａと
台部９との段差寸法などは、硬貨の金種によって、変更
しなければならなかった。

【０００７】言い換えると、従来の硬貨送出装置は、回
転ディスク６の全体を、使用する硬貨ごとに、変更する
必要があった。本発明は、上述の問題を解消する目的か
ら開発されたもので、使用する硬貨を変更する場合に、
簡単な手動操作で、回転ディスクを変更しないでも、対
応できるようにした、直径変更可能な円板体送出装置で
ある。具体的には、本発明は、たとえば、両替機など
の、硬貨の取り扱い機に収納してあった硬貨を、別の金
種の硬貨に入れ換えて使用する場合に、硬貨送出装置の
回転ディスクを変更する必要がなく、簡単な操作で直径
変更できる、新規な、円板体送出装置を提供することに
ある。すなわち、本発明の目的は、簡単な手動による調
整によって、複数種類の円板体の、所望の一種類に、簡
単に専用化できる、直径変更自在な円板体送出装置を提
供することにある。

【０００８】本発明は、少なくとも、基準面に沿って送
り出されてくる円板体により、スプリングの弾力に抗し
て該円板体の出口を開くよう移動自在なローラー手段
と、前記円板体の直径に対応する位置に前記ローラー手
段を設定するため、ネジ３８に回転自在であり、かつ、
前記ネジ３８で固定される前記ローラー手段が前記スプ
リングによって接触される角リング形の調節手段と、前
記ローラー手段の移動を検出するための、移動可能な検
出手段と、を備えていることを特徴とする直径変更可能
な円板体送出装置である。また、本発明は、前記検出手
段が少なくとも、移動自在な調節アームと、この調節ア
ームを固定するためのネジと、を含むことを特徴とした
円板体送出装置である。

【０００９】

【発明の実施の形態】 以下に本発明を、その実施につ
いて、添付の図面を参照して説明する。なお、従来例
の、図６ならびに図７と共通する部分については、同じ
参照数字を使用して説明している場合がある。図１は、
本発明による一実施例を、概略的に示す正面図であり、
図２は、図１の裏面図である。図３の（Ａ）は、図１の
要部を上方から見た、拡大平面図であり、図３の（Ｂ）
は、図１を右側から見た断面図である。図４は、図１を
右側から見た、拡大側面図であり、さらに、図５は、図
２の要部を拡大して示す、斜面図である。図１の最も大
きい略円形のものは、円板体送出装置を構成するベース
板２で、このベース板２は、図示を省略した、一対のフ
レームなどによって、ほぼ起立状態にやや傾斜して固定
されている。

【００１０】ベース板２の上面には、大きな略リング形
のフード１９が、ネジ止めなどで固定されている。な
お、ベース板２は、ほぼ起立状態の斜めに固定されてい
るから、円筒形のフード１９の中心軸線は、図示を省略
したが、水平線に対して、約３０度の傾斜を有している
ことになる。ほぼ筒形のフード１９の内側には、円形の
回転ディスク６Ａが、図示を省略したベアリング機構を
介在して、回転自在に収納されている。回転ディスク６
Ａの中央にある、やや小さな円形は、台部９Ａで、図３
の（Ｂ）に示されるように、この台部９Ａは、回転ディ
スク６Ａの外周部６Ｂよりも、やや高く形成されてい
る。なお、台部９Ａの中央の大きな孔２０は、ベース板
２にも形成されおり、回転ディスク６Ａを回転するため
の駆動軸（図示省略）を挿入するためのものである。

【００１１】また、中心の孔２０まわりの複数個の小さ
い孔は、かき混ぜ用のスプリングなど（図示略）を取り
付けるためのものである。回転ディスク６Ａの外周部６
Ｂに、周方向に等間隔で、かつ、半径方向に一対に形成
されているのは、円板体、たとえば、硬貨を送り出すた
めの、ピン８Ａ、８Ｂである。なお、外周部６Ｂの内側
のピン８Ａは、後記するが、硬貨の直径の大小にかかわ
らず、主として、硬貨を拾い取って、搬送するためのも
のである。また、外周部６Ｂの外側のピン８Ｂは、後記
するが、硬貨の直径の大小にかかわらず、主として、硬
貨を装置の外に、送り出すためのものである。

【００１２】したがって、内外のピン８Ａ、８Ｂの間の
距離は、対象とする硬貨の種類のうち、最小の直径をも
つ硬貨よりも、小であることは、勿論であり、また、後
記する外周縁９Ｂと内側ピン８Ａとの距離も、最小の直
径をもつ硬貨よりも、小であることは、言うまでもない
ことである。さらに、円板体送出装置は、前記台部９Ａ
の外周縁９Ｂに、先端部１０Ａを接するように設けられ
た、出口ナイフ１０を有すると共に、この出口ナイフ１
０の上縁１０Ｂにガイドされた硬貨Ｃ（図１を参照）
を、受け取って放出するための、出口シュート１１を備
えている。出口ナイフ１０の上方の、ベース板２ならび
にフード１９には、円弧状の切り込み２１が形成され、
この切り込み２１には、後記するように、ローラ２２が
昇降自在に遊嵌されている。

【００１３】裏面図である、図２の上方の参照数字２３
は、やや大きなボルトを示し、このボルト２３は、ベー
ス板２に形成された孔に、締め付けで固定される。参照
数字２４は、やや大きなＬ字形の調節アームで、この調
節アーム２４の上端部は、図５に示されるように、ボル
ト２３の軸２６に回転自在に外装され、横向きの下端部
２７の、ほぼ全体には、円弧状の長孔２８が形成されて
いる。参照数字２９は、ベース板２に形成されるネジ孔
で、このネジ孔２９は、長孔２８と連通するように形成
され、ネジ３０が螺着自在になる。下端部２７の左端に
固定されている矩形体は、近接スイッチ３１であり、右
端の起立片３２は、後記するように、手動で調節すると
きに使用される。図２ならびに図５の、上方のほぼ長円
形のものは、可動アーム３３である。

【００１４】この可動アーム３３は、左端部で、ボルト
軸２６に回転自在に外装されると共に、右端部には、軸
３４が正面方向に植設されていて、この軸３４に、さき
に述べた、ローラ２２が、抜け止め回転自在に外装され
ている。なお、可動アーム３３の下縁の３５は、Ｌ字状
に屈曲された起立片である。切り込み２１の下方の３６
は、ベース板２に形成されているネジ孔で、このネジ孔
３６には、ほぼ七角リング形の調節板３７を固定するた
めの、ネジ３８が螺着自在になる。図４ならびに図５上
方の３９は、螺旋状のスプリングで、このスプリング３
９は、ボルト軸２６に外装されると共に、一端４０はベ
ース板２の孔に掛けられ、他端は可動アーム３３に掛け
られて、可動アーム３３の起立片３５を、調節板３７の
サイド壁４１に押圧している。

【００１５】図４右側の７の字形のものは、レバー４２
で、このレバー４２の上端部は、ボルト軸２６に、回転
自在に外装されると共に、この上端部の先縁は、可動ア
ーム３３の上縁に固定さている。レバー４２の下端部に
は、鉄片４３が固定されており、この鉄片４３は、近接
スイッチ３１の近くを通過自在になる。なお、図１の上
方に、一点鎖線の小円で示されている５０は、図３に示
されるように、円錐台形の小さな突起である。この突起
５０は、図３の（Ｂ）に示されるように、台形の底上方
で、フード１９に固定されて、台形の底下方は、外周部
６Ｂの外縁全周に形成された溝５１に、スライド自在に
突出されている。突起５０は、搬送されている硬貨の重
なりを、防止するためのものである。

【００１６】すなわち、同一種類の硬貨が多量に、ホッ
パーヘッド内にバラ積みされて、大きな回転ディスク６
Ａが、図１において、反時計方向に高速回転されると、
外周部６Ｂにおいて、硬貨二個が重なって送られてくる
場合がある。このときに、上に重なっている外周側の硬
貨が、突起５０に衝突することになって、結果として、
上に重なった硬貨一個のみを、ひっくり返すようにし
て、落下させることになる。なお、溝５１は、外周部６
Ｂと突起５０との間に、硬貨が噛み込むのを、未然に防
止するためのものである。

【実施例】 上述の構成からなる本実施例は、図示を省
略したが、円筒形のフード１９の上に、適宜に、横穴の
開いた鍋形のホッパーヘッドを取り付け、このホッパー
ヘッド内に、円板体である、同一の硬貨群をバラ積みに
し、回転ディスク６Ａの駆動軸（図示略）を回転する
と、回転ディスク６Ａが、図１において、反時計方向に
回転されることになる。

【００１７】かくして、図１の下方において、バラ積み
になっている、円板体の硬貨群（図示略）の一個の硬貨
Ｃ１は、回転ディスク６Ａの内側ピン８Ａによって引っ
掛けられ、上方に搬送されることになる。内側のピン８
Ａによって、上方に搬送されている硬貨は、上方に搬送
されるにつれ、自重によって落下しそうになるが、図１
の硬貨Ｃ２に示されるように、硬貨Ｃ２は、外周縁９Ｂ
の段部に支持されて、落下することがなく、さらに上
方、反時計方向に搬送されることになる。ピン８Ａと外
周縁９Ｂとによって、反時計方向に搬送される硬貨は、
最も上の位置にくると、図１に示されるように、硬貨Ｃ
は、出口ナイフ１０の上縁１０Ｂによってガイドされ、
この出口ナイフ１０と外側のピン８Ｂとによって、硬貨
Ｃは、さらに、図１の左側方向に、押し出されることに
なる。

【００１８】図１において、左側方向に送り出される硬
貨Ｃは、上下に移動自在なローラ２２を通過することに
なる。すなわち、上方の出口ナイフ１０の上縁１０Ｂに
沿って、押し出されて通過する硬貨Ｃが、ローラ２２
を、スプリング３９（図４、図５参照）に抗して押し上
げることになる。ローラ２２が押し上げられると、図２
に示されるように、可動アーム３３が、ボルト軸２６を
中心に回転して、調節アーム４２が、図２の鎖線位置に
回動することになり、鉄片４３が、近接スイッチ３１を
通過して、この近接スイッチ３１が作動されることにな
り、結果として、硬貨Ｃの計数が行われることになる。

【００１９】なお、図１ならびに図２は、最も大きい直
径をもつ硬貨の場合を示している。すなわち、調節板３
７の最も外側のサイド壁と、可動アーム３３の起立片３
５とを、スプリング３９の弾力によって接触するよう
に、調節板３７を回転して調節し、そののち、ネジ３８
で調節板３７を固定する。つぎに、起立片３２によっ
て、調節アーム２４をボルト軸２６中心に回転して、長
孔２８の下端をネジ孔２９に連通し、この位置で調節ア
ーム２４をネジ３０で固定した場合である。言い換える
と、ローラ２２が上方に移動したときに、すなわち、可
動アーム３３ならびにレバー４２が、図２において、反
時計方向に回転したときに、鉄片４３が、近接スイッチ
３１を通過するように、調節アーム２４の位置を決め
て、ネジ３０で固定する場合である。

【００２０】図５は、最も小さい直径をもつ硬貨の場合
を示している。すなわち、調節板３７の、最も距離Ｌの
短いサイド壁４１と、可動アーム３３の起立片３５と
を、スプリング３９によって接触するように、調節板３
７を回転して調節し、こののち、調節板３７をネジ３８
で固定しておき、つぎに、調節アーム２４を回動して、
長孔２８の上端をネジ孔２９に連通し、ネジ３０で調節
アーム２４を固定した場合である。したがって、所望の
硬貨を使用する場合には、基準となる出口ナイフ１０の
上縁１０Ｂと、ローラ２２との距離を、使用硬貨の直径
に適合するように、七角リング形になる、調節板３７の
サイド壁を選択して、ネジ３８で固定する。言い換える
と、調節板３７をネジ孔３６中心に回転しつつ、スプリ
ング３９、起立片３５、可動アーム３３などを介在し
て、ローラ２２の位置を変化し、使用硬貨の直径に適合
する、ローラ２２の位置を選択して、調節板３７をネジ
３０で固定する。

【００２１】こののち、ローラ２２が上方に移動された
ときに、すなわち、使用硬貨が、ローラ２２を移動した
ときに、鉄片４３が、近接スイッチ３１を通過するよう
に、調節アーム２４の位置を、ボルト軸２６中心に回転
変化して調節し、その位置を決めてネジ３０で固定す
る。なお、調節板３７は、実施例では、七角のリング形
としたが、対象とする硬貨の種類の数に応じて、三角以
上のリング形、たとえば、五角のリング形などにしても
良いことは、勿論である。また、実施例では、硬貨の計
数手段として、無接触の近接スイッチ３１と鉄片４３と
の組み合わせにしたが、磁石とリード・スイッチとの組
み合わせ、あるいは、接触式のスナップ・スイッチなど
を使用するようにしても良いことは、勿論である。

【００２２】

【発明の効果】 以上のようになる本発明の円板体送出
装置は、使用する円板体の直径に応じて、簡単な手動の
調節操作で、直径変更できるため、具体的には、たとえ
ば、両替機などの、硬貨の取り扱い機に収納してあった
硬貨を、別の金種の硬貨に入れ換えて使用する場合に、
簡単な調整操作で直径変更できるため、回転ディスクを
変更するなどの必要がないという、大きな効果が得られ
ることになる。言い換えると、本発明の円板体送出装置
は、簡単な手動操作による調整によって、複数種類の円
板体の、所望の一種類に、簡単に専用化できるため、一
個の装置を有効に使用できるという、大きな利点が得ら
れる。また、本発明の角リング形の調節手段は、ネジに
回転自在であり、かつ、前記ネジで固定されるので、常
に円板体送出装置と一体であり、紛失することがない利
点がある。さらに、検出手段の位置を調整する際も検出
手段に関連する部材に外力が働かないので調整作業がし
易いという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による一実施例を、概略的に示す平面
図である。

【図２】 図１の裏面図である。

【図３】 （Ａ）は、図１の要部を上方から見た、拡大
平面図であり、（Ｂ）は、図１を右側から見た断面図で
ある。

【図４】 図１を右側から見た、拡大側面図である。

【図５】 図２の要部を拡大して示す、斜面図である。

【図６】 従来例を示す斜視図である。

【図７】 図６の要部を示す拡大斜面図である。

【符号の説明】

Ｃ：硬貨（円板体）、 １０Ｂ：上縁（基準面）、 ２２：ローラ（ローラ手段を構成する）、 ２４：調節アーム（検出手段を構成する）、 ３０：ネジ（検出手段を構成する）、 ３１：近接スイッチ（検出手段を構成する）、 ３３：可動アーム（ローラ手段を構成する）、 ３７：調節板（調節手段を構成する）、 ３８：ネジ（調節手段を構成する）、 ３９：スプリング（ローラ手段を構成する）、 ４２：レバー（ローラ手段を構成する）、 ４３：鉄片（ローラ手段を構成する）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G07D 1/00 G07D 3/12 G07F 5/22

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】少なくとも、基準面に沿って送り出されて
   くる円板体により、スプリングの弾力に抗して該円板体
   の出口を開くよう移動自在なローラー手段と、前記円板
   体の直径に対応する位置に前記ローラー手段を設定する
   ため、ネジに回転自在であり、かつ、前記ネジで固定さ
   れる前記ローラー手段が前記スプリングによって接触さ
   れる角リング形の調節手段と、前記ローラー手段の移動
   を検出するための、移動可能な検出手段と、を備えてい
   ることを特徴とする直径変更可能な円板体送出装置。