JP2003123112A - コイン繰出装置 - Google Patents

コイン繰出装置

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JP2003123112A
JP2003123112A JP2001314420A JP2001314420A JP2003123112A JP 2003123112 A JP2003123112 A JP 2003123112A JP 2001314420 A JP2001314420 A JP 2001314420A JP 2001314420 A JP2001314420 A JP 2001314420A JP 2003123112 A JP2003123112 A JP 2003123112A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱うコインの直径を変更する際の各部材
の調整作業を簡単にしたコイン繰出装置11を提供する。 【解決手段】 コイン繰出動作時に、回転する回転円板
13の貫通孔18に入り込んだコインをストッパ部材24にて
繰出経路15へ向けて案内する。繰出経路15へ案内するコ
インは、固定ローラ41と払出ローラ45との間に進入し、
払出ローラ45の作用によって繰出経路15の下流側へ弾き
出る。ストッパ部材24および払出ローラ45は一体的に取
付部材27に取り付ける。取付部材27をベース板12の所定
位置に取り付けることにより、取付部材27のストッパ部
材24および払出ローラ45を固定ローラ41との位置関係が
適正となる位置に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬貨や遊技用のメ
ダルなどのコインが入り込む繰出用開口部を有する回転
円板を回転させてコインを1枚ずつ繰り出すコイン繰出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコイン繰出装置は、例え
ば、特開平10−69556号公報に記載されているよ
うに、ベース板上にコインが1枚ずつ入り込む複数の貫
通孔を有する回転円板が回転自在に配置されているとと
もに、ベース板上で回転円板の周囲の1箇所に回転円板
の回転にて貫通孔に入り込んで送られてくるコインが1
枚ずつ繰り出される繰出経路が設けられている。
【0003】回転する回転円板の貫通孔に入り込んだコ
インは、回転円板の裏面に設けられた突起とベース板か
ら突出するストッパ部材とによって外方の繰出経路へ向
けて案内されながら押し出される。押し出されるコイン
は、繰出経路の一側であって回転円板の回転方向の上流
側に位置される案内部材と繰出経路の他側であって回転
円板の回転方向の下流側に位置される付勢部材との間に
挟まれてその付勢部材を押し広げながら押し出されると
ともに、付勢部材の復帰動作によって外方へ弾き出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなコイン繰出
装置においては、取り扱うコインの直径に対応して、ス
トッパ部材、案内部材および付勢部材の位置関係が決ま
っている。すなわち、異なる直径のコインを処理しよう
とした場合、各部材の位置を個別に調整する必要があ
る。
【0005】しかし、各部材の位置を個別に調整するの
は、調整作業が面倒であるとともに、作業者によって各
部材の位置にばらつきが生じやすく、調整が確実でない
問題があり、しかも、部品交換が多く必要となる問題が
ある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、取り扱うコインの直径を変更する際の各部材の調
整作業を簡単かつ確実にできるとともに、必要とする部
品交換を最小限に抑えることができるコイン繰出装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコイン繰
出装置は、ベース板と、このベース板上に回転自在に配
置され、コインが1枚ずつ入り込む繰出用開口部を有す
る回転円板と、前記ベース板上で回転円板の周囲の一部
に設けられ、回転円板の回転によって繰出用開口部に入
り込んで送られてくるコインが1枚ずつ繰り出される繰
出経路と、前記回転円板の回転によって繰出用開口部に
入り込んで送られてくるコインを繰出経路ヘ向けて誘導
するストッパ部材と、前記ベース板上で繰出経路の一側
に設けられた案内部材と、前記べース板上で繰出経路の
他側に位置され、前記案内部材との間隔が拡縮可能でか
つ案内部材との間隔が狭まる方向へ付勢された付勢部材
と、前記ストッパ部材および付勢部材が設けられ、前記
ベース板に位置調整可能に取り付けられる取付部材とを
具備しているものである。
【0008】そして、この構成では、コイン繰出動作時
において、回転する回転円板の繰出用開口部に入り込ん
だコインは、ストッパ部材によって繰出経路へ向けて案
内され、繰出経路の一側の案内部材と繰出経路の他側の
付勢部材との間に挟まれてその付勢部材を押し広げなが
ら押し出されるとともに、付勢部材の復帰動作によって
繰出経路の下流側へ弾き出される。
【0009】また、取り扱うコインの直径を変更する際
などには、取付部材をベース板の所定位置に取り付ける
ことにより、この取付部材に設けたストッパ部材および
付勢部材が一体的に案内部材との位置関係が適正となる
位置に配置される。
【0010】請求項2記載のコイン繰出装置は、ベース
板と、このベース板上に回転自在に配置され、コインが
1枚ずつ入り込む繰出用開口部を有する回転円板と、前
記ベース板上で回転円板の周囲の一部に設けられ、回転
円板の回転によって繰出用開口部に入り込んで送られて
くるコインが1枚ずつ繰り出される繰出経路と、前記回
転円板の回転によって繰出用開口部に入り込んで送られ
てくるコインを繰出経路ヘ向けて誘導するストッパ部材
と、前記ベース板上で繰出経路の一側に位置される案内
部材と、前記べース板上で繰出経路の他側に位置され、
前記案内部材との間隔が拡縮可能でかつ案内部材との間
隔が狭まる方向へ付勢された付勢部材と、前記ストッパ
部材および案内部材が設けられ、前記ベース板に位置調
整可能に取り付けられる取付部材とを具備しているもの
である。
【0011】そして、この構成では、コイン繰出動作時
において、回転する回転円板の繰出用開口部に入り込ん
だコインは、ストッパ部材によって繰出経路へ向けて案
内され、繰出経路の一側の案内部材と繰出経路の他側の
付勢部材との間に挟まれてその付勢部材を押し広げなが
ら押し出されるとともに、付勢部材の復帰動作によって
繰出経路の下流側へ弾き出される。
【0012】また、取り扱うコインの直径を変更する際
などには、取付部材をベース板の所定位置に取り付ける
ことにより、この取付部材に設けたストッパ部材および
案内部材が一体的に付勢部材との位置関係が適正となる
位置に配置される。
【0013】請求項3記載のコイン繰出装置は、請求項
1または2記載のコイン繰出装置において、取付部材に
案内部材と付勢部材との間隔が拡縮される方向に対応し
て長い取付用長孔が設けられ、取付部材が取付用長孔と
この取付用長孔を通じてベース板に螺着される取付ねじ
とによってべース板にスライド可能に取り付けられてい
るものである。
【0014】そして、この構成では、取付ねじを緩めた
状態で取付部材の所定位置へのスライドが可能となり、
取付部材が所定位置に位置した状態で取付ねじを締め付
けることで取付部材が固定される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0016】図1はコイン繰出装置の平面図であり、図
2はコイン繰出装置の調整ユニットを示し、(a)は平面
図、(b)は一部を省略した側面図であり、図3はコイン
繰出装置の小径コイン用に調整した状態の平面図であ
り、図4はコイン繰出装置の大径コイン用に調整した状
態の平面図である。
【0017】本実施の形態のコイン繰出装置11が取り扱
うコインとしては遊技用のメダルMを示し、このメダル
Mには、直径25mmの小径メダルMSと、直径30mm
の大径メダルMLとがある。そして、これらのメダルMS,
MLは径差が大きいため、同じ設定のコイン繰出装置11で
は両方を繰り出すことができない。
【0018】どちらのメダルMS,MLが利用されるかは、
遊技店毎や店内のコーナ毎に定まっており、混在するこ
とはない。但し、遊技店の方針変更によって小径メダル
MSを大径メダルMLに変更したり、店内の模様替えによっ
て大径メダル対応のコイン繰出装置を搭載した機器を小
径メダル対応コーナヘ移動させる場合がある。また、遊
技店の都合は別にしても、製造レベルで考えると、部品
を共通化するとともに、切り替え作業が容易なことが好
ましい。
【0019】コイン繰出装置11は、遊技機やメダル貸機
などに搭載され、指定された枚数のメダルを1枚ずつ繰
り出す。
【0020】そして、コイン繰出装置11は、ベース板12
を有し、このベース板12上に回転円板13が回転自在に配
置され、この回転円板13の周囲上方にメダルMを貯留す
るとともに回転円板13上に導く図示しないホッパが配置
され、ベース板12上で回転円板13の周囲の1箇所にメダ
ルMを1枚ずつ繰り出す繰出口14を有する繰出経路15が
設けられている。
【0021】回転円板13は、ベース板12を貫通する駆動
軸17の上端に固定され、図示しない駆動部としてのモー
タによって駆動軸17と一体に繰出回転方向Fへ回転駆動
されるもので、小径メダル用回転円板13Sおよび大径メ
ダル用回転円板13Lを有し、取り扱うメダルの直径に応
じていずれか一方が用いられる。
【0022】小径メダル用回転円板13Sの周縁部には、
小径メダル用回転円板13Sの上面から下面に貫通開口さ
れる繰出用開口部として複数の貫通孔18が円周方向に等
間隔に形成されている。本実施の形態では、貫通孔18の
直径が小径メダルMSの直径25mmよりやや大きく、貫
通孔18の数が5個とされており、各貫通孔18内に水平状
態の小径メダルMSが1枚ずつ入り込むように構成されて
いる。
【0023】大径メダル用回転円板13Lには、大径メダ
ル用回転円板13Lの上面から下面に貫通開口される繰出
用開口部として複数の貫通孔18が円周方向に等間隔に形
成されている。本実施の形態では、貫通孔18の直径が大
径メダルMLの直径30mmよりやや大きく、貫通孔18の
数が3個とされており、各貫通孔18内に水平状態の大径
メダルMLが1枚ずつ入り込むように構成されている。
【0024】回転円板13の下面には、各貫通孔18の厚み
方向の下部域から回転円板13の外径部まで連通開口され
るとともに回転円板13の繰出回転方向Fと反対側へ向け
て傾斜される繰出溝19が形成されている。回転円板13の
貫通孔18および繰出溝19以外の部分とベース板12の上面
との間隔はメダルMの厚みより小さい間隔に設定される
とともに、回転円板13の繰出溝19の部分とベース板12の
上面との間隔はメダルMの1枚分の厚みより大きく2枚
分の厚みより小さく、メダルMが1枚ずつ通過可能な寸
法に設定されている。
【0025】隣り合う繰出溝19の各間には、回転円板13
の繰出回転方向Fと反対方向にヘ向けてその方向の貫通
孔18の外周に沿った円弧状の押出部20が放射状に形成さ
れ、これら押出部20には回転円板13の同一円周位置に対
応して切欠溝21が形成されている。
【0026】また、回転円板13の周囲には、繰出口14の
領域を除いて、回転円板13の繰出溝19からのメダルMの
飛び出しを規制する図示しない周壁部が配置されてい
る。
【0027】また、繰出口14の付近位置において、回転
円板13の下面に対向する位置には回転円板13の回転によ
って貫通孔18に入り込んで送られてくるメダルMを繰出
口14ヘ向けて誘導するストッパ部材24が配置され、ベー
ス板12上の繰出経路15の一側であって回転円板13の繰出
回転方向Fの上流側には案内部材25が立設され、べース
板12上の繰出経路15の他側であって回転円板13の繰出回
転方向Fの下流側には案内部材25との間隔が拡縮可能で
かつ案内部材25との間隔が狭まる方向へ付勢された付勢
部材26が配置されている。ストッパ部材24および付勢部
材26はベース板12の下面に位置調整可能に取り付けられ
る取付部材27に取り付けられており、これらによって調
整ユニット28が構成されている。
【0028】ストッパ部材24は、水平部31およびこの水
平部31の一側縁から折曲された垂直部32を有し、水平部
31の一端側に取付部材27に揺動可能に取り付けられる引
掛部33が形成され、垂直部32の他端側に水平部31より上
方へ突出するストッパ部34が突設されている。ストッパ
部34は、調整ユニット28の取付位置に対応してべース板
12に形成されたストッパ部材用長孔35を通じてベース板
12上に下方から突出する突出位置とベース板12上から下
方へ退避する退避位置との間を進退可能すなわち引掛部
33を支点として揺動可能としており、突出位置をとるよ
うに図示しないスプリングなどのストッパ部材付勢手段
によって付勢されている。ベース板12上に突出するスト
ッパ部34の位置は、回転円板13の押出部20の切欠溝21内
に進入する位置にあり、突出位置にあるストッパ部34が
回転円板13と干渉しないように構成されている。さら
に、ストッパ部34は回転円板13の回転中心に対して略直
角となる向きに配置されている。
【0029】ストッパ部34の回転円板13の繰出回転方向
Fに対向する面つまり繰出回転方向Fの上流側の面には
突出位置においてベース板12の上面に対して略垂直状と
なる係止部36が形成され、回転円板13の繰出回転方向F
の下流側で係止部36と反対側の面には斜めの逃げ部37が
形成されている。逃げ部37は、メダルMの詰まり解除動
作時などに回転円板13を繰出回転方向Fに対して逆転さ
せる際に、メダルMなどによってストッパ部34が容易に
押し下げられるように構成されている。
【0030】案内部材25は、ベース板12上に立設される
ローラ軸40に回転自在の固定ローラ41を有している。
【0031】付勢部材26は、ローラ軸44に回転自在の払
出ローラ45を有し、この払出ローラ45のローラ軸44が取
付部材27に形成されたローラ軸用長孔46を通じて取付板
材27の下面側に配置される揺動部材47に先端に軸支され
ている。揺動部材47の基端は揺動軸48によって取付部材
27に軸支され、揺動部材47と取付部材27との間に払出ロ
ーラ45を固定ローラ41との間隔が狭まる方向に付勢する
付勢手段としての引張ばね49が張設されている。払出ロ
ーラ45は、調整ユニット28の取付位置に対応してベース
板12に形成された付勢部材用長孔としての払出ローラ用
長孔50を通じてベース板12上に突出され、固定ローラ41
との間隔が拡縮可能でかつ固定ローラ41との間隔が狭ま
る方向へ付勢され、固定ローラ41に最も接近したときの
間隔は処理するメダルMの直径より小さい寸法となるよ
うに設定されている。
【0032】取付部材27は、ベース板12の下面に接合状
態に取り付けられるもので、一端から下方へ折曲されて
ストッパ部材24の引掛部33が揺動可能に引掛係合される
とともに引張ばね49の一端が引っ掛けられる折曲部53が
形成されている。取付部材27の複数箇所には取付用長孔
54が形成されており、これら各取付用長孔54を通じて各
取付ねじ55を調整ユニット28の取付位置に対応してベー
ス板12の複数箇所に設けられた各ねじ孔56に螺着して締
め付けることにより、取付部材27がベース板12の下面に
取り付けられる。取付部材27の各取付用長孔54は、回転
円板13の回転中心に対して略直角となる方向に長く、つ
まり固定ローラ41とストッパ部材24および払出ローラ45
との間隔が拡縮される方向に対応して長く形成されてい
る。各取付用長孔54の形状は、図1および図2に示すよ
うに取付ねじ55に取付用長孔54の一端が当接した状態で
小径メダル用の取付位置に対応し、取付ねじ55に取付用
長孔54の他端が当接した状態で大径メダル用の取付位置
に対応している。
【0033】また、ベース板12上には、繰出経路15を通
じて繰り出されるメダルMを計数するための例えばホト
インタラプタなどの計数センサ59が配設されている。
【0034】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0035】まず、メダルMの繰出動作について説明す
る。このメダルMの繰出動作は、小径メダルMSおよび大
径メダルMLとも同様である。
【0036】回転円板13を繰出回転方向Fに回転させる
ことにより、図示しないホッパから回転円板13上に導か
れていて回転円板13上で水平状態にあるメダルMが回転
円板13の各貫通孔18に入り込む。
【0037】各貫通孔18に入り込んだメダルMは、ベー
ス板12の上面に接合して回転円板13と一体的に摺動移動
するとともに、回転円板13の回転による遠心力によって
外径方向へ移動して繰出溝19内に厚み方向1枚状態で入
り込む。
【0038】メダルMが入り込んだ貫通孔18が繰出口14
の領域を除く位置にあるときには、繰出口14の領域を除
いて回転円板13の周囲に配置されている図示しない周壁
部によって回転円板13の繰出溝19からのメダルMの飛び
出しが規制され、回転円板13とともにメダルMが回転移
動する。
【0039】メダルMが入り込んだ貫通孔18が繰出口14
の領域にくることにより、送られてきたメダルMは、周
壁部がなくなることで遠心力によって繰出溝19の外径方
向へ移動しつつ、ベース板12から突出するストッパ部材
24のストッパ部34に当接して移動方向が繰出口14へ向け
て誘導されるとともに、繰出回転方向Fの上流側の押出
部20によって繰出口14へ向けて押し出される。
【0040】ストッパ部材24と押出部20とによってメダ
ルMは、繰出経路15の固定ローラ41と払出ローラ45との
間に押し出される。このとき、払出ローラ45は固定ロー
ラ41との間隔がメダルMの直径より小さくなる位置に引
張ばね49で付勢されているため、メダルMで払出ローラ
45を付勢に抗して押し広げながら押し出される。
【0041】メダルMの最大直径部が固定ローラ41と払
出ローラ45との間から押し出されることにより、払出ロ
ーラ45の引張ばね49の付勢による復帰動作によってメダ
ルMが繰出経路15の下流側へ弾き出される。
【0042】このようにして、回転円板13のメダルMが
入り込んだ各貫通孔18が繰出口14の領域に到達する毎
に、ストッパ部材24と押出部20との作用によってメダル
Mが繰出口14へ押し出されるとともに、固定ローラ41と
払出ローラ45との作用によってメダルMが繰出経路15の
下流側へ弾き出され、メダルMが1枚ずつ繰り出され
る。
【0043】そして、図3に示すように、コイン繰出装
置11が小径メダルMSを取り扱う小径メダル用仕様の場合
には、固定ローラ41とストッパ部材24との間に小径メダ
ルMSが入ったときに所定の遊び量aが設定されていると
ともに、固定ローラ41と払出ローラ45との間に小径メダ
ルMSが入ったときの払出ローラ45の揺動量つまり押し広
げ量bが所定量に設定されている。
【0044】また、コイン繰出装置11を小径メダル用仕
様から大径メダル用仕様に変更する場合には、小径メダ
ル用回転円板13Sを外し、大径メダル用回転円板13Lに交
換する。
【0045】調整ユニット28の取付部材27をベース板12
に固定している各取付ねじ55を緩め、取付部材27の各取
付用長孔54の一端が取付ねじ55に当接している状態から
各取付用長孔54の他端が取付ねじ55に当接する状態に移
動させ、すなわち取付部材27を固定ローラ41から離反す
る方向へ移動させ、各取付ねじ55を締め付けて取付部材
27をベース板12に固定する。
【0046】これにより、固定ローラ41とストッパ部材
24との間に大径メダルMLが入ったときに所定の遊び量c
が設定されるとともに、固定ローラ41と払出ローラ45と
の間に大径メダルMLが入ったときの払出ローラ45の揺動
量つまり押し広げ量dが所定量に設定される。
【0047】また、コイン繰出装置11を大径メダル用仕
様から小径メダル用仕様に変更する場合には、大径メダ
ル用回転円板13Lを外し、小径メダル用回転円板13Sに交
換する。
【0048】調整ユニット28の取付部材27をベース板12
に固定している各取付ねじ55を緩め、取付部材27の各取
付用長孔54の他端が取付ねじ55に当接している状態から
各取付用長孔54の一端が取付ねじ55に当接する状態に移
動させ、すなわち取付部材27を固定ローラ41に接近する
方向へ移動させ、各取付ねじ55を締め付けて取付部材27
をベース板12に固定する。
【0049】このように、取付部材27にストッパ部材24
および払出ローラ45を一体的に取り付け、この取付部材
27をベース板12の対応する所定位置に取り付けることに
より、ストッパ部材24および払出ローラ45を一緒に固定
ローラ41との位置関係が適正となる位置に配置すること
ができ、取り扱うメダルMの直径を変更する際の各部材
の調整作業が簡単でかつ確実にできるとともに、必要と
する部品交換を最小限に抑え、無駄を少なくできる。し
かも、異なる直径のメダルMの仕様に対して、部品の共
通部分が多くなるので、生産性を向上できる。
【0050】さらに、取付部材27に固定ローラ41と払出
ローラ45との間隔が拡縮される方向に長い取付用長孔54
に設け、取付部材27を取付用長孔54とこの取付用長孔54
を通じてベース板12に螺着される取付ねじ55とによって
べース板12にスライド可能に取り付けるので、取付ねじ
55を緩めた状態で取付部材27を対応する所定位置にスラ
イドさせることができ、調整作業を簡単にできる。
【0051】また、固定ローラ41とストッパ部材24との
間にメダルMS,MLが入ったときの遊び量a,cを略等し
くすることにより、メダルMS,MLが同一の軌道を描いて
繰り出されるようになり、スムーズな繰出動作が可能と
なる。
【0052】また、固定ローラ41と払出ローラ45との間
にメダルMS,MLが入ったときの払出ローラ45の揺動量つ
まり押し広げ量b,dを略等しくすることにより、固定
ローラ41と払出ローラ45との間から弾き出されるメダル
MS,MLの速度が同じなり、スムーズな繰出動作が可能と
なる。
【0053】なお、前記実施の形態では、取付部材27に
ストッパ部材24および払出ローラ45を一体的に取り付け
たが、払出ローラ45と固定ローラ41との位置を代えて、
固定ローラ41をストッパ部材24とともに取付部材27に一
体的に取り付け、この取付部材27をベース板12の対応す
る所定位置に取り付けることにより、ストッパ部材24お
よび固定ローラ41を払出ローラ45との位置関係が適正と
なる位置に配置することができ、この場合にも、前記実
施の形態と同様の作用効果が得られる。
【0054】また、回転円板13の繰出用開口部は、貫通
孔18に限らず、例えば繰出溝19の部分も上下に開口され
て回転円板13の外径部まで連通した溝部に形成してもよ
い。この場合、繰出口14の領域に、溝部内に入り込んで
ベース板12上に接する厚み方向1枚のメダルMのみが繰
出口14側に繰出可能とする厚み規制部材を用いることに
より、繰出口14へメダルMを1枚ずつ繰り出すことがで
きる。
【0055】また、案内部材25は、回転自在とした固定
ローラ41に限らず、回転しないローラ、ピン、案内板な
どを用いても、同様の作用効果を奏する。
【0056】また、ストッパ部材24は、板材でなく、ピ
ンなどの棒材でもよく、同様の作用効果を奏する。
【0057】また、コイン繰出装置11が取り扱うコイン
は、メダルMに限らず、硬貨の場合にも適用でき、同様
の作用効果を奏する。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載のコイン繰出装置によれ
ば、取付部材にストッパ部材および付勢部材を設け、こ
の取付部材をベース板の所定位置に取り付けることによ
り、ストッパ部材および付勢部材を案内部材との位置関
係が適正となる位置に配置することができ、取り扱うコ
インの直径を変更する際の各部材の調整作業が簡単かつ
確実にできるとともに、必要とする部品交換を最小限に
抑え、無駄を少なくでき、しかも、共通部分が多くなる
ので、生産性を向上できる。
【0059】請求項2記載のコイン繰出装置によれば、
取付部材にストッパ部材および案内部材を設け、この取
付部材をベース板の所定位置に取り付けることにより、
ストッパ部材および案内部材を付勢部材との位置関係が
適正となる位置に配置することができ、取り扱うコイン
の直径を変更する際の各部材の調整作業を簡単かつ確実
にできるとともに、必要とする部品交換を最小限に抑
え、無駄を少なくでき、しかも、共通部分が多くなるの
で、生産性を向上できる。
【0060】請求項3記載のコイン繰出装置によれば、
請求項1または2記載のコイン繰出装置の効果に加え
て、取付部材に案内部材と付勢部材との間隔が拡縮され
る方向に長い取付用長孔に設け、取付部材を取付用長孔
とこの取付用長孔を通じてベース板に螺着される取付ね
じとによってべース板にスライド可能に取り付けるの
で、取付ねじを緩めた状態で取付部材を所定位置にスラ
イドさせることができ、調整作業を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すコイン繰出装置の
平面図である。
【図2】同上コイン繰出装置の調整ユニットを示し、
(a)は平面図、(b)は一部を省略した側面図である。
【図3】同上コイン繰出装置の小径コイン用に調整した
状態の平面図である。
【図4】同上コイン繰出装置の大径コイン用に調整した
状態の平面図である。
【符号の説明】
11 コイン繰出装置 12 ベース板 13,13S,13L 回転円板 15 繰出経路 18 繰出用開口部としての貫通孔 24 ストッパ部材 25 案内部材 26 付勢部材 27 取付部材 54 取付用長孔 55 取付ねじ M,MS,ML コインとしてのメダル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース板と、 このベース板上に回転自在に配置され、コインが1枚ず
    つ入り込む繰出用開口部を有する回転円板と、 前記ベース板上で回転円板の周囲の一部に設けられ、回
    転円板の回転によって繰出用開口部に入り込んで送られ
    てくるコインが1枚ずつ繰り出される繰出経路と、 前記回転円板の回転によって繰出用開口部に入り込んで
    送られてくるコインを繰出経路ヘ向けて誘導するストッ
    パ部材と、 前記ベース板上で繰出経路の一側に設けられた案内部材
    と、 前記べース板上で繰出経路の他側に位置され、前記案内
    部材との間隔が拡縮可能でかつ案内部材との間隔が狭ま
    る方向へ付勢された付勢部材と、 前記ストッパ部材および付勢部材が設けられ、前記ベー
    ス板に位置調整可能に取り付けられる取付部材とを具備
    していることを特徴とするコイン繰出装置。
  2. 【請求項2】 ベース板と、 このベース板上に回転自在に配置され、コインが1枚ず
    つ入り込む繰出用開口部を有する回転円板と、 前記ベース板上で回転円板の周囲の一部に設けられ、回
    転円板の回転によって繰出用開口部に入り込んで送られ
    てくるコインが1枚ずつ繰り出される繰出経路と、 前記回転円板の回転によって繰出用開口部に入り込んで
    送られてくるコインを繰出経路ヘ向けて誘導するストッ
    パ部材と、 前記ベース板上で繰出経路の一側に位置される案内部材
    と、 前記べース板上で繰出経路の他側に位置され、前記案内
    部材との間隔が拡縮可能でかつ案内部材との間隔が狭ま
    る方向へ付勢された付勢部材と、 前記ストッパ部材および案内部材が設けられ、前記ベー
    ス板に位置調整可能に取り付けられる取付部材とを具備
    していることを特徴とするコイン繰出装置。
  3. 【請求項3】 取付部材に案内部材と付勢部材との間隔
    が拡縮される方向に対応して長い取付用長孔が設けら
    れ、取付部材が取付用長孔とこの取付用長孔を通じてベ
    ース板に螺着される取付ねじとによってべース板にスラ
    イド可能に取り付けられていることを特徴とする請求項
    1または2記載のコイン繰出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2525289A (en) * 2014-02-24 2015-10-21 Symotor Seiko Coin counting apparatus

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